JP3306587B2 - 緩衝式防護柵 - Google Patents

緩衝式防護柵

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JP3306587B2 JP21767399A JP21767399A JP3306587B2 JP 3306587 B2 JP3306587 B2 JP 3306587B2 JP 21767399 A JP21767399 A JP 21767399A JP 21767399 A JP21767399 A JP 21767399A JP 3306587 B2 JP3306587 B2 JP 3306587B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の走行方向に
沿って路面に連続して設置される防護柵に関し、より詳
しくは、車両衝突時の衝撃力を吸収して緩和する緩衝体
が、上下に二分した躯体間に介在されてなる緩衝式防護
柵に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、道路の路側や中央分離帯には防護
柵を敷設し、車両が路側を越えて道路外に逸脱したり、
中央分離帯を越えて対向車線に突入することを防止して
いる。従来、上記目的で敷設される剛性防護柵(主に、
コンクリート製)は、端面形状において、下部両側を下
方漸開状の緩やかな傾斜面に形成し、該緩やかな傾斜面
に連設せる上部両側を急傾斜面になすとともに、その長
さを長尺化してなる所謂ニュージャージー型(NJ型)
やフロリダ型(F型)といったものがあり、かかる剛性
防護柵は、地盤面に設けられた基礎コンクリートと一体
化して敷設されている。このような従来の防護柵にあっ
ては、剛性の壁体が地盤面から一体的に起立することと
なるから、該防護柵に車両が衝突した際には衝撃力が衝
突点に集中荷重として作用する。従って、衝撃力が非常
に大きくなり、車両の破損が著しく、又、人命も危ぶま
れるとともに、車両やコンクリートの破片が車道上に飛
散し、他の車両の交通を阻害して二次事故を引き起こす
という問題点を有していた。
【0003】そこで、このような不都合を解消するもの
として、実公平5−10013号公報には、コンクリー
ト壁高欄を地表部に設置される下部コンクリート壁体
と、該下部コンクリート壁体の頂部に重ねられる上部コ
ンクリート壁体とに分離し、両壁体との間に均一の厚み
を呈するクッション材がその対向面の全面にわたって設
けられるとともに、対向面の中央部に下部及び上部コン
クリート壁体を連結する金属部材が設けられてなるもの
が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
コンクリート壁高欄にあっては、下部コンクリート壁体
と上部コンクリート壁体との間に均一厚みをなすクッシ
ョン材が対向面の全面にわたって施されてなるが、該ク
ッション材が車両衝突時の衝撃を受けて傾倒する上部コ
ンクリート壁体を効果的に受承する部位は、コンクリー
ト壁体の幅方向の端部付近のみであって、その余幅方向
の中央部付近に位置するクッション材が有効に作用しな
い。また、幅方向の中央部で両壁体を連結する構造か
ら、上部コンクリート壁体の傾倒時には、その端部側程
対向面間の離隔距離が大きくなるにも拘らず、前記の如
き均一厚みに形成されたクッション材では、端部におけ
る変形度合いが不足して車両衝突による衝撃力を吸収仕
切れず、上部コンクリート壁体が傾倒しすぎて下部コン
クリート壁体と当接し、延いては転倒するという恐れが
あった。
【0005】本発明は、上記の如き従来の問題点に鑑み
てなされたもので、上下に二分せる躯体間に緩衝体を
けた剛性の防護柵において、その躯体間に支持部を具備
させることで、車両衝突時の衝撃力の緩和能力に優れて
衝突車両の損傷並びにドライバーの負傷を軽微に止どめ
るとともに、衝突車両退避後の原状復帰能力に富む安全
性が高い緩衝式防護柵を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明の請求項1記載の緩衝式防護柵1
は、上部躯体2下部躯体3の界面2a、3a間に緩衝
体を介在させ、車両走行側に位置する上、下部躯体2、
3の側壁を対車壁面17となして車両の走行方向に沿っ
て路面に設置される緩衝式防護柵において、前記界面2
a、3a間に設けた支持部30と界面2a、3aの一方
又は両方が非嵌合状態で当接してなること特徴とするも
のである。かかる構成からなる緩衝式防護柵1にあって
は、上部躯体2の自重が支持部30により支持されてな
るため、常時においては緩衝体への載荷が少なくなって
弾性体からなる緩衝体の疲労、劣化が未然に防止され
延命が図れるとともに、該緩衝式防護柵1を多数個車両
の走行方向に沿って連設した道路にあって、走行車両が
誤って前記緩衝式防護柵1を構成する上部躯体2の対車
壁面17に衝突すると、その衝撃力を受けた上部躯体2
が車両衝突側と反対側に傾倒し上、下部躯体2、3の
界面2a、3a間に設けられた緩衝体が圧縮され弾性
形を起こして縮むことにより、その衝撃力が吸収、緩
和される。この際、非嵌合状態で相接する支持部30と
界面2a、3aとの当接部を支点とした回動可能な構造
によって上部躯体2を側壁方向へより動き易くする
で、前記衝撃力吸収、緩和が更に効率的に行われて衝
突車両の損傷やドライバーの負傷を未然に防止すること
ができる。 又、衝撃力が退避した後に、前記圧縮変形せ
る緩衝体の弾性反発力により傾倒せる上部躯体2車両
衝突側へ押し戻される際にも、上部躯体2を回動可能と
なす支持部30の存在によりスムーズに原状に起立せし
めて交通の安全を確保することができる。
【0007】本発明の緩衝式防護柵1は、請求項記載
の如く、請求項1記載の緩衝式防護柵1において、下部
躯体3を通し、上部躯体2と基礎コンクリート11とを
連結する連結部材7cが設けられてなるものである。か
かる構成からなる緩衝式防護柵1にあっては、上、下部
躯体2、3及び基礎コンクリート11が一の連結部材7
cにより連結され、界面2a、3a間に緩衝体を介して
なる防護柵全体の一体性が強固になるとともに、基礎コ
ンクリート11から上部躯体2に至る連結部材7cが必
然的に長尺化するために、その弾性及び靱性力も増大し
て緩衝体による衝撃力の吸収、緩和並びに上部躯体2の
原状復帰作用を助勢する効果も一層高まり、緩衝式防護
柵1全体を安全な構造となすことができる。
【0008】本発明の緩衝式防護柵1は、請求項記載
の如く、請求項1記載の緩衝式防護柵1における上部躯
体2及び下部躯体3が連結部材7aによって連結されて
るものである。かかる構成からなる緩衝式防護柵1に
あっては、連結部材7aの弾性及び靱性力により、緩衝
体による衝撃力の吸収、緩和並びに上部躯体2の原状復
帰作用を助勢し、且つ極度な衝撃力に対しても連結部材
7aの強靱な締結力により上、下部躯体2、3が一体化
して上部躯体2の移動や転倒を阻止することができる。
【0009】本発明の緩衝式防護柵1は、請求項記載
の如く、請求項1乃至の何れかに記載の緩衝式防護柵
緩衝体が車両走行方向に断続してなるものである。
かかる構成からなる緩衝式防護柵1にあっては、上、下
部躯体2、3の界面2a、3a間に空所16が形成さ
れ、防護柵によって区画された車線間が断続的に連通す
るから、走行車両が発する騒音や排気ガスが前記空所1
6内を透過し、滞留せずに消音、拡散することで道路環
境が保全されるとともに、緩衝体の使用量が減少して一
連の防護柵を安価に構成することができる。
【0010】本発明の緩衝式防護柵1は、請求項記載
の如く、請求項1乃至の何れかに記載の緩衝式防護柵
1における対車壁面17の一方が直面18に形成され、
端面視略L字状に形成されてなるものである。かかる構
成からなる緩衝式防護柵1によれば、対車壁面17側を
車道となし、且つ他方直面18側を歩道や自転車道等と
なすことが可能で、道路の路側における交通の安全をも
確保することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態につい
て、図面を参酌しつつ説明する。1は、図1(イ)乃至
(ハ)に示す如く、本発明の第一実施形態に係る緩衝式
防護柵であり、以下、該緩衝式防護柵1の長さ方向(同
図(イ)、(ロ)における左右方向)を道路方向、又、
両側面間にわたる方向(同図(ハ)における左右方向)
を側壁方向という。前記緩衝式防護柵1は、剛性体(主
に、コンクリート製)からなる上部躯体2及び下部躯体
3と、該上、下部躯体2、3間に介在する緩衝体(弾性
体)としてのクッション材4とから構成され、上、下部
躯体2、3の側壁方向に位置する両側面を対車壁面17
となして車両の走行方向(道路方向)に沿い、且つ、そ
の両端における接続壁8相互間にもクッション材4を介
在して道路面Rに帯状に敷設されてなる。ここで、上部
躯体2の対車壁面17は、上方で少許漸縮する急傾斜面
に形成されるとともに、その底部をなす界面2aが凸状
の屈曲面に形成され、又、下部躯体3の上面をなす界面
3aの略中央部に、前記界面2aの最突出面と非嵌合状
態で当接すべく、支持部30として断面略台形状をなす
凸部3cが突設されるとともに、その両側に位置する対
車壁面17が下方漸開状の緩やかな傾斜面に形成され、
該傾斜面にアンカーボルト埋設孔9が側壁方向に対をな
して穿設されてなる。又、緩衝体をなすクッション材4
は、図(イ)及び(ロ)に示す如き帯状で、前記界面
2aの突設せる屈曲面に添うべく、その上面を傾斜面に
形成することで端部4c側に向けて漸開状に形成されて
なる。尚、かかるクッション材4は、界面2a、3a間
にあって前記支持部30の両側に位置すべく左右対称状
に分断されてなるが、同図(ハ)に示す如く、相互の上
面に薄手の連結マット28を設けて左右一体的に連結す
ることも可能である。そして、上記クッション材4が
上、下部躯体2、3の界面2a、3aに夫々固着される
ことで、三者が一体的に連結されてなる。而して、上記
緩衝体を構成するクッション材4としては、例えばゴム
製品や廃タイヤ、再生タイヤの生産工程で発生する廃加
硫ゴムを原料とするゴムチップと末端イソシアネート基
を有するポリウレタンプレポリマーのバインダーとを配
合して得られる再生ゴム配合物、その他合成樹脂製品等
の弾性変形するものが挙げられる。
【0012】又、前記実施形態に係る緩衝式防護柵1の
敷設状態は、下部躯体3に穿設せるアンカーボルト埋設
孔9に基礎コンクリート11から立設せるアンカーボル
ト10を装填するとともに、モルタル等の固着材12を
充填することで緩衝式防護柵1と基礎コンクリート11
とが連結され、且つ下部躯体3の対車壁面17の下端に
道路面Rが位置してなる。
【0013】次に、当該緩衝式防護柵1に車両が衝突
し、衝撃力Fが上部躯体2の対車壁面17に作用したと
きの動作を図1(ハ)乃至(ホ)に基づいて説明する。
同図(ハ)の状態で衝撃力Fを左側から受けた上部躯体
2は、同図(ニ)及び(ホ)に示す如き右側へ傾倒した
状態となり、界面2a、3a間におけるクッション材4
の右側部が圧縮による弾性変形を起こして縮み、該弾性
変形に伴い反発力Paを生じせしめて上部躯体2を左側
へ押し返そうとする。この時、クッション材4が夫々の
界面2a、3aに固着されることで、これとは反対側、
即ち、クッション材4の左側部には伸び変形に伴う引張
力Ptが作用して上部躯体2を下部躯体3側へ引き戻そ
うとする。従って、衝突直後にはクッション材4の右側
部が圧縮変形し、衝撃力Fを吸収して緩和するととも
に、その左側部が伸び変形して上部躯体2の過度な傾倒
を防止し、且つ衝撃力Fが退避した後には、前記圧縮変
形に伴う反発力Pa並びに伸び変形に伴う引張力Ptに
よって上部躯体2が左側に押し又は引っ張り戻される
(同図と対称図形:図示せず)という反発及び引っ張り
運動をクッション材4の両側部が繰り返すことによっ
て、上部躯体2を短時間のうちに衝突前の状態に復帰さ
せる。又、屈曲面に添って設けられた両側が漸開状のク
ッション材4にあっては、端部4c側程その厚みが分厚
くなるので、圧縮及び引っ張りによる弾性変形量も端部
4c側に向け漸次大きくなる。当該上部躯体2にあって
は、その界面2aが凸状の屈曲面に形成され、且つ該屈
曲面の最突出面が下部躯体3の支持部30としての凸部
3cに非嵌合状態で当接してその自重が支持されてなる
ために、常時においてはクッション材4への載荷重が減
じられて弾性体からなるクッション材4の疲労、劣化が
予防されるとともに、車両衝突時には前記当接部を支点
とした回動可能な構造によって上部躯体2が側壁方向へ
揺れ動き易く、前記衝撃力の吸収、緩和並びに上部躯体
2の原状復帰が効率的に行われる。尚、接続壁8相互間
に設けたクッション材4は、衝撃力を受けた緩衝式防護
柵1と隣接せる緩衝式防護柵1に伝達しようとする衝撃
力を吸収して減衰させるから、一連の防護柵としての安
全性を向上させることができる。
【0014】図(イ)乃至(ニ)は、前記第一実施形
態に係る緩衝式防護柵の他実施形態を示し、該緩衝式防
護柵1は、1個の上部躯体2を2個の下部躯体3上に跨
がって位置させ、該上部躯体2の水平な界面2aと相接
する支持部30としての断面略半円形をなす凸部3c
が、凸状の曲線面をなす下部躯体3の界面3aの側壁方
向略中央部で道路方向へ向け所望長さに断続(当該実施
形態にあっては、後述せるクッション材4の空所16内
に治まる長さに設定されてなる)して突設され、且つ凸
部3cの欠損部で界面3aの側壁方向略中央部に埋設さ
れたナット15と、上部躯体2の頂部より穿設した盲孔
6の下端に設けた通孔5から連結部材7aとしてのボル
トを挿通し締結することで上、下部躯体2、3が連結さ
れるとともに(前記盲孔6の頂部開口は、キャップ14
によって閉塞されてなる)、前記下部躯体3は、基礎コ
ンクリート11から立設せるアンカーボルト10をその
対車壁面17の一部に設けた通孔5に挿通後、該通孔5
上の切欠部内でナット15によって締結することで基礎
コンクリート11と一体的に連結されてなる。尚、同図
(イ)の左区分部の上部躯体2には、両対車壁面17の
上端部に側壁方向へ突出してクッション材4”が帯状に
固着されている。ここで、上、下部躯体2、3の界面2
a、3aに介在する緩衝体としてのクッション材4は
下面が前記界面3aの曲線面に添うべく凹状の曲線面に
形成されるとともに、同図()に示す如く、その略中
央部に空所16を断続的に設けることで、平面形状が略
梯子状を呈し、且つその長さを複数個の上、下部躯体
2、3に対応すべく、長尺に形成してなる。かかる緩衝
式防護柵1にあっては、下部躯体3の界面3aから突設
する支持部30としての凸部3cの上端に、上部躯体2
の界面2aが非嵌合状態で回動可能に当接することに加
えて、クッション材4の中央部が断続することで界面2
a、3a間及び凸部3c間に空所16が形成されるた
め、常時におけるクッション材4の疲労、劣化の予防が
図られることは素より、凸部3c又は界面2a、3aと
クッション材4との接触面積及び抵抗が減少して上部躯
体2が側壁方向に更に傾倒し易くなるとともに、クッシ
ョン材4を製作する上での原材料が軽減できるという有
益性をも奏する。更に、上記緩衝式防護柵1は、相接す
る接続壁8間にもクッション材4が設けられ、且つ1個
の上部躯体2が2個の下部躯体3間に跨がって連結され
ているため、道路方向での一体性が向上し、衝突車両に
対して上部躯体2相互が側壁方向へ傾倒するのに加えて
平面視弓形に湾曲変形することで衝撃力を吸収、緩和す
るとともに、上部躯体2の上端部のクッション材4”も
衝撃力の吸収、緩和に寄与するから、一連の分離帯とし
ての安全性が特に優れた構造となる。又、上、下部躯体
2、3及び基礎コンクリート11と下部躯体3とがボル
ト、ナットにより締結されること、並びに緩衝体をなす
クッション材4が長尺化されて下部躯体3上に連続して
布設できることから、現地組立が容易で迅速施工性を確
保することができるとともに、万一車両衝突により上部
躯体2が破損しても、該破損した上部躯体2の取替えが
簡単に行えるという利点もある。尚、同図()に示す
如く、前記凸部3cに代えて上部躯体2の界面2aから
凸部2cを支持部30として突設した場合にあっても奏
する作用効果は上述のとおりであるとともに、前記支持
部30としての凸部2c、3cの道路方向への態様は一
例で、必要箇所で必要長さに設けることができ、且つ同
図()に示す如き、任意形状の筒状体を界面2a、3
a間に別途介在させて支持部30となすことも可能であ
る(図1に示す凸部3cも同様)。又、上記緩衝体をな
すクッション材4は、その略中央部が方形の空所16に
よって道路方向に断続してなるが、かかる空所16の平
面形状は方形に限定されるものではなく、その大きさや
位置等も任意に設計可能であるとともに、連結部材7a
の挿通用の通孔を設けることも必須の条件ではない。
【0015】尚、又、上記各実施形態におけるクッショ
ン材4は、上、下部躯体2、3の界面2a、3a間にあ
って道路方向に連続してなるが、クッション材4の道路
方向への態様はこれに限定されず、例えて界面2a、3
a間においてクッション材4を下駄歯状等に離隔して設
ければ、かかる界面2a、3a間に側壁方向へ連通する
空所が断続的に形成され、防護柵によって区画された車
線間が断続的に連通するために、走行車両から発生する
騒音や排気ガスが前記空所を透過し、滞留することなく
消音、拡散して道路環境の悪化を抑制するとともに、ク
ッション材4の使用量が一層減少して、一連の緩衝式防
護柵1をより安価に構成することができる。
【0016】図4(イ)及び(ロ)に示す他実施形態
は、緩衝体としてのクッション材4、その端部4c側
において相接する界面2a、3aの端部に形成された係
止部2d、3dに係合するものであり、更に詳しくは
図()の左側に示すものは、クッション材4の上下
隅部を欠設することで形成された切欠部4fが、水平面
となす界面2aの端部及び凸状の斜面となす界面3aの
端部を該斜面と同調に且つ平行面に隆起させることで形
成される係止部2d、3dに夫々係合されてなり、又、
同()の右側に示すものは、クッション材4の上面及
び界面2aが夫々水平面に形成され、クッション材4の
下隅部を欠設することで形成された切欠部4fが、凸状
の斜面となす界面3aの端部を水平面として隆起させる
ことで形成される係止部3dに係合されてなるものであ
る。尚、上記()における界面2aは、界面3aから
略山形を呈して突設する支持部30の頂部と略点接触す
ることで、該所を支点として回動可能な構造となるが、
かかる支持部30の道路方向への態様は、必要箇所で必
要長さに形成されるものであり、残余の部分、即ち界面
2aと支持部30が当接しない部分には緩衝体としての
クッション材4が位置し、それ自体を側壁方向にわたり
連続させる(同図()に例示)。かかる緩衝式防護柵
1において緩衝体をなすクッション材4は、相接する界
面2a、3aの端部において係合処置が施されてなるた
め、上、下部躯体2、3との一体性が確保されてその離
脱が防止されるものである。
【0017】図5は、前記各実施形態に係る緩衝式防護
柵の他実施形態を示し、該緩衝式防護柵1は、下部躯体
3の側壁方向における一方の壁面が直面18に形成さ
れ、その上位に緩衝体としてのクッション材4を介して
上部躯体2が連結されることで、対車壁面17が他方片
側に形成されて端面視略L字状を呈するものである。更
に詳しくは、側壁方向における一方(左側)の壁面が
上、下部躯体2、3共下方へ向けて少許漸開する直面1
8に形成されるとともに、他方(右側)の壁面は、上部
躯体2が上方で漸縮する急傾斜面の上端部に略半円形の
膨出部13を突出し、又、下部躯体3が下方漸開状の緩
やかな傾斜面に形成されることで、各々が対車壁面17
を構成する。而して、該対車壁面17と前記直面18に
より、その端面形状が略L字状を呈するとともに、下部
躯体3の界面3aの略中央部に支持部30として断面略
台形状の凸部3cを設け、その両側に中央部が断続せる
外方漸開状のクッション材4を位置させ、又、その上面
から一体的に植設した連結部材7aとしての鋼棒に、上
部躯体2の頂部から穿設した通孔5を挿通するととも
に、前記支持部30としての凸部3cの上面と界面2a
とを非嵌合状態で当接させ通孔5内に固着材12を充
填してなる。又、上記緩衝式防護柵1は、下部躯体3の
対車壁面17の下位に設けたアンカーボルト埋設孔9内
に基礎コンクリート11から立設せるアンカーボルト1
0を装填し、固着剤12を充填することで基礎コンクリ
ート11と連結されてなる。かかる各緩衝式防護柵1に
あっては、道路の路側に設置することで、対車壁面17
側を車道となし、且つ他方直面18側を歩道や自転車道
等に区画できる他、直面18側(道路外)が低い地形
(崖、水際等)等、危険箇所へ設置することで、路側に
おける車両の路外逸脱を防止することができる。
【0018】尚、上記端面視略L字状に形成された緩衝
式防護柵1を2個用い、且つ相互を離隔して並列させる
とともに、その直面18を対向させることで形成される
間内に土壌を充填して植樹を施せばグリーンベルトを
具備する中央分離帯となすことができ、或いは、その一
方の防護柵に代えて他の構造物を設ければ、路側にグリ
ーンベルトを構成することもできるかる緩衝式防護
柵1にあっては、上部躯体2の対車壁面17の上端部に
おける膨出部13によって、車両の排気ガスを車道側に
波返し、樹木への直撃を避けることができるとともに、
充填土壌が直接地盤と連続するために、樹木が枯死する
ことなく常に繁茂し、その緑ドライバーの目の疲れを
和らげる。 又、緩衝体をなすクッション材4の作用効果
に加えて、充填土壌も上部躯体2に作用する衝撃力を受
承して吸収、緩和するとともに、上部躯体2を衝突側へ
押し戻すという作用効果を奏するため、二重の緩衝及び
原状復帰能力を発揮する。
【0019】図6は、本発明の実施形態を示し、該緩
衝式防護柵1には下部躯体3を通し、上部躯体2と基礎
コンクリート11とを連結する連結部材7cが設けられ
てなり、更に詳しくは、その側壁方向両面が対車壁面1
7に形成され、下部躯体3の界面3aが凸状の屈曲面に
形成されるとともに、該界面3a及び底部20より突設
して連結部材7cとしてのアンカーボルトが下部躯体3
を串刺しする如く一体的に縦設され、且つ該連結部材7
cの上突出部には板状をなす支持部30及び上部躯体2
の頂部より穿設した盲孔6の下端に設けた通孔5が挿通
されナット15により締結することで、界面2a、3a
間に緩衝体としてのクッション材4及び支持部30を介
して上、下部躯体2、3が連結される。そして、基礎コ
ンクリート11の上面に穿設した盲孔6内に固着材12
を充填し、前記連結部材7cの下突出部を挿入後、固着
材12が硬化することで、該緩衝式防護柵1が基礎コン
クリート11に連結されてなる。上記緩衝式防護柵1に
あっては、上、下部躯体2、3及び基礎コンクリート1
1が一の連結部材7cにより連結されて、全体の一体性
が更に向上するとともに、長尺化された連結部材7cの
長さに比例して弾性及び靱性力も増大し、衝撃力の吸
収、緩和能力及び上部躯体2の原状復帰能力が一層高ま
り、該緩衝式防護柵1全体を安全な構造となすことがで
きる。
【0020】次に、図(イ)乃至(ハ)、図(イ)
乃至(ニ)において、上、下部躯体2、3の界面2a、
3a間に介在される他の緩衝体について説明すると、該
緩衝体はバネ材26を主部材とするものであり、より詳
しくは、同図(イ)に示すものは、下部躯体3の界面3
aの略中央部に上部躯体2の界面2aと非嵌合状態で
接する断面略台形状で支持部30としての凸部3cが一
体的に突設され、該支持部30の両側においてバネ材2
6としての断面略山形を呈する鋼製板バネが、その上面
を界面2aに当接させ、又、脚部を界面3a上のプレー
ト27に受承させて設けられるとともに、界面3aに植
設された連結部材7aとしてのアンカーボルトが、前記
プレート27、バネ材26及び上部躯体2の両側に設け
た通孔5を貫通し、通孔5上に対車壁面17を凹陥させ
て形成した凹溝(鋼板等で補強されてなる)内でナット
15により締結されることで緩衝式防護柵1が形成され
てなる。ここで、ナット15の下位には上部躯体2の傾
き(凹溝の下部水平面が上方に移行する)を許容すべく
遊びを設けるとともに、その緩みを防止するためダブル
ナット方式を採用している。又、同図(ロ)に示すもの
は、上部躯体2の平坦な界面2aと非嵌合状態で当接す
べく下部躯体3の界面3aの略中央部を断面略円弧状に
隆起させた支持部30としての凸部3cから立設せる連
結部材7a、7cとしてのアンカーボルトが、上部躯体
2の頂部から穿設する盲孔6の下面に設けられた通孔5
に挿通されてナット15で螺締されるとともに、前記支
持部30の両側にバネ材26としてのコイルバネが、界
面2aと当接し界面3aに埋設するプレート27を有し
て介在されることで緩衝式防護柵1が構成されてなる。
又、同図(ハ)に示すものは、下部躯体3の平坦な界面
3aに植設された連結部材7a、7cとしての鋼棒又は
鋼板が、上部躯体2の平坦な界面2a間とに介在する任
意形状の筒状体等からなる他の支持部30を貫いて上部
躯体2の頂部から穿設する盲孔6の下面に設けられた通
孔5に挿通され、ナット15で螺締されて連結されるこ
とで、界面2a、3aと支持部30の上下面が夫々非嵌
合状態で当接するとともに、バネ材26をなすクッショ
ン材4(前出の合成樹脂等からなる弾性体)とプレート
27(鋼板等)の積層体が、界面3aの両端部に夫々係
止されて位置し、且つ界面2aを受承することで緩衝式
防護柵1が形成されてなる。
【0021】更に、図(イ)及び(ロ)に示すもの
は、上部躯体2の界面2aの略中央部に下部躯体3の界
面3aと非嵌合状態で当接する断面略台形状で支持部3
0としての凸部2cを突設し、該支持部30に植設せる
連結部材7aとしての鋼棒又は鋼板が、界面3aの盲孔
6内で固着材12によって連結されるとともに、バネ材
26をなす弧状板バネが道路方向にわたり、且つその中
央部が上部躯体2の両側に設けた通孔5に挿通され、通
孔5上に対車壁面17を凹陥させて形成した凹溝(鋼板
等により補強されてなる)内でナット15により締結す
るボルト10′をもって界面2aに固定され、しかもか
かるバネ材26の両先端を界面3aに設けた凹溝(鋼板
等により補強されてなる)内に位置させて受承すること
で緩衝式防護柵1が構成されてなる。又、同図(ハ)及
び(ニ)に示すように、平坦な界面2a、3a間に断面
円形をなす他の支持部30を別途非嵌合状態で介在させ
串刺し状となし、バネ材26をなす弧状板バネの中央
部が、界面3aから立設するアンカーボルト10にナッ
ト15をもって螺締され、又、該バネ材26の両先端が
収納される凹溝を界面2aに嵌着することで、上記
(イ)及び(ロ)に示すものと上下反転状の緩衝体を具
備してなる緩衝式防護柵1を形成することも可能である
とともに、バネ材26としての弧状板バネの使用枚数も
所望する弾性変形量に応じて任意に設定することができ
る。
【0022】尚、上記図及び図に示す各緩衝式防護
柵1にあっては、界面2a及び/又は界面3aが支持部
30と非嵌合状態で当接して緩衝体をなすバネ材26の
疲労、劣化を予防し、且つかかる当接部で上部躯体2が
回動可能な構造となって側壁方向へ傾倒し易くなるとい
う作用効果を奏するものである
【0023】次に、緩衝体をなす各クッション材に標示
機能を具備させてなる場合について説明すると、前述せ
る緩衝式防護柵1における緩衝体としての各クッション
4の端部4c面に必要に応じて着色材、反射材、蓄光
材及び蛍光材からなる群から選ばれた少なくとも一を設
ければ、その材を有する部位が視線誘導効果を奏して交
通の円滑化を図るとともに、緩衝式防護柵1自体を危険
位置としてドライバーに明示し、特に夜間における衝突
を回避することができる。尚、その色調自由で、且つ
各クッション材の素材中に元から混入させてもよく、更
に、後塗装、後接着する等、その標示手段は自由であ
る。
【0024】上記各実施形態における緩衝式防護柵1の
基本的な断面形状は一例であり、具体的な形状はこれら
に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内で
設計変更可能である。又、連結部材7a、7cとしての
鋼棒は、機械的性質たる弾性及び靱性力において優位性
を有し、その使用に好適であるが、該連結部材7a、
cにはボルト、鋼板、ワイヤー、ロープ等を使用するこ
ともでき、その具体的な材質や連結方法は問わない、更
、連結部材7a、7cアンカーボルト10の数や位
置等も限定されない。
【0025】更に、上記各実施形態における緩衝体とし
てのクッション材4の道路方向への長さ及び緩衝体をな
すバネ材26の道路方向への設置数は、緩衝式防護柵1
の長さに制約されるものではなく、本発明の意図する範
囲内で任意に設定可能である。又、クッション材4の
面形状も一例であり、側壁方向に向けて漸開するもの、
均一厚みのもの、上下面の少なくとも一方が凹状の屈曲
面又は曲線面のもの、その略中央部が断続してなるも
に夫々置換して種々な緩衝式防護柵1を構成すること
が可能である。しかも、上記各実施形態においては、ク
ッション材4及びバネ材26を例示して緩衝体となして
いるが、かかる緩衝体の具体的な形状や材質はこれらに
限定されるものではなく、本発明でいう緩衝体とは、弾
性体からなるとともに、本発明の意図する作用効果を生
じせしめるものからなればよいのである。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る緩衝式防護柵は、上、下部
躯体の界面間に緩衝体を介在させ、車両走行側に位置す
る上、下部躯体の側壁を対車壁面となして車両の走行方
向に沿って路面に設置される緩衝式防護柵において、前
界面間に設けた支持部と界面の一方又は両方が非嵌合
状態で当接してなるために、常時においては上部躯体の
自重が支持部により受承され、弾性体からなる緩衝体へ
の載荷が少なくなってその疲労、劣化が予防されて延命
が図れるとともに、車両が誤って当該緩衝式防護柵の上
部躯体に衝突しても、その衝撃力を受けた上部躯体は
嵌合状態で相接する支持部と界面との回動可能な当接状
態によって左右方向へより動き易くなり、且つ傾倒せる
上部躯体により界面間に介在した緩衝体が弾性変形を起
こして縮むことで、車両衝突時の衝撃力を吸収、緩和し
て衝突車両の損傷やドライバーの負傷を未然に防止し、
しかも衝撃力が退避した後に、前記圧縮変形せるクッシ
ョン材の弾性反発力により傾倒せる上部躯体車両衝突
側へ押し戻される際にも、上部躯体を回動可能となす支
持部の存在により、スムーズに原状に起立せしめて交通
の安全を確保する。
【0027】又、本発明に係る緩衝式防護柵には、下部
躯体を通し、上部躯体と基礎コンクリートとを連結する
連結部材が設けられてなるために、上、下部躯体及び基
礎コンクリートが一の連結部材により連結され、界面間
に緩衝体を介して形成される防護柵全体の一体性が強固
になるとともに、基礎コンクリートからその上位に至る
連結部材が必然的に長尺化するので、その長さに比例し
て弾性及び靱性力も増大し、緩衝体による衝撃力の吸
収、緩和及び上部躯体の原状復帰作用を助勢する効果も
一層高まり、緩衝式防護柵全体が安全な構造となる。
【0028】又、本発明に係る緩衝式防護柵は、上部躯
体及び下部躯体が連結部材によって連結されてなるため
に、連結部材の弾性及び靱性力により緩衝体による衝撃
力の吸収、緩和及び上部躯体の原状復帰作用を助勢する
とともに、極度な衝撃力に対してもその強靱な締結力に
より上、下部躯体の一体性を向上せしめて上部躯体の移
動や転倒を阻止する。
【0029】又、本発明に係る緩衝式防護柵は、上、下
部部躯体の界面間に介在する緩衝体が車両走行方向に断
続し、界面間に空所が形成されてなるために、一連の防
護柵によって区画された車線間が断続的に連通し、走行
車両が発する騒音や排気ガスが前記空所内を透過し、滞
留せずに消音、拡散することで道路環境が保全されると
ともに、緩衝体の使用量が減少して一連の防護柵を安価
に構成できる。
【0030】又、本発明に係る緩衝式防護柵は、対車壁
面の一方が直面に形成され、端面視略L字状に形成され
てなるために、前記対車壁面側を車道となし、又、他方
直面側を車道や自転車道等となすことが可能となり、道
路の路側における交通の安全をも確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態を示す緩衝式防護柵であ
って、(イ)は敷設状態を示す一部正面図、(ロ)は同
平面図、(ハ)は(イ)におけるA−A断面図、(ニ)
は衝突状態を示す敷設断面図、(ホ)は同一部拡大断面
図。
【図2】本発明の他実施形態を示す緩衝式防護柵であっ
て、(イ)は敷設状態を示す一部正面図、(ロ)は
(イ)におけるE−E断面図、(ハ)は同G−G断面
図、(ニ)は(ハ)におけるI−I断面図、(ホ)及び
(ヘ)は他の上、下部躯体の連 結部を示す一部断面図、
(ト)はクッション材を示す平面図。
【図3】クッション材の一例を示し、(イ)は平面図、
(ロ)は(イ)におけるB−B断面図、(ハ)は左右が
連結された他のクッション材を示す断面図。
【図4】(イ)は本発明の他実施形態に係る緩衝式防護
柵の上、下部躯体及びクッション材の連結状態を示す一
部断面図、(ロ)は(イ)におけるH−H断面図。
【図5】本発明の他実施形態に係る緩衝式防護柵の敷設
断面図。
【図6】本発明の他実施形態に係る緩衝式防護柵の敷設
断面図。
【図7】(イ)乃至(ハ)は本発明の他実施形態に係る
緩衝式防護柵の一部断面図。
【図8】本発明に係る緩衝式防護柵の他実施形態を示
し、(イ)は一部断面図、(ロ)は(イ)におけるJ−
J断面図、(ハ)は一部断面図、(ニ)は(ハ)におけ
るK−K断面図。
【符号の説明】
1…緩衝式防護柵、2…上部躯体、2a…界面、2c
凸部、2d…係止部、3…下部躯体、3a…界面、3c
…凸部、3d…係止部、4,4’’’…クッション材
4c…端部、4f…切欠部、5…通孔、6…盲孔、7
a,7c…連結部材、8…接続壁、9…アンカーボルト
埋設孔、10…アンカーボルト、11…基礎コンクリー
ト、12…固着材、13…膨出部、14…キャップ、1
5…ナット、16…空所、17…対車壁面、18…直
、26…バネ材、27…プレート、28…連結マッ
ト、30…支持部、R…道路面、r…路材

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部躯体(2)下部躯体(3)の界面
    (2a)、(3a)間に緩衝体を介在させ、車両走行側
    に位置する上、下部躯体(2)、(3)の側壁を対車壁
    面(17)となして車両の走行方向に沿って路面に設置
    される緩衝式防護柵において、前記界面(2a)、(3
    a)間に設けた支持部(30)と界面(2a)、(3
    a)の一方又は両方が非嵌合状態で当接してなることを
    特徴とする緩衝式防護柵。
  2. 【請求項2】 前記下部躯体(3)を通し、上部躯体
    (2)と基礎コンクリート(11)とを連結する連結部
    材(7c)が設けられてなる請求項1記載の緩衝式防護
    柵。
  3. 【請求項3】 前記上部躯体(2)及び下部躯体(3)
    が連結部材(7a)によって連結されてなる請求項1記
    載の緩衝式防護柵。
  4. 【請求項4】 前記緩衝体が車両走行方向に断続してな
    る請求項1乃至の何れかに記載の緩衝式防護柵。
  5. 【請求項5】 前記対車壁面(17)の一方が直面(1
    8)に形成され、端面視略L字状に形成されてなる請求
    項1乃至の何れかに記載の緩衝式防護柵。
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