JP3306499B2 - コンバインの刈取装置 - Google Patents

コンバインの刈取装置

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JP3306499B2
JP3306499B2 JP24034493A JP24034493A JP3306499B2 JP 3306499 B2 JP3306499 B2 JP 3306499B2 JP 24034493 A JP24034493 A JP 24034493A JP 24034493 A JP24034493 A JP 24034493A JP 3306499 B2 JP3306499 B2 JP 3306499B2
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田 東 司 古
田 靖 米
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば稲・麦・大豆など
穀物を刈取って脱穀処理するようにした普通形コンバイ
ンの刈取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】刈刃で刈取った穀稈をフィーダハウスの
入口部に寄せ集める穀稈掻込オーガの左右長さは、通常
このオーガの左右外側を覆うオーガ側板の左右間隔巾内
に収まるように通常設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、掻込オーガ
が最側端とオーガ側板間に遊び隙間を有してオーガが実
際に作用する有効掻込み巾もその分小さなものとなっ
て、取込み機能に劣るという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、刈
刃で刈取った穀稈をフィーダハウスの入口部に寄せ集め
る穀稈掻込オーガを備えたコンバインにおいて、前記オ
ーガの側端を臨ませるオーガ側板の対向部を外方に膨出
させ、この側板の膨出部内にオーガ側端を没入させたも
ので、掻込みオーガの側端とオーガ側板との間に遊び隙
間など形成させることなく、最大に有効掻込み巾を拡大
させて取込み機能を向上させるものである。
【0005】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。図1は掻込オーガ部の平面説明図、図2は全体の側
面図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行クロー
ラ(2)をトラックフレーム(3)に装備する機台、
(4)は軸流式のスクリュ形扱胴(5)及び処理胴
(6)及び選別機構(7)などを備えていて前記機台
(1)に搭載する脱穀部、(8)は揚穀筒(9)を介し
て取出す脱穀部(4)の穀粒を溜める穀物タンク、(1
0)は前記脱穀部(4)の下部前方に油圧シリンダ(1
1)を介して昇降可能に装設する刈取部、(12)は運
転席(13)及び運転操作部(14)を備えて前記穀物
タンク(8)の前方に配設させる運転キャビン、(1
5)は前記穀物タンク(8)の後方に備えていてエンジ
ン(16)を内設するエンジン部、(17)は前記穀物
タンク(8)内の穀粒を取出す穀粒搬出オーガである。
【0006】そして前記刈取部(10)は、未刈り穀稈
を取入れる穀物刈取ヘッダー(18)と、該ヘッダー
(18)の後部略中央に連結させて刈取穀稈を脱穀部
(4)に送給するフィーダハウス(19)によって構成
すると共に、未刈り穀稈掻込み用リール(20)と、往
復駆動型第1及び第2刈刃(21)(22)と、穀稈掻
込オーガ(23)とを前記穀物ヘッダー(18)に備
え、前記ヘッダー(18)に取込まれる刈取穀稈をフィ
ーダハウス(19)に内設する供給チェンコンベア(2
4)を介し脱穀部(4)に送り込んで脱穀処理するよう
に構成している。
【0007】また前記脱穀部(4)の右外側には二番還
元筒(25)を配備させていて、二番処理物を処理胴
(6)を介し脱穀部(4)に戻して再脱穀及び再選別す
るように設けている。
【0008】図4乃至図10に示す如く、前記刈取部
(10)は本機側前面に回動支点軸(26)を介しロー
リング自在に支持させるもので、刈取部(10)後端側
の上部横フレーム(27)を回動枠(28)上部の載置
台(29)及びフック部材(30)に係合保持させると
共に、刈取部(10)後端側の下部横フレーム(31)
を回動枠(28)下部の横フレーム(32)にセットボ
ルト(33)を介して固定支持させて、前記刈取部
(9)を回動枠(28)と一体に前記支点軸(26)を
中心に左右に揺動自在に支持させている。
【0009】前記支点軸(26)はフィーダハウス(1
9)の前面に開口する穀物取入口(34)の右前面板
(19a)に先端を突設させ、前記回動枠(28)に開
設する穀物送給口(35)の右枠板(28a)の略中央
に取付ける支点軸受板(36)を、前記支点軸(26)
に調芯ベアリング(37)を介して水平回動自在に嵌合
支持させている。そして前記前面板(19a)の支点軸
(26)を中心とした上下位置に刈取回動補助用の上下
摺動ローラ(38)(39)をローラ保持体(40)
(41)を介して設けると共に、前記穀物取入口(3
4)の左前面板(19b)の左外側略中央寄りに刈取回
動補助用の左摺動ローラ(42)をローラ保持体(4
3)を介して設け、前記摺動ローラ(38)(39)を
前記右枠板(28a)の後側面にボルト止め固定する凵
形状の一対のローラ案内部材(44)(44)に、また
前記左摺動ローラ(42)を前記送給口(35)の左枠
板(28b)にボルト止め固定するローラ案内部材(4
5)にそれぞれ嵌合支持させて、これら各ローラ(3
8)(39)(42)でもって支点軸(26)を中心と
する刈取部(10)回動時の補助を行うように構成して
いる。
【0010】さらに、フィーダハウス(19)の前面
と、回動枠(28)に係合保持する横フレーム(27)
との間に一定の回動隙間(t)を形成して、ローリング
時の干渉防止を行うと共に、ローリング時の穀物送給口
(35)の開口率を大とさせるように構成している。
【0011】またさらに、前記フィーダハウス(19)
の前部左外側面に固設する取付板(46)と、回動枠
(28)の左枠板(28b)裏側下部に固設する取付台
(47)間に枢軸(48)(49)を介しローリングシ
リンダ(50)を介設させると共に、フィーダハウス
(19)側に揺動支点軸(51)を介し支持する揺動ア
ーム(52)先端の長孔(52a)と、前記シリンダ
(50)のピストンロッド(50a)先端の枢軸(4
9)とを係合連結させ、前記取付板(46)と揺動アー
ム(52)中間部と間に枢軸(53)(54)を介しス
トロークセンサ(55)を介設させて、ローリングシリ
ンダ(50)とストロークセンサ(55)を側面視縦方
向に略平行に配設して塵埃などの混入防止を図ると共
に、正面視交差状で基端枢軸(48)(53)を近接配
置して検出精度の向上を図るように構成している。
【0012】前記フィーダハウス(19)の供給チェン
コンベア(24)を正逆駆動する刈取駆動用の油圧モー
タ(56)を、フィーダハウス(19)左外側下方で脱
穀部(4)前面位置のモータ台(57)に設置するもの
で、モータ台(57)の左外側に突出状にモータ(5
6)を固設すると共に、モータ台(57)右外側に突出
させるモータ軸(56a)のスプロケット(58)に、
前記チェンコンベア(24)送り終端側のコンベア駆動
軸(59)のスプロケット(60)をチェン(61)を
介し連動連結させて、これら駆動軸(59)と油圧モー
タ(56)組付時の芯ズレを吸収させて芯出しを容易と
させるように構成している。
【0013】図11にも示す如く、前記チェンコンベア
(24)送り始端側のコンベアドラム(62)は上方に
移動可能に設けるもので、フィーダハウス(19)の左
右側壁(19c)内側に支軸(63)を介し中間を揺動
自在に取付ける左右揺動アーム(64)の先端にドラム
軸(62a)を支持すると共に、前記揺動アーム(6
4)後端の枢軸(65)をフィーダハウス(19)の左
右外側に突出させて、フィーダハウス(19)外側の固
定バネ座(66)に圧縮バネ(67)及びロッド(6
8)を介して上下動自在に支持させて、常時はバネ(6
7)圧によってドラム(62)を下方に押し下げる状態
とさせて、ハウス底板との間に一定クリアランスを保持
させる一方、ハウス(19)内への掻込み流量が増大す
るときバネ(67)圧に抗してドラム(62)を上方に
押し上げる状態とさせて、詰まりを防止するように構成
している。
【0014】また図12にも示す如く、前記駆動軸(5
9)はフィーダハウス(19)の右外側で、リール(2
0)・刈刃(21)・オーガ(23)など刈取各部に駆
動力を伝達する刈取駆動チェン(69)に連結させるも
ので、右前面板(19a)裏側の軸受(70)に支持す
る伝動軸であるカウンタ軸(71)の従動スプロケット
(72)を、前記駆動軸(59)の原動スプロケット
(73)に駆動チェン(69)を介し連動連結させてい
る。
【0015】さらに前記駆動チェン(69)の張り側及
び弛み側にチェン(69)内側よりチェンテンション部
材であるテンションスプロケット(74)(75)を押
圧させる如く設けるもので、フィーダハウス(19)の
右側壁(19c)外側の支軸(76)(77)に、各ス
プロケット(74)(75)を先端に有するテンション
アーム(78)(79)基端をそれぞれ揺動自在に支持
させ、一方のアーム(78)に一体連結する揺動アーム
(80)の先端に軸(81)を介しロッド(82)の一
端側を連結させると共に、他方のアーム(79)に一体
連結する揺動アーム(83)先端の係合体(84)にロ
ッド(82)他端側を係合連結させ、該係合体(84)
とロッド(82)他端のバネ座(85)間に圧縮バネ
(86)を介設させて、図11実線矢印の如き駆動チェ
ン(69)の正駆動時に一方のスプロケット(74)に
チェン(69)の張り力が作用するとき、前記ロッド
(82)を介してチェン(69)弛み側のスプロケット
(75)を押し上げる状態とさせて、この弛み側のチェ
ン(69)に自動的に張力を与える一方、同図破線矢印
の如き駆動チェン(69)の逆駆動時に他方のスプロケ
ット(75)にチェン(69)の張り力が作用すると
き、一方のスプロケット(74)を押し下げる状態とさ
せて、弛み側のチェン(69)に自動的に張力を与え
て、チェン(69)の正逆駆動時の弛み防止を自動的に
行うように構成している。
【0016】また、前記掻込オーガ(23)の左右両側
を覆うオーガ側板(87)外側下部の前後位置にキャス
タホルダー(88)をそれぞれ固設させていて、該ホル
ダー(88)に取外し自在に刈取部脱着用キャスタ(8
9)を取付けている。
【0017】さらに図1に示す如く、前記掻込オーガ
(23)の左側板(87)のオーガ(23)左端に対向
近接する内側面(87a)を外側に膨出させて凹状膨出
部(87b)に形成し、該膨出部(87b)内にオーガ
(23)左端を臨ませると共に、該オーガ(23)左端
の側部及び外周を膨出部(87b)内側面に固設する凵
形のカバー(88)で覆って、掻込オーガ(23)の掻
込み巾を有効に拡大させて穀稈の取込み機能を向上させ
るように構成している。
【0018】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、大豆刈取作業などにあって左右一方のクローラ
(2)が大豆畝面に乗り上げて本機姿勢が傾いた場合な
どに水平センサの検出に基づいて前記ローリングシリン
ダ(50)を駆動制御して刈取部(10)の水平保持を
図るものである。
【0019】而してローリング制御中において刈取部
(10)が回動支点軸(26)を中心として左右に水平
回動する状態下にあっては、上下摺動ローラ(38)
(39)が上下方向の荷重のこじれを防止し、刈取部
(10)の支持荷重を分担して本機側に安全に支持させ
ると共に、左摺動ローラ(42)が刈取部(10)の左
右方向の荷重のこじれを防止して安定良好に本機側に支
持させるものである。
【0020】また、前記掻込オーガ(23)による穀稈
掻込み作業時にあっては、左側板(87)との間に余分
な遊び隙間を形成させることなく、左側板(87)一杯
まで有効にオーガ(23)を作用させることができて、
穀稈の取込み機能を向上させることができる。
【0021】
【発明の効果】以上実施例からも明らかなように本発明
は、刈刃(21)で刈取った穀稈をフィーダハウス(1
9)の入口部に寄せ集める穀稈掻込オーガ(23)を備
えたコンバインにおいて、前記オーガ(23)の側端を
臨ませるオーガ側板(87)の対向部を外方に膨出さ
せ、この側板(87)の膨出部(87b)内にオーガ
(23)側端を没入させたものであるから、掻込みオー
ガ(23)の側端とオーガ側板(87)との間に余分な
遊び隙間など形成させる不都合なく、最大に有効掻込み
巾を拡大させて取込み機能を向上させることができるな
ど顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】掻込オーガ部の平面説明図である。
【図2】コンバインの全体側面図である。
【図3】コンバインの全体平面図である。
【図4】フィーダハウスの正面説明図である。
【図5】ローリング部の斜視説明図である。
【図6】刈取部の側面説明図である。
【図7】フィーダハウスの側面説明図である。
【図8】フィーダハウスの側面説明図である。
【図9】ローリング部の側面説明図である。
【図10】ローリング部の正面説明図である。
【図11】駆動チェン部の平面説明図である。
【図12】刈取駆動系の説明図である。
【符号の説明】
(19) フィーダハウス (21) 刈刃 (23) 掻込オーガ (87) オーガ側板 (87b) 膨出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 57/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈刃で刈取った穀稈をフィーダハウスの
    入口部に寄せ集める穀稈掻込オーガを備えたコンバイン
    において、前記オーガの側端を臨ませるオーガ側板の対
    向部を外方に膨出させ、この側板の膨出部内にオーガ側
    端を没入させたことを特徴とするコンバインの刈取装
    置。
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