JP3305857B2 - ディジタルデータの変調方法 - Google Patents

ディジタルデータの変調方法

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JP3305857B2
JP3305857B2 JP04103894A JP4103894A JP3305857B2 JP 3305857 B2 JP3305857 B2 JP 3305857B2 JP 04103894 A JP04103894 A JP 04103894A JP 4103894 A JP4103894 A JP 4103894A JP 3305857 B2 JP3305857 B2 JP 3305857B2
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    • G08SIGNALLING
    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
    • G08C19/00Electric signal transmission systems
    • G08C19/16Electric signal transmission systems in which transmission is by pulses

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル通信におけ
るディジタルデータの変調方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタルデータの変調方式に
は、FSK方式、FM方式等がある。
【0003】FSK方式は、図6に示すように、デー
タ”1”を例えば高周波数fH のパルス信号に変換し、
データ”0”を低周波数fL のパルス信号に変換するも
のである。
【0004】FM方式は、図7に示すように、データ”
0”に対しては周波数fからなるFM信号を発生し、デ
ータ”1”に対しては周波数2fのFM信号を発生す
る。即ち、データ”0”に対してデータ”1”は2倍の
周波数からなるFM信号で形成されている。尚、図にお
ける”CおよびD”は、クロックパルスおよびデータパ
ルスである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記説
明したFSK方式は通信速度を所定速度までしか上げら
れないという問題点があった。また、FM方式は、変調
信号のデューティ比が時々刻々変化しているため、通信
時において、通信媒体等において発生するノイズ等によ
ってデューティ比が変化し、通信不能となるという問題
点があった。
【0006】従って、通信媒体等に発生するノイズ等に
よってデューティ比が乱されることなく安定に動作する
こと、換言すれば変調信号のデューテイ比が乱されても
問題なく復調されることであり、しかも、通信速度が早
いディジタルデータの変調方法を実現することに解決し
なければならない課題を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るディジタルデータの変調方法は、送信
するディジタルデータを構成する少なくとも連続した3
ビットの組合せに対応した論理値と、前記ディジタルデ
ータのビットのセル幅を基準にした周期を有する所定の
信号とを対応付けし、前記対応付けした所定の信号によ
り変調開始位置を適宜変えて変調信号を作成する方法で
ある。
【0008】又、上記所定の信号は、上記ディジタルデ
ータのビットのセル幅に対し、同一、1.5倍、2倍の
周期を有する信号であること;ディジタルデータと変調
信号との関係は、前記3ビット(b、bi+1、b
i+2)=L、L、Lの時、短周期(T)に変調する
と共に変調の開始位置はビット(bi+1)の先端
(S)であり、前記3ビット(b、bi+1、b
i+2)=L、L、Hの時、中周期(T)に変調する
と共に変調の開始位置はビット(bi+1)の先端
(S)であり、前記3ビット(b、bi+1、b
i+2)=H、L、Lの時、中周期(T)に変調する
と共に変調の開始位置はビット(b)の中間点(C)
であり、前記3ビット(b、bi+1、bi+2)=
H、L、Hの時、長周期(T)に変調すると共に変調
の開始位置はビット(b)の中間点(C)であり、上
記3ビット(b、bi+1、bi+2)=H、H、−
の時、短周期(T)に変調すると共に変調の開始位置
はビット(b)の中間点(C)であるディジタルデー
タの変調方法である。
【0009】
【作用】上記構成により、ディジタルデータの少なくと
も連続する3ビットが取り得る論理値(N桁の2進数)
のそれぞれに対して、ディジタルデータのビットセル幅
を基準にした周期を有する所定の信号とを対応付けてお
く。また、異なる論理値に対して同じ周期の信号を割り
当てる場合には、周期の開始位置を、ビットセルの先端
または中間点に変えて設定することにより区別すること
ができる。
【0010】そして、ディジタルデータが入力したら、
少なくとも連続する3ビットをサンプリングし、その論
理値に応じて、あらかじめ対応付けられた信号の1周期
を出力する。この信号の1周期が終了したら、その時点
を基準として、上記手順を繰り返すことで異なる周期を
持つ信号の完全な1周期の連鎖からなる変調信号を得る
ことができる。
【0011】具体的に3ビットの場合、即ち連続する3
ビットのデータの論理値(000〜111)の各々に対
して、データのビットのセル幅と同一、1.5倍、およ
び2倍の各周期を有する3種類の信号のいずれかの1周
期が対応付けられる。
【0012】また、このディジタルデータと変調信号と
の関係は、前記3ビット(b、bi+1、bi+2
=L、L、Lの時、短周期(T)に変調すると共に変
調の開始位置はビット(bi+1)の先端(S)であ
り、前記3ビット(b、bi+1、bi+2)=L、
L、Hの時、中周期(T)に変調すると共に変調の開
始位置はビット(bi+1)の先端(S)であり、前記
3ビット(b、bi+1、bi+2)=H、L、Lの
時、中周期(T)に変調すると共に変調の開始位置は
ビット(b)の中間点(C)であり、前記3ビット
(b、bi+1、bi+2)=H、L、Hの時、長周
期(T)に変調すると共に変調の開始位置はビット
(b)の中間点(C)であり、上記3ビット(b
i+1、bi+2)=H、H、−の時、短周期
(T)に変調すると共に変調の開始位置はビット(b
)の中間点(C)とする。
【0013】このように、ディジタルデータのビットの
セル幅と同一→短周期(T)、1.5倍→中周期(T
)、2倍→長周期(T)とした3つの異なる周期
と、ビットの先端(S)、ビットの中間点(C)とで変
調の開始位置を区別した信号による完全な1周期の連鎖
からなる変調信号を得ることができる。従って、デュー
ティ比が通信媒体等のノイズなどによって乱されても周
期はくずれることはない。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係るディジタルデータの変調
方法を、赤外線を用いたディジタル画像伝送(ワイヤレ
スイメージスキャナー)に応用した実施例について説明
する。
【0015】ディジタルデータを入力し、本発明に係る
変調方法によって変調した変調信号を出力する送信側の
変調器は下記のアルゴリズムで動作するように構成され
ている。以下、ディジタル信号の高レベル(または”
1”)をHで表し、低レベル(または”0”)をLで表
すことにする。
【0016】変調器は、ディジタルデータのビットセル
の入力順に、任意のビットセルbiを基準として連続す
る3つのビットセルbi 、bi+1 、bi+2 の各レベルの
HまたはLの組み合わせからなる論理値に対して、変調
信号の周期Tと、各周期の始点SPとをあらかじめ図1
に示すように対応付けておく。
【0017】変調信号の周期Tには短周期Ts、中周期
M 、長周期TL があり、それらは、データのビットセ
ルの幅をtb とすると、それぞれつぎのように表され
る。 Ts=tbM =1.5×tbL =2.0×tb
【0018】また、始点SPのSは、ビットセルの先端
位置を表し、Cはビットセルの中間位置を表す。また、
レベルの−印は、HまたはLを表す。
【0019】変調器は、3つのビットセルbi
i+1 、bi+2 の論理値に対応付けられた長さの周期の
信号を始点SPから1周期だけ出力するようになってい
る。
【0020】例えば、3つのビットセルbi 、bi+1
i+2 の論理値がLLLである場合には、それは、ビッ
トセルbi+1 の先端位置Sを始点とする短周期Tsの信
号の1周期に変換され、論理値がHLLである場合に
は、それは、ビットセルbi の中間位置から始まる中周
期TM の信号の1周期に変換されることになる。
【0021】なお、図1に記載されていない論理値LH
LはHLHを代用し、また、LHHはHH−を代用す
る。
【0022】上記規則に従って、下記のように変調が行
われる。いま、図2に示すようなデータが入力したとす
る。なお、有効データの前に必ずスタートビット”0”
(L)が挿入されている。
【0023】最初、スタートビットを中心とする3ビッ
トは、論理値がLLHであるから、スタートビットの先
端から開始する中周期TM の信号の1周期に変換され
る。
【0024】つぎに、この1周期TM が終わった時点で
のデータのビットセルをbi とした3つのビットセル
は、その論理値がHLHであるから、ビットセルbi
中央Cから始まる長周期TL の信号の1周期に変換され
る。
【0025】つぎに、この1周期TL が終わった時点で
のデータのビットセルをbi とする3つのビットセル
は、その論理値がHHLであるから、このビットセルb
i の中央から始まる短周期Tsの信号の1周期に変換さ
れる。
【0026】つぎに、この1周期Tsが終わった時点で
のデータのビットセルをbi とする3ビットセルは、そ
の論理値がHLLであるから、このビットセルbi の中
央から始まる中周期TM の信号の1周期に変換される。
【0027】以下同様に、3つの連続するビットセル
は、その論理値に対応する長さと始点とを持つ1周期に
変換され、その1周期が終わった時点でのビットセルを
i として再び同様の変換動作が繰り返される。
【0028】その結果、図2に示すような変調信号が得
られる。この図から明らかなように、変調信号は3つの
連続するビットセルの論理値に対応する長さと始点とを
持つ1周期の連鎖となり、従って、周期は確固として通
信媒体のノイズ等によって乱されることがない。また、
ディジタルデータの時間長と等しい時間で変調が完了す
るので、高速データ伝送に適している。
【0029】以下、上記変調を行うための変調器につい
て説明する。変調器は、図3に示すように、2個のプロ
グラマブルICを組み合わせて形成され、データ取り込
み部と、周期決定部と、カウンタと、周期始点設定部
と、変調信号出力部とから構成されている。
【0030】上記各部に対して、例えば20MHzの信
号を出力するマスタクロック信号MCKと、リセット信
号RSTと、変調の有効範囲を設定するデータ有効信号
EFCTと、データが入力中であることを表すスタンバ
イ信号STBとが共通に供給されている。
【0031】以下、上記各部の機能を、図3及び表1〜
表5を参照にして説明する。 (1)データ取り込み部 データ取り込み部は、シリアルデータであるデータ入力
信号DATと、データをパラレルの変換するデータ出力
信号SDA1、SDA2、SDA3とから構成され、下
記の表1に示すように、リセット信号RSTが高レベル
(H)になると、マスタークロック信号MCKが変調器
に印加されると共にスタンバイ信号STBがHとなりデ
ータ入力の準備が整う。
【0032】
【表1】
【0033】データ取り込み部は、変調の対象であるビ
ットセル幅tb のデータ信号DATを入力し、時間間隔
b 毎にデータ入力信号DATをサンプリング信号SM
Pによってサンプリングを行い、3つのデータ出力信号
SDA1、SDA2 SDA3を出力する機能を有す
る。
【0034】即ち、データ入力信号DATが入力する
と、データ入力信号DATのビットセル長tbに等しい
周期を持つサンプリング信号SMPによってサンプリン
グが行われる。
【0035】データ入力信号DATがHになると、第1
回目のサンプリング信号SMPによってデータ出力信号
SDA1がHとなり、それが入力へフィードバックさ
れ、第2回目のサンプリング信号SMPによってデータ
出力信号SDA2がHとなり、データ出力信号SDA1
はLとなる。
【0036】データ出力信号SDA2は、入力へフィー
ドバックされ、第3回目のサンプリング信号SMPによ
ってデータ出力信号SDA3がHとなり、データ出力信
号SDA2はLとなる。すなわち、データ出力信号SD
A1、SDA2、SDA3は、データ入力信号DATと
同一の波形を、時間的にtbずつ順次ずらした信号を形
成する。
【0037】各サンプル時点毎のデータ出力信号SDA
1、SDA2、SDA3の値は適当なレジスタにラッチ
されると同時に、次のサンプル時点に入力へフィードバ
ックされる。
【0038】(2)周期決定部 周期決定部は、中周期出力信号HALFと長周期出力信
号LONGとから構成され、下記の表2に示すように、
前記説明したデータ取り込み部においてあるサンプル時
点でラッチされたデータ出力信号SDA1、SDA2、
SDA3の各レベル値からなる論理値に基づき、変調信
号に中周期TM を適用する期間を設定する中周期出力信
号HALF、及び長周期TL を適用する期間を設定する
長周期出力信号LONGを発生する機能を有する。
【0039】
【表2】
【0040】ある時点でのデータ出力信号SDA1、S
DA2、SDA3の論理値がHLLおよびLLHの時、
中周期出力信号HALFは立ち上がりHになる。中周期
出力信号HALFがHの期間は変調信号に中周期TM
適用されることになる。
【0041】また、上記論理値がHLHの時、長周期出
力信号LONGは立ち上がりHになり、変調信号に長周
期TL が適用されることになる。なお、中周期出力信号
HALF、長周期出力信号LONG共、Lの期間は変調
信号に短周期Tsが適用される。
【0042】中周期出力信号HALFおよび長周期出力
信号LONGは、出力されると同時に、周期決定部の入
力にフィードバックされる。
【0043】(3)カウンタ カウンタは、カウント信号SRC0、SRC1、SRC
2で構成され、下記の表3に示すように、0〜7の2進
カウンタであってデータ有効信号EFCTがHの時、マ
スタークロック信号MCKの1周期毎に1ずづカウント
し、カウント信号SRC0、SRC1、SRC2を出力
する。
【0044】
【表3】
【0045】カウント信号SRC0、SRC1、SRC
2は、それぞれ、2進カウントの1桁目、2桁目、3桁
目を表す。これらのカウンタ信号はカウンタから出力さ
れると同時にカウンタの入力へフィードバックされる。
【0046】(4)周期始点設定部 周期始点設定部は、下記の表4に示すように、中周期出
力信号HALF、長周期出力信号LONG、カウント信
号SRC0、SRC1、SRC2の各状態に基づき、変
調信号の各周期の始点を設定するデータセット信号DS
ETおよび周期の中間点を設定するデータリセット信号
RSTを出力する。
【0047】
【表4】
【0048】中周期出力信号HALF及び長周期出力信
号LONGが共にLの時、即ち短周期Tsが適用される
時は、カウンタ値が2を数えた時にデータセット信号D
SETはHとなる。
【0049】また、中周期出力信号HALFがHの場合
(すなわち、中周期TM が適用される場合)、カウンタ
が4を数えた時、データセット信号DSETはHにな
る。
【0050】また、長周期出力信号LONGがHの場合
(すなわち、長周期TL が適用される場合)、カウンタ
が6を数えた時、データセット信号DSETはHにな
る。
【0051】データリセット信号DRSTは、下記の条
件でHとなる。即ち、中周期出力信号HALF及び長周
期出力信号LONGが共にLの場合(短周期Ts)、カ
ウンタが0を数えた時データリセット信号DRSTはH
となる。
【0052】中周期出力信号HALFがHの場合(中周
期TM 適用)、カウンタが1を数えた時データリセット
信号DRSTはHとなる。
【0053】また、長周期出力信号LONGがHの場合
(長周期TL 適用)、カウンタが2を数えた時データリ
セット信号DRSTはHとなる。
【0054】(5)変調信号出力部 変調信号出力部は、下記の表5に示すように、データセ
ット信号DSETとデータリセット信号DRSTとに基
づき、変調信号OUTAを作成する。すなわち、変調信
号OUTAは、データセット信号DSETの立ち下がり
で立ち上がり、データリセット信号DRSTの立ち下が
りで立ち下がるようにすることによってその1周期が形
成される。
【0055】
【表5】
【0056】以下、上記アルゴリズムに基づく変調器の
全体的動作の一例を図4を参照にして説明する。
【0057】データ有効信号EFCTがHとなると変調
動作が開始され、カウンタがカウントを開始する。サン
プリング信号SMPによるデータ入力信号DATのサン
プリングが開始され、時間tbごとにデータ入力信号D
ATのサンプリングデータデータ出力信号SDA1、S
DA2、SDA3がデータ取り込み部から出力される。
【0058】データ出力信号SDA1、SDA2、SD
A3の論理値がHLLになるまでは、中周期出力信号H
ALFも長周期出力信号LONGもLであり、その間、
カウンタは”0123”のカウントを繰り返し、また、
データセット信号DSETは、カウント2で立ち上がり
カウント3で立ち下がる。一方、データリセット信号D
RSTは、カウント0で立ち上がりカウント1で立ち下
がる動作を繰り返している。
【0059】従って、上記論理値がHLLとなるまで
は、変調信号は短周期Tsの信号である。
【0060】データ入力信号DATがビットセルb1
Hになると、サンプリング信号SMPのタイミングt1
においてビットセルb1 の中間点でデータ出力信号SD
A1がHとなる。
【0061】つぎに、タイミングt2 でデータ出力信号
SDA2がHとなり、つぎに、タイミングt3 でデータ
出力信号SDA3がHとなる。
【0062】タイミングt2 で、データ出力信号SDA
1、SDA2、SDA3の論理値はHLLとなりその結
果、中周期出力信号HALFがHとなる。
【0063】中周期出力信号HALFがHとなると、デ
ータセット信号DSETはカウント4で立ち上がりカウ
ント5で立ちさがる。一方、データリセット信号DRS
Tはカウント1で立ち上がり、カウント2で立ち下が
る。その結果、変調信号は中周期TM (=1.5tb)
の信号となる。
【0064】1周期TM の終了時点で、サンプリングデ
ータの上記論理値がチェックされ、LLHであるからや
はり中周期TM が適用され、つぎの周期TM に引き継が
れる。このようにして、中周期TMが3回続く。
【0065】時刻t6 とt7 の中間で3回目の中周期が
終了した時点で、データ出力信号SDA1、SDA2、
SDA3の論理値はHLHとなり、従って、中周期出力
信号HALFはLとなり、長周期出力信号LONGがH
となる。
【0066】長周期出力信号LONGがHとなると、デ
ータセット信号DSETのパルス間隔はカウント6まで
となり、その結果、変調信号は長周期TL (=2.0×
tb)となる。この長周期TL の変調信号の1周期は、
時刻t8 とt9 の中間で終了する。
【0067】この時点で、上記論理値はHHHであるか
ら、長周期出力信号LONGは立ち下がり、その結果、
中周期出力信号HALF、長周期出力信号LONGとも
Lとなり、従って、変調信号は短周期Tsへ移行する。
【0068】以下同様にして、変調信号の各1周期が順
次作成され、各周期の終了時点での上記論理値によって
その後に続く1周期が決定されていくことになる。
【0069】上記のように送信側で変調された変調信号
は、受信側では下記のように変調とは逆手順で復調され
る。
【0070】まず、図5に示すように、受信された変調
信号の各立ち上がりを表すエッジ信号を作る。このエッ
ジ信号は変調器におけるデータセット信号DSETに相
当する。これによって、変調信号の各周期の種類(T
s、TM 、TL )が検出される。
【0071】同時に、周期TMの終わりのエッジ信号に
よりトグルするエッジトグル信号MTGLを作成する。
【0072】つぎに、エッジトグル信号MTGLと変調
信号の周期とから復調信号RXDを作成する。この場合
の状態図は表6に示すようになる。
【0073】
【表6】
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るディ
ジタルデータの変調方法によれば、変調信号は、周期の
安定した1周期の信号の連鎖となり、通信媒体によって
デューテイ比が乱されても安定して復調され、且つ通信
媒体のノイズ等に対して安定した高速データ通信に適し
た変調を行うことができると云う極めて優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディジタルデータの変調方法の一
実施例を示す状態図である。
【図2】同実施例の原データと変調信号との関係を示す
波形図である。
【図3】同変調器の構成を示す略示的回路図である。
【図4】同変調動作を示すタイミングチャート図であ
る。
【図5】同復調動作を示すタイミングチャート図であ
る。
【図6】従来技術のFSK信号を示すタイミングチャー
ト図である。
【図7】同FM信号を示すタイミングチャート図であ
る。
【符号の説明】
C 中間点 DAT データ入力信号 DRST データリセット信号 DSET データセット信号 EFCT データ有効信号 HALF 中周期信号 LONG 長周期信号 MCK マスタークロック信号 MTGL エッジトグル信号 OUTA 変調信号 RST 変調器のリセット信号 S 先端 SDA1、SDA2、SDA3 データ出力信号 SMP サンプリング信号 SP 変調信号の始点 SRC0、SRC1、SRC2 カウント信号 STB スタンバイ信号 T 変調信号の周期 Ts 変調信号の短周期 TM 変調信号の中周期 TL 変調信号の長周期 TXD 送信信号 tb データのビットセル幅 RXD 復調信号

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信するディジタルデータを構成する少な
    くとも連続した3ビットの組合せに対応した論理値と、 前記ディジタルデータのビットのセル幅を基準にした周
    期を有する所定の信号とを対応付けし、 前記対応付けした所定の信号により変調開始位置を適宜
    変えて変調信号を作成することを特徴とするディジタル
    データの変調方法。
  2. 【請求項2】 上記所定の信号は、上記ディジタルデータ
    のビットのセル幅に対し、同一、1.5倍、2倍の周期
    を有する信号であることを特徴とする請求項1に記載の
    ディジタルデータの変調方法。
  3. 【請求項3】 上記ディジタルデータと変調信号との関係
    は、前記3ビット(b 、b i+1 、b i+2 )=L、
    L、Lの時、短周期(T )に変調すると共に変調の開
    始位置はビット(b i+1 )の先端(S)であり、前記
    3ビット(b 、b i+1 、b i+2 )=L、L、Hの
    時、中周期(T )に変調すると共に変調の開始位置は
    ビット(b i+1 )の先端(S)であり、前記3ビット
    (b 、b i+1 、b i+2 )=H、L、Lの時、中周
    期(T )に変調すると共に変調の開始位置はビット
    (b )の中間点(C)であり、前記3ビット(b
    i+1 、b i+2 )=H、L、Hの時、長周期
    (T )に変調すると共に変調の開始位置はビット(b
    )の中間点(C)であり、上記3ビット(b 、b
    i+1 、b i+2 )=H、H、−の時、短周期(T
    に変調すると共に変調の開始位置はビット(b )の中
    間点(C)であることを特徴とする請求項1又は2に記
    載のディジタルデータの変調方法。
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