JP3305129B2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP3305129B2
JP3305129B2 JP23254594A JP23254594A JP3305129B2 JP 3305129 B2 JP3305129 B2 JP 3305129B2 JP 23254594 A JP23254594 A JP 23254594A JP 23254594 A JP23254594 A JP 23254594A JP 3305129 B2 JP3305129 B2 JP 3305129B2
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  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像や映像を表示する表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表示装置の入力信号の走査周波数
は、各表示装置毎に決まっており、異なった走査周波数
の入力信号に対応して表示を行なおうとすると、入力さ
れた信号の走査周波数により、各画素の信号の書き換え
周期が変化するため、周波数によっては表示特性が劣化
するなど問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、画素
の信号の書き換え周期が変化した場合に、各画素の明る
さの変化が十分短時間で入力信号の変化に応答する場合
には、表示の明るさに走査周波数を変えた影響は出ない
が、各画素の入力信号の変化に対する明るさの変化の応
答速度が書き換えの周期に近付くにつれて、書き換えの
周期の変化に応じて表示の明るさが変化する問題が生じ
てくる。即ち、入力信号の走査周波数が増加し、画素へ
の書込み時間の間隔が短くなると、表示の明るさの変化
が書き換え周期に対して遅れるため、平均の明るさが減
少するという問題を生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、駆動回路、液
晶パネルを用いた表示部、及び光源を有し、画素への信
号の書込み周波数に応じて、光源の明るさを制御するこ
とにより表示の明るさを制御する手段を有することを特
徴とする表示装置である。以下、実施例により本発明を
具体的に説明する。
【0005】
【実施例】
[実施例1]本発明第1の実施例のブロック図を図1に
示す。図1の入力Aと入力Bには異なった走査周波数を
持つ入力信号が与えられている。入力Aと入力Bの選択
は入力選択手段5によって行なわれる。入力選択手段5
は入力信号を選択するのと同時に制御手段1を介して入
力A又は入力Bに対して入力の走査周波数に応じて光源
4の光量を制御することで入力Aと入力Bによる表示の
明るさを一定に制御する。
【0006】 本発明では、表示部3液晶パネルから
構成される。本実施例の表示部3に使用した液晶パネル
を図3に示す。図中、10,11は透明電極、12,1
3は透明基板、14は液晶、15,16は偏光板、1
7,18は配向膜である。本液晶パネルは、透明基板1
2,13上にそれぞれ透明電極10,11を設け、更に
その上に配向膜17,18を塗布形成しその表面をナイ
ロンなどの布によりラビング処理し、液晶14を挟持し
た構造であり、TN(ツイストネマチック)液晶を用
い、透明基板12,13の外側には偏光板15,16を
貼り付けてある。また本実施例は、透明電極10,11
の少なくとも一方が画素に分割され、各画素にTFTス
イッチを有するアクティブマトリクス表示装置である。
液晶パネルの動作モードには電極間に電圧を印加するこ
とで透過率が減少するノーマリーホワイトモードを用い
た。従って本液晶パネルは液晶に印加された電圧が減少
すると透過率が上昇していく。
【0007】図4に駆動電圧の変化に対する透過率の変
化(明るさ)を示した。図4からわかるように、電圧の
変化に対して明るさの変化は時間遅れをもっている。こ
のため画素の書き換え時間T1 、T2 に対しての各画素
の明るさは異なってくる。
【0008】図5には更に実際の画素の書き換え周期が
変化したことで表示の明るさがどのように変化するかを
示した。図5はインタレース走査を行ない解像度を確保
し、更に動画像の表示に対する解像度も確保するため非
走査線を1フィールド毎に黒にリセットする駆動法で動
作させた場合の画素の透過率の時間変化を示している。
【0009】TN液晶を用いた液晶パネルの電圧応答は
数msから数十msの範囲であり、入力信号がビデオ信
号の場合、30Hzや60Hzの走査周期で画素への信
号の書込みが行なわれる。このように走査周期の異なる
入力信号を同一の表示装置において一定の明るさで表示
するため、本実施例においては入力信号を選択する入力
信号選択手段5により入力信号の切換と同時に光源4の
明るさを制御する。入力信号の走査周波数の増加により
図5の画素の書込み周期はT2 からT1 へと短くなって
いる。
【0010】図5に示すように、周期T1 の明るさは周
期T2 の明るさに比較して低下してくる。このような表
示の明るさの減少に対して本実施例では光源の明るさを
増加して表示の明るさが一定になるように対応する。
【0011】 また液晶パネルでは画素マトリクスが形
成され各画素は選択された書込み時間内に画素電極に入
力された信号を次の書込み時間までの間は保持し続けな
ければならない。しかしながら電荷の保持に対してスイ
ッチ部、液晶層を介したリーク電流があり、画素電極の
電位は徐々に減少する。図6にその様子を示す。図6か
ら明らかなように、入力信号の走査周波数による書込み
周期の変化により画素電位の減少も変化する。この画素
電位の変化により表示の明るさの変化が発生する。
、液晶パネルの駆動信号の振幅を制御して明るさを一
定とすることもできる。よって、光源の明るさを制御す
ると同時に駆動信号の振幅を制御しても良い。
【0012】[実施例2]本発明第2の実施例のブロッ
ク図を図2に示す。本実施例では、実施例1とは異な
り、入力信号の走査周期を走査周波数検出手段6を用い
て検出し、走査周波数に応じて制御手段1を介して光源
4の明るさを制御することによって表示の明るさを一定
とすることができる。
【0013】また、本実施例においても、液晶パネルの
駆動信号の振幅を制御することで表示の明るさを一定に
することができ、上記光源の明るさの制御と同時に行っ
ても構わない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力信号の走査周波数の変化によらず表示の明るさを一
定に保つことができ、走査周波数の異なる信号に対して
同一の表示装置を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施例のブロック図である。
【図2】本発明第2の実施例のブロック図である。
【図3】本発明第1の実施例に用いた液晶パネルの概略
図である。
【図4】本発明第1の実施例に用いた液晶パネルの、駆
動電圧の変化に対する透過率の変化を示した図である。
【図5】本発明第1の実施例に用いた液晶パネルの、画
素の書き換え周期が変化した場合の表示の明るさの変化
を示す図である。
【図6】本発明第1の実施例に用いた液晶パネルの、各
画素の電位の変化を示す図である。
【符号の説明】 10,11 透明電極 12,13 透明基板 14 液晶 15,16 偏光板 17,18 配向膜

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動回路、液晶パネルを用いた表示部、
    及び光源を有し、画素への信号の書込み周波数に応じ
    、光源の明るさを制御することにより表示の明るさを
    制御する手段を有することを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 光源の明るさを制御すると同時に、表示
    装置の駆動信号を制御することにより表示の明るさ
    することを特徴とする請求項の表示装置。
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