JP3304428B2 - 水道メータ - Google Patents

水道メータ

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JP3304428B2
JP3304428B2 JP27664692A JP27664692A JP3304428B2 JP 3304428 B2 JP3304428 B2 JP 3304428B2 JP 27664692 A JP27664692 A JP 27664692A JP 27664692 A JP27664692 A JP 27664692A JP 3304428 B2 JP3304428 B2 JP 3304428B2
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進太郎 唐沢
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東洋計器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水道メータに関し、一層
詳細には、流路内に配置され、流路内を通過する水の流
体圧で回転する羽根車と、該羽根車の回転軸の上端に設
けられ、マグ ネットが固定されたマグネットホルダと、
該マグネットホルダの上方に仕切板を介して配置され、
前記羽根車の回転に伴いマグネットが回転すると、この
回転を検出するマグネットセンサを有する計測部とを具
備する水道メータに関する。
【0002】
【従来の技術】図に、合成樹脂で形成されると共に、
少なくとも1面が開放され、マグネット102が内部に
収容された凹部を有するホルダ本体と、合成樹脂で形成
され、凹部内に収容されたマグネット102の抜脱を防
止すべく凹部の開放された面を閉塞する閉塞部材とを具
備するマグネットホルダ100が取り付けられた水道メ
ータ104を示す。この水道メータ104は、流路10
6内に配設され、流路106内を通過する水の流体圧で
回転する羽根車108の回転数から水量等を計測するも
のである。マグネットホルダ100は羽根車108の回
転軸110の上端に設けられている。マグネットホルダ
100の上方には、仕切板112を介して流量計測回路
を含む計測部114が配設されている。前記流量計測回
路にはリードスイッチ、ホール素子、磁気抵抗素子等の
マグネットセンサが組み込まれており、羽根車108の
回転に伴いマグネット102が回転すると、このマグネ
ットセンサの出力値が変化する。この変化を捕らえて羽
根車108の回転数を求め、水の流量等に換算する。マ
グネットホルダ100へマグネット102を固定するに
は、ホルダ本体の凹部内へマグネット102を挿入し、
さらにマグネット102が挿入されている凹部内へ接着
剤を充填し、閉塞部材で凹部の開放された面を閉塞す
る。接着剤を凝固させて製造が完了する。このように製
造されたマグネットホルダ100は羽根車108の回転
軸110上端へ同軸に固定される。上記の方法の他、最
近では合成樹脂の超音波溶着の技術を利用した固定方法
も採用されている。すなわち、ホルダ本体の凹部内へマ
グネット102を挿入し、閉塞部材で凹部の開放された
面を閉塞し、閉塞部材とホルダ本体を超音波溶着する。
超音波溶着は極めて精度よく溶着が可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のマグネットホルダへマグネットを固定する方法に
は次のような課題がある。先ず、接着剤でマグネット1
02を固定する方法では作業の自動化ができない。充填
する接着剤の量が僅かなため、充填作業は作業員の手作
業にならざるを得ない。そのため、作業能率を向上させ
るのが難しいという課題がある。一方、超音波溶着の場
合、自動化という課題は解決できるが、高精度の溶着が
可能であるため、逆にマグネット102のサイズが例え
公差範囲内であっても所定のサイズと異なると、閉塞部
材を溶着しても凹部内でがたついてしまう。羽根車10
8は高い応答性を有するため、高速で回転し、急速に回
転停止が可能になており、マグネット102が凹部内
でがたついているとマグネット102が凹部内面に衝突
を繰り返すことになりマグネットホルダ100の寿命が
短くなってしまうという課題がある。従って、本発明は
マグネットのホルダ本体への固定を自動化可能であると
共に、マグネットのがたつきを防止可能な水道メータ
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、水道メータ
は、流路内に配置され、流路内を通過する水の流体圧で
回転する羽根車と、該羽根車の回転軸の上端に設けら
れ、マグネットが固定されたマグネットホルダと、該マ
グネットホルダの上方に仕切板を介して配置され、該マ
グネットホルダの上方に仕切板を介して配置され、前記
羽根車の回転に伴うマグネットの回転を検出するマグネ
ットセンサを有する計測部とを具備する水道メータにお
いて、前記マグネットホルダは、合成樹脂で形成される
と共に、少なくとも1面が開放され、マグネットが内部
に収容された凹部を有するホルダ本体と、該ホルダ本体
の前記凹部の開口端に天板部が配置され、前記ホルダ本
体に対して超音波溶着されて前記凹部を閉塞すると共
に、前記マグネットの肩部に外方から当接して、該マグ
ネットの凹部内での上下方向および水平方向でのがたつ
きを防止する斜面部を天板部の下面に有する閉塞部材と
を具備することを特徴とする。 また、前記閉塞部材は、
天板部の下面から下方へ突出してマグネットの上面を押
圧する凸部を備えることを特徴としてもよい。 さらに、
前記閉塞部材の天板部の下面には、前記凹部の内壁面と
マグネットの外壁面との間に進入する脚部を備えること
を特徴としてもよい。
【0005】
【作用】作用について説明する。本発明に係る水道メー
タは、閉塞部材の斜面部が合成樹脂の弾性力とあいまっ
てマグネットの肩部をおさえ、マグネットの上下方向お
よび水平方向のがたつきを防止することができる。 請求
項2に係る水道メータは、斜面部が合成樹脂の弾性力と
あいまってマグネットの肩部をおさえ、且つ凸部の下端
部はマグネットの上面に当接するので、マグネットのが
たつきをより確実に防止できる。 請求項3に係る水道メ
ータは、脚部がマグネットの上部をがたつかないように
保持することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。図1は本実施例の水道メータにおけ
るマグネットホルダ10の断面図であり、図2はその平
面図である。なお、図1は図2におけるA−A部断面図
である。両図において、12はホルダ本体であり、合成
樹脂で形成されている。ホルダ本体12の上部には、上
面が開放された凹部14が点対称に2箇所凹設されてい
る。2箇所の凹部14は内周面に段差16a、16bが
設けられている。また、凹部14内にはそれぞれマグネ
ット18が内部に収容されている。20は貫通孔であ
り、凹部14と凹部14との間に上下方向へ透設されて
いる。貫通孔20はホルダ本体12を軽量化するために
設けられている。
【0007】22は軸受であり、ホルダ本体12の中心
孔24内にインサート成形で一体に配設されている。軸
受22は、マグネットホルダ10が取り付けられた羽根
車108(図参照)を水道メータ内へ取り付ける場合
に、仕切板112(図参照)から垂設され、マグネッ
トホルダ10を回転可能に支持する支持軸116(図
参照)が嵌合する。26は閉塞部材であり、合成樹脂で
形成されている。閉塞部材26は、凹部14内に収容さ
れたマグネット18の抜脱を防止すべく、凹部14の開
放された上面を閉塞する。閉塞部材26の断面形状につ
いて図3と共に詳しく説明する。
【0008】閉塞部材26は、天板部28、脚部30お
よび斜面部32および凸部32aから成る。なお、図1
では斜面部32は確認できないので、閉塞部材26を拡
大した図3に基づいて閉塞部材26について説明する。
天板部28は厚さが段差16aの深さと同一であり、凹
部14を閉塞した場合(図1の状態)には上面はホルダ
本体12の上面と面一になる。脚部30は天板部28の
下面から垂設されている。脚部30の長さは段差16か
らの段差16bの深さより若干短寸に形成されている。
凹部14を閉塞した場合(図1の状態)、脚部30は段
差16bへ摺合する。脚部30は、凹部14の内壁面と
マグネット18の外壁面との間に進入し、マグネット1
8の上部を収納する。 閉塞部材26aの斜面部32は、
天板部28a内面と、脚部30aとの連結部分に斜面状
に突設されている。斜面部32は、マグネット18の肩
部に当接し、合成樹脂の弾力性とあいまってマグネット
18を矢印C方向(図4参照)へ付勢するのでマグネッ
ト18の上下方向および水平方向のがたつきを防止する
ことができる。 凸部32aは、天板部28の下面から下
方へ突設されている。凸部32aの断面形状は特に限定
されないが、凹部14を閉塞した場合(図1の状態)、
凸部32aの下端部はマグネット18の上面に当接す
る。
【0009】次に、このように構成されたマグネットホ
ルダ10の製造方法について説明する。まず、軸受22
がインサート成形されているホルダ本体12の凹部14
内へマグネット18を開放された上面から挿入する。続
いて、閉塞部材26で凹部14の開放された上面を閉塞
する。この状態で矢印Bで示す位置、範囲に超音波振動
を加える。すると、超音波振動により合成樹脂で形成さ
れたホルダ本体12と閉塞部材26は発熱し、互いの接
触面同士が溶着する。超音波溶着の際に、斜面部32は
マグネット18の肩部に当接して矢印C方向(図4参
照)へ付勢している。一方、凸部32aはマグネット1
8の上面に予め当接してマグネット18を圧接してい
る。従って、超音波溶着によって閉塞部材26がホルダ
本体12へ固定されると、マグネット18の圧接状態も
保持されるので、マグネット18の凹部14内でのがた
つきを確実に防止可能となる。さらに、脚部30がマグ
ネット18の上部を収納して保持することとなり、マグ
ネット18の凹部14内でのがたつきを確実に防止可能
となる。なお、超音波を加える態様によっては斜面部
2を溶融させることができ、溶融した樹脂で隙間を充填
することも可能である。
【0010】次に、図4と共に凸部の他の実施例につい
て説明する。図4に示す閉塞部材26は、天板部28内
面と脚部30との連結部分に斜面状に突設されている斜
面部32のみが設けられている。 かかる場合であって
も、斜面部32は、マグネット18の肩部に当接し、合
成樹脂の弾力性とあいまってマグネット18を矢印C方
向へ付勢するのでマグネット18の上下方向および水平
方向のがたつきを防止することができる。
【0011】上、本発明の好適な実施例について種々
述べてきたが、本発明は上述の実施例に限定されるので
はなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施
し得るのはもちろんである。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る水道メータは、閉塞部材が
超音波溶着されることにより、斜面部のマグネットへの
当接状態が保持されるので、接着剤を充填することなく
凹部内でのマグネットのがたつきを防止可能となるの
で、マグネットホルダの製造を自動化可能となると共
に、マグネットの衝撃に起因するマグネットホルダの損
傷を防止でき、マグネットホルダの寿命をのばすことが
可能となる等の著効を奏する。特に水道メータの羽根車
は高い応答性を有するため、高速で回転し、急速に回転
停止が可能となっているが、本発明では、斜面部がマグ
ネットの肩部に当接し、合成樹脂の弾性力とあいまって
マグネットを付勢するのでマグネットの上下方向および
水平方向のがたつきを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水道メータにおけるマグネットホ
ルダの実施例を示した断面図。
【図2】実施例の平面図。
【図3】実施例の閉塞部材の断面図。
【図4】閉塞部材の他の実施例を示した断面図。
【図5】従来の水道メータの断面図。
【符号の説明】
10 マグネットホルダ 12 ホルダ本体 14 凹部 18 マグネット 26 閉塞部材 32 斜面部 32a 凸部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路内に配置され、流路内を通過する水
    の流体圧で回転する羽根車と、 該羽根車の回転軸の上端に設けられ、マグネットが固定
    されたマグネットホルダと、 該マグネットホルダの上方に仕切板を介して配置され、
    前記羽根車の回転に伴うマグネットの回転を検出するマ
    グネットセンサを有する計測部とを具備する水道メータ
    において、 前記マグネットホルダは、 合成樹脂で形成されると共に、少なくとも1面が開放さ
    れ、マグネットが内部に収容された凹部を有するホルダ
    本体と、 該ホルダ本体の前記凹部の開口端に天板部が配置され、
    前記ホルダ本体に対して超音波溶着されて前記凹部を閉
    塞すると共に、前記マグネットの肩部に外方から当接し
    て、該マグネットの凹部内での上下方向および水平方向
    でのがたつきを防止する斜面部を天板部の下面に有する
    閉塞部材とを具備することを特徴とする水道メータ。
  2. 【請求項2】 前記閉塞部材は、 天板部の下面から下方へ突出してマグネットの上面を押
    圧する凸部を備えることを特徴とする請求項1記載の水
    道メータ。
  3. 【請求項3】 前記閉塞部材の天板部の下面には、 前記凹部の内壁面とマグネットの外壁面との間に進入す
    る脚部を備えることを特徴とする請求項1または2記載
    の水道メータ。
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