JP3884215B2 - 磁気結合ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気結合ポンプ、特に、回路基板に実装された磁気検出素子とロータの磁石部との間隔のばらつきを解消するための磁気結合ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、磁気結合ポンプは、隔壁によってポンプ室とモータ室とに仕切られ、モータ室内に、ポンプ室内のロータの端面と平行に回路基板が配され、かつ、ロータの磁石部と対峙する回路基板部位に磁気検出素子が実装される。ここで、磁気検出素子は、ステータのコイルへの通電タイミングを制御するためにロータの回転角度位置を検知するものである(例えば特開平4−353291号公報参照)。
【0003】
従来、特開平10−9185号公報に開示されるように、回路基板は、ステータのボビンに一体成形された複数の取付部材によって保持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平10−9185号公報に記載の従来の磁気結合ポンプにおいて、ロータ端面と対峙する回路基板部位に磁気検出素子を実装する場合、上記のように複数の取付部材がステータのボビンに一体成形されていることから、ステータの取付位置によって取付部材の位置が変動し、磁気検出素子とロータの磁石部との間隔にばらつきを生じ、その結果、磁気検出素子の出力にばらつきを生じ、ロータの回転角度位置を精度良く検知することができないという問題があった。
【0005】
本発明は、上記のような従来の問題点を解決し、磁気検出素子とロータの磁石部との間隔のばらつきを解消しロータの回転角度位置を精度良く検知することができる磁気結合ポンプを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の磁気結合ポンプは、隔壁によってポンプ室とモータ室とに仕切られ、前記モータ室内に、前記ポンプ室内のロータの端面と平行に回路基板が配され、かつ、前記ロータの磁石部と対峙する回路基板部位に磁気検出素子が実装される磁気結合ポンプにおいて、前記ロータは筒部を有し、該筒部に前記磁石部が構成され、かつ、前記筒部の端面と対峙する隔壁部位からモータ室側へ複数の支持部材を突設すると共に、前記ロータを回転自在に保持するシャフトの延長線上に圧縮スプリングを配設し、該圧縮スプリングにより前記回路基板を前記複数の支持部材の各端面に押圧した状態で前記モータ室に溶融した合成樹脂を流し込み固化させて構成されることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0008】
図1は、磁気結合ポンプの断面図を示す。
【0009】
図1において、磁気結合ポンプ1は、流体例えば冷却水の流入通路2と流出通路3が形成された合成樹脂製のポンプ室側ハウジング4と、このポンプ室側ハウジング4と共にポンプ室5を形成する合成樹脂製のボデー6と、このボデー6と共にモータ室7を形成する合成樹脂製のモータ室側ハウジング8とを備え、ポンプ室側ハウジング4とボデー6、及び、ボデー6とモータ室側ハウジング8はそれぞれ溶着によって一体化されている。
【0010】
ポンプ室5に合成樹脂製のロータ9が収容されている。
【0011】
ロータ9は略円筒カップ状に形成されており、底部10の中央部にPPS(ポリフェニレンスルフィド)材料からなる円筒状の軸受部11が、また、軸受部11の周囲にインペラ12がそれぞれ形成されている。軸受部11の貫通孔にシャフト13が挿通されており、ロータ9はシャフト13回りに回転自在とされている。シャフト13はインサート体としてボデー6に部分的に固着されており、ボデー6に対するシャフト13の回転及び抜けを防止するためのスパイラル部14がボデー6内部に埋められている。シャフト13の先端部に、ロータ9の回転時の浮き上がりを防止するためのストッパ部材としてのワッシャ15がスクリュねじ16によって取り付けられている。ロータ9の筒部17は磁性体粉を含有し円周方向に部分的に磁化されたプラスチックマグネットにより構成されており、これらの磁石部がステータ18の回転磁界によって回転力を受け、ロータ9が回転する。
【0012】
モータ室7に、モータ室側ハウジング8側の一部を除いて合成樹脂材料が充填されている。この充填部材19に回路基板20が埋まっている。
【0013】
回路基板20は貫通孔21を有し、この貫通孔21にボデー6のボス部22が挿通されている。ボス部22はシャフト13の延長軸上に形成されており、その先端面23はボデー6のモータ室側ハウジング8側の端面24と略面一となっている。
【0014】
回路基板20のロータ9側の基板面25に、配線金具26を介してステータ18が実装されており、ステータ18はボデー6の環状凹部27に収容されている。
【0015】
回路基板20のロータ9側の基板面25は複数の支持部材28と当接している。各支持部材28はボデー6と一体成形されており、各支持部材28はロータ9の筒部17の端面29と対峙するリング状壁部30からモータ室側ハウジング8の方向に突出しており、各支持部材28の端面31は面一となっている。
【0016】
また、回路基板20のロータ9側の基板面25に内側ターミナル32が実装されており、この内側ターミナル32は、ボデー6に固着された電源供給用の外側ターミナル33と接触している。
【0017】
また、回路基板20のロータ9側の基板面25に磁気検出素子としてのホール素子34が実装されている。ホール素子34は、ロータ9の回転角度位置を検出するためのセンサであり、ロータ9の筒部17の端面29と対向している。
【0018】
回路基板20の他方の基板面35とモータ室側ハウジング8の内面36との間に、スプリングの座屈防止用のボス部22を囲んで圧縮スプリング37が配設されている。
【0019】
次に、上記磁気結合ポンプ1の製造方法におけるモータ室7側の製造方法について図1及び図2に基づいて説明する。
【0020】
まず、回路基板20にステータ18、ホール素子34、内側ターミナル32等を実装しておく。そして、図2に示すように、回路基板20の貫通孔21にボデー6のボス部22を通し、ボデー6の環状凹部27にステータ18を収容すると共に内側ターミナル32と外側ターミナル33とを接続する。また、ボス部22の周囲に圧縮スプリング37を嵌め、モータ室側ハウジング8に代わる図示しない仮組付用プレートをボデー6のモータ室側ハウジング8側の端面24に当接、固定させ、仮組付用プレートの内面と回路基板20の他方の基板面35とで圧縮スプリング37を保持する。このとき、回路基板20は圧縮スプリング37の弾性力によって複数の支持部材28の各端面31に押圧されている。そして、ステータ18側が下に位置するようモータ室7の上下方向を設定した状態でモータ室7に溶融した合成樹脂を流し込む。そして、合成樹脂の固化を待って仮組付用プレートを取外し、モータ室側ハウジング8をボデー6のモータ室側ハウジング8側の端面24に溶着する。
【0021】
このようにして、図1に示すようなモータ室7側が製造される。
【0022】
以上説明したように、本実施形態は、隔壁6によってポンプ室5とモータ室7とに仕切られ、モータ室7内に、ポンプ室5内のロータ9の端面29と平行に回路基板20が配され、かつ、ロータ9の磁石部と対峙する回路基板20部位に磁気検出素子34が実装される磁気結合ポンプ1において、ロータ9は筒部17を有し、筒部17に磁石部が構成され、かつ、筒部17の端面29と対峙する隔壁部位30からモータ室7側へ複数の支持部材28を突設すると共に、ロータ9を回転自在に保持するシャフト13の延長線上に圧縮スプリング37を配設し、圧縮スプリング37により回路基板20を複数の支持部材23の各端面31に押圧した状態でモータ室7に溶融した合成樹脂を流し込み固化させて構成される。
【0023】
このため、隔壁部位30から回路基板20までの間隔にばらつきが生じなくなり、また、圧縮スプリング37の弾性力によって回路基板20を押圧しているため、回路基板20に傾きを生じさせないで溶融樹脂を固化させることができる。したがって、磁気検出素子34の出力が安定化し、ロータ9の回転角度位置を精度良く検知することができるようになる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によると、磁気検出素子とロータの磁石部との間隔のばらつきを解消しロータの回転角度位置を精度良く検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気結合ポンプの一実施形態の断面図である。
【図2】その製造過程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 磁気結合ポンプ
5 ポンプ室
6 隔壁
7 モータ室
9 ロータ
13 シャフト
17 筒部
20 回路基板
28 支持部材
29 端面
30 隔壁部位(リング状壁部)
31 支持部材端面
34 磁気検出素子
37 圧縮スプリング

Claims (1)

  1. 隔壁によってポンプ室とモータ室とに仕切られ、前記モータ室内に、前記ポンプ室内のロータの端面と平行に回路基板が配され、かつ、前記ロータの磁石部と対峙する回路基板部位に磁気検出素子が実装される磁気結合ポンプにおいて、
    前記ロータは筒部を有し、該筒部に前記磁石部が構成され、かつ、
    前記筒部の端面と対峙する隔壁部位からモータ室側へ複数の支持部材を突設すると共に、
    前記ロータを回転自在に保持するシャフトの延長線上に圧縮スプリングを配設し、該圧縮スプリングにより前記回路基板を前記複数の支持部材の各端面に押圧した状態で前記モータ室に溶融した合成樹脂を流し込み固化させて構成される
    ことを特徴とする磁気結合ポンプ。
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