JP3303876B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3303876B2
JP3303876B2 JP2000097812A JP2000097812A JP3303876B2 JP 3303876 B2 JP3303876 B2 JP 3303876B2 JP 2000097812 A JP2000097812 A JP 2000097812A JP 2000097812 A JP2000097812 A JP 2000097812A JP 3303876 B2 JP3303876 B2 JP 3303876B2
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均 小田島
寛 長谷川
政幸 川原田
秀幸 深澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、はんだボールを装着冶
具に装着し、装着したはんだボールを用いてバンプを形
成する半導体装置の製造技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、はんだボールを所定の位置に供給
・整列させる方法として、特開昭60-52045号公
報に記載のものがある。
【0003】それを図39に示す。この方法は、(a)
基板9001の電極パット9002と対応する位置に、
はんだ等の粒体9000を入れる挿入穴9003を有す
る位置決め9004を、前記電極パット9002の真上
に、前記挿入穴9003と合致させて位置決めする。そ
の後、(b)位置決め板9004に粒体9000を供給
し、振動を加える、(c)その振動により挿入穴900
3に粒体9000を入れる、(d)余った粒体9000
は、位置決め板9004と基板9001を同時に傾け排
除するようにしたものある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、低コ
ストに性能の安定した半導体装置の生産が困難である等
課題があった。
【0005】本発明の目的の一つは、低コストに性能の
安定した半導体装置を生産することにある。また、本発
明の他の目的は、半導体装置にバンプを高い精度で高速
に形成することが可能な半導体装置の製造方法を提供す
るものである。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】本願に含まれる発明の代
表的なものとして次のものがある。
【0008】本発明の一つの態様として、導電性粒体を
撹乱させるとともに、装着治具の貫通孔から吸引する第
一の工程と、装着治具への装着不良があるか検査する第
二の工程と、装着治具に装着された導電性粒体をパッド
上に移し、溶融する第三の工程と、を有する半導体装置
の製造方法において、第二の工程で不良を検出した場合
には該装着治具に対して第一の工程をリトライし、第二
の工程で不良を検出しなかった場合には第一の工程をリ
トライせずに第三の工程に向けて工程を進めるようにし
たものがある。 また、本発明の他の態様として、導電性
粒体を撹乱させる第一の工程と、導電性粒体を装着治具
の貫通孔から吸引する第二の工程と、装着治具への装着
に不良があるか検査する第三の工程と、装着治具に装着
した導電性粒体を用いてバンプを形成する第四の工程と
を含む半導体装置の製造方法において、第三の工程で不
良を検出した場合には、該装着治具に対して第一の工程
及び第二の工程をおこなうことにより装着をリトライ
し、第三の工程で不良を検出しなかった場合には、第一
の工程及び第二の工程をリトライせずに第四の工程に向
けて工程を進めるようにしたものがある。 本発明の他の
態様として、撹乱させたはんだボールを装着治具に装着
させ、装着させたはんだボールを装着治具から半導体素
子のパッドに移し、溶融してバンプを形成する半導体装
置の製造方法のうち、はんだボールをパッドに移す前
に、はんだボールの装着治具への装着に不良があるか検
査し、不良が検出された場合にはその装着治具に再度撹
乱させたはんだボールを装着させ、不良が検出されなか
った場合にはその装着治具に装着させたはんだボールを
用いてバンプを形成するようにしたものがある。 本発明
の他の態様として、導電性粒体を撹乱させるとともに、
装着治具の貫通孔から吸引する第一の工程と、前記装着
不良があるか検査する第二の工程とを有する半導体装置
の製造方法のうち、前記装着の不良を検出した場合、前
記装着治具に対して自動的に前記第一の工程をリトライ
するようにしたものがある。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。
【0013】まず、本発明の主要部の概要を説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例の概要を示すもの
である。図2から図15及び図18により、本発明のは
んだボール供給・整列方法について説明する。図18に
示すようにガラス治具は、はんだボール3が入る穴と、
はんだボール3を吸引するために設けた小さい穴を重ね
もち、これらの各穴は、半導体素子1の接続パッドの配
列と合うように設けられている。図1に示すように数時
間分のはんだボールが入るストッカー5301から、上
記ガラス治具のはんだボールが入る全穴に入るために必
要な数量分だけに分ける分離部と、ガラス治具の上部
(はんだボールが入る面)面に密着を可能にする機構と
一定の容積をもつホッパー(A)5001を有する振り
込みヘッド部500と、上記ガラス治具の穴に入り余っ
たはんだボールを回収するために吸引手段と接続してい
る容器5100を有する回収部560と、各部に使用さ
れる圧縮エア圧をコントロールする手段と、各部の各動
作を電気的にコントロールする制御系で構成している。
【0015】以上によって、ガラス治具4をはんだボー
ルを吸引出来る様に固定し、(はんだボールが入る)穴
を上面に(2)、ガラス治具4の上面から前記振込みヘ
ッド500のホッパー(A)5001をのせ、ホッパー
(A)5001へ前記分離部によって、必要数だけ分け
られたはんだボールを圧縮エア(A)で送る。この時圧
縮エア(A)の空気はホッパー(A)5001の下部と
ガラス治具とに設けている隙間から排除されるため、は
んだボールは、ホッパー5001に設けられているホー
ス(B)5021や5019には行かずホッパー500
1内にためられる。次に、圧縮エア(A)をとめ、ホー
ス5019から圧縮エア(B)を所定圧力送り、はんだ
ボールをホッパー(A)5001内で撹乱させる。この
撹乱によりガラス治具の穴(はんだボールの入る)へ圧
縮エアの流速ではんだボールが送り込まれる。そのため
非常に短時間で繰返し送りこまれるため、穴への挿入率
は極めて高い。又、この撹乱を圧縮エア(B)を送った
り停止させたり、つまり撹乱と撹乱をやめてはんだボー
ルを一旦静止状態を繰返しても同様な効果が得られ全て
の穴に装着される時間が短縮される。次に、ガラス治具
に入れられ穴に入ったはんだボールは上記した吸引手段
によりガラス治具に吸着され、余ったものはガラス治具
の上面(但し、ホッパー5001内)に残っている。
【0016】この残ったはんだボールはホッパー500
1に圧縮エア(B)でホース5019を通り回収容器5
100へ回収する。
【0017】次に本発明の主要部を含む装置全体の概要
を図16について説明する。基台10の上面にパレット
(図19)を段積みしているマガジン21を固定し、こ
のマガジン21を上下動かして、パレットを1枚ずつ送
り出すパレット供給部22、送り出されたパレット20
を位置決め固定し、X及びY方向に移動するXYテーブ
ル部23、上記パレット20に入っている半導体素子1
を1ヶずつ取り出し、ターンテーブル部(A)26に供
給する半導体素子供給部24、空になったパレット20
を収納するパレット排出部25、半導体素子1を吸着す
るためのヘッドをもつと供に所定角度ずつ間欠回転する
ターンテーブル部(A)26、と、はんだボールの入っ
ているガラス治具4を吸引と反転を可能としたヘッドを
もつと供に、所定角度ずつ間欠回転するターンテーブル
部(B)38、前記ガラス治具4を段積み収納するガラ
スマガジン308を固定し、上下と間欠回転するテーブ
ルと、前記ガラスマガジン308からガラス治具4を1
ヶずつ取り出し、と、取り出されたガラス治具4を前記
ターンテーブル部(B)へ供給と排出を行う。ガラス治
具供給・排出部30、前記ガラス治具4へはんだボール
を供給するはんだボール供給部50、このガラス治具4
に入ったはんだボールと、上述した半導体素子1のパッ
トと、後述する方法により相対位置を合せた後、レーザ
によりはんだボールを溶融して、パット面に接合する位
置合せ部60、はんだボールの接合された半導体素子1
を前記ターンテーブル部(B)から取り出し、パレット
21へ入れる半導体排出部80を載置している。
【0018】また本発明の対象ワークである半導体素子
1は、半導体素子本体2a(半導体モジュール)とはん
だボールを接合させるパッド2bをピッチ0.3〜0.
5mmで数百個配列して構成している。本発明の装置は図
17(b)は前記パットに接続される直径0.1〜0.
5mmのはんだボール3を対象とし、本発明で使用される
ガラス治具4は図18(a)(b)に示すように、透明
なガラス本体5に、図17(b)に示した前記はんだボ
ール3が入る大きな装着穴5aと、前記はんだボール3
を吸引するための小さな吸引穴5bを同心に重ね貫通穴
としたものである。かつ前記パット2と同配列に設けた
ガラス治具4である。なお、前記装着穴5aの深さは前
記はんだボール3が入った時に、ガラス本体5より所定
量(接合の条件により決められる)とびだす様にしてい
る。
【0019】次に、本発明の主要部であるはんだボール
の供給部、振込み部、検査部、回収部を図1から図15
により詳細に説明する。図1及び図2(a),(b)に
示すように、はんだボール供給部50は、前述したター
ンテーブル部(B)38の四角柱本体3801(ヘッド
部380の構成部品)に吸引固定されているガラス治具
4の穴5aへ前記はんだボール3を送りこむ、振り込み
ヘッド部500と、この振り込みヘッド部500へ所定
量の前記はんだボール3を送るための供給部530と、
前記ガラス治具4の穴5a全部にはんだボール3を入れ
余ったものを回収するための回収部560と、前記各部
を固定し、水平に往復する水平駆動部580と、前記ガ
ラス治具4の穴5aに全て入っているかを検査する認識
部610圧縮エアの圧力をコントロールするエアコント
ロール部で構成されている。
【0020】振り込みヘッド部500は、図2(a),
(b)ないし、図2(a)のB−B断面である図3
(a)、図3(a)の下面図である図3(b)、A−A
矢視図の図4(b),図1(b)の上面図(a)に示
す。
【0021】図3(a)に示すように、前記ヘッド部3
80に吸着されているガラス治具4の上面に対向して、
ガラス治具4に形成されている穴5a(はんだボール3
の入る)全てを充分に囲む大きさの閉空間5009をも
つ四角体のホッパー(A)5001を閉空間形成手段と
している。前記ホッパー(A)5001の一部に円柱体
5008を形成し、その円柱体5008に嵌合い外形を
円錐形状とした円錐体5007をネジ5006で固定し
ている。この円錐体5007の傾斜部とは、ホッパー取
付台5004と同じ傾斜部をもたせて嵌合せている。な
お、前記ホッパー(A)5001に、前記円柱体500
7の外周に同半径上で、円周を3等分割した位置に圧縮
バネ5003の入る穴5002と、これと対向して前記
ホッパー取付台5004に穴5014を設け、この穴5
002と5014間に前記圧縮バネ5003を入れる。
これにより、前記ホッパー(A)5001は、通常圧縮
バネ5003の反発力により前記ホッパー取付台500
4の傾斜部と、円錐体5007の傾斜部が一定の力で密
着させられている。上記において、ホッパー(A)50
01が前記ホッパー取付台5004より持ち上げられる
と、前記円錐体5007の傾斜部とホッパー取付台50
04の傾斜部は離れて、圧縮バネだけで保持されるだけ
で自在に傾ける。よって、前記ガラス治具4の表面が傾
いていても、前記ホッパー(A)5001を持ち上げれ
ば、前記ホッパー(A)5001の底面は、前記ガラス
治具の傾斜面にならい全面が密着(一定の押力もある)
させることができる。なお、ホッパー(A)5001の
下部には、前記ガラス治具4の表面と密着した時に、圧
縮エアのみを逃がすため(はんだボールが通らない)の
溝5025を4ヶ所(図3(a),(b))と、回転方
向を一定量に規制するためピン5005を固定し、前記
ホッパー取付台5004に設けた穴(ホッパー(A)5
001が所定量傾いても干渉しない大きさ)に入れてい
る。なお、このホッパー取付台5005は、図4(b)
及び(a)に示す様に、市販の上下に摺動するスライド
ユニット5202と、このスライドユニット5202の
スライドテーブル5207を上下させるためのエアシリ
ンダ−5205を支示台5201(前記水平駆動部58
0に固定)に固定している。以上により、前記ホッパー
(A)5001は、通常一定の位置で保持(円錐体50
07の傾斜部とホッパー取付台5004の傾斜部が嵌合
い)している。次に、これを下降させて、ガラス治具4
の上面に接触させ、更に下降させると、前記ホッパー
(A)5001は自在に傾いて、もしガラス治具4の表
面が傾いていても密着させることができる。又、この密
着は上記圧縮バネで一定の押力も持っている。
【0022】なお、前記ホッパー(A)5001には、
前記供給部530からはんだボール3を前記開口部50
09に入れるために、ジョイント(A)5010を設
け、ホース(A)5018で供給部530と、前記閉空
間5009からはんだボールを送り出すためにジョイン
ト(B)5022を設け、ホース(B)5021で圧縮
空気源(図10に示す)と、はんだボールを通すために
前記閉空間5009と接触しジョイント(C)5011
を設けホース(C)5019で前記回収部560とそれ
ぞれ接触している。
【0023】以上により、振り込みヘッド部500は、
前記ガラス治具4(吸引手段と接続)の上面に前記ホッ
パー(A)5001をのせ(一定の押力でならわせ
て)、そのホッパー(A)5001にはんだボール3が
供給されると、前記ガラス治具4の穴5aに入る。この
時前記ホース(B)5021から所定量の空気圧を送る
と、はんだボール3においては、前記穴5aに入ったも
のは吸着されるが、入らないものは、その空気圧によ
り、前記ホッパー(A)5001内ではね返ったり、又
は前後左右に動いたり、お互いに衝突したり(これを撹
乱と呼ぶ)して、はんだボールの入っていない穴に何回
もはんだボールを送ることができる。又、圧縮エアは入
れたり止めたりすることもできる。
【0024】次に、供給部530は、図2(b)及び図
2(a)のC−C断面図を図5に、図2(a)のD−D
矢視図を図6(b)、図6(b)上面図図6(a)に示
す。
【0025】はんだボール3が数十万入るストッカー5
501(この容積は、はんだボールの大きさ、1回の補
給でどれ位の時間を持たせるかで決められる。)におい
て、はんだボール3を入れる所を円錐状とし、その中央
には、先端部に円錐を形成し上下動するボール押し上げ
軸5306と、外周の1ヶ所にバイブレータ5302を
備え、前記水平駆動部580に固定している。
【0026】前記ボール押し上げ軸5306は、図6
(a)ないし(b)に示す様に、支持台5300に市販
のスライドユニット5402と、このスライドユニット
5402の上下に動く側であるスライドテーブル540
3を上下動させるためのエアシリンダー5406を固定
している。このエアシリンダー5406のロッド540
5を前記スライドテーブル5403と固定し、上下軸5
306を上下動させる。
【0027】以上により、ストッカー5501に入って
いるはんだボール3は、上述した様にボール押し上げ軸
が最下降した位置から、上昇させると、ボール押し上げ
5306軸の先端の円錐の中へはんだボールが乗せられ
(これがはんだボールの1個分の供給量)て持ち上げら
れる。このボール押し上げ軸の上下動が前記エアシリン
ダー5406への動作指令(図示せず)により繰返し行
なわれる。なお、ボール押し上げ軸が最下端に下った時
に前記バイブレータ5302を働かせ、ストッカー55
01内のはんだボール3に振動を加え、はんだボール上
面がストッカーの中でほぼ平らになるようにしている。
【0028】次に、前記ボール押し上げ軸5306が上
昇した時に、先端部を包みこむホッパー(B)5507
を前記支持台5300に固定している。ホッパー(B)
5507は、前記ボール押し上げ軸5306の入る開口
部5503と、この開口部5503と接続(穴550
8)しているジョイント(D)5507と、前記振り込
みヘッド部500からのホース(D)5018を接続し
て、はんだボールを前記開口部5503から、前記振り
込みヘッド部500へ送れる様にしている。一方、前記
上下軸5306の先端に乗せられたはんだボールを、前
記振り込みヘッド部500へ送るための圧縮エアを供給
するためのホース(E)5510と接続しているジョイ
ント(E)5009を取付けている。以上により、上下
軸5306に乗せられた1回に必要な量のはんだボール
は、ホッパー(b)内5507に入り、圧縮エアで振り
込みヘッドへ送られる。上述した動作は全て図示しない
指令により連続的に行うようにしている。
【0029】次に、回収部560は、図16及び詳細図
図7に示す。一方の口をふさぎ、一方の口にはネジを切
った円筒形状で形成している容器5100を、前記水平
駆動部580に固定し、この容器5100の一方のネジ
とかみ合う5106をねじこんである。このフタ510
6には、図示しない吸引手段とホース(F)5126で
接続しているジョイント(F)5101と、前記振り込
みヘッド部500のジョイント(C)5011とホース
(C)5019で接続しているジョイント(G)510
2で構成している。前記ジョイント(F)5101の前
記容器5100内に入っている所には、網5104が巻
きつけられており、はんだボール3が前記ジョイント
(F)5101を通り吸引手段に流れないようにしてい
る。
【0030】以上により、前記振り込みヘッド部500
から、上述した様に、圧縮エアによりはんだボールを送
ると同時に、前記図示しない吸引手段と接続しているジ
ョイント(G)5102から真空吸引を行い、はんだボ
ール3を前記容器5100内に回収する。なお、回収し
たはんだボール3は、前記フタ5106をはずして、再
び前記ストッカー5501へ戻され再び使用する。
【0031】この回収されたボール3を前記容器510
0内から前記ストッカー5501内への搬送を、前記ホ
ッパー5001(b)から、前記容器5100から回収
する場合のように圧縮エアによって行なわせることもで
きる。
【0032】水平駆動部580は、図2(a),(b)
及び図2(b)のE−E矢視図である図8(b)の平面
図である図8(a)で示す。図2(a)の前記供給部5
30のストッカー5501と、ホッパー(B)5507
を固定している支持台5300と、その支持台5300
を固定している固定台5301と、この固定台5301
を支え、台板5611に固定している防振ゴム5610
(4ヶ所)と、前記台板5611を水平に摺動させるた
めに、取付台5615(基台10に固定)にガイドレー
ル5612を固定し、このガイドレール5612に摺動
可能にかみ合っている、スライド台5616を2ヶ取付
けている。この台板5611の摺動は、前記取付台56
15に固定している。エアシリンダー5613のロット
5614と前記台板5611を固定し、エアシリング−
5613への動作指令でロッド5614を動かして、前
記台板5611を摺動させる。
【0033】以上により、上述した水平駆動部580は
前記振り込みヘッド部500と供給部530と回収部5
60を固定し、水平に移動し、上述したターンテーブル
部(B)38が回転する時に、干渉しない様にしてい
る。
【0034】第2の認識部590は、図16ないし図9
(m)に示す様に、前記ヘッド部380のガラス治具4
の真上に、認識用カメラ5900を支持台5903で
(前記基台10に固定)固定し、前記ヘッド部380の
下部には、照明用ランプ5901をホルダー5904
で、前記基台10(図示せず)に固定している。以上の
構成で、前記ヘッド部380に吸着されたガラス治具4
の穴に、上述したはんだボール供給部50により、はん
だボール3を入れた後に、前記照明用ランプ5901で
証明する。この時、前記ヘッド部380の前記四角柱体
3801に設けた貫通している。前記角穴(A)380
2をはさんで、一方(カメラ5900側)は前記はんだ
ボール3が入った透明なガラス治具4で、片側(照明光
5901側)は、前記平板3820に設けた前記角穴
(C)3827をを設け、その角穴(c)3827をふ
さぐように接着している透明なガラス3829であるた
め照明光は、ヘッド部380を通りカメラ5900へ届
けられる。
【0035】以上により、前記ガラス治具4に振り込ま
れたはんだボールを透過光を用い、カメラ5900では
んだボール3のシルエットを検出し、はんだボール3の
有無を判定し、もし、1ヶでも欠けている時は、自動で
再トライするようにしている。
【0036】前記振り込みヘッド部500図3でのはん
だボールの撹乱及び、供給部530でのはんだボール送
りの圧縮エアの圧力コントロールのための回路図を図1
0に示す。図10で、コンプレッサー等からの圧縮エア
供給源6001と、圧縮エアのゴミ等の除去のための市
販のエアフィルター6002と、圧縮エアの圧力を任意
に変えることが可能な圧力コントロール6003と、圧
力のコントロールされた圧縮エアを、必要な時に供給又
は停止するためのソレノイドバルブ6004で、このソ
レノイドバルブ6004から前記ヘッド部500及び供
給部530へ供給する。
【0037】以上により、ヘッド部500及び供給部5
30への圧縮エアの供給は、所定の一定圧力を必要な時
(図示しない制御からの指令による)に得ることができ
る。
【0038】上述したはんだボール供給部50の動作を
主要な構成で図13乃至図14の(t)(ア)〜(カ)
に、はんだボールがガラス治具の穴より余ったものが回
収するまでを略図を図11乃至図12の(u)(あ)〜
(き)に示した、以下に各々について工程順に説明す
る。
【0039】第1工程を図13(t)(ア)に示す様
に、前記ヘッド部380が前記ガラス治具4を吸着して
はんだボール供給部50へ送られてきた所であり、この
時水平駆動部580で前記ヘッド380とは干渉しない
位置に後退している。又、ボール押し上げ5306は上
昇し、前記ホッパー(B)5507にその先端を入れて
いる状態である。一方、この時はんだボール3は(図1
1(u)(あ)に示す様に)多数個入っているストッカ
ー5501から、1回に必要な供給量に分けられた状態
である。今回においては、1回に必要な供給量は、前記
ガラス治具4の穴全てにはんだボールが入るのに必要量
の2〜2.5倍が適量であった。
【0040】第2工程を図13(t)(イ)に示す様
に、水平駆動580で各部が前進させられ、振り込みヘ
ッド部500が、前記ヘッド部380に吸着されている
ガラス治具4の真上に移動し、振り込みヘッド部500
は下降させられ、ヘッド部530のホッパー(A)50
01は、前記取付台5004とはなれ、前記圧縮バネ5
003のみで押し付けられている。よって、ホッパー
(A)5001の下面は前記ガラス治具4の上面に密着
し、かつ押し付けられている。上記の状態で、はんだボ
ール3は、供給部530のホッパー(B)5507へホ
ース(D)5510から圧縮エア(a)が供給されて、
ホース(E)5018を通り前記振り込みヘッド部50
0へ送られ(図11(u)(い)から(う))る。この
時の圧縮エア(a)は、はんだボールが送られる最低限
の圧力(本発明においては0.1〜0.4kgf/cm2の
圧力)でよく、この圧縮エア(a)の流れは、図11
(u)(う)に(a)で示したように、前記ホッパー
(A)5001の下部に流路として、形成した溝500
2(四方向)から逃げるようにし、はんだボール3が、
前記ホース(C)5019及びホース(B)5021の
方向へ流れないようにしている。1回の供給量である全
てのはんだボールが送られると、ホース(E)5510
からの圧縮エア(a)は止められる。
【0041】第3工程では、図13(t)(ウ)に示す
様に前記ボール押し上げ軸5306が下げられた状態で
その他は上記第2工程と同じである。この状態で、ホー
ス(B)5021から圧縮エア(b)をホッパー(A)
5001内に送る。この時のエアの圧力ははんだボール
3は、ホッパー(A)5001内で、ガラス治具4から
浮き上がる程度とし、はんだボールが互いに干渉し、ホ
ッパー(A)5001の側壁に当たり落る。つまりはん
だボールが、ホッパー(A)5001内で撹乱され、前
記ガラス治具4の穴5aへ次々に入れられる。(図12
(u)(お))。このはんだボール3の撹乱は、圧縮エ
アとほぼ同じ流速で行なわれるため、ガラス治具4の穴
へは短時間に何回も繰返しはんだボール3が送りこまれ
ることになる。よって、はんだボール3の装着成功率は
極めて高い。なお、上記、圧縮エアの供給と停止を繰返
し、はんだボール3の撹乱状態を変えることと、はんだ
ボール3を前記治具4の穴5aへ入れるのに、上述した
ように、はんだボール3を撹乱し続けて装着させるより
も、一停止状態を作り装着させた方が(図12(u)
(お)と図14(t)(カ)の繰返し)、装着完了時間
が短いことが判った。
【0042】又、これを繰返して行うと更に短時間の装
着が終了した。
【0043】なお、この時も圧縮エアは、前記ホッパー
(A)5001に形成した溝5002から逃げているた
め、他のホースからはんだボールが流れない。流れても
極わずかである。以上で、前記ガラス治具4の穴全てに
はんだボールが入り、上述したヘッド部380の吸引手
段により吸着されている。余ったものはガラス治具4の
表面に残されている。
【0044】第4工程では、第3工程と同じく図14
(t)(エ)の状態ある。一方はんだボール3は、第3
工程でガラス治具4の穴に全て入れられると、ホース
(B)5021からの圧縮エア(b)は止められる。
(この時ホース(E)からの圧縮エア(a)も止められ
ている)。次に、図12(u)(き)に示す様に、吸引
手段に接続しているホース(F)5126から吸引し
(容器5100内へ)、同時にホース(B)5021か
ら圧縮エア(b)を送る。これにより、圧縮エア(b)
は、ホース(C)5019を通った後、容器5100内
を通り、ホース(F)5126から吸引手段へと流れ
る。そのため前記はんだボール3は、この圧縮エア
(b)の流れにそって送られ、容器5100に送りこま
れる。よって、ガラス治具4の上に余っているはんだボ
ール3は全て容器5100に回収される。上記で、圧縮
エア(b)を上述した第3工程での使用圧力と変えても
よいし、又、別の圧縮エア回路を設けて供給しても良
い。いずれにしても、上述した圧縮エア(b)の流れを
上述した様な回路で流れにする様に、吸引手段の排気流
量を決めれば目的は達成される。上記により、全てのは
んだボール3が回収されると、前記圧縮エア(b)止め
られる。
【0045】第5工程では、図14(t)(オ)に示す
様に、振り込みヘッド部500が持ち上げられ、水平駆
動部580により後退し、前記ヘッド部380と干渉し
ない位置となる。この時、はんだボール3は、ガラス治
具4の穴に入ったものは、ガラス治具4に吸着されてお
り、前記ストッカー5501に入っているものはバイブ
レータ5302で振動を掛けられ、前記ストッカー55
01内でほぼ平らに揃えられる。
【0046】第6工程では、図14(t)(カ)に示す
様に、機構的動作は第5工程と同じで、前記ヘッド部3
80に、はんだボール3を吸着しているガラス治具4に
おいて、前記ガラス治具4のはんだボール3が入るべき
穴全てについて、装着されているかを、前記カメラ59
00で上方からみて、もし1ヶでも入っていなかった
ら、図示しない指令により、第1工程から繰返して行
う。本発明では繰返しは装着成功率が高いため1回のみ
とし、それ以上は他の原因(ガラス治具にゴミがある)
として処置するようにしている。
【0047】上述したように、はんだボール供給部50
は、はんだボールを多量にストッカー5501に入れて
おくと、1回に必要な量にわけ、それを圧縮エアではん
だボールを入れるガラス治具の所へ送り込み、そのはん
だボールを圧縮エア(a)で撹乱して、ガラス治具の全
ての穴へ短時間に装着させることができる。又、このガ
ラス治具4の穴へ入って余ったはんだボール3は、圧縮
エア(b)と吸引手段とにより、回収して再度使用する
ようにしている。もし、ガラス治具の穴5(a)に1ヶ
でもはんだボールが入っていない時は、検出してそれを
補うようになっている。以上の一連の動作は制御用コン
トロールにより、全て自動で行う。
【0048】上述したはんだボール供給方法は、以下の
方法でも達成が可能である。
【0049】(1)上述した、はんだボール供給部53
0及び振り込み部500への圧縮エアの供給方法を、図
10(b)のように、図10(a)において、圧縮エア
供給源6001とエアフィルター6002の間に、ドラ
イエアユニット7002を取付ける(その後の回路は同
じ)。これにより、はんだボールの水分を除去するた
め、接合の信頼性の向上を画ることができる。又、図1
0(c)に示すように、図10(c)の前記ドライエア
ユニット7002の後に、ヒーター7004を入れ積極
的に乾燥する方法でも同様である。
【0050】(2)次に、図10(a),(b),
(c)において、圧力コントロール6003の後へ、静
電気除去装置7003を入れることにより、はんだボー
ル3への静電気の滞電を防止し、はんだボール3の各部
への付着を防止することを達成できる。
【0051】(3)その他、上述した、ドライエアー手
段、ヒーター手段、静電気除去手段は、上述した箇所で
なく各手段の目的が達成出来る所であればよく、又、各
手段の組合せも同様であるのは明らかである。
【0052】(4)次に、はんだボールの溶融時間を短
くするために、上述したヒーターを乾燥手段としてだけ
でなく、加熱手段として使用し、一定の温度に上昇させ
る、又、加熱手段をストッカーに設けるか、予め加熱し
ておいたはんだボールをストッカーに入れ、はんだボー
ルの溶融時間を短縮する方法。
【0053】(5)上述した圧縮エア供給源6001を
圧縮エアでなく、N2ガス等の不活性ガスを用いて(他
は同様)はんだボールの酸化を防止したもので、上述し
た(ハ)〜(4)に用いた方法。
【0054】(6)前記ヘッド部380は、ガラス治具
4をはんだボールが入る穴を上向きにして、前記穴の上
からはんだボールを装着させる方法について述べた、し
かし、この装着方法について、図15に示す様に、前記
ヘッド部380を180度反転、つまり、ガラス治具4
をヘッド部380の下面に吸着し、はんだボールの入べ
き穴を下向きとして、はんだボールを下から、ガラス治
具に吹きつけ装着させる方法も可能である。以下にその
一実施例を示す。
【0055】その方法は、前述した振り込みヘッド部5
00、図2(a)のB−B断面である図3(a)、図3
(a)の下面図である図3(b)、A−A矢視図の図4
(b)、図4(b)の上面図を図4(a)に示すものと
同構成で、動作についてもほぼ同じで、以下の点が相異
している。
【0056】(イ)前記ヘッド部380及び振り込みヘ
ッド部500を合せて、前記ヘッド部380の回転軸3
830を180度回転し、ヘッド部380を位置決め固
定した状態である。
【0057】(ロ)前記供給部530からのはんだボー
ルが、ホッパー(B)5001に入ってくる入口が、図
12でaで示す様に、ガラス治具4に近い所(はんだボ
ール3が落下する様に)としていること。
【0058】(ハ)撹乱用と回収用の圧縮エアの入口が
反対である。つまり、撹乱用の圧縮エアの入口が、従来
のbが撹乱用で(d)が回収用である。但し、撹乱用の
圧縮エア(dで示す)の前記ホッパー(B)5001の
入口は、はんだボール3がホース(C)5019に入ら
ない様に、図1(Z)に示す様に、網5001bをリン
グ5001aで固定している。
【0059】(二)はんだボールの回収時に使用する圧
縮エア((b)で示す)の入口を前記回収用(cで示
す)の前記ジョイント(B)5021と対向した位置と
している。よって、はんだボールを回収する時には、
(b)から所定の液体を送り、同時に、(c)から前記
回収容器5100に回収する。
【0060】(ホ)前記撹乱用の圧縮エア(d)は、前
記ホース(c)5019から、はんだボールが前記ガラ
ス治具4に充分に衝突する圧力としている。
【0061】以上で説明した様に、前記供給部530か
ら送られてきたはんだボール(1回に必要量)を、前記
撹乱用エア(d)で、前記ガラス治具に吹き上げ、ガラ
ス治具へはんだボールを吸着し、全ての穴に装着させる
方法である。その他においてはんだボールを送る手段、
回収する手段、認識手段とは今まで説明した方法と全く
同じ方法である。
【0062】以下、本発明の主要部による半導体素子上
にバンプが自動かつ連続で行なえるようにした装置の説
明を図19(a)(b)から図37により説明する。
【0063】図19(a)(b)は前記半導体素子1を
所定のピッチで収納できる様に、半導体素子1が入る角
溝202を、所定のピッチで、かつ半導体素子1を入れ
た時に半導体素子をつかんで着脱できる深さで、平板2
01に形成したパレット20である。
【0064】図20は、前記パレット20の両端を出し
入れ出来る溝2102を等ピッチで、多段に設けてい
る。又、両端の溝2102a,2102b間は開口部を
設け、前記パレット20に収納された半導体素子1が干
渉しないように開口部をもつとともに、外形を立方体と
したケース2101で構成したマガジン21である。
【0065】次に、パレット供給部22は、図21に示
す様に前記基台10に固定している固定台2210に、
市販の上下動するスライドユニット2200を取付け、
このスライドユニット2200のスライドテーブル22
04に、前記マガジン21を所定の位置に案内するガイ
ド2206と着脱可能に保持するマガジンホルダー22
05を固定している。なお、前記スライドテーブル22
04は、パルスモータ2201で、ボールネジを回転し
て、上下動(パルスモータへの回転指令で)するもので
ある。以上により、前記スライドテーブル2204に前
記パルスモータ2201に所定回転を与え上下動させる
と、前記マガジン21を所定量上下動を行うことが出来
る。この上下動は、前記マガジン21の中に収納されて
いるパレット20を取り出すのに必要な量(前記マガジ
ン21の溝2102(a),2102(b)のピッチ)
である。
【0066】前記マガジン21内のパレット20の取り
出しは、前記基台10に固定している支持台2224
に、ガイドレール2325とエアシリンダ2222を固
定し、このエアシリンダ2222で、前記ガイドレール
2325と摺動可能にかみ合っているスライダ2321
を水平移動するようにしている。このスライダ2321
には前記パレット20を押し出すための押出し板222
0を固定している。
【0067】以上により、前記マガジン21に収納され
ているパレット20は、前記パルスモータ2201に回
転指令を与えることで上下動し、前記押し出板2220
と同じ高さにして、パレット20(半導体素子1)がX
Yテーブル部23で必要な時に、エアシリンダ2222
で前記押し出板2220を前進させ(点線で示す)て供
給する。次のパレット20が必要な時は、前記パルスモ
ータ2201でマガジン21をパレット20がある位置
まで上下に移動(前記押し出板2220の位置と合せ)
し、前記エアシリンダ2222で押し出して前記XYテ
ーブル部23へ供給する。したがって、半導体1が多数
個入っているパレット20はマガジン21に多段階に積
まれており、これを上述した方法で、パレット20が必
要な時(XYテーブル部23内のパッレト内に半導体素
子が全部なくなった時)順次自動で供給する様にしてい
るため、長時間連続的に半導体素子を供給することがで
きる。
【0068】XYテーブル部23は、図22(a)から
(c)に示す様に、前記基台10に固定している台数2
300に、パルスモータでボールネジを回転させて、X
方向及びY方向にそれぞれ水平に所定量移動できる市販
のX・Yテーブル230を固定している。このX・Yテ
ーブル230の一方のYテーブル231の移動テーブル
2301に、前記パレット20が摺動可能に入る溝23
16をもつパレット受け台2315と、2本のガイド軸
をもって水平動するエアシリンダユニット2330を固
定している。このエアシリンダユニット2330の水平
動するスライダー2310には、水平板2305を固定
してあり、この水平板2305と上下動可能に嵌合って
いる軸2336と、中央にエアシリンダ2334(水平
板2305に固定)のロッド2335と接続している当
板2337を設けている。以上より当板2337は上下
とY方向はそれぞれのエアシリンダーを動かして行なわ
れる。この時上下動する量は、上昇した時に前記パレッ
ト受け台2315の上面2338に前記パレット20が
上述したパレット供給部22より送られてきた時に、前
記当板2337にパレット20が干渉しない位置で、下
がった時は、前記パレット受け台2315の上面233
8と水平動する時に干渉しない高さとし、水平動は前記
当板2335が前記エアシリンダユニット2330でY
方向動し、パレット排出部25へ受渡すことができる距
離である。
【0069】なお、前記パレット20は、前記パッレト
供給部22から送られパレット受け台2315に乗せら
れた時に図示しない方法で一定の位置で固定される。
【0070】以上により、パレット20は、前記パレッ
ト供給部22から送られ、前記X・Yテーブル部23の
パレット受け台2315の溝2316に入り位置決め固
定される。次に上述したX・Yテーブル230でX方向
及びY方向に所定量(パレット20に入っている半導体
素子の位置)送られる。これはXYテーブル部23上に
あるパレット20の半導体素子を1個ずつ取り出しタン
ーンテーブル部(A)26に供給する半導体素子供給部
24を一定位置に固定し、XYテーブル部23でパレッ
ト20を動かして、パレット内の半導体素子を取り出せ
る様にするためである。これにより、パレット20の半
導体素子1は前記半導体素子供給部24により1ヶずつ
取り出される。
【0071】このパレット20内の半導体素子1が全部
なくなると、エアシリンダユニット2330を作動さ
せ、当板2335(下降して)でパレット排出部25へ
送り出され、新しいパレット20(半導体素子の入っ
た)が前記パレット供給部から送りこまれる。
【0072】なお、前記パレット排出部25は、図16
に示す様に機構的には、図21に示したパレット供給部
22とほぼ同じ(パレット20を送り出す機構がない)
ものである。つまり、前記パレット20の入るマガジン
21を着脱可能に保持し、上下動する前記スライドユニ
ット2200をパルモータで上下させ、前記XYテーブ
ル部23から送られてきたパレット20を、前記マガジ
ン21の溝2101(a)(b)に1段ずつ入れるよう
にしたものである。
【0073】これにより、XYテーブル部23で空(半
導体素子供給部24により、半導体素子が取り出され
て)になったパレット20をマガジン21に自動で(図
示しない指令により)上下動し収納される。
【0074】半導体素子供給部24は、図23(a)
(b)に示す様に、水平に移動する水平移動部240
と、上下動する上下動部241と、2本の角柱2400
で支えている固定台2520(基台10に固定)とで構
成している。前記水平移動部240は、前記固定台25
20にガイドルール2401とエアシリンダー2403
をほぼ平行に固定している。このガイドレール2401
に水平に摺動可能にはめあっているスライドテーブル2
402と前記エアシリンダ2403の摺動体2517は
固定している。これにより、スライドテーブル2402
は、エアシリンダ2403への移動指令(図示せず)に
より、ガイドレール2401にそって水平に動作する。
【0075】一方、上下動部241は、前記スライドテ
ーブル2462に取付られている。
【0076】前記スライドテーブル2402にガイドレ
ール(A)2418を垂直に固定し、このガイドレール
2418と垂直動可能にはめている上下テーブル251
9に市販のエアチェック2411が固定されている。こ
のエアチャック2411は、市販品で圧縮エアの供、排
気で開閉するもので、先端に開閉爪2412(a),2
412(b)が開閉し、前記半導体素子1の外周をチャ
ック可能としている。なお、このエアチャック2411
は、前記スライドテーブル2402に固定している上下
用エアシリンダー2410のロッド2415に接続され
ている。
【0077】以上により、半導体素子1をチャックする
前記エアチャック2411は上下と水平移動が可能であ
る。
【0078】この水平動の一方は、前記X・Yテーブル
部23のパレット20に収納されている半導体素子1の
上であり、他方端は、ターンテーブル部(A)26のヘ
ッド部265の前記半導体素子1を供給する位置であ
る。この動きを前記エアシリンダー2403に動作指令
(図示せず)により動かすことができる。又、前記エア
シリンダー2410で、前記エアチャック2411を上
下するので、半導体素子1は、上述したX・Yテーブル
部23から、エアチャック2411でつかんで持ち上
げ、ターンテーブル部26まで運び下降させてチャック
を開いてヘッド部265へ供給することができる。
【0079】ターンテーブル部(A)26は、図16な
いし図25(a)〜(c)に示す様に、前記基台10に
固定している回転駆動部260と、回転テーブル部26
1と、ヘッド部265で構成している。
【0080】図24(a)に示す回転駆動部260は、
市販されている4割出しのインデックスユニット260
0と、このインデックスユニット2600の入力軸26
02及びモータ2601の回転軸2609にそれぞれタ
イミングプーリー2603(a),2603(b)を固
定(図示せず)し、タイミングベルト2604で継いで
いる。したがって、モータ2601に図示しない方法で
回転指令を与え、図10(b)前記インデックスユニッ
ト2600の入力軸2602を1回転させると、前記イ
ンデックスユニット2600の出力軸2607は90度
回転する。このモータ2601への回転指令と停止指令
の繰返しにより、前記インデックスユニット2600の
出力軸2607は90度ずつ間欠回転させることができ
る。又、この回転及停止指令を任意の時間に設定出来る
様にモータの制御(図示せず)が出来るため、前記出力
軸2607の間欠回転の回転と停止は任意に設定出来
る。
【0081】図25(b)のヘッド部265は、ヘッド
本体2655に半球状の穴2659を半球体2651を
入れた時に密着(半球状の穴に半球体を入れすり合せ)
する様に設け、前記半球状の穴2659の一部に溝26
54を設け吸引口2656(a)(吸引手段と接続)と
接続し、吸引口2656に吸引手段を働かせると半球体
2651は、ヘッド本体2655に吸引される。
【0082】一方前記半球体2651の中央には、貫通
穴2656を通し吸引口2656(b)(吸引手段に接
続)と接続し、吸引口2656(b)に吸引手段を働か
せると吸引力が生じる。ここには、前記半導体素子供給
部24から前記半導体素子1がのせられ吸着される様に
なっている。
【0083】これにより、半導体素子1を半球体265
1に乗せると吸引手段により吸着保持され、又その半導
体素子1に外部から偏荷重を掛けると、半球体2651
は傾き、偏荷重を除去すると、半球体2651は傾いた
まゝ前吸引力(吸引手段により発生した)で本体265
5に保持される。
【0084】なお、前記本体2655の下部2657の
形状は、前記回転テーブル(A)2619の軸心を対角
線として設けている四角形の穴(a)2612に図25
(a)に点線で示すような形で合う様に形成されてお
り、前記軸2616で図25(b)で示すように、本体
2655の切欠穴2659に入り、前記圧縮バネ262
2で前記本体2655の下部2657を穴(a)261
2の、一方向に押し付け位置決めされる。なお、このヘ
ッド部265は、回転テーブル部261から着脱する時
は前記軸2616を図示しない方法で動作(圧縮バネを
縮めるように)本体2655の最下部2660をつかん
で持ち上げで行なう。
【0085】以上に示したようにターンテーブル部
(A)26は、半導体素子1を上述した半導体素子供給
部24から受取り、吸引保持され、(但し、外力により
半導体素子1を自由な角度に傾けるとそのまゝの状態で
維持)所定の時間90°ずつ間欠回転と停止を行なうこ
とが出来る。
【0086】つぎに、図24(b)の回転テーブル部2
61は、前記インデックスユニット2600の出力軸2
607に回転テーブル(A)2619を図示しない方法
で強固に固定し、上述したように間欠回転する。この回
転テーブル(A)2619の円周4等分した位置に、ヘ
ッド取付台2618を取付けている。
【0087】このヘッド取付台2618には、回転テー
ブル(A)2619の軸心を対角線としヘッド部265
が入る死角形の穴(a)2612と(図25(a)参
照)、前記穴(a)2612と同軸心で90度傾けた四
角形の穴(b)2614と、切欠口2620を形成し、
前記回転テーブル(A)2619の軸心に前記各穴
(a)2612,穴(b)2614と切欠口2620を
貫通した貫通穴2621を設け、この貫通穴2621に
つば2615を持つ軸2616を通し、この軸2616
に圧縮バネ2622を入れ前記軸2616が、前記回転
テーブル(A)2619の外周方向に押し付けている。
【0088】又前記回転テーブル(A)2619の中央
には、真空吸引手段(図示せず)と接続している分器弁
2623を設け、各々のヘッド部265へ吸引力を供給
する様にしている。以上により、前記ヘッド265は、
一定の位置に保持され、前記インデックスユニット26
00で、90°度ずつ間欠回転し各部に半導体素子1を
搬送する。
【0089】ガラス供給、排出部30は、図16、図2
6、図27、図28又は図29に示す様に、排出部30
1,ハンドリング部304,供給部307,ガラスマガ
ジン308で構成している。
【0090】前記ガラスマガジン308は、図29に示
す様に、前記ガラス治具4の両端が入り、かつスライド
可能な巾で設けている溝3081(a),3081
(b)を所定のピッチで数十段階に設けている治具本体
3080で構成している。なお、本体3080の前記溝
3081(a),3081(b)間に開口部3082を
設け、前記ガラス治具4の出し入れ可能な大きさとし、
外形寸法は、ガラス治具4の外形寸法より若干大きくし
ている。
【0091】排出部301は、図26、図27、図28
に示す様に、パルスモータへの回転指令(図示しない方
法で)により、ボールネジを回して上下動するスライド
台3021をもつ市販のスライドユニット3020を、
前記基台10に支持台3022で固定している。更に、
前記スライド台3021は、市販のインデックスユニッ
ト303を固定台3013で固定している。このインデ
ックスユニット303は、図示されていないモータへの
回転及び停止指令で、前記インデックスユニット303
の回転軸3011を回転(今回の場合60度)と停止を
間欠的に行うことができる。この回転軸3011を中心
とした同心円上に同角度で6ヶ所に、前記ガラスマガジ
ン308を着脱可能に入る案内版3015をもつ、回転
テーブル3012を前記回転軸3011に固定し、間欠
回転するようにしている。
【0092】以上により、回転テーブル3012の6ヶ
所に着脱可能に保持されているガラスマガジン308
を、所定のピッチ(ガラスマガジンのガラス治具の入っ
ている間隔で)ずつの上下と、回転角60度ずつの回転
と停止を、順次繰返し自動(図示しない方法で)で行
う。
【0093】上記した排出部301の前記ガラスマガジ
ン308へ前記ガラス治具4を入れる時は、前記ハード
リング部304により(ターンテーブル(B)38より
取り出された)運ばれてきたガラス治具4は、ガラス治
具4が水平動出来る巾で設けているガイド3030
(a),3030(b)を両側にもつガラスマガジン乗
せ台3019(前記基台10に固定)に乗せられ、エア
シリンダー3016によって、前記ガイド3030
(a),3030(b)の中央を摺動する押板3018
により、前記排出部301へ押込まれる(ガラスマガジ
ン308の溝3081(a),3081(b)内へ)。
【0094】以上により排出301は、ターンテーブル
(B)38からハンドリング部304により運ばれてき
た、ガラス治具4を、ガラスマガジン308へ1枚ずつ
押しこまれる。この時、ガラスマガジン308には、1
枚のガラス治具4が入ると、前記スライドユニット30
20を作動させてガラスマガジン308を下降し、順次
前記ガラスマガジン308の溝3081(a),308
1(b)へ入れられる。
【0095】もし、この溝全部に入ると、全記インデッ
クスユニット303が1インデックス回転する。これを
6回行う。このようにして、長時間連続的にガラス治具
4を収納出来るようにしている。以上の動作は図示しな
い方法で全て連続的に行うようにしている。
【0096】図26(a)の供給部307は、排出部3
01とほぼ同構造としており、前記ガラスマガジン30
8上下動と間欠回転する回転テーブル3012を持って
いる。但し、ガラスマガジン308には、ガラス治具4
(交換用治具)が全て収納されている。
【0097】前記ガラス治具4は、前記回転テーブル3
012の中央附近に、基台10に固定している支持台3
071にエアシリンダー3072を固定し、このエアシ
リンダー3072のロット3073を水平動させて、前
記ガラスマガジン308内のガラス治具4をガラスマガ
ジン308より外へ送り出す。送り出されたガラス治具
4は、前記ロット3073と対向している位置に設けて
いる案内台3075(基台10に固定)の溝3076に
入るように設定している。この様にガラス治具4は、ガ
ラスマガジン308より1ヶ取り出されると、上述した
ような方法で前記回転テーブル3012を動作させ、次
のガラス治具を取り出せる位置に移動する。1ヶのガラ
スマガジン308から全てのガラス治具が引き出される
と回転テーブル3012が1インデックス回転し、次の
ガラスマガジンへ移動し、回転テーブルにセットされて
いる全てのガラス治具がなくなるまで自動で行なえるよ
うになっている。
【0098】なお、ハンドリング部304の2本のアー
ムの停止位置は、一方のアームは当初前記ターンテーブ
ル部(B)38のガラス治具4の取り出せる位置の真上
と、他方のアームは、前記供給部307の前記案内台3
075に送り出されているガラス治具4の真上に所定の
高さに位置し、その後の図示しない指令により、前記ア
ームが下降し2本のアーム3042(a),(b)に設
けている吸着パット3045でガラス治具4を吸着し上
昇し、アーム3042を揺動,下降し、一方のガラス治
具は、前記ターンテーブル部(B)38へ、他方は排出
部301へ送りこまれる。これによりガラス治具は交換
される、これを繰返し行うことが出来る。
【0099】次に、ハンドリング部304は、圧縮エア
により上下動と、90度の揺動を繰返し行える軸304
0をもつ市販のピックフンドプレースユニット3041
で、前記軸3040には、90度の開き角をもつ2本の
アーム3042(a),3042(b)をもつ揺動アー
ム3043を固定し、このアーム3042(a),30
42(b)の先端には、前記軸3040から同センター
に吸引手段(図示せず)と接続している。吸着パット3
045が取付けてある。この吸着パット3045で吸引
手段と接続し前記ガラス治具4の中央を吸引し、前記揺
動アーム3043で持ち上げ、揺動(90度)、下降を
行い吸引手段と図示しない方法で切り離して、吸引力を
除去(ガラス治具が離れる)する。これを自動(図示し
ない)で繰返し行なわれる。
【0100】以上示したようにガラス供給・排出部30
は、前記ターンテーブル部(B)38より、前記ガラス
治具4を取り出し(1回ないし数回使用されたもの),
新しいものと交換するものである。もし、ガラス治具4
が前記半導体素子1のバンプ形成時等による汚れ等がな
い時は、ガラス供給・排出部30を使用しなくてもよい
のは明らかである。
【0101】ターンテーブル部(B)38は、図16、
図30、図31、図32及び図33に示す様に、ヘッド
部380,真空切り替え部400,回転テーブル部42
0で構成している。
【0102】ヘッド部380は、図30に示す様に四角
柱体3801に、貫通した角穴(A)3802と、この
角穴(A)3802を囲んで四角柱体3801の所定の
深さで溝3802及び溝3803には吸引手段(図示せ
ず)と流路(A)3806,流路(B)3807で連給
している。なお、角穴(A)3802の大きさは、前記
ガラス治具4より小さく前記ガラス治具4に入っている
はんだボール3の配列されている面積より大きく溝38
03のコの字状の大きさは、角穴(A)3802より大
きく、前記ガラス治具4の外径より小さくなるようそれ
ぞれ形成している。
【0103】次に前記流路(B)3807の特定の位置
に、流路3807をはさんで上下にOリング3813
と、そのOリング3813をフランジ3815,321
6で固定し上下動可能に、真空切替え用軸3812を設
けている。この軸3812を動かすことにより、前記角
穴(A)3802及び前記溝3803への吸引手段との
遮断と接続の切替えを行う、例えば図30の状態では、
前記軸3812の小穴3817と流路(B)3807で
角穴(A)3802及び流路A3806で溝3803の
両方ともに穴3831で吸引手段と接続している状態で
あり、これを下げると前記軸3812の小穴3817が
防がれ角穴(A)3802吸引手段と遮断され、溝38
03は吸引手段と遮断された状態となる。
【0104】次に図30に示すように前記四角柱体38
01の一方面3801(a)(コの字状の溝3803を
切ってある(a)面)は平面とし、これと平行な反対面
3801(b)・(b)面は、前記角穴(A)3802
と同じ大きさで角穴(B)3823(a)と角穴(c)
3823(b)(図31、図32参照)を所定のピッチ
で設け、一方の角穴(c)3823(b)は透明なガラ
ス3827を接着している平板3820をのせており、
この平板3820を、摺動出来るようにガイドするガイ
ド版3821と、この平板3820を一方向に引張るた
めの、引張りバネ3825と、このバネ3825を掛け
るためのバネ掛け3826(a),3826(b)と前
記平板3820を摺動する時に使用されるピン3822
で構成している。なお、この平板3820は、通常は前
記引張バネ3825により、透明なガラス3827を接
着している角穴(c)3823(b)が前記四角柱体3
801の角穴(A)3802と合致している。これによ
り、前記平面3801(a)にはんだボール3を入れた
ガラス治具4をのせ、吸引手段と図30の流路380
6、3807を接続すると、前記角穴(A)3802内
は真空状態となり、前記ガラス治具4ないしはんだボー
ル3ともに吸引される。一方、図33の平板3820を
後述する真空切替え部400で前記ピン3822を動か
して、角穴(c)3823(b)が角穴(A)3802
と同じ位置とすれば、四角柱体3801の角穴(A)3
802内は外気と触れ解放となる。更に、前記図31の
四角柱体3801の両面3801(a)及び3801
(b)には、中央に位置決め溝3821をもった位置決
めガイドが設けてあり、真空切替え部400の位置決め
ピン3882がはめあった時に、前記四角柱体3801
(a),3801(b)の平面を常時一定の面となるよ
うにしている。又、この四角柱体3801は、中央に吸
引手段に接続している穴3831をもつ回転軸3830
に図示しない方法で軸受3834(前記回転テーブル部
420に固定されている)に回転自在に固定されてい
る。
【0105】なお、この回転軸3830は図示しない方
法で、前記四角柱体3801の平面3801(a),3
801(b)を所定の位置でかつ一定の保持力で保つよ
うにしてあり、保持力以上の力を外から得ると180度
回転するようにしている。
【0106】真空切替え部400は、水平に移動する水
平移動台4001を固定している市販のスライドテーブ
ル4002と、上方向に前記水平移動台4001をロッ
ト4003で動かすためのエアシリンダ4004とを支
持台4000(基台10に固定されている)に固定して
いる。前記水平移動台4001には、上下駆動用エアシ
リンダ4006と上下用スライドテーブル4010を固
定し、このスライドテーブル4010のスライド側と上
下台4008を前記エアシリンダ4006のロット40
07で継いでいる。よって、前記上下台4008は、エ
アシリンダーで前後と上下動を行うようになっており、
図31の位置上下台4008は後退した位置から前進し
た時は、前記真空切替え用軸3812の真上(この時上
下台4008は上昇している)となり、下降指令によ
り、前記真空切替え用軸3812は下り上述したよう
に、角穴(A)3802の真空吸引手段とは遮断され
る。
【0107】更に、前記上下台4008には、上述した
ヘッド部380の平板3820を動かすためのエアシリ
ンダー3840を固定してあり図15(d)参照、この
エアシリンダー3840のロット3842に固定してい
る開閉ブロック3845に設けた穴3846に、前記平
板3820に固定しているピン3822を入れ、(この
状態は、上下台4008が前進し下降した時)前記エア
シリンダー3840を動作させて、前記平板3820を
移動させる(前記角穴(A)3802を外気と開放させ
る)。
【0108】図30に示す回転テーブル駆動部420
は、基台10に市販のモータへの回転及び停止指令(図
示せず)により、間欠回転を行う6割出し(1インデッ
クs回転角60度)のインデックスユニット4201
と、このインデックスユニットの出力軸4202に固定
し、上面には、出力軸4202から回転テーブル421
0を6等分割した位置に前記ヘッド部380が取付ける
ことにより構成している。
【0109】よって、回転テーブル駆動部420は、前
記回転テーブル4210に固定されているヘッド部38
0を、60度ずつ回転と停止を繰返し行うことが出来
る。
【0110】以上により、ターンテーブル部(B)は、
前記ガラス治具4(はんだボール3も含む)の前記ヘッ
ド部380への吸着及び、真空切替え部400での前記
角穴(A)3802内の吸引手段との遮断及び外気との
開放、及びヘッド部380の位置決めを行う。又、前記
インデックスユニット4201で、前記ヘッド部380
を60度ずつの回転と停止を行い、ガラス治具を順次、
次工程へ送ることができる。
【0111】なお、ターンテーブル部(B)38のヘッ
ド部380の位置は、ヘッド部380はガラス治具4を
吸着し、ガラス治具4へ吸着された(はんだボール下向
きとした状態)はんだボールの配列と、前記ターンテー
ブル部(A)26のヘッド部380へ半導体素子が吸着
された半導体素子1のバンプの配列とが、位置合せ部6
0へ運ばれてきた時に、XY方向及びθ方向ともに後述
する方法で合うように配置される。
【0112】以上より、ターンテーブル部(B)38
は、ヘッド部380で、一方面ではガラス治具4(はん
だボール3も含む)を吸着し、他方面にはスライドする
透明なガラスをもつ平板3835で構成して、真空切替
え部400で前記吸着の切替え及び、外気開放とを行
い、はんだボール3を半導体素子1のバンプ面に接合す
る時には、上記はんだボールの吸着(ガラス治具から)
をとき、又、平板3835を切替えて接合する時の煙り
及び水分を外気に開放し、はんだボール3をガラス治具
4に入れて搬送する時(前記回転テーブル部420は吸
着する)位置合わせ部60は、図34,図35(a),
(b)及び図36に示すようにレザー光をファイバー6
001を通し、鏡筒6002に送り前記ヘッド380へ
照射する照射部600と前記ガラス治具4に吸着されて
いるはんだボール3の配列と前記半導体1のバンプの配
列との位置ズレ量を測定する認識部610と、上述した
ターンテーブル部(A)26のヘッド部265をつかむ
チャック部620と、前期チャック部620をθ方向
(水平方向)に回転させるθ回転部630,カムにより
上下動させる上下駆動部(A)640,エアシリンダー
で上下動させる上下駆動部(B)650,X及びY方向
に動かすXY駆動部660で構成している。
【0113】なお、この位置合せ部60は、ターンテー
ブル部(A)26の半導体素子1と、ターンテーブル部
(B)38のガラス治具4が交わる位置で、かつターン
テーブル部(A)26の下方に位置している(図1
6)。
【0114】照射部600は、図34及び図35(a)
〜(b)と、原理図を図36に示す様に、図示しないレ
ーザ発振器(今回はYAGレーザ使用)よりレーザ光を
ファイバー6001を通し、鏡筒6002に送り、前記
ヘッド380の角穴(A)3802の大きさ(全てのは
んだボールを溶融可能な大きさ)としている。この鏡筒
6002は、基台10に固定している門型形状の台60
10に固定している。
【0115】認識部610は、前記ガラス治具4に吸着
されているはんだボール3の配列と前記半導体素子1の
バンプの配列されている位置のズレ量をμm単位で計測
するものである。その原理図を図1(c)に示す様に、
前記ガラス治具4に吸着されているはんだボール3は前
記ヘッド部380で下向き(図示しない方法で反映され
てくる)で、ヘッド部380の上部は上述したように、
平板3820の角穴(B)3823の上に設けた透明ガ
ラス3827をはりつけているので、ガラス治具4に吸
着されているはんだボール3の位置は、光源6103の
照明光を鏡6003で屈折してガラス治具4へ当て、そ
の光の通過状況(透明であるガラスは通過しはんだボー
ルは影となる)を平面鏡6102で屈折し、カメラ61
01で見て、それを電気的に処理し位置を計測する。
【0116】一方、前記ヘッド部265に吸着されてき
た半導体素子1のバンプ位置は、光源6104の照明光
を直接当て(特定の角度),バンプの表面から反射され
る陰影を平面鏡6102で屈折し、カメラ6105で見
てそれを電気的に処理し位置を計測する。
【0117】以上により、はんだボールの位置とバンプ
位置のズレ量をX・Y・θそれぞれの方向について算出
(図示せず)し、以下に示す方法でそのズレを計測す
る。
【0118】図35に示すように前記カメラ6101,
6105参照を両端に固定し、前記ミラー6102を上
述した原理にかなう位置に、前記平面鏡6102を配置
した角柱6106と、この角柱6106を水平動させる
ためのガイド6011(前記台6010に固定)にはめ
合せているスライドテーブル6012に固定し、エアシ
リンダー6022(前記台6010に固定)のロット6
023と接続して、シリンダー6022を動作させて前
記角柱6106を動かす。又、前記光源6103、61
01及び鏡6003は上述した原理を達成する位置にそ
れぞれ台6010に固定している。
【0119】以上上述した様に、はんだボール3及び半
導体素子1が所定の位置に運ばれ停止された時に、前記
エアシリンダーで、カメラ6101,6105及び平面
鏡6102が計測位置まで移動し計測する。この計測結
果は、はんだボールの位置に対し、半導体素子1のバン
プ位置がどれ位ズレているかX,Y,θそれぞれの方向
について、1μm単位で算出し後述する方法で、半導体
素子をそれぞれのズレている量について修正する。
【0120】図34に示すチャック部620は、前記タ
ーンテーブル部(A)のヘッド部265の下部をつかむ
ように、圧縮エアで開閉する爪(図示せず)を有するエ
アチャック6201に、前記チャック部265の下部2
660を挟持出来る形状で形成したアーム6202
(a),6202(b)を、前記エアチャック6201の
爪に固定している。よって、チャック部620は、半導
体素子1を吸着しているヘッド部265を挟持したり、
離したりすることができる。
【0121】θ駆動部630は、図37に示すように市
販品で外周に数ヶ所の溝をもつスプライン軸6301
と、このスプライン軸6301の溝とかみ合って、(上
下可能に)いるナット6302と、このナット6302
の外周を回転しないようにはめ合っているハウジング6
303と、このハウジング6303の上下にあって、こ
のハウジング6303を回転自在に保持する軸受台63
05(上下台(A)6300に固定)で構成している。
【0122】一方、前記ハウジング6303には、ギヤ
(A)6306を固定し、パルスモータ6310の回転
軸6310に固定されているギヤ(B)6307とかみ
合っている。このパルスモータ6310はモータブラケ
ット6313(前記回転軸6310も回転自在に保持)
で、前記上下台(A)6300に固定されている。但
し、上記ギヤ(A)6306とギヤ(B)6307のギ
ヤ比を大きくとり、パルスモータの1パルス当りの回転
角を小さくし、1μm単位で位置を合わせられるように
している。
【0123】以上により、θ駆動部630では、前記ス
プライン軸6303(前記チャック部620を固定)
は、上下動可能で、かつパルスモータ6310への回転
指令により、1μm単位で回転を行うことができる。
【0124】次に、上下駆動部(A)640は、前記上
下台(A)6300にスライドユニット(A)6408
を、このスライドユニット(A)6408の摺動する側
をスライド台6406に固定している。このスライド台
6406は、上方に前記スプライン軸6303の下部を
回転と上下自在に保持し、下方にはカムフォロ6409
を固定し、バネ掛け図示しない間に、引張りバネ641
2を設け、前記スライド台6406を持ち上げている。
又、このカムフォロ6409には、所定の曲線(今回は
変形台形曲線)で形成したカム6405が接触してい
る。このカム6405は、回転軸6410に固定され、
両側には回転自在に軸受け(前記スライド台6406の
固定)で保持され、かつモータのモータ回線軸と、ジョ
イントで接続している。以上により、モータに回転を与
えると、カム6405が回転し、前記チャック部610
がカム曲線のよって、上下動するために極めてゆるやか
な上下動が可能である。また、上記スプライン軸630
3は、前記引張バネ6412で持ち上げ手いるので、前
記ヘッド部380のガラス治具4に半導体素子1が接触
後も一定の押力で押し付けられている。
【0125】上下駆動部(B)650は、前記θ回転部
630及びチャック部620,上下駆動部(A)640
が固定されている上下台(A)6300を上下に摺動す
るスライド台6406に固定し、支持台6500に固定
しているガイドレール6415とかみ合っている。前記
上下台(A)6300は、エアシリンダ6506のロッ
ト6508と連結板6509接続しているため、このエ
アシリンダ6506(前記支持台6500に固定)によ
り上下動することができる。なお、前記エアシリンダ6
506は2段階のストロークが取れるシリンダーであ
る。
【0126】次に、XY駆動部660は、市販されてい
るXYテーブルユニット6600であり、パルスモータ
への回転指令でボールネジを回転し、テーブル6601
(前記支持台6500を固定)をXY方向に動かすもの
である。本発明においては、1μm単位でXY方向にそ
れぞれ動かせるようにしている。
【0127】以上この位置合せ部60は、上述したよう
に、ターンテーブル(A)26によって運ばれてきた半
導体素子1を受取り、X・Y・θ方向に移動可能とする
ものである。このX・Y・θ方向の移動は、図示しない
方法で、前記ターンテーブル(B)380に吸引されて
きたはんだボール(ガラス治具に吸着され、かつ、図示
しない方法で反転され下向きとなっている)の位置(X
・Y・θ方向)と、ターンテーブル部(A)26によっ
て運ばれてきた半導体素子のパット位置(X・Y・θ方
向)とのズレ量を測定し(前記はんだボールの位置を基
準として)てそのズレた量を、この位置合せ部60で上
昇した方法で動かしている。次に、位置合せ後上昇し、
ガラス治具のはんだボールと半導体素子を密着させる。
【0128】以上により位置合せ密着された状態で、図
2に示したレーザユニットで照射するが、この時、前記
ヘッド部380の四角柱体3801に吸着されたガラス
治具は下向き(はんだボールも同じ)で、四角柱体38
01の角穴(A)3802内は吸引手段とは遮断(但し
溝3803は吸引状態)され、かつ、前記平板3820
は摺動し、角穴(A)3802内は外気と開放状態とし
てレーザ照射により溶融されたはんだボールが、吸引力
のない状態で半導体素子のパット面に接合するようにし
ている。このようにして、パット面にはんだボールが接
合されると、位置合せ部のチャックが下降し、(カム及
びエアシリンダーのより)半導体素子はガラス治具面4
から離れ、前記ターンテーブル(A)26へ戻される。
一方、はんだボールのないガラス治具は、ターンテーブ
ル(B)で次工程へ送られる。
【0129】次に、半導体排出部80は、図16に示す
様に、上述した、半導体素子供給部24(図23)と、
パレット供給部22(図21)と、XYテーブル部23
(図22)と、パレット20を受けとるパレット受け台
900で構成している。よって、前記ターンテーブル
(A)26で運ばれてきた半導体素子は、前記半導体素
子供給部24でXYテーブル部23のパレット20(但
しパレット供給部22内のマガジン21内へのパレット
はなにも入っていないものが収納されている)内に1ヶ
ずつ収納され、パレット20の角溝202の全てに入る
と、前記パレット受け台900に自動で送られる。
【0130】以上説明したように、本発明の微小粒体装
着装置によれば、半導体モジュールの1つの面上に高密
度でバンプを形成できるので、本発明の装置により生産
されたフリップチップ方式による半導体モジュールは、
大型計算機、通信機(電子交換機)及び高速電機信号測
定装置内等の基板上に搭載され、それぞれの処理能力を
向上させることができる。
【0131】
【発明の効果】本願に含まれる発明の一つによれば、低
コストで性能の安定した半導体装置の製造が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるはんだボール装着装置
のはんだボール供給部、振り込み部、回収部を示した簡
略図。
【図2】(a)は、はんだボール供給部の上面図、
(b)は、同じく主面図。
【図3】(a)は、振込みヘッド部の断面図、(b)
は、同じくその下面図。
【図4】(a)は、図2の矢印Aから見た場合の上面
図、(b)は、同じく図2の矢印Aから見た正面図。
【図5】供給部断面図。
【図6】図2(a)のD−D矢視図。
【図7】回収部の断面図。
【図8】(a)は、水平駆動部の平面図、(b)は同じ
く図2(b)のE−E矢視図。
【図9】第2の認識部を示す図。
【図10】はんだボールの撹乱、供給部の圧縮空気の圧
力を制御するための回路図。
【図11】(u)(あ)〜(え)は、はんだボールを供
給し、回収するまでの略図。
【図12】(u)(お)〜(か)は、はんだボールを供
給し、回収するまでの略図。
【図13】(t)(ア)〜(ウ)は、はんだボールの供
給部の主要な構成を示す図。
【図14】(t)(エ)〜(カ)は、はんだボールの供
給部の主要な構成を示す図。
【図15】図3に示した振込み部を上下逆に示した図、
図13は、本発明を使用した装置の全体図。
【図16】本発明を使用した装置の全体図。
【図17】(a),(b)は、本発明を対象としたワー
クを示した図。
【図18】(a),(b)は、本発明の対象部品の装着
用治具を示した図。
【図19】(a),(b)は、対象ワークを入れるパレ
ットを示した図。
【図20】前記パレットを収納するマガジンを示した
図。
【図21】(a),(b),(c)は、前記パレットを
供給する供給部を示した図。
【図22】(a),(b),(c)は、前記パレットを
x,y方向に動かすx、yテーブル部を示した図。
【図23】(a),(b)は、対象ワークを搬送する半
導体素子供給部を示した図。
【図24】(a),(b)は、対象ワークを吸着搬送す
るターンテーブル部(A)を示した図。
【図25】(a),(b),(c)は、前記ターンテー
ブル部(A)のヘッド部の詳細図。
【図26】前記装着用ガラス治具を交換するためのガラ
ス治具供給、排出部を示したその正面図。
【図27】図26の側面図。
【図28】図26のB矢視図。
【図29】ガラス治具供給、排出部のガラス治具用マガ
ジンを示した斜視図。
【図30】(a)は、前記ガラス治具を吸着搬送するタ
ーンテーブル部(B)を示した側面図、(b)は、同じ
くその上面図。
【図31】前記ターンテーブル(B)に装着され前記ガ
ラス治具を吸着しているヘッド部の詳細図。
【図32】前記ターンテーブル(B)に装着され前記ガ
ラス治具を吸着しているヘッド部の詳細図。
【図33】(a)は、ヘッド部の上面図、(b)は、同
じくその下面図。
【図34】接合する駆動部を示した図。
【図35】(a),(b)は、ガラス治具のはんだボー
ルの配列と半導体モジュールの接続パッドの配列との位
置ズレを検出する視覚用カメラを示した図。
【図36】はんだボールの配列と半導体モジュールの接
続パッドの配列との位置ズレを測定する原理図。
【図37】(a),(b)は、接合する駆動部を示した
図。
【図38】本発明の装着方法を用いて作られるフリップ
チップ方式のよる半導体モジュールの斜視図。
【図39】(a),(b),(c),(d)は、従来技
術によるはんだボール整列方法を示した図である。
【符号の説明】
3…はんだボール、 4…ガラス治具、 10…
基台、20…パレット、 21…マガジン、 22…
パレット供給部、24…XYテーブル部、 25…半導体供
給部、 2…パレット排出部、26…ターンテーブル部
(A)、 30…ガラス供給,排出部、38…ターンテ
ーブル部(B)、 50…はんだボール供給部、60…
位置合せ部、 80…半導体排出部、 380…ヘッ
ド部、500…振り込みヘッド部、 530…供給部、
560…回収部、590…認識部2、 600…照射部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深澤 秀幸 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社 日立製作所神奈川工場内 (56)参考文献 特開 昭62−25435(JP,A) 特開 平10−41342(JP,A) 特開 平9−275109(JP,A) 特開 平6−310515(JP,A) 特開 平3−196659(JP,A) 特開 平2−295186(JP,A) 特開 平7−302796(JP,A) 特開2000−77452(JP,A) 特開 平9−186165(JP,A) 特開 平3−225832(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/60

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性粒体を撹乱させるとともに、装着治
    具の貫通孔から吸引する第一の工程と、装着治具への装
    着不良があるか検査する第二の工程と、装着治具に装着
    された導電性粒体をパッド上に移し、溶融する第三の工
    程と、を有する半導体装置の製造方法において、 第二の工程で不良を検出した場合には該装着治具に対し
    て第一の工程をリトライし、第二の工程で不良を検出し
    なかった場合には第一の工程をリトライせずに第三の工
    程に向けて工程を進めることを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  2. 【請求項2】導電性粒体を撹乱させる第一の工程と、導
    電性粒体を装着治具の貫通孔から吸引する第二の工程
    と、装着治具への装着に不良があるか検査する第三の工
    程と、装着治具に装着した導電性粒体を用いてバンプを
    形成する第四の工程とを含む半導体装置の製造方法にお
    いて、 第三の工程で不良を検出した場合には、該装着治具に対
    して第一の工程及び第二の工程をリトライし、第三の工
    程で不良を検出しなかった場合には、第一の工程及び第
    二の工程をリトライせずに第四の工程に向けて工程を進
    めることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】撹乱させたはんだボールを装着治具に装着
    させ、装着させたはんだボールを装着治具から半導体素
    子のパッドに移し、溶融してバンプを形成する半導体装
    置の製造方法において、 はんだボールをパッドに移す前に、はんだボールの装着
    治具への装着に不良があるか検査し、不良が検出された
    場合にはその装着治具に再度撹乱させたはんだボールを
    装着させ、不良が検出されなかった場合にはその装着治
    具に装着させたはんだボールを用いてバンプを形成する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】導電性粒体を撹乱させるとともに、装着治
    具の貫通孔から吸引する第一の工程と、前記装着不良が
    あるか検査する第二の工程とを有する半導体装置の製造
    方法において、 前記装着の不良を検出した場合、前記装着治具に対して
    自動的に前記第一の工程をリトライすることを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項1、2及び4のいずれかにおいて、 前記リトライを所定の回数のみ行うことを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項3において、 再度行う装着は所定の回数のみ行うことを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項1から6のいずれかにおいて、 前記導電性粒体を装着した装着冶具の透過光を用いて前
    記不良を検出することを特徴とする半導体製造装置の製
    造方法。
  8. 【請求項8】請求項1から7のいずれかにおいて、 前記導電性粒体を前記貫通穴の下方から装着することを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項1から8のいずれかにおいて、 前記装着冶具として、前記貫通穴の一方には導電性粒体
    よりも大きな穴が形成されている装着冶具を用いること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】請求項1から9のいずれかにおいて、 前記導電性粒体を、エアによる圧力又は不活性ガスによ
    る圧力を用いて供給することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
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