JP3301459B2 - 貯蔵容器及び貯蔵容器の清掃システム - Google Patents

貯蔵容器及び貯蔵容器の清掃システム

Info

Publication number
JP3301459B2
JP3301459B2 JP33121793A JP33121793A JP3301459B2 JP 3301459 B2 JP3301459 B2 JP 3301459B2 JP 33121793 A JP33121793 A JP 33121793A JP 33121793 A JP33121793 A JP 33121793A JP 3301459 B2 JP3301459 B2 JP 3301459B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage container
compressed
pulsating
air
hopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33121793A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07185493A (ja
Inventor
雅昭 野坂
勉 大野
治 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsui Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Matsui Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsui Manufacturing Co Ltd filed Critical Matsui Manufacturing Co Ltd
Priority to JP33121793A priority Critical patent/JP3301459B2/ja
Publication of JPH07185493A publication Critical patent/JPH07185493A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3301459B2 publication Critical patent/JP3301459B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば合成樹脂ペレッ
トやその他の材料の収容・貯蔵用途に用いられるホッパ
ー等の貯蔵容器、並びに貯蔵容器の清掃システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば樹脂成形システム等で適用される
ホッパードライヤの使用に際しては、成形樹脂の品種替
えを行う際にこのホッパードライヤ内に残留している先
の合成樹脂材の全量を外部に排出させる必要がある。と
ころが、これだけでは、静電気等に原因してホッパード
ライヤの内面に付着した合成樹脂ペレットの破片や粉体
を適切に除去し、排出させることはできない。
【0003】而して、従来では、ホッパードライヤ内の
付着物を人手によることなく効率良く且つ適切に除去す
るための手段は何ら講じられていないのが実情であっ
た。そこで、従来では、例えば作業員がエアガンを用い
て、ホッパードライヤの開口窓(マンホール)からコン
プレッサエアを吹き付けることにより付着物を除去させ
ていた。また、これ以外の手段としては、モップを用い
てホッパードライヤの内面を清掃したり、或いは水洗い
を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の手段は、何れも人手による清掃作業であるために、
作業員の労力負担が大きく、作業能率が悪いという難点
が生じていた。そして、このような難点は樹脂成形シス
テムにおけるホッパードライヤに限らず、それ以外の用
途に使用されているホッパー等、他の貯蔵容器の取扱い
に際しても生じていた。
【0005】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
で、貯蔵容器内に残留付着した材料を人手によることな
く適切に除去できるようにして、その清掃作業の能率を
高めることを、その目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された請求項1に記載の本発明は、貯蔵容器本体
の周壁部に、圧縮脈動気体を貯蔵容器本体内へ導入させ
るための脈動気体導入口を、該貯蔵容器本体の内周壁面
に沿った状態に設け、その脈動気体導入口より貯蔵容器
本体内に導入した圧縮脈動気体で旋回流を形成して、上
記排気口より排出させる構造にしている、貯蔵容器であ
る。
【0007】請求項2に記載の本発明は、上記請求項1
の構成において、前記脈動気体導入口には、脈動発生手
段で発生された圧縮脈動気体を供給するための導波管を
着脱自在に連結させる連結手段が設けられている、貯蔵
容器である。
【0008】請求項3に記載の本発明は、貯蔵容器と、
圧縮脈動気体を発生させる脈動発生手段とからなり、し
かも前記貯蔵容器の貯蔵容器本体の周壁部には、前記脈
動発生手段で発生された圧縮脈動気体を貯蔵容器本体内
へ導入させるための脈動気体導入口が貯蔵容器本体の内
周壁面に沿った状態に設けて旋回流を形成するようにし
ている、貯蔵容器の清掃システムである。
【0009】
【作用】上記構成を特徴とする請求項1に記載の本発明
に係る貯蔵容器においては、脈動発生手段によって発生
された圧縮脈動気体(例えば圧縮脈動空気等)を、貯蔵
容器本体の周壁部に設けられた脈動気体導入口から貯蔵
容器本体内へ導入させて、この圧縮脈動気体を貯蔵容器
本体の内周壁面に沿わせて旋回流を形成して流動させる
ことができるので、この圧縮脈動気体を貯蔵容器本体の
内周壁面の広範囲に亙って作用させることができる。そ
して、この圧縮脈動気体によって貯蔵容器本体の内周壁
面の付着物を剥離・除去することができる。
【0010】一定時間間隔で圧力が変動する圧縮脈動気
体によれば、連続した一定圧の圧縮気体(圧縮空気)を
吹き付ける場合とは異なり、この圧縮脈動気体の気体振
動圧を貯蔵容器本体の内周面の各所に作用させることが
でき、所謂死角を生じさせない。また、圧縮脈動気体
は、付着物に強制的な振動を付与し、この振動によって
付着物が貯蔵容器本体の内周面から剥離する作用をも生
じさせることができるので、その付着物の剥離・除去効
率もかなり良好にすることが可能である。而して、上記
のような清掃作業は、脈動気体導入口から貯蔵容器本体
内へ圧縮脈動気体を導入させるだけで行えるから、作業
員が手作業で清掃を行う必要はない。また、このような
作用は、請求項1と同様な構成を備えた請求項3に記載
の本発明に係る貯蔵容器の清掃システムにおいても同様
である。
【0011】請求項2に記載の本発明に係る貯蔵容器に
おいては、圧縮脈動気体を利用して貯蔵容器本体内の清
掃を行う必要がない場合には、脈動気体導入口から導波
管を取り外しておくことができ、貯蔵容器本体の移動、
その他の取扱いに際して便宜が図れることとなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は樹脂成形システムに適用されるホッ
パードライヤとして構成された本発明に係る貯蔵容器の
清掃システムAの一例を示す断面図、図2はそのX−X
線断面図である。このシステムAは、合成樹脂ペレット
(不図示)を収容するためのホッパー1、及び圧縮脈動
気体の一例としての圧縮脈動空気を発生させてこの圧縮
脈動空気をホッパー1内へ導入させるための脈動発生装
置B等を具備している。
【0013】ここで、ホッパー1は、ホッパー本体10
とその上部に載設される蓋体11とから構成されたもの
で、ホッパー本体10はその全体の概略形状が円筒状
で、その下部に形成された円錐部10aの下端には開閉
バルブ12を備えた排出口13が設けられている。ホッ
パー本体10には、ブロアー20から送風されてヒータ
ー21で加熱された加熱乾燥空気をホッパー本体10内
に導入させるための熱風送風管22及びこの熱風送風管
22に連結されたディフューザコーン23等が設けら
れ、このホッパー本体10内に収容された合成樹脂ペレ
ットに対して加熱乾燥空気を作用させることにより、そ
の合成樹脂ペレットを所望の状態に乾燥させ得る構成と
なっている。また、かかる乾燥処理に使用された使用済
の空気は、蓋体11の排気口11aから集塵装置24に
送出されて、ダスト類が除去されてから外気に放出さ
れ、又は再度ブロアー20側へ還元されるように構成さ
れている。
【0014】ホッパー本体10の周壁部14の上部に
は、脈動発生装置Bで発生された圧縮脈動空気をホッパ
ー本体10内へ導入させるための脈動空気導入口2(脈
動気体導入口に相当する)が開設されている。この脈動
空気導入口2への圧縮脈動空気の供給は、脈動空気導入
口2に連設された短管部3に導波管4が連結した状態で
なされるが、この導波管4には短管部3に対して所謂ワ
ンタッチで装着脱が可能なタイプの配管連結具9が設け
られ、短管部3に対する導波管4の連結及びその解除が
容易に行えるように構成されている。但し、これに代え
て、例えばボルト固定式のフランジ接手等を用いて連結
させてもよい。また、導波管4としてはその取扱いが便
利となるようにフレキシブルな可撓性ホース又は可撓性
チューブが適用されている。この導波管4を短管部3か
ら取り外したときには、適当な蓋部材等を用いて前記脈
動空気導入口2を適宜閉塞できるように配慮されてい
る。
【0015】脈動空気導入口2は、合成樹脂ペレットの
充填レベルLVよりも高い位置に配置されており、また
図2に示すように、この脈動空気導入口2の開口方向
は、ホッパー本体10の内周壁面14aの接線方向に沿
う方向に設定され、この脈動空気導入口2からホッパー
本体10内へ供給される圧縮脈動空気は同図の矢印に示
すようにホッパー本体10の内周壁面14aに沿って流
動するように配慮されている。
【0016】脈動発生装置Bの具体例としては、例えば
図3(a)に示すようなブロアー5と脈動付与装置6と
から構成されたものが採用される。尚、この脈動発生装
置Bにおけるブロアー5とは、送風機以外の空気圧縮機
や真空ポンプ等も含む圧縮空気供給源全般を含む概念で
ある。脈動付与装置6は、二つのポート62a、62b
を有する円筒状のケーシング63内に、モータMによっ
て回転される弁体64を設けたものである。この脈動発
生装置Bでは、ポート62aに接続されたブロアー5に
よってケーシング63内へ圧縮空気を連続して供給させ
ている状態において、弁体64が図3(a)に示す回転
角度状態にあると、ポート62bでは圧縮空気の排出が
なされる。これに対し、弁体64が図3(b)の実線に
示す回転角度のときには、両ポート62a、62b間が
弁体64によって遮断されるので、ポート62bからの
圧縮空気の排出は停止された状態となる。
【0017】この脈動発生装置Bでは、弁体64が連続
回転し、上記したポート62bからの圧縮空気の排出及
びその停止が交互に繰り返されることにより、ポート6
2bから図4(a)に示すような圧力波形の圧縮脈動空
気が発生される。そして、この圧縮脈動空気が導波管4
を介してホッパー1の脈動空気導入口2に導かれる。こ
の圧縮脈動空気としては、例えば10Hz程度の低周波
域のものが採用される。また、本発明では、例えば図4
(b)に示すような圧力波形の圧縮脈動空気を用いても
構わない。
【0018】次に、上記構成のシステムAの使用例、作
用について説明する。先ず、ホッパー1内に収容された
合成樹脂ペレットの品種替えを行う場合には、排出口1
3からその合成樹脂ペレットの全量を排出させるが、こ
れだけでは静電気等に原因してホッパー本体10の内周
壁面14aに付着した合成樹脂ペレットの破片や粉体を
除去できない。そこで、このような場合には、脈動発生
装置Bを起動させて、圧縮脈動空気を脈動空気導入口2
からホッパー本体10内に導入させればよい。
【0019】脈動空気導入口2から導入される圧縮脈動
空気は、図2で示したようにホッパー本体10の内周壁
面14aに沿って流動することにより、図5に示すよう
にホッパー本体10内で螺旋状に旋回する旋回流となっ
て、ホッパー本体10の上部から下部側へ進行し、円錐
部10aに到達する。そして、この圧縮脈動空気は上昇
してから排気口11aから排気される。
【0020】而して、上記のような圧縮脈動空気の旋回
流によれば、この圧縮脈動空気をホッパー本体10の内
周壁面14aの全域に亙って作用させることができる。
特に、この空気振動又は空気圧変動を伴う圧縮脈動空気
では、ホッパー本体10内の一部に空気振動圧が及ばな
い位置(死角)が発生するような虞れもなく、ホッパー
本体10の内周壁面14aの全域の清掃が略均等に且つ
適切に行える。更には、強固に付着している付着物に対
して強制的に振動を付与し、その付着物を内周壁面14
aから剥離させる作用も得られので、その付着物の剥離
・除去作用も優れたものとなる。従って、上記のように
して脈動発生装置Bを稼働させるだけで、ホッパー本体
10内の清掃が適切に行え、作業員がわざわざモップ等
を用いてホッパー本体10内を清掃する必要はない。
【0021】尚、圧縮脈動空気によって除去された材料
は排出口13から排出される。また、ホッパー1内にお
ける合成樹脂ペレットの充填レベルLVよりも高い位置
については、合成樹脂ペレットの破片等が付着している
虞れは少ないので、この充填レベルLVよりも高い位置
に設けられた脈動空気導入口2よりも上方に位置する内
周壁面14aの部位に対して圧縮脈動空気を作用させな
くても格段不都合は生じない。
【0022】上記実施例では、ホッパー本体10の上部
側に脈動空気導入口2を設けているが、本発明は決して
これに限定されない。例えば図6に示すように、ホッパ
ー本体10の下部側に脈動空気導入口2aを設けて、ホ
ッパー本体10の下部側から上部側へ圧縮脈動空気の旋
回流を生じさせて、ホッパー本体10内の清掃を行うよ
うしても何ら構わない。ホッパーの種類によっては、常
にホッパー内面の全域を清掃しなければならない訳では
なく、ホッパー内面の一部のみを清掃できればよい場合
もあるので、脈動空気導入口の位置はその要望に応じて
適宜決定すればよい。また、脈動空気導入口の数も1箇
所に限定されず、複数箇所設けても何ら構わない。
【0023】図7(a)、(b)は、本発明の他の実施
例に係る貯蔵容器の清掃システムAaを示す説明図であ
る。このシステムAaでは、ホッパー1Aのホッパー本
体10Aの上下二箇所に脈動空気導入口2、2aが設け
られ、これら双方の脈動空気導入口2、2aが導波管4
a、4bを介して脈動発生装置Baと接続されている。
【0024】ここで、脈動発生装置Baは、脈動付与装
置6AのモータMで回転される弁体64が図7(a)に
示す回転角度にあるときには、ブロアー5からポート6
2cに供給される圧縮空気がポート62dから排出され
るので、上側の脈動空気導入口2からホッパー本体10
A内へは圧縮空気の供給がなされる。またこの際には、
ポート62f、62eがブロアー5の吸気側と接続され
るので、下側の脈動空気導入口2aにはホッパー本体1
0A内の空気を吸気する吸気圧(負圧)が生じる。
【0025】これに対し、脈動付与装置6Aの弁体64
が図7(b)に示す回転角度のときには、上記の場合と
は逆に、上側の脈動空気導入口2はブロアー5の吸気側
が接続されるので、この脈動空気導入口2には負圧が生
じる。また、下側の脈動空気導入口2aはブロアー5の
排気側に接続されるので、この脈動空気導入口2aから
は圧縮空気の供給がなされる。
【0026】結局、この脈動発生装置Baでは、弁体6
4が連続回転することにより、ポート62d、62fの
各ポートにおいて圧縮空気の排出と吸気とが交互に繰り
返される状態の圧縮脈動空気を発生させることができ
る。その結果、上側の脈動空気導入口2で図8(a)に
示すような空気圧変動の圧縮脈動空気が発生されている
ときには、下側の脈動空気導入口2aでは同図(b)に
示すように上側の脈動空気導入口2側とは正・負の位相
が逆の圧縮脈動空気が発生されていることとなる。
【0027】上記したようなシステムAaであっても、
ホッパー本体10Aの内周壁面14aに沿って圧縮脈動
空気を流動させることができるので、図1で示した場合
と同様に、ホッパー本体10内の清掃を効率良く且つ適
切に行うことができる。尚、本発明でいう圧縮脈動気体
とは、図8(a)、(b)に示すように、気体圧が正圧
(大気圧よりも高圧)と負圧(大気圧よりも低圧)を交
互に繰り返す態様も含む概念である。
【0028】本発明では、脈動発生手段としては様々な
タイプのものを利用することができるが、本発明では上
記以外にも例えばシリンダ内でピストンを往復動させる
ことにより圧縮脈動空気を発生させるようにしてもよ
い。また、このような場合において、導波管4a、4b
の長さ(L)を、L=λ/4(λは圧縮脈動空気の波長
であり、f=c/λの関係がある。fは圧縮脈動空気の
周波数、cは音波の伝播速度である)の条件に設定すれ
ば、圧縮脈動空気の共鳴作用をホッパー本体内で生じさ
せることができる。この共鳴作用では、各脈動空気導入
口からホッパー本体内へ供給される圧縮空気の導入速度
を最大とすることができので、かかる構成によれば付着
物の除去効果を一層高めることができて好ましい。
【0029】本発明では、図9に示す脈動発生装置Bb
のように、空気供給源30に接続されて圧縮空気が蓄圧
されるタンク31の配管部32に電磁弁33を設け、こ
の電磁弁33を例えば一定時間間隔で断続的に開放させ
る(例えば3秒間隔毎に0.05秒だけ弁開放させる)
ようにした構成したものを用いてもよい。かかる構成で
あっても、正圧の圧縮脈動空気を脈動空気導入口2に供
給させることができ、やはりホッパー本体10内の適正
な清掃処理を行うことが可能である。
【0030】更に、図9に示す構成において、タンク3
1内に空気以外の気体、例えば不活性ガス等の他の気体
を導入させれば、空気以外の気体の圧縮脈動気体を発生
させることができ、これをホッパー本体10内に導入さ
せてその清掃を行うこともできる。本発明では、このよ
うに空気以外の気体の圧縮脈動気体を用いても何ら構わ
ない。
【0031】その他、本発明に係る貯蔵容器は、ホッパ
ードライヤ等のホッパーに限定されず、それ以外の清掃
処理が必要な貯蔵容器全般に適用でき、当然ながら貯蔵
容器内に収容される材料の種類等も限定されない。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、請求
項1、2に記載の本発明に係る貯蔵容器、及び請求項3
に記載の本発明に係る貯蔵容器の清掃システムによれ
ば、脈動発生手段で発生された圧縮脈動気体を貯蔵容器
本体の脈動気体導入口から導入させるだけで、貯蔵容器
本体内の付着物の除去が行え、作業員の人手による清掃
作業を行う必要が無くなるので、その清掃作業効率を良
好にできるという格別な効果が得られる。特に、本発明
では、一定圧の連続した圧縮気体を用いるのではなく、
圧力が変化する圧縮脈動気体を用い、これを貯蔵容器本
体の内周面に沿って旋回流を形成して流動させているた
めに、死角を生じさせず、圧縮脈動気体を貯蔵容器本体
の内周壁面の広範囲に亙って作用させることができ、し
かも付着物に対して強制的な振動を付与して付着物の優
れた剥離・除去作用が得られ、貯蔵容器の清掃をかなり
良好な仕上げ状態にできるという利点が得られる。
【0033】また、請求項2に記載の本発明によれば、
貯蔵容器本体内の清掃を行う必要がない場合には脈動気
体導入口から導波管を取り外しておくことができるの
で、貯蔵容器本体の移動やその他の取扱いに際して導波
管や脈動発生手段が邪魔になるようなことも解消でき、
便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る貯蔵容器の清掃システムの一例を
示す概略説明図。
【図2】図1のX−X線断面図。
【図3】(a),(b)は脈動発生装置の一例を示す断
面図。
【図4】(a),(b)は圧縮脈動気体の圧力波形の一
例を示す説明図。
【図5】貯蔵容器内に圧縮脈動気体が導入された状態を
示す説明図。
【図6】本発明に係る貯蔵容器の他の例を示す説明図。
【図7】(a),(b)は本発明に係る貯蔵容器の清掃
システムの他の例を示す説明図。
【図8】(a),(b)は圧縮脈動気体の圧力波形の他
の例を示す説明図。
【図9】本発明に係る貯蔵容器の清掃システムの他の例
を示す説明図。
【符号の説明】
1 ,1A ホッパー(貯蔵容器) 2,2a 脈動空気導入口(脈動気体導入口) 3 短管 4,4a,4b 導波管 5 ブロアー 6,6A 脈動付与装置 10,10A ホッパー本体(貯蔵容器本体) 13 排出口 14 周壁部 14a 内周壁面 B,Ba,Bb 脈動発生装置 A,Aa 貯蔵容器の清掃システム
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−83079(JP,U) 実公 平4−3669(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B08B 5/02 B08B 9/093

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓋体に排気口を形成した貯蔵容器本体の周
    壁部に、圧縮脈動気体を貯蔵容器本体内へ導入させるた
    めの脈動気体導入口を、該貯蔵容器本体の内周壁面に沿
    った状態に設け、その脈動気体導入口より貯蔵容器本体
    内に導入した圧縮脈動気体で旋回流を形成して、上記排
    気口より排出させる構造にしていることを特徴とする貯
    蔵容器。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記脈動気体導入口には、脈動発生手段で発生された圧
    縮脈動気体を供給するための導波管を着脱自在に連結さ
    せる連結手段が設けられていることを特徴とする貯蔵容
    器。
  3. 【請求項3】蓋体に排気口を形成した貯蔵容器と、圧縮
    脈動気体を発生させる脈動発生手段とからなり、前記貯
    蔵容器の貯蔵容器本体の周壁部には、前記脈動発生手段
    で発生された圧縮脈動気体を貯蔵容器本体内へ導入させ
    るための脈動気体導入口が貯蔵容器本体の内周壁面に沿
    った状態に設けてあり、上記脈動気体導入口より貯蔵容
    器本体に導入した圧縮脈動気体で旋回流を形成して、上
    記排気口より排出させる構造にしていることを特徴とす
    る貯蔵容器の清掃システム。
JP33121793A 1993-12-27 1993-12-27 貯蔵容器及び貯蔵容器の清掃システム Expired - Fee Related JP3301459B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33121793A JP3301459B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 貯蔵容器及び貯蔵容器の清掃システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33121793A JP3301459B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 貯蔵容器及び貯蔵容器の清掃システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07185493A JPH07185493A (ja) 1995-07-25
JP3301459B2 true JP3301459B2 (ja) 2002-07-15

Family

ID=18241210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33121793A Expired - Fee Related JP3301459B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 貯蔵容器及び貯蔵容器の清掃システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3301459B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022035672A1 (en) * 2020-08-11 2022-02-17 Board Of Trustees Of Michigan State University Solid thermochemical fuel apparatus

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09221229A (ja) * 1996-02-16 1997-08-26 Matsui Mfg Co 導管内の閉塞防止装置
JP2007152620A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Star Seiki Co Ltd 樹脂ペレット乾燥装置の残留樹脂ペレット除去方法
JP5722358B2 (ja) * 2013-01-16 2015-05-20 株式会社トーヨー・シーエス 圧縮空気砲噴射機能を備えた清掃装置
JP6491972B2 (ja) * 2015-07-06 2019-03-27 日本アエロジル株式会社 粉体抜出し装置及び粉体抜出し方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022035672A1 (en) * 2020-08-11 2022-02-17 Board Of Trustees Of Michigan State University Solid thermochemical fuel apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07185493A (ja) 1995-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3485671A (en) Method of cleaning air supply systems and ducts
US4475264A (en) Dual inlet muffler assembly for truck hot water vacuum extraction machine
GB1483625A (en) Wet vacuum cleaner
US5898970A (en) Grout and hard surface cleaning apparatus
US5442826A (en) Apparatus for cleaning the inside of a pipe
EP0605245B1 (en) Powder conveying apparatus
JP3301459B2 (ja) 貯蔵容器及び貯蔵容器の清掃システム
EP3628833B1 (en) Filter cleaning
NL8203650A (nl) Reinigingsinrichting voor fluidumdoortochten.
JPH034914A (ja) エアクリーナのクリーニング装置
JP3697698B2 (ja) 集塵装置
EP0580314A1 (en) Method and apparatus for cleaning the inside of a pipe
CN106903784B (zh) 一种彩砖瓦双面水洗清灰箱
KR102475443B1 (ko) 자동 필터 먼지제거장치
CN209531191U (zh) 一种防水涂料喷涂烘干两用设备
JP5918770B2 (ja) 振動気流を生成するための移動可能な表面を備えたユニットを有する電気掃除装置
JPH07275625A (ja) 集塵装置のバグフィルタ
JPH06154533A (ja) 捕集装置のダスト払い落とし装置
CN217165605U (zh) 机械电气工程元器件清洁装置
JP4625159B2 (ja) ウェットブラスト用回転ノズルユニット
JPH067744A (ja) 空気振動発生方法とその装置
KR100495616B1 (ko) 해수를 이용한 냉각장치 튜브 내부의 이물질 소제장치
CN218925479U (zh) 一种零配件清洗装置
US9596969B2 (en) Vacuum cleaning device, comprising a unit with a movable surface for generating an oscillating airflow
SU1694105A1 (ru) Устройство дл очистки поверхности

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020312

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees