JP3300467B2 - 薄膜形成装置と薄膜形成方法 - Google Patents

薄膜形成装置と薄膜形成方法

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JP3300467B2
JP3300467B2 JP11380993A JP11380993A JP3300467B2 JP 3300467 B2 JP3300467 B2 JP 3300467B2 JP 11380993 A JP11380993 A JP 11380993A JP 11380993 A JP11380993 A JP 11380993A JP 3300467 B2 JP3300467 B2 JP 3300467B2
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康広 橋村
哲 野口
健一 正木
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Nissha Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、所定の張力が弾性版
全体に均一にかかるように弾性版を引張りながら、印刷
ロール版胴に弾性版を自動的に取付けた後、薄膜形成を
することができる薄膜形成装置と薄膜形成方法に関す
る。
【0002】液晶配向膜など電子部品に用いる高分子薄
膜パターンを形成する装置として、たとえば、多数のイ
ンキセルを有する凹版ロールと、インキセル内にインキ
を充填するインキ供給手段と、凹版ロールのインキが転
移される弾性版を版胴に有する印刷ロールと、印刷ロー
ルのインキが転移される被印刷体を固定する印刷テーブ
ルと、凹版ロールのインキセル内にインキを確実に充填
するためのドクターブレードとからなる薄膜形成装置が
ある。
【0003】
【従来の技術】前記薄膜形成装置において、弾性版を印
刷ロール版胴に取付けるには、まず、弾性版の複数箇所
に設けられた位置決め用トンボマークと、印刷ロール版
胴の複数箇所に設けられた基準マークとを人の手と目で
位置決めし、弾性版を人の手で引張って印刷ロール版胴
に巻付ける。その後、弾性版の両端に取付けられた版ホ
ルダーを印刷ロール版胴に取付けられたチャック手段に
人の手で引掛けて固定する。つぎに、インキ供給手段に
よって、凹版ロールの多数のインキセル内にインキを充
填し、凹版ロールから印刷ロールの弾性版にインキを転
移し、印刷ロールから印刷テーブルに固定された被印刷
体にインキを転移して印刷を行なう。また、印刷後、弾
性版を印刷ロール版胴から取外すには、弾性版の両端に
取付けられた版ホルダーを印刷ロール版胴のチャック手
段から人の手で取外す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術は、つぎの
ような問題点があった。 (1)弾性版と印刷ロール版胴との位置決め、弾性版の
引張り、チャック手段への引掛け、弾性版の印刷ロール
版胴への取付けまたは/および取外しの全てを人の手で
行なった後、印刷を行なうので、薄膜形成の効率が非常
に悪い。
【0005】(2)弾性版を印刷ロール版胴に取付ける
ために人が出入りするので、人自身や人の衣服や地面か
ら塵やほこりなどが舞い立ち周囲の清浄度がよくない。
また、弾性版を人の手で持つので、ゴミや油が付いた手
で弾性版をつかむことになる。よって、塵やほこりやゴ
ミや油が弾性版に付着し、弾性版が汚れる。このような
弾性版に凹版ロールからインキを転移すると、塵やほこ
りやゴミや油がインキに混じってしまい、異物が混入し
たり変質したインキとなってしまう。そのため、このよ
うなインキを用いて、たとえば、液晶配向膜などの高分
子薄膜を形成する場合には、絶縁性が低下したり、膜厚
ムラや配向ムラをおこしたり、膜の一部が欠けたりし
て、薄膜の機能が低下してしまうという問題が発生す
る。
【0006】(3)弾性版を人の手で引張りながら、印
刷ロール版胴に巻付けるので、弾性版を印刷ロール版胴
に巻付けている間、弾性版の全幅にわたって所定の大き
さで所定の方向に張力がかかった状態にすることは非常
に困難である。極力注意を払って作業しなければ、巻付
ける弾性版全体にかかる過剰な張力やたるみを矯正でき
ないまま、弾性版が印刷ロール版胴に巻付けられること
になる。その結果、弾性版に過剰な張力がかかった状態
のままで印刷ロール版胴に取付けられたり、弾性版がし
わや波打ちの状態のままで印刷ロール版胴に取付けられ
てしまうことになる。このような状態で凹版ロールと弾
性版とを接触させると、凹版ロールと弾性版との接触
圧、および、弾性版と被印刷体との接触圧がムラにな
り、被印刷体にインキの転移量の多いところと少ないと
ころとができ、被印刷体に均一な膜厚の薄膜を形成でき
ない。このような欠点が生じないように、弾性版を印刷
ロールに手作業で取付けようとすると、熟練者でも相当
の時間を要することとなり、薄膜形成の効率が低くな
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の薄膜形成装置
は、以上の目的を達成するために、第1版ホルダーと第
2版ホルダーとによって両端がつかまれた弾性版を、第
1チャック手段と第2チャック手段とを有する印刷ロー
ル版胴に巻付けた後、印刷を行なう薄膜形成装置におい
て、ハンド本体と、ハンド本体の一方に配置された固定
チャック手段と、ハンド本体の他方に配置された引張チ
ャック手段と、印刷ロールのチャック手段に固定された
第1版ホルダーと、引張りチャック手段に固定された第
2版ホルダーとの間の距離を調節する弾性版張力自動調
節手段とからなるハンドが、多関節ロボットのアームに
取付けられた弾性版自動取付け取外し装置部と、多数の
インキセルを有する凹版ロールと、インキセル内にイン
キを充填するインキ供給手段と、凹版ロールのインキが
転移される弾性版を版胴に有する印刷ロールと、印刷ロ
ールのインキが転移される被印刷体を固定する印刷テー
ブルとからなる印刷装置部とからなるように構成した。
【0008】この発明の薄膜形成方法は、第1版ホルダ
ーと第2版ホルダーとによって両端がつかまれた弾性版
を、第1チャック手段と第2チャック手段とを有する印
刷ロール版胴に巻付けた後、印刷を行なう薄膜形成方法
において、たるんだ状態の弾性版の第1版ホルダーおよ
び第2版ホルダーを、この発明に係る弾性版自動取付け
取外し装置部の固定チャック手段と引張チャック手段と
で各々保持させ、つぎに、多関節ロボットのアームを駆
動させることによって、印刷ロール版胴の第1チャック
手段が設けられた位置に弾性版の第1版ホルダーを移動
させ、つぎに、ハンドの固定チャック手段から印刷ロー
ル版胴の第1チャック手段に、弾性版の第1版ホルダー
を受渡しさせ、つぎに、多関節ロボットのアームを駆動
させることによって、ハンドを印刷ロール版胴から離間
させて、第1版ホルダーと第2版ホルダーとの間の弾性
版に所定の張力を加え、つぎに、弾性版を巻取る方向に
印刷ロール版胴を徐々に回転させるとともに、弾性版張
力自動調節手段のエアーシリンダー本体に対してロッド
を前後移動させて、弾性版に所定の張力を加えた状態を
維持させながら、多関節ロボットのアームを駆動させる
ことによって印刷ロール版胴の回転に伴ってハンドを印
刷ロール版胴に徐々に近付けさせ、印刷ロール版胴の第
2チャック手段が設けられた位置まで弾性版の第2版ホ
ルダーを移動させ、つぎに、ハンドの引張チャック手段
から印刷ロール版胴の第2チャック手段に、弾性版の第
2版ホルダーを受渡しさせ、弾性版の印刷ロール版胴へ
の取付けを完了し、つぎに、印刷装置部によって、被印
刷体に印刷を行なうように構成した。
【0009】この発明の薄膜形成方法は、この発明の薄
膜形成方法により被印刷体に印刷した後、弾性版が巻付
いた印刷ロール版胴の第2チャック手段から、ハンドの
引張チャック手段に、弾性版の第2版ホルダーを受渡し
させ、つぎに、弾性版が外れる方向に印刷ロール版胴を
回転させるとともに、多関節ロボットのアームを駆動さ
せて、ハンドの固定チャック手段と、弾性版の第1版ホ
ルダーの位置とを合わせ、つぎに、印刷ロール版胴の第
1チャック手段からハンドの固定チャック手段に、弾性
版の第1版ホルダーを受渡しさせ、印刷ロール版胴から
弾性版の取外しを完了するように構成した。
【0010】
【作用】この発明の薄膜形成装置および薄膜形成方法で
は、弾性版自動取付け取外し装置部で、多関節ロボット
のアームに取付けたハンドを用いて弾性版の取付け取外
しを行なった後、印刷装置部で、被印刷体に薄膜を形成
するので、印刷ロール版胴に弾性版を自動的に取付ける
ことができ、印刷後も、自動的に弾性版を取外すことが
でき、そのため、薄膜形成の一連の全工程をスムーズに
行なえるので薄膜形成の効率がよくなる。
【0011】また、請求項2の薄膜形成装置および請求
項4の薄膜形成方法の構成では、弾性版自動取付け取外
し装置部で、弾性版張力自動調節手段のエアーシリンダ
ー本体からロッドを自動的に前後移動させて、ハンド本
体と引張チャック手段との距離の大小の調節を行ない、
弾性版の張力を自動的に調節しながら、弾性版を印刷ロ
ール版胴に取付けた後、印刷装置部で、被印刷体に薄膜
を形成する。したがって、弾性版が印刷ロール版胴に巻
取られる直前および巻取られている最中に、弾性版に過
剰な張力が加わる状況になっても、あるいは、張力が足
りずにたるむ状況になっても、弾性版張力自動調節手段
によって、弾性版にかかる張力が所定の値に自動的に矯
正されるので、所定の大きさの張力が弾性版に常時かか
るようになる。その結果、弾性版はしわや波打ちした状
態とはならず、きれいに印刷ロール版胴に取付けられ
る。よって、弾性版にインキを転移し、さらに被印刷体
に転移しても、転移量に差は発生せず、被印刷体に均一
な膜厚の薄膜が形成できる。
【0012】具体的には、次のようにする。つまり、弾
性版にかかる張力は、印刷ロール版胴の回転によって弾
性版を引張る力とエアーシリンダーのロッドにより弾性
版を逆に引張る力とが合成された力である。この発明の
弾性版自動取付け取外し装置のハンド本体と引張チャッ
ク手段との距離の大小は、この弾性版にかかる張力の大
小に応じて自動的に変化する。たとえば、弾性版が印刷
ロール版胴に巻取られている最中に、ハンドの移動が印
刷ロール版胴の回転よりも若干遅くなった場合は、弾性
版にかかる張力が所定の値を越え、エアーシリンダー本
体にロッドが後退し、弾性版張力自動調節手段と引張チ
ャック手段との距離を小さくする。その結果、第1版ホ
ルダーと第2版ホルダーとの距離が一定に保たれるた
め、弾性版にかかる張力が所定の値となる。逆に、弾性
版が印刷ロール版胴に巻取られている最中に、ハンドの
移動が印刷ロール版胴の回転よりも若干早くなった場合
は、弾性版にかかる張力が所定の値より小さくなり、小
さくなった分を取戻すため、エアーシリンダー本体から
ロッドが前進し、弾性版張力自動調節手段と引張チャッ
ク手段との距離を大きくする。その結果、第1版ホルダ
ーと第2版ホルダーとの距離が一定に保たれるため、弾
性版にかかる張力が所定の値となる。
【0013】また、請求項2の薄膜形成装置、請求項5
の薄膜形成方法の構成では、弾性版自動取付け取外し装
置部で、弾性版張力自動調節手段または/および引張チ
ャック手段をハンド本体に対して回転させて、引張チャ
ック手段によって弾性版を引張る角度の大小の調節を行
ない、弾性版を引張る方向を自動的に調節しながら、弾
性版を印刷ロール版胴に取付けた後、印刷装置部で、被
印刷体に薄膜を形成する。したがって、弾性版が印刷ロ
ール版胴に巻取られる直前および巻取られている最中
に、弾性版の一部にたるみが発生する状況になっても、
弾性版張力自動調節手段によって、弾性版を引張る方向
を自動的に矯正し、弾性版全体に均一に張力がかかるよ
うにピンと張った状態に維持される。その結果、弾性版
はしわや波打ちした状態とはならず、きれいに印刷ロー
ル版胴に取付けられる。よって、弾性版にインキを転移
し、さらに被印刷体に転移しても、転移量に差は発生せ
ず、被印刷体に均一な膜厚の薄膜が形成できる。
【0014】具体的には、次のようにする。つまり、引
張チャック手段によって弾性版を引張る方向は、この弾
性版の一部に発生するたるみに応じて、自動的に調節さ
れることになる。たとえば、弾性版が(A)弾性版の第
1版ホルダーと第2版ホルダーとが微妙に平行でない状
態いわゆる傾斜ズレした状態で引張らないと、弾性版の
一部にたるみが生じてしまってピンと張れない場合(図
12(a)参照)は、引張チャック手段が、ハンド本体
に対して引張チャック手段回転軸を中心に傾斜ズレ分だ
け右に回転され、弾性版がピンと張った状態となる(図
12(b)参照)。あるいは、弾性版が(B)第1版ホ
ルダーの正面に第2版ホルダーが位置しない状態いわゆ
る平行ズレした状態で引張らないと、弾性版の一部にた
るみが生じてしまってピンと張れない場合(図12
(c)参照)は、弾性版張力自動調節手段が、ハンド本
体に対して取付け手段回転軸を中心に必要角度だけ左に
回転させられる。さらに、引張チャック手段が、弾性版
張力自動調節手段の軸受け体に対して引張チャック手段
回転軸を中心に必要角度だけ右に回転させられ、第1版
ホルダーと第2版ホルダーとが平行になり(図10参
照)、弾性版がピンと張った状態となる(図12(d)
参照)。
【0015】
【実施例】以下図面を参照しながら、この発明の実施例
を説明する。まず、この発明の薄膜形成装置の弾性版自
動取付け取外し装置部を説明する。この発明の弾性版自
動取付け取外し装置部は、図1および図3に示すよう
に、ハンド5が、多関節ロボット6のアーム60に取付
けられているものである。多関節ロボット6は、汎用さ
れている産業用ロボットであり、複数のアーム60が関
節61を介して水平、垂直に屈曲自在につながってい
る。すなわち、多関節ロボット6は、水平多関節ロボッ
ト、垂直型多関節ロボットあるいは直交型ロボットでも
よい。複数のアーム60が集まったアーム群の一端には
ハンド5が取付けられ、他端はロボット基台62に支え
られている構造のものである。関節61は、油圧や水圧
あるいはモーターによって、多段階あるいは無段階にア
ーム60を屈曲させて駆動させる部分である。ロボット
基台62は、油圧や水圧あるいはモーターによってアー
ム群を垂直方向に多段階あるいは無段階に駆動させる部
分である。
【0016】ハンド5は、ハンド本体1と、固定チャッ
ク手段2と、引張チャック手段3と、弾性版張力自動調
節手段4とからなっている(図1、図3参照)。
【0017】ハンド本体1は、多関節ロボット6のアー
ム60に固設されており、多関節ロボット6のアーム6
0の駆動によって、ハンド5が自由に移動できるように
したものである。
【0018】弾性版7は、ゴムやナイロン系の樹脂など
からなる軟質の版であり、表面に所望のパターンで凸部
が形成された凸版でもよいし、凹版あるいは平版でもよ
い。弾性版7は、その両端が第1版ホルダー70と第2
版ホルダー71とによって、つかまれたものである。第
1版ホルダー70や第2版ホルダー71は、ハンド用チ
ャック孔700、印刷ロール用チャック孔701、位置
決め用チャック孔702が、版ホルダーの横中心線に対
して対称的に並んで形成された部材である(図11参
照)。弾性版7は、円柱形の印刷ロール版胴8に巻付け
られ、前記凸部の頂部に印刷用のインキが付着され、被
印刷体の表面に凸部が接触することによって、インキを
転移させ印刷する印刷用の版である。
【0019】固定チャック手段2は、弾性版7の第1版
ホルダー70を保持したり保持を解除したりすることが
できる機構を備えたものである。固定チャック手段2
は、ハンド本体1に固設されていてもよいし(図1、図
3〜図7参照)、後述する弾性版張力自動調節手段4の
一構成要素である取付け手段40に固設されていてもよ
い(図8〜図10参照)。
【0020】固定チャック手段2としては、チャック本
体21と、チャック本体21から前後移動が可能な鈎形
状のチャック爪とからなるチャック式保持機構を備えた
ものがある(図示せず)。このチャック式固定機構で
は、チャック本体21を弾性版7の版ホルダーに接触さ
せ、チャック本体21の一部とチャック爪とを版ホルダ
ーのハンド用チャック孔700(図11参照)に突入さ
せ、突入した状態のままでチャック爪の鈎の部分でハン
ド用チャック孔700の内壁を引掛け、チャック爪の鈎
の部分とチャック本体21とで版ホルダーを挟み込み、
固定チャック手段2で版ホルダーを保持する。保持を解
除するときは、チャック爪の鈎の部分をハンド用チャッ
ク孔700の内壁から外す。
【0021】また、他の固定チャック手段2としては、
チャック本体21と、表面に露出した電磁石とからなる
磁力式固定機構を備えたものがある(図示せず)。この
磁力式保持機構では、固定チャック手段2のチャック本
体21を金属製の版ホルダーに接触させ、電磁石に磁力
を発生させ、固定チャック手段2で版ホルダーを保持す
る。保持を解除するときは、電磁石の磁力を消滅させ
る。また、他の固定チャック手段2としては、チャック
本体21の版ホルダーと接する面に真空吸引孔を設けた
真空吸着式固定機構を備えたものがある(図示せず)。
この真空吸着式固定機構では、固定チャック手段2のチ
ャック本体21を版ホルダーに接触させ、真空吸引孔か
ら真空吸引して、版ホルダーをチャック本体21に保持
する。保持を解除するときは、真空吸引を止める。
【0022】引張チャック手段3は、固定チャック手段
2と同様に、弾性版7の第2版ホルダー71を保持した
り保持を解除したりすることができる機構を備えたもの
である。引張チャック手段3は、ハンド本体1との距離
が適宜調節できるように、後述する弾性版張力自動調節
手段4の一構成要素であるエアーシリンダーのロッド4
2の先端に直接固設されていてもよい(図1、図3〜図
7参照)。あるいは、後述する適宜の軸受け体43など
の回転手段を介して設けられていてもよい(図8〜図1
0参照)。
【0023】弾性版張力自動調節手段4は、ハンド本体
1と引張チャック手段3との間の距離を、長くしたり短
くしたりするために、エアーシリンダーやスプリングな
どの伸び縮みできる機構を備えたものであり、弾性版張
力自動調節手段4の一端を固定チャック手段2に固定
し、他端を引張チャック手段3に固定する。
【0024】弾性版張力自動調節手段4の別の具体的な
構成としては、図8に示すように、取付け手段40とエ
アーシリンダー本体41とロッド42と軸受け体43と
からなる構成がある。
【0025】この場合、取付け手段40は、回転軸部4
00と取付け部401とからなっており、回転軸部40
0は、ハンド本体1の内部に形成された軸受け部10に
嵌め込まれ、回転ガイド11に沿って軸回転し、ハンド
本体1の下面に対し水平回転可能となっている。したが
って、取付け手段40は、弾性版7がピンと張られる状
態となるような方向に、弾性版7を引張ることができる
ように随時回転する(図10参照)。ハンド本体1の内
部に直線スライドガイドを形成し、取付け手段40が直
線スライドガイドに沿って、直線スライド移動するよう
にしてもよい。
【0026】エアーシリンダー本体41は、エアーシリ
ンダー本体41内へのエアーの吸入、吹出しによって、
エアーシリンダー本体41に対して前後移動するロッド
42を有しており、取付け手段40の取付け部401の
下面に固設されている。
【0027】軸受け体43は、カムフォロア431と軸
受け部432とからなっており、ロッド42の先端に固
設されている。カムフォロア431は、カムフォロア4
31の径よりも、幅広となるようにハンド本体1に形成
されたカムフォロアガイド溝12に入り込んでいる(図
9参照)。
【0028】軸受け体43は、エアーシリンダーのロッ
ド42の前後移動に連動して、カムフォロアガイド溝1
2の長さ方向の範囲内(図8および図9でいうと左右方
向の距離に相当する。)で、固定チャック手段2および
取付け手段40に対して遠ざかる向きと近づく向きの直
線移動をするようになっている。また、軸受け体43
は、取付け手段40が取付け手段回転軸402を中心と
して回転するときに取付け手段40と一体となって、カ
ムフォロアガイド12の幅方向の範囲内(図9でいうと
上下方向の距離に相当する。)で、ハンド本体1に対し
て軸回転をする。軸受け体43は、直線移動と軸回転と
を別々に行なうことも同時に行なうこともできる。ま
た、ロッド42がエアーシリンダー本体41側に後退
し、カムフォロア431がカムフォロアガイド溝12の
V字部13に嵌まり込むことによって、カムフォロア4
31がカムフォロアガイド溝12の長さ方向にも幅方向
にも移動できなくなり、その結果、軸受け体43が、取
付け手段回転軸402を中心として回転できなくなるよ
うにすることもできる。
【0029】引張チャック手段3は、回転軸部30とチ
ャック本体31とからなっており、回転軸部30は、軸
受け体43の軸受け部432に嵌め込まれ、軸回転し、
軸受け体43の下面に対し水平回転可能となっている。
したがって、引張チャック手段3は、弾性版7がピンと
張られる状態となるような方向に、弾性版7を引張るこ
とができるように随時回転する(図10参照)。
【0030】前記固定チャック手段2、引張チャック手
段3および弾性版張力自動調節手段4が取付けられてい
るハンド本体1の別の箇所に、凹版ロール払拭用のワイ
パーホルダー手段90または/およびドクターブレード
払拭用のワイパーホルダー手段91が取付けられていて
もよい。凹版ロール払拭用のワイパーホルダー手段90
は、たとえば、図9および図10に示すように、固定チ
ャック手段2および引張チャック手段3を結ぶ線と直交
する線上に、反発押当て手段91を介して、ハンド本体
1あるいは取付け手段40に取付けられる。凹版ロール
のインキセルに残留した不要なインキを除去する必要が
生じたとき、凹版ロール払拭用のワイパーホルダー手段
90に溶剤などを侵み込ませた不織布などからなるワイ
パー8を保持させ、ハンド本体1あるいは取付け手段4
0を90゜回転させ、多関節ロボット6のアーム60を
駆動させて凹版ロールの表面を払拭する。反発押当て手
段91は、スプリングやエアーシリンダーなどの反発力
を利用して、所定の接触圧で凹版ロールの版胴にワイパ
ーが押当てられるようにする手段である。
【0031】また、ドクターブレード払拭用のワイパー
ホルダー手段92は、たとえば、図9および図10に示
すように.凹版ロール払拭用のワイパーホルダー手段9
0の対向する位置に、反発押当て手段93を介して、ハ
ンド本体1あるいは取付け手段4に取付けられる。ドク
ターブレードに残留した不要なインキを除去する必要が
生じたとき、ドクターブレードのワイパーホルダー手段
92に溶剤などを侵み込ませた不織布などからなるワイ
パーを保持させ、ハンド本体1あるいは取付け手段40
を90゜回転させ、多関節ロボット6のアーム60を駆
動させてドクターブレードの表面を払拭する。反発押当
て手段93は、スプリングやエアーシリンダーなどの反
発力を利用して、所定の接触圧でドクターブレードの先
端にワイパーを接触させ、所定の挟込み圧でドクターブ
レードの上下面をワイパーによって挟込む手段である。
【0032】この発明の薄膜形成装置の印刷装置部を説
明する。この発明の印刷装置部は、多数のインキセルを
有する凹版ロールAと、インキセル内にインキを充填す
るインキ供給手段Bと、凹版ロールのインキが転移され
る弾性版を版胴に有する印刷ロールCと、印刷ロールの
インキが転移される被印刷体を固定する印刷テーブルD
とからなる。
【0033】印刷装置部は、長方形台からなる基台Eの
中央部に支持枠Fが形成され、支持枠Fには、凹版ロー
ルAおよび印刷ロールCが回転自在に支持されている。
また、凹版ロールAの上部には、インキ供給手段Bが配
置される。基台1上面には印刷テーブルDが配置されて
いる。
【0034】凹版ロールAは、回転軸に胴部が固定さ
れ、胴部の表面に多数のインキセルを備えている。イン
キセルは、たとえば深さ10〜数10μmのものである。胴
部は、印刷ロールC版胴の弾性版の凸部に一定の圧力で
接している。
【0035】インキ供給手段Bは、インキ供給ノズルB
1とドクターブレードB2とからなる。ドクターブレー
ドB2と凹版ロールAとが接触した部分にインキがたま
るように、インキ供給ノズルB1から凹版ロールAにイ
ンキが供給される。インキは、たとえば、粘性が数10〜
30,000c.p.s.程度のものであり、合成樹脂または樹脂前
駆体および溶剤の混合物からなる。ドクターブレードB
2は、板状体であり、支持枠Fに取付けられたドクター
ブレード支持棒B3に取付けられている。ドクターブレ
ード支持棒B3を回転させることによって、ドクターブ
レードB2が、凹版ロールAの表面に接触したり離れた
りする。インキ供給ノズルB1から供給されたインキ
は、ドクターブレードB2によりインキの計量かきとり
が行われる。このようにして、インキ供給手段Bは、凹
版ロールAの表面上に落とされたインキを凹版ロールA
表面に広げ、インキをインキセル内に充填させ、凹版ロ
ールA表面に均一性の高いインキの膜を形成する。
【0036】印刷ロールCは、その回転軸に胴部が固定
され、胴部には、ブチルゴムなどのゴムもしくはナイロ
ン系樹脂などの合成樹脂または感光性ゴムもしくは感光
性樹脂などからなる軟質製の弾性版7が、取付けられた
り取外されたりする。弾性版7に凹版ロールAのインキ
が転移される。
【0037】印刷テーブルDは基台Eの上に載置されて
いる。基台Eの上面には、支持枠F下方の印刷位置bと
支持枠F下方から被印刷体搬入側へ離れた被印刷体載置
位置aと支持枠下方から被印刷体搬出側へ離れた搬出位
置cの間の両側にそれぞれ案内レールD1が固定されて
いる。印刷テーブルDは、基台Eの上で案内レール沿い
に各位置a・b・c間を移動する。基台Eの被印刷体載
置位置aで印刷テーブルDに被印刷体D2が載せられ、
基台Eの印刷位置bで印刷ロールCに接触して印刷ロー
ルCの弾性版7のインキを被印刷体D2上に転移させて
印刷形成し、基台Eの搬出位置cで被印刷体D2が搬出
される。印刷テーブルDは、その上面に板状の被印刷体
D2を載置し、被印刷体D2の位置を決めてこれを保持
する。また、印刷テーブルDの下端面には、案内レール
D1に対して平行なラックD3が取り付けられている。
このラックD3にはピニオンD4が連動しており、この
ピニオンD4の正逆回転により印刷テーブルDがラック
D3とともに往復スライド移動するように構成されてい
る。
【0038】この発明の薄膜形成方法を説明する。ま
ず、弾性版自動取付け取外し装置部で、第1版ホルダー
70と第2版ホルダー71とによって両端がつかまれた
弾性版7を、第1チャック手段80と第2チャック手段
81とを有する印刷ロール版胴8に巻付ける。第1版ホ
ルダー70や第2版ホルダー71としては、ハンド用チ
ャック孔700、印刷ロール用チャック孔701、位置
決め用チャック孔702が、版ホルダーの中心に対して
対称的に並んで形成された部材である(図11参照)。
第1チャック手段80と第2チャック手段81として
は、この発明の弾性版自動取付け取外し装置部の固定チ
ャック手段2や引張チャック手段3のところで述べたも
のと同様のチャック式保持機構や磁力式保持機構、真空
吸着式保持機構などがある。
【0039】まず、たるんだ状態の弾性版7の第1版ホ
ルダー70および第2版ホルダー71を、この発明の弾
性版自動取付け取外し装置部のハンド5の固定チャック
手段2と引張チャック手段3とで各々保持させる(図3
参照)。弾性版7は、その両端をつかんでいる第1版ホ
ルダー70と第2版ホルダー71との間隔が、ハンド5
の固定チャック手段2と引張チャック手段3との間隔と
同じになるようにたるませた状態で、弾性版待機用のラ
ック上に載置される。
【0040】固定チャック手段2と引張チャック手段3
とで第1版ホルダー70および第2版ホルダー71を保
持するのは、前記したチャック式保持機構や磁力式保持
機構、真空吸着式保持機構などによって行なうとよい。
チャック式保持機構による場合は、第1版ホルダー70
および第2版ホルダー71に形成されたハンド用チャッ
ク孔700(図11参照)に、チャック本体21、31
の一部とチャック爪とを突入させ、チャック爪をハンド
用チャック孔700の内壁に引掛けて、チャック本体2
1、31とチャック爪とで版ホルダーを挟込むようにす
ることによって、固定チャック手段2および引張チャッ
ク手段3で第1版ホルダー70および第2版ホルダー7
1を保持する。
【0041】つぎに、多関節ロボット6のアーム60を
駆動させることによって、印刷ロール版胴8の第1チャ
ック手段80が設けられた位置に弾性版7の第1版ホル
ダー70を移動させる。アーム60の駆動は、多関節ロ
ボット6の関節61を介してアーム60を適宜屈伸させ
てたり、あるいは、ロボット基台62を垂直移動させた
りして行なう。
【0042】つぎに、ハンド5の固定チャック手段2か
ら印刷ロール版胴8の第1チャッ手段80に、弾性版7
の第1版ホルダー70を受渡しさせる(図4参照)。第
1チャック手段80としてチャック式保持機構を適用し
た場合の受渡しを説明する。まず、第1版ホルダー70
と第1チャック手段80とを所定の位置関係で接触さ
せ、印刷ロール版胴8の2箇所に設けられた位置決めピ
ン(図示せず)を、第1版ホルダー70の位置決め孔7
02に突入させるとともに、第1チャック手段80のチ
ャック爪を、第1版ホルダー70に形成された印刷ロー
ル用チャック孔701に突入させる。つぎに、第1版ホ
ルダー70のハンド用チャック孔700からハンド5の
固定チャック手段2のチャック爪を外し、その後、第1
チャック手段80のチャック爪の鈎の部分を、第1版ホ
ルダー70に形成された印刷ロール用チャック孔701
の内壁に引掛けることによって、第1版ホルダー70と
第1チャック手段80とを固定させる。
【0043】つぎに、多関節ロボット6のアーム60を
駆動させることによって、ハンド5を印刷ロール版胴8
から離間させて、第1版ホルダー70と第2版ホルダー
71との間の弾性版7に所定の張力を加える(図5参
照)。離間させて弾性版7が徐々にピンと張ってくるに
したがって、弾性版7にかかる張力が大きくなるととも
に、第2版ホルダー71が弾性版7に引張られる力が大
きくなってくる。張力が大きくなってきた分、シリンダ
ー本体に対してロッド42を所定長さ分後退させて、弾
性版7に所定の値の張力がかかった状態とする。所定の
値の張力とは、弾性版7に過剰な張力がかからず、か
つ、弾性版7全体あるいは一部がたるんでもいない適度
な大きさの値の張力のことである。
【0044】弾性版7に張力がかかった状態で、第1版
ホルダー70の印刷ロール用チャック孔701の内壁に
引掛かっている第1チャック手段80のチャック爪の力
を緩め、引張チャック手段3によって加えられている張
力によって、位置決めピンを第1版ホルダー70の位置
決め孔702の内壁に突当たらせて、位置決めを完了
し、再び第1チャック手段80のチャック爪で第1版ホ
ルダー70の印刷ロール用チャック孔701の内壁を引
掛けて、第1版ホルダー70と第1チャック手段80と
を固定させる。
【0045】この時点で、弾性版7の両端をつかんでい
る2つの版ホルダーのうち、第1版ホルダー70は印刷
ロール版胴8に固定され、第2版ホルダー71はハンド
5に固定された状態となる。
【0046】また、弾性版7を(A)弾性版7の第1版
ホルダーと第2版ホルダーとが微妙に平行でないいわゆ
る傾斜ズレにしないとピンと張った状態にできない場合
(図12(a)参照)は、引張チャック手段3が、ハン
ド本体1に対して引張チャック手段回転軸433を中心
に傾斜ズレ分だけ右あるいは左に回転され、第2版ホル
ダー71が傾斜し、弾性版7の一部のたるみがとれて、
ピンと張った状態となる(図12(b)参照)。あるい
は、弾性版7を(B)第1版ホルダーの正面に第2版ホ
ルダーが位置しないいわゆる平行ズレした状態で引張ら
ないと、弾性版7の一部にたるみが生じてしまってピン
と張れない場合(図12(c)参照)は、取付け手段4
0が、ハンド本体1に対して取付け手段回転軸402を
中心に必要角度だけ左に回転され、さらに、引張チャッ
ク手段3が、弾性版張力自動調節手段4の軸受け体43
に対して引張チャック手段回転軸433を中心に必要角
度だけ右に回転され、第1版ホルダー70と第2版ホル
ダー71とが平行となり、弾性版7の一部のたるみがと
れて、ピンと張った状態となる(図10、図12(d)
参照)。
【0047】この時点で、印刷ロール版胴8に弾性版7
を巻付ける前に、弾性版7は過剰な張力やたるみのない
状態となる。
【0048】つぎに、弾性版7を巻付ける方向に印刷ロ
ール版胴8を徐々に回転させるとともに、弾性版張力自
動調節手段4のエアーシリンダー本体41に対してロッ
ド42を前後移動させて、弾性版7に所定の張力を加え
た状態を維持しながら、多関節ロボット6のアーム60
を駆動させることによって印刷ロール版胴8の回転に伴
ってハンド5を印刷ロール版胴8に徐々に近付け、印刷
ロール版胴8の第2チャック手段81が設けられた位置
まで弾性版7の第2版ホルダー71を移動させる(図
6、図7参照)。ロッド42の前後移動は、弾性版7が
巻付けられる最中に、ハンド5の移動が印刷ロール版胴
8の回転よりも若干遅くなることによって、弾性版7全
体に過剰な張力がかかったり、あるいは、ハンド5の移
動が印刷ロール版胴8の回転よりも若干早くなることに
よって、弾性版7全体に張力の不足が生じる場合に行な
われる。前者の場合は、エアーシリンダー本体41に対
してロッド42が後退することによって張力の過剰分が
緩和されるので、弾性版7が巻付けけられる最中にも所
定の張力が維持される。後者の場合は、エアーシリンダ
ー本体41からロッド42が前進することによって弾性
版7の張力の不足が無くなるので、弾性版7が巻取られ
る最中にも所定の張力が維持される。
【0049】また、弾性版7が巻付けられる最中に、弾
性版7に所定の張力を加えた状態を維持するとともに、
弾性版張力自動調節手段4または/および引張チャック
手段3を回転させて弾性版7の引張り方向を調節させな
がら行なうようにしてもよい(図10参照)。弾性版張
力自動調節手段4または/および引張チャック手段3の
回転は、弾性版7が巻付けられる最中に、ハンド5の微
妙なブレなどによって(A)第1版ホルダー70と第2
版ホルダー71とが平行でない状態いわゆる微妙な傾斜
ズレの状態が発生した場合、あるいは、ハンド5の微妙
なブレなどによって(B)第1版ホルダー70と第2版
ホルダー71とが平行に位置ズレする状態いわゆる平行
ズレの状態が発生した場合などに随時行なわれる。
(A)または/および(B)のようなズレが発生した場
合の、弾性版張力自動調節手段4または/および引張チ
ャック手段3の回転は、弾性版7を巻付ける前に弾性版
7に所定の張力を加えたときと同じ要領で回転させる。
【0050】つぎに、ハンド5の引張チャック手段3か
ら印刷ロール版胴8の第2チャック手段81に、弾性版
7の第2版ホルダー71を受渡しさせ、弾性版7の印刷
ロール版胴8への取付けを完了する(図7参照)。第2
チャック手段81としてチャック式保持機構を適用した
場合の受渡しを説明する。まず、第2版ホルダー71と
第2チャック手段81とを所定の位置関係で接触させ、
印刷ロール版胴8の2箇所に設けられた第2チャック手
段81のチャック爪を、第2版ホルダー71に形成され
た印刷ロール用チャック孔701に突入させる。つぎ
に、第2版ホルダー71のハンド用チャック孔700か
らハンド5の引張チャック手段3のチャック爪を外し、
その後、第2チャック手段81のチャック爪の鈎の部分
を、第2版ホルダー71に形成された印刷ロール用チャ
ック孔701の内壁に引掛けることによって、第2版ホ
ルダー71と第2チャック手段81とを固定させ、チャ
ック爪をハンド用チャック孔700から抜取り、受渡し
を完了する。
【0051】チャック爪をハンド用チャック孔700か
ら抜取る際、弾性版張力自動調節手段4によって引張チ
ャック手段3の位置をつぎのように移動させることがで
きる。第2版ホルダー71と第2チャック手段81とが
固定された後、第2版ホルダー71のハンド用チャック
孔700からハンド5の引張チャック手段3を抜取ると
きは、通常、エアーシリンダー本体41から前進する向
きに力がかかった状態のままである。この状態のまま、
ハンド用チャック孔700から引張チャック手段3を抜
取ると、第2版ホルダー71のハンド用チャック孔70
0の内壁と、ハンド用チャック孔700に差し込まれて
いる引張チャック手段3のチャック爪とが、押しつけあ
った状態のまま強く擦れ合いながら抜取られることにな
る。弾性版張力自動調節手段4に取付けられたロッド4
2は、エアーシリンダー本体41内へのエアーの吸入、
吹出しによって、(1)エアーシリンダー本体41から
前進する向きに力がかかる状態、(2)エアーシリンダ
ー本体41に後退する向きに力がかかる状態、(3)外
部から加わる力のなすがままに追従して前進する向きに
でも後退する向きにでも移動可能なフリーな状態の3つ
の状態をとることが可能である。
【0052】そこで、第2版ホルダー71のハンド用チ
ャック孔700からハンド5の引張チャック手段3を抜
取るときには、エアーシリンダーのロッド42を前記
(3)のフリーな状態にする。こうすると、外部の力と
して弾性版7の張力がかかっているから、ロッド42は
エアーシリンダー本体41の方向に自然に後退し、ハン
ド用チャック孔700の内壁と引張チャック手段3のチ
ャック爪とが、押しつけあった状態を脱するように、第
2版ホルダー71が移動する。その結果、強く擦れ合う
ことなく、第2版ホルダー71のハンド用チャック孔7
00からハンド5の引張チャック手段3を抜取ることが
でき、擦れによる塵の発生が抑さえられる。
【0053】弾性版7が印刷ロール版胴8に取付けられ
た後、印刷装置部で被印刷体に薄膜を形成する。つま
り、まず、凹版ロールAの長手方向に往復移動するイン
キ供給ノズルB1により、凹版ロールAの表面にインキ
が供給され、つぎにドクターブレードB2によりかきと
りが行なわれ、インキをインキセル内に充填および計量
する。
【0054】印刷テーブルDを被印刷体載置位置aから
搬出位置cへ移動させる場合には、印刷テーブルD上
に、被印刷体D2を載置した後、印刷テーブルDがラッ
クD3とともにスライド移動し、同時に印刷テーブル駆
動シャフトの回転に連動して、印刷ロールCおよび凹版
ロールAが回転する。つまり、印刷ロールCの回転に同
期して印刷テーブルDが印刷位置bを経て搬出位置cへ
移動する。このとき、凹版ロールA上のインキは印刷ロ
ールCの弾性版7の凸部上に転移し、さらにインキは被
印刷体D2に転移する。
【0055】逆に、印刷テーブルDを搬出位置cから被
印刷体載置位置aへ移動させる場合には、クラッチ装置
などにより印刷ロールCの回転と、印刷テーブルDのス
ライド移動との連動が切断され、印刷ロールCの回転に
関係なく、印刷テーブルDが搬出位置cから印刷位置b
を経て被印刷体載置位置aへ移動する。
【0056】この発明の弾性版自動取外し方法を説明す
る。この発明の弾性版自動取外し方法は、前記弾性版自
動取付け方法により印刷ロール版胴8へ取付けた弾性版
7を用いて被印刷体に印刷した後、第1版ホルダー70
と第2版ホルダー71とが、印刷ロール版胴8の第1チ
ャック手段80と第2チャック手段81とによって各々
固定された弾性版7を、ハンド5に受渡す方法である。
【0057】まず、弾性版7が巻付いた印刷ロール版胴
8の第2チャック手段81から、ハンド5の引張チャッ
ク手段3に、弾性版7の第2版ホルダー71を受渡しさ
せる。引張チャック手段3としてチャック式保持機構を
適用した場合の受渡しを説明する。まず、引張チャック
手段3と第2版ホルダー71とを所定の位置関係で接触
させ、引張チャック手段3のチャック爪を、第2版ホル
ダー71のハンド用チャック孔700に突入させる。つ
ぎに、ハンド用チャック孔700の内壁に、第2チャッ
ク手段81のチャック爪の鈎の部分を引掛けることによ
って、エアーシリンダーのロッド52を前記(3)のフ
リーな状態にし、引張チャック手段3と第2版ホルダー
71とを固定させる。その後、第2版ホルダー71の印
刷ロール用チャック孔701から印刷ロール版胴8の第
2チャック手段81のチャック爪を外し、多関節ロボッ
ト6のアーム60を上方に駆動させて、チャック爪を印
刷ロール用チャック孔701から抜取り、受渡しを完了
する。
【0058】つぎに、弾性版7が外れる方向に印刷ロー
ル版胴8を回転させるとともに、多関節ロボット6のア
ーム60を駆動させて、ハンド5の固定チャック手段2
と、弾性版7の第1版ホルダー70の位置とを合わせ、
つぎに、印刷ロール版胴8の第1チャック手段80から
ハンド5の固定チャック手段2に、弾性版7の第1版ホ
ルダー70を受渡しさせ、印刷ロール版胴8からの弾性
版7の取り外しを完了する。固定チャック手段2として
チャック式保持機構を適用した場合の受渡しを説明す
る。まず、固定チャック手段2と第1版ホルダー70と
を所定の位置関係で接触させ、固定チャック手段2のチ
ャック爪を、第1版ホルダー70のハンド用チャック孔
700に突入させる。つぎに、第1チャック手段80の
チャック爪の鈎の部分を、ハンド用チャック孔700の
内壁に引掛けることによって、固定チャック手段2と第
1版ホルダー70とを固定させる。その後、第1版ホル
ダー70の印刷ロール用チャック孔701から印刷ロー
ル版胴8の第1チャック手段80のチャック爪を外し、
チャック爪を印刷ロール用チャック孔701から抜取
り、受渡しを完了する。
【0059】
【発明の効果】この発明の薄膜形成装置および薄膜形成
方法は、以上のような構成および作用なのでつぎのよう
な効果を奏する。 (1)弾性版の印刷ロール版胴への取替えを、ロボット
に取付けられたハンドで自動的に行なった後、印刷を行
なうので、手間がかからず、薄膜形成の効率が非常によ
い。
【0060】(2)弾性版を印刷ロール版胴に取付ける
ために人が出入りしないので、塵やほこりなどが舞い立
たず、周囲の清浄度がよくなる。また、弾性版をハンド
が自動的に持つので、塵やほこりやゴミが弾性版に付着
しない。よって、弾性版は全く汚れない。したがって、
弾性版に凹版ロールからインキを転移しても、純粋で性
質の一定したインキで被印刷体に印刷を行なうことがで
きる。たとえば、液晶配向膜などの高分子薄膜の印刷の
場合には、絶縁性や配向が良好で、膜の一部が欠けたり
しない。
【0061】(3)弾性版にかかる張力をロボットに取
付けられたハンドで自動的に調節しながら、弾性版を印
刷ロール版胴に巻付けるので、弾性版を印刷ロール版胴
に巻付けている間、弾性版の全幅にわたって所定の大き
さで所定の方向に張力をかけた状態を維持することが容
易にできる。よって、過剰な張力やたるみが発生するこ
となく印刷ロール版胴に巻付けることができ、しわや波
打ち状態のない状態で弾性版を印刷ロール版胴に取付け
ることができる。したがって、凹版ロールと弾性版との
接触圧、および、弾性版と被印刷体との接触圧が一定と
なる。よって、被印刷体に均一な膜厚の薄膜を時間を要
さずに形成でき、薄膜形成の効率がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の薄膜形成装置の一実施例を示す斜視
図である。
【図2】この発明の薄膜形成装置の印刷装置部の一実施
例を示す側面説明図である。
【図3】この発明の薄膜形成装置の弾性版自動取付け取
外し装置部の一実施例を示す断面説明図である。
【図4】この発明の薄膜形成装置の弾性版自動取付け取
外し装置部の一実施例を示す断面説明図である。
【図5】この発明の薄膜形成装置の弾性版自動取付け取
外し装置部の一実施例を示す断面説明図である。
【図6】この発明の薄膜形成装置の弾性版自動取付け取
外し装置部の一実施例を示す断面説明図である。
【図7】この発明の薄膜形成装置の弾性版自動取付け取
外し装置部の一実施例を示す断面説明図である。
【図8】この発明の薄膜形成装置の弾性版自動取付け取
外し装置部の別の一実施例の要部拡大断面説明図であ
る。
【図9】図8の上面図である。
【図10】図9において、弾性版の引張方向を調節して
いるところの上面図である。
【図11】この発明の薄膜形成方法の弾性版自動取付け
取外しで用いる弾性版と版ホルダーの要部拡大上説明図
である。
【図12】(a)は、従来の薄膜形成方法で、弾性版を
取付けているときの弾性版の状態の説明図であり、
(b)は、この発明の薄膜形成方法で、たるみがなくな
るように弾性版をピン張った状態の説明図である。ま
た、(c)は従来の薄膜形成方法で、弾性版を取付けて
いるときの弾性版の状態の説明図であり、(d)は、こ
の発明の薄膜形成方法で、たるみがなくなるように弾性
版をピン張った状態の説明図である。
【符号の説明】
1 ハンド本体 10 軸受け部 11 回転ガイド 12 カムフォロアガイド溝 13 V字部 2 固定チャック手段 21 チャック本体 3 引張チャック手段 30 回転軸部 31 チャック本体 4 弾性版張力自動調節手段 40 取付け手段 400 回転軸部 401 取付け部 402 取付け手段回転軸 41 エアーシリンダー本体 42 ロッド 43 軸受け体 431 カムフォロア 432 軸受け部 433 引張チャック手段回転軸 5 ハンド 6 多関節ロボット 60 アーム 61 関節 62 ロボット基台 7 弾性版 70 第1版ホルダー 71 第2版ホルダー 700 ハンド用チャック孔 701 印刷ロール用チャック孔 702 位置決め孔 8 印刷ロール版胴 80 第1チャック手段 81 第2チャック手段 90 凹版ロール払拭用のワイパーホルダー手段 91 反発押当て手段 92 ドクターブレード払拭用のワイパーホルダー手段 93 反発押当て手段 A 凹版ロール B インキ供給手段 C 印刷ロール D 印刷テーブル B1 インキ供給ノズル B2 ドクターブレード B3 ドクターブレード支持棒 D1 案内レール D2 被印刷体 D3 ラック D4 ピニオン E 基台 F 支持枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−9736(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 27/12 B41F 17/14

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1版ホルダーと第2版ホルダーとによ
    って両端がつかまれた弾性版を、第1チャック手段と第
    2チャック手段とを有する印刷ロール版胴に巻付けた
    後、印刷を行なう薄膜形成装置において、 ハンド本体と、ハンド本体の一方に配置された固定チャ
    ック手段と、ハンド本体の他方に配置された引張チャッ
    ク手段と、印刷ロールのチャック手段に固定された第1
    版ホルダーと、引張りチャック手段に固定された第2版
    ホルダーとの間の距離を調節する弾性版張力自動調節手
    段とからなるハンドが、多関節ロボットのアームに取付
    けられた弾性版自動取付け取外し装置部と、多数のイン
    キセルを有する凹版ロールと、インキセル内にインキを
    充填するインキ供給手段と、凹版ロールのインキが転移
    される弾性版を版胴に有する印刷ロールと、印刷ロール
    のインキが転移される被印刷体を固定する印刷テーブル
    とからなる印刷装置部とからなることを特徴とする薄膜
    形成装置。
  2. 【請求項2】 ハンドの弾性版張力自動調節手段が、ハ
    ンド本体の下面に対し水平回転またはスライド移動可能
    に取付けられた取付け手段と、取付け手段の下面に固設
    されたエアーシリンダー本体と、エアーシリンダー本体
    に対して前後に移動させてハンド本体と引張チャック手
    段との間の距離を調節するロッドと、ロッドの先端に取
    付けられ引張チャック手段の回転を軸受する軸受け体と
    からなるとともに、引張チャック手段が、軸受け体に対
    し水平回転可能に取付けられている請求項1記載の薄膜
    形成装置。
  3. 【請求項3】 前記固定チャック手段、引張チャック手
    段および弾性版張力自動調節手段が取付けられているハ
    ンド本体あるいは取付け手段の別の箇所に、凹版ロール
    払拭用のワイパーホルダー手段または/およびドクター
    ブレード払拭用のワイパーホルダー手段が取付けられて
    いる請求項2記載の薄膜形成装置。
  4. 【請求項4】 第1版ホルダーと第2版ホルダーとによ
    って両端がつかまれた弾性版を、第1チャック手段と第
    2チャック手段とを有する印刷ロール版胴に巻付けた
    後、印刷を行なう薄膜形成方法において、たるんだ状態
    の弾性版の第1版ホルダーおよび第2版ホルダーを、請
    求項〜請求項3のいずれかに記載の弾性版自動取付け
    取外し装置部の固定チャック手段と引張チャック手段と
    で各々保持させ、つぎに、多関節ロボットのアームを駆
    動させることによって、印刷ロール版胴の第1チャック
    手段が設けられた位置に弾性版の第1版ホルダーを移動
    させ、つぎに、ハンドの固定チャック手段から印刷ロー
    ル版胴の第1チャック手段に、弾性版の第1版ホルダー
    を受渡しさせ、つぎに、多関節ロボットのアームを駆動
    させることによって、ハンドを印刷ロール版胴から離間
    させて、第1版ホルダーと第2版ホルダーとの間の弾性
    版に所定の張力を加え、つぎに、弾性版を巻取る方向に
    印刷ロール版胴を徐々に回転させるとともに、弾性版張
    力自動調節手段のエアーシリンダー本体に対してロッド
    を前後移動させて、弾性版に所定の張力を加えた状態を
    維持させながら、多関節ロボットのアームを駆動させる
    ことによって印刷ロール版胴の回転に伴ってハンドを印
    刷ロール版胴に徐々に近付けさせ、印刷ロール版胴の第
    2チャック手段が設けられた位置まで弾性版の第2版ホ
    ルダーを移動させ、つぎに、ハンドの引張チャック手段
    から印刷ロール版胴の第2チャック手段に、弾性版の第
    2版ホルダーを受渡しさせ、弾性版の印刷ロール版胴へ
    の取付けを完了し、つぎに、印刷装置部によって、被印
    刷体に印刷を行なうことを特徴とする薄膜形成方法。
  5. 【請求項5】 第1版ホルダーと第2版ホルダーとの間
    の弾性版に所定の張力を加えた後、弾性版張力自動調節
    手段のエアーシリンダー本体からロッドを前後移動させ
    て弾性版に所定の張力を加えた状態を維持し、かつ、弾
    性版張力自動調節手段または/および引張チャック手段
    を回転させて弾性版の引張り方向を調節させながら、多
    関節ロボットのアームを駆動させることによって印刷ロ
    ール版胴の回転に伴ってハンドを印刷ロール版胴に徐々
    に近付けさせ、印刷ロール版胴の第2チャック手段が設
    けられた位置まで弾性版の第2版ホルダーを移動させる
    請求項4記載の薄膜形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項4あるいは請求項5記載の薄膜形
    成方法により、被印刷体に印刷した後、弾性版が巻付い
    た印刷ロール版胴の第2チャック手段から、ハンドの引
    張チャック手段に、弾性版の第2版ホルダーを受渡しさ
    せ、つぎに、弾性版が外れる方向に印刷ロール版胴を回
    転させるとともに、多関節ロボットのアームを駆動させ
    て、ハンドの固定チャック手段と、弾性版の第1版ホル
    ダーの位置とを合わせ、つぎに、印刷ロール版胴の第1
    チャック手段からハンドの固定チャック手段に、弾性版
    の第1版ホルダーを受渡しさせ、印刷ロール版胴から弾
    性版の取外しを完了することを特徴とする薄膜形成方
    法。
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