JP3297943B2 - 紙厚検知装置 - Google Patents

紙厚検知装置

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JP3297943B2 JP35300492A JP35300492A JP3297943B2 JP 3297943 B2 JP3297943 B2 JP 3297943B2 JP 35300492 A JP35300492 A JP 35300492A JP 35300492 A JP35300492 A JP 35300492A JP 3297943 B2 JP3297943 B2 JP 3297943B2
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正治 中村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、複写機、印
刷機、ファクシミリ、プリンタ等において、搬送経路を
介して供給される原稿用紙または用紙等の紙葉類の紙厚
を検知する紙厚検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙厚検知装置として、図7に示す
ように、紙葉類の2枚出し(重なり出し)を検知する装
置がある。すなわち、ローラ1…やガイド板2…で構成
する搬送経路3に、遊転可能な検知ローラ4とこれに対
向しピン5で枢着した検知カム6を設け、検知ローラ4
と検知カム6との間を1枚の紙葉類7が通過可能な間隔
を設定して、検知カム6を検知ローラ4に対向するよう
にストッパ8に当接させてスプリング9で付勢し、検知
カム6の上端側には該検知カム6が可動した位置を検知
する光電センサで構成した検知センサ10を設けた構造
である。このように構成された紙厚検知装置は、図8
示すように、紙葉類7が2枚出し(重なり出し)されて
検知カム6が可動すると、これを検知センサ10が検知
することで、紙葉類7の2枚出し(重なり出し)が検知
される。
【0003】また、紙厚検知装置の他の例としては、
に示すように、前述の図7と同様に、ローラ1…やガ
イド板2…で構成する搬送経路3に、遊転可能な遊転ロ
ーラ11と検知ローラ12とを対接配設し、一方の検知
ローラ12をレバー13の一端に枢着すると共に、レバ
ー13の中間部をピン14で枢着して、スプリング15
で検知ローラ12を遊転ローラ11側に付勢し、前述の
レバー13の外端部に検知片16を形成して、この検知
片16を検知する検知センサ17を紙葉類7が前述の遊
転ローラ11と検知ローラ12との間を2枚以上通過し
たときの検知片16との対応位置に配置した構造であ
る。
【0004】このように構成した紙厚検知装置は、紙葉
類7が遊転ローラ11、検知ローラ12間を通過するた
びにレバー13が可動するが、紙葉類7が2枚以上通過
したとき検知片16が検知センサ17を遮り、紙葉類7
の2枚出し(重なり出し)が検知される。
【0005】しかし、上述の図7および図9に示す紙厚
検知装置では紙葉類7の2枚出しを検知することはでき
ても、紙葉類7の紙厚そのもの(寸法)を測定すること
ができないので、例えば、国内紙幣と外国紙幣、あるい
は複数国の外国紙幣を併用する紙幣処理装置のように、
紙厚の異なる複数種類の紙葉類を併用する場合、搬送経
路を紙厚の異なるものと区別して複数ライン搬送経路を
構成する必要が生じ、装置が大型化する問題点を有す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、紙厚の異
なる紙葉類であってもこれを検知することのでき、しか
も、紙厚を正確に測定し得ると共に、紙葉類に対して損
傷を与えることのない紙厚検知装置の提供を目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、搬送ローラ
で搬送される紙葉類と、該紙葉類に対設させた遊転可能
な遊転ローラとの相対圧接で、搬送される紙葉類に張力
を付与し、該張力付与された紙葉類に対して反射型変位
センサを対設した紙厚検知装置であることを特徴とす
る。また、前記遊転ローラを、紙葉類に働くテンション
ローラで構成することもできるさらに、紙葉類を搬送
する搬送ローラを、駆動ローラと従動ローラとの一対の
対設で形成し、上記従動ローラを駆動ローラの両端部に
それぞれ配置して搬送される紙葉類に張力を付与し、上
記従動ローラ間の紙葉類に対して反射型変位センサを対
設した紙厚検知装置であることを特徴とする。
【0008】
【作用】この発明の紙厚検知装置は、紙葉類と遊転ロー
ラとの相対圧接、または駆動ローラに対する従動ローラ
の押圧により、搬送される紙葉類に張力を付与し、この
張力を有する紙葉類に対して反射型変位センサで紙厚を
測定する。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、紙葉類に張力を付与
して反射型変位センサで検知すれば、該センサの出力で
紙葉類の紙厚そのものが測定できて、紙厚の異なる紙葉
類を判別することができ、また1つの搬送経路で紙厚の
異なる紙葉類を搬送してもそれらの2枚出し(重なり出
し)を検知することもできる。搬送される紙葉類の片面
は遊転ローラまたは駆動ローラのローラ面に接して該紙
葉類の位置が定まるので、正確な紙厚測定ができ、さら
に、紙葉類の位置が定まることにより、変位センサは紙
葉類の両面に配設することなく片側のみの対設 で正確な
紙厚が測定できる。また、遊転ローラや駆動ローラのロ
ーラは紙葉類の搬送に同期して回転して、紙葉類に摩擦
力を与えないので、紙葉類に張力は付与されるも、該紙
葉類に摩擦力で損傷や破損させることなく、紙厚を測定
することができる。
【0010】
【実施例1】この発明の一実施例を以下図面に基づいて
詳述する。図面は紙厚検知装置を示し、図1において、
一対のローラ20a,20bと21a,21bとは搬送
経路を形成する搬送ローラであって、ローラ20a,2
1aを駆動側、ローラ20b,21bを従動側に設定
し、駆動側のローラ20a,21aは適宜駆動源により
駆動され、、紙葉類22は矢印X方向に搬送される。
【0011】また、紙葉類22に張力を付与する張力付
与機構を次のように構成している。すなわち、ローラ2
0aと21aとの間に紙葉類22の面に曲率を付与する
遊転ローラ34を配設し、さらに、前段のローラ20a
の周速をF1に設定した時、後段のローラ21aの周速
F2はF2>F1となるように設定して、搬送速度差で
これらのローラ20aと21a間に搬送される紙葉類2
2に張力を付与すると同時に、張力が付与された紙葉類
22を遊転ローラ34に接触させて位置を安定にさせて
構成している。
【0011】上述のローラ20a,20bと21a,2
1bとの間には、紙葉類22の紙厚を検知する光学式反
射型変位センサ23を紙葉類22に向けて配置してい
る。上述の光学式反射型変位センサ23は、図2にを示
すように、ケース24の一側に発光素子であるLED2
5を収納し、他側には位置検出素子であるPSD(Posi
tion Sensitive Device )26を収納しており、該PS
D26を収納しているケース24の下面には、前述のL
ED25からの拡散反射光を入力するための孔27を開
設している。
【0012】上述のように構成した場合、紙葉類22を
搬送するとローラ20aと21aとの速度差と、遊転ロ
ーラ34への圧接により、紙葉類22には張力が付与さ
れ、そして、紙葉類22の紙厚が変化すると紙葉類22
の下面側が遊転ローラ34により位置が一定であるた
め、紙厚の変化は変位センサ23と紙葉類22の上面と
の距離Lの変化で現れ、この変化で変位センサ23のL
ED25の拡散反射光の角度が変化し、これをPSD2
6が読取ることで、紙厚変化をミクロンオーダで出力す
る。しかして、紙葉類22の基準出力を予め測定してこ
れと比較することで、紙葉類22の2枚出し(重なり出
し)を検知することができ、また、紙厚の異なる複数種
の紙葉類22を判定するときも、予め測定した基準値と
比較することで、これらを判定することができる。
【0013】
【実施例2】図3は紙葉類22に張力を付与する張力付
与機構の他の例を示し、図2に開示した構成に加えて
ーラ20aと21aとの間にテンションローラ29を
配設したものであって、このテンションローラ29はコ
の字形枠30の開放側にテンションローラ29を軸31
で遊転可能に軸支し、この枠30の内側でテンションロ
ーラ29と対応する位置に光学式反射型変位センサ23
を配置し、そして、前述の枠30をスプリング32で付
勢して紙葉類22に張力を付与するように構成してい
る。なお、ローラ20aと21aとの周速F1、F2は
同一でも、またはF1<F2であるもよい。
【0014】このように構成した場合は、テンションロ
ーラ29により紙葉類22に張力が付与されるので、そ
の結果、紙葉類22の面の位置が常に安定し、より正確
に光学式反射型変位センサ23は紙厚を測定することが
できる。
【0015】
【実施例3】図4、図5、図6は紙葉類22に張力を付
与する張力付与機構の他の例を示し、駆動側ローラ33
aの両端部に従動側ローラ33b,33bを対接し、従
動側ローラ33b,33bの間に光学式反射型変位セン
サ23を駆動側ローラ33aに対向して配設している。
【0016】このように構成した場合、ローラ33a,
33bで紙葉類22を搬送すると、該紙葉類22は駆動
側ローラ33aに押圧されるので張力を得ることがで
き、この張力を得た紙葉類22に対して光学式反射型変
位センサ23が紙厚を測定することで、より正確な測定
ができる。
【0017】お、この発明は各種の実施例を示した
が、この発明はこれらの実施例の構成のみに限定される
ものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 紙厚検知装置の概略側面図。
【図2】 光学式反射型変位センサの断面図。
【図3】 張力付与機構の他の例を示す概略側面図。
【図4】 張力付与機構のさらに他の例を示す概略側面
図。
【図5】 図4中A−A線視断面図
【図6】 図4中B−B線視断面図
【図7】 従来の紙厚検知装置を示す概略側面図
【図8】 図7の作用状態を示す説明図
【図9】 従来の他の紙厚検知装置を示す概略側面図
【符号の説明】
20a,20b,21a,21b,33a,33b…ロ
ーラ 22…紙葉類 23…光学式反射型変位センサ 29…テンションローラ 34…遊転ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−113203(JP,A) 特開 平2−152840(JP,A) 特開 平2−74368(JP,A) 特開 昭59−44609(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 B41J 11/00 - 15/24 B65H 20/00 - 20/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送ローラで搬送される紙葉類と、該紙葉
    類に対設させた遊転可能な遊転ローラとの相対圧接で、
    搬送される紙葉類に張力を付与し 張力付与された紙葉類に対して反射型変位センサを対
    設した紙厚検知装置。
  2. 【請求項2】前記遊転ローラを、紙葉類に働くテンショ
    ンローラで構成した請求項1記載の紙厚検知装置。
  3. 【請求項3】紙葉類を搬送する搬送ローラを、駆動ロー
    ラと従動ローラとの一対の対設で形成し、 上記従動ローラを駆動ローラの両端部にそれぞれ配置し
    て搬送される紙葉類に張力を付与し、 上記従動ローラ間の紙葉類に対して反射型変位センサを
    対設した 紙厚検知装置。
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JP6022160B2 (ja) * 2012-01-16 2016-11-09 株式会社神戸製鋼所 連続板厚測定装置、クラウン検査装置及びその検査方法、リップル検査装置及びその検査方法、ならびにクラウン制御装置及びその制御方法
CN105303675B (zh) * 2015-10-15 2018-01-19 东方通信股份有限公司 一种利用光敏传感器检测纸张厚度的装置和方法

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