JP3297842B2 - 緑化基盤及び該緑化基盤を使用した緑化方法 - Google Patents

緑化基盤及び該緑化基盤を使用した緑化方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川の堤防や山の
斜面等の表面の浸食を防止するとともにこれを緑化する
ための緑化基盤及び緑化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、河川の堤防等の法面や山の斜面等
の地山の崩落を防止し、緑化する方法として、地山表面
に芝生を植生し、根の緊縛力によって表面を強化すると
ともに緑化する工法や、地山の表面をコンクリート構造
物によって覆い、その表面に客土を盛り上げて草類を植
生する方法や、ポーラスコンクリート構造体によって地
山表面を被覆し、そのポーラスコンクリート内に草類を
生やす工法等が開発されている。
【0003】一方、地山面やコンクリート構造物の表面
に植生を施す方法として、マット状の人工土壌を使用
し、これに芝生を生えさせ、マットとともに移植する方
法が開発されており、そのマット状の人工土壌には天然
の有機質繊維をマット状にしたもの(特開昭53−69
136号公報)や、合成樹脂繊維をループ状にして絡
め、繊維間の接触部分を互いに融着させて、マット状に
したもの(特開平2−197830号公報)がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来の方法
において、地山表面に直接芝生等の植生を施す方法で
は、表面の保護が不充分な場合が多い。また、従来のコ
ンクリート構造物の表面に客土を盛り上げ、これに植生
を施す方法では、多量の客土を要し、しかも雨水によっ
て流失し易く、例えば河川の堤防のように、増水時に流
水に洗われるような部分には適さない等の問題があっ
た。
【0005】更に、ポーラスコンクリート内に草類の生
やす工法においても、表面に客土の盛り上がりが必要な
場合が多く、雨水や流水に晒される傾斜地においては客
土の流失を防止できず、また、客土を使用しない場合に
は、植生できる草類の種類に限界がある等の問題があっ
た。
【0006】また、従来のマット状をした人工土壌に草
類を成育させ、これを人工土壌ごと移植する方法によっ
て、コンクリート構造物による地山保護表面を緑化する
工法が考えられるが、従来のマットによる草類の生育
は、移植の簡便さ、また、特に合成樹脂繊維製のマット
の場合は、客土の保持量の多さにおいては有利である
が、これを堤防等の斜面に使用した場合、流水によって
マット全体が剥がれ易く、増水時に流失しやすいという
問題があった。
【0007】本発明は、上述の如き従来の問題に鑑み、
特に堤防において増水時に流水に晒される部分におい
て、充分な護岸機能が得られるとともに、流水によって
も流失し難い緑化基盤及び緑化方法の提供を目的として
なされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、
合成樹脂性の弾性繊維をループ状に変形させてマット状
に成形され、内部に客土を包み込み可能でかつ植物の根
が伸長可能な空隙を有する繊維材マット層と、該繊維材
マット層の片側面に一体化され、内部に前記繊維材マッ
ト層の空隙に連通して植物の根が伸長可能な連続空隙を
有するポーラスコンクリート層とを有する緑化基盤、及
び該緑化基盤を、前記繊維材マット層を上にして緑化し
ようとする支持基盤上に設置し、該緑化基盤の繊維材マ
ット上より客土を、該繊維材マット内及び必要に応じて
その上面に盛り上げ、該客土内に植生することを特徴と
してなる緑化方法にある。
【0009】尚、前記緑化基盤は、場所内のポーラスコ
ンクリート上に繊維材マット層を重ねて一体化したもの
でもよく、予め繊維材マット層とポーラスコンクリート
層とを一体化させたプレキャスト版であってもよい。
【0010】また、繊維材マットは、繊度100〜50
00d/fで捲縮のある熱融着性繊維を少なくとも40
重量%含み、且つ該複合繊維で熱融着され、密度が0.
02〜0.15g/cm3 、繰り返し圧縮回復率が80
%であることが好ましく、ポーラスコンクリート層は、
石等の粗骨材の表面に、セメントに、水と必要に応じ
て添加される細骨材及び/又は添加材とを加えて混練し
たペースト状結合材を被覆させ、互いに接する粗骨材間
を前記結合材の固化によって一体化させたポーラスコン
クリートであり、前記結合材にて粗骨材とこれに接触す
る繊維材とを一体化させることにより前記繊維材マット
層と前記ポーラスコンクリート層とを一体化させたもの
であることが好ましい。
【0011】また、支持基盤上へは、繊維材マット層内
へ客土を充填し、植物の育成がある程度進んだものを設
置してもよく、客土を充填しない状態で支持基盤上に設
置し、然る後客土の充填、植物の種もしくは苗の植え付
けを行ってもよい
【0012】
【作用】本発明の緑化基盤は、ポーラスコンクリート層
を下にして緑化しようとする支持基盤上に設置し、上面
側の繊維材マット層内に客土を充填し、必要に応じて更
にその上に客土を盛り上げ、該客土内に草類や場合によ
っては低木類を植生させる。繊維材マット層内へ充填し
た客土は、ループ状に絡まり合った繊維によって包み込
まれて流失が防止されるとともに、繊維材マットはポー
ラスコンクリート層と一体化されているため、該ポーラ
スコンクリート層の重量により容易に剥がされることが
なくなる。
【0013】また、植物の根は繊維材マット内からポー
ラスコンクリート内に伸び、支持基盤が地山や、裏込材
である場合には、根はポーラスコンクリート層を貫通し
て支持基盤内に伸長し、緑化基盤を強固に定着させる。
【0014】更に、繊維材マットを、繊度100〜50
00d/fで捲縮のある熱融着性繊維を少なくとも40
重量%含み、且つ該複合繊維で熱融着され、密度が0.
02〜0.15g/cm3 、繰り返し圧縮回復率が80%
とすることにより、上面にかかる荷重に耐して、圧縮さ
れず、且つ圧縮後の復元力の大きいものとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
ついて説明する。
【0016】図1において、Aは本発明に係る緑化基盤
である。この緑化基盤Aは繊維材マット層1とポーラス
コンクリート層2とからなっている。
【0017】繊維材マット層1は、合成樹脂製の弾性繊
維3をループ状に変形させてマット状に成形したもので
あり、図には詳示されていないが、弾性繊維3の各ルー
プの接点は溶融によって互いに一体化される。
【0018】ポーラスコンクリート層2は、図2に示す
ように、砕石からなる粗骨材4の周囲がセメントモルタ
ルからなる結合材5によって被覆され、各粗骨材4、4
の接合部分が結合材5を介して一体化され、内部に連続
空隙6が形成されている。
【0019】繊維材マット層1とポーラスコンクリート
層2は、図2に示すように、両者の境界部分においてポ
ーラスコンクリート層2の結合材5内に繊維材マット層
1の繊維3の接触部分が埋められ、その結合材5の固化
によって一体化されている。
【0020】緑化基盤Aの製造に際しては、図3に示す
ように、型枠7の底部に予め製造した繊維材マット1a
を収容し、その上にペースト状の結合材5と粗骨材4と
を所定の硬さにして混練したポーラスコンクリート用混
練物2aを収容し、テーブルバイブレータ8にて一定時
間振動を与えるとともに、上面を表面仕上用バイブレー
タ9にて平らに仕上げ、必要な養生を施し、結合材5の
固化後、型枠7を取り外し、製品となす。
【0021】この緑化基盤Aを用いる緑化方法として
は、例えば図4に示すように、傾斜面の地山10の表面
に法枠11をプレキャストコンクリートブロックもしく
は場所打ちコンクリートにより設置し、その法枠11に
よって囲まれた地山10の表面にポーラスコンクリート
層2を下にして緑化基盤Aを置き、その上側より繊維材
マット層1内に客土12を充填するとともに、必要に応
じて更にその上側に客土12を盛り上げる。このとき、
繊維材マット層1内に充填する客土12内に芝生等の草
類の種子及び成育に必要な肥料成分を含ませておく。こ
の種子が発芽し、成長することにより、根が繊維材マッ
ト層1内に張り、客土12を強く緊縛するとともに、ポ
ーラスコンクリート層2の空隙を通って地山に達する。
【0022】この他、図5に示すように、法枠11に囲
まれた各空間に個別に緑化基盤A、A…を設置した後、
更にその上面に繊維材マット層1と同じ構造の繊維材マ
ットBを各緑化基盤A、A…にまたがらせて設置し、そ
の繊維材マットB及び緑化基盤Aの繊維材マット層1内
に客土を充填することにより、法枠11上を覆って緑化
することができる。
【0023】尚、上述の例では、地山面上に直接緑化基
盤Aを設置しているが、この他図6に示すように、法枠
11に囲まれた地山表面をコンクリート盤13にて覆
い、その上に緑化基盤Aを設置してもよい。
【0024】更に、この他、法枠以外の法面保護構造物
の表面に緑化基盤Aを設置して緑化してもよく、例えば
図7に示すように、既設のコンクリートブロック積護岸
14の表面に客土層15を盛り、その表面に緑化基盤A
を並べ、アンカーボルト16、16…にて固定し、客土
層15の表面を覆って、その崩落及び流失を防止させ
る。
【0025】また、他の構造物を用いずに緑化基盤Aの
みを地山面に並べて地山保護構造物とし、その上に客土
を充填して緑化するようにしてもよい。
【0026】次に、上述した繊維材マット層1製造例に
ついて説明する。
【0027】尚、本例において、圧縮回復率は、以下の
測定方法による。
【0028】マットを10×10cmの大きさに切取り、
この試験片を自記型圧縮試験機を使用し、圧縮部の大き
さ直径10cmの接圧子で圧縮、解放を80回繰り返し
た。尚、第1回目の圧縮は、荷重が30kgに達した後1
分間この状態で加圧を停止し、そのあと圧力を解放し、
この操作を80回繰り返した後、30分放置後、マット
の高さを測定し圧縮回復率を測定した。 圧縮回復率(%)=(1−[(H0−H80)/H0])×
100 H0 : 圧縮前の厚み H80 : 80回圧縮繰り返し後30分放置後の厚み 繊維材マット製造例1 鞘成分が融点135Cの高密度ポリエチレンで、芯成分
が融点166Cのポリプロピレンからなる繊度550d
/f、繊維長さ89mmの立体捲縮が付与された熱融着性
複合繊維を用い、該繊維をランダムウエバーを用い、目
付け2000g/m2 のウエブを得た。該ウエブをネッ
トコンベア挟持型でしかも熱風貫通型の加熱機を使用
し、温度148C、時間10分間加熱処理することによ
り、繊維の交点が熱融着したマットを得た。該マットを
カッターで切断し、幅0.9m、長さ2mの植物成育マ
ットを得た。該マットは厚みが2cm、密度が0.1g/
cm3、圧縮率回復率は87%であった。
【0029】繊維材マット製造例2 鞘成分が融点138Cのプロピレン/エチレン/ブテン
−1三元共重合体で、芯成分が融点166Cポリプロピ
レンからなる繊度750d/f、繊維長89mmの立体捲
縮が付与された熱融着性繊維を用い、該繊維をランダム
ウエバーを用い、目付け2200g/m2 のウエブを得
た。該ウエブを前記実施例1に同じ加熱機を用い、温度
152C、時間15分間加熱処理し、繊維の交点が熱融
着したマットを得た。該マットをカッターで切断し、幅
1.5m、長さ3mの植物育成マットを得た。該マット
は厚みが3cm、密度が0.07g/cm3 、圧縮率回復率
は92%であった。
【0030】繊維材マット製造例3 前記製造例2と同じポリオレフィン三元共重合体/ポリ
プロピレン複合繊維を70重量%、繊度65d/f、繊
維長89mmのポリエチレンテレフタレート繊維30重量
%を混合し、前記製造例2と同様の方法でウエブの作
製、加熱処理をし、目付け2400g/m2 のマットを
得た。このマットは複合繊維の交点が熱融着していた。
該マットをカッターで切断し、幅1.5m、長さ3mの
植物育成マットを得た。該マットは厚みが3.5cm、密
度が0.07g/cm3 、圧縮率回復率は88%であっ
た。
【0031】繊維材マット製造例4 鞘成分が融点135Cの高密度ポリエチレンで、芯成分
が融点258Cのポリエチレンテレフタレートからな
り、繊度1050d/f、繊維長89mmの立体捲縮が付
与された熱融着性繊維を99重量%、繊度5d/f、繊
維長51mmの吸水加工されたアクリル系繊維(ランシー
ル、日本エクスラン(株))1重量%を混合し、ランダム
ウエバーを用い、目付け2600g/m2 のウエブを得
た。該ウエブを前記実施例1に同じ加熱機を用い、温度
148C、時間12分間加熱処理し、繊維の交点が熱融
着したマットを得た。該マットをカッターで切断し、幅
0.9m、長さ2mの植物育成マットを得た。該マット
は厚みが4.1cm、密度が0.06g/cm3 、圧縮率回
復率は87%であった。
【0032】次にポーラスコンクリート層2の製造例に
ついて説明する。
【0033】ポーラスコンクリート層製造例1〜4 以下の材料を用い、表1に示す重量割合でパンタイプミ
キサーに一括投入し、2分間混練した後、φ10×20
cmの片枠に納め、6000rpmのテーブルバイブレー
ターで振動締め固めを行ない、7日間、20Cの水中に
て養生を行なった。その結果、表1に示す圧縮強度及び
透水係数のポーラスコンクリートが得られた。 普通ポルトランドセメント:日本セメント株式会社製アサノ普通ポルトランドセ メント 高炉スラグ粉末 :第一セメント株式会社製ファインセラメント 高性能減水剤 :花王株式会社製マイティ150 細骨材 :日本セメント株式会社製硅砂7号(粒径0.3mm 以下) 砕石粗骨材 :奥多摩鉱業株式会社製砕石5号(13〜20mm) 軽量粗骨材 :日本セメント株式会社製アサノライト(5〜20 mm)
【0034】表1
【0035】ポーラスコンクリート層製造例5〜7 以下の材料を用い、表2に示す重量配分で2軸ミキサ−
にセメント、高炉スラグ、硅砂、粗骨材を投入し、30
秒間空練りをした後、水、高性能減水剤を投入し、2分
間混練した。その後、φ10×20cmおよびφ15×3
0cmの型枠に納め、タンパーで締め固めを行ない、7日
間、約10C〜25C気中にて養生を行なった。その結
果、表2に示す圧縮強度及び透水係数のポーラスコンク
リートが得られた。製造例6のポーラスコンクリート
は、他の製造例のものと比べて透水係数が小さいものの
大きな圧縮強度をもつ。 普通ポルトランドセメント:日本セメント株式会社製アサノ普通ポルトランドセ メント 高炉スラグ粉末 :第一セメント株式会社製ファインセラメント 高性能減水剤 :花王株式会社製マイティ150 細骨材 :日本セメント株式会社製硅砂7号(粒径0.3mm 以下) 砕石粗骨材 :奥多摩鉱業株式会社製砕石4号(20〜40mm) 、砕石5号(13〜20mm)、砕石7号(2.5〜5.0mm)
【0036】表2
【0037】
【発明の効果】本発明においては、客土及び植物の根の
保持力が大きい繊維材マット層とポーラスコンクリート
層とを一体化させているため、緑化基盤自体が地山流失
防護機能を発揮し、かつ、植生のための客土や草類の流
失が防止できるとともに、根付きのよい安定した緑化が
なされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る緑化基盤の一例の断面図である。
【図2】同上の部分拡大断面図である。
【図3】同上の製造例を示す断面図である。
【図4】本発明に係る緑化方法の一例の断面図である。
【図5】本発明に係る緑化方法の他の例の断面図であ
る。
【図6】本発明に係る緑化方法の更に他の例の断面図で
ある。
【図7】本発明に係る緑化方法の更に他の例の断面図で
ある。
【符号の説明】
A 緑化基盤 B 繊維材マット 1 繊維材マット層 1a 繊維材マット 2 ポーラスコンクリート層2 2a ポーラスコンクリート用混練物 3 弾性繊維 4 粗骨材 5 結合材 6 連続空隙 7 型枠 8 テーブルバイブレータ 9 仕上用バイブレータ 10 地山 11 法枠 12 客土 13 コンクリート盤 14 ブロック積護岸 15 客土層 16 アンカーボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−128061(JP,A) 実開 平3−111632(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 17/20 102 - 104 A01G 1/00 303 E02D 29/02 311 A01C 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の弾性繊維をループ状に変形
    させてマット状に成形され、内部に客土を包み込み可能
    でかつ植物の根が伸長可能な空隙を有する繊維材マット
    層と、該繊維材マット層の片側面に一体化され、内部に
    前記繊維材マット層の空隙に連通して植物の根が伸長可
    能な連続空隙を有するポーラスコンクリート層とを
    し、前記ポーラスコンクリート層は砕石等の粗骨材の表
    面に、セメントに、水と必要に応じて添加される細骨材
    及び/又は添加材とを加えて混練したペースト状結合材
    を被覆させ、互いに接する粗骨材間を前記結合材の固化
    によって一体化させたポーラスコンクリートであり、前
    記結合材にて粗骨材とこれに接触する繊維材とを一体化
    させることにより前記繊維材マット層と前記ポーラスコ
    ンクリート層とを一体化させてなる緑化基盤。
  2. 【請求項2】 繊維材マットは、繊度100〜5000
    d/fで捲縮のある熱融着性繊維を少なくとも40重量
    %含み、且つ該複合繊維で熱融着され、密度が0.02
    〜0.15g/cm3 、繰り返し圧縮回復率が80%で
    ある請求項1に記載の緑化基盤。
  3. 【請求項3】 合成樹脂製の弾性繊維をループ状に変形
    させてマット状に成形され、内部に客土を包み込み、植
    物の根が伸長可能な空隙を有する繊維材マット層と、該
    繊維材マット層の片側面に一体化され、内部に前記繊維
    材マット層の空隙に連通して植物の根が伸長可能な連続
    空隙を有するポーラスコンクリート層とを有する緑化基
    盤を、前記繊維材マット層を上にして緑化しようとする
    支持基盤上に設置し、該緑化基盤の繊維材マット上より
    客土を、該繊維材マット内及び必要に応じてその上面に
    盛り上げ、該客土内に植生することを特徴としてなる緑
    化方法
  4. 【請求項4】 緑化基盤として、繊維材マット層とポー
    ラスコンクリート層とを予め一体化させて成形されたプ
    レキャスト版を使用する請求項3に記載の緑化方法
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