JP2972963B2 - ブロックマットとその製造方法及び被覆による斜面等の一貫安定化工法 - Google Patents

ブロックマットとその製造方法及び被覆による斜面等の一貫安定化工法

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願発明は、既製部材及び植生を利用して斜面又は急
傾斜地(以下斜面等という。)を被覆し、地表の侵食、
崩壊を防止するために使用する連接ブロックマットとそ
の製造方法及び前記ブロックマットを使用する斜面等の
安定化工法に係るものである。
(従来の技術) 護岸・河川堤防・造成地等ののり面、道路・鉄道の路
肩等の斜面又はゴルフ場・スキーゲレンデの一部等の急
傾斜地の保護工事には、通常、張りブロック又は格子枠
ブロック等が用いられる。
また、実公昭51−9,135号公報、特開昭57−81,510号
公報及び実開昭54−102,925号公報に記載されているよ
うに、「上面の開口する少なくとも1個の縦方向空洞を
備えており相互に間隙を介して同一面上に整列配置され
た多数のコンクリートブロックと該コンクリートブロッ
クの底面に接着した透水性ならびに可撓性を有する支持
シートからなる地表侵食防止用覆工マット」(以下、こ
の種のマットを、ブロックマットと言う。)が知られて
いる。
さらに、特開昭55−89,513号公報に記載されているよ
うに、前記のようなブロックマットにおける「上面の開
口する縦方向空洞内に軽量骨材と接着剤との混和物を充
填して成ることを特徴とする地表侵食防止及び吸音用覆
工マット材」も、本願発明の出願前から公知である。
なお、この種の地表侵食防止用覆工マット材の製造方
法としては、前記特開昭55−89,513号公報の第(3)頁
8欄に記載されているように、 ア.ブロックの空洞に充填した軽量骨材と接着剤との混
和物の硬化後、硬化物及びブロックの底面に別途に接着
剤を塗布し、このブロックの多数個をブロック相互間に
間隙を設けて可撓性透水シート上に接着することにより
行う方法。
イ.成形後のブロック底面に可撓性透水シートを当て開
口部から前述の混和物をブロックの空洞に充填すること
により行う方法。
ウ.混和物を充填したブロックの底面に可撓性透水シー
トを押し付け混和物中の接着剤の接着力により、混和物
を可撓性透水シートに接着する方法。
等が知られている。
さらに、ブロックの空洞に混合物を充填したものでは
ないが、ブロックマットにおける各ブロックと支持シー
トの接着、固定方法としては、例えば、 (A)実公昭51−9.135号公報、特開昭55−89.513号公
報及び特開昭56−89,611号公報等に記載されているよう
な、任意の適当な接着剤(例えばアクリル酸エマルジョ
ンのような有機系接着剤またはポルトランドセメント、
水ガラスのような無機系接着剤)を利用する接着方法。
(B)特公昭60−53,693号公報に記載されているよう
な、コンクリートブロック型が縦方向及び横方向に所要
数連設された型枠の各コンクリートブロック型内に予じ
め調合したコンクリートを流し込み、次いで未硬化状態
のコンクリートの上面にプラスチック繊維製シートを押
当てシート繊維間にコンクリートの一部を浸透せしめこ
の状態でコンクリートを固化する方法。
(C)特開昭60−16,607号公報に記載の、上記(B)項
と同様にシートの繊維間にコンクリートの一部を浸透せ
しめ、更にシートの裏側より連結具を該シートをつらぬ
いて型枠内の水硬性セメント組成物内にその先端が侵入
するように打ち込み、次いで、水硬性セメント組成物を
硬化させてシートをコンクリートブロックに固着させる
方法。
(D)特開昭57−81,510号公報に記載の、織物を横切っ
て織り込まれる編み糸の一部に形成され織物の表面から
突出した固定用ループを有する通水性の織物層の上にコ
ンクリートを流し込むことによって上記固定用ループが
コンクリートブロック内に固定されるようにして各コン
クリートブロックを支持シートに固着する方法。
(E)特公平1−52,179号方向に記載の繊維シート上
に、多数のコンクリートブロックの、同時成形用の型枠
をのせた後、コンクリート又はモルタルのスラリーを注
入してブロックを成形し、成形したブロックを硬化させ
ることにより シートとブロックを同時に一体成形する方法。
等が知られている。
なお、前記の実公昭51−9.135号公報中には、ブロッ
クマットを、同公報の第10図に例示されているようなク
レーン及び吊り上げ具を用いて河川・海岸・港湾におけ
る護岸堤防・ダム・貯水池・溜め池・運河・用水路・排
水路・潅漑溝等ののり面、道路・鉄道の路肩等の斜面又
は傾斜面へ迅速に敷設する工法が記載されている。(同
公報の第11〜14図、第16〜18図及び第20図参照)さら
に、同公報の第(7)頁14欄17〜19行目、同39〜40行目
の記載および第19図には、このようにして手軽な方法で
敷設したブロックマットに部分的に植物を繁茂させて植
生によりブロックマットの固定し環境緑化に役立たせる
ことも記載されている。
このように最近は、斜面等の保全を計るために前記の
張りブロック、格子枠ブロック又はブロックマットのよ
うな既製部材とともに植物を利用する既製部材及び植生
併用工法が多用される。
この他、種子、肥料等を装着したマット類で斜面を被
覆する植生マット工法や種子、肥料、土を混合して網袋
に詰め、斜面に一定間隔を掘った水平溝に張り付ける植
生袋工法も周知である。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、特開昭55−89,513号公報に記載の吸音
用覆工マット材は、前記のとおり、その縦方向空洞
(3)中に充填さている混和物(4)が軽量骨材と接着
剤のみからなるものである。
従って、この種の地表侵食防止及び吸音用覆工マット
材では、騒音の反響を防止又は低減する効果はあるかも
知れないが、それ自体で、急傾斜地における表土の侵
食、崩壊等を防止するには安定性が不充分である。この
ため、同公報の第(3)頁8欄下から3〜1行目に、
「この発明の覆工マット材は、のり面に施工後、ブロッ
ク相互間の間隙部に客土し播種すれば、環境緑化ができ
る。」とその欠点を補う手段が記載されている。
しかし、ブロック相互間に客土し、の部分を緑化する
と、種が発根するまでに激しい降雨があれば、折角客土
した土が種とともに流失し、均一な発芽を期待すること
はできない。
なお、発芽後も、給水、施肥その他の管理が充分でな
ければ、植物の生長に長時間を要するため、このような
覆工マット材では短時間で植生による既製部材の安定化
を計ることができない。
しかも、このような覆工マット材では、前記の間隙部
を通して大量の水を、素早く排水溝に排除することが出
来ない。
このため、豪雨に見舞われた際には、該覆工マット材
及び透水シート(8)下方の土壌中に、過剰の水を含む
ことになり、その量が限界を越えると、斜面等の崩壊が
生じることになる。
その上、のり面に覆工マット材を施工した後、改めて客
土し、播種するためには相当な手数が掛かるばかりでな
く、急傾斜地におけるこの種作業には危険が伴う。
また、実公昭51−9,135号公報中に記載されているブ
ロックマットの敷設工法は、極めて能率的な優れた工法
ではあるが、この工法の施工後植生を施すに当たって
は、前述のようにブロックの縦方向溝孔(12),(14)
及び(16)に少なくとも部分的に挿木および植生等をし
しなければならないため、前記の特開昭55−89,153号公
報中に示された植生工法と同様の欠点を有する。
本願発明は、以上説明した種々の発明、考案の優れた
点を巧みに組み合わせることによって、各発明、考案で
は果たし得なかった問題点を解決しようとするもので、
ブロックマットとその製造方法及び被覆による斜面等の
安定掛工法を通して能率の良いシステムを提供し得る一
貫した複数の発明に関するものである。
(課題を解決するための手段) 以上の問題点を解決する本願の各発明を、添付図面を
参照して説明すれば、被覆による傾斜L等の一貫安定化
工法に用いるブロックマット1は、上下に貫通する少な
くとも1個の縦方向空洞2を備えており相互に間隙3,3
・・を介して同一面A上に整列配置された多数のコンク
リートブロック4,4・・と該コンクリートブロック4,4・
・の底面4′,4′・・に接着した可撓性、通気性及び適
度の透水性と保水性を有する繊維シート6及び前記縦方
向空洞2,2・・内に充填、固化した培養土C、種子Sな
らびに接着剤B等からなる混合物7,7・・とで構成され
る。
そして、このようなブロックマット1を製造するに
は、 ア, 多数のコンクリートブロック4,4・・を繊維シー
ト6上に相互に間隙3,3・・を介して整列配置してなる
ブロックマット1をブロック受枠8上に積載し各ブロッ
ク4、4・・の上面4″,4″・・にそれぞれ開口してい
る縦方向空洞2,2・・内に所定量の培養土C、種子Sな
らびに接着剤B等の混合物7を充填した後その上部
7″,7″・・を均らして締め固め該ブロックマット1を
や養生固化コーナー9へ移送して複数段積み重ね、該コ
ーナー9の雰囲気Gを調整して前記の各ブロック4,4・
・及び混合物7,7・・を養生・固化させる方法。
イ. 底面4,4・・を上にし相互に間隙3,3・・を介して
台座上に整列配置した所定数のコンクリートブロック4,
4・・の底面4′,4′・・に接着剤Bを塗布した後この
上に繊維シート6を広げて押し当てコンクリートブロッ
ク群4,4・・と繊維シート6とを接着することによって
形成したブロックマット1を利用して前記ア.項に記載
のブロックマットを製造する方法。
ウ. 底面4′を上にし相互に間隙3,3・・を介して整
列配置した所定数のコンクリートブロック4,4・・の上
記底面4′,4′・・に接着剤Bを塗布しこのブロック群
4,4・・を前記間隙3,3・・を保持したまま反転し繊維シ
ート6上に接着することによって形成したブロックマッ
ト1を利用して前記ア.項に記載のブロックマットを製
造する方法。
エ. 複数個のコンクリートブロック4,4・・の同時成
形用型枠を繊維シート6打に載置し該繊維シート6の前
記型枠に囲まれた部分に接着剤Bを塗布したのち前記型
枠内に即時脱形用のコンクリート材料を投入し該材料を
振動ならびに圧縮することによって上記繊維シート6上
に相互に間隙3,3・・を介して整列配置されたコンクリ
ートブロック4,4・・を成形すると共にこれらのブロッ
ク群4,4・・を前記の繊維シート6上に接着する工程を
繰り返すことによって形成されたブロックマット1を利
用して前記ア.項に記載のブロックマットを製造する方
法。
オ. コンクリートブロック4,4・・の縦方向空洞2,2・
・内に所定量の培養土C、種子Sならびに接着剤B等の
混合物7を充填してその上部7′,7′・・を均らして締
め固めこのようにして成形した所定数の混合物充填コン
クリートブロック4,4・・,7,7・・の底面4′,4′・・,
7′,7′・・を上にし相互に間隙3,3・・を介して整列配
置し上記底面4′,4′・・,7′,7′・・に接着剤Bを塗
布した後この上に繊維シート6を広げて押し当て上記コ
ンクリートブロック群4,4・・と繊維シート6とを接着
することによって形成したブロックマット1を養生固化
コーナー9へ移送して複数段積み重ね該コーナー9の雰
囲気Gを調整して前記の各ブロック4,4・・及び混合物
7を養生・固化させるブロックマット1の製造方法。
カ. 前記オ.項に記載した所定数の混合部充填コンク
リート部4,4・・,7,7・・の底面4′,4′・・,7′,7′
・・を上にし相互に間隙3,3・・を介して整列配置して
から上記底面4′,4′・・,7′,7′・・に結着剤Bを塗
布しこのブロック群4,4・・,7,7・・を前記間隙3,3・・
を保持したまま反転し繊維シート6上に接着することに
よって形成したブロックマット1を養生固化コーナー9
へ移送して複数段積み重ね該コーナー9の雰囲気Gを調
整して前記の各ブロック4,4・・及び混合物7,7・・を養
生・固化させるブロックマットの製造方法。
キ. 複数個のコンクリートブロック4,4・・の同時成
形用型枠を繊維シート6上に載置し該繊維シート6の前
記型枠に囲まれた部分に接着剤Bを塗布したのち前記型
枠内に即時脱形用のコンクリート材料を投入し該材料を
振動ならびに圧縮することによって上記繊維シート6上
に相互に間隙3,3・・を介して整列配置されたコンクリ
ートブロック4,4・・を成形すると共にこれらのブロッ
ク群4,4・・を前記の繊維シート6上に接着しさらに上
記コンクリートブロック群4,4・・の中に形成される複
数個の縦方向空洞内2,2・・内に所定量の培養土C、種
子Sならびに接着剤B等の混合物7を充填しその上部
7′,7′・・を均らして締め固める工程を繰り返すこと
によって形成されたブロックマット1を利用する前記
ア.項に記載のブロックマット製造方法。
等を実施するのが良い。
さらに、前記のようなブロックマット1を用いて斜面
等Lを被覆によって安定化する工法としては、種子Sの
非発芽環境Eに保管されている前記ブロックマット1を
必要量ずつ施工現場Fに搬送し施工準備の整った斜面等
Lへ1枚ずつクレーン10及び吊り具11を介して隣接する
ブロックマット1の繊維シート6部が重なるように敷き
並べ杭12、アンカー13、覆土14等で固定して該斜面等L
を一次的に保護したのち散水15又は雨水によって培養土
C種子Sならびに接着B剤等の混合物7を湿潤させて種
子Sから植物を発芽、発根させ植生によってブロックマ
ット1を斜面等Lに安定させることが有効である。
(作用) 本願発明におげるブロックマット1は、繊維シート6
上に、相互に間隔を置いて多数のブロック4,4・・を載
置し、繊維シート6を斜面等Lの表面に押し付けること
によって、該斜面等Lを一時的に保護した後、前記ブロ
ック4,4・・を上下に貫通する縦方向空洞2内に、植物
を成長させ前記ブロックマット4,4・・と植生によって
斜面等Lを半永久的に安定させる。
以下、本願発明の作用を、より明瞭にするために、本
願発明ブロックマット1における個々の構成要素毎に、
その作用を詳記する。
まず、各ブロック4,4・・は、前記の繊維シート6上
にその底面4′を接着させ、該繊維シート6を介して相
互に概略の関係位置を保持しながら一連の連設ブロック
を構成する。
さらに、各ブロック4,4・・は、相互に間隔を置いてそ
の底面1′を、可撓性の繊維シート6に接着されている
ため該ブロックマット1が支持部材上に載置されると、
各ブロック4,4・・は、隣接するブロック4,4・・に干渉
されることなく、支持部材の表面形状に沿って1個毎に
自由に角変位をすることができる。
このため、ブロックマット1は、斜面等Lの表面へ敷
き並べられた際に、地表の表面形状に合致し、繊維マッ
ト6の下側に空間が生じないように、ブロック4,4・・
と前記混合物7の重量により、繊維シート6を介して表
土を押し付ける。
また、前記繊維シート6は、適当な透水性、保水性及
び通気性を有しているため、ブロックマット1が斜面等
Lに敷設され、雨水その他相当量の水が前記間隙3中を
流れた時には、水を徐々に上記繊維シート6中に透過さ
せ、斜面等Lを形成する土中に均等に浸透拡散させる。
さらに、戦域シート6は、ブロックマット1の製造工
程中から、施工現場へ搬送し、現場で施工する間に亙っ
て、必要に応じ、混合物7の充填されたブロック4,4・
・群を、これらの関係位置がずれないように持ち上げ、
各ブロック4,4・・が破損しないようにこれらを保護す
る。
また、前記ブロック4,4・・を上下に貫通する縦方向
の空洞2は、前記繊維シート6と共同して上記空洞2内
に充填される培養土C、種子Sならびに接着剤B等から
なる混合物7を収容し、必要量の混合物7を、過不足な
く安全に施工現場Fへ移送する。
接着剤Bは、培養土C中に適量混合された種子Sをそ
の位置に保持し、上記混合物7をブロックマット1が移
動した際にも外れないように上記空洞2内に固着する。
培養土Bは、種子Sから植物が発芽・発根したのち該
植物の成長に必要な成分を補給するとともに水や空気を
保持・流通させ植物の成長を促進する。
(実施例) 以下、第2〜4図に従って本願発明の好ましい実施例
を説明する。
まず、各ブロック4,4・・の概略の重量Mlと大きさ
(底面4′の面積Ql及び高さh)を、ブロックマット1
の敷設面積D中に占めるブロック底面4′,4′・・の総
面積QGを50%、ブロック4,4・・の見掛けの比重を2.3と
して算出する。
繊維シート6と表土との摩擦系数μ、表土に対する押
し付け力X等から算出したブロックマット1の単位面積
=1m2当たりの重量YUは、133kg以上としなければならな
い。
繊維シート6及び混合物7の単位面積当たりの重量WU
が、ブロックマット1の単位面積当たりの重量YUに占め
る割合を、仮に8%とすれば、ブロック4,4・・の単位
面積当たりにおける重量MUは、 MU=YU×0.92=133×0.92=122.36 kg 単位面積当たりのブロックマット1に、8〜9個のブ
ロック4,4・・を均等配置するものと仮定すると、各ブ
ロック4,4・・の重量Mlは、 すなわち、単位面積当たりに8個のブロック4,4・・を
配置する場合には、各ブロックを15.3kg以上、9個の場
合には13.6kg以上とすれば良いことになる。
また、単位面積当たりのブロック4,4・・を、8〜9
個としたため、各ブロック底面4′の面積 Ql=1×0.5×1/8〜1/9=0.0625〜0.0556m2=625〜556c
m2 となる。
なお、ブロック4,4・・の単位面積当たりの重量M
Uを、123kg=0.123t以上とするためには、各ブロック4,
4・・の断面積Qが、垂直方向において変化しないもの
とすれば、 すなわち、ブロック4,4・・の高さhを、107mm以上とす
れば良いことになる。
つぎに、第2,3図を利用して、以上の条件を満たすコ
ンクリートブロック4の具体的な形状、寸法及び重量Ml
等を例示する。
(1)底面4′の1辺のTlが、300mmの直方体の中心
に、直径180mmの円筒状の縦方向空洞2を、穿ち、縦方
向の各稜4hに、半径50mmの面を取った高さhが、110mm
のブロック4では、ブロック1個当たりの重量M1が15.7
9kgとなり、ブロック4,4・・の間隔3を40mmとすれば、
単位面積当たりのブロック重量MUは、136.58kgとなる。
この場合には、単位面積当たりのブロックマット1
に、8.65個のブロック4,4・・が配置されることにな
る。
以上の計算では、各ブロック4,4・・の断面積Qが、
その高さ方向に変化しないものとして計算したが、ブロ
ック4,4・・の上面4″4″・・における面積Q2を、下
面4′4′・・よりも小さくする場合には、底面4′,
4′・・の面積Qlを、前記の計算通りとし、その重量Ml
が同一となるように、高さhを増せば良い。
(2)つぎに、第2〜4図に例示したもので、底面4′
の1辺T1が、300mm、上面4′の1辺T2が、276mmの台錐
形の中心に、直径X180mmの円筒状の縦方向空洞2を穿
ち、縦方向の各稜4hに、底面4′の位置で半径50mmの面
を取った高さhが、120mmブロック4では、ブロック1
個当たりの重量Mlが、15.29kg、単位面積当たりのブロ
ック重量MUは、137.61kgである。
この場合には、ブロック4,4・・の間隔3を、33.3mm
とし、単位面積当たりのブロック4,4・・は9個であ
る。
(3)さらに、第5、6図に示した例では、 Ml=16.7kg,MU=133.5kg 単位面積当たりのブロック4,4・・は8個となった。
この場合には、コンクリートブロック34の、底面34′
における、外径Nlを400mm、外周35の円弧状切欠ぎ部36
の半径Rlを200mm、縦方向空洞32を形成する直円錐台の
直径▲N ▼を170mm、上面34″における、外径N2370
mm、切欠ぎ部37の半径R2を185mm、空洞32の直径▲N
▼を200mm、上、下面34″,34′における各切欠ぎ部3
6′,36が、該コンクリートブロック34の中心線38を挟む
角度αを、それぞれ60゜、コンクリートブロック34の高
さhを120mmとした。
なお、前記の各例に用いるコンクリートブロック4,4
・・及び34,34・・には、何れも材令(コンクリートを
打ち込んでから試験又は使用するまでの期間)28日の設
計基準強度が、220kgf/cm2以上の無筋コンクリートを使
用することとした。
つぎに、繊維シート6の選定手段について説明する。
繊維シート6としては、通常、斜面等Lの被覆工とし
て用いられる繊維布(ポリエチレンネットタイプ織布の
縦ストランドをアラミド繊維で補強した土木用グリッド
メッシュ又は、これを特殊樹脂で補強したもの、ナイロ
ンの高強力糸を用いた織布、長繊維ポリプロピレン不織
布又は、これを多層とし、その中間層をナイロン織布で
補強したものあるいは、高強力ポリエステル糸を用いた
長繊維不織布等)の中から、前述した本願発明用繊維シ
ート6として適当な性状を有するものを選択した。
第2〜4図のように、整列配置された各ブロック4,4
・・の関係位置がずれないように、混合物充填ブロック
群4,4・・,7,7・・を、安全に懸吊し得る繊維シート6
の選定手段を、単位面積当たりの重量MUの最も大きい前
記(2)の例について説明する。
まず、ブロックマット1の標準寸法を、繊維シート6
の大きさ、移送・扛重の容易さ及び現場での施工性等を
考慮して2.0m×8.0mとし、この大きさのブロックシート
1の総重量MGを算出する。
ブロックシート1の総重量MGは、混合物充填ブロック
4,4・・,7,7・・を、繊維シート6に接着する接着剤の
重量を無視すれば、前記標準寸法内に配置されるブロッ
ク4,4・・の重量MTと、混合物7,7・・の重量PT及び繊維
シート6の重量ZTを加えたものとなる。
各ブロックシート1当たりにおける、ブロック4,4・
・の重量MTは、 MT=MU×9×2×8≒2,201.76 kg ブロック4の1個当たりに占める縦方向空洞2の容積Vl
は、 あるから、混合物7の比重を1.5とすれば、混合物7,7・
・の重量PTは、 PT=1.5×Vl×9×2×8≒659.23 kg 繊維シート6の大きさは、前記の標準寸法に隣接するブ
ロックマット1の重なり代J及びブロックマット1の両
端1′,1′に設けられる吊り代Kを2加えたものであ
る。
上記の、重なり代Jを250mm,吊り代Kを、それぞれ45
0mmとすれば、 繊維シート6の面積UTは、 UT=(2.0+0.25)×(8.0+2×0.45)≒20.0m2 となる。
いま、繊維シート6の平均重量ZUを、0.31kg/m2とす
れば、 繊維シート6の重量ZTは、 ZT=0.31×UT≒0.31×20.0=6.20 kg となる。
従って、ブロックシート1の総重量MGは、 MG=MT+PT+ZT≒2,201.76+659.23 +6.20=2,867.19 kg となる。
上記の寸法及び重量MGを有するブロックマット1の両
端1′,1′を、吊り具11を介してクレーん10で2点吊り
した場合に、繊維シート6が、極端に伸びたり、破断す
ることのない繊維布を選べば良い。
上記ブロックマット1の総重量MGが、繊維シート6の
両端1′,1′に、均等に掛かるものとすれば、繊維シー
ト6は、1/2MGの負荷に耐えれば良いことになる。
しかし、両端1′,1′の負荷に、多少のアンバランス
が生じることもあるため、繊維シート6に掛かる最大負
荷MMを、2/3MGと見倣すと、 MM=MG×2/3×=2,867.19×2/3≒1,911.46 kg となる。
この最大負荷MMを、繊維シート6の幅225cmでで負担
すれば良い訳である。
このため、繊維シート6の単位長さ=1cm当たりの最
大負荷FUは、 FU=MM÷225≒8.50 kg/cm 安全のために、上記FUの2倍以上の引っ張り強さFSを有
する繊維布を、繊維シート6として選択することにし
た。
この場合には、繊維シート6に必要な引っ張り強さFS
は、 FS≧2×F≒17 kg/cm となる。
すなわち、繊維シート6としては、前述のような繊維
布の内から、引っ張り強さ17kg/cm以上の繊維布を選べ
ば良いことになる。
以上の条件を備えた市販品のついて、その特徴、性状
等を第1表に例示する。
つぎに、JISK6854の「接着剤のはく離接着強さ試験方
法」を参考として、ブロック4,4・・又は混合物充填ブ
ロック4,4・・,7,7・・を繊維シート6に接着する接着
剤の、はく離接着強さの試験を行った。
この場合には、前記コンクリートブロック4,4・・
と、同一性状のコンクリート直方体を打ち込み、その表
面のレイタンスを除去したものの上に、試験材料である
繊維布をJISK6854に習って張り付けたが、繊維布は、幅
5cm以下では正常な強さを現さないため、切断幅25mmを5
0mmに変更した。
また、上記コンクリート直方体を固定する独特の保持
具を用いて、JISK6854に記載されているものと同様の試
験が行えるように工夫した。
試験結果の代表的なものについて、接着剤のメカー、
商品名(商標)特徴及び性状等を、第2表に例示する。
以下添付図面にしたがって、本願発明ブロックマット
の好ましい実施例を、その製造方法及び敷設工法ととも
に具体的に説明する。
まず、前記(2)に例示した形状、寸法及び重量を有
する多数のブロッック4,4・・を、粗骨材、細骨材及び
ポルトランドセメント等の配合比が通常のプレキャスト
コンクリートを打ち込む場合と同様で、そのスランプ値
が6.5のコンクリートスラリーと、同時成形用型枠を利
用して打ち込み養生室で蒸気養生したのち28日間自然養
生した。この状態で、通常の手段によって抜き取り検査
した結果では、平均圧縮強度が、228kg/cm2であった。
このコンクリートブロック4,4・・の底面4′,4′・
・を上にして、整列機に送入し、相互に33.3mmの間隙を
取って台座16上に、整列配置した。
ブロック4,4・・の使用個数は、幅方向に6個長さ方
向に24個とし、合計144個用いた。
つぎに、上記底面4′,4′・・に、特殊なスプレーノ
ズルを利用して、前記A社製のエポキシ系水溶性エマル
ジョン接着剤1.を、g/cm吹き付け塗装した。
この上に、シート供給装置によって、繊維シート6を
広げ、第2図に例示したように整列配置されたブロック
4,4・・の幅方向の1端から重なり代J=250mm、長さ方
向の1端から吊り代K=450mmを取った位置に押し当
て、コンクリート群4,4・・と繊維シート6を接着し
た。
このようにして、形成されたブロックマット1を前記
台座16とともに、移送してブロック受枠8上に載せ、各
ブロック4,4・・の縦方向空洞2,2・・内に、予め所定の
割合で(この割合については後述する。)混合された培
養土C、種子S及び接着剤Bからなる所定量の混合物7
を、第7図の投入機18から投入する。
その後、振動機19を稼働して、前記空洞2,2・・内の
混合物7を締め固めた後、その上部7″を掻き取って均
し、該ブロックマット1を、前記台座16とともに第8図
に例示した養生固化コーナー9へ移送する。
このような工程を、繰り返しながら養生固化コーナー
9内に、8段の台座16,16・・及びブロックマット1,1・
・を積み重ねる。
それから、養生固化コーナー9の雰囲気Gわ、50℃,
関係湿度40%になるまで徐々に調整し、この状態を3時
間以上保持した後、さらに関係湿度を60%、温度を常温
付近まで徐々に調整する。
養生固化コーナー9の雰囲気Gを、このように調整す
れば、ブロック4,4・・及び該ブロック4,4・・と繊維シ
ートを接着した接着剤及び混合物7は、充分に養生固化
されて設計基準強度となり、本願発明の、ブロックマッ
ト1が完成する。以上の工程で製造したブロクマット1
の各ブロック4,4・・の平均圧縮強度は、243kg/cm,接着
剤ははく離接着強さは、ブロック1個当たり185kgであ
った。
(発明の効果) 本願発明ブロックマット1は、縦方向空洞2,2・・及
び繊維シート6を容器として培養土Cや種子Sをブロッ
ク4とともに施工現場Fに運ぶことができ、従来のブロ
ックマットのように植生施工の際に改めて客土や種子等
を運搬したり散布する必要がないので手数が省ける。
また、この製品を施工現場に運搬し、クレーン10等の
重機械を利用して短時間で能率良く、安全に作業を進め
ることができる合理的な手段である。さらに、客土用の
土や、種子等の準備したり植物が成長するまで施肥その
他の管理に煩わされることもない。
このため、現在のように労働力の不足している状況で
は、非常に便利なブロックマットである。さらに、必要
に応じてブロックマット1を、一挙に運搬施工すればよ
いので天候に影響され難い。種子Sから培養土C中に発
根した植物は、比較的短期間で好ましい成長をし、植生
によってブロックマット1を斜面L等に安定させ、斜面
L等を半永久的に被覆保護することができる。
縦方向空洞2,2・・内の混合物7,7・・は、該空洞2,2
・・の内面及び繊維シート6に接着しているために、植
生施工に当たり散水18したり、施工後激しい降雨があっ
ても種子Sや培養土Cが流失することがなく、ブロック
マット8の安定に役立つだけでなく、種子Sや培養土C
を節約することができる。
又、培養土Cとして実施例に示すような適当なものを
適宜混合して用いれば、種子Sの発芽、発根及び植生の
生長を促すこともできる。
なお、ブロックマット8を種子Sの非発芽環境Eに長
期間保管しても、前記のような培養土Cは、適当な通気
性、保温性及び保湿性があるため種子Sが腐敗したり枯
死するようなことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、コンクリートブロック5と繊維シート6の接
着強さ試験を行うための、試験材料の1例を示す見取り
図、第2図は第(1)項発明の実施例を示す平面図、第
3図はコンクリートブロック5の配置を示す部分平面
図、第4図は第3図のIV−IV線に沿う縦断面図、第5図
は異なるコンクリートブロック34の例を示す平面図、第
6図は第5図のVI−VI線に沿う縦断面図、第7図は第
(2)〜(8)項に記載した製造方法の1例を示す一部
切断側面図、第8図は養生固化コーナー9の1例を示す
一部切断側面図、第9図は本願発明のブロックマット1
を使用して斜面等Lを安定化する第(9)項発明の施工
要領図、第10図はブロックマット1によって一次的に保
護された斜面Lを示す要領図、第11図はブロック4中の
混合物7から植物が発芽発根し植生によってブロックマ
ット1を斜面Lに安定させた様子を示縦断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−89513(JP,A) 特開 昭58−83716(JP,A) 特開 昭57−81510(JP,A) 特開 昭56−89611(JP,A) 特開 昭60−16607(JP,A) 実開 平2−73438(JP,U) 実開 昭60−100444(JP,U) 実開 昭54−102925(JP,U) 特公 平1−52179(JP,B2) 特公 昭60−53683(JP,B2) 実公 昭51−9135(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 17/20 103 E02B 3/14 301

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に貫通する少なくとも1個の縦方向空
    洞を備えており相互に間隙を介して同一面上に整列配置
    された多数のコンクリートブロックと該コンクリートブ
    ロックの底面に接着した可撓性、通気性ならびに適度の
    透水性と保水性を有する繊維シート及び前記縦方向空洞
    内に充填固化した培養土、種子ならびに接着剤等からな
    る混合物とで構成したことを特徴とするブロックマッ
    ト。
  2. 【請求項2】多数のコンクリートブロックを繊維シート
    上に相互に間隙を介して整列配置してなるブロックマッ
    トをブロック受枠上に載置し各ブロックの縦方向空洞内
    に所定量の培養土、種子ならびに接着剤等の混合物を充
    填したのち締め固めさらに該ブロックマットを養生固化
    コーナーへ移送して複数段積み重ね該コーナーの雰囲気
    を調整して前記の各ブロック及び混合物を養生・固化さ
    せることを特徴とするブロックマットの製造方法。
  3. 【請求項3】底面を上にし相互に間隙を介して台座上に
    整列配置した所定数のコンクリートブロックの底面に接
    着剤を塗布した後この上に繊維シートを広げて押し当て
    コンクリートブロック群と繊維シートとを接着すること
    によって形成したブロックマットを利用することを特徴
    とする特許請求の範囲第(2)項に記載したブロックマ
    ットの製造方法。
  4. 【請求項4】底面を上にし相互に間隙を介して整列配置
    した所定数のコンクリートブロックの上記底面に接着剤
    を塗布しこのブロック群を前記間隙を保持したまま反転
    し繊維シート上に接着することによって形成したブロッ
    クマットを利用することを特徴とする特許請求の範囲第
    (2)項に記載のブロックマット製造方法。
  5. 【請求項5】複数個のコンクリートブロックの同時成形
    用型枠を繊維シート上に載置し該繊維シートの前記型枠
    に囲まれた部分に接着剤を塗布したのち前記型枠内に即
    時脱形用のコンクリート材料を投入し該材料を振動なら
    びに圧縮することによって上記繊維シート上に相互に間
    隙を介して整列配置されたコンクリートブロックを成形
    すると共にこれらのブロック群を前記の繊維シート上に
    接着する工程を繰り返すことによって形成されたブロッ
    クマットを利用することを特徴とする特許請求の範囲第
    (2)項に記載のブロックマットの製造方法。
  6. 【請求項6】コンクリートブロックの縦方向空洞内に所
    定量の培養土、種子ならびに接着剤等の混合物を充填し
    て締め固めこのようにして成形した所定数の混合物充填
    コンクリートブロックの底面を上にし相互に間隙を介し
    て整列配置し上記底面に接着剤と塗布した後この上に繊
    維シートを広げて押し当て上記コンクリートブロック群
    と繊維シートとを接着することによって形成したブロッ
    クマットを養生固化コーナーへ移送して複数段積み重ね
    該コーナーの雰囲気を調整して前記の各ブロック及び混
    合物を養生・固化させることを特徴とするブロックマッ
    トの製造方法。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第(6)項に記載した所定
    数の混合物充填コンクリートブロックの底面を上にし相
    互に間隙を介して整列配置してから上記底面に接着剤を
    塗布しこのブロック群を前記間隙を保持したまま反転し
    繊維シート上に接着することによって形成したブロック
    マットを養生固化コーナーへ移送して複数段積み重ね該
    コーナーの雰囲気を調整して前記の各ブロック及び混合
    物を養生・固化させることを特徴とするブロックマット
    の製造方法。
  8. 【請求項8】複数個のコンクリートブロックの同時成形
    用型枠を繊維シート上に載置し該繊維シートの前記型枠
    に囲まれた部分に接着剤を塗布したのち前記型枠内に即
    時脱形用のコンクリート材料を投入し該材料を振動なら
    びに圧縮することによって上記繊維シート上に相互に間
    隙を介して整列配置されたコンクリートブロックを成形
    すると共にこれらのブロック群を前記の繊維シート上に
    接着しさらに上記コンクリートブロック群の中に形成さ
    れる複数個の縦方向空洞内に所定量の培養土、種子なら
    びに接着剤等の混合物を充填し上部を均らして締め固め
    る工程を繰り返すことによって形成されたブロックマッ
    トを利用することを特徴とする特許請求の範囲第(2)
    項に記載のブロックマット製造方法。
  9. 【請求項9】種子の非発芽環境に保管されている特許請
    求の範囲第1項に記載のブロックマットを必要量ずつ施
    工現場に搬送し施工準備の整った斜面等へ1枚ずつクレ
    ーン及び吊り具を介して隣接するブロックマットの繊維
    シート部が重なるように敷き並べ杭、アンカー、覆土等
    で固定して前記斜面を被覆することによって該斜面を一
    次的に保護したのち散水又は雨水によって培養土、種子
    ならびに接着剤等の混合物を湿潤させて種子から植物を
    発芽発根させ植生によってブロックマットのを斜面等に
    安定させることを特徴とする斜面等の一貫安定化工法。
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