JP2000351968A - カプセル状保水材及びそれを用いた法面,擁壁面等の保水構造並びに法面,擁壁面等の保水工法 - Google Patents
カプセル状保水材及びそれを用いた法面,擁壁面等の保水構造並びに法面,擁壁面等の保水工法Info
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- JP2000351968A JP2000351968A JP11166496A JP16649699A JP2000351968A JP 2000351968 A JP2000351968 A JP 2000351968A JP 11166496 A JP11166496 A JP 11166496A JP 16649699 A JP16649699 A JP 16649699A JP 2000351968 A JP2000351968 A JP 2000351968A
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- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/60—Planning or developing urban green infrastructure
Landscapes
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
- Road Paving Structures (AREA)
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸水性や保水性に優れるとともに過剰の水分
を吸収しないため植物に悪影響を与えず、吸水に伴う体
積変化がほとんどないため植生基盤層のひび割れ,破壊
等を防止でき、種々の用途に使用することのできるカプ
セル状保水材の提供を目的とする。 【解決手段】 本発明のカプセル状保水材1は、多孔質
の陶器,磁器,セラミックス,セメント,発泡セメン
ト,金属,石膏,漆喰,石灰,ガラスや焼却灰,石炭灰
等の化合物及びそれらの焼結体,合成樹脂,不織布,紙
の内1以上で形成された定型の通水性収容体と、前記通
水性収容体に収容された保水体と、を備えた構成を有し
ている。
を吸収しないため植物に悪影響を与えず、吸水に伴う体
積変化がほとんどないため植生基盤層のひび割れ,破壊
等を防止でき、種々の用途に使用することのできるカプ
セル状保水材の提供を目的とする。 【解決手段】 本発明のカプセル状保水材1は、多孔質
の陶器,磁器,セラミックス,セメント,発泡セメン
ト,金属,石膏,漆喰,石灰,ガラスや焼却灰,石炭灰
等の化合物及びそれらの焼結体,合成樹脂,不織布,紙
の内1以上で形成された定型の通水性収容体と、前記通
水性収容体に収容された保水体と、を備えた構成を有し
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の法面、擁壁
面、路盤、道路の中央分離帯,歩道等の緑化に使用する
ことのできるカプセル状保水材、及び該カプセル状保水
材を使用することにより法面や路盤,道路等の緑化や保
水等を行うことのできる法面,擁壁面等の保水構造並び
に法面,擁壁面等の保水工法に関する。
面、路盤、道路の中央分離帯,歩道等の緑化に使用する
ことのできるカプセル状保水材、及び該カプセル状保水
材を使用することにより法面や路盤,道路等の緑化や保
水等を行うことのできる法面,擁壁面等の保水構造並び
に法面,擁壁面等の保水工法に関する。
【0002】
【従来の技術】道路の建設や、宅地造成等で、切り取っ
た地盤(切取地盤)が土壌質で、比較的法面勾配が緩や
かな場合は、直接芝生を貼り付けたり、芝等の植物種子
と粘着材等を混合した植生材を直接吹きつける植生工
や、法面の土壌流出を防止するため網状体を固定する防
護工が古くから行われている。近年、これらを組み合わ
せ、更に改良したものとして、澱粉系やアクリル酸系の
吸水性高分子を保水材として使用したものが種々検討さ
れている。例えば、 1)特開昭61−179923号公報、同61−229
025号公報、特開平4−143317号公報、特公平
4―53206号公報、同5−85693号公報、同6
−99912号公報、同7−109099号公報、同7
−113219号公報には、吸水性高分子等を袋体に収
容した保水材と、該保水材を固定した網状体を切取地盤
の表面に固定し植生を行う保水構造、保水工法が開示さ
れ、特許第2649029号、同2649030号で
は、平坦な保水材を連結しマット状に形成したものが開
示されている。 2)特開昭61−197723号公報、同63−197
720号公報、同63−197722号公報には、吸水
性高分子や土等を袋体に収容した土嚢を、直接法面に配
設する保水構造、保水工法が開示されている。 3)特開昭55−42940号公報、同56−1673
1号公報には、連続気泡を有するスポンジ、ウレタンフ
ォーム等の多孔質の保水材と、該保水材を水溶性接着剤
で法面に接着し、その上に植物種子を含む植生基盤層を
吹きつけて形成した保水構造,工法が開示されている。 4)また、本出願人は、法面の植生化として、土壌に吸
水性高分子をそのまま混合して保水性土壌を得、該保水
性土壌を低保水性の法面に吹きつける保水工法や、吹き
つけた保水性土壌で植生基盤層を形成した保水構造を種
々検討してきた。 5)一方、近年では、道路や歩道,駐車場等で雨水が溜
まったり、溜まった雨水が集水孔に集中し洪水状態にな
るのを防止するため、連続孔を有する透水性表層を舗装
地盤上に形成した舗装が種々検討されている。
た地盤(切取地盤)が土壌質で、比較的法面勾配が緩や
かな場合は、直接芝生を貼り付けたり、芝等の植物種子
と粘着材等を混合した植生材を直接吹きつける植生工
や、法面の土壌流出を防止するため網状体を固定する防
護工が古くから行われている。近年、これらを組み合わ
せ、更に改良したものとして、澱粉系やアクリル酸系の
吸水性高分子を保水材として使用したものが種々検討さ
れている。例えば、 1)特開昭61−179923号公報、同61−229
025号公報、特開平4−143317号公報、特公平
4―53206号公報、同5−85693号公報、同6
−99912号公報、同7−109099号公報、同7
−113219号公報には、吸水性高分子等を袋体に収
容した保水材と、該保水材を固定した網状体を切取地盤
の表面に固定し植生を行う保水構造、保水工法が開示さ
れ、特許第2649029号、同2649030号で
は、平坦な保水材を連結しマット状に形成したものが開
示されている。 2)特開昭61−197723号公報、同63−197
720号公報、同63−197722号公報には、吸水
性高分子や土等を袋体に収容した土嚢を、直接法面に配
設する保水構造、保水工法が開示されている。 3)特開昭55−42940号公報、同56−1673
1号公報には、連続気泡を有するスポンジ、ウレタンフ
ォーム等の多孔質の保水材と、該保水材を水溶性接着剤
で法面に接着し、その上に植物種子を含む植生基盤層を
吹きつけて形成した保水構造,工法が開示されている。 4)また、本出願人は、法面の植生化として、土壌に吸
水性高分子をそのまま混合して保水性土壌を得、該保水
性土壌を低保水性の法面に吹きつける保水工法や、吹き
つけた保水性土壌で植生基盤層を形成した保水構造を種
々検討してきた。 5)一方、近年では、道路や歩道,駐車場等で雨水が溜
まったり、溜まった雨水が集水孔に集中し洪水状態にな
るのを防止するため、連続孔を有する透水性表層を舗装
地盤上に形成した舗装が種々検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の保水材は、以下のような課題を有していた。1),
2)に記載の保水材は、吸水性高分子を袋体に収容した
保水材は、袋体内で植物の根部を伸長させ袋体の上面を
緑化するものであり、植物が根を延ばせる部分が保水材
の部分のみに限られるため、根が大きく成長する草花
や、ツツジやサツキ等の灌木を生育させることができ難
いという問題点を有していた。3)に記載の保水材は、
連続気泡を有するスポンジ、ウレタンフォーム等を使用
しているため、気泡の孔部でしか水を吸収することが出
来ないため吸水量が少なく、一端保持された水分も毛細
管現象により植生基盤層に移動するため失われやすく、
保水量が少なく、従って植物への給水効果に欠けるとい
う問題点を有していた。4)の吸水性高分子は特に含水
時にセル膜が薄く、その分紫外線の影響を受けやすく、
経時的に分解,飛散し、保水能力が失われてしまう結
果、十分な植生ができなくなるという問題点を有してい
た。また、吸水性高分子は温度上昇に伴い保水能力が低
下しやすいため、夏期の日中に地温が50度以上にも上
昇する法面では、植物に十分な水分を供給することがで
きず植生ができないという問題点を有していた。更に、
吸水性高分子は、法面等に施工した際に、紫外線や空気
中の酸素による劣化が激しく耐久性を有しないという問
題点を有していた。
来の保水材は、以下のような課題を有していた。1),
2)に記載の保水材は、吸水性高分子を袋体に収容した
保水材は、袋体内で植物の根部を伸長させ袋体の上面を
緑化するものであり、植物が根を延ばせる部分が保水材
の部分のみに限られるため、根が大きく成長する草花
や、ツツジやサツキ等の灌木を生育させることができ難
いという問題点を有していた。3)に記載の保水材は、
連続気泡を有するスポンジ、ウレタンフォーム等を使用
しているため、気泡の孔部でしか水を吸収することが出
来ないため吸水量が少なく、一端保持された水分も毛細
管現象により植生基盤層に移動するため失われやすく、
保水量が少なく、従って植物への給水効果に欠けるとい
う問題点を有していた。4)の吸水性高分子は特に含水
時にセル膜が薄く、その分紫外線の影響を受けやすく、
経時的に分解,飛散し、保水能力が失われてしまう結
果、十分な植生ができなくなるという問題点を有してい
た。また、吸水性高分子は温度上昇に伴い保水能力が低
下しやすいため、夏期の日中に地温が50度以上にも上
昇する法面では、植物に十分な水分を供給することがで
きず植生ができないという問題点を有していた。更に、
吸水性高分子は、法面等に施工した際に、紫外線や空気
中の酸素による劣化が激しく耐久性を有しないという問
題点を有していた。
【0004】また、上記従来の保水構造、保水工法は、
以下のような課題を有していた。1)のように保水材を
網状体やマット状体に固定した保水構造や保水工法は、
コンクリート擁壁面や岩盤,粘土質土壌等の低保水性の
法面に適用した場合は、保水材の配設されていない部分
では植生が出来ないため、網状体やマット状体、更にそ
の下部の低保水性の法面がそのまま残り、人工的な印象
を与え、周囲の自然環境との違和感を除くことができな
いという問題点を有していた。2)のように、土嚢を使
用する保水構造や保水工法は、コンクリート擁壁面や岩
盤等の法面が急斜面の場合は、施工が困難であるととも
に、施工後も土嚢の凹凸が生じるとともに土嚢の部分に
しか植生できないため、植生がまばらになるという問題
点を有していた。また、土嚢が変形したり、落下しやす
いため、耐久性に欠けるという問題点を有していた。
3)の保水構造,保水工法では、保水材に保持された水
分が伏流水として流出しやすいため、長期間にわたり植
生基盤層に十分な水分を供給することが困難であるとい
う問題点を有していた。また、水溶性の接着剤で保水剤
を法面に接着しているため、降雨量が多く大量の水分が
供給された場合に崩落し易いという問題点を有してい
た。
以下のような課題を有していた。1)のように保水材を
網状体やマット状体に固定した保水構造や保水工法は、
コンクリート擁壁面や岩盤,粘土質土壌等の低保水性の
法面に適用した場合は、保水材の配設されていない部分
では植生が出来ないため、網状体やマット状体、更にそ
の下部の低保水性の法面がそのまま残り、人工的な印象
を与え、周囲の自然環境との違和感を除くことができな
いという問題点を有していた。2)のように、土嚢を使
用する保水構造や保水工法は、コンクリート擁壁面や岩
盤等の法面が急斜面の場合は、施工が困難であるととも
に、施工後も土嚢の凹凸が生じるとともに土嚢の部分に
しか植生できないため、植生がまばらになるという問題
点を有していた。また、土嚢が変形したり、落下しやす
いため、耐久性に欠けるという問題点を有していた。
3)の保水構造,保水工法では、保水材に保持された水
分が伏流水として流出しやすいため、長期間にわたり植
生基盤層に十分な水分を供給することが困難であるとい
う問題点を有していた。また、水溶性の接着剤で保水剤
を法面に接着しているため、降雨量が多く大量の水分が
供給された場合に崩落し易いという問題点を有してい
た。
【0005】4)の保水構造、保水工法は、 a)土壌と吸水性高分子の保水材とは比重が大きく異な
るため、均一に混合することが困難であり、形成された
植生基盤層中に保水材が不均一に分布するという問題点
を有していた。 b)保水材が多い部分は水分の吸収量が多く、植物の根
部が保水材に接触すると根腐れを起こしたり、逆に根部
が保水材に接触していない場合は、植生基盤層中の水分
が奪われ、植物の根部に十分な水分が供給されず枯死さ
せるという問題点を有していた。 c)吸水性高分子は、水分の吸収につれて著しく体積が
膨張するため、植生基盤層にひび割れが生じたり、一部
が剥落したりするため、耐久性に欠けるという問題点を
有していた。 一方、5)のような透水性舗装は、透水性表層を透過し
た水は速やかに下部の非透水性の地盤上を流れていくた
めほとんど保水されず、透水性舗装部に隣接する植え込
みに十分な給水をすることができないという問題点を有
していた。特に夏期等は地温の上昇が大きかったり照り
返しがきついので、歩行者の快適性に欠けるという問題
点を有していた。
るため、均一に混合することが困難であり、形成された
植生基盤層中に保水材が不均一に分布するという問題点
を有していた。 b)保水材が多い部分は水分の吸収量が多く、植物の根
部が保水材に接触すると根腐れを起こしたり、逆に根部
が保水材に接触していない場合は、植生基盤層中の水分
が奪われ、植物の根部に十分な水分が供給されず枯死さ
せるという問題点を有していた。 c)吸水性高分子は、水分の吸収につれて著しく体積が
膨張するため、植生基盤層にひび割れが生じたり、一部
が剥落したりするため、耐久性に欠けるという問題点を
有していた。 一方、5)のような透水性舗装は、透水性表層を透過し
た水は速やかに下部の非透水性の地盤上を流れていくた
めほとんど保水されず、透水性舗装部に隣接する植え込
みに十分な給水をすることができないという問題点を有
していた。特に夏期等は地温の上昇が大きかったり照り
返しがきついので、歩行者の快適性に欠けるという問題
点を有していた。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、吸水性や保水性に優れるとともに過剰の水分を吸収
しないため植物に悪影響を与えず、吸水に伴う体積変化
がほとんどないため植生基盤層のひび割れ,破壊等を防
止でき、種々の用途に使用することのできるカプセル状
保水材の提供、及び透水性舗装の表層下での保水力を高
めたり、自然景観の保全性に優れ芝生から灌木等までの
種々の植物の植生が可能で耐久性に優れる法面,擁壁面
等の保水構造の提供、並びに経済的かつ少ない労力で施
工することができる法面,擁壁面等の保水工法の提供を
目的とする。
で、吸水性や保水性に優れるとともに過剰の水分を吸収
しないため植物に悪影響を与えず、吸水に伴う体積変化
がほとんどないため植生基盤層のひび割れ,破壊等を防
止でき、種々の用途に使用することのできるカプセル状
保水材の提供、及び透水性舗装の表層下での保水力を高
めたり、自然景観の保全性に優れ芝生から灌木等までの
種々の植物の植生が可能で耐久性に優れる法面,擁壁面
等の保水構造の提供、並びに経済的かつ少ない労力で施
工することができる法面,擁壁面等の保水工法の提供を
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るため、本発明は以下の構成を備えている。本発明の請
求項1に記載のカプセル状保水材は、多孔質の陶器,磁
器,セラミックス,セメント,発泡セメント,金属,石
膏,漆喰,石灰、ガラスや焼却灰,石炭灰等の化合物及
びそれらの焼結体、合成樹脂,不織布,紙の内1以上で
形成された定型の通水性収容体と、前記通水性収容体に
収容された保水体と、を備えた構成を有している。
るため、本発明は以下の構成を備えている。本発明の請
求項1に記載のカプセル状保水材は、多孔質の陶器,磁
器,セラミックス,セメント,発泡セメント,金属,石
膏,漆喰,石灰、ガラスや焼却灰,石炭灰等の化合物及
びそれらの焼結体、合成樹脂,不織布,紙の内1以上で
形成された定型の通水性収容体と、前記通水性収容体に
収容された保水体と、を備えた構成を有している。
【0008】この構成により、定型の通水性収容体に保
水体を収容しているので、保水体が吸水して膨張しても
形状変化がなく、各種の法面や擁壁面の土壌に分散させ
て使用した場合も法面や擁壁面に歪みや剥落等が生じる
のを防止できるという作用を有する。カプセル状保水材
を小型の粒状、筒状等に形成した場合は、土壌に混合し
植生基盤層を形成することにより、法面や擁壁面,道路
の中央分離帯等、さまざまな箇所の緑化や、プランター
等の保水に適用することができるという作用を有する。
また、比較的大型の筒状等に形成した場合は、予め適当
量の水分を吸収させておいて、各種の植物を植えた植木
鉢,プランター等の土に1乃至数個を差し込むだけで数
日から数十日間継続的に水分を供給することができるた
め、中長期の旅行等の際に、給水しなくても観葉植物等
を枯らすことなく対応することができるという作用を有
する。降雨の際は、雨水が通水性収容体を浸透して保水
体に給水を行うことができ植生への給水効率を高めるこ
とができる。従って、道路の街路樹や中央分離帯の植物
への給水作業の回数を大幅に削減できる。通水性収容体
が定型の容器状に形成されているので、保水体が膨潤し
ても周囲が容器の壁で囲まれているので、植生基盤層を
膨張させ亀裂を生じて植物の毛細根を切断し植生を妨げ
るという事故を防ぐことができる。
水体を収容しているので、保水体が吸水して膨張しても
形状変化がなく、各種の法面や擁壁面の土壌に分散させ
て使用した場合も法面や擁壁面に歪みや剥落等が生じる
のを防止できるという作用を有する。カプセル状保水材
を小型の粒状、筒状等に形成した場合は、土壌に混合し
植生基盤層を形成することにより、法面や擁壁面,道路
の中央分離帯等、さまざまな箇所の緑化や、プランター
等の保水に適用することができるという作用を有する。
また、比較的大型の筒状等に形成した場合は、予め適当
量の水分を吸収させておいて、各種の植物を植えた植木
鉢,プランター等の土に1乃至数個を差し込むだけで数
日から数十日間継続的に水分を供給することができるた
め、中長期の旅行等の際に、給水しなくても観葉植物等
を枯らすことなく対応することができるという作用を有
する。降雨の際は、雨水が通水性収容体を浸透して保水
体に給水を行うことができ植生への給水効率を高めるこ
とができる。従って、道路の街路樹や中央分離帯の植物
への給水作業の回数を大幅に削減できる。通水性収容体
が定型の容器状に形成されているので、保水体が膨潤し
ても周囲が容器の壁で囲まれているので、植生基盤層を
膨張させ亀裂を生じて植物の毛細根を切断し植生を妨げ
るという事故を防ぐことができる。
【0009】ここで、通水性収容体の形状としては、中
空の略球状,筒状,略立方体状等に形成することができ
る。いずれの形状の場合でも、分解密封可能な形状に形
成するか、一面開口状に形成し開口部を封止する蓋等を
別途使用してもよく、布帛等で通水性収容体を形成する
場合は、溶着,接着,縫着等により封止してもよい。分
解密封可能な容器状や蓋付容器状に形成した場合、容器
状の通水性収容体に保水体を収納した後に、該容器を密
封したり、蓋をしてカプセル状にして使用される。通水
性収容体は、擁壁面に0.1〜5mm,好ましくは0.
3mm〜3mm,さらに好ましくは0.5〜2mmの口
径を有する透水孔が形成されるのが好ましい。特に合成
樹脂製や金属等製の非透水性材料の場合は、該収容体の
大きさにもよるが、全表面積の30〜80%好ましくは
50〜65%形成される。雨水を吸収して保水する保水
効率と植生への給水効率を高めるためである。透水孔は
0.5mmよりも小さくなるにつれ保水効率や給水効率
が低下する傾向がある。但し、多孔質の陶器や磁器,セ
ラミックス、ガラス粒や焼却灰等の焼結体の場合はこの
限りではない。また、2mmよりも大きくなるにつれミ
ミズ等の小動物が侵入する傾向があるので好ましくな
い。陶器や磁器,セラミックス,焼結体は、原料に紙粉
やおから等の植物粉を混ぜて焼成することにより通水性
を変化させることができるので、施工場所や施工方法に
応じて最適な通水性を備えた通水性収容体を得ることが
できる。
空の略球状,筒状,略立方体状等に形成することができ
る。いずれの形状の場合でも、分解密封可能な形状に形
成するか、一面開口状に形成し開口部を封止する蓋等を
別途使用してもよく、布帛等で通水性収容体を形成する
場合は、溶着,接着,縫着等により封止してもよい。分
解密封可能な容器状や蓋付容器状に形成した場合、容器
状の通水性収容体に保水体を収納した後に、該容器を密
封したり、蓋をしてカプセル状にして使用される。通水
性収容体は、擁壁面に0.1〜5mm,好ましくは0.
3mm〜3mm,さらに好ましくは0.5〜2mmの口
径を有する透水孔が形成されるのが好ましい。特に合成
樹脂製や金属等製の非透水性材料の場合は、該収容体の
大きさにもよるが、全表面積の30〜80%好ましくは
50〜65%形成される。雨水を吸収して保水する保水
効率と植生への給水効率を高めるためである。透水孔は
0.5mmよりも小さくなるにつれ保水効率や給水効率
が低下する傾向がある。但し、多孔質の陶器や磁器,セ
ラミックス、ガラス粒や焼却灰等の焼結体の場合はこの
限りではない。また、2mmよりも大きくなるにつれミ
ミズ等の小動物が侵入する傾向があるので好ましくな
い。陶器や磁器,セラミックス,焼結体は、原料に紙粉
やおから等の植物粉を混ぜて焼成することにより通水性
を変化させることができるので、施工場所や施工方法に
応じて最適な通水性を備えた通水性収容体を得ることが
できる。
【0010】カプセル状保水材を土壌に分散させて植生
基盤材とし、法面や擁壁面の緑化に使用する場合、通水
性収容体の形状としては、最大径が3mm〜100m
m,好ましくは5mm〜50mmの略球状,略俵形状,
略立方体状,略直方体状等のものが使用される。最大径
が5mmより小さくなるにつれ、製造や該収容体への所
定量の保水体の収容が困難になる傾向が見られ、50m
mより大きくなるにつれ、土壌との混合が困難になる傾
向が見られるのでいずれも好ましくない。最大径が3m
mより小さくなるか、50mmより大きくなると上記傾
向が著しくなるので、さらに好ましくない。また、カプ
セル状保水材を略円筒状や略円盤状等に形成する場合
は、長さ(厚み)、外径が3mm〜100mm前後のも
のが好適に使用される。長さ,外径がそれぞれ3mmよ
り小さくなると、製造や該収容体への所定量の保水体の
収容が困難になるとともに、カプセル状保水材1個あた
りの保水量が限られる傾向が見られ、長さ(厚み)が1
00mmより長くなるか、外径が15mmより大きくな
るにつれ、土壌との混合が困難になる傾向が見られるの
で、いずれも好ましくない。植木鉢やプランター等の土
に差し込んで使用する場合は、長さが5cm〜50c
m,好ましくは10cm〜30cm、外径は1cm〜1
0cm,好ましくは2〜8cm前後の筒状のものが好適
に使用される。十分な保水量が確保されるとともに、土
中への差し込みや交換が容易なためである。
基盤材とし、法面や擁壁面の緑化に使用する場合、通水
性収容体の形状としては、最大径が3mm〜100m
m,好ましくは5mm〜50mmの略球状,略俵形状,
略立方体状,略直方体状等のものが使用される。最大径
が5mmより小さくなるにつれ、製造や該収容体への所
定量の保水体の収容が困難になる傾向が見られ、50m
mより大きくなるにつれ、土壌との混合が困難になる傾
向が見られるのでいずれも好ましくない。最大径が3m
mより小さくなるか、50mmより大きくなると上記傾
向が著しくなるので、さらに好ましくない。また、カプ
セル状保水材を略円筒状や略円盤状等に形成する場合
は、長さ(厚み)、外径が3mm〜100mm前後のも
のが好適に使用される。長さ,外径がそれぞれ3mmよ
り小さくなると、製造や該収容体への所定量の保水体の
収容が困難になるとともに、カプセル状保水材1個あた
りの保水量が限られる傾向が見られ、長さ(厚み)が1
00mmより長くなるか、外径が15mmより大きくな
るにつれ、土壌との混合が困難になる傾向が見られるの
で、いずれも好ましくない。植木鉢やプランター等の土
に差し込んで使用する場合は、長さが5cm〜50c
m,好ましくは10cm〜30cm、外径は1cm〜1
0cm,好ましくは2〜8cm前後の筒状のものが好適
に使用される。十分な保水量が確保されるとともに、土
中への差し込みや交換が容易なためである。
【0011】請求項2に記載のカプセル状保水材は、請
求項1において、前記保水体が、シリカゲル,アルミ
ナ,ゼオライト,セラミックス,炭等の無機多孔質体、
ポリウレタンフォーム,ビスコースフォーム,ナイロン
フォーム,発泡フェノール樹脂,発泡ユリヤ樹脂等の連
続気泡の発泡合成樹脂や海綿,セルロース,各種繊維等
の有機多孔質体、澱粉,寒天,カラギーナン,アルギ
ン,アルギン酸及びその誘導体,キサンタンガム,グア
ーガム,サイリウムシードガム等の天然高分子、澱粉−
アクリロニトリルグラフト共重合体加水分解物,セルロ
ース−アクリロニトリルグラフト共重合体加水分解物の
単量体と架橋剤との共重合体,架橋ポリアクリルアミド
及びその加水分解物、架橋スルホン化ポリエチレン,架
橋ボパール,架橋ビニルエステル−不飽和カルボン酸共
重合体ケン化物,架橋ポリアクリル酸塩及びアクリル酸
−アクリル酸エステル共重合体,架橋イソブチレン−無
水マレイン酸共重合体,架橋ポリエチレンオキシド,架
橋澱粉,架橋カルボキシメチルセルロース,架橋ポリビ
ニルアルコール,ポリアクリル酸共重合体,自己架橋型
ポリアクリル酸等の吸水性高分子、の内1以上からなる
構成を備えている。
求項1において、前記保水体が、シリカゲル,アルミ
ナ,ゼオライト,セラミックス,炭等の無機多孔質体、
ポリウレタンフォーム,ビスコースフォーム,ナイロン
フォーム,発泡フェノール樹脂,発泡ユリヤ樹脂等の連
続気泡の発泡合成樹脂や海綿,セルロース,各種繊維等
の有機多孔質体、澱粉,寒天,カラギーナン,アルギ
ン,アルギン酸及びその誘導体,キサンタンガム,グア
ーガム,サイリウムシードガム等の天然高分子、澱粉−
アクリロニトリルグラフト共重合体加水分解物,セルロ
ース−アクリロニトリルグラフト共重合体加水分解物の
単量体と架橋剤との共重合体,架橋ポリアクリルアミド
及びその加水分解物、架橋スルホン化ポリエチレン,架
橋ボパール,架橋ビニルエステル−不飽和カルボン酸共
重合体ケン化物,架橋ポリアクリル酸塩及びアクリル酸
−アクリル酸エステル共重合体,架橋イソブチレン−無
水マレイン酸共重合体,架橋ポリエチレンオキシド,架
橋澱粉,架橋カルボキシメチルセルロース,架橋ポリビ
ニルアルコール,ポリアクリル酸共重合体,自己架橋型
ポリアクリル酸等の吸水性高分子、の内1以上からなる
構成を備えている。
【0012】この構成により、保水体を適宜選択するこ
とにより吸水性や保水性を調節できるとともに,水分の
放出速度で給水性を適宜調節することができるため、法
面や擁壁面等の状態や植生基盤層,植生植物等に応じて
最適な植生を行うことができるという作用を有する。シ
リカゲル,アルミナ,ゼオライト,セラミック粉,炭等
の無機多孔質体を使用した場合は水分の出入りに伴う形
状の変化がないので、耐久性に優れるという作用を有す
る。ウレタンフォーム,ビスコースフォーム,ナイロン
フォーム,発泡フェノール樹脂,発泡ユリア樹脂等の連
続気泡の発泡合成樹脂や海綿,セルロース等の有機多孔
質体を使用した場合は速やかな水分の吸収排出ができる
という作用を有する。澱粉,寒天,カラギーナン,アル
ギン,アルギン酸及びその誘導体,キサンタンガム,グ
アーガム,サイリウムシードガム等の天然高分子は取り
扱いが容易で大量の水分を保持することができるという
作用を有する。
とにより吸水性や保水性を調節できるとともに,水分の
放出速度で給水性を適宜調節することができるため、法
面や擁壁面等の状態や植生基盤層,植生植物等に応じて
最適な植生を行うことができるという作用を有する。シ
リカゲル,アルミナ,ゼオライト,セラミック粉,炭等
の無機多孔質体を使用した場合は水分の出入りに伴う形
状の変化がないので、耐久性に優れるという作用を有す
る。ウレタンフォーム,ビスコースフォーム,ナイロン
フォーム,発泡フェノール樹脂,発泡ユリア樹脂等の連
続気泡の発泡合成樹脂や海綿,セルロース等の有機多孔
質体を使用した場合は速やかな水分の吸収排出ができる
という作用を有する。澱粉,寒天,カラギーナン,アル
ギン,アルギン酸及びその誘導体,キサンタンガム,グ
アーガム,サイリウムシードガム等の天然高分子は取り
扱いが容易で大量の水分を保持することができるという
作用を有する。
【0013】吸水性高分子を使用した場合は、乾燥時自
重の100倍〜1500倍程度の水を保持でき、少量の
吸水性高分子で大きな保水量を確保できるという作用を
有する。また、通水性収容体が定型に形成され、その内
容積が吸水性高分子の吸水量の略上限となるため、吸水
性高分子が水分を過剰に吸収することを防止でき、植物
の根部に必要な水分までも奪い取ったり、植物に十分な
水分が供給されずに枯死してしまうことを防止できると
いう作用を有する。吸水性高分子が水分を吸収しても、
カプセル状保水材はほとんど膨張しないため、混合した
植生基盤層にヒビが生じたり剥落したりすることを防止
できるという作用を有する。保水体が連続気泡の発泡合
成樹脂や有機多孔質体、吸水性高分子からなる場合で
も、通水性収容体に収容されているので、法面等に施工
されても紫外線による劣化を防止でき、耐久性を著しく
向上できる。
重の100倍〜1500倍程度の水を保持でき、少量の
吸水性高分子で大きな保水量を確保できるという作用を
有する。また、通水性収容体が定型に形成され、その内
容積が吸水性高分子の吸水量の略上限となるため、吸水
性高分子が水分を過剰に吸収することを防止でき、植物
の根部に必要な水分までも奪い取ったり、植物に十分な
水分が供給されずに枯死してしまうことを防止できると
いう作用を有する。吸水性高分子が水分を吸収しても、
カプセル状保水材はほとんど膨張しないため、混合した
植生基盤層にヒビが生じたり剥落したりすることを防止
できるという作用を有する。保水体が連続気泡の発泡合
成樹脂や有機多孔質体、吸水性高分子からなる場合で
も、通水性収容体に収容されているので、法面等に施工
されても紫外線による劣化を防止でき、耐久性を著しく
向上できる。
【0014】ここで、吸水性高分子の形状としては、特
に制限はなく、粉末状,粒子状,フレーク状,繊維状の
いずれの形状であってもよい。吸水性高分子の量として
は、通水性収容体の内容積の0.02%〜5%,好まし
くは0.03%〜3%,更に好ましくは0.05%〜2
%に設定される。吸水性高分子の量が0.05%より少
なくなるにつれ、吸水により膨潤しても十分な吸水量が
確保できなくなる傾向が見られ、2%より多くなるにつ
れ、膨潤した吸水性高分子がその最大限の吸水能力に達
する前に通水性収容体を満たしてしまい、吸水能力を使
い切らず、むだになるとともに、吸水性高分子がさらに
水分を吸収しようとして通水性収容体に過大な内圧がか
かり変形や破損等が起きやすくなる傾向が見られるので
いずれも好ましくない。また、0.03%より小さくな
るか3%より大きくなると、吸水性高分子の種類にもよ
るが上記の傾向が著しくなり、0.02%より小さくな
るか5%より大きくなると上記の傾向が更に著しくなる
ので、いずれも好ましくない。
に制限はなく、粉末状,粒子状,フレーク状,繊維状の
いずれの形状であってもよい。吸水性高分子の量として
は、通水性収容体の内容積の0.02%〜5%,好まし
くは0.03%〜3%,更に好ましくは0.05%〜2
%に設定される。吸水性高分子の量が0.05%より少
なくなるにつれ、吸水により膨潤しても十分な吸水量が
確保できなくなる傾向が見られ、2%より多くなるにつ
れ、膨潤した吸水性高分子がその最大限の吸水能力に達
する前に通水性収容体を満たしてしまい、吸水能力を使
い切らず、むだになるとともに、吸水性高分子がさらに
水分を吸収しようとして通水性収容体に過大な内圧がか
かり変形や破損等が起きやすくなる傾向が見られるので
いずれも好ましくない。また、0.03%より小さくな
るか3%より大きくなると、吸水性高分子の種類にもよ
るが上記の傾向が著しくなり、0.02%より小さくな
るか5%より大きくなると上記の傾向が更に著しくなる
ので、いずれも好ましくない。
【0015】請求項3に記載のカプセル状保水材は、請
求項1又は2において、前記保水体が、径が20μm〜
100mm好ましくは30μm〜50mmの粒子状又は
繊維状に形成されている構成を有している。この構成に
より、吸水性,水分放出性の両方に優れるとともに、保
水体の酸化等による分解を低く抑えることができるとい
う作用を有する。また、保水体自体が微細孔や膨潤によ
り水分を保持できるとともに保水体同士の間でも毛細管
現象により水分を保持することができるので、保水量を
大きくすることができるという作用を有する。ここで、
保水体の径は、種類によって異なるが20μm〜100
mm好ましくは30μm〜50mmのものが好適に用い
られる。30μmよりも小さくなるにつれカプセル状保
水材等への充填等の際の取り扱い性に欠ける傾向が現れ
だし、50mmより大きくなるにつれ単位重量当たりの
保水量が小さくなる傾向が現れだすのでいずれも好まし
くない。20μmより小さくなるか100mmよりも大
きくなるにつれ上記の傾向が著しくなるので更に好まし
くない。
求項1又は2において、前記保水体が、径が20μm〜
100mm好ましくは30μm〜50mmの粒子状又は
繊維状に形成されている構成を有している。この構成に
より、吸水性,水分放出性の両方に優れるとともに、保
水体の酸化等による分解を低く抑えることができるとい
う作用を有する。また、保水体自体が微細孔や膨潤によ
り水分を保持できるとともに保水体同士の間でも毛細管
現象により水分を保持することができるので、保水量を
大きくすることができるという作用を有する。ここで、
保水体の径は、種類によって異なるが20μm〜100
mm好ましくは30μm〜50mmのものが好適に用い
られる。30μmよりも小さくなるにつれカプセル状保
水材等への充填等の際の取り扱い性に欠ける傾向が現れ
だし、50mmより大きくなるにつれ単位重量当たりの
保水量が小さくなる傾向が現れだすのでいずれも好まし
くない。20μmより小さくなるか100mmよりも大
きくなるにつれ上記の傾向が著しくなるので更に好まし
くない。
【0016】請求項4に記載の保水構造は、a)切取地
盤や埋立地盤に形成されたコンクリート,モルタル,ブ
ロック,岩盤,粘土質等の低保水性の法面や擁壁面と、
b)前記法面や前記擁壁面上に、土壌と,前記土壌中に
分散された請求項1又乃至3の内いずれか1項に記載の
カプセル状保水材とを有する植生基盤材を敷き均して形
成された植生基盤層と、を備えた構成を有している。
盤や埋立地盤に形成されたコンクリート,モルタル,ブ
ロック,岩盤,粘土質等の低保水性の法面や擁壁面と、
b)前記法面や前記擁壁面上に、土壌と,前記土壌中に
分散された請求項1又乃至3の内いずれか1項に記載の
カプセル状保水材とを有する植生基盤材を敷き均して形
成された植生基盤層と、を備えた構成を有している。
【0017】この構成により、植生基盤層が土壌を有し
ているので、周囲の自然環境となじみやすく違和感を与
えず、環境保全性に優れるという作用を有する。カプセ
ル状保水材を有する植生基盤材で植生基盤層を形成して
いるので、降雨時に水分を吸収し、非降雨時に土壌が乾
燥するにつれて、通水性収容体の孔部から蒸気として水
分を供給し土壌空隙で凝縮水として植物に給水すること
ができ、植生植物の枯死を防止できるという作用を有す
る。直接カプセル状保水材から植生植物の根部に大量の
水分が急激に供給されず、根が水没したりするのも防止
できるため、根腐れも防止できるという作用を有する。
ているので、周囲の自然環境となじみやすく違和感を与
えず、環境保全性に優れるという作用を有する。カプセ
ル状保水材を有する植生基盤材で植生基盤層を形成して
いるので、降雨時に水分を吸収し、非降雨時に土壌が乾
燥するにつれて、通水性収容体の孔部から蒸気として水
分を供給し土壌空隙で凝縮水として植物に給水すること
ができ、植生植物の枯死を防止できるという作用を有す
る。直接カプセル状保水材から植生植物の根部に大量の
水分が急激に供給されず、根が水没したりするのも防止
できるため、根腐れも防止できるという作用を有する。
【0018】ここで、植生基盤材は土壌とカプセル状保
水材で形成される。尚、土壌の他に肥料,芝やヨモギ,
バーク,パーム等の植生種子等を予め混合しておくと、
形成された植生基盤層に別途播種が不要で植物の生育が
良好なため好ましい。また、法面や擁壁面等の斜度が大
きく植生基盤層の剥落が起きやすい等の場合は、必要に
応じて少量の硫酸カルシウム,セメント,水砕スラグ等
の無機系の固結剤やエポキシ系やウレタン系の接着剤、
高分子粘着材等を植生基盤層の表面に吹きつける等して
展着し固定するか、予め乾燥粉末や溶液状にして前述の
混合物中に混和しておいてもよい。植生基盤層の厚みと
しては、組成や,粘着材の種類,植生する植物の根の張
り方や背の高さ,斜度等にもよるが、1cm〜20c
m,好ましくは2cm〜15cmの厚みに形成される。
ここで、2cmより薄くなるにつれ、植物が十分に根を
張ることが困難であるとともに太陽熱により地熱上昇が
著しくなるため植生に適さなくなる傾向が見られ、15
cmより厚くなるにつれ、剥落しやすくなる傾向が見ら
れるためいずれも好ましくない。1cmより薄くなる
か、20cmより厚くなるにつれ上記傾向が著しくなる
のでさらに好ましくない。なお、ツツジ,サツキ等の灌
木やツタ,カズラ等を植生する場合は、種子を混合する
代わりに苗木を植生する。植生基盤材中のカプセル状保
水材は法面や擁壁面の状態,植生植物,気象条件等にも
よるが、植生基盤材に対し、0.1vol%〜65vo
l%の混合率で土壌に混合され均一に分散される。カプ
セル状保水材の混合率が0.1vol%より少なくなる
につれ、植物に十分に水分を供給することが困難になる
傾向が見られ、65vol%より多くなるにつれ、過剰
の水分が供給されるとともに土壌分が少なくなるため植
物の生育に悪影響をもたらす傾向が見られるのでいずれ
も好ましくない。
水材で形成される。尚、土壌の他に肥料,芝やヨモギ,
バーク,パーム等の植生種子等を予め混合しておくと、
形成された植生基盤層に別途播種が不要で植物の生育が
良好なため好ましい。また、法面や擁壁面等の斜度が大
きく植生基盤層の剥落が起きやすい等の場合は、必要に
応じて少量の硫酸カルシウム,セメント,水砕スラグ等
の無機系の固結剤やエポキシ系やウレタン系の接着剤、
高分子粘着材等を植生基盤層の表面に吹きつける等して
展着し固定するか、予め乾燥粉末や溶液状にして前述の
混合物中に混和しておいてもよい。植生基盤層の厚みと
しては、組成や,粘着材の種類,植生する植物の根の張
り方や背の高さ,斜度等にもよるが、1cm〜20c
m,好ましくは2cm〜15cmの厚みに形成される。
ここで、2cmより薄くなるにつれ、植物が十分に根を
張ることが困難であるとともに太陽熱により地熱上昇が
著しくなるため植生に適さなくなる傾向が見られ、15
cmより厚くなるにつれ、剥落しやすくなる傾向が見ら
れるためいずれも好ましくない。1cmより薄くなる
か、20cmより厚くなるにつれ上記傾向が著しくなる
のでさらに好ましくない。なお、ツツジ,サツキ等の灌
木やツタ,カズラ等を植生する場合は、種子を混合する
代わりに苗木を植生する。植生基盤材中のカプセル状保
水材は法面や擁壁面の状態,植生植物,気象条件等にも
よるが、植生基盤材に対し、0.1vol%〜65vo
l%の混合率で土壌に混合され均一に分散される。カプ
セル状保水材の混合率が0.1vol%より少なくなる
につれ、植物に十分に水分を供給することが困難になる
傾向が見られ、65vol%より多くなるにつれ、過剰
の水分が供給されるとともに土壌分が少なくなるため植
物の生育に悪影響をもたらす傾向が見られるのでいずれ
も好ましくない。
【0019】請求項5に記載の保水構造は、請求項4に
おいて、a)前記低保水性の法面や擁壁面と前記植生基
盤層との間に敷設された帯状,シート状,マット状,網
状等に形成された布帛,海綿,前記連続気泡の発泡合成
樹脂等製の給水材及び/又は、b)開口端部が前記植生
基盤層に接し他端が前記低保水性の法面や擁壁面に埋設
された表面に多数の貫通孔部を有し内部に前記給水材が
充填された杭状体と、を備えた構成を有している。
おいて、a)前記低保水性の法面や擁壁面と前記植生基
盤層との間に敷設された帯状,シート状,マット状,網
状等に形成された布帛,海綿,前記連続気泡の発泡合成
樹脂等製の給水材及び/又は、b)開口端部が前記植生
基盤層に接し他端が前記低保水性の法面や擁壁面に埋設
された表面に多数の貫通孔部を有し内部に前記給水材が
充填された杭状体と、を備えた構成を有している。
【0020】この構成により、給水材からも植生基盤層
に水分を供給する事ができ、カプセル状保水材での水分
供給が不十分な場合等でも対応し、十分な水分を供給す
ることができるという作用を有する。杭状体を使用した
場合は法面等の深部の地下水を表面張力で効率的に植生
基盤層に給水することができるという作用を有する。こ
こで、給水材としては、織布や不織布からなる布帛等が
使用される。また、吸水性高分子を収容した袋体等も使
用することができる。杭状体としては、コンクリート
製,素焼きの陶器製,金属製等の筒内に上述の給水材を
収容したもの等が使用される。
に水分を供給する事ができ、カプセル状保水材での水分
供給が不十分な場合等でも対応し、十分な水分を供給す
ることができるという作用を有する。杭状体を使用した
場合は法面等の深部の地下水を表面張力で効率的に植生
基盤層に給水することができるという作用を有する。こ
こで、給水材としては、織布や不織布からなる布帛等が
使用される。また、吸水性高分子を収容した袋体等も使
用することができる。杭状体としては、コンクリート
製,素焼きの陶器製,金属製等の筒内に上述の給水材を
収容したもの等が使用される。
【0021】請求項6に記載の保水構造は、切取地盤や
埋立地盤と、前記切取地盤や前記埋立地盤に埋め込まれ
た1以上の凹部を備えた不織布製や多孔質合成樹脂製,
紙製の植生容器体と、前記植生容器体に収容された請求
項4に記載の植生基盤材と、を備えた構成を有してい
る。この構成により、多孔質合成樹脂や不織布等で植生
容器体を形成し、植生容器体の外へは根が伸長しないの
で、植生植物の成長を抑制し適当な大きさで止めておく
ことができるとともに、植生植物に有害な雑草の成長も
抑制できるので、法面が見苦しくならず、除草作業も軽
減化できるという作用を有する。植生容器体を切取地盤
に埋め込み、切取地盤を押さえることができるため切取
地盤の崩落も効果的に防止できるという作用を有する。
ここで、植生容器体としては、熱可塑性を有する厚手の
不織布や多孔質合成樹脂シートを金型で加熱成形したも
のや合成紙等を成形したものが好適に使用される。植生
容器体の形状は特に限定するものではないが、成形時に
複数の小型容器が互いに上端部で連結されるように3〜
6角筒状,略円筒状等に形成する事が好ましい。個々の
植生容器体の寸法は、必要な植生植物の成長抑制の度合
い、雑草の成長性等に応じて適宜設定される。
埋立地盤と、前記切取地盤や前記埋立地盤に埋め込まれ
た1以上の凹部を備えた不織布製や多孔質合成樹脂製,
紙製の植生容器体と、前記植生容器体に収容された請求
項4に記載の植生基盤材と、を備えた構成を有してい
る。この構成により、多孔質合成樹脂や不織布等で植生
容器体を形成し、植生容器体の外へは根が伸長しないの
で、植生植物の成長を抑制し適当な大きさで止めておく
ことができるとともに、植生植物に有害な雑草の成長も
抑制できるので、法面が見苦しくならず、除草作業も軽
減化できるという作用を有する。植生容器体を切取地盤
に埋め込み、切取地盤を押さえることができるため切取
地盤の崩落も効果的に防止できるという作用を有する。
ここで、植生容器体としては、熱可塑性を有する厚手の
不織布や多孔質合成樹脂シートを金型で加熱成形したも
のや合成紙等を成形したものが好適に使用される。植生
容器体の形状は特に限定するものではないが、成形時に
複数の小型容器が互いに上端部で連結されるように3〜
6角筒状,略円筒状等に形成する事が好ましい。個々の
植生容器体の寸法は、必要な植生植物の成長抑制の度合
い、雑草の成長性等に応じて適宜設定される。
【0022】請求項7に記載の保水構造は、硬質地盤,
コンクリート,モルタル等の低保水性の地盤と、前記地
盤上に形成された請求項1乃至3の内いずれか1項に記
載のカプセル状保水材と,骨材と,を有する保水性層
と、前記保水性層上に,少なくとも骨材と前記骨材を結
合する結合剤とを有して形成された透水性表層と、を備
えた構成を有している。
コンクリート,モルタル等の低保水性の地盤と、前記地
盤上に形成された請求項1乃至3の内いずれか1項に記
載のカプセル状保水材と,骨材と,を有する保水性層
と、前記保水性層上に,少なくとも骨材と前記骨材を結
合する結合剤とを有して形成された透水性表層と、を備
えた構成を有している。
【0023】この構成により、透水性表層を備えている
ので、雨水が表面に溜まったり、排水口へ集中してあふ
れることを防止できるという作用を有する。一端透水性
表層を通過した水分が保水性層のカプセル状保水材に保
持され、太陽光で透水性表層の温度が上昇すると水分が
カプセル状保水材から蒸発し、透水性舗装部に隣接する
植え込みに水分を供給できるとともに気化熱を奪うた
め、乾期の日照により地熱が上昇しすぎることを防止で
きるという作用を有する。ここで、カプセル状保水材と
混合する骨材は、カプセル状保水材と略同径の大きさの
ものであればよく、砂利,割り石,砂等の天然骨材、ガ
ラス粒,破砕スラグ等の人工骨材等が好適に使用され
る。透水性表層からの荷重を分散し、カプセル状保水材
のへたり、破損等を防止することができるからである。
透水性表層としては、比較的大粒径(3mm〜40m
m)の骨材と、比較的小径(0.1〜3mm)の骨材の
混合物を、少量の結合剤で結合したものが好適に使用さ
れる。結合剤としては、コンクリート,アスファルト,
エポキシ系接着剤,ウレタン系接着剤等が使用され、適
用場面で十分な強度や耐久性を得られるように適宜選択
される。
ので、雨水が表面に溜まったり、排水口へ集中してあふ
れることを防止できるという作用を有する。一端透水性
表層を通過した水分が保水性層のカプセル状保水材に保
持され、太陽光で透水性表層の温度が上昇すると水分が
カプセル状保水材から蒸発し、透水性舗装部に隣接する
植え込みに水分を供給できるとともに気化熱を奪うた
め、乾期の日照により地熱が上昇しすぎることを防止で
きるという作用を有する。ここで、カプセル状保水材と
混合する骨材は、カプセル状保水材と略同径の大きさの
ものであればよく、砂利,割り石,砂等の天然骨材、ガ
ラス粒,破砕スラグ等の人工骨材等が好適に使用され
る。透水性表層からの荷重を分散し、カプセル状保水材
のへたり、破損等を防止することができるからである。
透水性表層としては、比較的大粒径(3mm〜40m
m)の骨材と、比較的小径(0.1〜3mm)の骨材の
混合物を、少量の結合剤で結合したものが好適に使用さ
れる。結合剤としては、コンクリート,アスファルト,
エポキシ系接着剤,ウレタン系接着剤等が使用され、適
用場面で十分な強度や耐久性を得られるように適宜選択
される。
【0024】請求項8に記載の保水工法は、請求項4に
記載の植生基盤材を形成する植生基盤材形成工程と、前
記工程で形成された前記植生基盤材を低保水性の法面や
擁壁面に展着して植生基盤層を形成する植生基盤層形成
工程と、を備えた構成を有している。
記載の植生基盤材を形成する植生基盤材形成工程と、前
記工程で形成された前記植生基盤材を低保水性の法面や
擁壁面に展着して植生基盤層を形成する植生基盤層形成
工程と、を備えた構成を有している。
【0025】この構成により、カプセル状保水材が均一
に分散した植生基盤層を容易に形成することができると
いう作用を有する。ここで、植生基盤層形成工程は、植
生基盤材を吹きつけるたね吹きつけ工(ガン、ポンプ使
用、二層吹きつけ:溝切客土併用)、マット内に土壌等
とカプセル状保水材を混入したものを敷設する植生マッ
ト工、植生基盤材を法面等に盛土する筋芝工・植生筋土
・植生盤工・植生穴工により行われる。植生基盤層の形
成は植生基盤材にカプセル状保水材を混合するだけなの
で、作業が容易で作業工数を減らすことができるととも
に、労力も軽減でき作業性に優れるという作用を有す
る。なお、法面や擁壁面の傾斜が緩い場合や、施工面積
が狭い場合等は、植生基盤材を塗布したり、流し込み等
することにより植生基盤層を形成してもよい。
に分散した植生基盤層を容易に形成することができると
いう作用を有する。ここで、植生基盤層形成工程は、植
生基盤材を吹きつけるたね吹きつけ工(ガン、ポンプ使
用、二層吹きつけ:溝切客土併用)、マット内に土壌等
とカプセル状保水材を混入したものを敷設する植生マッ
ト工、植生基盤材を法面等に盛土する筋芝工・植生筋土
・植生盤工・植生穴工により行われる。植生基盤層の形
成は植生基盤材にカプセル状保水材を混合するだけなの
で、作業が容易で作業工数を減らすことができるととも
に、労力も軽減でき作業性に優れるという作用を有す
る。なお、法面や擁壁面の傾斜が緩い場合や、施工面積
が狭い場合等は、植生基盤材を塗布したり、流し込み等
することにより植生基盤層を形成してもよい。
【0026】請求項9に記載の保水工法は、請求項8に
記載の保水工法において、前記植生基盤層形成工程の前
工程として、前記低保水性の法面や擁壁面に,内部に前
記給水材を充填した請求項5に記載の前記杭状体の開口
端部を前記植生基盤層に露出させて埋設する埋設工程
と、及び/又は請求項5に記載のシート状,マット状,
網状等に形成された前記給水材を敷設する敷設工程と、
前記敷設工程で敷設された前記給水材を法面や擁壁面上
に固定する固定工程と、を備えた構成を有している。
記載の保水工法において、前記植生基盤層形成工程の前
工程として、前記低保水性の法面や擁壁面に,内部に前
記給水材を充填した請求項5に記載の前記杭状体の開口
端部を前記植生基盤層に露出させて埋設する埋設工程
と、及び/又は請求項5に記載のシート状,マット状,
網状等に形成された前記給水材を敷設する敷設工程と、
前記敷設工程で敷設された前記給水材を法面や擁壁面上
に固定する固定工程と、を備えた構成を有している。
【0027】この構成により、請求項8に記載の保水工
法の作用に加え、シート状,マット状,網状等に形成さ
れた給水材から、植生基盤層に効果的に給水できる保水
構造を少ない作業工数で施工することができるという作
用を有する。敷設されたシート状乃至マット状の給水材
を固定する固定工程を備えているので、給水材が法面や
擁壁面からずり落ちたりすることを防止できるととも
に、植生基盤層が変形したり、破壊されることを防止で
きるという作用を有する。給水材を充填した杭状体を開
口端部を植生基盤層に露出し他端部が低保水性の法面等
に埋設されているので、杭状体に貫設された多数の孔部
から地下水を吸収し、その吸水された水を表面張力で植
生基盤層に供給することができるという作用を有する。
法の作用に加え、シート状,マット状,網状等に形成さ
れた給水材から、植生基盤層に効果的に給水できる保水
構造を少ない作業工数で施工することができるという作
用を有する。敷設されたシート状乃至マット状の給水材
を固定する固定工程を備えているので、給水材が法面や
擁壁面からずり落ちたりすることを防止できるととも
に、植生基盤層が変形したり、破壊されることを防止で
きるという作用を有する。給水材を充填した杭状体を開
口端部を植生基盤層に露出し他端部が低保水性の法面等
に埋設されているので、杭状体に貫設された多数の孔部
から地下水を吸収し、その吸水された水を表面張力で植
生基盤層に供給することができるという作用を有する。
【0028】請求項10に記載の保水工法は、請求項4
に記載の植生基盤材形成工程と、前記切取地盤や前記埋
立地盤に請求項6に記載の植生容器体を埋込む埋込み工
程と、前記埋込み工程で埋込まれた前記植生容器体内に
前記植生基盤材形成工程で得られた植生基盤材を収容す
る収容工程と、を備えた構成を有している。この構成に
より、簡単な施工により切取地盤の保護と、適度な緑化
を行うてことができるという作用を有する。ここで、埋
め込み工程としては、切取地盤(や盛土地盤)に植生容
器体と同形の押し型を打ち込み予め凹部を形成してお
き、その中に植生容器体を嵌入するとより容易に埋め込
みを行うことができる。
に記載の植生基盤材形成工程と、前記切取地盤や前記埋
立地盤に請求項6に記載の植生容器体を埋込む埋込み工
程と、前記埋込み工程で埋込まれた前記植生容器体内に
前記植生基盤材形成工程で得られた植生基盤材を収容す
る収容工程と、を備えた構成を有している。この構成に
より、簡単な施工により切取地盤の保護と、適度な緑化
を行うてことができるという作用を有する。ここで、埋
め込み工程としては、切取地盤(や盛土地盤)に植生容
器体と同形の押し型を打ち込み予め凹部を形成してお
き、その中に植生容器体を嵌入するとより容易に埋め込
みを行うことができる。
【0029】請求項11に記載の保水工法は、硬質地
盤,コンクリート,モルタル等の低保水性の地盤上に、
請求項1乃至3の内いずれか1項に記載のカプセル状保
水材と,骨材との混合物を敷設し保水性層を形成する保
水性層形成工程と、前記保水性層形成工程で形成された
保水性層上に、骨材と前記骨材を結合する結合剤との混
合物を敷設し透水性表層を形成する透水性表層形成工程
と、を備えた構成を有している。
盤,コンクリート,モルタル等の低保水性の地盤上に、
請求項1乃至3の内いずれか1項に記載のカプセル状保
水材と,骨材との混合物を敷設し保水性層を形成する保
水性層形成工程と、前記保水性層形成工程で形成された
保水性層上に、骨材と前記骨材を結合する結合剤との混
合物を敷設し透水性表層を形成する透水性表層形成工程
と、を備えた構成を有している。
【0030】この構成により、カプセル状保水材の敷
設、骨材と結合剤の混合物を敷設という容易な施工によ
り、透水性表層下での適度の保水性を有する透水性舗装
を得ることができるという作用を有する。ここで、保水
性層形成工程としては、カプセル状保水材と、略同径の
骨材の混合物を低保水性の地盤に敷設し、表面をレーキ
等で均す。さらに結合剤と混合した骨材を保水性層上に
広げて硬化させることにより透水性表層が形成される。
設、骨材と結合剤の混合物を敷設という容易な施工によ
り、透水性表層下での適度の保水性を有する透水性舗装
を得ることができるという作用を有する。ここで、保水
性層形成工程としては、カプセル状保水材と、略同径の
骨材の混合物を低保水性の地盤に敷設し、表面をレーキ
等で均す。さらに結合剤と混合した骨材を保水性層上に
広げて硬化させることにより透水性表層が形成される。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しながら詳細に説明する。 (実施の形態1)図1(a)は実施の形態1の略球形状
に形成されたカプセル状保水材の外観斜視図であり、図
1(b)は略円筒形状に形成されたカプセル状保水材の
外観斜視図であり、図1(c)は略立方体状に形成され
たカプセル状保水材の外観斜視図であり、図1(d)は
袋状に形成されたカプセル状保水材の外観斜視図であ
る。図1(a)乃至図1(c)において、1aは通水性
収容体が多孔質で口径約0.5mmの透水孔が全表面積
の10%形成された透水性の素焼きの陶器、口径約0.
8mmの透水孔が全表面積の35%形成されたセラミッ
クス、発泡セメント、発泡合成樹脂等で形成され、嵌
合,噛合等により略中央で2分割できる略球形状のカプ
セル状保水材、1bは通水性収容体が1aと同様の材質
で、長さ,外径が3mm〜100mmの一面開口で開口
部にキャップ等を嵌着して封止する略円筒形状に形成さ
れたカプセル状保水材、1cは通水性収容体が一辺が3
mm〜100mmに形成された一面開口で略直方体状の
カプセル状保水材である。図1(d)において、1dは
通水性収容体が布帛、合成紙等で形成した袋状に形成さ
れ、内部に保水体を包装し、各端部を溶着,接着,縫着
等により封止したカプセル状保水材である。ここで、カ
プセル状保水材1a〜1dには、保水体として内容積の
0.02%〜5%の吸水性高分子粉末や繊維、内容積の
30〜95%程度のシリカゲル,アルミナ,ゼオライ
ト,炭等の無機多孔質体、連続気泡の発泡合成樹脂等の
有機多孔質体、内容積の1〜60%程度の澱粉,寒天,
カラギーナン等の天然高分子等が収容される。
図面を参照しながら詳細に説明する。 (実施の形態1)図1(a)は実施の形態1の略球形状
に形成されたカプセル状保水材の外観斜視図であり、図
1(b)は略円筒形状に形成されたカプセル状保水材の
外観斜視図であり、図1(c)は略立方体状に形成され
たカプセル状保水材の外観斜視図であり、図1(d)は
袋状に形成されたカプセル状保水材の外観斜視図であ
る。図1(a)乃至図1(c)において、1aは通水性
収容体が多孔質で口径約0.5mmの透水孔が全表面積
の10%形成された透水性の素焼きの陶器、口径約0.
8mmの透水孔が全表面積の35%形成されたセラミッ
クス、発泡セメント、発泡合成樹脂等で形成され、嵌
合,噛合等により略中央で2分割できる略球形状のカプ
セル状保水材、1bは通水性収容体が1aと同様の材質
で、長さ,外径が3mm〜100mmの一面開口で開口
部にキャップ等を嵌着して封止する略円筒形状に形成さ
れたカプセル状保水材、1cは通水性収容体が一辺が3
mm〜100mmに形成された一面開口で略直方体状の
カプセル状保水材である。図1(d)において、1dは
通水性収容体が布帛、合成紙等で形成した袋状に形成さ
れ、内部に保水体を包装し、各端部を溶着,接着,縫着
等により封止したカプセル状保水材である。ここで、カ
プセル状保水材1a〜1dには、保水体として内容積の
0.02%〜5%の吸水性高分子粉末や繊維、内容積の
30〜95%程度のシリカゲル,アルミナ,ゼオライ
ト,炭等の無機多孔質体、連続気泡の発泡合成樹脂等の
有機多孔質体、内容積の1〜60%程度の澱粉,寒天,
カラギーナン等の天然高分子等が収容される。
【0032】以上のように実施の形態1のカプセル状保
水材は形成されているので、以下の作用を有する。 1)カプセル状保水材1の内容積や各種の保水体の種
類,量を調整することにより、保水容量を適宜調節でき
るため、植生基盤層の性質,植生箇所の日照条件,降雨
条件、植物の種類等、種々の条件に応じて最適に設定す
ることができる。 2)保水体として吸水性高分子を使用し、吸水性高分子
が吸水−膨潤しても、通水性収容体の内容積が膨張上限
となるため過剰の水分を吸収せず、植物が枯死すること
を防止できるとともに、カプセル状保水材が膨張しない
ため、形成した植生基盤層にヒビが生じたり剥落したり
することを防止できる。なお、実施の形態1では、カプ
セル状保水材1を最大径(長さ)が3mm〜100mm
に形成したが、さらに大型にすることにより、中長期の
旅行時に植木鉢やプランターに適用し給水を行うことが
できる。
水材は形成されているので、以下の作用を有する。 1)カプセル状保水材1の内容積や各種の保水体の種
類,量を調整することにより、保水容量を適宜調節でき
るため、植生基盤層の性質,植生箇所の日照条件,降雨
条件、植物の種類等、種々の条件に応じて最適に設定す
ることができる。 2)保水体として吸水性高分子を使用し、吸水性高分子
が吸水−膨潤しても、通水性収容体の内容積が膨張上限
となるため過剰の水分を吸収せず、植物が枯死すること
を防止できるとともに、カプセル状保水材が膨張しない
ため、形成した植生基盤層にヒビが生じたり剥落したり
することを防止できる。なお、実施の形態1では、カプ
セル状保水材1を最大径(長さ)が3mm〜100mm
に形成したが、さらに大型にすることにより、中長期の
旅行時に植木鉢やプランターに適用し給水を行うことが
できる。
【0033】(実施の形態2)図2は、実施の形態2に
おける保水構造を示す要部断面模式図である。図2にお
いて、1はカプセル状保水材であり実施の形態1と同様
のものであるので、同一の符号を付して説明を省略す
る。2は法面の切取地盤、3は切取地盤2に所定数配設
された法枠ブロック、3aは法枠ブロック3を切取地盤
2に固定するアンカー、4は法枠ブロック3の間に配設
された中張ブロック、4aは中張ブロック4を切取地盤
2に固定するアンカー、5は法枠ブロック3及び中張ブ
ロック4の表面に敷設された保水性や通水性に優れた木
綿等の繊維で形成された網状体、5aは網状体5を固定
するためのアンカー、6は網状体5上に形成されたカプ
セル状保水材1と粘結材,バークや芝等の植生種子,肥
料等が混合された土壌とからなる植生基盤材で形成され
た植生基盤層、7は植生基盤層6から成長した植生植物
である。
おける保水構造を示す要部断面模式図である。図2にお
いて、1はカプセル状保水材であり実施の形態1と同様
のものであるので、同一の符号を付して説明を省略す
る。2は法面の切取地盤、3は切取地盤2に所定数配設
された法枠ブロック、3aは法枠ブロック3を切取地盤
2に固定するアンカー、4は法枠ブロック3の間に配設
された中張ブロック、4aは中張ブロック4を切取地盤
2に固定するアンカー、5は法枠ブロック3及び中張ブ
ロック4の表面に敷設された保水性や通水性に優れた木
綿等の繊維で形成された網状体、5aは網状体5を固定
するためのアンカー、6は網状体5上に形成されたカプ
セル状保水材1と粘結材,バークや芝等の植生種子,肥
料等が混合された土壌とからなる植生基盤材で形成され
た植生基盤層、7は植生基盤層6から成長した植生植物
である。
【0034】以上のように構成された実施の形態2の保
水工法を、以下に説明する。通常の法枠工法で、切取地
盤2に打設したアンカー3aに法枠ブロック3、アンカ
ー4aに中張ブロック4を形成する。次いで、法枠ブロ
ック3、中張ブロック4の表面に網状体5を敷設し、所
定数のアンカー5aを打設し固定する。植生基盤材形成
工程として、土壌と、実施の形態1で示したようなカプ
セル状保水材1と肥料、植生種子等を混合する。なお必
要に応じて少量の高分子粘結剤,水砕スラグ,硫酸カル
シウム,セメント,エポキシ系接着剤,ウレタン系接着
剤等の結合剤を混合しておいてもよい。次いで、植生基
盤層形成工程として、以上のようにして得られた植生基
盤材を網状体5の表面に吹き付ける等して展着させ植生
基盤層6を形成する。なお、上述の結合剤は、植生基盤
材を展着した後にその表面に吹きつけてもよい。特に表
面側の硬度を大きくできるため、植生基盤層の剥離等を
防止出来るからである。また、本実施の形態では、法枠
ブロック3,中張ブロック4の上に植生基盤層6を形成
したが、モルタル吹きつけ等の他のコンクリート系の法
面保護工の表面にも容易に適用することができる。
水工法を、以下に説明する。通常の法枠工法で、切取地
盤2に打設したアンカー3aに法枠ブロック3、アンカ
ー4aに中張ブロック4を形成する。次いで、法枠ブロ
ック3、中張ブロック4の表面に網状体5を敷設し、所
定数のアンカー5aを打設し固定する。植生基盤材形成
工程として、土壌と、実施の形態1で示したようなカプ
セル状保水材1と肥料、植生種子等を混合する。なお必
要に応じて少量の高分子粘結剤,水砕スラグ,硫酸カル
シウム,セメント,エポキシ系接着剤,ウレタン系接着
剤等の結合剤を混合しておいてもよい。次いで、植生基
盤層形成工程として、以上のようにして得られた植生基
盤材を網状体5の表面に吹き付ける等して展着させ植生
基盤層6を形成する。なお、上述の結合剤は、植生基盤
材を展着した後にその表面に吹きつけてもよい。特に表
面側の硬度を大きくできるため、植生基盤層の剥離等を
防止出来るからである。また、本実施の形態では、法枠
ブロック3,中張ブロック4の上に植生基盤層6を形成
したが、モルタル吹きつけ等の他のコンクリート系の法
面保護工の表面にも容易に適用することができる。
【0035】以上のように実施の形態2の保水構造は構
成されているので、以下の作用を有する。 1)土壌を有する植生基盤層6が形成されているため、
周囲の自然環境となじみやすく、違和感を与えないた
め、環境保全性に優れる。 2)カプセル状保水材1が降雨時に水分を吸収し、乾燥
時には水分が蒸発し、凝縮水として植生基盤層6に水分
を供給し植生植物7の枯死を防止できるとともに、植物
の根が大量の水に接触しないため、根腐れも防止でき、
好適に植生を行うことができる。
成されているので、以下の作用を有する。 1)土壌を有する植生基盤層6が形成されているため、
周囲の自然環境となじみやすく、違和感を与えないた
め、環境保全性に優れる。 2)カプセル状保水材1が降雨時に水分を吸収し、乾燥
時には水分が蒸発し、凝縮水として植生基盤層6に水分
を供給し植生植物7の枯死を防止できるとともに、植物
の根が大量の水に接触しないため、根腐れも防止でき、
好適に植生を行うことができる。
【0036】また、実施の形態2の保水工法によれば、
以下の作用を有する。 3)容易にカプセル状保水材1を土壌中に均一に混合し
た植生基盤材を得ることができるとともに、低保水性の
法枠ブロック3,中張ブロック4に植生基盤材を展着す
るだけで植生基盤層6を形成できるため、作業工数を著
しく軽減でき、低原価で緑化を行うことができる 4)網状体5をアンカー5aで固定し、その上に植生基
盤層6を形成するので、網状体5により植生基盤層6を
法枠ブロック3,中張ブロック4の上面に強固に固定す
ることができる。
以下の作用を有する。 3)容易にカプセル状保水材1を土壌中に均一に混合し
た植生基盤材を得ることができるとともに、低保水性の
法枠ブロック3,中張ブロック4に植生基盤材を展着す
るだけで植生基盤層6を形成できるため、作業工数を著
しく軽減でき、低原価で緑化を行うことができる 4)網状体5をアンカー5aで固定し、その上に植生基
盤層6を形成するので、網状体5により植生基盤層6を
法枠ブロック3,中張ブロック4の上面に強固に固定す
ることができる。
【0037】(実施の形態3)図3(a)は、本発明の
実施の形態3における植生容器体を示す要部斜視図であ
り、図3(b)は、それを用いた法面の保水構造を示す
要部断面模式図である。図3(a)において、10は不
織布や多孔質合成樹脂製のシートをプレス成形等により
成形し植生基盤材を収容する複数の凹部を形成した植生
容器体である。図3(b)において、1はカプセル状保
水材であり、これは他の実施の形態と同様のものである
ので、同一の符号を付して説明を省略する。6aは植生
基盤材の土壌、11は植生容器体10の壁部、12は切
取地盤である。
実施の形態3における植生容器体を示す要部斜視図であ
り、図3(b)は、それを用いた法面の保水構造を示す
要部断面模式図である。図3(a)において、10は不
織布や多孔質合成樹脂製のシートをプレス成形等により
成形し植生基盤材を収容する複数の凹部を形成した植生
容器体である。図3(b)において、1はカプセル状保
水材であり、これは他の実施の形態と同様のものである
ので、同一の符号を付して説明を省略する。6aは植生
基盤材の土壌、11は植生容器体10の壁部、12は切
取地盤である。
【0038】以上のように構成された実施の形態3の保
水工法を、以下に説明する。埋込み工程として、植生容
器体10と同形状の埋込型(図示せず)を切取地盤に打
ち、切取地盤に凹部を形成する。この凹部に植生容器体
10を埋込む。次いで、実施の形態1と同様の植生基盤
材形成工程として土壌6aとカプセル状保水材1と混合
して植生基盤材を得、収容工程として得られた植生基盤
材を植生容器体10の内部に吹き付ける等して収容す
る。なお、必要に応じて植生基盤材6aの表面上に水砕
スラグ微粉末や各種の高分子粘結剤等を吹きつける等す
ると表面を硬化させ安定化できるので好ましい。
水工法を、以下に説明する。埋込み工程として、植生容
器体10と同形状の埋込型(図示せず)を切取地盤に打
ち、切取地盤に凹部を形成する。この凹部に植生容器体
10を埋込む。次いで、実施の形態1と同様の植生基盤
材形成工程として土壌6aとカプセル状保水材1と混合
して植生基盤材を得、収容工程として得られた植生基盤
材を植生容器体10の内部に吹き付ける等して収容す
る。なお、必要に応じて植生基盤材6aの表面上に水砕
スラグ微粉末や各種の高分子粘結剤等を吹きつける等す
ると表面を硬化させ安定化できるので好ましい。
【0039】以上のように実施の形態3の保水構造は構
成されているので、実施の形態1及び2で得られる作用
の他、以下の作用を有する。 1)植生容器体10を多孔質合成樹脂や不織布等の厚み
を有する材料で形成し、器壁11の外へは根が伸長しな
いので植生植物の成長しすぎを防止でき、樹木等を適当
な大きさ(高さ)に止めておくことができる。 2)雑草の成長も抑制できるので、法面の美観を長期間
保つことができ除草作業の頻度を減らすことができる。 3)比較的硬質な植生基盤材の土壌6aで切取地盤12
を押圧できるので、保護安定性が優れる。
成されているので、実施の形態1及び2で得られる作用
の他、以下の作用を有する。 1)植生容器体10を多孔質合成樹脂や不織布等の厚み
を有する材料で形成し、器壁11の外へは根が伸長しな
いので植生植物の成長しすぎを防止でき、樹木等を適当
な大きさ(高さ)に止めておくことができる。 2)雑草の成長も抑制できるので、法面の美観を長期間
保つことができ除草作業の頻度を減らすことができる。 3)比較的硬質な植生基盤材の土壌6aで切取地盤12
を押圧できるので、保護安定性が優れる。
【0040】(実施の形態4)図4は、本発明の実施の
形態4における路盤の保水構造を示す要部断面模式図で
ある。図4において、1はカプセル状保水材であり、他
の実施の形態と同様のものであるので、同一の符号を付
して説明を省略する。21はコンクリートや硬土等の低
保水性の地盤、22は低保水性の地盤21上に形成され
た保水性層、22aはカプセル状保水材1と適宜の割合
で混合した砂利や人工骨材等の骨材、23は保水層22
の上に形成された透水性表層、23aは砂利,人工骨材
等の大粒径の骨材と、砂等の小粒径骨材とを適宜混合し
た骨材、23bは骨材23a同士を結合するアスファル
トやモルタル,エポキシ系接着剤,ウレタン系接着剤等
の結合剤、24は透水性表層の上面から下面に連通する
連続孔である。なお、本実施の形態4では、カプセル状
保水材1と骨材22aとを混合して保水性層を形成した
が、高い保水性が要求される場合には、骨材22aを使
用しなくてもよい。
形態4における路盤の保水構造を示す要部断面模式図で
ある。図4において、1はカプセル状保水材であり、他
の実施の形態と同様のものであるので、同一の符号を付
して説明を省略する。21はコンクリートや硬土等の低
保水性の地盤、22は低保水性の地盤21上に形成され
た保水性層、22aはカプセル状保水材1と適宜の割合
で混合した砂利や人工骨材等の骨材、23は保水層22
の上に形成された透水性表層、23aは砂利,人工骨材
等の大粒径の骨材と、砂等の小粒径骨材とを適宜混合し
た骨材、23bは骨材23a同士を結合するアスファル
トやモルタル,エポキシ系接着剤,ウレタン系接着剤等
の結合剤、24は透水性表層の上面から下面に連通する
連続孔である。なお、本実施の形態4では、カプセル状
保水材1と骨材22aとを混合して保水性層を形成した
が、高い保水性が要求される場合には、骨材22aを使
用しなくてもよい。
【0041】以上のように構成された実施の形態4の保
水工法を、以下に説明する。保水性層形成工程として、
低保水性の地盤21上に骨材22aとカプセル状保水材
1を混合して敷設し、表面をレーキ等で均し保水性層2
2を形成する。次いで、透水性表層形成工程として骨材
23aと結合剤23bとの混合物を保水層22上に広げ
て硬化させ透水性表層を形成する。
水工法を、以下に説明する。保水性層形成工程として、
低保水性の地盤21上に骨材22aとカプセル状保水材
1を混合して敷設し、表面をレーキ等で均し保水性層2
2を形成する。次いで、透水性表層形成工程として骨材
23aと結合剤23bとの混合物を保水層22上に広げ
て硬化させ透水性表層を形成する。
【0042】以上のように実施の形態4の保水構造は構
成されているので、以下の作用を有する。 1)透水性表層23に連続孔24が形成され、優れた透
水性を有しているので、雨水が表面に溜まったり、排水
口へ集中してあふれることを防止できる。 2)透水性表層23の連続孔24を透過した水分は、保
水性層22中のカプセル状保水材1に保持され、太陽光
で透水性表層23の温度が上昇するにつれ水分がカプセ
ル状保水材から蒸発し、透水性表層23から気化するこ
とにより、気化熱により熱を奪うため、透水性表層23
の温度の上昇を防ぐことができる。 3)透水性表層23を施工した部分に隣接した植え込み
(図示せず)等に水分や蒸気を供給できるので、植生植
物の成長を補助することができる。また、実施の形態4
の保水工法によれば、 4)従来の透水性舗装工法の透水性表層の下に保水性層
22を容易に形成できるので、大規模な建設機器を必要
とせず、少ない施工工数で優れた保水構造を得ることが
できる。
成されているので、以下の作用を有する。 1)透水性表層23に連続孔24が形成され、優れた透
水性を有しているので、雨水が表面に溜まったり、排水
口へ集中してあふれることを防止できる。 2)透水性表層23の連続孔24を透過した水分は、保
水性層22中のカプセル状保水材1に保持され、太陽光
で透水性表層23の温度が上昇するにつれ水分がカプセ
ル状保水材から蒸発し、透水性表層23から気化するこ
とにより、気化熱により熱を奪うため、透水性表層23
の温度の上昇を防ぐことができる。 3)透水性表層23を施工した部分に隣接した植え込み
(図示せず)等に水分や蒸気を供給できるので、植生植
物の成長を補助することができる。また、実施の形態4
の保水工法によれば、 4)従来の透水性舗装工法の透水性表層の下に保水性層
22を容易に形成できるので、大規模な建設機器を必要
とせず、少ない施工工数で優れた保水構造を得ることが
できる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に記載
の発明によれば、以下の優れた効果が得られる。 1)定型の通水性収容体に保水体を収容しているので、
形状変化がなく、各種の法面や擁壁面の土壌に分散させ
た場合も法面や擁壁面に歪みや剥落等が生じるのを防止
できる。 2)植生基盤層が破壊され難いので、植物の毛細根を切
断し植生を妨げるのを防止でき植生性に優れる。 3)小型の粒状、筒状等に形成した場合は、土壌に混
合,分散させておくことにより、法面や擁壁面,プラン
ター,道路の中央分離帯等、さまざまな箇所の緑化に適
用することができるので、汎用性に優れる。 4)比較的大型の筒状等に形成した場合は、予め適当量
の水分を吸収させておいて、各種の植物を植えた植木
鉢,プランター等の土に1乃至数個を差し込むだけで数
日から数十日間継続的に水分を供給することができるた
め、中長期の旅行等の際に、給水しなくても観葉植物等
を枯らすことなく対応することができる。
の発明によれば、以下の優れた効果が得られる。 1)定型の通水性収容体に保水体を収容しているので、
形状変化がなく、各種の法面や擁壁面の土壌に分散させ
た場合も法面や擁壁面に歪みや剥落等が生じるのを防止
できる。 2)植生基盤層が破壊され難いので、植物の毛細根を切
断し植生を妨げるのを防止でき植生性に優れる。 3)小型の粒状、筒状等に形成した場合は、土壌に混
合,分散させておくことにより、法面や擁壁面,プラン
ター,道路の中央分離帯等、さまざまな箇所の緑化に適
用することができるので、汎用性に優れる。 4)比較的大型の筒状等に形成した場合は、予め適当量
の水分を吸収させておいて、各種の植物を植えた植木
鉢,プランター等の土に1乃至数個を差し込むだけで数
日から数十日間継続的に水分を供給することができるた
め、中長期の旅行等の際に、給水しなくても観葉植物等
を枯らすことなく対応することができる。
【0044】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明により得られる効果に加えて、 1)保水体を適宜選択することにより吸水性や保水性を
調節できるとともに,蒸気発生速度の差により給水性を
適宜調節することができるため、法面や擁壁面の状態や
土壌,植生植物等に応じて最適な植生を行う適応性に優
れる。 2)シリカゲル,アルミナ,ゼオライト,セラミック
粉,炭等の無機多孔質体を使用した場合は水分の出入り
に伴う形状の変化がないので、耐久性に優れる。 3)ウレタンフォーム,ビスコースフォーム,ナイロン
フォーム,発泡フェノール樹脂,発泡ユリア樹脂等の連
続気泡の発泡合成樹脂や海綿,セルロース等の有機多孔
質体を使用した場合は速やかな水分の出入ができるので
即効性に優れる。 4)澱粉,寒天,カラギーナン,アルギン,アルギン酸
及びその誘導体,キサンタンガム,グアーガム,サイリ
ウムシードガム等の天然高分子は取り扱いが容易で大量
の水分を保持することができるので、使用性に優れる。 5)吸水性高分子を使用した場合は、乾燥時自重の10
0倍〜1500倍程度の水を保持でき、少量の吸水性高
分子で大きな保水量を確保できる。また、通水性収容体
が定型に形成され、その内容積が吸水性高分子の吸水量
の略上限となるため、吸水性高分子が水分を過剰に吸収
することを防止でき、植物の根部に必要な水分までも奪
い取ったり、植物に十分な水分が供給されずに枯死して
しまうことを防止できる。 6)吸水性高分子が水分を吸収しても、カプセル状保水
材はほとんど膨張しないため、混合した植生基盤層にヒ
ビが生じたり剥落したりすることを防止できる。 7)通水性収容体により、紫外線を遮断できるとともに
温度上昇も抑えることができるので、分解や吸水能力の
低下を避けることができ耐久性に優れる。
に記載の発明により得られる効果に加えて、 1)保水体を適宜選択することにより吸水性や保水性を
調節できるとともに,蒸気発生速度の差により給水性を
適宜調節することができるため、法面や擁壁面の状態や
土壌,植生植物等に応じて最適な植生を行う適応性に優
れる。 2)シリカゲル,アルミナ,ゼオライト,セラミック
粉,炭等の無機多孔質体を使用した場合は水分の出入り
に伴う形状の変化がないので、耐久性に優れる。 3)ウレタンフォーム,ビスコースフォーム,ナイロン
フォーム,発泡フェノール樹脂,発泡ユリア樹脂等の連
続気泡の発泡合成樹脂や海綿,セルロース等の有機多孔
質体を使用した場合は速やかな水分の出入ができるので
即効性に優れる。 4)澱粉,寒天,カラギーナン,アルギン,アルギン酸
及びその誘導体,キサンタンガム,グアーガム,サイリ
ウムシードガム等の天然高分子は取り扱いが容易で大量
の水分を保持することができるので、使用性に優れる。 5)吸水性高分子を使用した場合は、乾燥時自重の10
0倍〜1500倍程度の水を保持でき、少量の吸水性高
分子で大きな保水量を確保できる。また、通水性収容体
が定型に形成され、その内容積が吸水性高分子の吸水量
の略上限となるため、吸水性高分子が水分を過剰に吸収
することを防止でき、植物の根部に必要な水分までも奪
い取ったり、植物に十分な水分が供給されずに枯死して
しまうことを防止できる。 6)吸水性高分子が水分を吸収しても、カプセル状保水
材はほとんど膨張しないため、混合した植生基盤層にヒ
ビが生じたり剥落したりすることを防止できる。 7)通水性収容体により、紫外線を遮断できるとともに
温度上昇も抑えることができるので、分解や吸水能力の
低下を避けることができ耐久性に優れる。
【0045】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
及び2に記載の発明により得られる効果に加え、以下の
効果が得られる。 1)酸化等による分解を抑えることができ耐久性を高め
ることができる。 2)保水体自体が微細孔や膨潤により水分を保持できる
とともに保水体同士の間でも毛細管現象により水分を保
持することができるので、保水量を大きくすることがで
きる。
及び2に記載の発明により得られる効果に加え、以下の
効果が得られる。 1)酸化等による分解を抑えることができ耐久性を高め
ることができる。 2)保水体自体が微細孔や膨潤により水分を保持できる
とともに保水体同士の間でも毛細管現象により水分を保
持することができるので、保水量を大きくすることがで
きる。
【0046】請求項4に記載の発明によれば、以下の効
果が得られる。 1)植生基盤層が土壌を有しているので、周囲の自然環
境となじみやすく違和感を与えず、環境保全性に優れ
る。 2)カプセル状保水材を有する植生基盤材で植生基盤層
を形成しているので、降雨時に水分を吸収し、非降雨時
に土壌が乾燥するにつれて、通水性収容体の孔部から蒸
気として水分を供給し土壌空隙中で凝縮水として植物に
給水でき植生植物の枯死を防止できる。 3)カプセル状保水材から一度に大量の水分が直接根部
に供給されず、根が水没したりするのも防止できるた
め、根腐れも防止でき、安全性に優れる。
果が得られる。 1)植生基盤層が土壌を有しているので、周囲の自然環
境となじみやすく違和感を与えず、環境保全性に優れ
る。 2)カプセル状保水材を有する植生基盤材で植生基盤層
を形成しているので、降雨時に水分を吸収し、非降雨時
に土壌が乾燥するにつれて、通水性収容体の孔部から蒸
気として水分を供給し土壌空隙中で凝縮水として植物に
給水でき植生植物の枯死を防止できる。 3)カプセル状保水材から一度に大量の水分が直接根部
に供給されず、根が水没したりするのも防止できるた
め、根腐れも防止でき、安全性に優れる。
【0047】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の効果に加え、給水材及び/又は杭状体か
らも植生基盤層に水分を供給する事ができるので、カプ
セル状保水材での水分供給が不十分な場合等でも対応が
可能となり、植生植物に十分な水分を供給することがで
きる。
に記載の発明の効果に加え、給水材及び/又は杭状体か
らも植生基盤層に水分を供給する事ができるので、カプ
セル状保水材での水分供給が不十分な場合等でも対応が
可能となり、植生植物に十分な水分を供給することがで
きる。
【0048】請求項6に記載の発明によれば、 1)多孔質合成樹脂や不織布等で植生容器体を形成して
いるので、植生容器体の外へは根が伸長しないので、植
生植物の成長を抑制し適当な大きさで止めておくことが
できるとともに、植生対象となる植物に有害な雑草の成
長も抑制できるので、法面が見苦しくなることも防止
し、除草作業も軽減化することができる。 2)植生容器体を切取地盤に嵌設し、土壌で切取地盤を
押さえるので、切取地盤の崩落も効果的に防止でき、安
定性と耐久性に優れる。
いるので、植生容器体の外へは根が伸長しないので、植
生植物の成長を抑制し適当な大きさで止めておくことが
できるとともに、植生対象となる植物に有害な雑草の成
長も抑制できるので、法面が見苦しくなることも防止
し、除草作業も軽減化することができる。 2)植生容器体を切取地盤に嵌設し、土壌で切取地盤を
押さえるので、切取地盤の崩落も効果的に防止でき、安
定性と耐久性に優れる。
【0049】請求項7に記載の発明によれば、 1)透水性表層を備えているので、雨水が表面に溜まっ
たり、排水口へ集中してあふれたりすることを防止でき
るので、快適性に優れる。 2)一端透水性表層を透過した水分が保水性層のカプセ
ル状保水材に保持され、太陽光で透水性表層の温度が上
昇するにつれ水分がカプセル状保水材から蒸発して気化
熱により熱を奪うため、乾期の日照により表層の温度が
上昇しすぎることを防止できる。
たり、排水口へ集中してあふれたりすることを防止でき
るので、快適性に優れる。 2)一端透水性表層を透過した水分が保水性層のカプセ
ル状保水材に保持され、太陽光で透水性表層の温度が上
昇するにつれ水分がカプセル状保水材から蒸発して気化
熱により熱を奪うため、乾期の日照により表層の温度が
上昇しすぎることを防止できる。
【0050】請求項8に記載の発明によれば、以下の優
れた効果が得られる。 1)カプセル状保水材を土壌に略均一に分散させた植生
基盤材が得られるため、保水量のばらつきのない植生基
盤層を容易に形成することができ、混和性に優れる。 2)植生基盤材の吹付等により植生基盤層を形成するた
め、作業が容易で作業工数を減らすことができるととも
に、労力も軽減できるので施工性に優れる。
れた効果が得られる。 1)カプセル状保水材を土壌に略均一に分散させた植生
基盤材が得られるため、保水量のばらつきのない植生基
盤層を容易に形成することができ、混和性に優れる。 2)植生基盤材の吹付等により植生基盤層を形成するた
め、作業が容易で作業工数を減らすことができるととも
に、労力も軽減できるので施工性に優れる。
【0051】請求項9に記載の発明によれば、請求項8
に記載の発明の効果に加え、以下の優れた効果が得られ
る。 1)シート状,マット状,網状等の給水材から植生基盤
層に効果的に給水できる保水構造を、打設工程や敷設工
程により形成できるので、少ない作業工数により施工す
ることができ施工の作業性に優れる。 2)敷設されたシート状やマット状等の給水材を固定す
る固定工程を備えているので、給水材のずり落ちや植生
基盤層の変形、破壊を効果的に防止できる。 3)給水材を充填した杭状体の開口端部を植生基盤層に
露出し他端部が低保水性の法面等に埋設されているの
で、杭状体に貫設された多数の孔部から地下水を吸収
し、その吸水された水を表面張力で植生基盤層に供給す
ることができる。
に記載の発明の効果に加え、以下の優れた効果が得られ
る。 1)シート状,マット状,網状等の給水材から植生基盤
層に効果的に給水できる保水構造を、打設工程や敷設工
程により形成できるので、少ない作業工数により施工す
ることができ施工の作業性に優れる。 2)敷設されたシート状やマット状等の給水材を固定す
る固定工程を備えているので、給水材のずり落ちや植生
基盤層の変形、破壊を効果的に防止できる。 3)給水材を充填した杭状体の開口端部を植生基盤層に
露出し他端部が低保水性の法面等に埋設されているの
で、杭状体に貫設された多数の孔部から地下水を吸収
し、その吸水された水を表面張力で植生基盤層に供給す
ることができる。
【0052】請求項10に記載の発明によれば、簡単な
施工と少ない作業工数により、切取地盤の保護と、雑草
の成長抑制,植生を適当な背丈に調節することを同時に
行うことができる。
施工と少ない作業工数により、切取地盤の保護と、雑草
の成長抑制,植生を適当な背丈に調節することを同時に
行うことができる。
【0053】請求項11に記載の発明によれば、従来の
透水性舗装工法に本発明のカプセル状保水材を容易に適
用することができるので、大規模な建設機器を必要とせ
ず、少ない施工工数で優れた保水構造を透水性表層の下
に施工でき施工性に優れる。
透水性舗装工法に本発明のカプセル状保水材を容易に適
用することができるので、大規模な建設機器を必要とせ
ず、少ない施工工数で優れた保水構造を透水性表層の下
に施工でき施工性に優れる。
【図1】(a)実施の形態1における略球形状に形成さ
れたカプセル状保水材の外観斜視図 (b)略円筒形状に形成されたカプセル状保水材の要部
斜視図 (c)略立方体状に形成されたカプセル状保水材の要部
斜視図 (d)袋状に形成されたカプセル状保水材の外観斜視図
れたカプセル状保水材の外観斜視図 (b)略円筒形状に形成されたカプセル状保水材の要部
斜視図 (c)略立方体状に形成されたカプセル状保水材の要部
斜視図 (d)袋状に形成されたカプセル状保水材の外観斜視図
【図2】実施の形態2における保水構造の要部断面模式
図
図
【図3】(a)実施の形態3における植生容器体の要部
斜視図 (b)それを用いた法面の保水構造を示す要部断面模式
図
斜視図 (b)それを用いた法面の保水構造を示す要部断面模式
図
【図4】実施の形態4における路盤の保水構造を示す要
部断面模式図
部断面模式図
1 カプセル状保水材 1a 略球形状に形成されたカプセル状保水材 1b 略円筒形状に形成されたカプセル状保水材 1c 略立方体状に形成されたカプセル状保水材 1d 袋状に形成されたカプセル状保水材 2 切取地盤 3 法枠ブロック 3a アンカー 4 中張ブロック 4a アンカー 5 網状体 5a アンカー 6 植生基盤層 6a 土壌 7 植生植物 10 植生容器体 11 器壁部 12 切取地盤 21 低保水性の地盤 22 保水性層 22a 骨材 23 透水性表層 23a 骨材 23b 結合剤 24 連続孔部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 101:00
Claims (11)
- 【請求項1】 多孔質の陶器,磁器,セラミックス,セ
メント,発泡セメント,金属,石膏,漆喰,石灰、ガラ
スや焼却灰,石炭灰等の化合物及びそれらの焼結体、合
成樹脂,不織布,紙の内1以上で形成された定型の通水
性収容体と、前記通水性収容体に収容された保水体と、
を備えたことを特徴とするカプセル状保水材。 - 【請求項2】 前記保水体が、シリカゲル,アルミナ,
ゼオライト,セラミックス,炭等の無機多孔質体、ポリ
ウレタンフォーム,ビスコースフォーム,ナイロンフォ
ーム,発泡フェノール樹脂,発泡ユリヤ樹脂等の連続気
泡の発泡合成樹脂や海綿,セルロース,各種繊維等の有
機多孔質体、澱粉,寒天,カラギーナン,アルギン,ア
ルギン酸及びその誘導体,キサンタンガム,グアーガ
ム,サイリウムシードガム等の天然高分子、澱粉−アク
リロニトリルグラフト共重合体加水分解物,セルロース
−アクリロニトリルグラフト共重合体加水分解物の単量
体と架橋剤との共重合体,架橋ポリアクリルアミド及び
その加水分解物、架橋スルホン化ポリエチレン,架橋ボ
パール,架橋ビニルエステル−不飽和カルボン酸共重合
体ケン化物,架橋ポリアクリル酸塩及びアクリル酸−ア
クリル酸エステル共重合体,架橋イソブチレン−無水マ
レイン酸共重合体,架橋ポリエチレンオキシド,架橋澱
粉,架橋カルボキシメチルセルロース,架橋ポリビニル
アルコール,ポリアクリル酸共重合体,自己架橋型ポリ
アクリル酸等の吸水性高分子、の内1以上からなること
を特徴とする請求項1に記載のカプセル状保水材。 - 【請求項3】 前記保水体が、径が20μm〜100m
m好ましくは30μm〜50mmの粒子状又は繊維状に
形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載
のカプセル状保水材。 - 【請求項4】 a)切取地盤や埋立地盤に形成されたコ
ンクリート,モルタル,ブロック,岩盤,粘土質等の低
保水性の法面や擁壁面と、 b)前記法面や前記擁壁面上に、土壌と,前記土壌中に
分散された請求項1又乃至3の内いずれか1項に記載の
カプセル状保水材とを有する植生基盤材を敷き均して形
成された植生基盤層と、を備えたことを特徴とする保水
構造。 - 【請求項5】 a)前記低保水性の法面や擁壁面と前記
植生基盤層との間に敷設された帯状,シート状,マット
状,網状等に形成された布帛,海綿,前記連続気泡の発
泡合成樹脂等製の給水材及び/又は、b)開口端部が前
記植生基盤層に接し他端が前記低保水性の法面や擁壁面
に埋設された表面に多数の貫通孔部を有し内部に前記給
水材が充填された杭状体と、備えたことを特徴とする請
求項4に記載の保水構造。 - 【請求項6】 切取地盤や埋立地盤と、前記切取地盤や
前記埋立地盤に埋め込まれた1以上の凹部を備えた不織
布製や多孔質合成樹脂製,紙製の植生容器体と、前記植
生容器体に収容された請求項4に記載の植生基盤材と、
を備えたことを特徴とする保水構造。 - 【請求項7】 硬質地盤,コンクリート,モルタル等の
低保水性の地盤と、前記地盤上に形成された請求項1乃
至3の内いずれか1項に記載のカプセル状保水材と,骨
材と,を有する保水性層と、前記保水性層上に,少なく
とも骨材と前記骨材を結合する結合剤とを有して形成さ
れた透水性表層と、を備えたことを特徴とする保水構
造。 - 【請求項8】 請求項4に記載の植生基盤材を形成する
植生基盤材形成工程と、前記工程で形成された前記植生
基盤材を低保水性の法面や擁壁面に展着して植生基盤層
を形成する植生基盤層形成工程と、を備えたことを特徴
とする保水工法。 - 【請求項9】 前記植生基盤層形成工程の前工程とし
て、前記低保水性の法面や擁壁面に,内部に前記給水材
を充填した請求項5に記載の前記杭状体の開口端部を前
記植生基盤層に露出させて埋設する埋設工程と、及び/
又は請求項5に記載のシート状,マット状,網状等に形
成された前記給水材を敷設する敷設工程と、前記敷設工
程で敷設された前記給水材を法面や擁壁面上に固定する
固定工程と、を備えたことを特徴とする請求項8に記載
の保水工法。 - 【請求項10】 請求項4に記載の植生基盤材形成工程
と、前記切取地盤や前記埋立地盤に請求項6に記載の植
生容器体を埋込む埋込み工程と、前記埋込み工程で埋込
まれた前記植生容器体内に前記植生基盤材形成工程で得
られた植生基盤材を収容する収容工程と、を備えたこと
を特徴とする保水工法。 - 【請求項11】 硬質地盤,コンクリート,モルタル等
の低保水性の地盤上に、請求項1乃至3の内いずれか1
項に記載のカプセル状保水材と,骨材との混合物を敷設
し保水性層を形成する保水性層形成工程と、前記保水性
層形成工程で形成された保水性層上に、骨材と前記骨材
を結合する結合剤との混合物を敷設し透水性表層を形成
する透水性表層形成工程と、を備えたことを特徴とする
保水工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11166496A JP2000351968A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | カプセル状保水材及びそれを用いた法面,擁壁面等の保水構造並びに法面,擁壁面等の保水工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11166496A JP2000351968A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | カプセル状保水材及びそれを用いた法面,擁壁面等の保水構造並びに法面,擁壁面等の保水工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000351968A true JP2000351968A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=15832453
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11166496A Pending JP2000351968A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | カプセル状保水材及びそれを用いた法面,擁壁面等の保水構造並びに法面,擁壁面等の保水工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000351968A (ja) |
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