JP3297691B2 - リモートコントロール送信機、パーソナルコンピュータシステム - Google Patents

リモートコントロール送信機、パーソナルコンピュータシステム

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JP3297691B2 JP31945896A JP31945896A JP3297691B2 JP 3297691 B2 JP3297691 B2 JP 3297691B2 JP 31945896 A JP31945896 A JP 31945896A JP 31945896 A JP31945896 A JP 31945896A JP 3297691 B2 JP3297691 B2 JP 3297691B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、赤外線などを用
いたリモートコントロール送信機と、このリモートコン
トロール送信機からの送信信号に応答動作するパーソナ
ルコンピュータ用テレビチューナーなどの受信機器とに
係り、さらには、リモートコントロール送信機と、テレ
ビチューナーなどの受信機器と、テレビチューナーなど
の受信機器からの信号などに応答動作するパーソナルコ
ンピュータとの組み合わせからなるパーソナルコンピュ
ータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】図8を参照して従来のパーソナルコンピ
ュータシステムについて説明すると、テレビチューナー
200はロッドアンテナ202で受信される各テレビ放
送局それぞれからのテレビジョン信号Aのうち、希望さ
れるテレビ放送局からのテレビジョン信号を選択、増
幅、復調などの所定の信号処理をしたうえで映像出力端
子204からは映像信号pを、音声出力端子206から
は音声信号sをそれぞれパーソナルコンピュータ208
に対して出力する。パーソナルコンピュータ208はそ
れの映像入力端子210と音声入力端子212とに入力
されてくる受信機器の一例であるテレビチューナー20
0からの映像信号pと音声信号sとにA/D変換などの
処理をして、それのディスプレイ214には映像信号p
に対応してテレビ画像を表示するとともに、図示してい
ないスピーカからは音声信号sに対応して音声を出力す
る。リモコン送信機216は、赤外線発信部218を備
えており、この赤外線発信部218からテレビチューナ
ー200の赤外線信号受信部220に向けて赤外線の形
でテレビチューナー制御信号IRを出力する。テレビチ
ューナー200は受信したテレビチューナー制御信号I
Rに応答して動作を制御する。この制御内容としては例
えば、テレビチューナー200における電源の入/切制
御、テレビチャンネルの選局制御、音量の増減制御など
があげられる。
【0003】図9を参照してリモコン送信機216の内
部回路を概略的に説明すると、まず、リモコン送信機2
16は、マイクロコンピュータ222、複数の操作キー
を備えた操作部224、マイクロコンピュータ222か
らの出力に応答するトランジスタ226、発光ダイオー
ド228および内蔵電池230を有している。そして、
操作部224における複数の操作キーの中から使用者に
よって任意に選択された操作キーが押し操作されると、
マイクロコンピュータ222は、押し操作された操作キ
ーに該当したデータをトランジスタ226のベースに出
力する。そうすると、トランジスタ226はマイクロコ
ンピュータ222からの出力データつまり使用者が選択
操作した操作キーに対応した内容で駆動される結果、発
光ダイオード228はその出力データに対応した内容で
赤外線発光動作し、これがチューナ制御信号IRとして
テレビチューナー200の赤外線受信部220に与えら
れることになる。
【0004】図10を参照してテレビチューナー200
の内部回路について説明すると、テレビチューナー20
0は、ロッドアンテナ232、外部アンテナ入力端子2
34、チューナ236、中間周波(IF)増幅検波部2
38、オンスクリーン表示部(OSD)240、赤外線
受信部であるリモコン受光部242、マイクロコンピュ
ータ244、映像出力端子246および音声出力端子2
48を備えている。そして、テレビチューナー200
は、テレビアンテナ232または外部アンテナ入力端子
234で受信されたテレビジョン信号をチューナー23
6に取り込むとともに、チューナー236においては取
り込んだテレビジョン信号のうち選局したチャンネルに
係るテレビジョン信号を中間周波信号に変換し、さらに
中間周波増幅検波部238でその信号を増幅検波して映
像信号pと音声信号sとを生成する。テレビチューナー
200はさらにオンスクリーン表示部240でその映像
信号をアルファベット、数字、文字などと合成した合成
映像信号p’としてから映像出力端子246から出力
し、また、音声信号sは音声出力端子248から出力す
る。こうした処理においてテレビチューナー200は、
リモコン送信機216からの赤外線の形式のチューナ制
御信号IRをリモコン受光部242でそれに対応した電
気信号の形式のチューナ制御信号cに変換したうえでマ
イクロコンピュータ244に出力する。リモコン送信機
216からのチューナ制御信号IRがチャンネル選局で
ある場合は、マイクロコンピュータ244は、チューナ
ー236に対してはチューナー選局データを出力すると
ともに、オンスクリーン表示部240に対してはそのチ
ャンネルの数字データを出力する。
【0005】図11のリモコン送信機の外観を示す図、
および図12のテレビチューナーの外観を示す図を参照
して、リモコン送信機216とテレビチューナー200
それぞれの外観について説明すると、リモコン送信機2
16は、操作部224および赤外線データ送信部218
を備えている。テレビチューナー200は、伸縮自在の
ロッド形式のテレビアンテナ232、外部アンテナ入力
端子234、赤外線データ受信部220およびパーソナ
ルコンピュータ208への接続のための映像出力/音声
出力ケーブル250を備えている。
【0006】図13を参照してリモコン送信機216か
らテレビチューナー200へのチューナ制御信号IR
と、リモコン送信機216の操作部224における操作
キーの配列とについて説明する。チューナ制御信号IR
に含まれるデータは、図13aで示すようにカスタムコ
ードと、データコードとから構成されている。カスタム
コードは製造メーカー間、あるいはテレビ、VTR、エ
アコンなど機器相互間での誤動作を防止するために設定
されたものであり、仮にデータコードが同一であっても
カスタムコードが異なるために相互に干渉することが避
けられる。データコードは各操作キーが有する操作機能
毎に対応して設定されたものである。一例として図13
bで示すように記号「1」が付されている操作キーはデ
ータコード「00001」で機能「CH1」(テレビ放
送チャンネル1を選局する機能)、記号「2」が付され
ている操作キーはデータコードが「00010」でチャ
ンネル「CH2」(テレビ放送チャンネル2を選局する
機能)、……記号「音量大」が付されている操作キーは
データコード「01110」で機能「音量大」(スピー
カの音量を大きくする機能)といったものである。この
ようにして操作部224には全部で縦横で16個の操作
キーが配列されて構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】こうした従来のパーソ
ナルコンピュータシステムにおいては、次に述べるよう
な課題が指摘されている。
【0008】(1)製造メーカー間、テレビ、VTR、
エアコンなど異種機器相互間での干渉は、カスタムコー
ドが異なっているので防止できるものの、同一の機器相
互間例えば上述したリモン送信機の複数がテレビチュー
ナーに対して相互に近接して使用される場合では、リモ
コン送信機間ではカスタムコードが同じであるので、そ
れらリモコン送信機それぞれはそれぞれのテレビチュー
ナーに対してデータを送信したとしても、それに隣接す
るテレビチューナーに対して干渉してしまって誤動作さ
せ得るものとなっていた。
【0009】(2)システム間では相互にケーブルで接
続されているのでインターネットやイントラネットによ
り電子メールでメッセージを送受信できるものの、パー
ソナルコンピュータの操作に不慣れな使用者にとっては
電子メールでのメッセージ送信のための操作にたいへん
な時間がかかり面倒となる。また、パーソナルコンピュ
ータで別の作業をしている場合にそれでもってメッセー
ジを電子メールで送信するためには、その作業を一度中
断させるか、あるいは終了させなければならず、それで
は作業効率が悪いものとなっていた。
【0010】請求項1に係る本発明のリモコン送信機に
おいては、マイクロコンピュータと、このマイクロコン
ピュータ出力に応答してデータを送信する送信手段と、
IDコード設定手段とを具備し、マイクロコンピュータ
は送信データ中にカスタムコードおよびデータコードと
共にIDコード設定手段で設定されたIDコードを含ま
せるリモートコントロール送信機であって、IDコード
設定手段は一斉コードの設定が可能であることに加え、
チャンネル番号、音量調整、電源制御等の操作に関する
メッセージではなく、電話、来客、会議、呼び出し等の
伝達用のメッセージに対応したコードがデータコードに
含まれるとともに、各メッセージ個々に対応した専用の
操作キーを具備したことを特徴とする構成によって上述
した課題を解決している。
【0011】請求項2に係る本発明のパーソナルコンピ
ュータシステムにおいては、請求項1に記載のリモート
コントロール送信機と、リモートコントロール送信機か
らの送信信号を受信する受信手段と、受信手段で受信さ
れた送信信号に応答して内部回路を制御するマイクロコ
ンピュータと、IDコード設定手段とを具備し、マイク
ロコンピュータはIDコード設定手段で設定されたID
コードと、リモートコントロール送信機からのデータに
含まれるIDコードとを比較し、その比較に基づいて所
要の動作を行う受信機器と、受信機器からのデータに基
づいてメッセージをディスプレイにオンスクリーン表示
するパーソナルコンピュータとを組み合せてなり、パー
ソナルコンピュータで作業をしている最中にでも、その
作業を中止させることなく、リモートコントロール送信
機から受信機器へと送信されてきたメッセージを表示す
ることを特徴とする構成によって上述した課題を解決し
ている。
【0012】請求項3に係る本発明のパーソナルコンピ
ュータシステムにおいては、受信機器からのデータがメ
ッセージである場合に音声出力可能であること特徴とす
る構成によって上述した課題を解決している。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態に係る赤外線リモートコントロール送信機(以
下、単にリモコン送信機という)、受信機器としてのパ
ーソナルコンピュータ用テレビチューナーおよびこれら
を組み合わせてなるパーソナルコンピュータシステムに
ついて説明する。
【0017】図1はリモコン送信機の内部回路のブロッ
ク図であり、図9と対応ないしは同一の部分であっても
異なる符号を付しているが、基本とする機能は同である
から、本実施の形態においてはその機能についての重複
するような詳しい説明は省略することにする。図1を参
照して、本実施の形態に係るリモコン送信機2は複数の
操作キーからなる操作部4と、マイクロコンピュータ6
と、トランジスタ8と、発光ダイオード10と、交換可
能な電池12とを備えている。
【0018】本実施の形態に係るリモコン送信機2はさ
らに、プルアップ用の抵抗群14と、IDコード設定手
段としてのスイッチ群16とを備えている。抵抗群14
は、それぞれの一端側が電源側に共通に接続された4つ
の抵抗R1,R2,R3,R4からなり、スイッチ群1
6は前記各抵抗R1,R2,R3,R4それぞれの他端
側に個別に接続された4つのスイッチSW1,SW2,
SW3,SW4からなっている。各抵抗R1,R2,R
3,R4それぞれと各スイッチSW1,SW2,SW
3,SW4それぞれとの接続部はマイクロコンピュータ
6の各入力ポートP1,P2,P3,P4に個別に対応
して接続されている。それらスイッチSW1,SW2,
SW3,SW4は接点がオンになっていることで、それ
に対応するマイクロコンピュータ6の入力ポートP1,
P2,P3,P4は電位ロウつまりデジタル入力値が
「0」に設定され、接点がオフになっていることで、そ
れに対応するマイクロコンピュータ6の入力ポートP
1,P2,P3,P4は電位ハイつまりデジタル入力値
が「1」に設定される。これは、スイッチ群16の接点
のオンオフの組み合わせを切り換えることによって、リ
モコン送信機2を24=16通りに識別(ID)コード
の設定が可能となる(図5参照)。
【0019】なお、上述の構成を有するリモコン送信機
2においては、使用者によって操作部4のいずれかの操
作キーが操作されると、マイクロコンピュータ6はその
操作キーに対応したデータaを出力する。このデータa
によってトランジスタ8が駆動されて発光ダイオード1
0が発光し、それがチューナ制御信号IRとして送信さ
れるのであるが、そのデータaにはテレビチューナーの
制御内容などと共にスイッチ群16の切り換え設定によ
るリモコン送信機2のIDコードのデータも含まれるこ
とになる。
【0020】図2はテレビチューナーの内部回路であ
る。図10と対応する部分であっても異なる符号を付し
ているが、基本とする機能は同であるから、その機能に
ついての重複するような詳しい説明は省略することにす
る。図2を参照して、本実施の形態におけるテレビチュ
ーナー18は、伸縮自在のロッドアンテナ20と、外部
アンテナ入力端子22と、チューナー24と、中間周波
(IF)増幅検波部26と、オンスクリーン表示部(O
SD)28と、映像出力端子30と、音声出力端子32
と、受信窓34を介するリモコン送信機2からの赤外線
によるチューナ制御信号IRを受光するリモコン受光部
36と、マイクロコンピュータ38とを備えている。
【0021】本実施の形態に係るテレビチューナー18
はさらに、メッセージに該当する表示データが記憶され
ているメモリ40と、プルアップ用の抵抗群42と、I
Dコード設定手段としてのスイッチ群44とを備えてい
る。抵抗群42は、それぞれの一端側が電源に共通に接
続された4つの抵抗R1′,R2′,R3′,R4′で
構成され、スイッチ群44は、それぞれの一端側が各抵
抗R1′,R2′,R3′,R4′それぞれの他端側に
個別に接続され、それぞれの他端側が共通にグランドさ
れた4つのスイッチSW1′,SW2′,SW3′,S
W4′で構成されている。これら抵抗R1′,R2′,
R3′,R4′それぞれとスイッチSW1′,SW
2′,SW3′,SW4′それぞれの接続部はマイクロ
コンピュータ38の入力ポートP5,P6,P7,P8
に個別に対応して接続されている。マイクロコンピュー
タ38の各入力ポートP5,P6,P7,P8はそれに
対応するスイッチSW1′,SW2′,SW3′,SW
4′の接点がオンしていることで「0」に、オフしてい
ることで「1」に設定されるようになっている。これに
よって、テレビチューナー18は出力スイッチSW
1′,SW2′,SW3′,SW4′の切り換え設定で
4=16通りのIDコードの設定が可能となってい
る。また、テレビチューナー18はマイクロコンピュー
タ38からの出力に応答して鳴動するブザー46を備え
ている。
【0022】このような構成を有するリモコン送信機2
とテレビチューナー18とにおいて、リモコン送信機2
からのチューナ制御信号IRがテレビチューナー18の
リモコン受光部36で受信されると、この赤外線形式の
制御信号IRは電気信号cに変換されたうえでマイクロ
コンピュータ38に与えられる。マイクロコンピュータ
38はこの電気信号cに含まれるデータにおいて、リモ
コン送信機2側で設定されたIDコードと、自己のテレ
ビチューナー18側で設定されたIDコードとを比較し
て、その比較結果に基づいて以下のように動作する。
【0023】(1)両者のIDコードが一致した場合:
リモコン送信機2からの電気信号の形のチューナ制御信
号cが例えばチャンネル選局であれば、マイクロコンピ
ュータ38はチューナ24に対してはチューナ選局デー
タdを出力するとともに、オンスクリーン表示部28に
対しては数字データeを出力し選局したチューナをディ
スプレイ装置の画面上に表示させる。
【0024】リモコン送信機2からのチューナ制御信号
cがメッセージであれば、マイクロコンピュータ38は
そのメッセージに該当する表示データをメモリ40から
読み出し、オンスクリーン表示部28にはその読み出し
たデータeを出力し、そのメモリ40の内容をディスプ
レイ装置の画面上に表示させる。また、これと同時にブ
ザー46を駆動してこれを鳴動させることで、使用者に
対してメッセージが届いたことを告知する。
【0025】(2)両者のIDコードが不一致の場合:
マイクロコンピュータ38は両者のIDコードを比較し
てそれらが不一致である場合には、リモコン送信機2か
らの信号cを無効処理してしまう。
【0026】図3を参照してリモコン送信機2の外観の
構成を説明すると、この送信機2に配備されている操作
部4は、図5bを参照して説明するのと同様にして、チ
ャンネル選局のためのチャンネル操作キーとか、音量の
操作キーとか、電源の操作キーとかが配備された通常の
操作キー群4a(通常操作手段)と、電話とか来客とか
会議とか呼び出しの操作のための操作キーが配備された
メッセージ送信のための操作キー群4b(メッセージ操
作手段)とで構成されている。また、この送信機2には
IDコード設定スイッチ16が配備されている。このス
イッチ16は本実施の形態においてはツマミ16aを回
転させることでスイッチSW1〜SW4の接点のオンオ
フの組み合わせがされるようになっていて、そのツマミ
16aの回転操作角度によってその組み合わせが「00
00」から「1111」までの16通りに選択されてリ
モコン送信機2のIDコードの設定ができるようになっ
ている。
【0027】図4を参照してテレビチューナー18の外
観の構成を説明すると、このテレビチューナー18は、
ロッドアンテナ20と、外部入力端子22と、リモコン
受光部36と、パーソナルコンピュータとの映像と音声
の出力接続のためのケーブル48とを具備するととも
に、IDコード設定スイッチ44を備えている。このス
イッチ44は本実施の形態においてはツマミ44aを回
転させることでスイッチSW1′〜SW4′の接点のオ
ンオフの組み合わせがされるようになっていて、そのツ
マミ44aの回転操作角度によってその組み合わせが
「0000」から「1111」までの16通りに選択さ
れてテレビチューナー18のIDコードの設定ができる
ようになっている。
【0028】図5を参照してリモコン送信機2のカスタ
ムコード、データコード、IDコード、および操作部4
における操作キーの配列について説明すると、リモコン
送信機2から送信されるチューナ制御信号に含まれるデ
ータは、図5aで示すようにカスタムコードと、IDコ
ードと、データコードとから構成されており、カスタム
コードとデータコードの一部とについては上述した通り
である。データコードの一部とは『CH1』〜『CH1
2』、『音量大』、『音量小』、『消音』、『電源』の
各機能である。
【0029】本実施の形態においては、データコードに
さらに、『電話』、『来客』、『会議』、『呼び出し』
の各メッセージ機能が追加され、それに対応して操作キ
ーも『電話』、『来客』、『会議』、『呼び出し』の各
操作キーが配備されていることと、IDコードが送信デ
ータに追加されていることに特徴がある。すなわち、I
Dコードは、リモコン送信機2のスイッチ16の回転操
作によるスイッチSW1,SW2,SW3,SW4の接
点のオンオフの組み合わせがマイクロコンピュータ6に
与えられ、マイクロコンピュータ6はこれによって自己
のIDコードを設定する。このIDコードは「000
0」から「1111」までであり、それぞれのIDコー
ドに対応するID番号は『一斉』、『01』〜『15』
である。
【0030】こうしたデータがリモコン送信機2からテ
レビチューナー18に送信されてくるチューナ制御信号
IRに含まれているのであるが、以下、図6を参照し
て、このような制御信号IRを受信したテレビチューナ
ー18のマイクロコンピュータ38の動作について説明
する。
【0031】ステップS1でテレビチューナー18にお
けるマイクロコンピュータ38はIDコード設定スイッ
チ44から自己のIDコードを読み出した後、ステップ
S2を繰り返すことでリモコン送信機2からデータを受
信したかどうかを判断している。そして、リモコン送信
機2からの送信データを受信したときはステップS2か
らステップS3に進む。マイクロコンピュータ38はま
ず、このステップS3でリモコン送信機2からのIDコ
ードが「一斉」のID番号である「0000」であるか
どうかを判断するようになっている。この「一斉」とは
リモコン送信機2からのデータがこのシステムに接続さ
れていてリモコン送信機2からの赤外線が到達する範囲
内に位置するすべてのテレビチューナー18に向けて送
信する意味であり、したがって、この「一斉」の場合で
は、データが送信されてきたリモコン送信機2のIDコ
ードと自己のテレビチューナーのIDコードとを比較識
別する必要がなく受信処理するものである。そこで、I
Dコードが「一斉」を示す「0000」であれば、ステ
ップS4をスキップしてステップS5に進む。「一斉」
を示す「0000」でなければリモコン送信機2から送
信されてきたデータが自己のテレビチューナー18に向
けてのものであるかを識別する必要があるので、ステッ
プS4でリモコン送信機2のIDコードと自己のIDコ
ードとを比較し、両IDコードが一致していれば自己の
テレビチューナー18に向けてのものであるとしてステ
ップS5に進む。こうして、ステップS5に進むと、受
信したデータが「10001」以上であるかどうかをチ
ェックする。この「10001」は送信されてきたデー
タがリモコン送信機2の通常の操作キー群4aによるも
のか、あるいはメッセージ送信のための操作キー群4b
によるものかを判断するためである。こうしてステップ
S5で「10001」以上であると判断すればメッセー
ジであるとしてステップS6に進み、「10001」以
上でなければメッセージでないとしてステップS8に進
む。ステップS6では受信データに該当したメッセージ
をテレビチューナー18はパーソナルコンピュータのデ
ィスプレイでオンスクリーン表示させるとともに、ステ
ップS7でブザー46を鳴動させて使用者にメッセージ
が送信されてきたことを告知する。これにより使用者は
自分に対してメッセージが送信されてきたことを知るこ
とができる。例えば「電話」のメッセージであれば、自
分に電話がかかってきていることをその表示で確認でき
またブザー46でもそのことを知ることができる。ま
た、メッセージでない場合ではステップS8で受信デー
タに該当するリモコン送信機2からの制御内容を実行し
たうえで、ステップS9でその実行内容をオンスクリー
ン表示する。こうしたオンスクリーン表示については図
7で示されている。図7では、ディスプレイの左上にメ
ッセージ例えば『電話です』『来客です』『会議です』
『呼び出しです』とスーパーインポーズで表示され、右
上に選局チャンネルが表示され、下に音量が数字と横バ
ーで表示されている。
【0032】なお、上述した本発明の実施の形態におい
てはリモコン送信機として赤外線式の送信機に適用して
説明されるが、本発明はこの形式のリモコン送信機に限
定されるものではなく、他の形式のリモコン送信機例え
ば電波を送信してテレビチューナーを無線制御するリモ
コン送信機でも同様に適用できるものである。
【0033】なお、上述の実施の形態においてはリモコ
ン送信機でリモートコントロールされる受信機器として
はテレビチューナーであったが、それ以外の受信機器に
も同様に適用できるものである。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば次の
効果が得られる。
【0035】請求項1のリモコン送信機の発明によれ
ば、データコードにメッセージ機能があるので、テレビ
チューナなどの受信機器に対してメッセージを送信で
き、例えば電子メールのような面倒なメッセージ操作が
不要となりパーソナルコンピュータ操作に不慣れな人で
も時間がかかることなくメッセージの伝達ができて便利
であることに加えて、IDコードに一斉コードの設定が
できるので、すべてのテレビチューナなどの受信機器に
対してメッセージを送信したり、必要な動作をさせるこ
とができ便利である。
【0036】請求項2のパーソナルコンピュータシステ
ムの発明によれば、パーソナルコンピュータで作業して
いる最中にでも、その作業を中止させることなく上述し
たリモコン送信機からテレビチューナなどの受信機器へ
と送信されてきたメッセージを表示させたりでき、従来
のようにメッセージの送信のための作業をその都度中止
させる必要がなくなり従来の不便さが解消される。
【0037】請求項3のパーソナルコンピュータシステ
ムの発明によれば、そのメッセージを音声でも出力され
るのでメッセージの受信を見逃すことがなくなりその便
利さがより増す。
【0038】
【0039】
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る赤外線リモートコン
トロール送信機の回路ブロック図。
【図2】本発明の実施の形態に係るテレビチューナーの
回路ブロック図。
【図3】図1の赤外線リモートコントロール送信機の外
観を示す斜視図。
【図4】図1のテレビチューナーの外観を示す斜視図。
【図5】図1の赤外線リモートコントロール送信機のコ
ードと操作キーの配列とを示す図。
【図6】動作説明に供するフローチャート。
【図7】オンスクリーン表示例を示す図。
【図8】パーソナルコンピュータシステムを示す図。
【図9】従来の赤外線リモートコントロール送信機の回
路ブロック図。
【図10】従来のテレビチューナーの回路ブロック図。
【図11】図9の赤外線リモートコントロール送信機の
外観を示す斜視図。
【図12】図10のテレビチューナーの外観を示す斜視
図。
【図13】図9の赤外線リモートコントロール送信機の
コードと操作キーの配列とを示す図。
【符号の説明】
2 赤外線リモートコントロール送信機 4 操作部 6 マイクロコンピュータ 16 IDコード設定用入力スイッチ 18 テレビチューナー 38 マイクロコンピュータ 44 IDコード設定用入力スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/00 H04Q 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロコンピュータと、このマイクロ
    コンピュータ出力に応答してデータを送信する送信手段
    と、IDコード設定手段とを具備し、マイクロコンピュ
    ータは送信データ中にカスタムコードおよびデータコー
    ドと共にIDコード設定手段で設定されたIDコードを
    含ませるリモートコントロール送信機であって、 IDコード設定手段は一斉コードの設定が可能であるこ
    とに加え、 チャンネル番号、音量調整、電源制御等の操作に関する
    メッセージではなく、電話、来客、会議、呼び出し等の
    伝達用のメッセージに対応したコードがデータコードに
    含まれるとともに、各メッセージ個々に対応した専用の
    操作キーを具備したことを特徴とするリモートコントロ
    ール送信機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のリモートコントロール
    送信機と、リモートコントロール送信機からの送信信号
    を受信する受信手段と、受信手段で受信された送信信号
    に応答して内部回路を制御するマイクロコンピュータ
    と、IDコード設定手段とを具備し、 マイクロコンピュータはIDコード設定手段で設定され
    たIDコードと、リモートコントロール送信機からのデ
    ータに含まれるIDコードとを比較し、その比較に基づ
    いて所要の動作を行う受信機器と、 受信機器からのデータに基づいてメッセージをディスプ
    レイにオンスクリーン表示するパーソナルコンピュータ
    とを組み合わせてなり、 パーソナルコンピュータで作業をしている最中にでも。
    その作業を中止させることなく、リモートコントロール
    送信機から受信機器へと送信されてきたメッセージを表
    示することを特徴とするパーソナルコンピュータシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 受信機器からのデータがメッセージであ
    る場合に音声出力可能であることを特徴とする請求項2
    記載のパーソナルコンピュータシステム。
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