JP2905651B2 - ホームターミナル - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ＣＡＴＶ再生を行うテ
レビジョン受像機等の機器へ接続し受信したＣＡＴＶ信
号を処理して出力するホームターミナルに関するもの
で、特にオンスクリーン表示を有するホームターミナル
に使用されるものである。

【０００２】

【従来の技術】まず、このようなホームターミナルをリ
モートコントロールできる従来のマルチリモートコント
ロール送信機について説明する。図５に、マルチリモー
トコントロール送信機１の外観を示す。２は各被制御機
器に対し共通の操作キー、３は被制御機器選択キーであ
る。

【０００３】操作キー２により、電源のｏｎ／ｏｆｆ、
チャンネルのｕｐ／ｄｏｗｎ、音量のｕｐ／ｄｏｗｎ等
を操作する。被制御機器選択キー３により、ホームター
ミナルとテレビジョン受像機などの被制御機器を選択す
る。例えば、ホームターミナルを操作する場合は、被制
御機器選択キー３でホームターミナルを選択し、操作キ
ー２でホームターミナルの電源のｏｎ／ｏｆｆ、チャン
ネルのｕｐ／ｄｏｗｎ等の制御を行う。テレビジョン受
像機を操作する場合は被制御機器選択キー３でテレビジ
ョン受像機を選択し、操作キー２で前記と同様に、テレ
ビジョン受像機の電源のｏｎ／ｏｆｆ、チャンネルのｕ
ｐ／ｄｏｗｎ、音量のｕｐ／ｄｏｗｎ等の操作を行う。

【０００４】ただし、テレビジョン受像機を選択した場
合、操作キー２を押したときの送信データは、テレビジ
ョン受像機のメーカーによって異なるため、予め接続さ
れているテレビジョン受像機１０を製造したメーカーの
データをマルチリモートコントロール送信機１に入力し
その制御コードを設定しておく必要がある。その入力方
法の一例としては、被制御機器選択キー３を押しながら
テレビジョン受像機１０の製造メーカー別に割り当たら
れた操作キー２を同時に押す方法等がある。

【０００５】次に、マルチリモートコントロール送信機
１の内部回路図を図６に示し説明する。

【０００６】被制御機器選択キー３には、３ＨＴと３Ｔ
Ｖが設けられており、被制御機器選択キー３ＨＴは被制
御機器としてホームターミナルを選択するためのキーで
あり、被制御機器選択キー３ＴＶはテレビジョン受像機
を選択するためのキーである。７はマイクロコンピュー
タであり、マルチリモートコントロール送信機１内の各
部を制御する。６はマルチリモートコントロール送信機
１の動作電源として寄与する電池である。

【０００７】被制御機器選択キー３の各キー（３ＨＴ，
３ＴＶ）及び共通の操作キー２の各キー（２ａ，２ｂ，
２ｃ，…）下部には、それらの任意のキーを押した場
合、マイクロコンピュータ７の入力端子Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅ
のうちいずれか一つと接続される仕組みとなっており、
同時に出力端子Ｆ，Ｇ，Ｈ，Ｉのうちのいずれか一つと
とも接続される仕組みとなっている。マイクロコンピュ
ータ７は、接続された入力と出力の組み合わせから、被
制御機器選択キー３あるいは操作キー２のうちいずれの
キーが押されたかを判別する。例えば、出力端子Ｅから
電流が流れ入力端子Ｇに電流が入ってきた場合、この情
報からマイクロコンピュータ７は、被制御機器選択キー
３ＴＶが押された状態、即ち、テレビジョン受像機が選
択された状態と判別する。

【０００８】また、マイクロコンピュータ７内に有るメ
モリーには、各メーカーが製造したホームターミナルと
他の被制御機器のリモコンデータが、各メーカー別，各
被制御機器別，各制御命令別に整理して予め記憶されて
いる。マイクロコンピュータ７は、メーカーが設定され
た後に被制御機器選択キー３で選択された機器の操作キ
ー２で押された情報に該当するリモコンデータを、予め
記憶された全リモコンデータの中から検索し、該当する
リモコンデータが在ればこれを出力端子Ａよりトランジ
スタ４へ出力する。出力されたリモコンデータは、トラ
ンジスタ４で増幅され、赤外発光ダイオード５により赤
外搬送波信号８に変換され出力される。次に、一般のホ
ームターミナルのブロック図を図４に示し説明する。

【０００９】ここで、マルチリモートコントロール送信
機１は、図５および図６で示しその詳細を上述のとおり
説明したものであり、これによりホームターミナル９と
テレビジョン受像機１０の両方を１台で操作できる。

【００１０】端子１１を介して、ＣＡＴＶの入力信号ａ
は、分配器１２に入力される。分配器１２は、ＣＡＴＶ
の入力信号ａを２つの分岐信号ａ１，ａ２に分配し、分
岐信号ａ１をチューナ１３に、分岐信号ａ２をデータ受
像機１８に出力する。

【００１１】チューナ１３は、制御回路部１９からチャ
ンネル選局データとして入力される制御信号ｄによりチ
ャンネルを選局し、分配器１２から入力された分岐信号
ａ１を選局したチャンネルの中間周波信号ｉｆに変換す
る。

【００１２】中間周波増幅検波回路１４は、チューナ１
３から入力された中間周波信号ｉｆを増幅検波し、映像
信号ｐおよび音声信号ｓを出力し、映像信号ｐをＯＳＤ
（オンスクリーン表示）回路１５に与えるとともに、音
声信号ｓをＲＦモジュレータ１６に出力する。

【００１３】ＯＳＤ回路１５は、中間周波増幅検波回路
１４から入力された映像信号ｐと予めメモリ（図示せ
ず）に保持しているアルファベット，数字，文字等の信
号を合成し映像信号ｐ′をＲＦモジュレータ１６に出力
する。

【００１４】ＲＦモジュレータ１６は、ＯＳＤ回路１５
から入力された映像信号ｐ′と中間周波増幅検波回路１
４から入力された音声信号ｓを共に、テレビの空きチャ
ンネルに対応する特定の高周波数信号ｒに変換後、該高
周波数信号ｒを出力端子１７を介してテレビジョン受像
機１０に出力する。

【００１５】テレビジョン受像機１０は、図６に示すマ
ルチリモートコントロール送信機１の赤外発光ダイオー
ド５から送信された赤外搬送波信号８を受信復調後、該
赤外搬送波信号８に基づき視聴したいチャンネルの選択
等の諸条件の設定変更を行う。特に、ＣＡＴＶを視聴し
たいときには、予め設定したＣＡＴＶ入力用チャンネル
に合わせる。そして、出力端子１７を介してホームター
ミナル９から入力された高周波数信号ｒに基づきＣＡＴ
Ｖ選択チャンネルの映像と音声を再生する。

【００１６】データ受信機１８は、分配器１２から入力
された分岐信号ａ２をデータ信号ｂに復調し、制御回路
部１９に出力する。

【００１７】制御回路部１９は、メモリーやＣＰＵ等を
有する電気回路で構成されたマイクロコンピュータであ
り、データ受信機１８から入力されたデータ信号ｂ等の
制御内容に基づき、ホームターミナル９内各部へ制御信
号を出力する中枢的機能を有している。即ち、操作キー
２２から入力された信号ｃ１及び受光部２０から入力さ
れた信号ｃ２をデコードし、チューナ１３にＣＡＴＶ放
送のチャンネル選局データとして制御信号ｄを出力し、
同時に、選局したＣＡＴＶ放送のチャンネルを信号ｆと
してＣＨ表示部２１に出力する。更に、例えばチャンネ
ル，音量，音声モード等の、テレビジョン受像機１０の
画面に表示するべきアルファベット，数字，文字等のデ
ータをＯＳＤ回路１５のメモリから読み出すためのアド
レスや画面上における文字などの位置を指定する信号ｅ
としてＯＳＤ回路１５へ出力する。

【００１８】操作キー２２は、ホームターミナル９本体
の表面等に位置し、使用者の意図どおりに各種設定モー
ドをマニュアルで設定するためのキーを有し、該キーに
手動入力された各種設定モードを信号ｃ１として制御回
路部１９に出力する。

【００１９】ＣＨ表示部２１は、２つの「日」文字パタ
ーンによって数字２桁に表示される発光ダイオードから
構成され、制御回路部１９から入力された信号ｆに基づ
き、チューナ１３が選局しているＣＡＴＶ放送のチャン
ネルを、数字や文字を用いて使用者が読めるようにビジ
ュアルに表示する。

【００２０】受光部２０は、マルチリモートコントロー
ル送信機１が出力した赤外搬送波信号８を受信し、該赤
外搬送波信号８を信号ｃ２として復調し制御回路部１９
に出力する。例えば、テレビジョン受像機１０のＣＡＴ
Ｖ入力用チャンネルを３チャンネルとする場合、予めテ
レビジョン受像機１０の受信チャンネルをマルチリモー
トコントロール送信機１の被制御機器選択キー３でテレ
ビジョン受像機を選択し、３チャンネルに合わせる。こ
の３チャンネルにはホームターミナル９が動作している
限り常に、ＣＡＴＶ出力信号ｒが常時入力されているの
で、ＣＡＴＶの視聴を行う場合、マルチリモートコント
ロール送信機１によりホームターミナル９へＣＡＴＶ放
送の受信したい選局チャンネルデータを入力することに
より、所望のＣＡＴＶ放送の局を選ぶことができる。

【００２１】

【発明が解決しようとする課題】ところで、マルチリモ
ートコントロール送信機１により、直接テレビジョン受
像機１０を制御する場合、予めそのテレビジョン受像機
１０を製造したメーカーのデータをマルチリモートコン
トロール送信機１に入力しそのコードを設定し記憶させ
ておく必要がある。しかし、その設定方法は取扱説明書
またはマルチリモートコントロール送信機１に貼り付け
るラベルに記載されており、設定方法の知らない使用者
は、取扱説明書が無いと設定できず、また、マルチリモ
ートコントロール送信機１のラベルでは、文字が小さく
見づらくなり、ラベルを貼り付ける分コストアップとな
る。

【００２２】また、マルチリモートコントロール送信機
１でテレビジョン受像機１０を操作しようとした時、テ
レビジョン受像機１０の製造メーカーを予め設定する必
要があることを知らない使用者は、マルチリモートコン
トロール送信機１でテレビジョン受像機１０が操作でき
ないので、マルチリモートコントロール送信機１の故障
と間違い易い。

【００２３】更に、マルチリモートコントロール送信機
１を操作しその操作どおりテレビジョン受像機１０が動
作しない時、設定操作の誤りなのか、マルチリモートコ
ントロール送信機１の故障なのか区別がつかないので処
置に往生するといった問題が生じる。

【００２４】本発明は、このような問題を解決し、使用
者が用いる予定の被制御機器を操作する際に製造メーカ
ーが未設定である時、そのメッセージと設定方法を表示
手段に表示させるホームターミナルを提供することを目
的とする。

【００２５】

【課題を解決するための手段】本発明は、マルチリモー
トコントロール送信機によって制御されるとともに、出
力側に単数乃至複数の被制御機器が接続され、該被制御
機器を製造したメーカーの設定が行われるホームターミ
ナルにおいて、前記被制御機器を製造したメーカーの設
定が行われておらず、前記マルチリモートコントロール
送信機が、前記被制御機器を製造したメーカーを設定す
るデータを未設定で送信した時に、該送信された未設定
のデータを受信し、前記被制御機器を製造したメーカー
の設定を行うための前記マルチリモートコントロール送
信機での設定方法を表示させる手段を有することを特徴
とするものである。

【００２６】

【作用】上記構成により、ホームターミナルは、被制御
機器を製造したメーカーの設定が行われていないとき
に、マルチリモートコントロール送信機からのメーカー
未設定データを受信し、そのマルチリモートコントロー
ル送信機での設定方法を表示させ、例えばメーカー未設
定メッセージとその設定方法を被制御機器のオンスクリ
ーンに表示するので、使用者はこれによりマルチリモー
トコントロール送信機自身が未設定であることとその設
定方法を認知できる。

【００２７】

【実施例】本発明を実施したホームターミナルについて
説明する。

【００２８】まず、図１に示す本実施例のホームターミ
ナル９にコントロール信号やデータを送るマルチリモー
トコントロール送信機１としては上述した図５及び図６
の送信機を使用することができる。

【００２９】上述のとおり、図６に示すマイクロコンピ
ュータ７には、全テレビジョン受像機１０の製造メーカ
ーのリモートコントロールデータが記憶されている。従
って、使用する予定のテレビジョン受像機１０を製造し
たメーカーを予め入力しそのコードを設定する必要があ
る。使用者がテレビジョン受像機１０の製造メーカーを
未設定のままでテレビジョン受像機１０をマルチリモー
トコントロール送信機１で操作すると、マルチリモート
コントロール送信機１はメーカー未設定データをホーム
ターミナル９に向け送信する。

【００３０】すなわち、前記マイクロコンピュータ７
は、図２に示す動作フローチャートを有し、これによっ
てマルチリモートコントロール送信機１からメーカー未
設定データが送信される。

【００３１】まず、ステップ＃１において、各諸条件が
初期化され制御がスタートする。

【００３２】ステップ＃２において、いずれかのＫＥＹ
が押されたかチエックする。ＫＥＹがいずれか一つ押さ
れていればステップ＃３へ進み、全く押されていなけれ
ばステップ＃２へ戻る。

【００３３】ステップ＃３において、押されたＫＥＹ
が、その入力により使用予定のテレビジョン受像機を製
造したメーカーのコードを設定する（以下「テレビメー
カー設定」という）ためのものかチエックする。テレビ
メーカー設定に関するものでなければステップ＃８に進
む。テレビメーカー設定に関するものであればステップ
＃４に進む。

【００３４】ステップ＃４において、テレビメーカー設
定に関する処理を行いステップ＃５へ進む。

【００３５】ステップ＃５において、テレビメーカー設
定は設定済かどうかチエックする。テレビメーカー設定
が未設定であればステップ＃６へ進み、設定済であれば
ステップ＃７へ進む。

【００３６】ステップ＃６において、テレビメーカー設
定の未設定データをホームターミナルに向けて送信し、
ステップ＃２へ戻る。

【００３７】ステップ＃７において、設定したテレビメ
ーカーの設定完了リモコンデータをホームターミナルに
向けて送信しステップ＃２へ戻る。

【００３８】ステップ＃８において、押されたＫＥＹの
リモコンデータをホームターミナルに向けて送信し、ス
テップ＃２に戻る。

【００３９】このように上記マルチリモートコントロー
ル送信機１の動作フローチャートにおいて、使用者がテ
レビジョン受像機１０の製造メーカーを未設定のままで
テレビジョン受像機１０をマルチリモートコントロール
送信機１で操作すると、ステップ＃６でマルチリモート
コントロール送信機１はテレビメーカー未設定データを
ホームターミナル９に向け送信する。

【００４０】次に、ホームターミナルのブロック図を図
１に示し説明する。

【００４１】同図において、テレビジョン受像機１０を
被制御機器とする。ここで、マルチリモートコントロー
ル送信機１は、図５および図６で示しその詳細を上述の
とおり説明したものであり、ホームターミナル９とテレ
ビジョン受像機１０の両方を１台で操作できる。

【００４２】端子１１を介して、ＣＡＴＶの入力信号ａ
は、分配器１２に入力される。分配器１２は、ＣＡＴＶ
の入力信号ａを２つの分岐信号ａ１，ａ２に分配し、分
岐信号ａ１をチューナ１３に、分岐信号ａ２をデータ受
信機１８に出力する。

【００４３】チューナ１３は、制御回路部３０からチャ
ンネル選局データとして出力される制御信号ｄによりチ
ャンネルを選局し、分配器１２から入力された分岐信号
ａ１を選局したチャンネルの中間周波信号ｉｆに変換す
る。

【００４４】中間周波増幅検波回路１４は、チューナ１
３から入力された中間周波信号ｉｆを増幅検波し、映像
信号ｐおよび音声信号ｓに変換し、映像信号ｐをＯＳＤ
回路１５に出力するとともに、音声信号ｓをＲＦモジュ
レータ１６に出力する。

【００４５】ＯＳＤ回路１５は、中間周波増幅検波回路
１４から入力された映像信号ｐとアルファベット，数
字，文字等を合成し映像信号ｐ′をＲＦモジュレータ１
６に出力する。

【００４６】ＲＦモジュレータ１６は、ＯＳＤ回路１５
から入力された映像信号ｐ′と中間周波増幅検波回路１
４から入力された音声信号ｓを共に、テレビの空きチャ
ンネルに対応する特定の高周波数信号ｒに変換後、該高
周波数信号ｒを出力端子１７を介してテレビジョン受像
機１０に出力する。

【００４７】テレビジョン受像機１０は、図６に示すマ
ルチリモートコントロール送信機１の赤外発光ダイオー
ド５から送信された赤外搬送波信号８を受信復調後、該
赤外搬送波信号８に基づき視聴したいチャンネルの選択
等の諸条件の設定変更を行う。特に、ＣＡＴＶを視聴し
たいときには、予め設定したＣＡＴＶ入力用チャンネル
に合わせる。そして、出力端子１７を介してホームター
ミナル９から入力された高周波数信号ｒに基づきＣＡＴ
Ｖ選局チャンネルの映像と音声を再生する。

【００４８】また、マルチリモートコントロール送信機
１から送信されたテレビの製造メーカーについて受信
し、設定が未設定であること及びその設定方法を文章，
記号，数字等でオンスクリーン表示する。

【００４９】データ受信機１８は、分配器１２から入力
された分岐信号ａ２をデータ信号ｂに復調し、制御回路
部３０に出力する。

【００５０】制御回路部３０は、メモリやＣＰＵ等を有
する電気回路で構成されたマイクロコンピュータであ
り、データ受信機１８から入力されたデータ信号ｂ等の
制御内容に基づき、ホームターミナル９内各部へ制御信
号を出力する中枢的機能を有している。即ち、操作キー
２２から入力された信号ｃ１及び受光部２０から入力さ
れた信号ｃ２をデコードし、チューナ１３にＣＡＴＶ放
送のチャンネル選局データとして制御信号ｄを出力し、
同時に、選局したＣＡＴＶ放送のチャンネルを信号ｆと
してＣＨ表示部３１に出力する。更に、例えばチャンネ
ル，音量，音声モード等の、テレビジョン受像機１０の
画面に表示するべきアルファベット，数字，文字等のデ
ータを信号ｅとしてＯＳＤ回路１５へ出力する。

【００５１】操作キー２２は、ホームターミナル９本体
の表面等に位置し、使用者の意図どおりに各種設定モー
ドをマニュアルで設定するためのキーを有し、該キーに
手動入力された各種設定モードを信号ｃ１として制御回
路部３０に出力する。

【００５２】ＣＨ表示部３１は、例えば２つの「日」文
字パターンによって数字２桁に表示される発光ダイオー
ドから構成され、主として、制御回路部３０から入力さ
れた信号ｆに基づき、チューナ１３が選局しているＣＡ
ＴＶ放送のチャンネルを、数字や文字を用いて使用者が
読めるようにビジュアルに表示する。

【００５３】受光部２０は、マルチリモートコントロー
ル送信機１が出力した赤外搬送波信号８を受信し、該赤
外搬送波信号８を信号ｃ２として復調し制御回路部３０
に出力する。

【００５４】ここで、ホームターミナル各部を制御する
制御回路部３０の動作を図３のフローチャートに従って
説明する。

【００５５】まず、ステップ＃１１において、各諸条件
が初期化され制御がスタートする。スタート＃１２にお
いて、受光部２０がマルチリモートコントロール送信機
１から赤外搬送波信号８の形で発せられたリモコンデー
タを受信したかどうかチェックする。リモコンデータを
受信していればスタート＃１３へ進み、リモコンデータ
を受信していなければステップ＃１２へ戻る。

【００５６】ステップ＃１３において、受信したリモコ
ンデータがテレビメーカー未設定データかチェックし、
そうであればステップ＃１４へ進み、そうでなければス
テップ＃１５へ進む。

【００５７】ステップ＃１４において、テレビジョン受
像機メーカー設定方法をオンスクリーン表示しステップ
＃１２へ戻る。

【００５８】ステップ＃１５において、受信したリモコ
ンデータがホームターミナル制御に関するデータかチェ
ックし、そうであればステップ＃１６へ進み、そうでな
ければ何も制御動作せずにステップ＃１２へ戻る。

【００５９】ステップ＃１６において、受信したリモコ
ンデータに基づきホームターミナル９を制御しステップ
＃１２に戻る。

【００６０】このように上記制御回路部３０の動作フロ
ーチャートにおいて、マルチリモートコントロール送信
機１から送信されたテレビメーカー未設定データはステ
ップ＃１２で受信され、ステップ＃１４で設定が未設定
であること及びその設定方法を文章，記号，数字等でオ
ンスクリーン表示される。

【００６１】尚、被制御機器としてテレビジョン受像機
１０を用いたがその他のものでも応用でき、さらにこれ
らを複数用いた場合にも応用できる。

【００６２】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、ホームタ
ーミナルは、被制御機器を製造したメーカーの設定が行
われていないときに、マルチリモートコントロール送信
機からのメーカー未設定データを受信し、そのマルチリ
モートコントロール送信機での設定方法を表示させ、例
えばメーカー未設定メッセージとその設定方法を被制御
機器のオンスクリーンに表示するので、使用者はこれに
よりマルチリモートコントロール送信機自身が未設定で
あることとその設定方法を認知でき、取扱説明書がなく
ても設定可能となり、またマルチリモートコントロール
送信機のラベルに設定方法の記載が不要となるため、ラ
ベルが不要となりコスト低減される。

【００６３】また、メーカー設定を予め設定することを
知らない使用者がメーカー未設定で被制御機器を操作し
た場合にも、メーカー未設定メッセージとその設定方法
がオンスクリーン表示されるので、メーカー設定を設定
する必要があることを理解できるため、メーカー設定を
しないで、被制御機器を操作して、操作不能でマルチリ
モートコントロール送信機の故障と間違えるトラブルが
なくなる。

【００６４】更に、本発明の手順は、マイクロコンピュ
ータのソフトウェア上で対応できるため、従来のハード
のまま特に新規の部品などを付加することなく実施でき
コストのアップが全く無い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すホームターミナルブロ
ック図である。

【図２】図１に示すマルチリモートコントロール送信機
のマイクロコンピュータ動作フローチャートを示す図で
ある。

【図３】図１に示すホームターミナルのマイクロコンピ
ュータ動作フローチャートを示す図である。

【図４】従来のホームターミナルブロック図である。

【図５】一般のマルチリモートコントロール送信機外観
図である。

【図６】一般のマルチリモートコントロール送信機回路
図である。

【符号の説明】

１ マルチリモートコントロール送信機 ９ ホームターミナル １０ テレビジョン受信機

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 マルチリモートコントロール送信機によ
   って制御されるとともに、出力側に単数乃至複数の被制
   御機器が接続され、該被制御機器を製造したメーカーの
   設定が行われるホームターミナルにおいて、前記被制御
   機器を製造したメーカーの設定が行われておらず、前記
   マルチリモートコントロール送信機が、前記被制御機器
   を製造したメーカーを設定するデータを未設定で送信し
   た時に、該送信された未設定のデータを受信し、前記被
   制御機器を製造したメーカーの設定を行うための前記マ
   ルチリモートコントロール送信機での設定方法を表示さ
   せる手段を有することを特徴とするホームターミナル。