JPH10210573A - リモートコントロール送信機、受信機器、パーソナルコンピュータシステム - Google Patents

リモートコントロール送信機、受信機器、パーソナルコンピュータシステム

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JPH10210573A
JPH10210573A JP9011186A JP1118697A JPH10210573A JP H10210573 A JPH10210573 A JP H10210573A JP 9011186 A JP9011186 A JP 9011186A JP 1118697 A JP1118697 A JP 1118697A JP H10210573 A JPH10210573 A JP H10210573A
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JP
Japan
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data
remote control
tuner
control transmitter
transmission
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Application number
JP9011186A
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English (en)
Inventor
Kenji Itagaki
憲志 板垣
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】送信信号の到達距離範囲外の受信機器に対して
も容易にデータを送信可能としてその操作上の便利さを
向上させる。 【解決手段】リモコン送信機2と複数のテレビチューナ
ー4,6と複数のパーソナルコンピュータ8,10とを
有し、リモコン送信機2は送信データ中に順次伝送ビッ
トを設定して第1のテレビチューナー4にチューナ制御
信号IR0を送信し、第1のテレビチューナー4はこの
チューナ制御信号IR0に含まれる順次伝送ビットから
順次伝送すべきときは第2のテレビチューナー6にチュ
ーナ制御信号IR1としてデータを再送信し、第2のテ
レビチューナー6は同様に順次伝送ビットからチューナ
制御信号IR2としてデータを再送信する構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、赤外線などを用
いたリモートコントロール送信機と、このリモートコン
トロール送信機からの送信信号に応答動作するパーソナ
ルコンピュータ用テレビチューナーなどの受信機器とに
係り、さらには、リモートコントロール送信機と、テレ
ビチューナーなどの受信機器と、テレビチューナーなど
の受信機器からの信号などに応答動作するパーソナルコ
ンピュータとの組み合わせからなるパーソナルコンピュ
ータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】図9を参照して従来のパーソナルコンピ
ュータシステムについて説明すると、テレビチューナー
200はロッドアンテナ202で受信される各テレビ放
送局それぞれからのテレビジョン信号Aのうち、希望さ
れるテレビ放送局からのテレビジョン信号を選択、増
幅、復調などの所定の信号処理をしたうえで映像出力端
子204からは映像信号pを、音声出力端子206から
は音声信号sをそれぞれパーソナルコンピュータ208
に対して出力する。パーソナルコンピュータ208はそ
れの映像入力端子210と音声入力端子212とに入力
されてくる受信機器の一例であるテレビチューナー20
0からの映像信号pと音声信号sとにA/D変換などの
処理をして、それのディスプレイ214には映像信号p
に対応してテレビ画像を表示するとともに、図示してい
ないスピーカからは音声信号sに対応して音声を出力す
る。リモコン送信機216は、赤外線発信部218を備
えており、この赤外線発信部218からテレビチューナ
ー200の赤外線信号受信部220に向けて赤外線の形
でテレビチューナー制御信号IRを出力する。テレビチ
ューナー200は受信したテレビチューナー制御信号I
Rに応答して動作を制御する。この制御内容としては例
えば、テレビチューナー200における電源の入/切制
御、テレビチャンネルの選局制御、音量の増減制御など
があげられる。
【0003】図10を参照してリモコン送信機216の
内部回路を概略的に説明すると、まず、リモコン送信機
216は、マイクロコンピュータ222、複数の操作キ
ーを備えた操作部224、マイクロコンピュータ222
からの出力に応答するトランジスタ226、発光ダイオ
ード228および内蔵電池230を有している。そし
て、操作部224における複数の操作キーの中から使用
者によって任意に選択された操作キーが押し操作される
と、マイクロコンピュータ222は、押し操作された操
作キーに該当したデータをトランジスタ226のベース
に出力する。そうすると、トランジスタ226はマイク
ロコンピュータ222からの出力データつまり使用者が
選択操作した操作キーに対応した内容で駆動される結
果、発光ダイオード228はその出力データに対応した
内容で赤外線発光動作し、これがチューナ制御信号IR
としてテレビチューナー200の赤外線受信部220に
与えられることになる。
【0004】図11を参照してテレビチューナー200
の内部回路について説明すると、テレビチューナー20
0は、ロッドアンテナ232、外部アンテナ入力端子2
34、チューナ236、中間周波(IF)増幅検波部2
38、オンスクリーン表示部(OSD)240、赤外線
受信部であるリモコン受光部242、マイクロコンピュ
ータ244、映像出力端子246および音声出力端子2
48を備えている。そして、テレビチューナー200
は、テレビアンテナ232または外部アンテナ入力端子
234で受信されたテレビジョン信号をチューナー23
6に取り込むとともに、チューナー236においては取
り込んだテレビジョン信号のうち選局したチャンネルに
係るテレビジョン信号を中間周波信号に変換し、さらに
中間周波増幅検波部238でその信号を増幅検波して映
像信号pと音声信号sとを生成する。テレビチューナー
200はさらにオンスクリーン表示部240でその映像
信号をアルファベット、数字、文字などと合成した合成
映像信号p’としてから映像出力端子246から出力
し、また、音声信号sは音声出力端子248から出力す
る。こうした処理においてテレビチューナー200は、
リモコン送信機216からの赤外線の形式のチューナ制
御信号IRをリモコン受光部242でそれに対応した電
気信号の形式のチューナ制御信号cに変換したうえでマ
イクロコンピュータ244に出力する。リモコン送信機
216からのチューナ制御信号IRがチャンネル選局で
ある場合は、マイクロコンピュータ244は、チューナ
ー236に対してはチューナー選局データを出力すると
ともに、オンスクリーン表示部240に対してはそのチ
ャンネルの数字データを出力する。
【0005】図12を参照してリモコン送信機216か
らテレビチューナー200へのチューナ制御信号IR
と、リモコン送信機216の操作部224における操作
キーの配列とについて説明する。チューナ制御信号IR
に含まれるデータは、図12aで示すようにカスタムコ
ードと、データコードとから構成されている。カスタム
コードは製造メーカー間、あるいはテレビ、VTR、エ
アコンなど機器相互間での誤動作を防止するために設定
されたものであり、仮にデータコードが同一であっても
カスタムコードが異なるために相互に干渉することが避
けられる。データコードは各操作キーが有する操作機能
毎に対応して設定されたものである。一例として図12
bで示すように記号「1」が付されている操作キーはデ
ータコード「00001」で機能「CH1」(テレビ放
送チャンネル1を選局する機能)、記号「2」が付され
ている操作キーはデータコードが「00010」でチャ
ンネル「CH2」(テレビ放送チャンネル2を選局する
機能)、……文字「音量大」が付されている操作キーは
データコード「01101」で機能「音量大」(スピー
カの音量を大きくする機能)……といったものである。
また、文字「電話」「来客」「会議」「呼出」が付され
ている操作キーはデータコード「10001」「100
10」「10011」「10100」でメッセージ機能
である。このようにして操作部224には全部で20個
の操作キーが配列されて構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】こうした従来のパーソ
ナルコンピュータシステムにおいては、次に述べるよう
な課題が指摘されている。
【0007】(1)リモコン送信機の赤外線によるチュ
ーナー制御信号の到達距離範囲内のテレビチューナーに
対してのみしか制御操作ができない。このことはリモコ
ン送信機は前記到達距離範囲内のテレビチューナーに対
してしかメッセージの伝達ができないことになり、到達
距離範囲外のテレビチューナーには再度到達距離範囲内
にまでリモコン送信機を移動させてメッセージを再度伝
達操作させる必要があり操作上たいへん不便である。
【0008】(2)リモコン送信機からのチューナー制
御信号には指向性があるから、リモコン送信機の操作者
は自分の周囲に設置されているテレビチューナーの複数
を一度に操作することはできず、指向性外にあるすべて
のテレビチューナーに対しては一々同じ操作をする必要
があり操作上たいへん不便である。
【0009】(3)操作者がパーソナルコンピュータで
他の仕事をしているときに、不意にリモコン送信機から
のチューナー制御信号を受信したり、メッセージを受信
してしまうと、パーソナルコンピュータは当該他の仕事
が中断されたり、あるいは邪魔をされたりすることにな
るが、このようなことはパーソナルコンピュータとして
の仕事の効率をたいへん悪くすることになる。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の
リモコン送信機においては、マイクロコンピュータと、
このマイクロコンピュータ出力に応答してデータを送信
する送信手段と、前記データを順次伝送するか否かを選
択する順次伝送選択手段とを具備し、前記マイクロコン
ピュータは前記送信手段で送信される送信データ中に前
記順次伝送選択手段による順次伝送選択内容を付加する
ことを特徴とする構成によって上述した課題を解決して
いる。
【0011】請求項2に係る本発明のリモコン送信機に
おいては、請求項1に加え前記送信データがカスタムコ
ードとデータコードと順次伝送選択ビットとからなるこ
とを特徴とする構成によって上述した課題を解決してい
る。
【0012】請求項3に係る本発明のリモコン送信機に
おいては、請求項2にさらに前記順次伝送選択手段が外
部操作により順次伝送選択ビットの内容の設定が可能で
あることを特徴とする構成によって上述した課題を解決
している。
【0013】請求項4に係る本発明の受信機器において
は、リモートコントロール送信機から送信されたデータ
を受信する受信手段と、受信したデータを再送信する再
送信手段と、前記受信手段で受信されたデータに応答し
て内部回路を制御するとともに、前記受信したデータに
基づいてこの受信データを順次伝送するべきと判断した
ときは前記再送信手段を制御して前記受信データを再送
信制御するマイクロコンピュータとを具備したことを特
徴とする構成によって上述した課題を解決している。
【0014】請求項5に係る本発明の受信機器において
は、請求項4に加えさらに受信データ有効/無効選択手
段と、データメモリとを備え、前記マイクロコンピュー
タは、受信データ有効/無効選択手段で受信データを有
効とするか無効とするかを判断するとともに、有効とす
る場合には受信データを再送信し、無効とする場合は再
送信しないことを特徴とする構成によって上述した課題
を解決している。
【0015】請求項6に係る本発明のパーソナルコンピ
ュータシステムにおいては、請求項1ないし3いずれか
記載のリモートコントロール送信機と、請求項4または
5記載の受信機器と、前記受信機器からのデータに基づ
いてオンスクリーン表示するパーソナルコンピュータと
を組み合わせてなることを特徴とする構成によって上述
した課題を解決している。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態に係る赤外線リモートコントロール送信機(以
下、単にリモコン送信機という)、受信機器としてのパ
ーソナルコンピュータ用テレビチューナーおよびこれら
を組み合わせてなるパーソナルコンピュータシステムに
ついて説明する。
【0017】図1はこのパーソナルコンピュータシステ
ムのブロック図であり、図9と対応ないしは同一の部分
であっても異なる符号を付しているが、基本とする機能
は同じであるから、本実施の形態においてはその機能に
ついての重複するような詳しい説明は省略することにす
る。図1を参照して、本実施の形態に係るパーソナルコ
ンピュータシステムはリモコン送信機2と、複数この例
では説明の便宜上2つのテレビチューナー4,6と、複
数この例では説明の便宜上2つのパーソナルコンピュー
タ8,10とを有している。リモコン送信機2はチュー
ナー制御信号発信部12から第1のテレビチューナー4
に赤外線の形でチューナー制御信号IR0を出力する。
第1のテレビチューナー4はチューナー制御信号IR0
の受信部14と発信部16とを備えており、リモコン送
信機2からのチューナー制御信号IR0を受信部14で
受信可能としている一方、発信部16では第2のテレビ
チューナー6に向けてチューナー制御信号IR1を発信
可能としている。第2のテレビチューナー6はチューナ
ーの受信部18と発信部20とを備えており、受信部1
8では第1のテレビチューナー4からのチューナー制御
信号IR1を受信可能としている一方、発信部20では
さらに図示していないテレビチューナーに向けてチュー
ナー制御信号IR2を発信可能としている。これら各テ
レビチューナー4,6はそれぞれ対応する第1および第
2のパーソナルコンピュータ8,10に対して図9を参
照して上述のように説明したのと同様にして映像信号p
と音声信号sとを出力可能となっている。
【0018】図2を参照してリモコン送信機2の内部回
路について説明すると、リモコン送信機2は図10で示
された従来のリモコン送信機216と同様にして、リモ
コン送信機の動作を司るマイクロコンピュータ22と、
複数の操作キーを備えた操作部24と、マイクロコンピ
ュータ22からの出力aに応答してオンオフ動作するト
ランジスタ26と、このトランジスタ26に駆動されて
チューナー制御信号IR0を赤外線の形で発信するよう
に発光動作する発光ダイオード28と、交換可能な内蔵
電池30とを備えているとともに、このリモコン送信機
2からのチューナ制御信号IR0をまず第1のテレビチ
ューナー4に送信し、この第1のテレビチューナー4か
らさらにチューナ制御信号IR1を次の第2のテレビチ
ューナー6に再送信させるように順次に伝送(順次伝送
モード)するかどうかを選択するために操作される順次
伝送選択スイッチ32と、プルアップ抵抗33とを備え
ている。順次伝送選択スイッチ32はマイクロコンピュ
ータ22の入力ポートi1に接続されているとともに、
この入力ポートi1はプルアップ抵抗33により電源+
Bにプルアップされていることで、順次伝送選択スイッ
チ32がオンにされて順次伝送モードが選択されたとき
は入力ポートi1がローレベルに、順次伝送選択スイッ
チ32がオフにされて順次伝送モードが選択されないと
きは入力ポートi1がハイレベルに設定されるようにな
っている。マイクロコンピュータ22は順次伝送選択ス
イッチ32がオンされて入力ポートi1の電位がローレ
ベルになるとトランジスタ26を駆動して発光ダイオー
ド28を発光駆動してチューナ制御信号IR0を送信す
るに際しこのチューナ制御信号IR0に含まれるカスタ
ムコードとデータコードとのデータに「0」(順次伝送
しないビット)の伝送ビットが付加されるように制御
し、順次伝送選択スイッチ32がオフされて入力ポート
i1の電位がハイレベルになると「1」(順次伝送する
ビット)の伝送ビットが付加されるように制御するよう
になっている。
【0019】図3を参照して第1のテレビチューナー4
の内部回路について説明する。第2のテレビチューナー
6は第1のテレビチューナー4と同じ構成であるので第
2のテレビチューナー6についての説明は省略する。ま
た、図3においては、図11と対応する部分であっても
異なる符号を付しているが、基本とする機能は同である
から、その機能についての重複するような詳しい説明は
省略することにする。
【0020】図3を参照して、本実施の形態における第
1のテレビチューナー4は、図11のテレビチューナー
200と同様に、伸縮自在のロッドアンテナ34と、外
部アンテナ入力端子36と、チューナー38と、中間周
波(IF)増幅検波部40と、オンスクリーン表示部
(OSD)42と、映像出力端子44と、音声出力端子
46と、受信窓48を介するリモコン送信機2からの赤
外線によるチューナ制御信号IR0を受信するリモコン
受光部50と、マイクロコンピュータ52とを備えてい
るとともに、さらに送信窓54を介して赤外線によるチ
ューナ制御信号IR1を再送信するリモコン発光部56
と、受信データ格納用メモリ58と、受信データ有効/
無効選択スイッチ60と、プルアップ抵抗62とを備え
ている。受信データ有効/無効選択スイッチ60はマイ
クロコンピュータ52の入力ポートi2に接続されてお
り、入力ポートi2はプルアップ抵抗62で電源+Bに
プルアップされていることで、受信データ有効/無効選
択スイッチ60がオンにされると入力ポートi2がロー
レベルに設定されてマイクロコンピュータ52は受信し
たデータを有効とするように制御動作し、受信データ有
効/無効選択スイッチ60がオフにされると入力ポート
i2がハイレベルに設定されてマイクロコンピュータ5
2は受信したデータを無効とするよう制御動作するよう
になっている。そして、メモリ58に受信したデータを
格納する。
【0021】このような図2および図3で示された構成
を有するリモコン送信機2とテレビチューナー4,6と
において、図1で示すように操作者の操作に対応してリ
モコン送信機2からのチューナ制御信号IR0が第1の
テレビチューナー4に発信され、第1のテレビチューナ
ー4はそれのリモコン受光部50でリモコン送信機2か
らのチューナ制御信号IR0を受信すると、リモコン受
光部50においてこの赤外線形式のチューナ制御信号I
R0を電気信号cに変換したうえでマイクロコンピュー
タ52に出力する。マイクロコンピュータ52はこの電
気信号cに含まれるデータに基づいて所定の動作をす
る。ここで、リモコン送信機2からのチューナ制御信号
IR0に含まれるデータについて図4を参照して説明す
ると、このデータは図4(a)で示すようにカスタムコ
ードとデータコードと、順次伝送ビット(「1」でデー
タを伝送する。「0」でデータを伝送しない。)から構
成されている。カスタムコードおよび図4(b)で示さ
れるデータコードについては上述したのでその説明は省
略する。本実施の形態においては図4(c)で示すよう
に上述の各操作キーに加えて、「順次伝送」の文字が記
述されていて受信したデータを再送信つまり順次伝送す
るかどうかを選択するための操作キーである順次伝送選
択スイッチ32を備えている。この順次伝送選択のため
の順次伝送選択スイッチ32が「する」側に操作されて
いる場合では該順次伝送選択スイッチ32がオフして順
次伝送モードとなり、「しない」側に操作されている場
合では該順次伝送選択スイッチ32がオンして順次伝送
しないモードとなる。
【0022】まず、図1、図2および図5を参照してリ
モコン送信機2の動作について説明すると、ステップS
1でマイクロコンピュータ22は操作部24の中の操作
キーが操作されたかどうかを判断し、操作されたと判断
したときはステップS2で操作された操作キーのデータ
をセットし、次いでステップS3で順次伝送選択スイッ
チ32がオンにされたかどうかを判断する。順次伝送選
択スイッチ32がオンにされてチューナ制御信号IR0
中のデータを順次伝送すると判断したときは、ステップ
S4で順次伝送ビットを「0」にセットし、オンにされ
ていないと判断したときはステップS5で順次伝送ビッ
トを「1」にセットしたうえで、それぞれステップS6
でデータをチューナ制御信号IR0として送信する。
【0023】図1、図3、図6および図7を参照してテ
レビチューナー4の動作について説明すると、ステップ
S11でマイクロコンピュータ52は受信データ有効/
無効選択スイッチ60がオンになっているかどうかを判
断する。受信データ有効/無効選択スイッチ60がオン
になっているときはステップS12に、オンになってい
ないときはステップS13で「×リモコン」をオンスク
リーン表示してステップS11に戻る。ステップS12
ではリモコン送信機2からの送信データを受信したかど
うかを判断する。受信したと判断したときはステップS
14でメモリ58に格納されている受信データより1つ
前の受信データ(旧データ)を読み出し、ステップS1
5で新しく受信したデータ(新データ)と旧データとを
比較し同じデータであればステップS11に戻り、同じ
でなければステップS16に進む。
【0024】ここで、受信データ有効/無効選択スイッ
チ60で受信データが有効か無効かを選択する意味は、
パーソナルコンピュータで別の仕事をしている最中に不
意にリモコン送信機2からの信号を受信したためにその
仕事が不測に中断されてしまったり邪魔されたりしてそ
の仕事の効率が悪くなるのを防止するためであり、受信
データ有効/無効選択スイッチ60がオンであればリモ
コン送信機2からチューナ制御信号IR0に含まれるデ
ータを有効とし、オフであれば無効とする。旧データと
新データとを比較するのは、旧データと新データとが同
一の場合においては、自らが再送信したデータを再度自
らが受信して誤動作することを防止するためである。
【0025】こうして旧データと新データとを比較して
同じでなければ自らが再送信したデータでないからステ
ップS16では受信した新データをメモリ58に格納し
てステップS17に移行する、ステップS17では受信
した新データが「17」つまり「10001」以上つま
り図4(b)のデータコードにおいて「00001」〜
「01100」のチャンネルの番号、「01100」の
音量大、「01110」の音量小、「01111」の消
音、「10000」の電源のいずれかのデータか、ある
いは「10001」〜「10100」の各メッセージの
データであるかどうかを判断する。新データが「17」
以上であればメッセージのデータであるとしてステップ
S18では受信した新データに該当するメッセージをオ
ンスクリーン表示し、「17」未満であるときはメッセ
ージのデータでなくチャンネル番号などのデータである
としてステップS19で受信した新データに該当するリ
モコン送信機2の機能を実行するとともに、ステップS
20でその実行したチャンネルとか音量などの内容をオ
ンスクリーン表示する。ステップS18もステップS2
0もその処理後にステップS21に移行する。ステップ
S21においては、受信した新データ中の順次伝送ビッ
トが「1」であるか「0」であるかを判断し、順次伝送
ビットが「1」であればステップS22で受信データを
再送信つまりマイクロコンピュータ52はリモコン受光
部56を駆動して受信したデータを再送信し、順次伝送
ビットが「0」であればステップS11に戻り以上の動
作を繰り返す。
【0026】こうした制御動作によるオンスクリーン表
示の例を図8で示している。図8では、ディスプレイの
左上にメッセージ、右上に選局チャンネル番号、下側に
リモコン無効状態と音量とを数字と横バーで表示されて
いる。
【0027】なお、上述した本発明の実施の形態におい
てはリモコン送信機として赤外線式の送信機に適用して
説明されるが、本発明はこの形式のリモコン送信機に限
定されるものではなく、他の形式のリモコン送信機例え
ば電波を送信してテレビチューナーを無線制御するリモ
コン送信機でも同様に適用できるものである。
【0028】なお、上述の実施の形態においてはリモコ
ン送信機でリモートコントロールされる受信機器として
はテレビチューナーであったが、それ以外の受信機器に
も同様に適用できるものである。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば次の
効果が得られる。
【0030】請求項1のリモコン送信機の発明によれ
ば、データを順次伝送するか否かを選択する順次伝送選
択手段を備え、マイクロコンピュータはこの送信データ
中にこの順次伝送選択手段で選択された順次伝送選択内
容を付加するから、リモコン送信機から送信されるデー
タを受信機器に順次に伝送させることができるようにな
り、したがって、リモコン送信機からは例えば赤外線が
到達距離範囲外にあるテレビチューナーのような受信機
器であってもメッセージなどの伝達が可能となるととと
もに、リモコン送信機からの送信が赤外線のような指向
性のあるものであってもリモコン送信機周囲の受信機器
に対してリモコン操作が可能となり例えば1回のリモコ
ン操作で一度に複数の受信機器を操作できることにもな
り操作がたいへん便利となる。
【0031】請求項2のリモコン送信機の発明によれば
送信データがカスタムコード、データコードと順次伝達
選択ビットからなるシンプルなデータで済むからマイク
ロコンピュータとしてもそのデータの取り扱いが容易で
あり、したがって、リモコン送信機としてのソフトも簡
易となるからコスト的にも有利である。
【0032】請求項3のリモコン送信機の発明によれ
ば、順次伝送選択手段が外部操作で順次伝送選択ビット
の設定が可能であるから、リモコン送信機の操作者は任
意に自己の周囲の受信機器に対して一度で複数の受信機
器を操作させるか1つずつ操作させるかを選択でき操作
が便利である。
【0033】請求項4の受信機器の発明によれば、マイ
クロコンピュータが受信データから判断して受信データ
を再送信するべきと判断したときは再送信手段を制御し
て受信したデータを再送信できるので、リモコン送信機
に対してそれの送信データの受信可能範囲内と範囲外と
に受信機器がある場合において受信可能範囲内の受信機
器でリモコン送信機からの送信データを受信し、この受
信機器から受信可能範囲外の受信機器に対してそのデー
タを再送信してその受信機器で受信させられることにな
って便利である。また、これはリモコン送信機からの送
信が赤外線のような指向性のあるものであってもリモコ
ン送信機周囲の指向性外にある受信機器に対してもリモ
コン操作が可能となり例えば1回のリモコン操作で一度
に複数の受信機器を操作させられることにもなりたいへ
ん便利となる。
【0034】請求項5の受信機器の発明によれば、さら
に受信データ有効/無効選択手段と、データメモリとを
備え、マイクロコンピュータはその受信データ有効/無
効選択手段で受信データを有効とするか無効とするかを
判断し、有効とする場合はデータを再送信し、無効とす
る場合は再送信しないから、これにより受信機器は自ら
が再送信したデータを自らが受信するといった誤動作を
防止できるうえ、パーソナルコンピュータが別の仕事を
最中に受信機器からこのパーソナルコンピュータに対し
てその仕事の中断とか邪魔をさせるようなことを前記無
効として防止できるからパーソナルコンピュータの仕事
の効率を向上させることができる。
【0035】請求項6のパーソナルコンピュータシステ
ムの発明によれば、上述したリモコン送信機と受信機器
とからなるので、システムとしてはたいへん便利であり
効率に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るパーソナルコンピュ
ータシステムの全体のブロック図
【図2】本発明の実施の形態に係る赤外線リモートコン
トロール送信機の回路ブロック図。
【図3】本発明の実施の形態に係るテレビチューナーの
回路ブロック図。
【図4】図1の赤外線リモートコントロール送信機のコ
ードと操作キーの配列とを示す図。
【図5】リモコン送信機の動作説明に供するフローチャ
ート。
【図6】テレビチューナーの動作説明に供するフローチ
ャート。
【図7】テレビチューナーの動作説明に供するフローチ
ャート。
【図8】オンスクリーン表示例を示す図。
【図9】従来のパーソナルコンピュータシステムの全体
のブロック図
【図10】従来のリモコン送信機の回路ブロック図。
【図11】従来のテレビチューナーの回路ブロック図。
【図12】従来の赤外線リモートコントロール送信機の
コードと操作キーの配列とを示す図。
【符号の説明】
2 赤外線リモートコントロール送信機 4,6 テレビチューナー 8,10 パーソナルコンピュータ 12 チューナ制御信号の発信部 14 チューナ制御信号の受信部 16 チューナ制御信号の再送信部 22 マイクロコンピュータ 24 操作部 32 順次伝送選択スイッチ 50 リモコン受光部 52 マイクロコンピュータ 56 リモコン発光部 58 データメモリ 60 受信データ有効/無効選択スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロコンピュータと、このマイクロ
    コンピュータ出力に応答してデータを送信する送信手段
    と、前記データを順次伝送するか否かを選択する順次伝
    送選択手段とを具備し、前記マイクロコンピュータは前
    記送信手段で送信される送信データ中に前記順次伝送選
    択手段による順次伝送選択内容を付加することを特徴と
    するリモートコントロール送信機。
  2. 【請求項2】 前記送信データがカスタムコードとデー
    タコードと順次伝送選択ビットとからなることを特徴と
    する請求項1記載のリモートコントロール送信機。
  3. 【請求項3】 前記順次伝送選択手段が外部操作により
    順次伝送選択ビットの内容の設定が可能であることを特
    徴とする請求項2記載のリモートコントロール送信機。
  4. 【請求項4】 リモートコントロール送信機から送信さ
    れたデータを受信する受信手段と、受信したデータを再
    送信する再送信手段と、前記受信手段で受信されたデー
    タに応答して内部回路を制御するとともに、前記受信し
    たデータに基づいてこの受信データを順次伝送するべき
    と判断したときは前記再送信手段を制御して前記受信デ
    ータを再送信制御するマイクロコンピュータとを具備し
    たことを特徴とする受信機器。
  5. 【請求項5】 さらに受信データ有効/無効選択手段
    と、データメモリとを備え、前記マイクロコンピュータ
    は、受信データ有効/無効選択手段で受信データを有効
    とするか無効とするかを判断するとともに、有効とする
    場合には受信データを再送信し、無効とする場合は再送
    信しないことを特徴とする請求項4記載の受信機器。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし3いずれか記載のリモー
    トコントロール送信機と、請求項4または5記載の受信
    機器と、前記受信機器からのデータに基づいてオンスク
    リーン表示するパーソナルコンピュータとを組み合わせ
    てなることを特徴とするパーソナルコンピュータシステ
    ム。
JP9011186A 1997-01-24 1997-01-24 リモートコントロール送信機、受信機器、パーソナルコンピュータシステム Pending JPH10210573A (ja)

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