JP3297236B2 - 漏油検知センサ - Google Patents
漏油検知センサInfo
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- JP3297236B2 JP3297236B2 JP01513395A JP1513395A JP3297236B2 JP 3297236 B2 JP3297236 B2 JP 3297236B2 JP 01513395 A JP01513395 A JP 01513395A JP 1513395 A JP1513395 A JP 1513395A JP 3297236 B2 JP3297236 B2 JP 3297236B2
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- oil
- optical fiber
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、油タンク等からの油洩
れを検出するための漏油センサに関する。
れを検出するための漏油センサに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、貯油タンク等では構成材料の劣化
又は事故等により、油洩れをすることがある。このよう
な油洩れは不経済であるだけでなく、環境を汚染したり
災害を誘発したりするため、油洩れを連続的に監視して
早急な対応を図ることが望まれていた。
又は事故等により、油洩れをすることがある。このよう
な油洩れは不経済であるだけでなく、環境を汚染したり
災害を誘発したりするため、油洩れを連続的に監視して
早急な対応を図ることが望まれていた。
【０００３】このような油洩れを連続的に監視する手段
としては、赤外線カメラにより監視する方法とか、同軸
ケーブルを敷設して油洩れした油がしみ込んだことによ
って生じる特性インピーダンス等の電気的変化を測定す
る方法とか、光ファイバーを敷設して光ファイバーのク
ラッドに油が付着したときに生じる光量変化を測定する
方法等があった。
としては、赤外線カメラにより監視する方法とか、同軸
ケーブルを敷設して油洩れした油がしみ込んだことによ
って生じる特性インピーダンス等の電気的変化を測定す
る方法とか、光ファイバーを敷設して光ファイバーのク
ラッドに油が付着したときに生じる光量変化を測定する
方法等があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
赤外線カメラにより監視する従来の方法は、重油のよう
な着色した油にしか対応できないという問題点がある。
また、前記の同軸ケーブルの電気的変化を測定する従来
の方法は、水分によるインピーダンスの変化を受けやす
いとか金属部分に錆が発生しやすいとかの問題点があ
る。更に、前記の光ファイバーを用いて光量変化を測定
する従来の方法は、珪素等で形成されたクラッドに水が
かかると劣化してしまい、油が付着していなくても光量
変化が起きる等の問題点があった。
赤外線カメラにより監視する従来の方法は、重油のよう
な着色した油にしか対応できないという問題点がある。
また、前記の同軸ケーブルの電気的変化を測定する従来
の方法は、水分によるインピーダンスの変化を受けやす
いとか金属部分に錆が発生しやすいとかの問題点があ
る。更に、前記の光ファイバーを用いて光量変化を測定
する従来の方法は、珪素等で形成されたクラッドに水が
かかると劣化してしまい、油が付着していなくても光量
変化が起きる等の問題点があった。
【０００５】本発明は、以下の問題点を解決することが
できる漏油検知センサを提供しようとするものである。
できる漏油検知センサを提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の漏油検知センサ
は、一端が発光器に接続され他端が光検出器に接続され
た光ファイバーの一部に、前記光ファイバーのまわりに
装着された油軟化材と、前記油軟化材のまわりに装着さ
れた多孔質の被覆材と、前記被覆材を挟んで押圧する押
圧機構を設けた。
は、一端が発光器に接続され他端が光検出器に接続され
た光ファイバーの一部に、前記光ファイバーのまわりに
装着された油軟化材と、前記油軟化材のまわりに装着さ
れた多孔質の被覆材と、前記被覆材を挟んで押圧する押
圧機構を設けた。
【０００７】
【作用】本発明では、漏油検知センサ設置箇所に油が漏
洩した場合、漏油は多孔質の被覆材を通過して油軟化材
に接触する。その結果、油軟化材は溶融・軟化するの
で、押圧機構が光ファイバーを押圧してこれを変形させ
ることになる。これにより、水分等の影響を受けること
なく光ファイバーを通過する光は減衰され、正常な状態
に比べて光検出器へ到達する光量は低下する。このた
め、光ファイバー出力端での光量変化を常時追跡してお
くと、油の漏洩が検知可能となる。
洩した場合、漏油は多孔質の被覆材を通過して油軟化材
に接触する。その結果、油軟化材は溶融・軟化するの
で、押圧機構が光ファイバーを押圧してこれを変形させ
ることになる。これにより、水分等の影響を受けること
なく光ファイバーを通過する光は減衰され、正常な状態
に比べて光検出器へ到達する光量は低下する。このた
め、光ファイバー出力端での光量変化を常時追跡してお
くと、油の漏洩が検知可能となる。
【０００８】
【実施例】本発明の一実施例を、図１及び図２によって
説明する。図１は本実施例に係る漏油検知センサの縦断
面であり、図１において、１は高屈折率のシリコンゴム
からなるコア、２は前記コア１のまわりに配置された低
屈折率のシリコンゴムからなるプラスチッククラッドで
あり、コア１とプラスチッククラッド２で光ファイバー
が構成されている。４は光ファイバーのまわりに装着さ
れたパラフィン、熱可塑性スチレンブタジエンゴム等よ
りなり油によって溶解または軟化する油軟化材、３は油
軟化材４のまわりに装着されたフッ素ゴム等からなる多
孔質の被覆材、５は被覆材３を挟んでこれを押圧する２
枚の板バネであり、２枚の板バネ５，５はその両側端部
がボルト６とナット７によって結合されている。
説明する。図１は本実施例に係る漏油検知センサの縦断
面であり、図１において、１は高屈折率のシリコンゴム
からなるコア、２は前記コア１のまわりに配置された低
屈折率のシリコンゴムからなるプラスチッククラッドで
あり、コア１とプラスチッククラッド２で光ファイバー
が構成されている。４は光ファイバーのまわりに装着さ
れたパラフィン、熱可塑性スチレンブタジエンゴム等よ
りなり油によって溶解または軟化する油軟化材、３は油
軟化材４のまわりに装着されたフッ素ゴム等からなる多
孔質の被覆材、５は被覆材３を挟んでこれを押圧する２
枚の板バネであり、２枚の板バネ５，５はその両側端部
がボルト６とナット７によって結合されている。
【０００９】前記のコア１、プラスチッククラッド２、
油軟化材４、被覆材３、板バネ５及びボルト６とナット
７は、側部に孔８ａをもつセンサ格納容器８に収容され
て漏油検知センサ９が構成されている。
油軟化材４、被覆材３、板バネ５及びボルト６とナット
７は、側部に孔８ａをもつセンサ格納容器８に収容され
て漏油検知センサ９が構成されている。
【００１０】前記コア１とプラスチッククラッド２より
なる光ファイバーと被覆材３とで構成されるケーブル１
０は、図２に示すように、前記漏油検知センサ９より両
側へ延びており、光ファイバーの一端は発光ダイオード
等からなる発光器１１に、また光ファイバーの他端はホ
トトランジスタ等からなる光検出器１２に、それぞれ接
続されている。
なる光ファイバーと被覆材３とで構成されるケーブル１
０は、図２に示すように、前記漏油検知センサ９より両
側へ延びており、光ファイバーの一端は発光ダイオード
等からなる発光器１１に、また光ファイバーの他端はホ
トトランジスタ等からなる光検出器１２に、それぞれ接
続されている。
【００１１】本実施例では、発光器１１からの光がコア
１に入射されると入射光はコア１とプラスチッククラッ
ド２の界面で全反射を繰り返しながら、光検出器１２に
到達する。図１に示すように、油の漏洩がなく油軟化材
４が正常な場合は入射光は大きな損失もなく光検出器１
２に到達する。しかしながら、油の漏洩が生じ、漏油が
孔８ａを通過してセンサ格納容器８内に入ると、漏油は
多孔質の被覆材３を通過して油軟化材４に接触する。こ
のように漏油が軟化材４に接触すると、油軟化材４は溶
融または軟化し板バネ５は被覆材３を介して光ファイバ
ーを押圧することになる。その結果、光ファイバーのプ
ラスチッククラッド２及びコア１が押圧されることにな
り、これに基づく変形によって前記の全反射条件はくず
れ、光ファイバー内を伝送される光も減少することにな
る。
１に入射されると入射光はコア１とプラスチッククラッ
ド２の界面で全反射を繰り返しながら、光検出器１２に
到達する。図１に示すように、油の漏洩がなく油軟化材
４が正常な場合は入射光は大きな損失もなく光検出器１
２に到達する。しかしながら、油の漏洩が生じ、漏油が
孔８ａを通過してセンサ格納容器８内に入ると、漏油は
多孔質の被覆材３を通過して油軟化材４に接触する。こ
のように漏油が軟化材４に接触すると、油軟化材４は溶
融または軟化し板バネ５は被覆材３を介して光ファイバ
ーを押圧することになる。その結果、光ファイバーのプ
ラスチッククラッド２及びコア１が押圧されることにな
り、これに基づく変形によって前記の全反射条件はくず
れ、光ファイバー内を伝送される光も減少することにな
る。
【００１２】従って、発光器１１からの光が光ファイバ
ーを通して光検出器１２に伝送される光量を計測してお
くと、油が漏洩して漏油検知センサーに触れると光検出
器１２で受光する光量が減少するので、油の漏洩を検知
することができる。
ーを通して光検出器１２に伝送される光量を計測してお
くと、油が漏洩して漏油検知センサーに触れると光検出
器１２で受光する光量が減少するので、油の漏洩を検知
することができる。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、漏油による油軟化材の
軟化・溶融に伴い押圧機構が動作して光ファイバーを変
形させ、その際に生じる光伝送損失を検出できるように
しているので、水分等の影響を受けることなく油洩れを
精度よく検知することができる。またファイバー部分に
は電気エネルギーを供給しないので、本質安全防爆性を
有するシステムを構成できるとともに、更には遠隔監視
も可能である。
軟化・溶融に伴い押圧機構が動作して光ファイバーを変
形させ、その際に生じる光伝送損失を検出できるように
しているので、水分等の影響を受けることなく油洩れを
精度よく検知することができる。またファイバー部分に
は電気エネルギーを供給しないので、本質安全防爆性を
有するシステムを構成できるとともに、更には遠隔監視
も可能である。
【図１】本発明の一実施例に係る漏油検知センサの縦断
面図である。
面図である。
【図２】前記本発明の一実施例に係る漏油センサを用い
て構成した漏油検知装置の構成図である。
て構成した漏油検知装置の構成図である。
１ コア ２ プラスチッククラッド ３ 被覆材 ４ 油軟化材 ５ 板バネ ６ ボルト ７ ナット ８ センサ格納容器 ８ａ 孔 ９ 漏油センサ １０ ケーブル １１ 発光器 １２ 光検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G01M 3/38
Claims (1)
- 【請求項１】 一端が発光器に接続され他端が光検出器
に接続された光ファイバーの一部に、前記光ファイバー
のまわりに装着された油軟化材と、前記油軟化材のまわ
りに装着された多孔質の被覆材と、前記被覆材を挟んで
押圧する押圧機構を設けたことを特徴とする漏油検知セ
ンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01513395A JP3297236B2 (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | 漏油検知センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01513395A JP3297236B2 (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | 漏油検知センサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08210942A JPH08210942A (ja) | 1996-08-20 |
| JP3297236B2 true JP3297236B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=11880331
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01513395A Expired - Fee Related JP3297236B2 (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | 漏油検知センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3297236B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6430225B1 (en) | 1996-07-19 | 2002-08-06 | Sony Corporation | Apparatus and method for digital data transmission |
-
1995
- 1995-02-01 JP JP01513395A patent/JP3297236B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6430225B1 (en) | 1996-07-19 | 2002-08-06 | Sony Corporation | Apparatus and method for digital data transmission |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08210942A (ja) | 1996-08-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020312 |
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