JP3297098B2 - 外壁パネルの支持装置 - Google Patents

外壁パネルの支持装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カーテンウォール構
造の外壁パネルの支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PC板(プレキャストコンクリート板)
等からなる外壁パネルを、構造躯体である梁へ取付ける
場合、この外壁パネル裏面と梁との間に取付け金具を介
在させるのが一般である。従来、このような取付け手段
として、実公平 2−33532 号公報にも記載されているよ
うに、外壁パネルの裏面に垂直断面L型の金具の垂直部
を重ねて、その垂直部をボルトでパネル裏面に固定する
とともに、同じく金具の水平部分を梁の上面部等へ固定
するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の金具を用い
た取付け構造においては、まず、予め金具を外壁パネル
の裏面に取付けて現場へ搬入することとすると、運搬時
にこの取付け金具がパネル裏面に突出しているため、取
扱いが面倒になるとともに、トラックへ荷積した時の無
駄な空間が大きくなるため、輸送コストが増大する欠点
がある。これは、梁側へ取付けた場合でも同様である。
【0004】また、この種の外壁パネル構造の建築物に
おいては、現場へ取付けた際に、各外壁パネル間の左右
の縦目地及び上下の横目地の間隔、更には、梁と外壁パ
ネルとの間の出入りの調節を行う必要がある。上記従来
の金具においては、パネル裏面のボルトで上下の調節を
行う場合には、そのボルトを差し込む金具の穴を上下方
向に長い長穴としなければならず、このような構造で
は、パネルを吊下げ支持した場合に下降する虞れがあ
り、このため、上記従来の装置では、取付け金具の水平
部と梁との間に高さ調節ボルトを設けて、この部分で高
さ調節を行うようにしているが、左右両側の縦目地部の
隙間の調整や内外の出入りの調整を行うような構造とは
なっておらず、かかる調整が極めて困難であるという欠
点があった。
【0005】この発明は、上記のような従来の欠点を解
消して、外壁パネルを梁側へ固定するための金具を、予
め外壁パネルの裏面に取付けた場合でも、その金具が裏
面方向に突出することがなく、しかも、取付け時の左右
及び上下、更には、内外の出入りの調整を容易に行うこ
とができるようにした、外壁パネルの支持装置を提供す
ることを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、パネル本体裏面のフレーム上面に、
そのフレームの幅内に略納まる幅の水平支持プレー
を、その支持プレートの一端を枢着して回転自在に取付
けるとともに、この支持プレートの他端に梁などの躯体
へボルト接合するためのボルト穴を設けたことを特徴と
する。
【0007】また、上記において、支持プレートとパネ
ル本体裏面のフレームとの取付けは、フレームより上方
に支持ボルトを突設し、この支持ボルトに支持プレート
の一端のボルト穴に挿通して、その上部側に螺合したナ
ットでその支持プレートの上方への抜けを防止したこと
を特徴とすることが考えられる。
【0008】更に、この出願の請求項3の発明は、支持
プレートの前記他端のボルト穴が、その支持プレートを
躯体方向に突出させた状態において、建物内外方向に長
い長穴とされて、この長穴の範囲で外壁パネルの内外方
向の取付け位置を調整可能としたことを特徴としてい
る。
【0009】
【作用】上記支持プレートは、予めパネル本体裏面のフ
レームへ取付けた状態において、そのフレームの幅内に
納まるよう回転させた状態で現場へ搬入される。そし
て、現場では、この支持プレートを回転させて梁側へ突
出させるとともに、その先端のボルト穴を利用して梁へ
垂直方向のボルトで接合される。この時、この長穴の範
囲で、パネルを内外に移動させて出入りを調整し、更
に、そのボルト部分を中心として、支持プレートを左右
方向に回転させることにより左右方向の目地幅を調整
し、更には、支持プレートをフレームへ固定する垂直方
向のボルト部分を回転させることにより、パネルの吊下
げ高さを調整して、上下の横目地の幅を調整することが
できる。
【0010】
【実施例】図1は、この発明の外壁パネルを裏面から見
たもので、(2)は、PC板からなるパネル本体であ
り、このパネル本体(2)の裏面に、溝型鋼からなる左
右一対の縦枠(3)(3)と、同じく溝型鋼からなる上
下一対の横枠(4)(4)とによって長方形状に形成さ
れたフレーム(5)が一体に取付けられている。パネル
本体(2)の上端は、前記上部側の横枠(4)よりも上
方に突出している。そして、この上部横枠(4)の左右
の両端部においては、この発明の支持プレート(6)
(6)の一端が、その横枠(4)へ差し込んだ垂直方向
のボルト(7)(7)によって、予め取付けられてい
る。
【0011】上記垂直方向のボルト(7)は、図6で示
すように、横枠(4)のウエブへ形成したボルト穴へ、
下側から差し込まれるとともに、その先端を、前記支持
プレート(6)のボルト穴(8)へ挿入し、その上部側
において、このボルト(7)へ螺合したナット(9)に
よって下方への抜けを防止し、支持プレート(6)を梁
(10)側へ取付けた時、フレーム(5)を介して、外壁
パネル(1)全体を吊下げ状に支持するようになってい
る。図6の(11)は、側面から見てコの字形に折曲げ形
成された弾性金属板からなる隙間保持金具で、この保持
金具(11)の上下片に形成した切欠部分を、支持プレー
ト(6)と上下横枠(4)との間においてボルト(7)
へ嵌合させて、支持プレート(6)を所定の高さ位置に
予め保持させている。なお、この保持金具(11)は、現
場へ搬入する際の概略の高さ保持のために用いられるも
ので、パネル取付け後は取外しされる。
【0012】上記支持プレート(6)は、図2で示すよ
うに、フレーム(5)へ取付けた状態における先端側
に、長手方向に長い長穴(13)を形成しており、この図
2の2点鎖線で示すように、工場での取付けから現場へ
の搬入までの間は、上部横枠(4)の上面に沿って、フ
レーム(5)よりも外方に突出しないような状態で保持
されている。この場合、支持プレート(6)の幅は、そ
のように、横枠(4)の幅よりも小さく、これにより、
支持プレート(6)は横枠(4)の幅内に完全に収納さ
れた状態で搬入される。
【0013】図3以下は、上記支持プレート(6)を用
いた梁(16)側への取付け方法を施工順に従って示して
いる。まず、図3で示すように、支持プレート(6)
を、梁(10)方向へ突出するように回転して引出した
後、その先端部を、その梁(10)の上部フランジ(15)
の上面へ載せるとともに、その先端のボルト穴(13)
を、梁(10)の前記上部フランジ(15)に予め形成され
たボルト穴(16)(図6参照)へ合致させ、この状態
で、下側から取付けボルト(17)を差し込むとともに、
その先端に螺合したナット(18)を図4のように締付け
て取付ける。この時、長穴(13)の長さの範囲内で、支
持プレート(6)即ち外壁パネル(1)を内外方向に移
動させて、その内外の出入りを調整する。更に、図5の
ように、支持プレート(6)を、梁(10)側のボルト
(17)を支点として左右方向に回転させながら、外壁パ
ネル(1)の左右方向の位置の調整を行い、これによっ
て、左右の縦目地の幅を調整する。また、外壁パネル
(1)の上下の調整は、前記保持金具(11)を取外しそ
の外壁パネル(1)側のボルト(7)に螺合したナット
(9)を回転させて行う。
【0014】上記外壁パネル(1)側のボルト(7)の
上端には位置決めピン部(20)が一体に突設されてお
り、このピン部(20)は、前記外壁パネル(1)の上部
側に設置される外壁パネル(1)の下部横枠(4)に形
成した位置決め穴(21)へ差し込まれ、これによって、
その上部側の外壁パネル(1)の水平方向の位置決めと
振れを防止するようにしている。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、外壁
パネルを梁へ固定するための水平支持プレートが、その
外壁パネルにおけるパネル本体裏面のフレーム上面にお
いて、そのフレームの幅内に納まる幅として回転自在に
枢着されているため、このように、支持プレートをフレ
ームに沿って回転して納めることにより、予め工場で取
付けて現場へ搬入した場合でも、その支持プレートが裏
面側に突出することがなく、取扱い作業が容易であると
ともに、トラック等へ積んだ場合に無駄な空間を生ずる
ことがなく、輸送コストを低減できるという効果があ
る。また、この支持プレートを梁等の躯体側へボルトで
取付けた状態において、左右方向に回転させることによ
って、左右両側の縦目地の幅の調整を行うことができ、
同じく、支持プレートの長穴の範囲で、外壁パネルを内
外に移動させて、出入りの調整を行うことができるとい
う効果がある。加えて、フレームに差し込んで取付けた
支持ボルト又はナットを回転させることによって、その
外壁パネルの上下方向の位置の調整をも行うことができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の外壁パネルを裏面から見た斜視図で
ある。
【図2】外壁パネル裏面における支持プレートの取付け
部分の斜視図である。
【図3】同じく支持プレートを梁上へ設置した状態を示
す要部の斜視図である。
【図4】同じく支持プレートを梁上へ設置してボルトで
固定した状態を示す要部の斜視図である。
【図5】同じく外壁パネルの左右方向の位置の調整方法
を示す要部の平面図である。
【図6】外壁パネルの梁への固定部分の要部縦断面図で
ある。
【図7】同じく外壁パネルの梁への固定部分を裏面側か
ら見た要部の斜視図である。
【符号の説明】
(1) 外壁パネル (2) パネル本体 (5) フレーム (6) 支持プレート (7) 取付けボルト (9) ナット (10) 梁 (13) 長穴 (17) ボルト

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル本体裏面のフレーム上面に、その
    フレームの幅内に略納まる幅の水平支持プレーを、そ
    の支持プレートの一端を枢着して回転自在に取付けると
    ともに、この支持プレートの他端に梁などの躯体へボル
    ト接合するためのボルト穴を設けたことを特徴とする外
    壁パネルの支持装置。
  2. 【請求項2】 レームより上方に支持ボルトを突設
    し、この支持ボルトに支持プレートの一端のボルト穴に
    挿通して、その上部側に螺合したナットでその支持プレ
    ートの上方への抜けを防止したことを特徴とする請求項
    1の外壁パネルの支持装置。
  3. 【請求項3】 支持プレートの前記他端のボルト穴が、
    その支持プレートを躯体方向に突出させた状態におい
    て、建物内外方向に長い長穴とされて、この長穴の範囲
    で外壁パネルの内外方向の取付け位置を調整可能とした
    ことを特徴とする請求項1又は2の外壁パネル支持装
    置。
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