JP3296930B2 - 自動車用ホイールカバー - Google Patents

自動車用ホイールカバー

Info

Publication number
JP3296930B2
JP3296930B2 JP31318994A JP31318994A JP3296930B2 JP 3296930 B2 JP3296930 B2 JP 3296930B2 JP 31318994 A JP31318994 A JP 31318994A JP 31318994 A JP31318994 A JP 31318994A JP 3296930 B2 JP3296930 B2 JP 3296930B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel cover
layer
vacuum forming
mold
transparent protective
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31318994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08169203A (ja
Inventor
隆司 市川
康秀 成田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP31318994A priority Critical patent/JP3296930B2/ja
Publication of JPH08169203A publication Critical patent/JPH08169203A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3296930B2 publication Critical patent/JP3296930B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ホイールカバ
ーに関し、特に、円盤状のホイールカバー本体の改良に
関する。
【従来の技術】周知のように、自動車用ホイールカバー
には、円盤状のカバー本体のみからなるもの、又は、カ
バー本体の裏面に、対ホイール固定用爪を有するもの等
が存する。いずれにせよ、従来のホイールカバーは、例
外なく、少なくとも射出成形と塗装という2つの工程を
経て作られている。塗装工程は、射出成形により成形さ
れたホイールカバーの表面に装飾のための塗装をする工
程である。
【0002】ところが、上記従来の製造方法およびその
方法により製造されたホイールカバーには次のような問
題がある。すなわち、1)射出成形と塗装工程との2つ
の工程を含む製造方法は製造コストが高くなるという問
題、2)塗装ムラを防止するために高度の塗装技術が要
求されるという問題、3)塗装膜がホイールカバーの使
用中に剥離しやすいという問題等である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決すべき有すべき課題は、製造コストを低減すると共
に、塗装に代わる装飾手法を用いた新規構造の自動車用
ホイールカバーを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段・作用・効果】上記課題を
解決するために、本発明によれば、以下の新規の構造の
自動車用ホイールカバーが提供される。
【0005】すなわち、本発明にかかる自動車用ホイー
ルカバーは、透明保護層と、装飾層と、耐熱強化層とを
順に積層してなる三層ラミネートシートを、真空成形又
はプレス成形等の一つの成形工程によりホイールカバー
の形態に成形してなることを特徴としている。
【0006】ホイールに固定するための取付爪等を必要
とする場合には、それらの取付爪は後加工でホイールカ
バー本体の裏面に付加される。
【0007】上記構成のホイールカバーによれば、装飾
層を透明保護層により全体的に覆っているので、装飾層
の装飾模様が透明保護層を介して深みのある模様として
見え、つまり意匠的効果が非常に優れており、また、装
飾層が透明保護層により全体的に覆われることにより、
装飾層が部分的剥離を生ずるという事態が効果的に防止
される。さらに、上記構成は、塗装工程を必要としない
ので、従来問題となったいた塗装ムラ等の問題は当然の
ことながら生じない。さらに、上記構成のホイールカバ
ーは、ラミネートシートを真空成形又はプレス成形等
一つの成形工程により成形することができるので、従来
の製造方法に比較して3分1又は4分の1程度に製造コ
ストが低減することができる。
【0008】
【実施例】以下に、添付図面にしたがって、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0009】図1に、ホイールカバーの素材としての三
層ラミネートシート1の積層構造を示している。この図
において、1aは透明保護層、1bは装飾層、1cは耐熱
強化層である。もちろん、透明保護層1aが表面を形成
し、耐熱強化層1cが裏面を形成している。
【0010】透明保護層の材料としては、たとえばアク
リル樹脂、ポリカーボネート、ABS樹脂等が好適であ
る。また、装飾層1bの材料としては、透明保護層1aと
同様のものが使用されるが、通常、着色トナーを含む
か、あるいはさらに加えてアルミ粉等の金属粉を含んで
いる。耐熱強化層1cの材料としては、耐熱性のABS
樹脂、アクリル樹脂またはポリカーボネート等が好適で
ある。この耐熱強化層1cは、自動車のホイールより伝
達されるブレーキ熱に耐える必要がある。
【0011】この三層ラミネートシート1を用いてホイ
ールカバーまたはホイールカバー本体を製造する方法と
しては、図2に示した真空成形方法、および図3に示し
たプレス加工方法がある。まず図2に示した真空成形方
法を説明する。
【0012】真空成形方法においては、雌型と呼ばれる
真空成形型2を使用する。この真空成形型2は、製品と
してのホイールカバーの曲面形状に対応した型面2aを
有している。また、真空成形型2自体には、バキューム
用の吸引穴2bが形成されている。(I)に示すように、
まず三層ラミネートシート1が真空成形型2の上に置か
れる。次いで、(II)に示すように、真空成形型2内の
空気を吸引穴2bより吸引して、シート1を型面2aに沿
わせる。この成形時には、必要に応じて熱が加えられ
る。絞り加工の程度が浅い場合には冷間により成形でき
るが、絞りが深い場合には一定の加熱が必要となる。そ
して次いで、(III)に示すように、真空成形により所
望の形状に成形されたシート1を真空成形型2により取
出してカッタ3により不要部分を切除する。これにより
所望のホイールカバー製品4(ホイールカバー又はホイ
ールカバー本体)が得られる。
【0013】図3に示す成形方法はプレス成形である。
この方法によれば(I)の工程において、プレス型5の下
型5b上にシート1を配置する。下型5b又は上型5aは
それぞれ、ホイールカバー製品の湾曲形状に対応した型
面5d,5cを備えている。次いで(II)に示すように、
上型5aを下型5bに向けてプレスする。このとき必要に
応じて加熱が行なわれる。これにより、シート1は上型
5aと下型5bの各型面5c,5d間でプレスされる。これ
により、図2(III)に示したものと同様のホイールカ
バー製品4が得られる。
【0014】なお、各実施例におけるホイールカバー製
品4は円盤状のホイールカバー本体からなるものであ
る。前記したように、このホイールカバー本体4の裏面
に取付爪を必要とする場合には、後加工としてこれらの
取付爪が付加されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例にかかるホイールカバーの
素材としての三層ラミネートシートの積層構造を示す拡
大断面図である。
【図2】 図1の三層ラミネートシートを用いて真空成
形する方法を示す工程図である。
【図3】 図1の三層ラミネートシートを用いてプレス
加工する工程を示す工程図である。
【符号の説明】
1…三層ラミネートシート 1a…透明保護層 1b…装飾層 1c…耐熱強化層 2…真空成形型 2a…型面 2b…吸引穴 3…カッタ 4…ホイールカバー製品 5,5a,5b…プレス型 5c,5d…型面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−358901(JP,A) 特開 平4−63701(JP,A) 特開 平5−16171(JP,A) 特開 昭62−176814(JP,A) 特開 平2−153719(JP,A) 特開 平3−63116(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60B 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明保護層(1a)と、装飾層(1b)と、耐
    熱強化層(1c)とを順に積層してなる三層ラミネートシ
    ート(1)を一つの成形工程によりホイールカバーの形態
    に成形してなることを特徴とする自動車用ホイールカバ
    ー。
  2. 【請求項2】 上記三層ラミネートシート(1)の成形は
    真空成形又はプレス成形であることを特徴とする請求項
    1記載の自動車用ホイールカバー。
JP31318994A 1994-12-16 1994-12-16 自動車用ホイールカバー Expired - Fee Related JP3296930B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31318994A JP3296930B2 (ja) 1994-12-16 1994-12-16 自動車用ホイールカバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31318994A JP3296930B2 (ja) 1994-12-16 1994-12-16 自動車用ホイールカバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08169203A JPH08169203A (ja) 1996-07-02
JP3296930B2 true JP3296930B2 (ja) 2002-07-02

Family

ID=18038179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31318994A Expired - Fee Related JP3296930B2 (ja) 1994-12-16 1994-12-16 自動車用ホイールカバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3296930B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08169203A (ja) 1996-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5938881A (en) Decorative molded product and process for the production thereof
JP2002515834A (ja) 二重保護フィルム層を備えた装飾フィルム及び積層成形性シート
US6443531B1 (en) Method for manufacturing a wheel cover
US8080124B2 (en) Production method of a molded article
US5516570A (en) Method of making a covered article and substrate for making the covered article
EP0514541B1 (en) Method of manufacturing door trim of motor vehicle
JPS6261426B2 (ja)
US3869332A (en) Auto trim
JPH07100331B2 (ja) 車両用窓ガラスの製造方法
JP3296930B2 (ja) 自動車用ホイールカバー
US6805928B2 (en) Decorative component for use as a piece of trim of a vehicle
JPH03128739A (ja) 光輝エンブレムおよびその製造方法
JP2891406B2 (ja) 自動車用成形天井
JP2969045B2 (ja) 自動車用内装部品およびその製造方法
JP2001062957A (ja) 絵付インサートフィルムと絵付インサート成形品の製造方法
JP2854090B2 (ja) ドアトリムにおける木目込み溝の加工方法
JP3298047B2 (ja) 自動車用オ−トマチックシフトパネルの製造方法
JPH01237134A (ja) 絵付け成形用シート
JPH04101801A (ja) 基板に対する銘木単板の接着方法
JP2743973B2 (ja) 内装部品のトリムカット方法
JP3125389B2 (ja) 樹脂成形品の製造方法
JPH0321956Y2 (ja)
JP3263820B2 (ja) 車装部材用表装材並びに車装部材の製造方法
JP2988201B2 (ja) 化粧シ−ト貼りパネル
JPH10278130A (ja) 自動車用ドアトリムの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080412

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090412

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100412

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110412

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees