JP3296744B2 - 色信号発生回路 - Google Patents
色信号発生回路Info
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- JP3296744B2 JP3296744B2 JP04110597A JP4110597A JP3296744B2 JP 3296744 B2 JP3296744 B2 JP 3296744B2 JP 04110597 A JP04110597 A JP 04110597A JP 4110597 A JP4110597 A JP 4110597A JP 3296744 B2 JP3296744 B2 JP 3296744B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用のVTR等
に利用されるオンスクリーンデイスプレイの色信号発生
回路に関するもので、特に内部作成画面に着色を行うた
めの色信号発生回路に関する。
に利用されるオンスクリーンデイスプレイの色信号発生
回路に関するもので、特に内部作成画面に着色を行うた
めの色信号発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】内部作成画面に使用する色信号発生回路
として、図2の如きものが知られている。図2におい
て、4は8色の45度位相色信号生成回路であり、1は
カラーバースト信号の4倍の周波数に対応する4倍のサ
ブキャリア4fsc(NTSCの場合、fscは3.58MHZ)を
4分周する分周器、2はシフト回路、分周器(1)はフ
リップフロップ1a、1bを備え4倍のサブキャリア4
fscを分周する。シフト回路(2)は分周器(1)の出
力信号をインバータ(3)を介して供給されるクロック
により、位相シフトする。
として、図2の如きものが知られている。図2におい
て、4は8色の45度位相色信号生成回路であり、1は
カラーバースト信号の4倍の周波数に対応する4倍のサ
ブキャリア4fsc(NTSCの場合、fscは3.58MHZ)を
4分周する分周器、2はシフト回路、分周器(1)はフ
リップフロップ1a、1bを備え4倍のサブキャリア4
fscを分周する。シフト回路(2)は分周器(1)の出
力信号をインバータ(3)を介して供給されるクロック
により、位相シフトする。
【0003】この分周器(1)と、シフト回路(2)の
働きにより、種々の位相信号が作られる。即ち、図3に
示すファイ0からファイ7である。この8つの信号が遅
延回路(11)乃至(16)に印加される。各遅延回路
は、所望の色となるように必要な遅延を行い、位相調整
を行っている。図3(b)は遅延後の信号波形を示す。
働きにより、種々の位相信号が作られる。即ち、図3に
示すファイ0からファイ7である。この8つの信号が遅
延回路(11)乃至(16)に印加される。各遅延回路
は、所望の色となるように必要な遅延を行い、位相調整
を行っている。図3(b)は遅延後の信号波形を示す。
【0004】このように図2の回路によれば、4fscの
信号を分周して得た45度ごとの位相角を持つ色信号を
作成し、該色信号を所望の色になるように遅延している
ので、色信号を作成できる。図2の回路はNTSC方式
に利用されるが、PAL方式の場合にも同様の回路で色
信号を作成できる。図4は、そのようなPAL方式の回
路の原理図を示すもので、この場合にもカラーバースト
信号の4倍の周波数に対応する4倍のサブキャリア4fs
cを1/4分周器で1/4分周し、45度づつ位相が異なる複
数の分周出力信号を得る。そして、この分周出力信号に
対して複数の遅延回路を用意し、所望の遅延を施して必
要な色を得る。
信号を分周して得た45度ごとの位相角を持つ色信号を
作成し、該色信号を所望の色になるように遅延している
ので、色信号を作成できる。図2の回路はNTSC方式
に利用されるが、PAL方式の場合にも同様の回路で色
信号を作成できる。図4は、そのようなPAL方式の回
路の原理図を示すもので、この場合にもカラーバースト
信号の4倍の周波数に対応する4倍のサブキャリア4fs
cを1/4分周器で1/4分周し、45度づつ位相が異なる複
数の分周出力信号を得る。そして、この分周出力信号に
対して複数の遅延回路を用意し、所望の遅延を施して必
要な色を得る。
【0005】図4に示されるように例えばマゼンダであ
れば、60度と300度の位相の信号を発生させる。6
0度の位相の信号は、135度のバースト信号に対して
のマゼンダとなり、300度の位相の信号は、225度
のバースト信号に対してのマゼンダとなる。PALでは
位相の異なるバースト信号が1水平周期毎に送られてく
るので、1つの色に対して2つの位相の信号が必要とな
る。図4において、最初の文字が大文字で示されている
ものは、135度のバースト信号に対しての色である。
最初の文字が小文字で示されているものは、225度の
バースト信号に対しての色である。
れば、60度と300度の位相の信号を発生させる。6
0度の位相の信号は、135度のバースト信号に対して
のマゼンダとなり、300度の位相の信号は、225度
のバースト信号に対してのマゼンダとなる。PALでは
位相の異なるバースト信号が1水平周期毎に送られてく
るので、1つの色に対して2つの位相の信号が必要とな
る。図4において、最初の文字が大文字で示されている
ものは、135度のバースト信号に対しての色である。
最初の文字が小文字で示されているものは、225度の
バースト信号に対しての色である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4の
色信号発生回路では、各色ごとに専用の遅延回路が必要
になり遅延回路の数が多くなる、という問題があった。
遅延回路は、コンデンサなどを必要とする場合が多く、
IC化には不適であり、コストアップにもなる。
色信号発生回路では、各色ごとに専用の遅延回路が必要
になり遅延回路の数が多くなる、という問題があった。
遅延回路は、コンデンサなどを必要とする場合が多く、
IC化には不適であり、コストアップにもなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の点に鑑
みなされたもので、カラーバースト信号の4倍の周波数
の基準信号を分周し、位相が45度づつ異なる複数の色
信号を発生する分周器と、前記基準信号の位相を13度
近傍遅延する第1遅延回路と、前記分周器の第1出力信
号を前記第1遅延回路の遅延信号に同期化させて第1の
バースト信号として出力する第1切り出し回路と、前記
分周器の第2出力信号を前記第1遅延回路の遅延信号に
同期化させて第2のバースト信号として出力する第2切
り出し回路とを備え、前記分周器より複数の色信号を得
るようにしたことを特徴とする。
みなされたもので、カラーバースト信号の4倍の周波数
の基準信号を分周し、位相が45度づつ異なる複数の色
信号を発生する分周器と、前記基準信号の位相を13度
近傍遅延する第1遅延回路と、前記分周器の第1出力信
号を前記第1遅延回路の遅延信号に同期化させて第1の
バースト信号として出力する第1切り出し回路と、前記
分周器の第2出力信号を前記第1遅延回路の遅延信号に
同期化させて第2のバースト信号として出力する第2切
り出し回路とを備え、前記分周器より複数の色信号を得
るようにしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の色信号発生回路
を示すもので、(1)はカラーバースト信号の4倍の周
波数のサブキャリア4fscを分周し、位相が45度づつ
異なる複数の色信号を発生する分周器、(2)は前記4
fscの信号の位相を13度遅延する第1遅延回路、
(3)は前記4fscの信号の位相を26度遅延する第2
遅延回路、(4)は前記分周器(1)の分周出力信号Q
1を前記第1遅延回路(2)の遅延信号に同期化させて
第1のバースト信号Q1aとして出力する第1切り出し
回路、(5)は分周器(1)の分周出力信号Q8を前記
第1遅延回路(2)の遅延信号に同期化させて第2のバ
ースト信号Q8dとして出力する第2切り出し回路であ
る。
を示すもので、(1)はカラーバースト信号の4倍の周
波数のサブキャリア4fscを分周し、位相が45度づつ
異なる複数の色信号を発生する分周器、(2)は前記4
fscの信号の位相を13度遅延する第1遅延回路、
(3)は前記4fscの信号の位相を26度遅延する第2
遅延回路、(4)は前記分周器(1)の分周出力信号Q
1を前記第1遅延回路(2)の遅延信号に同期化させて
第1のバースト信号Q1aとして出力する第1切り出し
回路、(5)は分周器(1)の分周出力信号Q8を前記
第1遅延回路(2)の遅延信号に同期化させて第2のバ
ースト信号Q8dとして出力する第2切り出し回路であ
る。
【0009】分周器(1)は、図2と同様の回路で構成
されるので説明を省略する。切り出し回路は、D型フリ
ップフロップで構成され、分周器(1)の出力信号がD
端子に、遅延回路の出力信号がクロック端子に印加され
る構成となる。色信号の位相関係を図5に示す。図5に
おいて、バースト信号は1水平周期毎に毎に135度と
225度の位置に発生する。図5において、0度、45
度、90度、135度、180度、225度、270
度、315度は、図1の分周器(1)にて作成すること
ができる。
されるので説明を省略する。切り出し回路は、D型フリ
ップフロップで構成され、分周器(1)の出力信号がD
端子に、遅延回路の出力信号がクロック端子に印加され
る構成となる。色信号の位相関係を図5に示す。図5に
おいて、バースト信号は1水平周期毎に毎に135度と
225度の位置に発生する。図5において、0度、45
度、90度、135度、180度、225度、270
度、315度は、図1の分周器(1)にて作成すること
ができる。
【0010】画面表示に使われる6色(マゼンダ、レッ
ド、イエロー、グリーン、シアン、ブルー)は、0度、
45度、90度、135度、180度、225度、27
0度、315度の8本の軸から離れた位相量を基準に整
理して記載すると次のように示される。(数字から度を
省略している) Mg: 60= 45+15 G:240=225+15 mg:300=315−15 g:120=135−15 R:104= 90+14 Cy:284=270+14 r:256=270−14 cy: 76=90−14 B:347=360−13 Yl:167=180−13 b: 13= 0+13 yl:193=180+13 この表から明らかなように、G(グリーン)とMg(マ
ゼンダ)に着目すると、Gは225度から15度進んだ
ところに位置し、Mgも45度から15度進んだところ
に位置している。このため、両者は同じ移相回路により
調整できる。更に、g(グリーン)とmg(マゼンダ)
に着目すると、gは135度から15度遅れたところに
位置し、mgも315度から15度遅れたところに位置
している。このため、両者も同じ移相回路により調整で
きる。
ド、イエロー、グリーン、シアン、ブルー)は、0度、
45度、90度、135度、180度、225度、27
0度、315度の8本の軸から離れた位相量を基準に整
理して記載すると次のように示される。(数字から度を
省略している) Mg: 60= 45+15 G:240=225+15 mg:300=315−15 g:120=135−15 R:104= 90+14 Cy:284=270+14 r:256=270−14 cy: 76=90−14 B:347=360−13 Yl:167=180−13 b: 13= 0+13 yl:193=180+13 この表から明らかなように、G(グリーン)とMg(マ
ゼンダ)に着目すると、Gは225度から15度進んだ
ところに位置し、Mgも45度から15度進んだところ
に位置している。このため、両者は同じ移相回路により
調整できる。更に、g(グリーン)とmg(マゼンダ)
に着目すると、gは135度から15度遅れたところに
位置し、mgも315度から15度遅れたところに位置
している。このため、両者も同じ移相回路により調整で
きる。
【0011】同様に、レッド(R、r)とシアン(C
y、cy)でも14度の移相回路により調整できる。更
に、ブルー(B、b)とイエロー(Yl、yl)でも1
3度の移相回路により調整できる。このように、上記3
種類の位相は、±15度、±14度、±13度と非常に
近いところに存在している。
y、cy)でも14度の移相回路により調整できる。更
に、ブルー(B、b)とイエロー(Yl、yl)でも1
3度の移相回路により調整できる。このように、上記3
種類の位相は、±15度、±14度、±13度と非常に
近いところに存在している。
【0012】そこで、本発明では例えば±13度進める
ことで、統一することにより、移相量を同じにした。±
13度であれば、±15度に対しては2度のずれであり
±14度に対しては1度のずれである。この程度であれ
ば、ほとんど元の色をそこねることがない。この+13
度の移相は、移相回路を使用してもよいがバースト信号
の位相を13度遅らせることで行う。これにより、相対
的に色を作成できる。色信号はバースト信号に対する位
相差で表示される。具体的には4fscの信号の位相を1
3度遅延する第1遅延回路(2)により、+13度を作
り、4fscの信号の位相を26度遅延する第2遅延回路
(3)により、−26度を作り±13度を作る。
ことで、統一することにより、移相量を同じにした。±
13度であれば、±15度に対しては2度のずれであり
±14度に対しては1度のずれである。この程度であれ
ば、ほとんど元の色をそこねることがない。この+13
度の移相は、移相回路を使用してもよいがバースト信号
の位相を13度遅らせることで行う。これにより、相対
的に色を作成できる。色信号はバースト信号に対する位
相差で表示される。具体的には4fscの信号の位相を1
3度遅延する第1遅延回路(2)により、+13度を作
り、4fscの信号の位相を26度遅延する第2遅延回路
(3)により、−26度を作り±13度を作る。
【0013】その様子を図1に示す。図1の端子(7)
には、4fscの信号が印加される。該4fscの信号は、第
1遅延回路(2)で13度遅延され、バースト信号を発
生する第1切り出し回路(4)にクロック信号として印
加される。分周器(1)からは、位相が異なるQ1乃至
Q14が発生する。その様子を図6及び図7に示す。図
6の4fscは、端子(7)からの4fscの信号を示し、4
fscの信号を1/4に分周すると、周波数fscのQ1乃至
Q14が得られる。図6の4fscは、4fscの信号波形を
示し、13度DELAYは第1遅延回路(2)の出力信
号、26度DELAYは第2遅延回路(3)の出力信号
を示す。
には、4fscの信号が印加される。該4fscの信号は、第
1遅延回路(2)で13度遅延され、バースト信号を発
生する第1切り出し回路(4)にクロック信号として印
加される。分周器(1)からは、位相が異なるQ1乃至
Q14が発生する。その様子を図6及び図7に示す。図
6の4fscは、端子(7)からの4fscの信号を示し、4
fscの信号を1/4に分周すると、周波数fscのQ1乃至
Q14が得られる。図6の4fscは、4fscの信号波形を
示し、13度DELAYは第1遅延回路(2)の出力信
号、26度DELAYは第2遅延回路(3)の出力信号
を示す。
【0014】信号Q1は第1切り出し回路(4)にデー
タ信号として印加される。このため、第1切り出し回路
(4)からは図6のQ1aに示すバースト信号が得られ
る。このバースト信号は、135度の位相のバーストで
ありQ2乃至Q7の色信号の基準となる。前記バースト
信号の移相により、図1のQ3、Q4、Q6、Q7は図
6に示されるようにRed,Magenta,Cvan,Greenを示す。そ
の位相量を次に示す。
タ信号として印加される。このため、第1切り出し回路
(4)からは図6のQ1aに示すバースト信号が得られ
る。このバースト信号は、135度の位相のバーストで
ありQ2乃至Q7の色信号の基準となる。前記バースト
信号の移相により、図1のQ3、Q4、Q6、Q7は図
6に示されるようにRed,Magenta,Cvan,Greenを示す。そ
の位相量を次に示す。
【0015】 R: 103= 90+13 (正規の値104) Mg: 58= 45+13 (正規の値 59) Cy: 283=270+13 (正規の値284) G: 238=225+13 (正規の値240) BlueとYellowは、正規の値で−13度であるので、第2
遅延回路(3)により、−13度を作る。即ち、切り出
し回路(8)と切り出し回路(9)を使って−26度を
作り、第1切り出し回路(4)からのバースト信号によ
る+13度と加算されてトータルで−13度を作ってい
る。
遅延回路(3)により、−13度を作る。即ち、切り出
し回路(8)と切り出し回路(9)を使って−26度を
作り、第1切り出し回路(4)からのバースト信号によ
る+13度と加算されてトータルで−13度を作ってい
る。
【0016】図6のQ2は、26度DELAYで示すク
ロックにより切り出されQ2b(Yellow)となる。同様
に、Q5はQ5c(Blue)となる。従って、図1のQ2
b、Q3、Q4、Q5c、Q6及びQ7には135度の
バーストに対する6色が表示される。この時、図1の回
路によれば6色を遅延回路をわずか2個使用するだけで
発生させることができる。
ロックにより切り出されQ2b(Yellow)となる。同様
に、Q5はQ5c(Blue)となる。従って、図1のQ2
b、Q3、Q4、Q5c、Q6及びQ7には135度の
バーストに対する6色が表示される。この時、図1の回
路によれば6色を遅延回路をわずか2個使用するだけで
発生させることができる。
【0017】次に、225度のバーストに対する表示に
ついて説明する。225度のバーストは、第2切り出し
回路(5)により作成される。このバースト信号に対す
る6色は、Q9乃至Q14に基づき作られる。Q1乃至
Q7と異なる点は、切り出し回路のかずが2個多く必要
となることであり、基本動作は同じである。第2切り出
し回路(5)によるバースト信号の移相により、図1の
Q9、Q12は、yellowとblueを示すことになる。その
位相量を次に示す。
ついて説明する。225度のバーストは、第2切り出し
回路(5)により作成される。このバースト信号に対す
る6色は、Q9乃至Q14に基づき作られる。Q1乃至
Q7と異なる点は、切り出し回路のかずが2個多く必要
となることであり、基本動作は同じである。第2切り出
し回路(5)によるバースト信号の移相により、図1の
Q9、Q12は、yellowとblueを示すことになる。その
位相量を次に示す。
【0018】 yl : 193=180+13 (正規の値193) blue : 13= 0+13 (正規の値 13) blueとyellowは、正規の値で表示可能である。red,mage
nta,cyan,greenは、−13度を施こすようにするので、
第2遅延回路(3)から信号を供給される切り出し回路
(10)乃至(13)により行う。その結果、図7に示
すように、図1のQ9、Q10e、Q11f、Q12、
Q13g、及びQ14hには225度のバーストに対す
る6色が表示される。
nta,cyan,greenは、−13度を施こすようにするので、
第2遅延回路(3)から信号を供給される切り出し回路
(10)乃至(13)により行う。その結果、図7に示
すように、図1のQ9、Q10e、Q11f、Q12、
Q13g、及びQ14hには225度のバーストに対す
る6色が表示される。
【0019】従って、図1の回路によればPAL方式に
おける6色を遅延回路をわずか2個使用するだけで発生
させることができる。図8は、本発明の別の色信号発生
回路を示すもので、(2)は前記4fscの信号の位相を
15度遅延する第1遅延回路、(3)は前記4fscの信
号の位相を30度遅延する第2遅延回路である。分周器
(1)の出力信号の位相が図1のそれと僅かに異なる他
は、図1の回路と同様の動作を行う。
おける6色を遅延回路をわずか2個使用するだけで発生
させることができる。図8は、本発明の別の色信号発生
回路を示すもので、(2)は前記4fscの信号の位相を
15度遅延する第1遅延回路、(3)は前記4fscの信
号の位相を30度遅延する第2遅延回路である。分周器
(1)の出力信号の位相が図1のそれと僅かに異なる他
は、図1の回路と同様の動作を行う。
【0020】図8では±15度進めることで、統一する
ことにより、移相量を同じにしている。図8の端子
(7)には、4fscの信号が印加される。該4fscの信号
は、第1遅延回路(2)で15度遅延され、バースト信
号を発生する第1切り出し回路(4)にクロック信号と
して印加される。分周器(1)からは、位相が異なるQ
1乃至Q14が発生する。その様子を図9及び図10に
示す。図9の4fscは、端子(7)からの4fscの信号を
示し、4fscの信号を1/4に分周すると、周波数fscの
Q1乃至Q14が得られる。図9の4fscは、4fscの信
号波形を示し、15度DELAYは第1遅延回路(2)
の出力信号、30度DELAYは第2遅延回路(3)の
出力信号を示す。
ことにより、移相量を同じにしている。図8の端子
(7)には、4fscの信号が印加される。該4fscの信号
は、第1遅延回路(2)で15度遅延され、バースト信
号を発生する第1切り出し回路(4)にクロック信号と
して印加される。分周器(1)からは、位相が異なるQ
1乃至Q14が発生する。その様子を図9及び図10に
示す。図9の4fscは、端子(7)からの4fscの信号を
示し、4fscの信号を1/4に分周すると、周波数fscの
Q1乃至Q14が得られる。図9の4fscは、4fscの信
号波形を示し、15度DELAYは第1遅延回路(2)
の出力信号、30度DELAYは第2遅延回路(3)の
出力信号を示す。
【0021】信号Q1は第1切り出し回路(4)にデー
タ信号として印加される。このため、第1切り出し回路
(4)からは図9のQ1aに示すバースト信号が得られ
る。このバースト信号は、135度の位相のバーストで
ありQ2乃至Q7の色信号の基準となる。前記バースト
信号の移相により、図8のQ3、Q4、Q6、Q7は図
9に示されるようにRed,Magenta,Cvan,Greenを示す。そ
の位相量を次に示す。
タ信号として印加される。このため、第1切り出し回路
(4)からは図9のQ1aに示すバースト信号が得られ
る。このバースト信号は、135度の位相のバーストで
ありQ2乃至Q7の色信号の基準となる。前記バースト
信号の移相により、図8のQ3、Q4、Q6、Q7は図
9に示されるようにRed,Magenta,Cvan,Greenを示す。そ
の位相量を次に示す。
【0022】 R: 105= 90+15 (正規の値104) Mg: 60= 45+15 (正規の値 59) Cy: 285=270+15 (正規の値284) G: 240=225+15 (正規の値240) BlueとYellowは、正規の値で−13度であるので、第2
遅延回路(3)により、−15度を作る。即ち、切り出
し回路(8)と切り出し回路(9)を使って−30度を
作り、第1切り出し回路(4)からのバースト信号によ
る+15度と加算されてトータルで−15度を作ってい
る。
遅延回路(3)により、−15度を作る。即ち、切り出
し回路(8)と切り出し回路(9)を使って−30度を
作り、第1切り出し回路(4)からのバースト信号によ
る+15度と加算されてトータルで−15度を作ってい
る。
【0023】図9のQ2は、30度DELAYで示すク
ロックにより切り出されQ2b(Yellow)となる。同様
に、Q5はQ5c(Blue)となる。従って、図8のQ2
b、Q3、Q4、Q5c、Q6及びQ7には135度の
バーストに対する6色が表示される。この時、図8の回
路によれば6色を遅延回路をわずか2個使用するだけで
発生させることができる。
ロックにより切り出されQ2b(Yellow)となる。同様
に、Q5はQ5c(Blue)となる。従って、図8のQ2
b、Q3、Q4、Q5c、Q6及びQ7には135度の
バーストに対する6色が表示される。この時、図8の回
路によれば6色を遅延回路をわずか2個使用するだけで
発生させることができる。
【0024】次に、225度のバーストに対する表示に
ついて説明する。225度のバーストは、第2切り出し
回路(5)により作成される。このバースト信号に対す
る6色は、Q9乃至Q14に基づき作られる。Q1乃至
Q7と異なる点は、切り出し回路のかずが2個多く必要
となることであり、基本動作は同じである。第2切り出
し回路(5)によるバースト信号の移相により、図8の
Q9、Q12は、yellowとblueを示すことになる。その
位相量を次に示す。
ついて説明する。225度のバーストは、第2切り出し
回路(5)により作成される。このバースト信号に対す
る6色は、Q9乃至Q14に基づき作られる。Q1乃至
Q7と異なる点は、切り出し回路のかずが2個多く必要
となることであり、基本動作は同じである。第2切り出
し回路(5)によるバースト信号の移相により、図8の
Q9、Q12は、yellowとblueを示すことになる。その
位相量を次に示す。
【0025】 yl : 195=180+15 (正規の値193) blue : 15= 0+15 (正規の値 13) blueとyellowは、正規の値から2度ずれた値で表示可能
である。red,magenta,cyan,greenは、−15度を施こす
ようにするので、第2遅延回路(3)から信号を供給さ
れる切り出し回路(10)乃至(13)により行う。そ
の結果、図10に示すように、図8のQ9、Q10e、
Q11f、Q12、Q13g、及びQ14hには225
度のバーストに対する6色が表示される。
である。red,magenta,cyan,greenは、−15度を施こす
ようにするので、第2遅延回路(3)から信号を供給さ
れる切り出し回路(10)乃至(13)により行う。そ
の結果、図10に示すように、図8のQ9、Q10e、
Q11f、Q12、Q13g、及びQ14hには225
度のバーストに対する6色が表示される。
【0026】従って、図8の回路によればPAL方式に
おける6色を遅延回路をわずか2個使用するだけで発生
させることができる。
おける6色を遅延回路をわずか2個使用するだけで発生
させることができる。
【0027】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、遅延
回路を2個使用するだけで、残りはロジック回路を使用
することにより6色を表示できるPAL方式の色信号発
生回路が提供できる。このため、遅延回路の個数を大幅
に削減できる。
回路を2個使用するだけで、残りはロジック回路を使用
することにより6色を表示できるPAL方式の色信号発
生回路が提供できる。このため、遅延回路の個数を大幅
に削減できる。
【図1】本発明の色信号発生回路を示す回路図である。
【図2】従来の色信号発生回路を示す回路図である。
【図3】図2の説明に供するための波形図である。
【図4】従来のPAL方式の色信号発生回路図である。
【図5】図1の説明に供するための位相図である。
【図6】図1の説明に供するための波形図である。
【図7】図1の説明に供するための波形図である。
【図8】本発明の別の色信号発生回路を示す回路図であ
る。
る。
【図9】図8の説明に供するための波形図である。
【図10】図8の説明に供するための波形図である。
(1) 分周器 (2) 第1遅延回路 (3) 第2遅延回路 (4) 第1切り出し回路 (5) 第2切り出し回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/44 - 9/78
Claims (6)
- 【請求項1】 カラーバースト信号の4倍の周波数の基
準信号を分周し、位相が45度づつ異なる複数の色信号
を発生する分周器と、 前記基準信号の位相を13度近傍遅延する第1遅延回路
と、 前記分周器の第1出力信号を前記第1遅延回路の遅延信
号に同期化させて第1のバースト信号として出力する第
1切り出し回路と、 前記分周器の第2出力信号を前記第1遅延回路の遅延信
号に同期化させて第2のバースト信号として出力する第
2切り出し回路とを備え、前記分周器より複数の色信号
を得るようにしたことを特徴とする色信号発生回路。 - 【請求項2】 前記分周器は、グリーン、シアン、マゼ
ンダ及びレッドのいずれか1つをすくなくとも含む色信
号を発生することを特徴とする請求項1記載の色信号発
生回路。 - 【請求項3】 カラーバースト信号の4倍の周波数の基
準信号を分周し、位相が45度づつ異なる複数の色信号
を発生する分周器と、 前記基準信号の位相を13度近傍遅延する第1遅延回路
と、 前記基準信号の位相を遅延する第2遅延回路と、 前記分周器の第1出力信号を前記第1遅延回路の遅延信
号に同期化させて第1のバースト信号として出力する第
1切り出し回路と、 前記分周器の第2出力信号を前記第1遅延回路の遅延信
号に同期化させて第2のバースト信号として出力する第
2切り出し回路と、 前記分周器の第3出力信号を前記第2遅延回路の遅延信
号に同期化させて色信号として出力する第3切り出し回
路とを備え、前記分周器及び前記第3切り出し回路より
複数の色信号を得るようにしたことを特徴とする色信号
発生回路。 - 【請求項4】 カラーバースト信号の4倍の周波数の基
準信号を分周し、位相が45度づつ異なる複数の色信号
を発生する分周器と、 前記基準信号の位相を15度近傍遅延する第1遅延回路
と、 前記分周器の第1出力信号を前記第1遅延回路の遅延信
号に同期化させて第1のバースト信号として出力する第
1切り出し回路と、 前記分周器の第2出力信号を前記第1遅延回路の遅延信
号に同期化させて第2のバースト信号として出力する第
2切り出し回路とを備え、前記分周器より複数の色信号
を得るようにしたことを特徴とする色信号発生回路。 - 【請求項5】 前記分周器は、グリーン、シアン、マゼ
ンダ及びレッドのいずれか1つをすくなくとも含む色信
号を発生することを特徴とする請求項4記載の色信号発
生回路。 - 【請求項6】 カラーバースト信号の4倍の周波数の基
準信号を分周し、位相が45度づつ異なる複数の色信号
を発生する分周器と、 前記基準信号の位相を15度近傍遅延する第1遅延回路
と、 前記基準信号の位相を遅延する第2遅延回路と、 前記分周器の第1出力信号を前記第1遅延回路の遅延信
号に同期化させて第1のバースト信号として出力する第
1切り出し回路と、 前記分周器の第2出力信号を前記第1遅延回路の遅延信
号に同期化させて第2のバースト信号として出力する第
2切り出し回路と、 前記分周器の第3出力信号を前記第2遅延回路の遅延信
号に同期化させて色信号として出力する第3切り出し回
路とを備え、前記分周器及び前記第3切り出し回路より
複数の色信号を得るようにしたことを特徴とする色信号
発生回路。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04110597A JP3296744B2 (ja) | 1997-01-21 | 1997-02-25 | 色信号発生回路 |
EP97310623A EP0851687B1 (en) | 1996-12-27 | 1997-12-24 | Circuit for generating PAL chrominance signals |
DE69733935T DE69733935T2 (de) | 1996-12-27 | 1997-12-24 | Schaltung zur Erzeugung von PAL-Chrominanzsignalen |
AT97310623T ATE301905T1 (de) | 1996-12-27 | 1997-12-24 | Schaltung zur erzeugung von pal- chrominanzsignalen |
KR1019970074431A KR100265153B1 (ko) | 1996-12-27 | 1997-12-26 | Pal 방식의 색 신호 발생 회로 |
CN97129757A CN1119030C (zh) | 1996-12-27 | 1997-12-27 | 逐行倒相制式色信号发生电路 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP894497 | 1997-01-21 | ||
JP9-8944 | 1997-01-21 | ||
JP04110597A JP3296744B2 (ja) | 1997-01-21 | 1997-02-25 | 色信号発生回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10271526A JPH10271526A (ja) | 1998-10-09 |
JP3296744B2 true JP3296744B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=26343573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04110597A Expired - Fee Related JP3296744B2 (ja) | 1996-12-27 | 1997-02-25 | 色信号発生回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3296744B2 (ja) |
-
1997
- 1997-02-25 JP JP04110597A patent/JP3296744B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10271526A (ja) | 1998-10-09 |
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