JP3296286B2 - 光センサ回路 - Google Patents

光センサ回路

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JP3296286B2
JP3296286B2 JP11498498A JP11498498A JP3296286B2 JP 3296286 B2 JP3296286 B2 JP 3296286B2 JP 11498498 A JP11498498 A JP 11498498A JP 11498498 A JP11498498 A JP 11498498A JP 3296286 B2 JP3296286 B2 JP 3296286B2
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/124Sampling or signal conditioning arrangements specially adapted for A/D converters
    • H03M1/129Means for adapting the input signal to the range the converter can handle, e.g. limiting, pre-scaling ; Out-of-range indication
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers without distortion of the input signal
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3084Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in receivers or transmitters for electromagnetic waves other than radiowaves, e.g. lightwaves

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光センサ回路に関
し、特に一定時間蓄積した光量の情報を基準電圧からの
変化量とするアナログデータで出力する光センサ回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】光量を測定したり画像を読み取ったりす
るのに光信号を電気信号に変換する光電変換素子が使わ
れている。このような光電変換素子を利用して、一定時
間蓄積した光量の情報をアナログデータとして出力し、
しかもそのアナログデータは基準電圧からの変化量とし
て出力するような光量蓄積型の光センサ回路が知られて
いる。
【0003】図12は従来の光量蓄積型光センサ回路の
一例を示す回路図であり、図13は従来の光センサ回路
の動作を示すタイミングチャートである。図12によれ
ば、光量蓄積型光センサ回路は、光を電気信号に変える
光電変換素子であるフォトダイオード1と、リセットス
イッチ2と、電荷積分用コンデンサ3と、演算増幅器4
とから構成されている。ここで、フォトダイオード1の
カソードは電源ラインに接続され、アノードは演算増幅
器4の反転入力に接続されている。リセットスイッチ2
は演算増幅器4の反転入力と出力との間に接続され、電
荷積分用コンデンサ3も演算増幅器4の反転入力と出力
との間に接続されて積分回路を構成している。この演算
増幅器4の非反転入力には、基準電圧Vref が供給され
る基準電圧源が接続されている。そして、演算増幅器4
の出力、すなわちこの光量蓄積型光センサ回路の出力は
A/D(analog to digital )コンバータ5に接続され
ている。
【0004】このように構成された光量蓄積型光センサ
回路の動作を図13を参照して説明する。まず、フォト
ダイオード1は受光した光の光量に応じた光電流iを積
分回路に出力している。ここで、時刻t0 において、リ
セットスイッチ2がオンされるとする。すると、演算増
幅器4の出力と反転入力とがショートされるので、反転
入力および出力の電位は基準電圧Vrefに等しくな
る。このとき、電荷積分用コンデンサ3は放電されて0
になる。次に、時刻t1 において、リセットスイッチ2
がオフされると、フォトダイオード1で発生した光電流
iはコンデンサ3に蓄積されていき、その結果、出力電
圧Vout は時間とともに電位が低下していく。このと
き、時刻t1 後の時間をtとすると、出力電圧Vout は
次式で表される。
【0005】
【数1】 Vout =Vref −(i×t/c) ・・・(1) ここで、cはコンデンサ3の容量である。すなわち、出
力電圧Vout は光量に応じて電圧がVref より低下して
いく。そこで、ある積分時間後の出力電圧Voutを計測
することにより、フォトダイオード1に照射された光量
が把握できることになる。このとき、この出力電圧Vou
t はアナログ量であるので、たとえばマイクロプロセッ
サを用いた後処理を行うようにするため、A/Dコンバ
ータ5に入力されてデジタル量に変換することがしばし
ば行われる。
【0006】光センサ回路の出力電圧Vout は、図13
からも明らかなように、最大が基準電圧Vref であり、
したがって光センサ回路の出力は、Vout 〜GND(0
ボルト)の範囲内で変化する。この出力範囲は、アナロ
グ量をデジタル量に変換するA/Dコンバータ5の入力
範囲と同じであることが望ましい。これは、A/Dコン
バータ5の入力範囲が光センサ回路の出力範囲より小さ
い場合、入力範囲を越えたアナログ値は正しくデジタル
値に変換されないからである。逆に、A/Dコンバータ
5の入力範囲が光センサ回路の出力範囲より大きい場合
には、デジタル量の分解能が低下する。すなわち、A/
Dコンバータ5は、その入力範囲のアナログ値を決めら
れたビット数のデジタル値に変換するため、ビット数が
同じであれば入力範囲が大きい程デジタル化する場合の
刻み幅は大きくなり、分解能は低下する。したがって、
A/Dコンバータの入力範囲のうち、光センサ回路の出
力範囲より大きい差の分は変換対象にならず、分解能も
低下することになる。以上の理由により、光センサ回路
の出力範囲は、A/Dコンバータ5の入力範囲と整合が
とれていることが望ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
A/Dコンバータの入力範囲は、A/Dコンバータで決
まる基準電圧〜GNDとなる。また、A/Dコンバータ
にはその使用方法により、コスト、性能などを考慮して
種々のものが使用されるため、入力範囲の基準電圧は様
々な値になりうる。このため従来の光センサ回路では出
力範囲が基準電圧〜GNDに固定されているので、種々
のA/Dコンバータに対して、出力範囲が最適化されに
くいという問題があった。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、後段のA/Dコンバータの入力範囲に適合し
た可変の出力範囲を設定可能な光センサ回路を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解
決するために、受光した光量に応じた値のアナログ信号
を出力する光センサ回路において、光を検知して光量に
応じた値の光電流(i)を出力する光検知素子と、前記
光検知素子が出力した光電流(i)を入力して一定時間
(t)蓄積された電荷(C)に基づいて発生する電圧
(i×t/C)と基準電圧(Vref)との差(Vref−i
×t/C)を出力する光量蓄積手段と、異なる電圧値を
出力する複数の基準電圧発生手段と、前記A/D変換器
の入力範囲に応じて複数の前記基準電圧発生手段の出力
の一つを選択して前記光量蓄積手段に前記基準電圧とし
て供給する基準電圧選択手段とからなり、蓄積した電圧
に応じて前記光量蓄積手段が出力することのできるアナ
ログ信号値の出力範囲を変更する出力範囲変更手段と、
を備えていることを特徴とする光センサ回路が提供され
る。
【0010】出力範囲変更手段は、異なる電圧値を出力
する複数の基準電圧発生手段と、これらの出力の一つを
選択して光量蓄積手段に基準電圧として供給する基準電
圧選択手段とからなるように構成した。
【0011】このような光センサ回路によれば、出力範
囲の上限である基準電圧を複数設定することができ、A
/Dコンバータの入力範囲に応じて、適切な出力範囲を
選択することができる。これにより、種々の入力範囲を
有する種々のA/Dコンバータに対して、光センサ回路
出力範囲をその入力範囲に整合させることができるの
で、A/Dコンバータにおける変換ミスがなく、また、
A/Dコンバータの分解能を十分活かしたデジタル化が
可能となるので、後処理においての精度を向上させるこ
とが可能となる。
【0012】また、出力範囲変更手段は、光量蓄積手段
の出力に配置されて複数の増幅率に設定可能な増幅器か
らなるように構成した。このような光センサ回路によれ
ば、増幅器の増幅率を任意に選択することにより、光セ
ンサ回路の出力範囲をA/Dコンバータの入力範囲に応
じた適切な値に設定することができる。これにより、種
々の入力範囲を有する種々のA/Dコンバータに対応さ
せることが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して詳細に説明する。図1は光センサ回路の第
1の実施の形態を示す図である。図1において、光検知
素子としてのフォトダイオード1と、リセットスイッチ
2と、電荷積分用コンデンサ3と、演算増幅器4とによ
り光量蓄積型光センサ回路が構成されている。すなわ
ち、フォトダイオード1はそのカソードを電源ライン
に、アノードを演算増幅器4の反転入力に接続してい
る。演算増幅器4の反転入力と出力との間には、リセッ
トスイッチ2および電荷積分用コンデンサ3が接続され
て積分回路を構成し、出力はA/Dコンバータ5に接続
するためのこの光センサ回路の出力を構成している。演
算増幅器4の非反転入力には、n個の基準電圧発生回路
6a〜6nの出力がそれぞれスイッチ7a〜7nを介し
て接続されている。スイッチ7a〜7nをオン・オフ制
御するそれぞれの制御入力は基準電圧選択回路8の出力
に接続されている。ここで、基準電圧発生回路6a〜6
n、スイッチ7a〜7nおよび基準電圧選択回路8が出
力範囲変更手段を構成している。
【0014】この構成によれば、基準電圧発生回路6a
〜6nは、それぞれ異なる基準電圧Vref1〜Vrefnを出
力するよう設定されており、基準電圧選択回路8がスイ
ッチ7a〜7nのいずれか一つをオンするようにしてい
る。したがって、演算増幅器4の非反転入力には、n個
ある基準電圧発生回路6a〜6nの中から基準電圧選択
回路8によって選択された所望の一つの基準電圧発生回
路の出力が接続され、所望の基準電圧を入力することが
できる。
【0015】ここで、たとえば、図示のように基準電圧
選択回路8によってスイッチ7bが選択された場合、基
準電圧発生回路6bが発生した基準電圧Vref2が演算増
幅器4の非反転入力に与えられる。これにより、リセッ
トスイッチ2がオン状態にあるときの演算増幅器4の出
力電圧Vout はVref2となる。この電圧Vref2は、A/
Dコンバータ5がデジタル変換を行うときのアナログ入
力の許容範囲の最大値にほぼ等しい値であれば、この光
センサ回路の出力を効率良くA/Dコンバータ5に伝え
ることができる。
【0016】図2は光センサ回路の第2の実施の形態を
示す図、図3は光センサ回路の動作を示すタイミングチ
ャートである。図2において、図1に示した要素と同じ
または同等の構成要素については同じ符号を付してその
詳細な説明は省略する。この図2の構成によれば、演算
増幅器4の後段に増幅率mの増幅器10を設置してい
る。ここで、増幅率mは固定ではなく、複数の値を設定
できるように構成している。これにより、光センサ回路
の出力には、演算増幅器4の出力電圧Vout1をm倍した
出力電圧Vout2が出力されて、A/Dコンバータ5に入
力される。ここで、複数の増幅率を設定できる増幅器1
0が出力範囲変更手段を構成している。
【0017】このときの演算増幅器4の出力電圧Vout1
と、増幅器10を通した後の出力電圧Vout2との出力値
の変化の様子を図3に示す。図3から明らかなように、
演算増幅器4の出力電圧Vout1の出力範囲が基準電圧V
ref 〜0(V)の場合、増幅器10の出力電圧Vout2は
Vout1をm倍したものであるから、出力範囲は、Vref
×m〜0(V)となる。ここで、mを適当に設定するこ
とにより、出力範囲はA/Dコンバータの入力範囲に応
じて最適化が可能となる。
【0018】図4は光センサ回路の第3の実施の形態を
示す図である。図4において、図1に示した要素と同じ
または同等の構成要素については同じ符号を付してその
詳細な説明は省略する。この図の構成によれば、演算
増幅器4の後段に演算増幅器12が配置されている。そ
の演算増幅器12の非反転入力には演算増幅器4の出力
が接続され、出力は外部のA/Dコンバータ5へ接続す
るこの光センサ回路の出力を構成している。演算増幅器
12の出力と反転入力との間に二つの抵抗(フィードバ
ック抵抗)R1,R2が直列接続され、演算増幅器12
の反転入力とグランドGNDとの間には抵抗(接地抵
抗)R3,R4,R5が直列接続されて、非反転入力型
の増幅器を構成している。抵抗R2,R4,R5にはス
イッチ13a,13b,13cが並列に接続され、これ
らのスイッチ13a,13b,13cをオン・オフ制御
する制御入力には増幅率選択回路14が接続されてい
る。
【0019】ここで、演算増幅器12の増幅率mは、フ
ィードバック抵抗をRfとし、接地抵抗をRsとする
と、
【0020】
【数2】m=1+Rf/Rs ・・・(2) で表される。図4の例では、フィードバック抵抗Rfお
よび接地抵抗Rsに設けたスイッチの数が3個であるの
で、8種類の増幅率が設定可能である。その増幅率の最
大値および最小値は、最大値=1+(R1+R2)/R
3,最小値=1+R1/(R3+R4+R5)となる。
【0021】図5はスイッチの構成例を示す図である。
図4に示したような複数の増幅率を設定するためのスイ
ッチ13a,13b,13cは、一般的に図5に示した
ように、P型電界効果トランジスタ16とN型電界効果
トランジスタ17とを組み合わせた形で構成される。こ
れは電界効果トランジスタの特性上、単独の電界効果ト
ランジスタでは入力信号の電位がグランド近辺あるいは
電源電圧近辺ではスイッチとして導通しないからであ
る。つまり、P型電界効果トランジスタ16では、スイ
ッチとして導通できるのは、入力信号がP型電界効果ト
ランジスタのVth(電界効果トランジスタのしきい値)
〜電源電圧であり、一方、N型電界効果トランジスタ1
7では、GND(0ボルト)〜電源電圧−N型電界効果
トランジスタのVthであるからである。そこで、図5の
ように特性の異なる二つの電界効果トランジスタ16,
17を組み合わせることにより、相補的に働き、GND
〜電源電圧の全領域においてスイッチとして働く。
【0022】したがって、一つのスイッチには、P型電
界効果トランジスタ16とN型電界効果トランジスタ1
7との二つの電界効果トランジスタが必要になる。ま
た、P型電界効果トランジスタとN型電界効果トランジ
スタの両方を使用するため、増幅率選択回路14から与
えられるスイッチのオン・オフ制御用のゲート信号は、
それぞれ逆相の信号が使用されることになる。
【0023】図6は光センサ回路の第4の実施の形態を
示す図である。図6において、図4に示した要素と同じ
または同等の構成要素については同じ符号を付してその
詳細な説明は省略する。この図6の構成によれば、フィ
ードバック抵抗として一つの抵抗R1を使用し、接地抵
抗は四つの抵抗R2,R3,R4,R5を直列に接続し
た構成にしている。また、この接地抵抗の三つの抵抗R
3,R4,R5には、それぞれの両端にドレインおよび
ソースを接続したN型電界効果トランジスタ19a,1
9b,19cが配置されている。そして、これらN型電
界効果トランジスタ19a,19b,19cの各ゲート
は、増幅率選択回路20に接続されている。この実施の
形態で特徴的なところは、増幅率を切り替えるためのス
イッチを接地抵抗の側にのみ入れていることと、スイッ
チをN型電界効果トランジスタでのみ構成していること
である。接地抵抗およびスイッチは、演算増幅器12の
反転入力とグランドGNDとの間にあるため、扱う信号
の電位は低く抑えることができ、これがスイッチをN型
電界効果トランジスタだけで構成できることを可能にし
ている。ちなみに図6の実施の形態の場合、N型電界効
果トランジスタのソース・ドレインに現れる電位Vsd
は、
【0024】
【数3】 Vsd=Vref ×(R3+R4+R5)/(R2+R3+R4+R5) ・・・(3) 以下となる。これにより、一つのスイッチをP型電界効
果トランジスタおよびN型電界効果トランジスタの両方
を使用する場合に比べ、トランジスタ数が半分となり、
回路面積を半減することができ、スイッチを制御するゲ
ート信号の線もそれぞれ1本で済み、コストダウンを図
ることができる。
【0025】図7 は増幅率選択回路の構成例を示す図、
図8は増幅率選択回路の動作を示すタイムチャートであ
る。図7に示したように、増幅率を設定する増幅率選択
回路はシフトレジスタ30で構成している。シフトレジ
スタ30は、3段のレジスタからなり、データ入力部
(DATA)およびクロック入力部(Clkおよびその
反転入力)と、三つの出力部OUT1,OUT2,OU
T3を有している。この三つの出力部OUT1,OUT
2,OUT3は、たとえば図6にスイッチとして示した
N型電界効果トランジスタ19a,19b,19cの各
ゲートに接続される。
【0026】ここで、シフトレジスタ30のデータ入力
部に、各スイッチのオン・オフ情報に対応したデータ
を、「1」および「0」のシリアルデータで入力し、ク
ロック入力部にクロック信号を入力する。これにより、
各スイッチのオン・オフに対応したゲート信号が出力部
OUT1,OUT2,OUT3より出力され、N型電界
効果トランジスタ19a,19b,19cのオン・オフ
制御が可能となる。
【0027】たとえばN型電界効果トランジスタ19
a,19b,19cをそれぞれ「オン・オフ・オン」と
したい場合に、図8に示したように、シフトレジスタ3
0のデータ入力部にはオン・オフ情報に対応した「10
1」のシリアルデータが入力される。このシリアルデー
タは、クロック入力部に入力されたクロック信号に同期
して順次シフトし、スイッチの個数分シフトしたところ
でクロック信号の入力を止めることにより、シフトレジ
スタ30の出力部OUT1,OUT2,OUT3には、
「101」のパラレルデータが出力される。これによ
り、N型電界効果トランジスタ19a,19cがオン、
N型電界効果トランジスタ19bがオフ制御されて、接
地抵抗の値はR2+R4となり、これに対応した増幅率
が選択されたことになる。
【0028】図9は光センサ回路の第の実施の形態を
示す図である。図9において、図4に示した要素と同じ
または同等の構成要素については同じ符号を付してその
詳細な説明は省略する。この図9の構成によれば、フィ
ードバック抵抗は、二つの抵抗R1,R2を並列に接続
し、かつ各抵抗R1,R2にはスイッチ13a,13b
を直列に接続することによって構成している。一方、接
地抵抗も同様に、二つの抵抗R3,R4を並列に接続
し、かつ各抵抗R3,R4にはスイッチ13c,13d
を直列に接続することによって構成している。各スイッ
チ13a,13b,13c,13dの制御入力は増幅率
選択回路14が接続されている。この場合、スイッチ1
3a,13b,13c,13dは、図5に示したP型電
界効果トランジスタおよびN型電界効果トランジスタを
組み合わせて構成したスイッチとすることができる。ま
た、スイッチ13c,13dはN型電界効果トランジス
タだけで構成してもよい。
【0029】このように、抵抗に直列に接続したスイッ
チの13a,13b,13c,13dのオン・オフの組
み合わせによってフィードバック抵抗および接地抵抗の
値の組み合わせを選択し、増幅率を選択する。
【0030】図10は光検知素子をアレイ状に配置した
光センサ回路の第5の実施の形態を示す図である。図1
0において、図1に示した要素と同じまたは同等の構成
要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略
する。この図10の構成によれば、フォトダイオード1
と、リセットスイッチ2と、電荷積分用コンデンサ3
と、演算増幅器4とからなる光量蓄積型光センサ回路が
複数個並列に配置され、光検知素子であるそれぞれのフ
ォトダイオード1はアレイ状に配置されて、いわゆるラ
インセンサを構成している。各演算増幅器4の出力は、
スイッチ40を介してA/Dコンバータ5に入力されて
いる。また、演算増幅器4の非反転入力には、複数の基
準電圧を設定することができる基準電圧発生回路6a〜
6n、スイッチ7a〜7nおよび基準電圧選択回路8が
接続され、いずれか一つの基準電圧が入力されている。
つまり、フォトダイオード1を複数アレイ状に配置した
構成においても、出力範囲変更手段としての、基準電圧
が複数設定可能な基準電圧発生回路などは一組あればよ
い。
【0031】各光量蓄積型光センサ回路において、リセ
ットスイッチ2を順次オン・オフし、リセットスイッチ
2がオフしてから一定時間後にスイッチ40をオンする
ことを繰り返すことにより、フォトダイオード1が受け
た光信号を順次A/Dコンバータ5に送り出すことがで
きる。
【0032】図11は光検知素子をアレイ状に配置した
光センサ回路の第6の実施の形態を示す図である。図1
1において、図4に示した要素と同じまたは同等の構成
要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略
する。この図11の構成によれば、光量蓄積型光センサ
回路が複数個並列に配置され、各フォトダイオード1は
アレイ状に配置されてラインセンサを構成している。各
演算増幅器4の出力は、それぞれスイッチ40を介して
複数の増幅率を設定することが可能な演算増幅器12に
接続されている。このように、アレイ状に配置されたフ
ォトダイオード1のそれぞれに対して積分回路を必要と
するが、出力範囲変更手段としての、増幅率が複数設定
可能な演算増幅器12は一つだけである。
【0033】以上の構成において、各光量蓄積型光セン
サ回路のリセットスイッチ2を順次オン・オフし、その
リセットスイッチ2の動作に同期してスイッチ40を順
次閉じていくことにより、光量に応じた各光量蓄積型光
センサ回路の出力電圧は、演算増幅器12において正規
化され、A/Dコンバータ5に送り込まれる。
【0034】なお、以上の実施の形態では、その最も基
本的な回路構成のみを示したが、たとえば、初段の積分
回路と後段の増幅器との間、または後段の増幅器のさら
に後段に、増幅率が固定の増幅器を設置するようにして
もよい。
【0035】また、図10および図11に示した実施の
形態では、各光量蓄積型光センサ回路のリセットスイッ
チ2を順次オン・オフし、それぞれオフの時点から一定
時間後にスイッチ40をオンにして、A/Dコンバータ
5に各光量蓄積型光センサ回路の出力電圧をシリアルに
送り出すようにしているが、各光量蓄積型光センサ回路
の出力にサンプル・ホールド回路を追加し、各光量蓄積
型光センサ回路のリセットスイッチ2を同時にオン・オ
フし、各サンプル・ホールド回路がリセットスイッチ2
のオフの時点から一定時間後に各光量蓄積型光センサ回
路の出力電圧をサンプリングしてホールドしておき、そ
の後、スイッチ40の順次切り換えによって、A/Dコ
ンバータ5に各光量蓄積型光センサ回路の出力電圧をシ
リアルに送り出すような構成にしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、異な
る電圧値を出力する複数の基準電圧発生手段と、複数の
前記基準電圧発生手段の出力の一つを選択して光量蓄積
手段に基準電圧として供給する基準電圧選択手段とを設
けたので、種々のA/Dコンバータの入力範囲に応じ
て、適切な基準電圧が選択可能となるので、A/Dコン
バータによる変換ミスがなく、またA/Dコンバータの
分解能を十分活かしたデジタル化が可能となり、後処理
においての精度を向上させることが可能となる。特に、
基準電圧可変としたので、出力範囲を拡大する場合積分
時間が長くなり、出力が飽和せずにより精度を上げるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光センサ回路の第1の実施の形態を示す図であ
る。
【図2】光センサ回路の第2の実施の形態を示す図であ
る。
【図3】光センサ回路の動作を示すタイミングチャート
である。
【図4】光センサ回路の第3の実施の形態を示す図であ
る。
【図5】スイッチの構成例を示す図である。
【図6】光センサ回路の第4の実施の形態を示す図であ
る。
【図7】増幅率選択回路の構成例を示す図である。
【図8】増幅率選択回路の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図9】光センサ回路の第4の実施の形態を示す図であ
る。
【図10】光検知素子をアレイ状に配置した光センサ回
路の第5の実施の形態を示す図である。
【図11】光検知素子をアレイ状に配置した光センサ回
路の第6の実施の形態を示す図である。
【図12】従来の光量蓄積型光センサ回路の一例を示す
回路図である。
【図13】従来の光センサ回路の動作を示すタイミング
チャートである。
【符号の説明】
1 フォトダイオード 2 リセットスイッチ 3 電荷積分用コンデンサ 4 演算増幅器 5 A/Dコンバータ 6a〜6n 基準電圧発生回路 7a〜7n スイッチ 8 基準電圧選択回路 12 演算増幅器 13a,13b,13c スイッチ 14 増幅率選択回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01J 1/00 - 1/46 H03G 1/00 - 1/04 H03G 3/00 - 3/02 実用ファイル(PATOLIS) 特許ファイル(PATOLIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光した光量に応じた値のアナログ信号
    を出力しA/D変換器に入力する光センサ回路におい
    て、 光を検知して光量に応じた値の光電流(i)を出力する
    光検知素子と、 前記光検知素子が出力した光電流(i)を入力して一定
    時間(t)蓄積された電荷(C)に基づいて発生する電
    圧(i×t/C)と基準電圧(Vref)との差(Vref−
    i×t/C)を出力する光量蓄積手段と、 異なる電圧値を出力する複数の基準電圧発生手段と、複
    数の前記基準電圧発生手段の出力の一つを選択して前記
    光量蓄積手段に前記基準電圧として供給する基準電圧選
    択手段とからなり、前記A/D変換器の入力範囲に応じ
    て前記光量蓄積手段が出力することのできるアナログ信
    号値の出力範囲を変更する出力範囲変更手段と、 を備えていることを特徴とする光センサ回路。
  2. 【請求項2】 前記基準電圧選択手段は、外部からの信
    号により前記基準電圧発生手段の出力の一つを選択する
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の光センサ回
    路。
  3. 【請求項3】 受光した光量に応じた値のアナログ信号
    を出力しA/D変換器に入力する光センサ回路におい
    て、 アレイ状に配置されていてそれぞれ光を検知して光量に
    応じた値の光電流(i)を出力する光検知素子と、 前記光検知素子が出力した光電流(i)を入力して一定
    時間(t)蓄積された電荷(C)に基づいて発生する電
    圧(i×t/C)と基準電圧(Vref)との差(Vref−
    i×t/C)を出力する複数の光量蓄積回路と、 異なる電圧値を出力する複数の基準電圧発生回路と、前記A/D変換器の入力範囲に応じて 複数の前記基準電
    圧発生手段の出力の一つを選択して前記複数の光量蓄積
    回路の前記基準電圧として供給する基準電圧選択回路
    と、 を備えていることを特徴とする光センサ回路。
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