JP3295859B2 - 圧電印字ヘッド - Google Patents
圧電印字ヘッドInfo
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Description
いた圧電印字ヘッドに関するものである。
対して、電磁方式では限界があり、そこで、高速印字用
として、圧電素子を利用した圧電アクチェータが見直さ
れている。この圧電アクチェータを用いて高速化に対応
するためには、圧電アクチェータの動作を安定させるこ
とが高印字品質を実現する上で必要になる。
字ヘッドの構造を図6に示す。図6(A)は圧電印字ヘ
ッドの側断面図、図6(B)は同要部の一部破断斜視図
で、圧電印字ヘッド1は、ワイヤ案内用のノーズ部2a
が一体化されたヒートシンク(筐体)2内に吊り下げら
れた一体型のベース3に、複数の印字エレメント4を、
円周方向に所定のピッチで取り付けて構成されている。
と可動体6とを拡大機構部7を介し連結して成る。圧電
アクチェータ5は、圧電素子8の上下にブロック9,1
0を取り付けたもので、該圧電素子8は、片側の表面に
内部電極となる金属ペースト膜が形成された複数枚の圧
電セラミックスのグリーンシートを積層した後、まとめ
て焼成を行って得られたものである。圧電素子8には、
ブロック9,10に端部が固定された予圧ばね11によ
り予圧が付与されている。
3の基部を固定して成り、ビーム13の先端にはワイヤ
14が固定されている。拡大機構部7は、ほぼ平行に配
置された2枚の板ばね15,16より成る。板ばね15
は、ベース3に固定された固定部材17に一端が固定さ
れ、アーマチュア12に他端が固定されている。板ばね
16は、ブロック9に一端が固定され、アーマチュア1
2に他端が固定されている。
示を省略したが、記録紙が巻回されるプラテンに沿って
進退可能なキャリアに搭載され、所定時機に作動して印
字を行う。その作用の詳細は次の通りである。
ず、この状態では、各印字エレメント4のワイヤ14は
プラテンから退避している。
レメント14の圧電素子8に所定時間通電して該印字エ
レメント4を作動させる。通電は、ヒートシンク2の底
部に取り付けられたプリント板19に固定されたコネク
タ20に電源を供給することにより行われる。これによ
り、プリント板19に接続するリード線21を備えた端
子22から圧電素子8に通電され、圧電素子8は上方に
変位する。
上げられ、可動体6が印字方向に回動しワイヤ14を突
出させて印字が行われる。印字完了時点では、圧電素子
8への通電は停止されており、印字を完了した可動体
6,圧電素子8,及び拡大機構部7はもとの状態に復帰
する。
を有する従来の圧電印字ヘッドにおいては、所定の印字
エレメントを高速で駆動したときに、該印字エレメント
付近のベースが振動してこれが隣接する他の印字エレメ
ントに伝わってこれを誤動作させるという問題があっ
た。
ントの振動による他の印字エレメントへの干渉を防止し
て、ワイヤ動作が安定した高品質の印字を可能にする圧
電印字ヘッドを提供することを目的としている。
め、本発明では、圧電素子を備えた圧電アクチェータ
と、ワイヤを備えた可動体とを拡大機構部により連結し
て成る複数の印字エレメントを、一体型のベースに、円
周方向に所定のピッチで取り付けて成る圧電印字ヘッド
において、前記各印字エレメントの間で前記ベースに、
各々一本のベースの表裏を貫通する溝を形成したことを
特徴とする構成(第1の構成)とする。
と、ワイヤを備えた可動体とを拡大機構部により連結し
て成る複数の印字エレメントを、一体型のベースに、円
周方向に所定のピッチで取り付けて成る圧電印字ヘッド
において、前記ベースの裏側に、前記圧電アクチェータ
と同期駆動される制動用圧電アクチェータを、印字動作
時における前記ベースの振動を制動するように取り付け
たことを特徴とする構成(第2の構成)とする。
時におけるベースの振動は、該印字エレメントと隣の印
字エレメントの間の溝により消されて隣接の印字エレメ
ント側には伝わらない。また、第2の構成の場合は、あ
る印字エレメント作動時におけるベースの振動は、ベー
スの裏側の制動用圧電アクチェータの作動により制動さ
れる。このように、いずれの構成の場合も、ある印字エ
レメントの作動により生ずるベース板の振動が他の印字
エレメントに影響を与えることはなくなる。
例を説明する。
示す一部破断斜視図で、図中31はベース(従来のベー
ス3に相当)である。なお、従来と同様の部材には同符
号を用いている。ベース31は、図示を省略したが、従
来と同様のヒートシンク内に吊り下げられており、該ベ
ース31には、各印字エレメント4の間でベース31の
表裏を貫通する溝32が形成され、該溝32は各々一本
の溝としてつながっている。
4の間でベース31に溝32が形成されているため、あ
る印字エレメント4の作動時におけるベース31の振動
は、隣りの印字エレメント4との間の溝32により消さ
れて該隣の印字エレメント4側には伝わらない。従っ
て、ワイヤの動作が安定し、高品質の印字が実現され
る。
に防振部材33を充填した点が図1と異なっている。こ
の場合は、防振部材33の防振効果が加わるため、より
一層の効果が得られる。
で、図中、41はヒートシンク、42は制動用圧電アク
チェータである。制動用圧電アクチェータ42は、圧電
アクチェータ5と同様の構成のもので、ベース3の中心
部裏側に上端部が、ベース3に固定された補助ベース4
3に下端部が、それぞれ固定されている。各圧電アクチ
ェータ5の電極及び制動用圧電アクチェータ42の電極
は、リード線44及びリード線45を介しプリント板1
9に接続してコネクタ20から電源の供給を受ける。
て印字エレメント4を作動させるときは、制動用圧電ア
クチェータ42にも所定時間通電して同期駆動する。こ
れにより、印字エレメント4の作動によりベース3に起
こる変形(振動)は制動用圧電アクチェータ42の変位
により打ち消される。
るだけでなく、ベース3の振動,変形自体が低減される
ことから、作動印字エレメント4における拡大機構部に
よる拡大率の低下及びワイヤ動作の不安定が改善され、
一層の高印字品質が実現される。
図である。この場合は、制動用圧電アクチェータ42は
印字エレメント4と同数用意され、該各制動用圧電アク
チェータ42は、各印字エレメント4の圧電アクチェー
タ5の裏側に同心に配置されている。
は、該印字エレメント4の圧電アクチェータ5の裏側の
制動用圧電アクチェータ42を同期駆動する。この場合
は、ベース3上の作動圧電アクチェータ5と同じ位置で
制動用圧電アクチェータ42が作動するため、上記効果
はより効果的に実現される。
を図5に示す。本図に明らかなように、複数の制動用圧
電アクチェータ42は、ベース板46上に取り付けら
れ、ベース板46を補助ベース43に固定することによ
り装着される。この構成の採用により、複数の制動用圧
電アクチェータ42を精確かつ容易に装着することが可
能になる。
電印字ヘッドを高速駆動したときの圧電アクチェータに
よるベースの振動,変形が他の圧電アクチェータに伝播
して干渉するのを防止することができるため、ワイヤの
動作が安定し高品位の印字が実現される。
構造を示す一部破断斜視図である。
斜視図である。
面図である。
側断面図である。
す斜視図である。
(A)は圧電印字ヘッドの側断面図、図6(B)は同要
部の一部破断斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 圧電素子(8)を備えた圧電アクチェー
タ(5)と、ワイヤ(14)を備えた可動体(6)とを
拡大機構部(7)により連結して成る複数の印字エレメ
ント(4)を、一体型のベース(31)に、円周方向に
所定のピッチで取り付けて成る圧電印字ヘッドにおい
て、 前記各印字エレメント(4)の間で前記ベース(31)
に、各々一本のベースの表裏を貫通する溝(32)を形
成したことを特徴とする圧電印字ヘッド。 - 【請求項2】 圧電素子(8)を備えた圧電アクチェー
タ(5)と、ワイヤ(14)を備えた可動体(6)とを
拡大機構部(7)により連結して成る複数の印字エレメ
ント(4)を、一体型のベース(3)に、円周方向に所
定のピッチで取り付けて成る圧電印字ヘッドにおいて、 前記ベース(3)の裏側に、前記圧電アクチェータ
(5)と同期駆動される制動用圧電アクチェータ(4
2)を、印字動作時における前記ベース(3)の振動を
制動するように取り付けたことを特徴とする圧電印字ヘ
ッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1445993A JP3295859B2 (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 圧電印字ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1445993A JP3295859B2 (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 圧電印字ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06227003A JPH06227003A (ja) | 1994-08-16 |
JP3295859B2 true JP3295859B2 (ja) | 2002-06-24 |
Family
ID=11861638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1445993A Expired - Fee Related JP3295859B2 (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 圧電印字ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3295859B2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-01 JP JP1445993A patent/JP3295859B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06227003A (ja) | 1994-08-16 |
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