JP3295565B2 - 自動走行車 - Google Patents

自動走行車

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JP3295565B2
JP3295565B2 JP29145594A JP29145594A JP3295565B2 JP 3295565 B2 JP3295565 B2 JP 3295565B2 JP 29145594 A JP29145594 A JP 29145594A JP 29145594 A JP29145594 A JP 29145594A JP 3295565 B2 JP3295565 B2 JP 3295565B2
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  • Braking Systems And Boosters (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ブレーキ装置の解除
を確実に行うことができる自動走行車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ゴルフ場内においてゴルフバ
ッグ等の荷物や人を搬送するゴルフカートとして使用さ
れる自動走行車が各種開発されている。この種の自動走
行車としては、例えば特開平5−73144号公報に開
示されたものが知られている。この公報に開示された自
動走行車においては、走行中の速度制御を行う場合、ス
タータダイナモによる回生制動を利用して減速するよう
になっている。
【0003】ところが、上記回生制動を利用して減速を
行う場合、小さな制動力しか得られないため、大型の車
両に適用した場合には十分な制動がかからないという問
題がある。この問題を解決するため、ドラムブレーキ等
の機械式ブレーキを制動用モータによって駆動するよう
構成し、これにより大きな制動力を得るという方法が提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように制動用モータによってブレーキ装置を駆動する場
合、制動解除を指示したときに(すなわち、制動用モー
タへの通電量を「0」にしたときに)ブレーキ装置を元
の解除位置まで戻すようリターンスプリングが設けられ
るが、ブレーキ機構を構成する各部には摩擦抵抗がある
ため、ブレーキ装置は完全には復帰せず上記摩擦抵抗と
リターンスプリングの付勢力がつり合うところまでしか
戻らない。このため、制動解除を指示した後もブレーキ
装置がある程度効いた状態で走行を続けることとなり、
結果的に燃料の浪費やブレーキシューの磨耗を招いてし
まう。一方、ブレーキ装置を復帰し易くするために付勢
力の大きいリターンスプリングを用いる場合には、ブレ
ーキ装置を駆動するのに大きな力が必要となるため、制
動用モータの容量を大きくする必要が生じる、マニュア
ル操作で使用するときのブレーキ操作が重くなる、とい
う別の問題が生じてしまう。
【0005】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、付勢力の大きなリターンスプリングを使用し
なくても、モータ駆動によるブレーキ装置を完全に解除
位置まで復帰させることができる自動走行車を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、走行中の必要制動力に応じて通電される制動用モー
タによってブレーキ装置を駆動し、車両の制動制御を行
う自動走行車において、前記必要制動力が「0」となっ
て車両が制動状態から非制動状態に移行するとき、前記
ブレーキ装置による制動を解除すべく前記制動用モータ
を逆方向に駆動する制動解除手段と、非制動状態に移行
してからの経過時間が、移行前の制動時間によって決ま
る所定時間を超えたか否かによって、前記ブレーキ装置
が解除状態になったか否かを判定する判定手段とを具備
し、前記制動解除手段は、前記判定手段によって前記ブ
レーキ装置が解除状態になったことが判定されるまで、
前記制動用モータを逆方向に駆動することを特徴として
いる。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、制動解除手段
は、必要制動力が「0」となって車両が制動状態から非
制動状態に移行すると、制動用モータを逆方向に駆動
し、非制動状態に移行してからの経過時間が、移行前の
制動時間によって決まる所定時間を超えたことによっ
て、ブレーキ装置が解除状態になったことが判定される
と、上記制動用モータの逆方向への駆動を停止する。こ
れにより、付勢力の大きなリターンスプリングを設ける
ことなく、確実にブレーキ装置を解除することができ
る。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。 A:第1実施例 (1)実施例の構成 自動走行車の構成 図1はこの発明の第1実施例による自動走行車の構成を
示すブロック図である。この図に示す自動走行車は、例
えばゴルフ場で使用されるゴルフカートとして用いられ
るものであり、通常の自動車と同様、エンジン1を搭載
し、このエンジン1からVベルト式自動変速機1aを介
し供給される駆動力を駆動輪である後輪2a,2bに伝
達するためのトランスミッション3、前輪2c,2dを
操舵するためのハンドル4、車速を変えるべくスロット
ル開度を調節するためのアクセルペダル5とガバナ6、
車両に制動をかけるためのブレーキペダル7とドラムブ
レーキ8a〜8d等のメカブレーキ機構を有している。
【0017】また、この自動走行車は、通常のマニュア
ル操作による走行(以下、マニュアル走行という)の
他、自動走行が可能であり、この自動走行のための制御
を行うコントローラ9、ステアリングドライバ10、ス
テアリングモータ11、スロットルモータ12、ブレー
キモータドライバ13、ブレーキモータ14、電磁ブレ
ーキ15、その他誘導線センサ16、定点センサ17等
のセンサ群や、マニュアル走行と自動走行を切り替える
ためのステアリングクラッチ18、スロットルクラッチ
19等の各種切替機構20,21を有している。
【0018】ステアリングドライバ10は、自動走行時
にコントローラ9から出力される操舵指示信号に対応し
た駆動電流をステアリングモータ11に供給し、ステア
リング軸22を回動するようになっている。このとき、
ハンドル4は、ステアリングクラッチ18によってステ
アリング軸22から切り離され、マニュアル操作が不能
とされる。
【0019】スロットルモータ12は、自動走行時にコ
ントローラ9から出力される開度指示信号に応じて駆動
され、スロットルクラッチ19は、同様にコントローラ
9から出力されるオン指示信号に応じて連結状態とされ
る。このとき、切替装置21は、エンジン1の駆動系を
ガバナ6側からスロットルモータ12側に切り替えるよ
うになっている。これにより自動走行時には、アクセル
ペダル5の操作量でなくスロットルモータ12の駆動量
に応じてスロットル開度が調整される。
【0020】ブレーキモータドライバ13は、自動走行
時にコントローラ9から出力される制動力指令値に対応
した駆動電流をブレーキモータ14に供給する。これに
より、ブレーキモータ14は、ギア23および切替機構
20を介し、四輪2a〜2dの各々に設けられたドラム
ブレーキ8a〜8dを駆動し、車両に制動をかけるよう
になっている。また、ブレーキペダル7は、自動走行時
においても切替機構20を介してドラムブレーキ8a〜
8dに接続された状態とされており、マニュアル操作に
よる制動も可能となっている。
【0021】電磁ブレーキ15は、コントローラ9によ
ってオン/オフ制御される駐車用のブレーキ装置であっ
て、図示のように、エンジン1の回転をトランスミッシ
ョン3に伝達する回動軸24にスプライン嵌合されたデ
ィスク15aと、回動軸24と非接触で、かつディスク
15aに対向するようトランスミッション3の外壁等に
固定された固定盤15bとで構成されている。ディスク
15aは、回動軸24にスプライン嵌合されていること
から、回動軸24と一体となって回転する一方、回動軸
24の軸方向に移動可能となっている。また、固定盤1
5bは、ディスク15aを吸引する磁界を発生する永久
磁石と、この永久磁石の磁界を打ち消すようコントロー
ラ9によって励磁される電磁石とで構成されている。
【0022】すなわち、この電磁ブレーキ15は、走行
中において電磁石に対する励磁がオンとされ、この磁界
によって永久磁石の磁界が打ち消されることによりディ
スク15aに対する吸引力が無くなり、結果的に回動軸
24に対し制動が効かなくなるようになっている。一
方、停止直前に電磁石に対する励磁がオフとされると、
ディスク15aが永久磁石の磁力によって固定盤15b
に吸着され、回動軸24に対し制動がかかるようになっ
ている。
【0023】誘導線センサ16は、車両の前端部に水平
方向に回動自在に取り付けられたT字状アーム25に、
地面と対向するよう3カ所に配置されている。この誘導
線センサ16は、ゴルフ場のコースなどに埋設された図
示しない誘導線を磁気的に検出し、この誘導線との距離
に応じた検出信号をコントローラ9へ出力する。コント
ローラ9は、この誘導線センサ16の出力に基づき、車
両がコースから逸脱しないよう走行制御する。
【0024】定点センサ17は、地面と対向するよう車
両の所定位置に取り付けられており、ゴルフ場のコース
などに所定間隔をおいて埋設された図示しない複数の永
久磁石から成る定点を磁気的に検出する。例えば、この
定点が3つの永久磁石の磁極によって構成され、その並
びがS極、N極、N極であるとすると、定点センサ17
は、この磁極の並びのパターンに対応した検出信号をコ
ントローラ9へ出力する。この磁極の並びのパターン
は、コントローラ9において車両の停止、発進、速度等
の走行制御を行うための指示信号として用いられる。
【0025】また、操作盤26は、運転席の近傍に設け
られており、メインスイッチの他、マニュアル走行と自
動走行の切替を指示するマニュアル/オート切替スイッ
チ、発進と停止を指示する発進/停止スイッチなどの各
種スイッチおよび警告表示等を行う表示部によって構成
されている。この操作盤26のマニュアル/オート切替
スイッチにて自動走行が選択されると、コントローラ9
は、車両の走行モードをマニュアル走行から自動走行に
切り替え、後述する自動走行のための制御を行う。
【0026】その他、車両の走行状態を検出するセンサ
群として、トランスミッション3には車速を検出する車
速センサ30、エンジン1にはスロットル開度を検出す
るスロットルポテンショメータ31、ステアリングドラ
イバ10とブレーキモータドライバ13には各々の温度
を検出するサーミスタ32,33、ブレーキモータドラ
イバ13にはさらにブレーキモータ14への通電量を検
出する電流センサ34、ギア23にはドラムブレーキ8
a〜8dを含むメカブレーキ機構(以下、ブレーキ装置
と称する)の異常等によりブレーキモータ14の回転数
が一定の限界値を越えたか否かを検知するブレーキリミ
ットスイッチ35がそれぞれ設けられている。
【0027】また、上記ブレーキ装置は、ブレーキモー
タ14が非制動状態のときには図示しないリターンスプ
リングの付勢力によって解除方向に戻されるよう構成さ
れているが、実際には各部の摩擦抵抗によって完全にブ
レーキ解除位置まで復帰しないことがある。このような
状態を検出する目的でギア23等の所定箇所にはブレー
キ解除位置検出スイッチ36が設けられており、このス
イッチ36は、ブレーキ装置がブレーキ解除位置に戻っ
たときにオンとなり、そうでないときにオフとなる。
【0028】コントローラ9の構成 次に、コントローラ9の構成について説明する。コント
ローラ9は、CPU(中央処理装置)、メモリ等のハー
ドウェアによって構成されているが、そのソフトウェア
構成は、図2に示すように、目標車速設定部91、駆動
力計算部92、スロットル駆動計算部93、制動力計算
部94、制動状態切替判断部95、電流指令値計算部9
6、励磁電圧計算部97、異常判定/異常処理部98、
各種センサ出力やスイッチ出力を取り込む入力インタフ
ェース99a〜99h、および各種指令値等の制御信号
を外部へ出力する出力インタフェース99i〜99mか
ら成っている。
【0029】目標車速設定部91は、操作盤26におい
て発進が指示されると、定点センサ17から供給される
指示信号に応じてメモリから読み出した速度指示情報に
基づき、目標車速の設定値を出力する。駆動力計算部9
2は、上記目標車速の設定値とトランスミッション3に
設置された車速センサ30から出力される現在の車速検
出値との差に基づき、車両に与えるべき必要駆動力を算
出する。
【0030】スロットル駆動計算部93は、走行モード
に応じてスロットルクラッチ19のオン/オフ指示信号
を出力するとともに、上記必要駆動力の算出結果とスロ
ットルポテンショメータ31によるスロットル開度の検
出結果に基づき、スロットルモータ12の駆動量に対応
したスロットル駆動パルスを出力する。
【0031】制動力計算部94は、目標車速の設定値と
現在の車速検出値との差および電流センサ34によって
検出されるブレーキモータ14への供給電流量に基づ
き、必要制動力を算出する。
【0032】制動状態切替判断部95は、目標車速の設
定値と現在の車速検出値との差およびスロットル開度の
検出結果に基づき、適切な制動状態であるか否かを判断
し、その判断結果を制動力計算部94へ出力する。すな
わち、車速が目標車速にほぼ一致しているにもかかわら
ずスロットルがある程度まで開いて加速の状態になって
いるとすると、加速と制動を同時に行うことによってつ
り合いを保っていることになる。このつり合い状態を放
置しておくと、燃料の浪費やブレーキシューの磨耗を招
くことになる。ここでは、このような不適切な制動状態
(すなわち、上記つり合い状態)を検出すべく判断を行
っている。
【0033】制動力計算部94は、上記判断結果が適切
な制動状態であれば、上記算出した必要制動力をそのま
ま電流指令値計算部96へ出力する。一方、上記判断結
果が不適切な制動状態であれば、必要制動力を所定の値
(例えば「0」)になるまで徐々に低下させつつ電流指
令値計算部96へ出力する。
【0034】また、制動力計算部94は、非制動状態に
おいてブレーキ解除位置検出スイッチ36のオン/オフ
の状態に基づきブレーキ装置が解除位置まで復帰してい
るか否かを検出する。ブレーキ装置が解除位置まで復帰
していない場合には、これを完全に復帰させるべくブレ
ーキモータ14を逆方向に回転させるための指令値を出
力する。
【0035】電流指令値計算部96は、制動力計算部9
4によって算出される必要制動力の値に基づき、ブレー
キモータドライバ13に与えるべき制動力指令値を出力
する。励磁電圧計算部97は、電磁ブレーキ15に対し
オン/オフを指示する2値信号を出力する。
【0036】異常判定/異常処理部98は、ステアリン
グドライバ10とブレーキモータドライバ13のそれぞ
れに設けられたサーミスタ32,33の温度検出値、ブ
レーキリミットスイッチ35の出力、現在の車速検出値
および必要制動力の算出結果に基づき、異常判定を行
う。そして、異常であると判定した場合には、車両の停
止処理指示を出す。電流指令値計算部96、励磁電圧計
算部97およびスロットル駆動計算部93は、上記停止
処理指示を受け、車両を停止させるための値を出力す
る。
【0037】(2)実施例の動作 次に、図3に示すフローチャートを参照し、本実施例の
動作について説明する。以下では、自動走行中の動作を
制動状態と非制動状態に分けて説明する。
【0038】制動状態での動作 まず、制動状態における動作を説明する。図3におい
て、まずコントローラ9は、車両が駐車中であるか否か
を判断する(ステップSa1)。この場合、走行中であ
ることを想定しているから、ここでの判断結果が「N
o」となり、コントローラ9はステップSa2に処理を
進める。
【0039】ステップSa2では、現在のスロットル開
度が加速の状態(すなわち、自動変速装置のクラッチが
切れない程度の開度より大きい開度)で、かつ、車速が
目標車速にほぼ等しい状態(目標車速+オフセット値Δ
0(例えば0.5km/h)の範囲内)になっている
か否かを判断する。すなわち、ここでは加速と制動を同
時に行っている前述のつり合い状態であるか否かを検出
している。
【0040】ここで、前述のつり合い状態でないとする
と、上記ステップSa2の判断結果が「No」となり、
ステップSa3に進む。ステップSa3では、現在の車
速検出値と目標車速との差Δvに基づきPIDによる制
動制御を行うべく、以下のように必要制動力Fを算出す
る。
【0041】すなわち、必要制動力Fは、車速差Δvの
関数F=f(Δv)として与えられ、前回の制御サイク
ルにおける必要制動力F(n−1)と今回の制御サイク
ルにおける必要制動力F(n)との差をΔFとおくと、
ΔFは下式(1)によって与えられる。 ΔF= Kp×(Δv(n)−Δv(n−1)) +Ki×Δv(n) +Kd×(Δv(n)−2Δv(n−1)+Δv(n−2))……(1) ただし、Δv(n)は今回の制御サイクルにおける車速
差、Δv(n−1)は前回の制御サイクルにおける車速
差、Δv(n−2)は前々回の制御サイクルにおける車
速差、Kp,Ki,Kdは所定の定数である。
【0042】必要制動力Fが算出されると、次にステッ
プSa4へ進む。ステップSa4では、必要制動力Fの
算出結果が負の値であるか否かを判断する。この場合、
制動状態であることから必要制動力Fは正の値となるの
で、この判断結果が「No」となり、ステップSa5に
進む。
【0043】ステップSa5では、エンジン回転数、変
速比(エンジン回転数と車速との比)および現在与えて
いる制動力の大きさに基づき、車両の走行負荷Lの大き
さを判定する。ここで、走行負荷Lとは、車両の走行を
妨げようとする抵抗を意味し、下り坂を走行するときや
車重が軽いときには小となる一方、上り坂を走行すると
きや車重が重いときには大となる。
【0044】このステップSa5では、エンジン回転数
と変速比が共に所定のしきい値を越えた場合に高負荷と
判定し、現在与えている制動力が所定のしきい値を越
え、かつ変速比が所定のしきい値を下回った場合に低負
荷と判定し、上記以外の場合に中負荷と判定する。
【0045】次に、ステップSa6に進むと、ブレーキ
モータ14の回転方向を制動方向に設定する。なお、ブ
レーキモータ14を逆方向に回転すると制動が解除され
るが、この点については後述する。そして、ステップS
a7に進むと、前述のステップSa3における必要制動
力Fの算出結果に基づき、ブレーキモータドライバ13
への制動力指令値Gを算出する。
【0046】この制動力指令値Gは、上記必要制動力F
に所定の係数kを乗算して与えられる。ただし後述する
理由から、車両の加速度が正の場合、制動力指令値Gは
必要制動力Fと車両の走行負荷Lの関数G=g(F,
L)として与えられる。下式(2)〜(4)は、それぞれ走
行負荷Lの大きさに対応した制動力指令値Gの計算式で
ある。 G=k×F+C1(Lが低負荷の場合) ……………………………………(2) G=k×F+C2(Lが中負荷の場合) ……………………………………(3) G=k×F+C3(Lが高負荷の場合) ……………………………………(4) ただし、kは所定の係数、C1,C2,C3は異なる定
数、かつ、0<C1<C2<C3が成立する。
【0047】車両の加速度が正の場合に、走行負荷Lの
大きさに応じて定数C1,C2,C3(C1<C2<C
3)を制動力指令値Gに加えるのは、以下の理由に基づ
くものである。すなわち、ブレーキモータ14は、非制
動状態から制動を開始する場合、モータ自体の特性やド
ラムブレーキ8a〜8dへの動力伝達経路の摩擦抵抗の
ため、最初の通電時に大電流を供給する必要がある。
【0048】つまり、低負荷の場合(例えば下り時)
は、既にブレーキモータ14に通電して制動中であるか
ら、C1を大きくする必要はないが、高負荷の場合(例
えば上り時)は、走行加速度が正になる前は非制動状態
(すなわち、モータ14への通電がない状態)であるか
ら、通電を開始する場合はC3を大きくする必要があ
る。
【0049】さて、ステップSa8に進むと、上記ステ
ップSa7で算出した制動力指令値Gをブレーキモータ
ドライバ13へ供給し、ブレーキモータ14を駆動す
る。これにより、制動力指令値Gに対応した制動力によ
って車両に制動がかかる。
【0050】一方、前述のステップSa2において、車
速が目標車速にほぼ一致した状態で、加速と制動を同時
に行っているつり合い状態であるとすると、このステッ
プSa2の判断結果が「Yes」となり、ステップSa
9に進む。ステップSa9では、このつり合い状態から
脱却すべく、現在の必要制動力Fを一定値cずつ減少さ
せる。すなわち、一定時間毎に当該ルーチンが実行さ
れ、ステップSa9が繰り返し実行されることにより必
要制動力Fは徐々に減少する。これに伴い、スロットル
開度も車速が目標車速に一致するよう徐々に低下され
る。上記のように必要制動力Fを算出した後は、前述の
ステップSa4〜Sa8を実行し、ブレーキモータ14
を駆動する。
【0051】非制動状態での動作 次に、非制動状態における動作を説明する。前述のステ
ップSa3あるいはステップSa9において、必要制動
力Fの算出結果が「0」以下になると、それまでの制動
状態から非制動状態へ移行することから、前述のステッ
プSa4の判断結果が「Yes」となり、ステップSa
11に進む。そして、以下のステップSa11〜Sa1
5では、制動解除の動作を行う。
【0052】まずステップSa11においては、上記必
要制動力Fの算出結果が負の値であっても負の制動力は
存在しないことから、必要制動力Fの値を一律に「0」
とする。そして、ステップSa12では、ブレーキ解除
位置検出スイッチ36がオンとなっているか否かを判断
する。
【0053】制動状態から非制動状態へ移行した当初に
おいては、ブレーキ装置はリターンスプリング(図示
略)によって多少戻されるものの、ブレーキ解除位置ま
で完全に復帰していないため、ブレーキ解除位置検出ス
イッチ36はオフとなっている。したがって、この場合
には、上記ステップSa12の判断結果が「No」とな
り、ステップSa13に進む。
【0054】ステップSa13では、ブレーキ装置を解
除位置に戻すべく、ブレーキモータ14の回転方向を制
動方向と逆方向に設定する。そして、ステップSa14
では、制動力指令値Gをブレーキ解除に必要な大きさ
(一定値)に設定し、ブレーキモータ14を逆方向に駆
動する。こうしてブレーキ装置が解除位置まで完全に復
帰され、ブレーキ解除位置検出スイッチ36がオンにな
るまで、ブレーキモータ14は逆駆動される。
【0055】そして、ブレーキ解除位置検出スイッチ3
6がオンになると、前述のステップSa12の判断結果
が「Yes」となり、ステップSa15に進む。ステッ
プSa15では、ブレーキモータ14をもはや逆方向に
駆動する必要がないことから、制動力指令値Gを「0」
とする。これにより、ブレーキモータ14の逆駆動は停
止される。
【0056】なお、車両が駐車中である場合には、前述
のステップSa1の判断結果が「Yes」となり、ステ
ップSa10に進む。ステップSa10においては、駐
車中は電磁ブレーキ15によって駐車用制動力が働いて
いるのでブレーキモータ14を駆動する必要が無いこと
から、必要制動力Fを「0」とする。
【0057】そして、駐車中は上述した制動解除動作を
終えた後であることから、前述のステップSa12の判
断結果が「Yes」となり、ステップSa15で制動力
指令値Gが「0」とされる。これにより、駐車中におい
てはブレーキモータ14は常に停止された状態となる。
【0058】(3)まとめ このように、本実施例によれば、制動状態から非制動状
態に移行したときにブレーキモータ14を逆方向に駆動
して確実に制動を解除するようにしたので、ブレーキ装
置が完全に復帰しない状態で走行を続けることによる燃
料の浪費やブレーキシューの磨耗を防止することができ
る。また、ブレーキ解除位置が常に一定の位置となるの
で、ブレーキをかけるときの遊びを少なくすることがで
き、迅速な制動が可能となる。
【0059】(4)変更例 なお、本実施例では、ブレーキモータ14、ギア23、
ワイヤ等の動力伝達機構およびドラムブレーキ8a〜8
dによって構成されるブレーキ装置を適用の対象とした
が、これに限らず、例えばブレーキモータ14、レバ
ー、油圧装置、油圧ホースおよびディスクブレーキによ
って構成されるブレーキ装置にも適用可能である。
【0060】また、本実施例では、走行負荷Lをエンジ
ン回転数や変速比によって検出するようにしているが、
このような検出方法に限らず、例えば傾斜角センサ(図
示略)を用いて検出するようにしてもよい。この場合、
例えば傾斜角が+12゜(上り)のとき高負荷と判定
し、−12゜(下り)のとき低負荷と判定することが可
能である。本実施例において、走行負荷Lをエンジン回
転数や変速比によって検出するようにしたのは、走行負
荷Lが坂を上り下りする場合にのみ変化するのではな
く、車重やエンジン性能などその他の要因により変化す
る場合もあるからである。
【0061】B:第2実施例 次に、この発明の第2実施例について説明する。本実施
例においては、上述した第1実施例のように、ブレーキ
解除位置検出スイッチ36を用いてブレーキ装置が解除
位置に復帰していないことを検出することによってブレ
ーキモータ14を逆方向に駆動するのではなく、制動時
におけるブレーキモータ14の通電時間に応じて制動解
除のためにブレーキモータ14を逆方向に駆動する通電
時間を制御するものである。
【0062】したがって、本実施例においては、図4お
よび図5に示すように、ブレーキ解除位置検出スイッチ
36は省略可能となり、そのためのハードウェアおよび
ソフトウェアの構成は不要となる。ただし、ブレーキ装
置の戻し過ぎによる機械的な損傷を防止するため、ブレ
ーキモータ14の回転を復帰限界位置において停止させ
るストッパ(図示略)が当該モータ14に設けられる。
その他の各部の構成については第1実施例と同様である
ので、図4および図5において同一符号を付し、その説
明を省略する。
【0063】以下、図6に示すフローチャートを参照
し、本実施例の動作を説明する。図6において、図3に
示した第1実施例と異なる点は、制動時における制動時
間を計時するためのステップSb1〜Sb3を追加した
ところと、ステップSa12〜Sa15をステップSb
4〜Sb9に代えて制動解除のためにブレーキモータ1
4を逆方向に駆動する通電時間を制御するようにしたと
ころにある。
【0064】すなわち、制動時においては、必要制動力
Fの算出(ステップSa3あるいはステップSa9)、
走行負荷Lの判定(ステップSa5)およびモータ回転
方向の設定(ステップSa6)を終えた後、ステップS
b1の判断結果が「Yes」となる間(すなわち、ソフ
トウェアタイマ(以下、タイマと略す)のカウント値が
「0」にならない間)は、ステップSb2においてタイ
マをデクリメントする。ここで、タイマの初期値として
は、後述する制動解除時にブレーキモータ14を解除方
向に駆動可能な時間の最大値に相当する判定値が設定さ
れる。こうして一定時間毎に図6のルーチンが実行され
る度に上記ステップSb2でタイマのデクリメントが繰
り返され、これにより制動時間が計時される。
【0065】また、上記制動時間の計時中にタイマカウ
ント値が「0」になった場合には、ステップSb1の判
断結果が「No」となり、ステップSb3に進む。ステ
ップSb3では、タイマのデクリメントを停止し、タイ
マカウント値を「0」に固定する。
【0066】一方、制動解除時においては、必要制動力
を「0」にした後(ステップSa11)、ステップSb
4でモータ回転方向を逆方向(解除方向)に設定する。
そして、ステップSb5の判断結果が「No」となる間
(すなわち、タイマカウント値が判定値(すなわち、前
述のタイマ初期値)より小さい間)は、ステップSb6
でタイマをインクリメントすると共に、ステップSb7
で制動力指令値Gを所定の値に設定する。こうして一定
時間毎に図6のルーチンが実行される度に上記ステップ
Sb6,Sb7が繰り返され、これにより駆動時間が計
時されつつブレーキモータ14が解除方向に駆動され続
ける。
【0067】そして、タイマカウント値が判定値に達す
ると、ステップSb5の判断結果が「Yes」となり、
ステップSb8に進む。ステップSb8では、タイマの
インクリメントを停止し、タイマカウント値を判定値に
固定する。そしてステップSb9においては、制動力指
令値Gを「0」とする。これにより、ブレーキモータ1
4の逆駆動が停止される。
【0068】次に、図7に示すタイミングチャートを参
照し、上述した動作をさらに詳細に説明する。図7にお
いて、同図(a)はタイマカウント値の経時的変化を、
同図(b)は制動時における必要制動力の経時的変化
を、同図(c)は制動解除時におけるブレーキモータ1
4の回転位置の経時的変化を、それぞれ3態様の制動に
ついて示したものである。
【0069】まず制動を極めて強くかける第1の態様の
場合、必要制動力Fの大きさは図示P1のように変化
し、制動時間は図示T1のように長くなる。制動が開始
されると、判定値よりタイマのデクリメントが開始され
るが(図示W1)、この場合、制動時間が長いため、制
動が終了する前にタイマカウント値は「0」となり、以
後、値「0」に固定される(図示W2)。そして、必要
制動力Fがピークに達した後、減少し始めると、必要制
動力Fの減少に応じてブレーキモータ14がリターンス
プリングによって解除方向に戻される(図示Y1)。
【0070】そして制動が終了し、必要制動力Fが
「0」になると、ブレーキモータ14の回転位置はリタ
ーンスプリングの付勢力とつり合う位置となり(図示Y
2)、この時点からタイマのインクリメントが開始され
るとともに(図示W3)、解除方向の必要制動力Fが一
定値に保持され(図示P1′)、ブレーキモータ14が
逆方向に駆動される(図示Y3)。
【0071】こうして解除方向への駆動はタイマカウン
ト値が判定値になるまで(すなわち、判定値分のインク
リメントに要する時間)継続されるが、その前にブレー
キモータ14の回転位置がストッパの位置に達した場合
には、その位置で回転が停止される(図示Y4)。
【0072】次に、制動を比較的弱くかける第2の態様
の場合、必要制動力Fの大きさは図示P2のように変化
し、制動時間は図示T2のように短くなる。この場合、
制動時間が短いため、タイマカウント値が「0」に達す
る前に制動が終了する(図示W4)。また、必要制動力
Fはピーク値に達した後減少するが、この場合必要制動
力Fが小さく、ブレーキモータ14の回転位置がリター
ンスプリングとのつり合い位置に達していないため、ブ
レーキモータ14は制動が終了するまでピーク時と同じ
位置に停止される(図示Y5)。
【0073】制動が終了すると、この時点からタイマの
インクリメントが開始されるとともに(図示W5)、解
除方向の必要制動力Fが一定値に保持され(図示P
2′)、ブレーキモータ14が逆方向に駆動される(図
示Y6)。こうして解除方向への駆動はタイマカウント
値が判定値になるまで継続される。この場合も、前述と
同様、解除方向への駆動が終了する前にブレーキモータ
14の回転位置がストッパの位置に達しているため、そ
の位置で回転が停止される(図示Y7)。
【0074】第3の態様については、制動がさらに弱く
なり(図示P3)、制動時間が短くなること(図示T
3)を除けば、上記第2の態様と同様であるので説明を
省略する。
【0075】このように、本実施例によれば、制動解除
時におけるブレーキモータ14の解除方向への駆動時間
が制動時における制動時間に応じて制御されるので、第
1実施例のようにブレーキ解除位置を検出しなくても、
制動の強さに対応した適当な距離だけブレーキ装置を解
除方向に戻すことが可能となる。
【0076】なお、本実施例では、ブレーキ装置の戻し
過ぎによる機械的な損傷を防止するため、ブレーキモー
タ14の回転を復帰限界位置において停止させるストッ
パを設けているが、本実施例による駆動時間の制御のみ
で安全性が確保される場合には、ストッパを設ける必要
ははい。
【0077】また、本実施例では、制動時にタイマを判
定値からデクリメントし、制動解除時に制動時のタイマ
カウント値からインクリメントするようにしているが、
逆に、制動時にタイマを値「0」からインクリメント
し、制動解除時に制動時のタイマカウント値からデクリ
メントするようにしてもよい。要は、制動時間に対応し
た時間で制動解除を行うべく計時を行えばよい。ただ
し、ストッパによってモータ14の回転が停止された後
に通電が継続されることによる発熱や、ストッパがない
場合の機械的な損傷を防止するためにも、本実施例の判
定値のような通電時間の限界値を設定する方が好まし
い。
【0078】C:第3実施例 次に、この発明の第3実施例について説明する。本実施
例においては、ブレーキモータ14の回転を復帰限界位
置において停止させる、第2実施例と同様のストッパを
当該モータ14に設け、このストッパによる回転停止後
に通電が継続されることによる電流の上昇を電流センサ
34にて検知し、この電流上昇に応じて通電を停止させ
るものである。
【0079】したがって、本実施例においても、第2実
施例と同様、第1実施例のブレーキ解除位置検出スイッ
チ36は不要となる。その他の各部の構成については第
1実施例と同様であるので、説明を省略する。
【0080】以下、図8に示すフローチャートを参照
し、本実施例の動作を説明する。図8において、図3に
示した第1実施例と異なる点は、制動解除時の動作(ス
テップSc1〜Sc4)のみであるので、以下この点に
ついて説明する。
【0081】図8に示すように、制動解除時において
は、必要制動力を「0」にした後(ステップSa1
1)、ステップSc1でモータ回転方向を逆方向(解除
方向)の設定する。そして、ステップSc2の判断結果
が「No」となる間(すなわち、ブレーキモータ14が
まだストッパ位置に達していないため、電流センサ34
によって検出される該モータ14を流れる電流が所定の
しきい値より小さい間)は、ステップSc3において制
動力指令値Gを一定値に設定し、ブレーキモータ14を
解除方向に駆動し続ける。
【0082】そして、ブレーキモータ14がストッパに
よって停止され、該モータ14を流れる電流がしきい値
を越えると、上記ステップSc2の判断結果が「Ye
s」となり、ステップSc4に進む。ステップSc4で
は、制動力指令値Gを「0」とし、ブレーキモータ14
の駆動を停止する。
【0083】このように、本実施例によれば、ブレーキ
装置が完全に復帰したことが、ブレーキモータ14がス
トッパによって停止されることによる電流量の増大によ
って検出され、この検出に応じてブレーキモータ14の
逆駆動が停止される。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、付勢力の大きなリターンスプリングを使用しなくて
も、モータ駆動によるブレーキ装置を完全に解除位置ま
で復帰させることができる。この結果、ブレーキ装置の
戻りが完全でないことによる燃料の浪費やブレーキシュ
ーの磨耗を防止することができる。また、付勢力の大き
なリターンスプリングを用いる場合のように、制動用モ
ータの容量を大きくする必要がなく、マニュアル操作で
使用するときのブレーキ操作が重くなるという不都合が
伴うこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の自動走行車の構成を示すブロック
図である。
【図2】同自動走行車のコントローラのソフトウェア構
成を示すブロック図である。
【図3】第1実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図4】第2実施例の自動走行車の構成を示すブロック
図である。
【図5】同自動走行車のコントローラのソフトウェア構
成を示すブロック図である。
【図6】第2実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図7】第2実施例の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図8】第3実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
8a〜8d…ドラムブレーキ 9…コントローラ(判定手段、制動解除手段)、 10…ステアリングドライバ、 11…ステアリングモータ、 12…スロットルモータ、 13…ブレーキモータドライバ、 14…ブレーキモータ、 15…電磁ブレーキ、 30…車速センサ、 31…スロットルポテンショメータ、 34…電流センサ(判定手段)、 36…ブレーキ解除位置検出スイッチ(判定手段)、 91…目標車速設定部、 92…駆動力計算部、 93…スロットル駆動計算部、 94…制動力計算部、 95…制動状態切替判断部、 96…電流指令値計算部、 97…励磁電圧計算部、 98…異常判定/異常処理部、 99a〜99m…インタフェース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−197857(JP,A) 特開 平3−45462(JP,A) 特開 昭59−153648(JP,A) 特開 昭61−108038(JP,A) 特開 平5−73144(JP,A) 実開 昭62−56480(JP,U) 実開 昭59−177550(JP,U) 実開 昭61−73464(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 7/12 - 7/22 B60T 8/00 B60T 8/32 - 8/96 B60T 13/74

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行中の必要制動力に応じて通電される
    制動用モータによってブレーキ装置を駆動し、車両の制
    動制御を行う自動走行車において、 前記必要制動力が「0」となって車両が制動状態から非
    制動状態に移行するとき、前記ブレーキ装置による制動
    を解除すべく前記制動用モータを逆方向に駆動する制動
    解除手段と、非制動状態に移行してからの経過時間が、移行前の制動
    時間によって決まる所定時間を超えたか否かによって、
    前記ブレーキ装置が解除状態になったか否かを判定する
    判定手段とを具備し、 前記制動解除手段は、前記判定手段によって前記ブレー
    キ装置が解除状態になったことが判定されるまで、前記
    制動用モータを逆方向に駆動することを特徴とする自動
    走行車。
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