JP3374702B2 - 電気自動車のモータトルク制御装置 - Google Patents

電気自動車のモータトルク制御装置

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JP3374702B2 JP15870197A JP15870197A JP3374702B2 JP 3374702 B2 JP3374702 B2 JP 3374702B2 JP 15870197 A JP15870197 A JP 15870197A JP 15870197 A JP15870197 A JP 15870197A JP 3374702 B2 JP3374702 B2 JP 3374702B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2552/00Input parameters relating to infrastructure
    • B60W2552/15Road slope, i.e. the inclination of a road segment in the longitudinal direction
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車におい
て、オートマチックトランスミッション搭載車両のクリ
ープトルクに相当するトルクを発生する電気自動車のモ
ータトルク制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】電気自動車において、アクセルの操作量
が零の場合にモータトルクも零となるようにモータトル
クを制御すると、オートマチックトランスミッション搭
載車両(以下オートマチック車両と呼ぶ)のようなクリ
ープトルクを発生しない。このため、オートマチック車
両の運転になれたドライバにとっては運転操作にとまど
うものである。 【0003】そこで、従来から、アクセルペダルとブレ
ーキペダルとの両方とも操作されていない場合におい
て、モータにトルクを発生させるモータトルク制御装置
が用いられている。このモータトルク制御装置は、モー
タに一定値のトルクを発生させることによって、オート
マチック車両のクリープトルクに相当するトルクを発生
させている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上述した一定値のクリ
ープトルクを発生させるモータトルク制御装置を用いる
と、登坂時にアクセルペダルなどを操作しなければ、車
両は前進しにくく、後退する可能性があって好ましくな
い。 【0005】そこで、登坂時の操作性を向上させるため
に、モータトルク制御装置を道路勾配に応じてクリープ
トルクが増加するように構成すると、登坂時にモータが
回転数の比較的少なくかつトルクの比較的大きいモータ
ロック状態となってしまい、モータなどの信頼性を低下
させる要因となる。従って本発明の目的は、登坂時など
の操作性を向上するともに、モータの信頼性を確保する
電気自動車のモータトルク制御装置を提供することにあ
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の電気自動車のモータトルク制
御装置は、モータ過熱予測手段がモータの過熱を予測し
た場合に、モータ過熱防止手段がモータの発生するクリ
ープトルクを所定時間の間は維持してから徐々に減少さ
せる。このためモータがモータロック状態となることを
回避することとなるので、モータなどの信頼性を確保す
ることとなる。 【0007】また、モータ過熱防止手段がクリープトル
クを所定時間の間は維持してから徐々に減少させるた
め、坂道発進などの登坂時においてアクセル及びブレー
キ操作をしなくても車両の後退を極力抑制することとな
る。 【0008】 【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態につい
て、図1から図4を参照して説明する。図1に示すよう
に、電気自動車のモータトルク制御装置1は、検出部2
と、制御部3と、出力部4などを備えている。 【0009】上記検出部2は、道路勾配検出手段5とア
クセル操作検出手段6とブレーキ操作検出手段7と車速
検出手段8とモータ回転数検出手段9などから構成され
ている。上記アクセル操作検出手段6は、アクセルペダ
ルのオン・オフ操作及び操作量を検出し上記制御部3に
向かってアクセルペダル操作信号Acを出力するように
なっている。上記ブレーキ操作検出手段7は、ブレーキ
ペダルのオン・オフ操作及び操作量を検出し上記制御部
3に向かってブレーキペダル操作信号Brを出力するよ
うになっている。 【0010】車速検出手段8は、車輪14の回転などを
検出可能な公知のスピードセンサによって得られ、電気
自動車の車速を検出し上記制御部3に向かって車速信号
Vを出力するようになっている。 【0011】モータ回転数検出手段9は、上記出力部4
の後述するモータ12の出力軸などに接続しており、モ
ータ12の回転数を検出し上記制御部3に向かってモー
タ回転数信号Mtを出力するようになっている。 【0012】また、必要に応じて、電気自動車に変速機
を設けた場合には、変速機のシフト位置を検出し制御部
3に向かってシフト位置信号Stを出力するシフト位置
検出手段10を設けるのが望ましい。 【0013】上記道路勾配検出手段5は、道路上を走行
中の車両に作用する力のうち、この道路に沿いかつ車両
の後方に指向した力、いわゆる勾配抵抗Krを演算し上
記制御部3に向かって出力する機能を有している。な
お、この道路勾配検出手段5が演算する勾配抵抗Kr
は、勾配を有する上り坂においては、重力加速度により
発生する力と、路面からの摩擦などによる力とを合わせ
たものとなっている。 【0014】道路勾配検出手段5は、上記モータ12が
出力するトルクなどから求められるタイヤ駆動力Fと、
走行中に車両に作用する加速抵抗Raと走行抵抗との和
とがほぼ等しいことから導き出される式1を用いて、上
記勾配抵抗Krを演算するようになっている。 【0015】 W×sinθ=F−Ra−W×μr−μc×S×V2 −Rc……式1 但し、W×sinθ:勾配抵抗 W :車両総重量 θ :勾配度合 F :タイヤ駆動力もしくはタイヤ制動力 Ra :加速抵抗 μr :転がり抵抗係数 μc :空気抵抗係数 S :車両前面投影面積 V :車速 Rc :旋回抵抗 なお、上記道路勾配検出手段5は、車両総重量Wなどの
走行前にあらかじめ明確となる数値を記憶しているとと
もに、車速Vなどの走行中に検出する必要がある数値に
関しては上記車速検出手段8などから供給されるように
なっている。このように、道路勾配検出手段5は車両の
走行に関する力の釣合いに基づいて演算して、道路勾配
を推定するようになっている。 【0016】上記出力部4は、電力変換回路11から構
成されている。上記電力変換回路11には、モータ12
およびバッテリ13が接続している。電力変換回路11
は、インバータ等であり、上記制御部3から出力される
後述する最終指令トルクTTに従って、バッテリ13か
ら供給されかつモータ12に印加する電圧の周波数等を
変更することによりモータ12の力行トルクを制御する
機能を有している。また、電力変換回路11は、モータ
12が強制回転させられることにより発生する電力をバ
ッテリ13に蓄積する回生トルクを制御する機能を有し
ている。 【0017】上記モータ12は、その出力軸に車輪14
と上記モータ回転数検出手段9等が接続している。モー
タ12は、バッテリ13から供給させる電圧が上記電力
変換回路11を介して印加させることによって、上記車
輪14を駆動する力行トルクを発生するとともに、上記
車輪14によって強制回転させられることによって電力
を発生する。 【0018】上記制御部3は、記憶手段15と判定手段
16と演算手段17と指示手段18とから構成されてい
る。この制御部3は、上記検出部2から出力される信号
Kr,Ac,Br,V,St,Mtに基づいて、最終指
令トルクTTを演算し電力変換回路11に向かって出力
するようになっている。 【0019】上記記憶手段15は、第1の記憶部19と
第2の記憶部20と第3の記憶部21と第4の記憶部2
2と第5の記憶部23とを備えている。第1の記憶部1
9はモータ12の最大トルクなどから求められる第1の
所定トルクを上限とし、かつ上記道路勾配検出手段5が
出力した演算勾配抵抗Krに比例した第1の指令クリー
プトルクKT1を演算する第1のマップを記憶してい
る。 【0020】上記第2の記憶部20は、上記車速検出手
段8が出力する車速信号V(車速)が早くなるのにした
がってゲインが小さくなる第2のマップを記憶してい
る。この第2のマップは、車速信号V(車速)が演算手
段17の後述する第3の演算部30が演算する目標車速
VLより早い場合には、ゲインを車速信号Vに対し反比
例させて徐々に小さくしている。上記車速信号Vが、上
記目標車速VLと第1の所定車速との和を超えるとゲイ
ンは0となっている。この第1の所定車速は例えば5k
m/hなどの比較的低速な速度とするのが望ましい。 【0021】また、第2のマップは、上記車速信号V
(車速)が0より早くかつ上記目標車速VLより遅い場
合には、第1の所定ゲインを維持するようになってい
る。上記車速信号Vが負の場合つまり後退している場合
には、車速が遅くなるのにしたがってつまり後退車速の
高速化にしたがって、第2の所定ゲインを上限としかつ
上記第1の所定ゲインからゲインを比例させて増加させ
ている。 【0022】第3の記憶部21は、車速信号Vからクリ
ープ走行時の目標車速VLを演算する第3のマップを記
憶している。この第3の記憶部21は、渋滞か否かを判
別する渋滞判定手段を有してもよい。この渋滞判定手段
を備えかつ渋滞ではないと判定した場合には、目標車速
VLを例えば2km/hなどの極低速とするのが望まし
い。一方、渋滞と判定した場合には、目標車速VLを、
第2の所定車速を上限としかつ例えば30秒間などの比
較的短い所定時間内の平均車速に比例した速度とするの
が望ましい。 【0023】なお、上記渋滞判定手段は、例えば3分間
などの比較的長い所定時間内の平均車速と、所定時間と
この所定時間内に実際に走行している時間との比である
走行時間比率とから渋滞か否かを判定するようになって
いる。 【0024】上記第4の記憶部22は、第3の所定ゲイ
ンを上限とし、かつ上記アクセル操作検出手段6及びブ
レーキ操作検出手段7がアクセル操作及びブレーキ操作
を検出しなくなってからの経過時間に比例したゲインを
演算する第4のマップを記憶している。第4のマップ
は、アクセル操作及びブレーキ操作のいずれか一方また
は両方とも検出された場合には、ゲインが0となってい
る。 【0025】上記第3の所定ゲインと上記第4のマップ
が演算するゲインとが等しくなる第1の所定時間は、上
記道路勾配検出手段5が演算する演算勾配抵抗Krに応
じて演算するのが望ましい。この際、第1の所定時間
は、演算勾配抵抗Krが大きくなるのにしたがって、つ
まり道路の勾配が急になるのにしたがって短くするのが
望ましい。 【0026】上記第5の記憶部23は、図3に示すよう
に、上記判定手段16の後述する第2の判定部27によ
ってモータ12が過熱し焼損する恐れがあるモータ過熱
条件と判定された場合において、アクセル操作検出手段
6及びブレーキ操作検出手段7がアクセル操作及びブレ
ーキ操作を検出しなくなってからの経過時間に対しゲイ
ンが徐々に減少する第5のマップ24を記憶している。 【0027】第5のマップ24は、第4の所定ゲインG
4を上限とし、かつゲインが0となる第2の所定時間T
2を略3等分して第3の所定時間T3と第4の所定時間
T4とを設けている。 【0028】第5のマップ24において、経過時間が0
から第3の所定時間T3までにおけるゲインは上記第4
の所定ゲインG4を維持し、かつ第4の所定時間T4に
おけるゲインは上記第4の所定ゲインG4の略0.8倍
である第5の所定ゲインG5としている。なお、上記第
4の所定ゲインG4及び第2の所定時間T2などは、電
気自動車に用いられるモータ12の性能及び仕様などか
ら設定するのが望ましい。 【0029】上記判定手段16は、第1の判定部26
と、第2の判定部27とから構成されている。第1の判
定部26は、図2に示すように、クリープトルクを発生
させるか否か判定する機能を有している。第1の判定部
26はブレーキペダルが操作された場合にはクリープト
ルクを発生しないようになっており、その他の場合には
クリープトルクを発生させるようになっている。 【0030】第2の判定部27は、モータ過熱条件か否
かを判定する機能を有している。第2の判定部27は、
モータ12が過熱し易いモータロック状態である回転数
が所定回転数より少なくかつトルクが第2の所定トルク
より大きい場合には、モータ過熱条件と判定する機能を
有している。上記所定回転数及び第2の所定トルクはモ
ータ12の性能及び仕様などから設定するのが望まし
い。なお、この第2の判定部27は本明細書に記したモ
ータ過熱予測手段を構成している。 【0031】上記演算手段17は、第1の演算部28
と、第2の演算部29と、第3の演算部30と、第4の
演算部31と、第5の演算部32とから構成されてい
る。演算手段17は、図1及び図2に示す矢印Rのよう
に、上記記憶手段15の第1のマップないし第5のマッ
プ24をよみこみ自在となっている。 【0032】上記第1の演算部28は、図2に示すよう
に、上記第1の記憶部19の第1のマップを用いて、上
記道路勾配手段5が出力する演算勾配抵抗Krから第1
の指令クリープトルクKT1を演算し、第2の演算部2
9に出力するようになっている。 【0033】上記第2の演算部29は、上記車速検出手
段8が出力する車速信号Vと第3の演算部30が演算し
た目標車速VLと上記第2の記憶部20の第2のマップ
とを用いて得られたゲインを、上記第1の演算部28が
演算した第1の指令クリープトルクKT1に乗算し、第
2の指令クリープトルクKT2を第4の演算部31に向
かって出力するようになっている。 【0034】上記第3の演算部30は、上記第3の記憶
部21の第3のマップを用いて、車速検出手段8が出力
する車速信号Vなどから目標車速VLを演算し、上記第
2の演算部29に向かって出力するようになっている。 【0035】上記第4の演算部31は、上記第4の記憶
部22の第4のマップを用いて得られたゲインを上記第
2の演算部29が出力した第2の指令クリープトルクK
T2に乗算し、第3の指令クリープトルクKT3を出力
するようになっている。 【0036】上記第4のマップは、アクセル操作及びブ
レーキ操作のいずれか一方または両方とも検出された場
合にゲインが0となっているため、アクセル操作及びブ
レーキ操作のいずれか一方または両方とも検出された場
合には、上記第4の演算部31はクリープトルクを発生
させないこととなる。なお、上記第1の演算部28と、
上記第1の記憶部19と、上記第4の演算部31と、上
記第4の記憶部22とで本明細書に記したクリープトル
ク制御手段を構成している。 【0037】上記第5の演算部32は、上記第2の判定
部27がモータ過熱条件と判定した場合に、上記第5の
記憶部23の第5のマップ24を用いて得られたゲイン
を上記第4の演算部31が出力した第3の指令クリープ
トルクKT3に乗算し、第4の指令クリープトルクKT
4を出力するようになっている。なお、この第5の演算
部32と、上記第5の記憶部23とで、本明細書に記し
たモータ過熱防止手段を構成している。 【0038】上記指示手段18は、図2に示すように、
上記第1の演算部28ないし第5の演算部32を通して
得られた第4の指令クリープトルクKT4または、上記
第1の演算部28ないし第4の演算部31を通して得ら
れた第3の指令クリープトルクKT3に、回生トルク指
令信号BTと、アクセルペダル33による力行トルク指
令信号ATとを加算して最終指令トルクTTを演算し、
この最終指令トルクTTを上記電力変換回路11に向か
って出力するようになっている。 【0039】上記制御部3においては、図2に示すよう
に、上記第5の演算部32と上記指示手段18との間
に、上記指令クリープトルクKT3,KT4がモータ1
2の最大トルクを超えないようにするリミッタ部34を
設けるのが望ましい。 【0040】また、変速機を設けた場合には、変速機の
シフト位置に応じてクリープトルクを補正するシフト補
償部35を設けるのが望ましい。なお、図示例において
は上記第1の演算部28と第2の演算部29との間に設
けている。 【0041】前述した構成によれば、図4に示すよう
に、まずステップS1でクリープトルクを発生させるか
否かを判定する。このステップS1では上記第1の判定
部26がブレーキペダルが操作されているか否かで判定
し、ブレーキペダルが操作されていない場合にはステッ
プS2およびステップS3に進む。 【0042】ステップS2では上記第1の演算部28が
第1の指令クリープトルクKT1を演算してステップS
4に進み、かつステップS3では上記第3の演算部30
が目標速度VLを演算してステップS4に進む。 【0043】ステップS4では、上記第2の演算部29
が上記第1の指令クリープトルクKT1に第2のマップ
に基づいたゲインを乗算し第2の指令クリープトルクK
T2を演算して、ステップS5に進む。 【0044】ステップS5では、上記第4の演算部31
が、ステップS4で演算された第2の指令クリープトル
クKT2に、第4のマップに基づいたゲインを乗算し第
3の指令クリープトルクKT3を演算して、ステップS
6に進む。 【0045】ステップS6では、上記第2の判定部27
がモータ過熱状態か否かを判定する。第2の判定部27
が前述したようにモータ過熱状態と判定するとステップ
S7に進み、モータ過熱状態ではないと判定するとステ
ップS8に進む。 【0046】ステップS7では、ステップS5で演算さ
れた第3の指令クリープトルクKT3に、上記第5の演
算部32が第5のマップ24に基づいたゲインを乗算し
第4の指令クリープトルクKT4を演算して、ステップ
S8に進む。 【0047】ステップS8では、上記ステップS5で演
算された第3の指令クリープトルクKT3またはステッ
プS7で演算された第4の指令クリープトルクKT4
に、上記指示手段18が回生トルク指令信号BTと力行
トルク指令信号ATとを加算して、最終指令トルクTT
を出力する。 【0048】こうして得られた最終指令トルクTTに応
じて、上記電力変換回路11がモータ12に印加する電
圧を制御して、モータ12が発生するクリープトルクを
制御する。そして、その後はステップS1以降の処理を
繰り返す。 【0049】上記実施形態のモータトルク制御装置1に
よれば、上記第2の判定部27がモータ過熱状態である
か否かを判定し、かつ過熱状態にある場合には、上記第
5の演算部32がクリープトルクを徐々に減少するよう
になっているため、モータ12の過熱を極力抑制してモ
ータ12などの信頼性を確保することとなる。 【0050】また、第5のマップ24において、第3の
所定時間T3までの間は第4の所定ゲインG4を維持し
ているため、坂道発進などの登坂時においてアクセル及
びブレーキ操作をしなくても車両の後退を極力抑制する
こととなる。このため、坂道発進などの登坂時における
操作性を向上することとなる。 【0051】 【発明の効果】本発明によれば、モータ過熱予測手段が
モータの過熱を予測した場合に、モータ過熱防止手段が
モータの発生するクリープトルクを所定時間の間は維持
してから徐々に減少させる。このため、モータがモータ
ロック状態となることを回避することとなる。したがっ
て、モータなどの信頼性を確保することとなる。またモ
ータ過熱防止手段がクリープトルクを所定時間の間は維
持してから徐々に減少させるため、坂道発進などの登坂
時における操作性を向上することとなる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態の電気自動車のモータトル
ク制御装置を示すブロック線図。 【図2】図1に示された実施形態のモータトルク制御装
置の制御部を示すブロック線図。 【図3】図2に示されたモータトルク制御装置の第5の
マップを示す図。 【図4】図2に示されたモータトルク制御装置の処理の
手順を示すフローチャート。 【符号の説明】 1…モータトルク制御装置 6…アクセル操作検出手段 7…ブレーキ操作検出手段 12…モータ 19…第1の記憶部(クリープトルク制御手段) 22…第4の記憶部(クリープトルク制御手段) 23…第5の記憶部(モータ過熱防止手段) 27…第2の判定部(モータ過熱予測手段) 28…第1の演算部(クリープトルク制御手段) 31…第4の演算部(クリープトルク制御手段) 32…第5の演算部(モータ過熱防止手段)
フロントページの続き (72)発明者 大和田 富治 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−135504(JP,A) 特開 平9−70195(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 1/00 - 3/12 B60L 7/00 - 13/00 B60L 15/00 - 15/42

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 アクセル操作を検出するアクセル操作検
    出手段と、 ブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手段とを備え
    た電気自動車のモータトルク制御装置において、 前記アクセル操作検出手段と前記操作検出手段とがアク
    セル操作とブレーキ操作とを検出しないクリープ走行の
    場合にモータにクリープトルクを発生させるクリープト
    ルク制御手段と、 前記モータの過熱を予測するモータ過熱予測手段と、 前記モータ過熱予測手段がモータの過熱を予測した場合
    に、クリープトルクを所定時間の間は維持してから時間
    経過とともに徐々に減少させるモータ過熱防止手段とを
    有することを特徴とする電気自動車のモータトルク制御
    装置。
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