JP3295514B2 - イミテーションポテト - Google Patents
イミテーションポテトInfo
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- JP3295514B2 JP3295514B2 JP01812994A JP1812994A JP3295514B2 JP 3295514 B2 JP3295514 B2 JP 3295514B2 JP 01812994 A JP01812994 A JP 01812994A JP 1812994 A JP1812994 A JP 1812994A JP 3295514 B2 JP3295514 B2 JP 3295514B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- potato
- imitation
- water
- gelling agent
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- Prior art date
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- Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
- Grain Derivatives (AREA)
- Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イミテーションポテト
(ジャガイモ様食品)に関し、更に詳細には、茹でたジ
ャガイモの食感を有するイミテーションポテトに関する
ものである。
(ジャガイモ様食品)に関し、更に詳細には、茹でたジ
ャガイモの食感を有するイミテーションポテトに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ジャガイモはそれ自体を茹で
たり蒸したりなどして食用に共され、サラダやサンドイ
ッチ等の材料にも幅広く用いられているが、茹でてから
皮を剥く課程を工業化することが困難で、手作業に頼る
部分が多い為、ジャガイモを加工するのに非常に多くの
時間と労力が費やされている。また、ジャガイモはそれ
ぞれ形や大きさ、質も様々で個体差があり、細断成形に
よる歩留まりも悪く、均質なものを得ることが難しいな
どの問題点があった。
たり蒸したりなどして食用に共され、サラダやサンドイ
ッチ等の材料にも幅広く用いられているが、茹でてから
皮を剥く課程を工業化することが困難で、手作業に頼る
部分が多い為、ジャガイモを加工するのに非常に多くの
時間と労力が費やされている。また、ジャガイモはそれ
ぞれ形や大きさ、質も様々で個体差があり、細断成形に
よる歩留まりも悪く、均質なものを得ることが難しいな
どの問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、ジャガイモの
加熱処理から皮剥き・成形までを簡便に行う方法や、こ
れらの過程を省くことのできる様なイミテーションポテ
トの出現が大いに望まれていた。本発明は、ポテトフレ
ークと植物繊維を主体にゲル化剤を添加混合してゲル化
させることにより、茹でたジャガイモ独特のポクポクと
した食感を有する、イミテーションポテトを大量に提供
することを目的とする。
加熱処理から皮剥き・成形までを簡便に行う方法や、こ
れらの過程を省くことのできる様なイミテーションポテ
トの出現が大いに望まれていた。本発明は、ポテトフレ
ークと植物繊維を主体にゲル化剤を添加混合してゲル化
させることにより、茹でたジャガイモ独特のポクポクと
した食感を有する、イミテーションポテトを大量に提供
することを目的とする。
【0004】本発明により得られたイミテーションポテ
トは、剥皮処理が省ける上、利用時に加熱の必要がな
く、ケーシングやカップ等の容器に充填することができ
るので流通し易く、形状・品質ともに均一にできるた
め、サイコロ状に裁断することも用意である。
トは、剥皮処理が省ける上、利用時に加熱の必要がな
く、ケーシングやカップ等の容器に充填することができ
るので流通し易く、形状・品質ともに均一にできるた
め、サイコロ状に裁断することも用意である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、茹でたジ
ャガイモの代替となり得るイミテーションポテトを開発
することによって課題を解決すべく、鋭意研究を重ねた
結果、乾燥のポテトフレーク或いはポテトパウダーと粉
末状大豆食物繊維を主体にゲル化剤を加えてゲル化させ
ることにより、実際の茹でたジャガイモ同様の食感を有
する食品が得られることを見いだし、本発明に至った。
ャガイモの代替となり得るイミテーションポテトを開発
することによって課題を解決すべく、鋭意研究を重ねた
結果、乾燥のポテトフレーク或いはポテトパウダーと粉
末状大豆食物繊維を主体にゲル化剤を加えてゲル化させ
ることにより、実際の茹でたジャガイモ同様の食感を有
する食品が得られることを見いだし、本発明に至った。
【0006】本発明のポテトフレークは、ジャガイモを
加熱し、裏ごしや潰した物を、ドラムドライヤーや温風
乾燥等で乾燥して得られる。それを更に粉砕したポテト
パウダーを使用しても良い。植物繊維は、粉末大豆食物
繊維、セルロース、ヘミセルロース、ペクチン質、リグ
ニン、キチン、粘質物、海草多糖質、加工澱粉、カルボ
キシルメチルセルロースの中から選ばれる1種または2
種以上を用いることが出来る。中でも、脱脂大豆より得
られた粉末大豆食物繊維が好ましい。
加熱し、裏ごしや潰した物を、ドラムドライヤーや温風
乾燥等で乾燥して得られる。それを更に粉砕したポテト
パウダーを使用しても良い。植物繊維は、粉末大豆食物
繊維、セルロース、ヘミセルロース、ペクチン質、リグ
ニン、キチン、粘質物、海草多糖質、加工澱粉、カルボ
キシルメチルセルロースの中から選ばれる1種または2
種以上を用いることが出来る。中でも、脱脂大豆より得
られた粉末大豆食物繊維が好ましい。
【0007】澱粉は、とうもろこし、小麦、馬鈴薯等か
ら分離した澱粉並びにこれらの澱粉を含む食品を1種ま
たは2種以上を用いることが出来る。ゲル化剤は、ジェ
ランガム、寒天、カードラン、カラギーナン、ファーセ
レラン等の高分子多糖類を1種または2種以上を用いる
ことが出来る。また、食感等の調製や離水防止等の為
に、キサンタンガム、ローカストビーンガム、グァーガ
ム、タラガム、サイリウムシードガム、タマリンド種子
多糖類、アラビアガム、トラガントガム、ガティガム、
カラヤガムの1種または2種以上を用いることができ
る。
ら分離した澱粉並びにこれらの澱粉を含む食品を1種ま
たは2種以上を用いることが出来る。ゲル化剤は、ジェ
ランガム、寒天、カードラン、カラギーナン、ファーセ
レラン等の高分子多糖類を1種または2種以上を用いる
ことが出来る。また、食感等の調製や離水防止等の為
に、キサンタンガム、ローカストビーンガム、グァーガ
ム、タラガム、サイリウムシードガム、タマリンド種子
多糖類、アラビアガム、トラガントガム、ガティガム、
カラヤガムの1種または2種以上を用いることができ
る。
【0008】ポテトフレークの使用量は乾燥状態で3〜
10重量%、好ましくは6〜7重量%、粉末状大豆食物
繊維は2〜8重量%、好ましくは3〜4重量%、ゲル化
剤は1〜5重量%、好ましくは1.5〜2.5重量%、
澱粉が0〜5重量%、好ましくは0〜2重量%、水は6
0〜90重量%、好ましくは80〜90重量%とし、必
要に応じて食塩や香料、着色料、調味料等他の食品添加
物を適宜添加配合することが出来る。
10重量%、好ましくは6〜7重量%、粉末状大豆食物
繊維は2〜8重量%、好ましくは3〜4重量%、ゲル化
剤は1〜5重量%、好ましくは1.5〜2.5重量%、
澱粉が0〜5重量%、好ましくは0〜2重量%、水は6
0〜90重量%、好ましくは80〜90重量%とし、必
要に応じて食塩や香料、着色料、調味料等他の食品添加
物を適宜添加配合することが出来る。
【0009】本発明のイミテーションポテトは、上記原
料をケーシング等の密封できる容器によく混合してから
充填し、それをゲル化剤が十分に水和するまで加熱(約
80〜約121℃にて約10〜約30分)し冷却するこ
とで容易に製造することが出来る。また、予め、ゲル化
剤を水に添加し、攪拌加熱溶解(約80℃〜約100℃
にて約10分〜約30分)してから他の原料を加え、そ
れをゼリーカップ等の容器に充填し、冷却することによ
っても簡単に製造することが出来る。
料をケーシング等の密封できる容器によく混合してから
充填し、それをゲル化剤が十分に水和するまで加熱(約
80〜約121℃にて約10〜約30分)し冷却するこ
とで容易に製造することが出来る。また、予め、ゲル化
剤を水に添加し、攪拌加熱溶解(約80℃〜約100℃
にて約10分〜約30分)してから他の原料を加え、そ
れをゼリーカップ等の容器に充填し、冷却することによ
っても簡単に製造することが出来る。
【0010】
実施例1 粉末状大豆食物繊維35gとジェランガム1.5gを粉
体混合し、これを水638gに分散させて90℃以上で
加熱溶解し、ここにマッシュポテトフレーク65gに温
水260gを加えて吸水させた物を加えて混合する。次
いで、クチナシ黄色色素0.05gと食塩0.3gを加
え、乳酸カルシウムを0.15g添加して均一に混合す
る。その後、熱いうちに素早くケーシングに充填し、冷
蔵庫にて静置しゲル化させたところ、茹でたジャガイモ
の食感を有する食品が得られた。 実施例2 粉末状大豆食物繊維35gとアルファー化馬鈴薯澱粉1
0gとジェランガム1.3g、寒天0.5gを粉体混合
し、これを水653gに分散させて90℃以上で加熱溶
解し、ここにマッシュポテトフレーク60gに水240
gを加えて吸水させた物を加え混合する。次いで、クチ
ナシ黄色色素を0.05gと乳酸カルシウム0.15g
を添加して均一に混合した後、熱いうちに素早くケーシ
ングに充填し、冷蔵庫にて静置しゲル化させたところ、
茹でたジャガイモの食感を有する食品が得られた。 実施例3 粉末状大豆食物繊維35gと加工タピオカ澱粉10gと
カラギーナン8.0g、寒天0.5gを粉体混合し、こ
れを水648gに分散させて加熱溶解し、ここにポテト
パウダー60gに水240gを加えて吸水させた物を加
え混合する。次いで、クチナシ黄色色素を0.05gを
添加して均一に混合した後、熱いうちに素早くゼリーカ
ップに充填し、冷蔵庫にて静置しゲル化させたところ、
茹でたジャガイモの食感を有する食品が得られた。 実施例4 セルロース40gと加工小麦澱粉12gとカラギーナン
4.0g、カードラン4.Og、キサンタンガム1.5
gを粉体混合し、これを水879gに分散させ、更にポ
テトパウダー60gを加えよく混合後、ケーシングに充
填し、沸騰水中(約100℃)で約20分間加熱し、冷
蔵庫にて静置しゲル化させたところ、茹でたジャガイモ
の食感を有する食品が得られた。
体混合し、これを水638gに分散させて90℃以上で
加熱溶解し、ここにマッシュポテトフレーク65gに温
水260gを加えて吸水させた物を加えて混合する。次
いで、クチナシ黄色色素0.05gと食塩0.3gを加
え、乳酸カルシウムを0.15g添加して均一に混合す
る。その後、熱いうちに素早くケーシングに充填し、冷
蔵庫にて静置しゲル化させたところ、茹でたジャガイモ
の食感を有する食品が得られた。 実施例2 粉末状大豆食物繊維35gとアルファー化馬鈴薯澱粉1
0gとジェランガム1.3g、寒天0.5gを粉体混合
し、これを水653gに分散させて90℃以上で加熱溶
解し、ここにマッシュポテトフレーク60gに水240
gを加えて吸水させた物を加え混合する。次いで、クチ
ナシ黄色色素を0.05gと乳酸カルシウム0.15g
を添加して均一に混合した後、熱いうちに素早くケーシ
ングに充填し、冷蔵庫にて静置しゲル化させたところ、
茹でたジャガイモの食感を有する食品が得られた。 実施例3 粉末状大豆食物繊維35gと加工タピオカ澱粉10gと
カラギーナン8.0g、寒天0.5gを粉体混合し、こ
れを水648gに分散させて加熱溶解し、ここにポテト
パウダー60gに水240gを加えて吸水させた物を加
え混合する。次いで、クチナシ黄色色素を0.05gを
添加して均一に混合した後、熱いうちに素早くゼリーカ
ップに充填し、冷蔵庫にて静置しゲル化させたところ、
茹でたジャガイモの食感を有する食品が得られた。 実施例4 セルロース40gと加工小麦澱粉12gとカラギーナン
4.0g、カードラン4.Og、キサンタンガム1.5
gを粉体混合し、これを水879gに分散させ、更にポ
テトパウダー60gを加えよく混合後、ケーシングに充
填し、沸騰水中(約100℃)で約20分間加熱し、冷
蔵庫にて静置しゲル化させたところ、茹でたジャガイモ
の食感を有する食品が得られた。
Claims (3)
- 【請求項1】ポテトフレークと植物繊維の混合物にゲル
化剤を添加混合し、ゲル化させることを特徴とするイミ
テーションポテト。 - 【請求項2】ポテトフレーク、植物繊維及び澱粉の混合
物をゲル化剤を添加混合し、ゲル化させることを特徴と
するイミテーションポテト。 - 【請求項3】ゲル化剤がジェランガム、寒天、カードラ
ン、カラギーナン及びファーセレランの中から選ばれる
1種または2種以上からなる請求項1又は請求項2記載
のイミテーションポテト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01812994A JP3295514B2 (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | イミテーションポテト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01812994A JP3295514B2 (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | イミテーションポテト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07227239A JPH07227239A (ja) | 1995-08-29 |
JP3295514B2 true JP3295514B2 (ja) | 2002-06-24 |
Family
ID=11963004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01812994A Expired - Fee Related JP3295514B2 (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | イミテーションポテト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3295514B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7335390B2 (en) | 2003-03-06 | 2008-02-26 | Microsoy Corporation | Composition containing soybean flakes and potato flakes, method for making a food product therefrom, and said food product |
-
1994
- 1994-02-15 JP JP01812994A patent/JP3295514B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07227239A (ja) | 1995-08-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
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