JP3295358B2 - ヒトnm23タンパク質及びそれに対する抗体並びにガン診断剤 - Google Patents
ヒトnm23タンパク質及びそれに対する抗体並びにガン診断剤Info
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Description
nm23タンパク質をコードするDNA(又はこのよう
なDNAの断片もしくはアナログ)、ヒトnm23タン
パク質を認識する抗体並びにこのような物質を産生及び
使用するためのプロセス及び産物に関する。
ancer Institute,80:200-204,1988はマウス腫瘍転移潜
在能力に関与するマウスnm23遺伝子及び対応タンパ
ク質について開示する。
ードするヒト遺伝子、並びに、ヒト腫瘍の侵攻を予想す
る上で役立つタンパク質及び抗体を提供する。本発明の
一面によれば、ヒトnm23タンパク質をコードするD
NA又はこのようなDNAの断片、アナログもしくは誘
導体が提供される。
23タンパク質をコードするDNA又はこのようなDN
Aの断片、アナログもしくは誘導体を含むクローニング
又は発現ビヒクルが提供される。
nm23タンパク質又はこのようなDNAの断片、アナ
ログもしくは誘導体をコードするDNA又はこのような
DNAの断片、アナログもしくは誘導体を含むように遺
伝子工学処理された細胞;即ちヒトnm23DNAを含
むように修正されたこのような細胞が提供される。
nm23タンパク質が提供される。本発明の更に別の面
によれば、ヒトnm23タンパク質を認識する抗体が提
供される。
を用いるための操作及び腫瘍の転移潜在能力を予想する
ための抗体が提供される。
遺伝子又はDNA”という用語は、ヒトnm23タンパ
ク質をコードする遺伝子又はDNAあるいはヒトnm2
3タンパク質をコードするDNAに特有のDNA配列を
包含する又は含むこのようなDNA又は遺伝子のアナロ
グ、誘導体又は断片を意味する。このため、ヒトnm2
3遺伝子という用語は、図2の遺伝子又はDNA、図3
で示された遺伝子又はDNA、そのフラクションあるい
はこのような遺伝子の断片、誘導体又はアナログを包含
する。
m23タンパク質に独特なアミノ酸配列を包含するか又
は含みかつ好ましくはヒトnm23タンパク質で認識さ
れる抗体を誘導する、ヒトで見出されるnm23タンパ
ク質又はその断片、アナログもしくは誘導体を意味す
る。ヒトnm23タンパク質という用語は図2又は図3
の遺伝子でコードされるタンパク質を包含する。
リクローナル及びモノクローナル抗体を包含する。
3タンパク質に応答して誘導されるか又はヒトnm23
タンパク質を認識する抗体を意味する。ヒトnm23タ
ンパク質を認識する抗体はヒトnm23タンパク質に応
答して誘導されても又はされなくてもよい。
nm23タンパク質をコードする2種の異なるかつ別個
のヒト遺伝子(DNA)を発見した。第一遺伝子は図2
で示され、ここではnm23‐H1と称される。第二遺
伝子はここではnm23‐H2と称され、このような遺
伝子配列の一部が図3で示されている。図3において、
塩基対番号1は図2における塩基対番号216に相当す
る。本出願人はここに2種の異なるnm23タンパク質
をコードする2種の別個のヒト遺伝子を確認したが、本
発明の範囲はこのような特定遺伝子に限定されない。
はDNAを検出及び/又は測定するための診断手段とし
て用いることができる。例えば、このようなDNA又は
RNAは、癌細胞におけるmRNA発現を検出し、それ
によりヒト腫瘍の悪性潜在能力を予測する上で役立てる
ために用いてよい。使用可能な方法としては以下があ
る: (1)RNA(“ノーザン”)ブロッティング.RNA
はいくつかの標準的操作のうちいずれかで腫瘍サンプル
から単離することができる。例えば、Lehrach(1)の
方法の改良法が使用可能である。RNAは変性ゲル電気
泳動に付され、ニトロセルロース又は他の支持マトリッ
クスに移される。nm23mRNAは放射線又は非放射
線標識nm23‐H1又はnm23‐H2のハイブリッ
ド形成により検出できる。腫瘍中のmRNAはハイブリ
ッド形成の強度で反映される。比較のため、レベルが一
定のmRNAに関するコントロールプローブ(例えば、
β‐アクチン)とのハイブリッド形成で結果を標準化さ
せる。低レベルのnm23‐H1又はnm23‐H2の
検出は高悪性潜在能力の腫瘍を示す。
ンプルから単離されたRNAは、標識された相補的DN
A又はRNAとの二本鎖形成能力により、nm23‐H
1又はnm23‐H2の含有量に関して分析できる。n
m23‐H1又はnm23‐H2ヌクレオチド配列の全
部又は一部を用いて、プラスミドが対応mRNAと相補
的な核酸プローブの産生用に形成できる。このようなベ
クターの例としては、RNAプローブ用のT7もしくは
SP6プロモーターに基づくベクター、又は、オリゴヌ
クレオチドプライミングを用いたDNAプローブ製造用
のm13ファージがある。このようなベクターから製造
されたプローブは、過剰プローブの条件下で腫瘍サンプ
ルからのRNAと完全にハイブリッド形成する。RNア
ーゼはモル非ハイブリッド形成RNAプローブを除去す
るために使用でき、又はS1ヌクレアーゼもしくは他の
一本鎖特異性DNアーゼは非ハイブリッド形成DNAプ
ローブを除去するために使用できる。次いでこれらは変
性ゲル電気泳動及びオートラジオグラフィーに付され
る。保護プローブに相当するバンドの強度が、サンプル
からのnm23‐H1又はnm23‐H2のいずれかの
量である。レベルが変化していないmRNAに関するヌ
クレアーゼ保護実験も含めれば、結果を標準化できる。
相対的に低レベルのnm23‐H1又はnm23‐H2
である腫瘍の検出は高悪性潜在能力の腫瘍を示す。
又はnm23‐H2の現場ハイブリッド形成から、腫瘍
の個々の細胞におけるnm23‐H1又はH2 mRN
Aの量が分析される。nm23‐H1又はH2配列に相
補的なプローブは前記のように製造でき、(パラフィン
の使用によるような標準的技術で包埋されたか又はそれ
以外で保存された)腫瘍サンプルの薄い切片内でmRN
Aとハイブリッド形成できる。非ハイブリッド形成プロ
ーブはヌクレアーゼで除去できる。ハイブリッド形成は
オートラジオグラフィー又は他の方法で検出できる。ハ
イブリッド形成の強度は腫瘍細胞内におけるnm23‐
H1又はH2 mRNAの量を反映する。腫瘍細胞が低
レベルのnm23を含有する場合、それらは高度に悪性
であると思われる。
胞におけるこのようなDNAの異常を検出して、それに
より癌の侵攻を予測する上で役立てるために用いてもよ
い(異常はより侵攻性の細胞でみられる)。このような
方法としては以下がある: (1)腫瘍から単離されたDNAは、ブロットハイブリ
ッド形成により、nm23‐H1又はH2遺伝子の異常
に関して試験できる。正常組織及び腫瘍組織から単離さ
れたDNAは制限酵素で断片化され、ゲル電気泳動に付
され、ニトロセルロース又は他の支持マトリックスに移
され、nm23‐H1及びH2遺伝子断片は、前記cD
NAの全部もしくは一部又はnm23‐H1もしくはH
2遺伝子の他の領域を含むプローブを用いてハイブリッ
ド形成により検出される(サザンブロット操作)。正常
又は腫瘍細胞からのDNA間におけるハイブリッド形成
パターンの差異はnm23‐H1又はH2遺伝子に関す
る異常を示す。
する対立遺伝子欠失の確認。各nm23遺伝子に関する
制限鎖長多型(RFLP)はサザンブロット操作で確認
することができる。RFLPは、RFLPに関して異型
接合性である患者において、遺伝子に関する個々の対立
遺伝子を確認するために用いてもよい。一患者の正常及
び腫瘍細胞からのDNAが、nm23‐H1又はH2の
いずれかに関する腫瘍DNAで対立遺伝子欠失があるこ
とを示す場合、このような変化は高悪性潜在能力の腫瘍
を示す。
伝子配列内における遺伝子異常の確認。ヌクレオチド配
列分析は腫瘍サンプル中におけるnm23‐H1又はH
2の遺伝子構造を調べるために用いることができる。n
m23‐H1及びH2のヌクレオチド配列は正常配列を
規定する。患者のDNAにおけるこれら配列の変化は高
転移潜在能力の腫瘍を示す。
ク質を産生する上で適切な発現ビヒクル中に組み込んで
もよい。
プラスミドのうちいずれに含有させてもよい。このよう
なベクターとしては染色体、非染色体及び合成DNA配
列;例えばSV40の誘導体;細菌プラスミド;ファー
ジDNA;酵母プラスミド;プラスミド及びファージD
NA、ワクシニア、アデノウイルス、鶏痘ウイルス、仮
性狂犬病等のようなウイルスDNAの組合せから誘導さ
れるベクターがある。適切なDNA配列は様々な操作で
ベクター中に挿入させてよい。一般に、DNA配列は当
業界で公知の操作により適切な制限エンドヌクレアーゼ
部位に挿入される。このような操作及びその他はいわゆ
る当業者が知る範囲内に属すると思われる。
A合成を指示するため適切な発現コントロール配列(プ
ロモーター)に作動的に結合される。このようなプロモ
ーターの代表例としては、LTR又はSV40プロモー
ター、大腸菌lac又はtrp、ファージラムダPLプ
ロモーター及びその他の原核及び真核細胞又はそれらの
ウイルスにおいて遺伝子の発現をコントロールすること
が知られたプロモーターが挙げられる。発現ベクターは
翻訳開始及び転写終結に関するリボソーム結合部位も含
む。ベクターは発現を増幅させるために適した配列も含
んでよい。
めジヒドロ葉酸レダクターゼもしくはネオマイシン耐性
又は大腸菌におけるテトラサイクリンもしくはアンピシ
リン耐性のような形質転換宿主細胞の選択用に表現型の
形質を提供する遺伝子を含むことが好ましい。
プロモーター又はコントロール配列を含むベクターは、
適切な宿主を形質転換させて宿主にタンパク質を発現さ
せるために用いてよい。適切な宿主の代表例としては、
大腸菌、サルモネラ・チフィムリウム(Salmonella typ
himurium)のような細菌細胞、酵母のような真菌細胞;
CHO又はボーウェス(Bowes) メラノーマのような動物
細胞;植物細胞等が挙げられる。適切な宿主の選択は本
開示から当業者の範囲内に属すると思われる。慣用的ペ
プチド化学により、例えばペプチドシンセサイザー及び
固相技術の使用によりヒトnm23タンパク質を産生す
ることも可能である。
産生するために用いることができる。
業界で通常知られる操作により産生してよい。例えば、
ポリクローナル抗体は、単独の又は適切なタンパク質に
カップリングされたタンパク質を非ヒト動物に注入する
ことで産生してもよい。適切な期間の後、動物から採血
され、血清が回収され、当業界で公知の技術により精製
される。モノクローナル抗体は、例えば免疫B‐リンパ
球とミエローマ細胞との融合からなるKohler-Millstein
(2)の技術で製造される。例えば、前記のような抗原
は、ポリクローナル抗体応答がマウス血清で検出される
まで前記のようにマウスに注入することができる。マウ
スは再度追加免疫してもよく、その脾臓が摘出され、ミ
エローマとの融合が様々な方法に従い行われる。個々の
生存ハイブリドーマ細胞は、まず免疫抗原と結合しうる
それらの能力により、次に細胞からのnm23‐H1及
びH2を免疫沈降させうるそれらの能力により、抗nm
23抗体の分泌に関して試験される。このため、ヒトn
m23タンパク質に応答して誘導される抗体はポリクロ
ーナル又はモノクローナル抗体のいずれであってもよ
い。
ク質、ひいては転移性又は悪性である高い能力を有した
腫瘍を検出するために用いることができる。このような
抗体は精製されても又はされなくてもよい。このような
アッセイに関するフォーマットとしては以下がある: (1)免疫組織化学分析.腫瘍の切片は抗nm23‐H
1又はH2抗体と反応させることができ、免疫複合体は
ペルオキシダーゼ標識第二抗体のような標準的かつ市販
品によって検出される。このような免疫染色の密度か
ら、細胞で産生されるnm23‐H1又はH2の量を評
価できる。
セイは、腫瘍組織の可溶性抽出物中におけるnm23‐
H1及びH2の量を定量測定するために用いることがで
きる。このようなアッセイにおいて、抗体又は抗原いず
れかの1成分が固体支持腫瘍に固定される。
ば、アッセイにおいて特異的結合剤として前記タイプの
nm23抗体を用いるヒトnm23タンパク質の検出又
は測定用のアッセイが提供される。
がサンプル中に存在するヒトnm23タンパク質と結合
する結合剤として固体支持体に支持され、結合タンパク
質が適切なトレーサーの使用により測定されるアッセイ
であることが好ましい。
リガンドから構成される。そのリガンドはヒトnm23
タンパク質で免疫学的に結合されたものであり、このよ
うなリガンドは当業界で公知の技術により標識してもよ
い。
3抗体に結合されたヒトnm23タンパク質は適切な検
出可能標識で標識されたnm23抗体の使用により測定
される。
いて、標識されたnm23抗体はモノクローナル抗体で
も又はポリクローナル抗体であってもよく;例えばポリ
クローナル抗体はヒトnm23タンパク質に特異的な抗
体であってもよく、その抗体は当業界で公知の操作、例
えば適切な動物をヒトnm23タンパク質で接種する操
作により産生してよい。
(ケイ光及び/又は吸着色素の双方を含む)等を含めた
様々な検出可能標識のうちいずれであってもよい。検出
可能標識の選択は、本開示から当業者の範囲内に属する
と思われる。
固体支持体のうちいずれであってもよく、適切な支持体
の選択は本開示から当業者の範囲内に属すると思われ
る。例えば、固体支持体は微量滴定プレート、チュー
ブ、粒子等であるが、しかしながら本発明の範囲はいか
なる代表的支持体にも制限されない。nm23抗体は当
業界で公知の技術、例えばコーティング、共有結合カッ
プリング等により支持体に支持される。適切な技術の選
択は本開示から当業者の範囲内に属すると思われる。
ば“フォワード”(forward) 、“リバーズ”(reverse)
又は“同時”で実施できるが、しかしながらフォワード
技術が好ましい。
れたnm23抗体は、サンプル中に存在するこのような
タンパク質のいずれかを支持体上のこのような抗体と特
異的に結合させるため、まずヒトnm23タンパク質を
含有するか又はその含有が疑われるサンプルと接触され
る。
3タンパク質と結合するトレーサーと接触される。この
ようなタンパク質がサンプル中に存在すると、トレーサ
ーは固体支持体上の抗体と結合したこのようなタンパク
質と結合するようになり、固体支持体上におけるトレー
サーの存在はサンプル中におけるヒトnm23タンパク
質の存在を示す。トレーサーの存在は、当業界で公知の
操作により検出可能標識の存在を検定することで調べて
もよい。
るが、nm23抗体は他のアッセイ技術、例えばnm2
3抗体がラテックス粒子のような固体粒子上で用いられ
る凝集アッセイで用いてもよいことが理解される。
抗体、好ましくはnm23タンパク質に応答して誘導さ
れるnm23抗体、を含有したヒトnm23タンパク質
測定用のアッセイキット又はパッケージが提供される。
nm23抗体は検出可能マーカー又は標識で標識しても
又はしなくてもよい。キットが免疫組織化学アッセイに
用いられる場合、そのキットは未標識nm23抗体及び
そのnm23抗体と免疫結合する標識抗体を含有してい
てもよい。キットが免疫アッセイに用いられる場合、そ
のキットは支持nm23抗体及び非支持nm23抗体の
双方を含有していてもよいが、これは検出可能標識又は
マーカーで標識されていることが好ましい。そのキット
は緩衝液等のような他の成分も含有してよい。
しかしながら本発明の範囲はそれにより制限されない。
実施例中において、他に指摘がなければ、精製、切断及
び結合は"Molecular Cloning,a laboratory manual"(分
子クローニング,実験マニュアル) by Maniatis et a
l.,Cold Spring Harbor Laboratory(1982)に記載された
ように実施される。
から作られたcDNAライブラリーから単離した。標準
的技術を全体にわたり用いた。プローブとして、我々は
pnm23‐M1の502塩基HpaII制限断片を用い
た。Steeg ら(3)。このDNAはDE45膜を用い
て、アガロースゲル電気泳動から単離した(Schlicher
and Scheuell)。そのDNAはニックトランスレーショ
ン反応(Amersham kit)及びp32PdCTP(Amersh
am)を用いて放射化した。Hiroto Okayama(Okayama et
al.(4))から得たcDNAライブラリーの個々の細
菌をアガロースルリアブロスプレート上に分散させた。
増殖後にそれらをニトロセルロースに移し(Schlicher
and Scheuell)、0.5M NaOH及び1.5MNa
Clを用いて溶離させ、1M NHAcで中和した。D
NAをベーキングでニトロセルロースに固定した。放射
線プローブとのハイブリッド形成を40%ホルムアミ
ド、0.75M NaCl、0.075Mクエン酸N
a、0.2%牛血清アルブミン、0.2%フィコール(F
icol) 、0.2%ポリビニルピロリドン及び2mg/ml D
NA中で行った。ハイブリッド形成は42℃で15時間
行った。ハイブリッド形成の後、フィルターを室温で2
0分間にわたり0.3M NaCl、0.03Mクエン
酸Naで2回洗浄し、しかる後42℃で各20分間にわ
たり0.015M NaCl及び0.0015Mクエン
酸Naで2回洗浄した。陽性ハイブリッド形成をオート
ラジオグラフィーで5つの細菌について検出した。これ
らを単一細胞クローニングで精製した。
限酵素分析で分析した。別個のパターンを2クローンの
pnm23‐H1及びpnm23‐H2に関して確認し
た。これらを次の分析に付した。
DNA配列はジデオキシチェインターミネイション法
(5)(U.S.Biochemical kit )を用いて決定した。こ
の目的のため、pnm23‐H1及びpnm23‐H2
のXhoI断片をプラスミドから除去し、標準的技術を
用いてM13mp18(BRL)のSalI部位に挿入
した。DNA配列分析は、反応プライマーとして合成1
7塩基オリゴヌクレオチドを用いて行った。pnm23
‐H1及びpnm23‐H2のDNA配列は図2及び図
3に示されている。図2は、pnm23‐H1が推定翻
訳開始コドン(ヌクレオチド87)の上流にヌクレオチ
ド配列を含むことを示している。図3は、pnm23‐
H2がオープン読取り枠内で始まるmRNAの部分的コ
ピーを含むことを示す。ヌクレオチド配列の非同一性
(類似率94%)は、pnm23‐H1及びpnm23
‐H2が別の遺伝子の産物であることを示す。
H2タンパク質の産生 pnm23‐H1及びH2のヌクレオチド配列は、対応
タンパク質に関する予想タンパク質配列に翻訳すること
ができる。いくつかの方法がこのようなタンパク質を形
成するために使用できる。
はH2アミノ酸配列の全部又は一部に相当するペプチド
を合成するために用いることができる。これらのペプチ
ドは抗体産生のためKLHのようなキャリアタンパク質
にカップリングさせることができる。
又はnm23‐H2の一部に相当するタンパク質は、細
菌転写促進シグナルの指示下において細菌内で合成でき
る。nm23‐H1タンパク質は、(6)に記載された
ものに類似したベクターにおいて、バクテリオファージ
ラムダPLプロモーターの指示下で発現されている。こ
のベクターは第1図に示されたように構築された。プラ
スミドpBR322をEcoRI及びAuaIで切断
し、塩基断片をアガロースゲル電気泳動で単離した。こ
れはいくつかの酵素部位、細菌リボソーム結合部位及び
NcoI制限酵素部位含有翻訳開始コドンを含んだ合成
制限断片(第1図)と組合せた。これらをT4DNAリ
ガーゼと反応させ、大腸菌に組込んで形質転換させ、正
しい構造のプラスミドを確認した。これらプラスミドか
らのDNAをBstXI及びBamHIで切断し、バク
テリオファージDNAの4.5kbHindIII 断片のB
stXI‐BglII切断と組合せた。このBstXI‐
BglII断片はPLプロモーターを含む。結合及び大腸
菌(cI857プロファージを含む)での形質転換後、
第1図に示された構造を含むプラスミドを確認した。こ
れらプラスミドからのDNAをBstXI及びHpaI
で切断し、各DNAの付着末端を大腸菌DNAポリメラ
ーゼI大断片で補充した。これを標準条件下で結合さ
せ、大腸菌に組込んで形質転換させた(7)。nm2‐
H1は、超コイル化分子から直鎖形への変換で確認され
るような部分的切断分子を産生するため、DNA1μg
当たり酵素1単位の比率で2分間かけてNcoIで切断
することによりM13mp18から除去された。これを
フェノール/CHCl2抽出し、エタノール沈降させて
NcoI酵素を除去し、更にEcoRIで切断した。
0.7kb断片をアガロースゲル電気泳動から単離した。
この断片をEcoRI及びNcoIで切断されたプラス
ミドpPLと混合し、結合させ、大腸菌に組込んで形質
転換させた。
示できる細菌クローンが確認された。細菌を32℃でO
D660=1となるまで増殖させ、温度をシフトさせて
42℃で16時間増殖させた。全細菌タンパク質を、S
DS含有15%ポリアクリルアミドゲルを含有した中で
電気泳動により試験した。ヒトnm23‐H1タンパク
質は、そのタンパク質のアミノ酸86‐102に対する
抗ペプチド抗血清と反応できる19kDa タンパク質とし
て確認された。
法により細菌から精製できる。例えば、増殖及び温度シ
フト誘導後、細菌をpH7.5の20mMトリス、150
nMNaCl(TBS)中における音波処理で溶離させ
た。不溶性物質を100,000×gで30分間の遠心
により除去した。次いで硫酸アンモニウムを60%飽和
溶液まで加え、タンパク質を4℃で10分間かけて沈降
させた。これらのタンパク質を100,000×gで1
0分間の遠心により集め、沈降物をTBSに溶解させ
た。716時間の透析後、細かな沈降物を10,000
×gで10分間の遠心により集める。これはTBS及び
1mMDTTに可溶化する。こうして得られたタンパク質
はSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動で判断したと
ころ純度80%以上である。こうして得られたタンパク
質は抗体産生及び生物学的修飾実験における免疫抗原と
して使用上適している。
列は、真核細胞でいずれかのタンパク質を発現する。酵
母〜ヒト組織培養細胞の範囲にわたる細胞においてタン
パク質の発現用に入手可能な様々な系が存在する。nm
23‐H1又はH2タンパク質の発現用に必要な必須要
素は、nm23の合成を指示できるヌクレオチド配列で
あった。
できる。これらはそのままで又はキーホール・リンピド
(Keyhole Limpid)ヘモシアニンのようなキャリアタンパ
ク質にカップリングして用いることができる。カップリ
ングは確立された技術を用いて及びEDCのような架橋
剤を用いて行える。次いで抗原をアジュバント(例え
ば、フロイント)と混合し、(ウサギ、ラット又はヤギ
のような)動物に注射する。アジュバント(例えば、フ
ロイント不完全)と混合された抗原による追加免疫注射
後、動物から採血し、血清を調製する。抗体の存在は免
疫沈降、ウェスターンブロット又は固相結合アッセイ
(例えば、ELISA)でモニターすることができる。
nm23‐H1又はH2に対するポリクローナル抗血清
は、アフィニティクロマトグラフィーにより精製された
形で得ることができる。免疫グロブリン分子はブドウ球
菌タンパク質A結合により血清から得ることができ、抗
nm23‐H1又はH2は適切なnm23抗原が化学的
に固定された固体マトリックスとの結合により得た。
バントと及び追加免疫用にフロイント不完全アジュバン
トと混合された精製nm23‐H1タンパク質100μ
gの1週間間隔で3回のIP注射により免疫した。ハイ
ブリドーマはLane et al.,Methods in Enz.,121,p.183
(1986) の方法により得た。融合の相手はミエローマP
3x63‐ATCCから得られるAg8.653であっ
た。融合細胞にLane et al.,Hybridoma,Vol.7,p.289 (1
988)の方法で得られた腹腔内細胞をいれた。ハイブリド
ーマをNCTC‐109(Gibco )、7.5%牛胎児血
清(Sigma )、7.5%CSPR‐3(Sigma )、1mM
ピルビン酸Na、100単位ペニシリン、100μgス
トレプトマイシン、10μg/mlインシュリン及び25μ
M β‐メルカプトエタノールで補充され0.1mMヒポキ
サンチン、0.4μMアンホプテリン及び0.016mM
チミジンを含有したDMEM中で増殖させた。ハイブリ
ドーマクローンを96穴皿で2週間にわたり増殖させ
た。抗nm23産生ハイブリドーマはELISAで確認
した。精製されたnm23‐H1タンパク質をイムロン
(Immulon) 1皿に結合させ、ハイブリドーマ培地を室温
で2時間反応させた。
の条件下ビオチニル化ヤギ抗マウス抗体及びステプタビ
クジン(steptavicdin)西洋ワサビペルオキシダーゼを用
いて検出した。陽性ハイブリドーマは5%ハイブリドー
マ増殖助剤(Fisher)含有の前記培地において限界希釈
によりクローニングした。これらをELISAで反応性
に関して試験した。ヒトnm23タンパク質との反応は
ウェスターンブロッティングアッセイで確認した。
は前記のようにして得ることができる。nm23‐H1
配列のアミノ酸45‐61に対する1つのこのような抗
体は、腫瘍切片でnm23タンパク質を検出するために
用いられた。標準的技術が免疫組織化学用の切片の製造
に用いることができる。これらの方法としてはサンプル
の凍結切片化又はホルマリン固定しかる後パラフィン包
埋がある。この例において、腫瘍切片を10%中和緩衝
化ホルマリン中で一夜かけて固定し、自動組織プロセッ
サー(Fisher)を用いてパラフィン中に包埋させた。5
ミクロン切片を切出し、キシレン及びアルコールを要す
る標準的操作を用いて脱パラフィン化した。次いで切片
をアフィニティ精製抗ペプチド抗体により1/200希
釈で免疫染色した:免疫染色はビオチニル化ヤギ抗ウサ
ギ抗体しかる後アビジンビオチニル化西洋ワサビペルオ
キシダーゼを用いて製造業者(Vector)から示されたよ
うな標準的技術により行った。室温で5分間にわたる
0.5mg/ml での発色反応(ジアミノベンジジンテトラ
ヒドロクロリド)後、反応を停止させるため水洗した。
次いで切片をマイヤーズ(Mayers)ヘマトキシリンを用い
て対比染色し、脱水し、カバーガラスを標準的方法で適
用した。次いで切片を明確な細胞質染色のため光学顕微
鏡で調べた。腫瘍が腋窩リンパ節に広がった乳癌患者か
らの2サンプルはほとんど染色を示さない;癌が胸部に
限定された患者からの2サンプルは異なる染色を示す。
これは低nm23タンパク質発現の検出が初期部位以外
に広がる傾向がある悪性腫瘍を確認していることを示
す。本発明の様々な修正及び変更が上記開示からみて可
能であり;したがって添付された請求の範囲内において
本発明は具体的に記載された以外で実施してもよい。
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換),Maniatis,T.et al.,Molecular Cloning,Cold Sprin
g Harbor Laboratory(1982).
した図である。A=AvaI;R=EcoRI;B=B
amHI;Bx=BstXI;H=HpaI;N=Nc
oI。バクテリオファージラムダPLプロモーター位置
は矢印及び“PL”で示される。ラムダバクテリオファ
ージラムダN遺伝子はボックス及び“N遺伝子”で示さ
れる。リボソーム結合配列の位置はS/Oで示される。
タンパク質イニシエーターatgの位置は“atg”で
示される。2つの矢印が集まる箇所では結合反応が行わ
れる。
アミノ酸配列を示した図である。マウスnm23−H2
タンパク質との差異が示されている。
アミノ酸配列を示した図である。マウスnm23−H1
タンパク質との差異が示されている。
Claims (8)
- 【請求項1】下記のヒトnm23−H1タンパク質の8
6−102番のアミノ酸残基からなるペプチドを認識す
るヒトnm23−H1抗体:Thr Gly Arg Val Met Leu
GlyGlu Thr Asn Pro Ala Asp Ser Lys Pro Gly 。 - 【請求項2】下記のヒトnm23−H1タンパク質の4
5−61番のアミノ酸残基からなるペプチドを認識する
ヒトnm23−H1抗体:Glu Asp Leu Leu Lys Glu Hi
s Tyr Val Asp Leu Lys Asp Arg Pro Phe Phe 。 - 【請求項3】請求項1または2に記載の抗体を含む、ガ
ン診断剤。 - 【請求項4】請求項1または2に記載の抗体を含む、腫
瘍の悪性潜在能力および/またはガン細胞の攻撃性の予
測用薬剤。 - 【請求項5】請求項1または2に記載の抗体と単離され
た試料とを接触させることを含む、nm23−H1タン
パク質の検出法。 - 【請求項6】腫瘍の悪性潜在能力および/またはガン細
胞の攻撃性の予測に用いられる請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】抗体がモノクローナル抗体である、請求項
5に記載の方法。 - 【請求項8】請求項1または2に記載の抗体を含む、ガ
ン細胞におけるnm23−H1タンパク質の検出キッ
ト。
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