JP3295224B2 - 電動パワーステアリング制御装置 - Google Patents
電動パワーステアリング制御装置Info
- Publication number
- JP3295224B2 JP3295224B2 JP8545194A JP8545194A JP3295224B2 JP 3295224 B2 JP3295224 B2 JP 3295224B2 JP 8545194 A JP8545194 A JP 8545194A JP 8545194 A JP8545194 A JP 8545194A JP 3295224 B2 JP3295224 B2 JP 3295224B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output shaft
- displacement
- clutch mechanism
- input shaft
- drive current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電動パワーステアリン
グ制御装置に係り、特に電動機によりアシストし得る入
力軸と出力軸との相対回転による変位量の領域を広くし
得て、クラッチ機構の係合される時期の検出精度を向上
し得て、ステアリングホイールの操作感を向上し得る電
動パワーステアリング制御装置に関する。
グ制御装置に係り、特に電動機によりアシストし得る入
力軸と出力軸との相対回転による変位量の領域を広くし
得て、クラッチ機構の係合される時期の検出精度を向上
し得て、ステアリングホイールの操作感を向上し得る電
動パワーステアリング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両には、ステアリングホイールの操作
力をアシストして運転者への負担を軽減するために、操
作力をアシストするパワーステアリング装置を設けたも
のがある。パワーステアリング装置には、動力源として
油圧や圧搾空気、電気等を利用しており、それらの動力
源に対応して適切な制御手段を設けている。
力をアシストして運転者への負担を軽減するために、操
作力をアシストするパワーステアリング装置を設けたも
のがある。パワーステアリング装置には、動力源として
油圧や圧搾空気、電気等を利用しており、それらの動力
源に対応して適切な制御手段を設けている。
【0003】パワーステアリング装置には、例えば、電
動機(モータ)を利用した電動パワーステアリング制御
装置がある。電動パワーステアリング制御装置は、運転
者が必要とする操作力に対するアシストを自由に調整で
きるもである。
動機(モータ)を利用した電動パワーステアリング制御
装置がある。電動パワーステアリング制御装置は、運転
者が必要とする操作力に対するアシストを自由に調整で
きるもである。
【0004】このような電動パワーステアリング制御装
置としては、特開平1−218973号公報に開示され
るものがある。特開平1−218973号公報に開示さ
れるものは、入力軸と出力軸とを連結する弾性体の弾性
変形に応じて操舵トルクを検出する操舵トルク検出器を
設け、前記弾性体の弾性変形に関連して電動機の回転力
の伝達を断続制御するクラッチ機構を設け、このクラッ
チ機構が係合状態となる前記弾性体の弾性変形を、前記
操舵トルク検出器が検出する操舵トルクに応じて前記電
動機が回転を開始する時の前記弾性体の弾性変形より
も、小さくしたものである。
置としては、特開平1−218973号公報に開示され
るものがある。特開平1−218973号公報に開示さ
れるものは、入力軸と出力軸とを連結する弾性体の弾性
変形に応じて操舵トルクを検出する操舵トルク検出器を
設け、前記弾性体の弾性変形に関連して電動機の回転力
の伝達を断続制御するクラッチ機構を設け、このクラッ
チ機構が係合状態となる前記弾性体の弾性変形を、前記
操舵トルク検出器が検出する操舵トルクに応じて前記電
動機が回転を開始する時の前記弾性体の弾性変形より
も、小さくしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電動
パワーステアリング制御装置には、車両のステアリング
ホイールに接続される入力軸とステアリングギヤに接続
される出力軸とを弾性体を介して相対回転可能に軸支し
て設け、前記入力軸と出力軸との相対回転による変位量
及び変位方向を検出するステアリングセンサを設け、こ
のステアリングセンサの検出信号に基づいて電動機の駆
動力をクラッチ機構を介して出力軸に伝達することによ
りステアリングホイールの操作力をアシストするものが
ある。
パワーステアリング制御装置には、車両のステアリング
ホイールに接続される入力軸とステアリングギヤに接続
される出力軸とを弾性体を介して相対回転可能に軸支し
て設け、前記入力軸と出力軸との相対回転による変位量
及び変位方向を検出するステアリングセンサを設け、こ
のステアリングセンサの検出信号に基づいて電動機の駆
動力をクラッチ機構を介して出力軸に伝達することによ
りステアリングホイールの操作力をアシストするものが
ある。
【0006】この電動パワーステアリング制御装置にお
いては、入力軸と出力軸との間に介装された弾性体の変
位量の変化する割合である変化率は、弾性体の弾性率に
よって決定される。図16(b)に示す如く、弾性率の
大きい硬い弾性体の場合は、操舵トルクに対して変位量
がA(一点鎖線)に示す如く変化する。弾性率の小さい
柔らかな弾性体の場合は、操舵トルクに対して変位量が
B(破線)に示す如く変化する。したがって、単一の弾
性体による入力軸と出力軸との変位量は、いずれも一定
となっている。
いては、入力軸と出力軸との間に介装された弾性体の変
位量の変化する割合である変化率は、弾性体の弾性率に
よって決定される。図16(b)に示す如く、弾性率の
大きい硬い弾性体の場合は、操舵トルクに対して変位量
がA(一点鎖線)に示す如く変化する。弾性率の小さい
柔らかな弾性体の場合は、操舵トルクに対して変位量が
B(破線)に示す如く変化する。したがって、単一の弾
性体による入力軸と出力軸との変位量は、いずれも一定
となっている。
【0007】このような電動パワーステアリング制御装
置には、入力軸と出力軸との相対回転による変位量が設
定値以下であると出力軸に対して離脱されるとともに、
入力軸と出力軸との相対回転による変位量が設定値を越
えると出力軸に係合されるクラッチ機構を設けたものが
ある。このクラッチ機構は、入力軸と出力軸との相対回
転による変位量が設定値を越えると係合される、つま
り、入力軸と出力軸との間に加わる操舵トルクがクラッ
チ係合トルク値を越えると係合される。
置には、入力軸と出力軸との相対回転による変位量が設
定値以下であると出力軸に対して離脱されるとともに、
入力軸と出力軸との相対回転による変位量が設定値を越
えると出力軸に係合されるクラッチ機構を設けたものが
ある。このクラッチ機構は、入力軸と出力軸との相対回
転による変位量が設定値を越えると係合される、つま
り、入力軸と出力軸との間に加わる操舵トルクがクラッ
チ係合トルク値を越えると係合される。
【0008】したがって、この電動パワーステアリング
制御装置は、入力軸と出力軸との相対回転による変位量
が設定値を越えてクラッチ機構が係合すると、電動機の
駆動力がクラッチ機構を介して出力軸に伝達され、ステ
アリングホイールの操作力をアシストするものである。
制御装置は、入力軸と出力軸との相対回転による変位量
が設定値を越えてクラッチ機構が係合すると、電動機の
駆動力がクラッチ機構を介して出力軸に伝達され、ステ
アリングホイールの操作力をアシストするものである。
【0009】このため、前記如く単一の弾性体の変位量
を検出して操舵トルクを算出し、電動機の駆動力を制御
しようとすると、以下のような問題を生じる。
を検出して操舵トルクを算出し、電動機の駆動力を制御
しようとすると、以下のような問題を生じる。
【0010】弾性率の小さい柔らかな弾性体を入力軸と
出力軸との間に介装した場合には、図16(a)にB
(破線)で示す如く小さなクラッチ係合トルク値により
クラッチ機構を係合できるが、図6(b)に示す如く弾
性体の弾性限界の関係から、大きな操舵トルクを検出で
きない問題がある。このため、柔らかな弾性体の場合
は、電動機によりアシストし得る入力軸と出力軸との相
対回転による変位量の領域が狭くなり、電動機の制御電
流の立ち上がりが急峻になり、制御系の安定性が損なわ
れる不都合がある。
出力軸との間に介装した場合には、図16(a)にB
(破線)で示す如く小さなクラッチ係合トルク値により
クラッチ機構を係合できるが、図6(b)に示す如く弾
性体の弾性限界の関係から、大きな操舵トルクを検出で
きない問題がある。このため、柔らかな弾性体の場合
は、電動機によりアシストし得る入力軸と出力軸との相
対回転による変位量の領域が狭くなり、電動機の制御電
流の立ち上がりが急峻になり、制御系の安定性が損なわ
れる不都合がある。
【0011】弾性率の大きい硬い弾性体を入力軸と出力
軸との間に介装した場合には、図16(b)にA(一点
鎖線)で示す如く弾性体の弾性限界が広がることによ
り、大きな操舵トルクまで検出できるが、図6(a)に
示す如くクラッチ係合トルク値に達するまでの変位量が
大となり、クラッチ機構が係合するまでに要する操舵ト
ルクが大となる問題がある。このため、硬い弾性体の場
合は、中立点を挟んでアシストを得られない領域が大き
くなり、操舵感を低下させる不都合がある。
軸との間に介装した場合には、図16(b)にA(一点
鎖線)で示す如く弾性体の弾性限界が広がることによ
り、大きな操舵トルクまで検出できるが、図6(a)に
示す如くクラッチ係合トルク値に達するまでの変位量が
大となり、クラッチ機構が係合するまでに要する操舵ト
ルクが大となる問題がある。このため、硬い弾性体の場
合は、中立点を挟んでアシストを得られない領域が大き
くなり、操舵感を低下させる不都合がある。
【0012】この結果、単一の弾性体を設けた電動パワ
ーステアリング制御装置は、電動機によりアシストし得
る入力軸と出力軸との相対回転による変位量の領域を広
げることができない不都合があった。
ーステアリング制御装置は、電動機によりアシストし得
る入力軸と出力軸との相対回転による変位量の領域を広
げることができない不都合があった。
【0013】そこで、この発明の出願人は、入力軸と出
力軸との間に弾性体を介装して設け、前記入力軸と出力
軸との相対回転による変位量の変化率を切換えるべく、
前記入力軸と出力軸との間に前記弾性体と別異の副弾性
体を介装して設けた電動パワーステアリング制御装置
を、既に出願している。
力軸との間に弾性体を介装して設け、前記入力軸と出力
軸との相対回転による変位量の変化率を切換えるべく、
前記入力軸と出力軸との間に前記弾性体と別異の副弾性
体を介装して設けた電動パワーステアリング制御装置
を、既に出願している。
【0014】この入力軸と出力軸との間に弾性体及び副
弾性体を介装した電動パワーステアリング制御装置は、
図16(a)にC(実線)で示す如く、変位量の変化率
が切換点において切換え得ることにより、電動機により
アシストし得る入力軸と出力軸との相対回転による変位
量の領域を広げることができる。
弾性体を介装した電動パワーステアリング制御装置は、
図16(a)にC(実線)で示す如く、変位量の変化率
が切換点において切換え得ることにより、電動機により
アシストし得る入力軸と出力軸との相対回転による変位
量の領域を広げることができる。
【0015】このように、入力軸と出力軸との間に弾性
体及び副弾性体を介装した電動パワーステアリング制御
装置においては、図16(a)にC(実線)で示す如
く、変位量の変化率が切換わる切換点の変位量を、クラ
ッチ機構の係合する変位量よりも大きく設定している。
つまり、図16(b)に示す如くクラッチ機構の係合す
る変位量よりも、十分に変位量が大きくなってから、変
位量の変化率を切換わるように設定している。
体及び副弾性体を介装した電動パワーステアリング制御
装置においては、図16(a)にC(実線)で示す如
く、変位量の変化率が切換わる切換点の変位量を、クラ
ッチ機構の係合する変位量よりも大きく設定している。
つまり、図16(b)に示す如くクラッチ機構の係合す
る変位量よりも、十分に変位量が大きくなってから、変
位量の変化率を切換わるように設定している。
【0016】これは、クラッチ機構が機械的な精度及び
摩耗等により係合する変位量にずれを生じ、この結果、
変位量の変化率の小さい領域でクラッチ機構が係合する
ことになることを防止するためである。また、一般的に
は、電動機の駆動力によるアシストを、図3にcで示す
如く、変位量の変化率が切換わる切換点から開始するこ
とが行われている。
摩耗等により係合する変位量にずれを生じ、この結果、
変位量の変化率の小さい領域でクラッチ機構が係合する
ことになることを防止するためである。また、一般的に
は、電動機の駆動力によるアシストを、図3にcで示す
如く、変位量の変化率が切換わる切換点から開始するこ
とが行われている。
【0017】ところが、図3のcに示す如く切換点から
電動機によるアシストを開始する場合には、変位量の変
化率の小さい領域でのリミット点までの変位量が、図3
のAに示す如く狭いため、クラッチ機構の係合される時
期の検出精度が低下するという不都合がある。また、ク
ラッチ機構が機械的な精度及び摩耗等により係合する変
位量にずれを生じることから、一元的なアシストではク
ラッチ機構の結合する時期のずれに対応して適正にアシ
ストし得ず、操作上において違和感を生じさせる不都合
がある。
電動機によるアシストを開始する場合には、変位量の変
化率の小さい領域でのリミット点までの変位量が、図3
のAに示す如く狭いため、クラッチ機構の係合される時
期の検出精度が低下するという不都合がある。また、ク
ラッチ機構が機械的な精度及び摩耗等により係合する変
位量にずれを生じることから、一元的なアシストではク
ラッチ機構の結合する時期のずれに対応して適正にアシ
ストし得ず、操作上において違和感を生じさせる不都合
がある。
【0018】
【課題を解決するための手段】このような不都合を解消
すべく、この発明は、車両のステアリングホイールに接
続される入力軸とステアリングギヤに接続される出力軸
とを弾性体を介して相対回転可能に軸支して設け、前記
入力軸と前記出力軸との相対回転による変位量が設定値
以下であると前記出力軸に対して離脱されるとともに前
記入力軸と前記出力軸との相対回転による変位量が設定
値を越えると前記出力軸に係合されるクラッチ機構を設
け、このクラッチ機構により前記出力軸への駆動力の伝
達を断続される電動機を設け、前記入力軸と前記出力軸
との相対回転による変位量及び変位方向を検出するステ
アリングセンサを設け、このステアリングセンサの検出
信号に基づいて前記電動機の駆動力を前記クラッチ機構
を介して前記出力軸に伝達することにより前記ステアリ
ングホイールの操作力をアシストする電動パワーステア
リング制御装置において、前記入力軸と前記出力軸との
相対回転による変位量の変化率を切換えるべく前記入力
軸と前記出力軸との間に前記弾性体と別異の副弾性体を
介装して設け、前記電動機の駆動電流値を検出する検出
手段を設け、前記電動機に駆動電流を流しておいて前記
クラッチ機構が係合して前記出力軸に伝達される電動機
の駆動力が増大することにより増加する駆動電流値の変
化を前記検出手段により検出するとともにこの駆動電流
値の変化点における前記入力軸と出力軸との変位量を前
記ステアリングセンサにより検出し、前記検出手段の検
出する駆動電流値の変化及びこの駆動電流値の変化点に
おける前記ステアリングセンサの検出する変位量より前
記クラッチ機構の係合される時期を判断すべく処理する
制御手段を設けたことを特徴とし、また、前記電動パワ
ーステアリング制御装置において、前記入力軸と前記出
力軸との相対回転による変位量の変化率を切換えるべく
前記入力軸と前記出力軸との間に前記弾性体と別異の副
弾性体を介装して設け、前記電動機の駆動電流値を検出
する検出手段を設け、前記電動機に駆動電流を流してお
いて前記クラッチ機構が係合して前記出力軸に伝達され
る電動機の駆動力が増大することにより増加する駆動電
流値の変化を前記検出手段により検出するとともにこの
駆動電流値の変化点における前記入力軸と出力軸との変
位量を前記ステアリングセンサにより検出し、前記検出
手段の検出する駆動電流値の変化及びこの駆動電流値の
変化点における前記ステアリングセンサの検出する変位
量より前記クラッチ機構の係合される時期を判断すべく
処理するとともに判断されたクラッチ機構の係合される
時期が存する変位量の領域に応じて前記ステアリングホ
イールの操作力をアシストすべく前記電動機の駆動力を
制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
すべく、この発明は、車両のステアリングホイールに接
続される入力軸とステアリングギヤに接続される出力軸
とを弾性体を介して相対回転可能に軸支して設け、前記
入力軸と前記出力軸との相対回転による変位量が設定値
以下であると前記出力軸に対して離脱されるとともに前
記入力軸と前記出力軸との相対回転による変位量が設定
値を越えると前記出力軸に係合されるクラッチ機構を設
け、このクラッチ機構により前記出力軸への駆動力の伝
達を断続される電動機を設け、前記入力軸と前記出力軸
との相対回転による変位量及び変位方向を検出するステ
アリングセンサを設け、このステアリングセンサの検出
信号に基づいて前記電動機の駆動力を前記クラッチ機構
を介して前記出力軸に伝達することにより前記ステアリ
ングホイールの操作力をアシストする電動パワーステア
リング制御装置において、前記入力軸と前記出力軸との
相対回転による変位量の変化率を切換えるべく前記入力
軸と前記出力軸との間に前記弾性体と別異の副弾性体を
介装して設け、前記電動機の駆動電流値を検出する検出
手段を設け、前記電動機に駆動電流を流しておいて前記
クラッチ機構が係合して前記出力軸に伝達される電動機
の駆動力が増大することにより増加する駆動電流値の変
化を前記検出手段により検出するとともにこの駆動電流
値の変化点における前記入力軸と出力軸との変位量を前
記ステアリングセンサにより検出し、前記検出手段の検
出する駆動電流値の変化及びこの駆動電流値の変化点に
おける前記ステアリングセンサの検出する変位量より前
記クラッチ機構の係合される時期を判断すべく処理する
制御手段を設けたことを特徴とし、また、前記電動パワ
ーステアリング制御装置において、前記入力軸と前記出
力軸との相対回転による変位量の変化率を切換えるべく
前記入力軸と前記出力軸との間に前記弾性体と別異の副
弾性体を介装して設け、前記電動機の駆動電流値を検出
する検出手段を設け、前記電動機に駆動電流を流してお
いて前記クラッチ機構が係合して前記出力軸に伝達され
る電動機の駆動力が増大することにより増加する駆動電
流値の変化を前記検出手段により検出するとともにこの
駆動電流値の変化点における前記入力軸と出力軸との変
位量を前記ステアリングセンサにより検出し、前記検出
手段の検出する駆動電流値の変化及びこの駆動電流値の
変化点における前記ステアリングセンサの検出する変位
量より前記クラッチ機構の係合される時期を判断すべく
処理するとともに判断されたクラッチ機構の係合される
時期が存する変位量の領域に応じて前記ステアリングホ
イールの操作力をアシストすべく前記電動機の駆動力を
制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0019】
【作用】この発明の構成によれば、電動パワーステアリ
ング制御装置は、入力軸と前記出力軸との相対回転によ
る変位量の変化率を切換えるべく入力軸と出力軸との間
に介装して設けた弾性体及び副弾性体の各弾性率を適正
に設定することにより、電動機によりアシストし得る入
力軸と出力軸との相対回転による変位量の領域を広くす
ることができ、また、制御手段によって、電動機に駆動
電流を流しておいてクラッチ機構が係合して出力軸に伝
達される電動機の駆動力が増大することにより増加する
駆動電流値の変化を検出手段により検出するとともにこ
の駆動電流値の変化点における入力軸と出力軸との変位
量をステアリングセンサにより検出し、検出手段の検出
する駆動電流値の変化及びこの駆動電流値の変化点にお
けるステアリングセンサの検出する変位量よりクラッチ
機構の係合される時期を判断すべく処理することによ
り、クラッチ機構の係合する時期を適切に検出すること
ができ、さらに、制御手段によって、検出手段の検出す
る駆動電流値の変化及びこの駆動電流値の変化点におけ
るステアリングセンサの検出する変位量よりクラッチ機
構の係合される時期を判断すべく処理するとともに判断
されたクラッチ機構の係合される時期が存する変位量の
領域に応じてステアリングホイールの操作力をアシスト
すべく電動機の駆動力を制御することにより、クラッチ
機構の係合する時期のずれに対応してアシストすること
ができる。
ング制御装置は、入力軸と前記出力軸との相対回転によ
る変位量の変化率を切換えるべく入力軸と出力軸との間
に介装して設けた弾性体及び副弾性体の各弾性率を適正
に設定することにより、電動機によりアシストし得る入
力軸と出力軸との相対回転による変位量の領域を広くす
ることができ、また、制御手段によって、電動機に駆動
電流を流しておいてクラッチ機構が係合して出力軸に伝
達される電動機の駆動力が増大することにより増加する
駆動電流値の変化を検出手段により検出するとともにこ
の駆動電流値の変化点における入力軸と出力軸との変位
量をステアリングセンサにより検出し、検出手段の検出
する駆動電流値の変化及びこの駆動電流値の変化点にお
けるステアリングセンサの検出する変位量よりクラッチ
機構の係合される時期を判断すべく処理することによ
り、クラッチ機構の係合する時期を適切に検出すること
ができ、さらに、制御手段によって、検出手段の検出す
る駆動電流値の変化及びこの駆動電流値の変化点におけ
るステアリングセンサの検出する変位量よりクラッチ機
構の係合される時期を判断すべく処理するとともに判断
されたクラッチ機構の係合される時期が存する変位量の
領域に応じてステアリングホイールの操作力をアシスト
すべく電動機の駆動力を制御することにより、クラッチ
機構の係合する時期のずれに対応してアシストすること
ができる。
【0020】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を説明
する。図1〜図15は、この発明の実施例を示すもので
ある。図7において、2は車両、4は前輪、6は後輪で
ある。この車両2は、搭載した駆動システムである内燃
機関や電動機により前輪4および/または後輪6を駆動
して走行する。操舵輪である前輪4は、ステアリングホ
イール8により操舵される。
する。図1〜図15は、この発明の実施例を示すもので
ある。図7において、2は車両、4は前輪、6は後輪で
ある。この車両2は、搭載した駆動システムである内燃
機関や電動機により前輪4および/または後輪6を駆動
して走行する。操舵輪である前輪4は、ステアリングホ
イール8により操舵される。
【0021】ステアリングホイール8は、ステアリング
コラム10によりステアリングギヤ12に連絡して設け
ている。ステアリングコラム10は、ステアリングホイ
ール8に連絡されるステアリング軸14とステアリング
ギヤ12に連絡されるジョイント軸16とからなる。ス
テアリングギヤ12は、ジョイント軸16の回転運動を
直線運動に変換してタイロッド18を往復動させ、図示
しないナックルアームを介して操舵輪である前輪4を操
舵する。
コラム10によりステアリングギヤ12に連絡して設け
ている。ステアリングコラム10は、ステアリングホイ
ール8に連絡されるステアリング軸14とステアリング
ギヤ12に連絡されるジョイント軸16とからなる。ス
テアリングギヤ12は、ジョイント軸16の回転運動を
直線運動に変換してタイロッド18を往復動させ、図示
しないナックルアームを介して操舵輪である前輪4を操
舵する。
【0022】前記車両2には、電動パワーステアリング
制御装置20を備えている。電動パワーステアリング制
御装置20は、図11〜図15に示す如く、ステアリン
グホイール8にステアリング軸14を介して接続される
入力軸22と、ステアリングギヤ12にジョイント軸1
6を介して接続される出力軸24と、を設けている。
制御装置20を備えている。電動パワーステアリング制
御装置20は、図11〜図15に示す如く、ステアリン
グホイール8にステアリング軸14を介して接続される
入力軸22と、ステアリングギヤ12にジョイント軸1
6を介して接続される出力軸24と、を設けている。
【0023】入力軸22及び出力軸24は、図11に示
す如く、アッパハウジング26とロアハウジング28と
により包囲されている。出力軸24は、軸受30によっ
てロアハウジング28に軸支されている。入力軸22
は、先端側に形成した小径部32を出力軸24の後端側
の大径部34に形成した嵌合孔36に相対回転可能に嵌
合している。入力軸22及び出力軸24は、軸方向に形
成した入力側挿入孔36・出力側挿入孔38にトーショ
ンバー等の弾性体40を内装し、この弾性体40の各側
端部を入力側固定ピン42・出力側固定ピン44により
夫々固定し、相対回転可能に軸支している。
す如く、アッパハウジング26とロアハウジング28と
により包囲されている。出力軸24は、軸受30によっ
てロアハウジング28に軸支されている。入力軸22
は、先端側に形成した小径部32を出力軸24の後端側
の大径部34に形成した嵌合孔36に相対回転可能に嵌
合している。入力軸22及び出力軸24は、軸方向に形
成した入力側挿入孔36・出力側挿入孔38にトーショ
ンバー等の弾性体40を内装し、この弾性体40の各側
端部を入力側固定ピン42・出力側固定ピン44により
夫々固定し、相対回転可能に軸支している。
【0024】前記入力軸22の小径部32には、図12
に示す如く、連結ピン46の一端側が固設されている。
連結ピン46の他端側は、出力軸24の大径部34に形
成した連結穴47に挿通され、嵌合孔36側から外方に
突出させている。連結穴47は、入力軸22及び出力軸
24の相対回転による連結ピン46の所定の回動変位を
許容するように、連結ピン46の径よりも大きく形成さ
れている。
に示す如く、連結ピン46の一端側が固設されている。
連結ピン46の他端側は、出力軸24の大径部34に形
成した連結穴47に挿通され、嵌合孔36側から外方に
突出させている。連結穴47は、入力軸22及び出力軸
24の相対回転による連結ピン46の所定の回動変位を
許容するように、連結ピン46の径よりも大きく形成さ
れている。
【0025】前記出力軸24には、クラッチ機構48が
設けられている。この実施例のクラッチ機構48は、3
ウェイ方式のクラッチ機構であり、図14・図15に示
す如く、出力軸24に設けた前記大径部34及び入力軸
22に設けられた前記連結ピン46と内側保持器50と
外側保持器52とウォームホイール54と転動体56と
バネ58とにより構成される。クラッチ機構48は、出
力軸24の大径部34に内側保持器50を嵌装し、内側
保持器50に外側保持器52を嵌装し、外側保持器52
にウォームホイール54を嵌装している。
設けられている。この実施例のクラッチ機構48は、3
ウェイ方式のクラッチ機構であり、図14・図15に示
す如く、出力軸24に設けた前記大径部34及び入力軸
22に設けられた前記連結ピン46と内側保持器50と
外側保持器52とウォームホイール54と転動体56と
バネ58とにより構成される。クラッチ機構48は、出
力軸24の大径部34に内側保持器50を嵌装し、内側
保持器50に外側保持器52を嵌装し、外側保持器52
にウォームホイール54を嵌装している。
【0026】内側保持器50は、前記出力側固定ピン4
4により固設されている。内側保持器50には、挿通穴
60が形成されている。挿通穴60には、前記連結ピン
46が入力軸22により回動可能に挿通されている。外
側保持器52には、前記内側保持器50の挿通穴60を
挿通された前記連結ピン46の他端側が固設されてい
る。外側保持器52とウォームホイール54とは、支持
具62により内側保持器50に支持されている。
4により固設されている。内側保持器50には、挿通穴
60が形成されている。挿通穴60には、前記連結ピン
46が入力軸22により回動可能に挿通されている。外
側保持器52には、前記内側保持器50の挿通穴60を
挿通された前記連結ピン46の他端側が固設されてい
る。外側保持器52とウォームホイール54とは、支持
具62により内側保持器50に支持されている。
【0027】内側保持器50及び外側保持器52は、内
側保持孔64及び外側保持孔66内に転動体56を配設
し、転動体56をバネ58により弾性付勢している。転
動体56は、略瓢箪形状に形成され、長手方向の長さが
大径部34及びウォームホイール54間の長さよりも少
許短く形成されている。
側保持孔64及び外側保持孔66内に転動体56を配設
し、転動体56をバネ58により弾性付勢している。転
動体56は、略瓢箪形状に形成され、長手方向の長さが
大径部34及びウォームホイール54間の長さよりも少
許短く形成されている。
【0028】クラッチ機構48は、入力軸22及び出力
軸24の相対回転による変位量が設定値以下であると、
図14に示す如く、大径部34及びウォームホイール5
4間に転動体56が直径方向に略平行な状態に配設位置
されている。これにより、クラッチ機構48は、転動体
56が大径部34及びウォームホイール54に係合され
ず、離脱状態になっている。
軸24の相対回転による変位量が設定値以下であると、
図14に示す如く、大径部34及びウォームホイール5
4間に転動体56が直径方向に略平行な状態に配設位置
されている。これにより、クラッチ機構48は、転動体
56が大径部34及びウォームホイール54に係合され
ず、離脱状態になっている。
【0029】クラッチ機構48は、入力軸22及び出力
軸24の相対回転による変位量が設定値を越えると、図
15に示す如く、転動体56がバネ58により押されて
大径部34及びウォームホイール54間に直径方向に対
して傾斜した状態に配設位置される。これによりクラッ
チ機構48は、転動体56が大径部34及びウォームホ
イール54に係合され、係合状態になる。
軸24の相対回転による変位量が設定値を越えると、図
15に示す如く、転動体56がバネ58により押されて
大径部34及びウォームホイール54間に直径方向に対
して傾斜した状態に配設位置される。これによりクラッ
チ機構48は、転動体56が大径部34及びウォームホ
イール54に係合され、係合状態になる。
【0030】このように、クラッチ機構48は、入力軸
22と出力軸24との相対回転による変位量が設定値以
下であると出力軸24に対して離脱されるとともに、入
力軸22と出力軸24との相対回転による変位量が設定
値を越えると出力軸24に係合される。
22と出力軸24との相対回転による変位量が設定値以
下であると出力軸24に対して離脱されるとともに、入
力軸22と出力軸24との相対回転による変位量が設定
値を越えると出力軸24に係合される。
【0031】前記クラッチ機構48は、出力軸24への
電動機68の駆動力の伝達を断続する。電動機68は、
図12に示す如く、電動機軸70を軸受72によりアッ
パハウジング26に軸支している。電動機軸70には、
前記ウォームホイール54に噛合するウォームギヤ74
が設けられている。電動機68の駆動力は、減速機構を
構成するウォームホイール54及びウォームギヤ74に
より減速され、クラッチ機構48を介して出力軸24に
伝達され、ステアリングホイール8の操作力をアシスト
する。
電動機68の駆動力の伝達を断続する。電動機68は、
図12に示す如く、電動機軸70を軸受72によりアッ
パハウジング26に軸支している。電動機軸70には、
前記ウォームホイール54に噛合するウォームギヤ74
が設けられている。電動機68の駆動力は、減速機構を
構成するウォームホイール54及びウォームギヤ74に
より減速され、クラッチ機構48を介して出力軸24に
伝達され、ステアリングホイール8の操作力をアシスト
する。
【0032】この電動パワーステアリング制御装置20
は、ステアリングセンサ76を設けている。ステアリン
グセンサ76は、図13に示す如く、センサ本体78
と、センサ本体78から突出されたセンサ軸部80と、
このセンサ軸部80に一端側を固設された板部材82
と、この板部材82の他端側に保持されたセンシング部
84と、を設けている。
は、ステアリングセンサ76を設けている。ステアリン
グセンサ76は、図13に示す如く、センサ本体78
と、センサ本体78から突出されたセンサ軸部80と、
このセンサ軸部80に一端側を固設された板部材82
と、この板部材82の他端側に保持されたセンシング部
84と、を設けている。
【0033】また、ステアリングセンサ76は、図11
に示す如く、入力軸22に軸方向移動可能に外嵌された
第1スライダ86を設け、この第1スライダ86の周方
向に形成した周溝88に前記センシング部84を摺動可
能に係合している。第1スライダ86には、第2スライ
ダ90が第1Cリング92により固定されている。
に示す如く、入力軸22に軸方向移動可能に外嵌された
第1スライダ86を設け、この第1スライダ86の周方
向に形成した周溝88に前記センシング部84を摺動可
能に係合している。第1スライダ86には、第2スライ
ダ90が第1Cリング92により固定されている。
【0034】第2スライダ90は、軸方向の案内溝94
を設け、この案内溝94に案内軸96を摺動可能に係合
している。案内軸96は、出力軸24の大径部34に設
けた突縁部98に固設されている。また、第2スライダ
90は、ボール穴100を設け、ボール102を収納し
ている。ボール102は、入力軸22に設けたセンシン
グ溝104に移動可能に係合されている。センシング溝
104は、入力軸22の軸心方向に対して傾斜させた略
螺旋形状に形成されている。
を設け、この案内溝94に案内軸96を摺動可能に係合
している。案内軸96は、出力軸24の大径部34に設
けた突縁部98に固設されている。また、第2スライダ
90は、ボール穴100を設け、ボール102を収納し
ている。ボール102は、入力軸22に設けたセンシン
グ溝104に移動可能に係合されている。センシング溝
104は、入力軸22の軸心方向に対して傾斜させた略
螺旋形状に形成されている。
【0035】前記第2スライダ90には、案内軸96及
びボール100を覆うようにカバー106が装着されて
いる。カバー106は、第2Cリング108によりリテ
ーナ110とともに第2スライダ90に固定されてい
る。リテーナ110と前記ウォームホイール54との間
には、センシングバネ112が設けられている。
びボール100を覆うようにカバー106が装着されて
いる。カバー106は、第2Cリング108によりリテ
ーナ110とともに第2スライダ90に固定されてい
る。リテーナ110と前記ウォームホイール54との間
には、センシングバネ112が設けられている。
【0036】ステアリングセンサ76は、図8に示す如
く、ステアリングホイール8が操作されていないと、入
力軸22と出力軸24とがねじれず、変位が発生しな
い。このため、ステアリングセンサ76は、ボール10
2が中立位置からセンシング溝104に沿って移動しな
いことにより、第1・第2スライダ86・90も入力軸
22の軸方向に移動しない。したがって、センサ本体7
8は、入力軸22と出力軸24との変位量を零として検
出する。
く、ステアリングホイール8が操作されていないと、入
力軸22と出力軸24とがねじれず、変位が発生しな
い。このため、ステアリングセンサ76は、ボール10
2が中立位置からセンシング溝104に沿って移動しな
いことにより、第1・第2スライダ86・90も入力軸
22の軸方向に移動しない。したがって、センサ本体7
8は、入力軸22と出力軸24との変位量を零として検
出する。
【0037】ステアリングセンサ76は、図9・図10
に示す如く、ステアリングホイール8の操作により入力
軸22と出力軸24とがねじれて変位が発生すると、ボ
ール102が中立位置からセンシング溝104に沿って
移動することにより、このボールの移動に伴い第2スラ
イダ90が入力軸22の軸方向に移動され、第1スライ
ダ86も入力軸22の軸方向に移動される。第1スライ
ダ86の軸方向の移動は、周溝88に係合されるセンシ
ング部84を軸方向に移動させ、板部材82を介してセ
ンサ軸部80を回転させる。センサ本体78は、このセ
ンサ軸部80の回転量及び回転方向を入力軸22と出力
軸24との変位量及び変位方向として検出する。
に示す如く、ステアリングホイール8の操作により入力
軸22と出力軸24とがねじれて変位が発生すると、ボ
ール102が中立位置からセンシング溝104に沿って
移動することにより、このボールの移動に伴い第2スラ
イダ90が入力軸22の軸方向に移動され、第1スライ
ダ86も入力軸22の軸方向に移動される。第1スライ
ダ86の軸方向の移動は、周溝88に係合されるセンシ
ング部84を軸方向に移動させ、板部材82を介してセ
ンサ軸部80を回転させる。センサ本体78は、このセ
ンサ軸部80の回転量及び回転方向を入力軸22と出力
軸24との変位量及び変位方向として検出する。
【0038】前記ステアリングセンサ76の検出信号
は、制御部114に入力される。制御部114は、図6
に示す如く、前記電動機68及びステアリングセンサ7
6を接続している。この制御部114には、車両2に搭
載した駆動システムである内燃機関(図示せず)のエン
ジン回転数を検出すべくイグニションコイル116と、
車速を検出すべくスピードメータ部に設けたロータ11
8a・リードスイッチ118bからなる車速センサ11
8と、発電電圧を検出すべくジェネレータ120と、イ
グニションスイッチ122を介してバッテリ124と、
が接続さている。なお、符号126は、ヒューズであ
る。
は、制御部114に入力される。制御部114は、図6
に示す如く、前記電動機68及びステアリングセンサ7
6を接続している。この制御部114には、車両2に搭
載した駆動システムである内燃機関(図示せず)のエン
ジン回転数を検出すべくイグニションコイル116と、
車速を検出すべくスピードメータ部に設けたロータ11
8a・リードスイッチ118bからなる車速センサ11
8と、発電電圧を検出すべくジェネレータ120と、イ
グニションスイッチ122を介してバッテリ124と、
が接続さている。なお、符号126は、ヒューズであ
る。
【0039】制御部114は、ステアリングホイール8
が操作された際に、ステアリングセンサ76の検出する
入力軸22と出力軸24との変位量及び変位方向に基づ
いてアシスト量及びアシスト方向を決定し、入力軸22
と出力軸24との変位量が設定値を越えることにより係
合されたクラッチ機構48を介して電動機68の駆動力
を出力軸24に伝達させ、ステアリングホイール8の操
作力をアシストすべく電動機68の駆動力を制御する。
が操作された際に、ステアリングセンサ76の検出する
入力軸22と出力軸24との変位量及び変位方向に基づ
いてアシスト量及びアシスト方向を決定し、入力軸22
と出力軸24との変位量が設定値を越えることにより係
合されたクラッチ機構48を介して電動機68の駆動力
を出力軸24に伝達させ、ステアリングホイール8の操
作力をアシストすべく電動機68の駆動力を制御する。
【0040】また、制御部114は、ステアリングセン
サ76の検出信号のみならず、車速センサ118の検出
信号やイグニションコイル116からの点火信号による
エンジン回転数を取り込み、これらを加味してアシスト
量を決定する。制御部114は、図2に示す如く、電動
機駆動回路128により電動機68を駆動する。電動機
駆動回路128は、電動機68の+端子68Aに接続さ
れるドライバー130A・130B及びトランジスタ1
32A・132Bと、電動機68の−端子68Bに接続
されるドライバー134A・134B及びトランジスタ
136A・136Bと、から構成される。電動機駆動回
路128は、電動機68を一方向に回転させる場合に、
トランジスタ132A・136Bをドライバー130A
・134Bを介して駆動する。また、電動機駆動回路1
28は、電動機68を他方向に回転させる場合に、トラ
ンジスタ132B・136Aをドライバー130B・1
34Aを介して駆動する。
サ76の検出信号のみならず、車速センサ118の検出
信号やイグニションコイル116からの点火信号による
エンジン回転数を取り込み、これらを加味してアシスト
量を決定する。制御部114は、図2に示す如く、電動
機駆動回路128により電動機68を駆動する。電動機
駆動回路128は、電動機68の+端子68Aに接続さ
れるドライバー130A・130B及びトランジスタ1
32A・132Bと、電動機68の−端子68Bに接続
されるドライバー134A・134B及びトランジスタ
136A・136Bと、から構成される。電動機駆動回
路128は、電動機68を一方向に回転させる場合に、
トランジスタ132A・136Bをドライバー130A
・134Bを介して駆動する。また、電動機駆動回路1
28は、電動機68を他方向に回転させる場合に、トラ
ンジスタ132B・136Aをドライバー130B・1
34Aを介して駆動する。
【0041】なお、電動パワーステアリング制御装置2
0は、電動機68等の駆動系に異常が発生し、例えばウ
ォームホイール54が作動しない状態、いわゆるロック
状態になることがある。この場合には、連結ピン46が
出力軸24の大径部34に形成した連結穴47の内壁に
当接されることにより、入力軸22が出力軸24を直接
的に回転させることになる。この入力軸22による出力
軸24の直接的な回転は、クラッチ機構48の転動体5
4を出力軸24の大径部34とウォームホイール54と
から解放させるように作用する。これにより、電動パワ
ーステアリング制御装置20は、駆動系がロックした場
合にも、手動による操作が可能となっている。
0は、電動機68等の駆動系に異常が発生し、例えばウ
ォームホイール54が作動しない状態、いわゆるロック
状態になることがある。この場合には、連結ピン46が
出力軸24の大径部34に形成した連結穴47の内壁に
当接されることにより、入力軸22が出力軸24を直接
的に回転させることになる。この入力軸22による出力
軸24の直接的な回転は、クラッチ機構48の転動体5
4を出力軸24の大径部34とウォームホイール54と
から解放させるように作用する。これにより、電動パワ
ーステアリング制御装置20は、駆動系がロックした場
合にも、手動による操作が可能となっている。
【0042】この電動パワーステアリング制御装置20
は、入力軸22と出力軸24との相対回転による変位量
の変化率を切換えるべく、図14・図15に示す如く、
前記入力軸22と出力軸24との間に前記弾性体40と
別異の一組のコイル状の副弾性体138・138を介装
して設けている。これら弾性体40及び副弾性体138
・138は、従来の図3に一点鎖線で示す弾性体及び副
弾性体(図示せず)よりも、図3に示す実線で示す如く
全体として柔らかく設定している。
は、入力軸22と出力軸24との相対回転による変位量
の変化率を切換えるべく、図14・図15に示す如く、
前記入力軸22と出力軸24との間に前記弾性体40と
別異の一組のコイル状の副弾性体138・138を介装
して設けている。これら弾性体40及び副弾性体138
・138は、従来の図3に一点鎖線で示す弾性体及び副
弾性体(図示せず)よりも、図3に示す実線で示す如く
全体として柔らかく設定している。
【0043】前記一組の副弾性体138・138は、図
14に示す如く、クラッチ機構48の内側保持器50に
設けた挿通穴60内の、入力軸122による連結ピン4
6の回動方向と対向する位置に対称的に配設している。
一方の副弾性体138は、連結ピン46の回動方向一側
(図14において右側)の挿通孔60内に一端側を固設
されるとともに他端側の自由端を連結ピン46から離間
させて設けている。他方の副弾性体138は、連結ピン
46の回動方向他側(図14において左側)の挿通孔6
0内に一端側を固設されるとともに他端側の自由端を連
結ピン46から離間させて設けている。
14に示す如く、クラッチ機構48の内側保持器50に
設けた挿通穴60内の、入力軸122による連結ピン4
6の回動方向と対向する位置に対称的に配設している。
一方の副弾性体138は、連結ピン46の回動方向一側
(図14において右側)の挿通孔60内に一端側を固設
されるとともに他端側の自由端を連結ピン46から離間
させて設けている。他方の副弾性体138は、連結ピン
46の回動方向他側(図14において左側)の挿通孔6
0内に一端側を固設されるとともに他端側の自由端を連
結ピン46から離間させて設けている。
【0044】入力軸22及び出力軸24に相対回転が生
じていない場合は、図14に示す如く、各副弾性体13
8の夫々の自由端が連結ピン46から離間されている。
入力軸22及び出力軸24は、例えば入力軸22が図1
5に示す如く左回転して相対回転が生じると、先ず、弾
性体40がねじれて変位量が生じる。この変位量は、弾
性体40の弾性率によって、図3の切換点左側の実線で
示す如き変化率となって生じる。
じていない場合は、図14に示す如く、各副弾性体13
8の夫々の自由端が連結ピン46から離間されている。
入力軸22及び出力軸24は、例えば入力軸22が図1
5に示す如く左回転して相対回転が生じると、先ず、弾
性体40がねじれて変位量が生じる。この変位量は、弾
性体40の弾性率によって、図3の切換点左側の実線で
示す如き変化率となって生じる。
【0045】入力軸22及び出力軸24の相対回転が大
きくなり、図15に示す如く、一方の副弾性体138に
接する変位量になると、弾性体40とともに一方の副弾
性体138による変位量が生じる。この変位量は、弾性
体40の弾性率及び副弾性体138の弾性率によって、
図3の切換点右側の実線で示す如き変化率となって生じ
る。
きくなり、図15に示す如く、一方の副弾性体138に
接する変位量になると、弾性体40とともに一方の副弾
性体138による変位量が生じる。この変位量は、弾性
体40の弾性率及び副弾性体138の弾性率によって、
図3の切換点右側の実線で示す如き変化率となって生じ
る。
【0046】これにより、入力軸22及び出力軸24の
相対変位により生じる変位量の変化率は、図3に示す如
く、切換点において切換わることになる。この切換点
は、前記クラッチ機構48の係合する変位量である設定
値(設計基準値)に設定されている。この切換点から変
位量リミットまでの領域は、図3に示す如くBであり、
従来のAよりも大きく広げることができる。
相対変位により生じる変位量の変化率は、図3に示す如
く、切換点において切換わることになる。この切換点
は、前記クラッチ機構48の係合する変位量である設定
値(設計基準値)に設定されている。この切換点から変
位量リミットまでの領域は、図3に示す如くBであり、
従来のAよりも大きく広げることができる。
【0047】前記弾性体40及び副弾性体138は、図
3に示す如く、切換点よりも操舵トルクの小さい領域に
おいては変化率の大きい変位量となり、切換点よりも操
舵トルクの大きい領域においては変化率の小さな変位量
とるように、弾性率を設定する。これにより、操舵トル
クの小さい状態でクラッチ機構48が係合するように設
定することにより、電動機68によるアシストし得る領
域を広げることができ、アシスト領域の拡大により操作
上の違和感を解消し得て、制御を容易にすることができ
る。
3に示す如く、切換点よりも操舵トルクの小さい領域に
おいては変化率の大きい変位量となり、切換点よりも操
舵トルクの大きい領域においては変化率の小さな変位量
とるように、弾性率を設定する。これにより、操舵トル
クの小さい状態でクラッチ機構48が係合するように設
定することにより、電動機68によるアシストし得る領
域を広げることができ、アシスト領域の拡大により操作
上の違和感を解消し得て、制御を容易にすることができ
る。
【0048】また、前記電動パワーステアリング制御装
置20は、図2に示す如く、電動機68の駆動電流値を
検出する検出手段140を設けている。この検出手段1
40は、少なくとも車両2のシステム起動直後に一度だ
け電動機68を駆動し、そのときの駆動電流値を検出す
る。あるいは、検出手段140は、車両2のシステム起
動後に継続して電動機68を駆動し、連続して駆動電流
値を検出する。
置20は、図2に示す如く、電動機68の駆動電流値を
検出する検出手段140を設けている。この検出手段1
40は、少なくとも車両2のシステム起動直後に一度だ
け電動機68を駆動し、そのときの駆動電流値を検出す
る。あるいは、検出手段140は、車両2のシステム起
動後に継続して電動機68を駆動し、連続して駆動電流
値を検出する。
【0049】前記検出手段140は、前記電動機駆動回
路128に設けられる。前記検出手段140は、前記電
動機駆動回路128の+端子68A及びトランジスタ1
32A・132Bと、−端子68B及びトランジスタ1
36A・136Bと、のいずれか一方の端子・トランジ
スタ間にシャント抵抗142を介装して設ける。電動機
68に加えられた駆動電流は、このシャント抵抗142
により発生する電圧降下として電圧検出回路144によ
り検出し、電圧検出回路144を介して制御部114に
入力される。なお、電動機68を一方向に回転させる場
合は、トランジスタ132A・136Bをドライバー1
32A・134Bを介して駆動する。電動機68を他方
向に回転させる場合は、トランジスタ132B・136
Aをドライバー130B・134Aを介して駆動する。
路128に設けられる。前記検出手段140は、前記電
動機駆動回路128の+端子68A及びトランジスタ1
32A・132Bと、−端子68B及びトランジスタ1
36A・136Bと、のいずれか一方の端子・トランジ
スタ間にシャント抵抗142を介装して設ける。電動機
68に加えられた駆動電流は、このシャント抵抗142
により発生する電圧降下として電圧検出回路144によ
り検出し、電圧検出回路144を介して制御部114に
入力される。なお、電動機68を一方向に回転させる場
合は、トランジスタ132A・136Bをドライバー1
32A・134Bを介して駆動する。電動機68を他方
向に回転させる場合は、トランジスタ132B・136
Aをドライバー130B・134Aを介して駆動する。
【0050】前記制御部114は、この検出手段140
の検出する駆動電流値の変化より、クラッチ機構48の
係合される時期を判断すべく処理する。つまり、制御部
114は、電動機68に駆動電流を流しておいてクラッ
チ機構48が係合して出力軸24に伝達される電動機6
8の駆動力が増大することにより増加する駆動電流値の
変化を検出手段140により検出するとともにこの駆動
電流値の変化点における入力軸22と出力軸24との変
位量をステアリングセンサ76により検出し、検出手段
140の検出する駆動電流値の変化及びこの駆動電流値
の変化点におけるステアリングセンサ76の検出する変
位量よりクラッチ機構48の係合される時期を判断すべ
く処理する。
の検出する駆動電流値の変化より、クラッチ機構48の
係合される時期を判断すべく処理する。つまり、制御部
114は、電動機68に駆動電流を流しておいてクラッ
チ機構48が係合して出力軸24に伝達される電動機6
8の駆動力が増大することにより増加する駆動電流値の
変化を検出手段140により検出するとともにこの駆動
電流値の変化点における入力軸22と出力軸24との変
位量をステアリングセンサ76により検出し、検出手段
140の検出する駆動電流値の変化及びこの駆動電流値
の変化点におけるステアリングセンサ76の検出する変
位量よりクラッチ機構48の係合される時期を判断すべ
く処理する。
【0051】制御部114は、車両2のシステム起動直
後、例えば内燃機関(図示せず)イグニションスイッチ
122がオンされた直後に、図4に示す如く、電動機6
8に微小の駆動電流を流しておく。制御部114は、電
動機68によるアシスト開始の時期を、図3のクラッチ
機構48が係合する最大変位量(MAX)に設定しお
く。ステアリングホイール8の操作により検出手段14
0の検出する駆動電流値は、クラッチ機構48が係合さ
れる変位量になるまで一定となっている。
後、例えば内燃機関(図示せず)イグニションスイッチ
122がオンされた直後に、図4に示す如く、電動機6
8に微小の駆動電流を流しておく。制御部114は、電
動機68によるアシスト開始の時期を、図3のクラッチ
機構48が係合する最大変位量(MAX)に設定しお
く。ステアリングホイール8の操作により検出手段14
0の検出する駆動電流値は、クラッチ機構48が係合さ
れる変位量になるまで一定となっている。
【0052】クラッチ機構48は、変位量が係合される
変位量に達すると、係合が開始されることにより、電動
機68の駆動力が出力軸24に伝達され初め、ついで完
全に係合することにより出力軸24に伝達される駆動力
が増大することになる。これにより、検出手段140の
検出する駆動電流値は、微小の駆動電流値が急激に増加
する。制御部114は、この駆動電流値が急激に増加す
る変化点の変位量をステアリングセンサ76により検出
し、クラッチ機構48が係合する時期の変位量として判
断し処理する。
変位量に達すると、係合が開始されることにより、電動
機68の駆動力が出力軸24に伝達され初め、ついで完
全に係合することにより出力軸24に伝達される駆動力
が増大することになる。これにより、検出手段140の
検出する駆動電流値は、微小の駆動電流値が急激に増加
する。制御部114は、この駆動電流値が急激に増加す
る変化点の変位量をステアリングセンサ76により検出
し、クラッチ機構48が係合する時期の変位量として判
断し処理する。
【0053】また、電動パワーステアリング制御装置2
0は、前記の如く、検出手段140の検出する駆動電流
値の変化及びこの駆動電流値の変化点におけるステアリ
ングセンサ76の検出する変位量よりクラッチ機構48
の係合される時期を判断すべく処理するとともに、図1
・図3に示す如く、この判断されたクラッチ機構48の
係合される時期が存する変位量の領域に応じてステアリ
ングホイール8の操作力をアシストすべく電動機68の
駆動力を制御するものである。
0は、前記の如く、検出手段140の検出する駆動電流
値の変化及びこの駆動電流値の変化点におけるステアリ
ングセンサ76の検出する変位量よりクラッチ機構48
の係合される時期を判断すべく処理するとともに、図1
・図3に示す如く、この判断されたクラッチ機構48の
係合される時期が存する変位量の領域に応じてステアリ
ングホイール8の操作力をアシストすべく電動機68の
駆動力を制御するものである。
【0054】次に作用を説明する。
【0055】電動パワーステアリング制御装置20は、
制御部114によつて、ステアリング8が操作された際
に、ステアリングセンサ76の検出する入力軸22と出
力軸24との変位量及び変位方向に基づいてアシスト量
及びアシスト方向を決定し、入力軸22と出力軸24と
の変位量が設定値を越えることにより係合されたクラッ
チ機構48を介して電動機68の駆動力を出力軸24に
伝達させ、ステアリングホイール8の操作力をアシスト
すべく電動機68の駆動力を制御する。
制御部114によつて、ステアリング8が操作された際
に、ステアリングセンサ76の検出する入力軸22と出
力軸24との変位量及び変位方向に基づいてアシスト量
及びアシスト方向を決定し、入力軸22と出力軸24と
の変位量が設定値を越えることにより係合されたクラッ
チ機構48を介して電動機68の駆動力を出力軸24に
伝達させ、ステアリングホイール8の操作力をアシスト
すべく電動機68の駆動力を制御する。
【0056】また、アシスト量及びアシスト方向は、ス
テアリングセンサ76の検出信号のみならず、車速セン
サの118の検出信号や、さらにはイグニションコイル
116からの点火信号によるエンジン回転数を加味して
決定される。
テアリングセンサ76の検出信号のみならず、車速セン
サの118の検出信号や、さらにはイグニションコイル
116からの点火信号によるエンジン回転数を加味して
決定される。
【0057】この電動パワーステアリング制御装置20
は、制御部114によって、図1に示す如く、車両2の
システム起動時に、例えば内燃機関を始動すべくイグニ
ションスイッチ122をオン(ステップ200)する
と、図4に示す如く、電動機68に微小の駆動電流を流
して電動機68を微小出力で駆動する(ステップ20
2)。
は、制御部114によって、図1に示す如く、車両2の
システム起動時に、例えば内燃機関を始動すべくイグニ
ションスイッチ122をオン(ステップ200)する
と、図4に示す如く、電動機68に微小の駆動電流を流
して電動機68を微小出力で駆動する(ステップ20
2)。
【0058】ステアリングホイール8の操作により変位
量が増大し、クラッチ機構48が係合される変位量に達
すると、出力軸24に伝達される駆動力が増大すること
により、検出手段140の検出する駆動電流値が急激に
増加して変化する。制御部114は、この駆動電流値が
急激に増加する変化点の変位量をステアリングセンサ7
6により検出し、クラッチ機構48が係合する時期の変
位量として判断し処理する(ステップ204)。
量が増大し、クラッチ機構48が係合される変位量に達
すると、出力軸24に伝達される駆動力が増大すること
により、検出手段140の検出する駆動電流値が急激に
増加して変化する。制御部114は、この駆動電流値が
急激に増加する変化点の変位量をステアリングセンサ7
6により検出し、クラッチ機構48が係合する時期の変
位量として判断し処理する(ステップ204)。
【0059】ついで、判断されたクラッチ機構48の係
合される時期が存する変位量の領域に応じて、ステアリ
ングホイール8の操作力をアシストすべく電動機68の
駆動力を制御する。即ち、クラッチ機構48は、機械的
な精度及び摩耗等により係合する変位量にずれを生じる
ことがある。そこで、クラッチ機構48の係合される時
期の変位量が、図3の変化率の切換点よりも小さい側の
変位量の領域(変化率の大きい領域)に存するか、切換
点の変位量(設計基準値)の位置に存するか、切換点よ
りも大きい側の変位量の領域(変化率の小さい領域)に
存するか、を判断する(ステップ206)。
合される時期が存する変位量の領域に応じて、ステアリ
ングホイール8の操作力をアシストすべく電動機68の
駆動力を制御する。即ち、クラッチ機構48は、機械的
な精度及び摩耗等により係合する変位量にずれを生じる
ことがある。そこで、クラッチ機構48の係合される時
期の変位量が、図3の変化率の切換点よりも小さい側の
変位量の領域(変化率の大きい領域)に存するか、切換
点の変位量(設計基準値)の位置に存するか、切換点よ
りも大きい側の変位量の領域(変化率の小さい領域)に
存するか、を判断する(ステップ206)。
【0060】この判断(ステップ206)において、ク
ラッチ機構48の係合される時期の変位量が切換点より
も小さい側の変位量の領域(変化率の大きい領域)に存
する場合は、図3のaに示すようにアシストすべく電動
機68を制御(ステップ208)し、リターンする。こ
のときのアシストは、クラッチ機構48の係合される時
期の変位量においてアシストを開始し、変位量の変化率
の大きい領域においてはアシスト量を小さく設定し、切
換点を越えて変位量の変化率の小さい領域に入るとアシ
スト量を大きく設定する。
ラッチ機構48の係合される時期の変位量が切換点より
も小さい側の変位量の領域(変化率の大きい領域)に存
する場合は、図3のaに示すようにアシストすべく電動
機68を制御(ステップ208)し、リターンする。こ
のときのアシストは、クラッチ機構48の係合される時
期の変位量においてアシストを開始し、変位量の変化率
の大きい領域においてはアシスト量を小さく設定し、切
換点を越えて変位量の変化率の小さい領域に入るとアシ
スト量を大きく設定する。
【0061】前記判断(ステップ206)において、ク
ラッチ機構48の係合される時期の変位量が切換点の位
置に存する場合は、図3のcに示すようにアシストすべ
く電動機68を制御(ステップ210)し、リターンす
る。このときのアシストは、変位量の変化率の切換点か
らアシストを開始し、基準的なアシスト量に設定する。
ラッチ機構48の係合される時期の変位量が切換点の位
置に存する場合は、図3のcに示すようにアシストすべ
く電動機68を制御(ステップ210)し、リターンす
る。このときのアシストは、変位量の変化率の切換点か
らアシストを開始し、基準的なアシスト量に設定する。
【0062】前記判断(ステップ206)において、ク
ラッチ機構48の係合される時期の変位量が切換点より
も大きい側の変位量の領域(変化率の小さい領域)に存
する場合は、図3のbに示すようにアシストすべく電動
機68を制御(ステップ212)し、リターンする。こ
のときのアシストは、クラッチ機構48の係合される時
期の変位量においてアシストを開始し、前記ステップ2
10の基準的なアシスト量よりも立ち上がりの大きなア
シスト量に設定する。
ラッチ機構48の係合される時期の変位量が切換点より
も大きい側の変位量の領域(変化率の小さい領域)に存
する場合は、図3のbに示すようにアシストすべく電動
機68を制御(ステップ212)し、リターンする。こ
のときのアシストは、クラッチ機構48の係合される時
期の変位量においてアシストを開始し、前記ステップ2
10の基準的なアシスト量よりも立ち上がりの大きなア
シスト量に設定する。
【0063】これにより、この電動パワーステアリング
制御装置20は、図5に実線で示す如く如く、クラッチ
機構48の係合される時期から出力軸24に電動機68
の駆動力を滑らかに伝達させることができる。
制御装置20は、図5に実線で示す如く如く、クラッチ
機構48の係合される時期から出力軸24に電動機68
の駆動力を滑らかに伝達させることができる。
【0064】このように、この電動パワーステアリング
制御装置20は、入力軸22と出力軸24との間に介装
して設けた弾性体40及び副弾性体138の各弾性率を
適正に設定することにより、電動機68によりアシスト
し得る変位量の領域を広くすることができ、制御系の安
定性を向上することができる。
制御装置20は、入力軸22と出力軸24との間に介装
して設けた弾性体40及び副弾性体138の各弾性率を
適正に設定することにより、電動機68によりアシスト
し得る変位量の領域を広くすることができ、制御系の安
定性を向上することができる。
【0065】また、この電動パワーステアリング制御装
置20は、制御部114によって、電動機68に駆動電
流を流しておいてクラッチ機構48が係合して出力軸2
4に伝達される電動機68の駆動力が増大することによ
り増加する駆動電流値の変化を検出手段140により検
出するとともにこの駆動電流値の変化点における入力軸
22と出力軸24との変位量をステアリングセンサ76
により検出し、検出手段140の検出する駆動電流値の
変化及びこの駆動電流値の変化点におけるステアリング
センサ76の検出する変位量よりクラッチ機構48の係
合される時期を判断すべく処理することにより、クラッ
チ機構48の係合する時期を適切に検出することがで
き、電動機68によりアシストし得る変位量の領域を広
くすることができることと相俟って、クラッチ機構48
の係合する時期の検出精度を向上することができる。
置20は、制御部114によって、電動機68に駆動電
流を流しておいてクラッチ機構48が係合して出力軸2
4に伝達される電動機68の駆動力が増大することによ
り増加する駆動電流値の変化を検出手段140により検
出するとともにこの駆動電流値の変化点における入力軸
22と出力軸24との変位量をステアリングセンサ76
により検出し、検出手段140の検出する駆動電流値の
変化及びこの駆動電流値の変化点におけるステアリング
センサ76の検出する変位量よりクラッチ機構48の係
合される時期を判断すべく処理することにより、クラッ
チ機構48の係合する時期を適切に検出することがで
き、電動機68によりアシストし得る変位量の領域を広
くすることができることと相俟って、クラッチ機構48
の係合する時期の検出精度を向上することができる。
【0066】さらに、この電動パワーステアリング制御
装置20は、制御部114によって、検出手段140の
検出する駆動電流値の変化及びこの駆動電流値の変化点
におけるステアリングセンサ76の検出する変位量より
クラッチ機構48の係合される時期を判断すべく処理す
るとともに判断されたクラッチ機構48の係合される時
期が存する変位量の領域に応じてステアリングホイール
8の操作力をアシストすべく電動機68の駆動力を制御
することにより、クラッチ機構48の結合する時期のず
れに対応してアシストすることができ、操作感を向上す
ることができる。
装置20は、制御部114によって、検出手段140の
検出する駆動電流値の変化及びこの駆動電流値の変化点
におけるステアリングセンサ76の検出する変位量より
クラッチ機構48の係合される時期を判断すべく処理す
るとともに判断されたクラッチ機構48の係合される時
期が存する変位量の領域に応じてステアリングホイール
8の操作力をアシストすべく電動機68の駆動力を制御
することにより、クラッチ機構48の結合する時期のず
れに対応してアシストすることができ、操作感を向上す
ることができる。
【0067】
【発明の効果】このように、この発明によれば、この電
動パワーステアリング制御装置は、入力軸と出力軸との
間に介装して設けた弾性体及び副弾性体の各弾性率を適
正に設定することにより、電動機によりアシストし得る
変位量の領域を広くすることができ、制御系の安定性を
向上することができる。
動パワーステアリング制御装置は、入力軸と出力軸との
間に介装して設けた弾性体及び副弾性体の各弾性率を適
正に設定することにより、電動機によりアシストし得る
変位量の領域を広くすることができ、制御系の安定性を
向上することができる。
【0068】また、この電動パワーステアリング制御装
置は、制御部によって、電動機に駆動電流を流しておい
てクラッチ機構が係合して出力軸に伝達される電動機の
駆動力が増大することにより増加する駆動電流値の変化
を検出手段により検出するとともにこの駆動電流値の変
化点における入力軸と出力軸との変位量をステアリング
センサにより検出し、検出手段の検出する駆動電流値の
変化及びこの駆動電流値の変化点におけるステアリング
センサの検出する変位量よりクラッチ機構の係合される
時期を判断すべく処理することにより、クラッチ機構の
係合する時期を適切に検出することができ、電動機によ
りアシストし得る変位量の領域を広くすることができる
ことと相俟って、クラッチ機構の係合する時期の検出精
度を向上することができる。
置は、制御部によって、電動機に駆動電流を流しておい
てクラッチ機構が係合して出力軸に伝達される電動機の
駆動力が増大することにより増加する駆動電流値の変化
を検出手段により検出するとともにこの駆動電流値の変
化点における入力軸と出力軸との変位量をステアリング
センサにより検出し、検出手段の検出する駆動電流値の
変化及びこの駆動電流値の変化点におけるステアリング
センサの検出する変位量よりクラッチ機構の係合される
時期を判断すべく処理することにより、クラッチ機構の
係合する時期を適切に検出することができ、電動機によ
りアシストし得る変位量の領域を広くすることができる
ことと相俟って、クラッチ機構の係合する時期の検出精
度を向上することができる。
【0069】さらに、この電動パワーステアリング制御
装置は、制御部によって、検出手段の検出する駆動電流
値の変化及びこの駆動電流値の変化点におけるステアリ
ングセンサの検出する変位量よりクラッチ機構の係合さ
れる時期を判断すべく処理するとともに判断されたクラ
ッチ機構の係合される時期が存する変位量の領域に応じ
てステアリングホイールの操作力をアシストすべく電動
機の駆動力を制御することにより、クラッチ機構の結合
する時期のずれに対応してアシストすることができ、操
作感を向上することができる。
装置は、制御部によって、検出手段の検出する駆動電流
値の変化及びこの駆動電流値の変化点におけるステアリ
ングセンサの検出する変位量よりクラッチ機構の係合さ
れる時期を判断すべく処理するとともに判断されたクラ
ッチ機構の係合される時期が存する変位量の領域に応じ
てステアリングホイールの操作力をアシストすべく電動
機の駆動力を制御することにより、クラッチ機構の結合
する時期のずれに対応してアシストすることができ、操
作感を向上することができる。
【図1】電動パワーステアリング制御装置の実施例を示
す制御部による制御のフローチャートである。
す制御部による制御のフローチャートである。
【図2】検出手段の回路構成図である。
【図3】操舵トルクに対する変位量の変化とクラッチ機
構の係合する時期によるアシストの変化とのタイミング
チャートである。
構の係合する時期によるアシストの変化とのタイミング
チャートである。
【図4】変位量に対する電動機駆動力と出力軸に伝達さ
れる駆動力と電動機電流とのタイミングチャートであ
る。
れる駆動力と電動機電流とのタイミングチャートであ
る。
【図5】操舵トルクに対する電動機駆動力と出力軸に伝
達される駆動力とのタイミングチャートである。
達される駆動力とのタイミングチャートである。
【図6】制御部の回路構成図である。
【図7】車両に搭載された電動パワーステアリング制御
装置の概略構成図である。
装置の概略構成図である。
【図8】ステアリングホイール中立位置におけるステア
リングセンサの動作を説明する概略構成図である。
リングセンサの動作を説明する概略構成図である。
【図9】ステアリングホイール左回転操作時におけるス
テアリングセンサの動作を説明する概略構成図である。
テアリングセンサの動作を説明する概略構成図である。
【図10】ステアリングホイール右回転操作時における
ステアリングセンサの動作を説明する概略構成図であ
る。
ステアリングセンサの動作を説明する概略構成図であ
る。
【図11】電動パワーステアリング制御装置の要部拡大
断面図である。
断面図である。
【図12】図11のXII−XII線による断面図であ
る。
る。
【図13】図11のXIII−XIII線による断面図
である。
である。
【図14】図12の矢印A部位におけるクラッチ機構が
離脱されている状態の拡大断面図である。
離脱されている状態の拡大断面図である。
【図15】図12の矢印A部位におけるクラッチ機構が
係合されている状態の拡大断面図である。
係合されている状態の拡大断面図である。
【図16】(a)は、従来技術を説明する操舵トルクに
対する入力軸と出力軸との変位量の関係を示す図であ
る。(b)は、従来技術を説明する操舵トルクに対する
電動機のアシスト量の関係を示す図である。
対する入力軸と出力軸との変位量の関係を示す図であ
る。(b)は、従来技術を説明する操舵トルクに対する
電動機のアシスト量の関係を示す図である。
2 車両 4 前輪 6 後輪 8 ステアリングホイール 10 ステアリングコラム 12 ステアリングギヤ 18 タイロッド 20 電動パワーステアリング制御装置 22 入力軸 24 出力軸 34 大径部 40 弾性体 46 連結ピン 48 クラッチ機構 50 内側保持器 52 外側保持器 54 ウォームホイール 56 転動体 58 バネ 68 電動機 70 電動機軸 74 ウォームギヤ 76 ステアリングセンサ 78 センサ本体 80 センサ軸部 82 板部材 84 センシング部 86 第1スライダ 88 周溝 90 第2スライダ 94 案内溝 96 案内軸 98 突縁部 100 ボール穴 102 ボール 104 センシング溝 106 カバー 110 リテーナ 112 センシングバネ 114 制御部 116 イグニションコイル 118 車速センサ 120 ジェネレータ 122 イグニションスイッチ 124 バッテリ 126 ヒューズ 128 電動機駆動回路 138 副弾性体 140 検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−269610(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 5/04 B62D 6/00
Claims (2)
- 【請求項1】 車両のステアリングホイールに接続され
る入力軸とステアリングギヤに接続される出力軸とを弾
性体を介して相対回転可能に軸支して設け、前記入力軸
と前記出力軸との相対回転による変位量が設定値以下で
あると前記出力軸に対して離脱されるとともに前記入力
軸と前記出力軸との相対回転による変位量が設定値を越
えると前記出力軸に係合されるクラッチ機構を設け、こ
のクラッチ機構により前記出力軸への駆動力の伝達を断
続される電動機を設け、前記入力軸と前記出力軸との相
対回転による変位量及び変位方向を検出するステアリン
グセンサを設け、このステアリングセンサの検出信号に
基づいて前記電動機の駆動力を前記クラッチ機構を介し
て前記出力軸に伝達することにより前記ステアリングホ
イールの操作力をアシストする電動パワーステアリング
制御装置において、前記入力軸と前記出力軸との相対回
転による変位量の変化率を切換えるべく前記入力軸と前
記出力軸との間に前記弾性体と別異の副弾性体を介装し
て設け、前記電動機の駆動電流値を検出する検出手段を
設け、前記電動機に駆動電流を流しておいて前記クラッ
チ機構が係合して前記出力軸に伝達される電動機の駆動
力が増大することにより増加する駆動電流値の変化を前
記検出手段により検出するとともにこの駆動電流値の変
化点における前記入力軸と出力軸との変位量を前記ステ
アリングセンサにより検出し、前記検出手段の検出する
駆動電流値の変化及びこの駆動電流値の変化点における
前記ステアリングセンサの検出する変位量より前記クラ
ッチ機構の係合される時期を判断すべく処理する制御手
段を設けたことを特徴とする電動パワーステアリング制
御装置。 - 【請求項2】 車両のステアリングホイールに接続され
る入力軸とステアリングギヤに接続される出力軸とを弾
性体を介して相対回転可能に軸支して設け、前記入力軸
と前記出力軸との相対回転による変位量が設定値以下で
あると前記出力軸に対して離脱されるとともに前記入力
軸と前記出力軸との相対回転による変位量が設定値を越
えると前記出力軸に係合されるクラッチ機構を設け、こ
のクラッチ機構により前記出力軸への駆動力の伝達を断
続される電動機を設け、前記入力軸と前記出力軸との相
対回転による変位量及び変位方向を検出するステアリン
グセンサを設け、このステアリングセンサの検出信号に
基づいて前記電動機の駆動力を前記クラッチ機構を介し
て前記出力軸に伝達することにより前記ステアリングホ
イールの操作力をアシストする電動パワーステアリング
制御装置において、前記入力軸と前記出力軸との相対回
転による変位量の変化率を切換えるべく前記入力軸と前
記出力軸との間に前記弾性体と別異の副弾性体を介装し
て設け、前記電動機の駆動電流値を検出する検出手段を
設け、前記電動機に駆動電流を流しておいて前記クラッ
チ機構が係合して前記出力軸に伝達される電動機の駆動
力が増大することにより増加する駆動電流値の変化を前
記検出手段により検出するとともにこの駆動電流値の変
化点における前記入力軸と出力軸との変位量を前記ステ
アリングセンサにより検出し、前記検出手段の検出する
駆動電流値の変化及びこの駆動電流値の変化点における
前記ステアリングセンサの検出する変位量より前記クラ
ッチ機構の係合される時期を判断すべく処理するととも
に判断されたクラッチ機構の係合される時期が存する変
位量の領域に応じて前記ステアリングホイールの操作力
をアシストすべく前記電動機の駆動力を制御する制御手
段を設けたことを特徴とする電動パワーステアリング制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8545194A JP3295224B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 電動パワーステアリング制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8545194A JP3295224B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 電動パワーステアリング制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07267113A JPH07267113A (ja) | 1995-10-17 |
JP3295224B2 true JP3295224B2 (ja) | 2002-06-24 |
Family
ID=13859254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8545194A Expired - Fee Related JP3295224B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 電動パワーステアリング制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3295224B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5011875B2 (ja) * | 2006-06-07 | 2012-08-29 | 日本精工株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP8545194A patent/JP3295224B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07267113A (ja) | 1995-10-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1291264A2 (en) | Apparatus and method for detecting absolute position | |
EP0775624A2 (en) | Steering system for automobile | |
EP1607303A2 (en) | Vehicle steering apparatus | |
JP2008137492A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP4007200B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP3295224B2 (ja) | 電動パワーステアリング制御装置 | |
JPS6320266A (ja) | モ−タ駆動式パワ−ステアリング制御装置 | |
JP3184855B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2001219816A (ja) | 電動式パワーステアリング装置におけるステアリングロック装置 | |
JP3184856B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JPH0672349A (ja) | パワーステアリング制御装置 | |
JPH11278289A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP3891275B2 (ja) | パワーステアリング装置 | |
JP3801848B2 (ja) | 電動式パワーステアリング装置 | |
JPH07102816B2 (ja) | モータ駆動式パワーステアリング制御装置 | |
JPH06183356A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP4835148B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2007196831A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP4442047B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JPH02220969A (ja) | 電動式動力舵取装置 | |
JPH07267108A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2004224234A (ja) | 車両用操舵装置 | |
JP3269911B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2006088848A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JPH0995247A (ja) | 電動パワーステアリング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |