JP3294795B2 - 溝ブロック用蓋受枠 - Google Patents

溝ブロック用蓋受枠

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JP3294795B2
JP3294795B2 JP00180798A JP180798A JP3294795B2 JP 3294795 B2 JP3294795 B2 JP 3294795B2 JP 00180798 A JP00180798 A JP 00180798A JP 180798 A JP180798 A JP 180798A JP 3294795 B2 JP3294795 B2 JP 3294795B2
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栄三 戸田
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新和コンクリート工業株式会社
株式会社淀川製鋼所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート製の
溝ブロックに一体に埋め込まれる金属製の蓋受枠に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンクリート製溝ブロックの天壁の開口
部に溝蓋(グレーチング)を載置する際の受け材として
使用される金属製の蓋受枠が、溝ブロックのコンクリー
ト成形と同時に一体に埋め込まれるという技術は、例え
ば、特開平7−292756号公報(特許第25404
49号)に公知である。これは、図9に示すように、開
口部17を有する天壁18と、この天壁18の左右両側
端から下方へ連設された左右の側壁19,19とを有す
る断面門形に形成されたコンクリート製の溝ブロック1
3を対象とする一方、蓋受枠1は、天壁18と側壁19
の交わる出隅コーナに一体化される左右のコーナーアン
グル2,2と、各コーナーアングル2の長手方向中間部
に形成されて前記開口部17内に一体化される左右の断
面L形の溝蓋受け部3,3と、左右のコーナーアングル
2,2同士を連結して天壁18内に埋設される連結部材
6とからなる。
【0003】このような溝ブロック13をコンクリート
成形するには、図10に示すように逆U字形の内型14
と外型15からなる型枠16を使用し、予め連結部材6
で連結された左右のコーナーアングル2,2を、上下逆
さま状態にして外型15内の底側にセットし、コンクリ
ートを内型14と外型15の間に流し込むことにより行
われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように溝
ブロック13をコンクリート成形する場合は、左右の溝
蓋受け部3,3同士間に形成される溝蓋収容空間部S内
に、コンクリートが流れ込むことのないように型枠16
を組み立てる必要がある。そのために、溝蓋収容空間部
Sの前後両端の開口端面(図9中、仮想斜線Fで示す部
分)をそれぞれ閉塞するための仕切り板21を用意し、
これを溝蓋受け部3,3の前後両端にそれぞれ隙間なく
密着接合するよう型枠16に組み込まなければならない
が、こうした仕切り板21の組み込み作業は煩わしい手
間を要するのであった。
【0005】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであって、型枠への仕切り板の組み込み作業を省
略できて型枠の組み立ての簡略化を図ることができる溝
ブロック用蓋受枠を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンクリート
製の溝ブロックに一体に埋め込み成形される金属製の蓋
受枠であって、溝ブロックは、開口部を有する天壁と、
この天壁の左右両側端から下方へ連設された左右の側壁
とを有する断面門形に形成してあり、蓋受枠は、天壁と
側壁の交わる出隅コーナに一体に埋め込み成形される左
右のコーナーアングルと、各コーナーアングルの前後長
手方向中間部に一体に形成されて前記開口部内に一体
埋め込み成形される左右の溝蓋受け部と、左右の溝蓋受
け部の前後方向両端に、左右の溝蓋受け部同士間に形成
される溝蓋収容空間部の前後両端の開口端面をそれぞれ
閉塞するよう溶接固定された前後の仕切り板とからなる
ことを特徴とするものである。上記溝ブロックは、天壁
と側壁の交わる入り隅コーナに、断面三角形の隅肉部を
前後方向に一体に形成し、この場合、上記仕切り板は前
記隅肉部の断面三角形状に対応する三角片を備える形に
形成する。
【0007】
【作用】溝蓋受け部同士間に形成される溝蓋収容空間部
の前後両端の開口端面をそれぞれ閉塞するための前後の
仕切り板は、左右の溝蓋受け部の前後両端にそれぞれ溶
接固定しておくので、コンクリート型枠を組み立てる作
業が簡単に行える。前後の仕切り板によって、コンクリ
ート打設時にコンクリートが左右の溝蓋受け部同士間の
溝蓋収容空間部内に流れ込むことがない。前後の仕切り
板によって、溝蓋受け部同士の平行度が保持されている
ので、型枠の組み立て時やコンクリート打設時に溝蓋受
け部同士の平行度が狂うことがない。溝ブロックを側溝
等に敷設後、溝蓋を溝蓋受け部に落とし込み載置する
時、溝蓋が天壁を形成するコンクリートと触れるのを仕
切り板によって防止されるので、溝蓋に防錆用の亜鉛メ
ッキが施されている場合もこのメッキがコンクリートで
剥がされるようなことがない。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1ないし図
7に基づき説明する。図1及び図2に示すように、この
実施例の金属製の蓋受枠1は、互いに平行な左右のコー
ナーアングル2,2と、各コーナーアングル2の前後長
手方向の中間部に溶接固定された左右の断面L形の溝蓋
受け部3,3と、左右の溝蓋受け部3,3の前後両端
に、左右の溝蓋受け部3,3同士間に形成される溝蓋収
容空間部Sの前後両端の開口端面をそれぞれ閉塞するよ
う溶接固定された前後の仕切り板4,4とからなる。図
3に示すように、各仕切り板4の溝蓋受け部3,3間か
ら下方へ臨む下端縁4aの左右端には三角片5,5を設
けている。左右のコーナーアングル2,2の前後方向の
一端寄り部同士及び他端寄り部同士はそれぞれ丸棒鋼等
からなる連結部材6で連結されている。コーナーアング
ル2と溝蓋受け部3の接合部の裏面側には、図3に示す
ように補強アングル7を溶接固定している。溝蓋受け部
3には、図7に示す溝蓋8を取り付ける時に使用する取
付穴9を設けてあり、溝蓋受け部3の裏面側に袋状の裏
ナット10をこの雌ねじ穴が取付穴9と連通するよう溶
接固定されている。図3及び図4に示すように、各コー
ナーアングル2の裏面の数カ所にはアンカー部材11が
取り付けられ、また溝蓋受け部3の裏面の数カ所にもア
ンカー部材12が取り付けられている。
【0009】このように組み立てられた蓋受枠1を用い
て溝ブロック13をコンクリート成形するには、図5及
び図6に示すように、蓋受枠1を上下逆さま状態にして
U字形の内型14と外型15からなる型枠16内にセッ
トし、しかる後、型枠16内にコンクリートを流し込
む。このコンクリート打設時には、左右の溝蓋受け部
3,3の前後両端に仕切り板4,4が溶接固定されてい
るので、コンクリートが左右の溝蓋受け部3,3同士間
の溝蓋収容空間部S内に流れ込むことがない。コンクリ
ートの固化後、型枠16を外すと、蓋受枠1が一体に埋
め込まれた溝ブロック13を得ることができる。
【0010】こうして製造された溝ブロック13は、図
1及び図5に示すように、開口部17を有する天壁18
と、この天壁18の左右両側端から下方へ連設された左
右の側壁19,19とを有する断面門形に形成され、か
つ天壁18と側壁19の交わる入り隅コーナに、断面三
角形の隅肉部20が前後方向に一体に形成される。一
方、蓋受枠1の左右のコーナーアングル2,2は天壁1
8と側壁19の交わる出隅コーナに接合一体化され、左
右の溝蓋受け部3,3は開口部17内に接合一体化され
る。仕切り板4,4は溝蓋受け部3,3同士間の溝蓋収
容空間部Sに臨む天壁18の開口端面に接合一体化され
る。連結部材6は天壁18内に埋め込まれる。
【0011】溝ブロック13は、天壁18と側壁19の
交わる入り隅コーナに断面三角形の隅肉部20をつける
ことで補強されるので、天壁18と側壁19の交わる入
り隅コーナを直角に形成する溝ブロック13に比較し
て、天壁18の厚みを薄くでき、それだけコンクリート
使用量を減少できる。このような断面形状の入り隅コー
ナを持つ溝ブロック13においても、三角片5を備える
仕切り板4を溝蓋受け部3の端に溶接固定しておくこと
により、コンクリート打設時にコンクリートが溝蓋受け
部3,3同士間の溝蓋収容空間部S内に流れ込むことの
ないよう溝ブロック13を成形できる。
【0012】溝ブロック13は天壁18と側壁19の交
わる入り隅コーナを図8に示すように天壁18の下面を
山形に形成する場合は上記三角片5はこの山形に対応し
た形状5aに変更するものとする。上記実施例では、溝
蓋受け部3はコーナーアングル2とは別体に構成し、こ
れをコーナーアングル2に溶接固定してあるが、溝蓋受
け部3はコーナーアングル2に一体に曲げ加工して形成
することもできる。
【0013】
【発明の効果】本発明の溝ブロック用蓋受枠によれば、
左右の溝蓋受け部の前後両端に仕切り板を溶接固定して
あるので、型枠への仕切り板の組み込み作業を省略でき
て型枠の組み立てを簡単かつ能率よく行うことができ
る。前後の仕切り板によって、型枠の組み立て時やコン
クリート打設時に溝蓋受け部同士の平行度が狂うのを防
止でき、この上に溝蓋を安定よく載置することができ
る。溝蓋を溝蓋受け部に落とし込み載置する時、溝蓋が
天壁を形成するコンクリートと触れるのを仕切り板によ
って防止されるので、溝蓋に施されている防錆用の亜鉛
メッキがコンクリートで剥がされるようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す溝ブロック用蓋受枠の
斜視図である。
【図2】図1の溝ブロック用蓋受枠の平面図である。
【図3】図2におけるA−A線拡大断面図である。
【図4】図2におけるB−B線拡大断面図である。
【図5】溝ブロックのコンクリート成形状態を示す天壁
及び側壁の断面図である。
【図6】溝ブロックのコンクリート成形状態を示す溝蓋
収容空間部及び側壁の断面図である。
【図7】蓋受枠が一体化された溝ブロックの断面図であ
る。
【図8】他の実施例を図6に相応して示す断面図であ
る。
【図9】従来例の溝ブロック用蓋受枠の斜視図である。
【図10】図9の溝ブロックのコンクリート成形状態を
示す溝蓋収容空間部及び側壁の断面図である。
【符号の説明】
1 蓋受枠 2 コーナーアングル 3 溝蓋受け部 4 仕切り板 5 三角片 13 溝ブロック 17 開口部 18 天壁 19 側壁 20 隅肉部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03F 5/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート製の溝ブロックに一体に埋
    め込み成形される金属製の蓋受枠であって、 溝ブロックは、開口部を有する天壁と、この天壁の左右
    両側端から下方へ連設された左右の側壁とを有する断面
    門形に形成してあり、蓋受枠は、前記天壁と側壁の交わ
    る出隅コーナに一体に埋め込み成形される左右のコーナ
    ーアングルと、各コーナーアングルの前後長手方向中間
    部に一体に形成されて前記開口部内に一体に埋め込み成
    される左右の溝蓋受け部と、左右の溝蓋受け部の前後
    方向両端に、左右の溝蓋受け部同士間に形成される溝蓋
    収容空間部の前後両端の開口端面をそれぞれ閉塞するよ
    う溶接固定された前後の仕切り板とからなり、 前記溝ブロックが、天壁と側壁の交わる入り隅コーナ
    に、断面三角形の隅肉部を前後方向に一体に形成してあ
    り、前記仕切り板が前記隅肉部の断面三角形状に対応す
    る三角片を備える形に形成されてい ることを特徴とする
    溝ブロック用蓋受枠。
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