JP3294631B2 - ワイヤ放電加工機のワイヤ案内装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工機のワイヤ案内装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回収側ガイド孔を通過
したワイヤ電極の進路を回収機構方向に変更するガイド
ローラを備え、新たに挿入されるワイヤ電極の先端を自
動的に回収機構に導くワイヤ放電加工機のワイヤ案内装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、回収側ガイド孔を通過したワ
イヤ電極の進路を回収機構方向に変更するものとして、
ガイドローラが用いられている。そして、ワイヤ電極が
断線したときや、必要によりワイヤ電極を一旦切断した
ときのように、新たにワイヤ電極を回収機構にまで通す
場合には、特公昭62−19343号公報に記載されて
いるように、ガイドローラに応じて、ワイヤ電極案内溝
を設けている。そのワイヤ電極案内溝は、ワイヤ電極が
その進行方向を90度変更する位置で、ほぼ直角に折れ
曲がっており、その出口側は、ワイヤ電極入口に接続さ
れている。そして、ワイヤ電極入口を通ったワイヤ電極
は、ワイヤ電極誘導管等を介して回収機構に導かれるよ
うに構成されていた。
【0003】また、圧力流体流入口は、ワイヤ電極案内
溝がほぼ直角に折れ曲がっている位置に、ワイヤ電極入
口側に向かって開口形成されている。そして、新たなワ
イヤ電極の先端が、ワイヤ電極案内溝に挿入されると、
圧力流体流入孔から流体が噴出され、ワイヤ電極をガイ
ドローラに押圧して方向転換させながらワイヤ電極入口
側に押し出し、回収機構に自動的に誘導するように構成
されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のものでは、ワイヤ電極がワイヤ電極案内溝に挿
入されると、ワイヤ電極の先端がワイヤ電極案内溝に沿
って進む。そして、ワイヤ電極の先端が、ワイヤ電極案
内溝がほぼ直角に曲がっている位置に達すると、ワイヤ
電極の先端が圧力流体流入口に引っかかり、圧力流体流
入口から流体を噴出しても、ワイヤ電極の方向転換を滑
らかに行わせることができず、ワイヤ電極を確実に案内
することができない場合があるという問題があった。
【0005】また、小型化を図るために、ガイドローラ
の直径を小さくしてしまうと、圧力流体流入口から噴出
する流体により、ワイヤ電極をうまく曲率の小さなガイ
ドローラに押圧させることができず、ワイヤ電極案内溝
内で先端が引っかかるなど、ワイヤ電極の方向転換を滑
らかに行わせることができない場合があった。その為、
ガイドローラを小さくすることができず、装置を小型化
することができないという問題があった。
【0006】そこで本発明は上記の課題を解決すること
を目的とし、ワイヤ電極を滑らかに方向転換させ確実に
案内することができると共に、小型化を達成したワイヤ
放電加工機のワイヤ案内装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のワイヤ放電加工機のワイヤ案内装置は、供
給されるワイヤ電極を被加工物に向かって案内する供給
側ガイド孔が設けられた供給側ワイヤガイドと、該供給
側ワイヤガイドに対向して、前記被加工物を挟んで配置
され、前記ワイヤ電極を案内する回収側ガイド孔が設け
られた回収側ワイヤガイドと、前記ワイヤ電極を回収す
る回収機構に前記ワイヤ電極を導き、前記回収側ガイド
孔の中心を通る延長線と交差する延長線が中心を通る
入孔と、該導入孔及び前記回収側ガイド孔の間に設けら
れ、前記回収側ガイド孔を通過した前記ワイヤ電極がそ
の外周に接触し、前記ワイヤ電極を前記導入孔に導くガ
イドローラとを備え、更に前記回収側ワイヤガイドが固
定された下ガイド本体側に前記ワイヤ電極が接触する前
記ガイドローラの外周に沿って円弧状に形成された案内
溝と、新たに挿入される前記ワイヤ電極の先端が当接す
る前記案内溝の近傍に向かって、かつ、前記ワイヤ電極
の進行方向に向かって流体を噴出可能に開口した第1ノ
ズル孔と、前記案内溝を通過した前記ワイヤ電極の先端
に向かって、かつ、前記導入孔に向かって流体を噴出可
能に開口した第2ノズル孔と、前記第1ノズル孔及び第
2ノズル孔に流体を供給する流体供給手段とを備えてい
る。
【0008】
【作用】前記構成を有するワイヤ放電加工機のワイヤ案
内装置は、ワイヤ電極が断線したときや、必要によりワ
イヤ電極を一旦切断したときには、新たなワイヤ電極の
先端が、回収側ガイド孔に挿入される。それと共に、流
体供給手段が、第1ノズル孔及び第2ノズル孔に流体を
供給する。そして、ワイヤ電極は、ガイドローラに接触
すると共に、その先端は、案内溝に向かって進む。
【0009】また、第1ノズル孔が、新たに挿入された
ワイヤ電極の先端が当接する案内溝の近傍に向かって、
かつ、ワイヤ電極の進行方向に向かって流体を噴出す
る。これにより、ワイヤ電極は、ガイドローラ側に曲げ
られ、案内溝に沿って、進行方向に押し出される。
【0010】更に、第2ノズル孔が、案内溝を通過した
ワイヤ電極の先端に向かって、かつ、導入孔に向かって
流体を噴出しているので、ワイヤ電極が導入孔に導か
れ、その後、回収機構に導かれる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例であるワイヤ放電
加工機のワイヤ案内装置の断面図である。ワイヤ電極1
は、図示しないワイヤ供給機構により、供給側ワイヤガ
イド2に供給されるように構成されている。供給側ワイ
ヤガイド2には、ワイヤ電極1が挿通可能な供給側ガイ
ド孔4が設けられており、供給側ワイヤガイド2の先端
には、ワイヤ電極1が挿通されるダイスガイド6が固定
されている。
【0012】供給側ワイヤガイド2は、ジェットノズル
8及び加工ノズル9により覆われており、ワイヤ電極1
がジェットノズル8の噴射孔10及び加工ノズル9の透
孔11を通して下方に導き出されると共に、噴射孔10
からは、ワイヤ電極1の進行方向に向かって、加工液が
噴出されるように構成されている。また、加工ノズル9
の透孔11は、加工時に被加工物12の加工部に向けて
加工液を噴出させるように構成されている。
【0013】この供給側ワイヤガイド2の下方には、被
加工物12がワークテーブル13に固定されて配置され
ており、被加工物12とワイヤ電極1とは、相対的に移
動できるように構成されている。また、供給側ワイヤガ
イド2に対向して、被加工物12を挟んで、供給側ガイ
ド孔4と同軸上に、ワイヤ電極1が挿通可能な回収側ガ
イド孔14が設けられた回収側ワイヤガイド16が配置
されている。回収側ガイド孔14にも、その先端に、ワ
イヤ電極1が挿通されるダイスガイド18が固定されて
いる。
【0014】回収側ワイヤガイド16は、下ガイド本体
20にボルト22により固定されており、また、回収側
ワイヤガイド16は加工ノズル23により覆われてお
り、この加工ノズル23は、下ガイド本体20に螺着さ
れている。加工ノズル23には、ワイヤ電極1が挿通で
きる噴射孔24が、回収側ガイド孔14と同芯上に設け
られている。尚、加工ノズル23は、ロックナット25
により緩み止めが図られている。
【0015】この回収側ガイド孔14と同軸上に、ワイ
ヤ電極1が挿通可能な案内部材26が、下ガイド本体2
0に挿入されており、また、回収側ガイド孔14の延長
上に、貫通孔27が形成されている。この貫通孔27
は、下ガイド本体20の一部が切り欠かれ、その切欠3
1に開口形成されている。
【0016】前記下ガイド本体20は、絶縁板28を介
して、中空状の下アーム30に固定されている。また、
下ガイド本体20の下側には、ガイドホッパ32が装着
されており、このガイドホッパ32には、回収側ガイド
孔14とほぼ直交して交差するように、導入孔34が形
成されている。この導入孔34は、下ガイド本体20の
切欠31に開口されると共に、下ガイド本体20の外側
に向かって拡開するテーパ状に形成されている。
【0017】導入孔34には、ガイドパイプ36が接続
されており、ガイドパイプ36は、絶縁板28を貫通
し、下アーム30に絶縁性を有する保持部材38により
固定されると共に、下アーム30内を通って、ワイヤ電
極1を回収機構40に導くように構成されている。回収
機構40は、ワイヤ電極1を一対のローラ42,43に
より挟持して、ワイヤ電極1を引き出すことができるよ
うに構成されている。
【0018】更に、下ガイド本体20には、回収側ガイ
ド孔14の中心を通る延長線と、導入孔34の中心を通
る延長線とに、共に接する位置にガイドローラ44が設
けられ、ガイドローラ44の一部は、切欠31から下ガ
イド本体20の外部に露出されている。このガイドロー
ラ44の外周には、V溝が形成されており、下ガイド本
体20に、ベアリング46、支持軸48により、回転可
能に支承されている。
【0019】また、下ガイド本体20には、パイプ状の
第1端子部材50が嵌着されており、第1端子部材50
は、保持部材38により下アーム30に保持されてい
る。この第1端子部材50には、図示しない電源ケーブ
ルが接続されて、下ガイド本体20と図示しない加工電
源とが接続されている。そして、下ガイド本体20に
は、貫通孔27内を通過するワイヤ電極1に接触して、
ワイヤ電極1に給電できるように、給電子52が設けら
れている。
【0020】更に、図示しない加工液供給装置から供給
される加工液が、第1端子部材50の内部を通り、供給
孔54を介して、加工ノズル23内に供給され、噴射孔
24から噴出されるように構成されている。一方、下ガ
イド本体20には、図3に示すように、露出しているガ
イドローラ44を覆うように、切欠31にターンガイド
56がボルト58により固定されている。ターンガイド
56には、貫通孔27の延長上に挿入孔60が形成され
ており、この挿入孔60は、貫通孔27側の開口部が、
貫通孔27に向かって拡開するテーパ状に形成されてい
る。
【0021】下ガイド本体20に固定されたターンガイ
ド56には、ガイドローラ44の外周に沿って、ガイド
ローラ44と同芯の円弧状の案内溝62が形成されてい
る。この案内溝62は、回収側ガイド孔14を通ったワ
イヤ電極1をガイドローラ44に巻き付け、更に、導入
孔34に通すときに、ワイヤ電極1がガイドローラ44
に接触しているその外周に沿って形成されている。そし
て、案内溝62の他端は、図4に示すように、前記導入
孔34に連通している。
【0022】また、ターンガイド56には、図1に示す
ように、有底孔64が、ワイヤ電極1と平行に形成され
ており、この有底孔64に連接して、第1ノズル孔66
が案内溝62に向かって形成されている。回収側ガイド
孔14から挿入されたワイヤ電極1の先端が、一旦、ガ
イドローラ44に接触し、その後、更に挿入された際
に、その先端が当接する案内溝62の近傍に向かって、
第1ノズル孔66が開口されている。
【0023】しかも、第1ノズル孔66は、図4に示す
ように、ワイヤ電極1の進行方向に向かって、本実施例
では、ワイヤ電極1と僅かな角度をなすようにして、流
体を噴出可能に開口形成されている。更に、有底孔64
に連接して、ワイヤ電極1とほぼ平行に、接続孔68が
形成されており、その接続孔68の先端から、導入孔3
4に向かって、第2ノズル孔70が導入孔34とほぼ平
行に形成されている。しかも、第2ノズル孔70は、案
内溝62直下のターンガイド56の壁面71に、案内溝
62を通過したワイヤ電極1の先端に向かって、流体を
噴出可能に開口されている。
【0024】また、ターンガイド56には、図3に示す
ように、下ガイド本体20側から挿入孔72が形成され
ており、図2に示すように、この挿入孔72と前記有底
孔64とを連通する連通孔74が形成されている。そし
て、有底孔64には、先端に凸部76が形成された栓7
8が挿入され、ビス80により固定されて、第1ノズル
孔66、接続孔68、連通孔74を連通するリング状の
通路82が形成されている。
【0025】前記下ガイド本体20には、挿入孔72と
同軸上に段付孔84が形成されており、段付孔84に
は、パイプ状のプラグ86の一端が挿着され、プラグ8
6の他端は、挿入孔72に、Oリング88により漏れ止
めされて、抜き差しできるように挿入されている。
【0026】また、段付孔84には、パイプ状の第2端
子部材90が挿入されており、この第2端子部材90
は、図示しないケーブルを介して加工電源に接続されて
いる。また、この第2端子部材90は、流体ポンプ92
に接続されており、流体ポンプ92から流体、本実施例
では、加工液が供給されるように接続されている。
【0027】尚、本実施例では、接続孔68、通路8
2、連通孔74、挿入孔72、プラグ86、段付孔8
4、第2端子部材90、流体ポンプ92が、流体供給手
段を構成している。次に、前述した本実施例のワイヤ放
電加工機のワイヤ案内装置の作動について説明する。
【0028】まず、ワイヤ電極1を新たに通す場合や、
ワイヤ電極1が断線した場合や、あるいは加工の都合に
よりワイヤ電極1を一旦切断した場合には、ワイヤ電極
1を新たに回収機構40まで通す必要がある。その場
合、本実施例では、ワイヤ電極1は、図示しないワイヤ
供給機構により、供給側ガイド孔4から回収側ガイド孔
14に向けて送り出されると共に、ジェットノズル8の
噴射孔10からは加工液が噴出される。
【0029】また、このとき、流体ポンプ92から、第
2端子部材90、段付孔84、プラグ86、挿入孔7
2、連通孔74、通路82、接続孔68を介して、第1
ノズル孔66及び第2ノズル孔70に流体が供給され
る。これにより、ワイヤ電極1の先端は、供給側ガイド
孔4から、回収側ガイド孔14に向かって導かれ、ダイ
スガイド18を通り、回収側ガイド孔14に挿入され
る。更に、ワイヤ電極1は、案内部材26を通り、貫通
孔27からターンガイド56の挿入孔60に挿入され
る。尚、本実施例では、ワイヤ電極1が回収側ガイド孔
14に自動的に挿入される場合を例にしたが、この場合
に限らず、作業者等がワイヤ電極1の先端を回収側ガイ
ド孔14に差し込む場合でも、同様に実施可能である。
【0030】このとき、ワイヤ電極1は、図4に示すよ
うに、給電子52により横方向から押され、ガイドロー
ラ44の中心よりに進行方向が曲がる傾向になる。そし
て、ワイヤ電極1の先端が、ガイドローラ44の外周に
突き当り、更に、ワイヤ電極1の腰により、案内溝62
側にたわむ。この際、第1ノズル孔66は、その開口方
向が進行方向を向いているので、ガイドローラ44に突
き当たって進行方向が変わっても、ワイヤ電極1の先端
が、第1ノズル孔66に侵入して来ることはない。
【0031】そして、ワイヤ電極1の先端が、案内溝6
2に向かって、案内溝62に当接するまで進んで来る
と、第1ノズル孔66から噴出される流体の作用を受け
て、ワイヤ電極1の先端は、図4に二点鎖線で示すよう
に、案内溝62に沿って進行方向に曲がる。
【0032】更に、ワイヤ電極1が供給されて、ワイヤ
電極1が案内溝62に沿って進み、案内溝62を通過し
たワイヤ電極1の先端は、導入孔34にまで達する。そ
して、導入孔34に侵入したワイヤ電極1の先端は、導
入孔34のテーパ面に当接し、第2ノズル孔70から噴
射される流体の作用を受けて、導入孔34からガイドパ
イプ36に導かれる。
【0033】ガイドパイプ36に導かれたワイヤ電極1
は、ガイドパイプ36により案内されて、回収機構40
に導かれ、一対のローラ42,43により挟持される。
その後、ローラ42,43により挟持されたワイヤ電極
1は、ローラ42,43の回転により引き出される。そ
の際、ワイヤ電極1は、引っ張られて、ガイドローラ4
4の外周に接触する。
【0034】そして、被加工物12の加工が開始される
と、ローラ42,43が回転駆動されて、ワイヤ電極1
は、供給側ガイド孔4、回収側ガイド孔14、案内部材
26、貫通孔27、挿入孔60内を通過する。そして、
ガイドローラ44の外周に接触して、その進行方向を導
入孔34方向に変更して、導入孔34、ガイドパイプ3
6を介して回収機構40に回収される。
【0035】一方、被加工物12を加工中に、ワイヤ電
極1が削られて、粉が発生する場合がある。この粉は、
案内溝62等に溜り、ワイヤ電極1の導入等を阻害する
場合がある。その場合には、ボルト58を緩めて、挿入
孔72からプラグ86を抜きながら、ターンガイド56
を取り外し、案内溝62等を清掃する。
【0036】その後、挿入孔72にプラグ86を差し込
みながら、ターンガイド56を下ガイド本体20の切欠
31に取り付け、ボルト58を締め付ける。このよう
に、本実施例では、ターンガイド56を容易に取り外
し、取り付けすることができ、清掃等が容易である。
【0037】前述した如く、本実施例のワイヤ放電加工
機のワイヤ案内装置によると、ワイヤ電極1の先端が第
1ノズル孔66、第2ノズル孔70に引っかかることが
なく、ワイヤ電極1を滑らかに方向転換させ、回収機構
40に確実に案内される。また、第1ノズル孔66から
噴出される流体の作用を受けて、ワイヤ電極1が案内溝
62に沿って導かれるので、ガイドローラ44の直径を
小さなものにしても、ワイヤ電極1を導くことが可能に
なり、装置を小型化することができる。
【0038】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のワイヤ放電
加工機のワイヤ案内装置は、ワイヤ電極の先端が第1ノ
ズル孔、第2ノズル孔に引っかかることがなく、ワイヤ
電極を滑らかに方向転換させ、回収機構に確実に案内す
る。また、第1ノズルから噴出される流体の作用を受け
て、ワイヤ電極が案内溝に沿って導かれるので、ガイド
ローラの直径を小さなものにしても、ワイヤ電極を導く
ことが可能になり、小型化することができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるワイヤ放電加工機のワ
イヤ案内装置の断面図である。
【図2】図1のAA断面図である。
【図3】図2のBB断面図である。
【図4】本実施例の要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1…ワイヤ電極 2…供給側ワイヤガイド 4
…供給側ガイド孔 12…被加工物 14…回収側ガイド孔 1
6…回収側ワイヤガイド 20…下ガイド本体 34…導入孔 4
0…回収機構 44…ガイドローラ 52…給電子 5
6…ターンガイド 66…第1ノズル孔 70…第2ノズル孔 9
2…流体ポンプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給されるワイヤ電極を被加工物に向か
    って案内する供給側ガイド孔が設けられた供給側ワイヤ
    ガイドと、 該供給側ワイヤガイドに対向して、前記被加工物を挟ん
    で配置され、前記ワイヤ電極を案内する回収側ガイド孔
    が設けられた回収側ワイヤガイドと、 前記ワイヤ電極を回収する回収機構に前記ワイヤ電極を
    導き、前記回収側ガイド孔の中心を通る延長線と交差す
    る延長線が中心を通る導入孔と、 該導入孔及び前記回収側ガイド孔の間に設けられ、前記
    回収側ガイド孔を通過した前記ワイヤ電極がその外周に
    接触し、前記ワイヤ電極を前記導入孔に導くガイドロー
    ラと、 を備えたワイヤ放電加工機のワイヤ案内装置において、前記ガイドローラを回転可能に支承する下ガイド本体側
    に、 前記ワイヤ電極が接触する前記ガイドローラの外周
    に沿って円弧状に形成された案内溝と、新たに挿入される前記ワイヤ電極 の先端が当接する前記
    案内溝の近傍に向かって、かつ、前記ワイヤ電極の進行
    方向に向かって流体を噴出可能に開口した第1ノズル孔
    と、 前記案内溝を通過した前記ワイヤ電極の先端に向かっ
    て、かつ、前記導入孔に向かって流体を噴出可能に開口
    した第2ノズル孔と、 前記第1ノズル孔及び第2ノズル孔に流体を供給する流
    体供給手段と、 を備えたことを特徴とするワイヤ放電加工機のワイヤ案
    内装置。
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