JP3293964B2 - セラミックスとシリコン板との接合方法 - Google Patents

セラミックスとシリコン板との接合方法

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信之 南
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    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/26Layer connectors, e.g. plate connectors, solder or adhesive layers; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/28Structure, shape, material or disposition of the layer connectors prior to the connecting process
    • H01L24/29Structure, shape, material or disposition of the layer connectors prior to the connecting process of an individual layer connector

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックスとシリコ
ン板との接合方法に関し、特に熱伝導性の良好な炭化珪
素セラミックスと、シリコン板との接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】炭化珪素セラミックスは、
熱伝導性、及び電気絶縁性が良好で、しかも熱膨張係数
がシリコン単結晶のそれに近い特性を有し、また機械的
強度をも兼ね備えていることから、ICやLSIなどの
半導体素子の搭載基板としての適用が進められている。
【0003】ここで、従来の炭化珪素セラミックスと、
ICやLSIなどのシリコン板との接合は、有機樹脂に
よる接着、或いは炭化珪素セラミックスにメタライズを
施し、該メタライズ面とシリコン板とをロウで接合する
方法等が採られていた。
【0004】しかしながら、先ず前者として記載した有
機樹脂を用いる方法にあっては、簡便に両者を接合し得
る方法ではあるものの、その得られた接合体は耐熱性に
乏しく、例えば耐熱性に優れていると言われるイミド系
樹脂を用いた場合においても、その実用上の耐熱温度は
精々300℃が限度であり、例えば500℃以上の高温
環境下においても耐え得る接合を期待できる方法ではな
かった。
【0005】また、後者のセラミックス表面にメタライ
ズを施す方法にあっては、耐熱性を有する接合が期待で
きるものの、セラミックス表面にクロムやタングステン
等でメタライズを施す工程自体が長く、また煩雑である
ことから広くは実用化されていなかった。
【0006】本発明は、上述した従来のセラミックスと
シリコン板との接合方法が有する課題に鑑みなされたも
のであって、その目的は、炭化珪素セラミックスと、I
CやLSIなどのシリコン板とを簡便に、しかも高温環
境下においても耐え得る高強度な接合が可能なセラミッ
クスとシリコン板との接合方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、炭化珪素セラミックス表面に先ずシリコン
被膜を形成し、その面上に金箔を介してシリコン板を
酸化性雰囲気において530〜700℃で接合するセラ
ミックスとシリコン板との接合方法とした。
【0008】上記した本発明に係るセラミックスとシリ
コン板との接合方法によれば、炭化珪素セラミックス
と、ICやLSIなどのシリコン板とを簡便に、しかも
高温環境下においても十分に耐え得る高強度な接合が可
能となる。
【0009】ここで、上記セラミックスとシリコン板と
の接合は、シリコンが酸化しない条件、即ち真空中、窒
素,アルゴン等の不活性ガス中、或いは水素等の還元ガ
ス中のように非酸化性雰囲気において、530〜700
℃で行われることが重要となる。これは、530℃に満
たない接合温度では、セラミックスとシリコン板との間
に高温環境下においても耐え得る十分な接合強度が得ら
れないためであり、ま た700℃を越えて加熱すると、
シリコンが熱分解してしまい、電子部品としての役に立
たなくなるためである。
【0010】また、上記セラミックス表面に形成された
シリコン被膜は、スパッタリング法により形成された膜
厚500〜3000Åのシリコン被膜とすることが望ま
しい。これは、シリコンを、上記スパッタリング法以外
の例えば真空蒸着法でセラミックス表面に付着させたも
のは、その付着強度が弱く後工程で剥離する憂いがある
ために好ましくない。また形成したシリコン被膜の膜厚
が、500Åに満たないものである場合には、やはりセ
ラミックス表面への付着強度が弱く後工程で剥がれてし
まう憂いがあるために好ましくなく、逆に3000Åを
越える膜厚のシリコン被膜を形成すると、その成膜工程
中に該シリコン被膜が剥がれてしまうことがあるために
好ましくない。
【0011】また、上記接合に使用される金箔の厚みと
しては、1μm以上の厚みを有していることが望まし
い。これは、熱膨張係数がシリコン単結晶のそれに近い
炭化珪素セラミックスであっても、その熱膨張係数には
差異(炭化珪素:4.6×10 −6 /℃、シリコン:
4.0×10 −6 /℃)があり、1μmに満たない金箔
の厚みでは、上記熱膨張係数の差異に基づく炭化珪素と
シリコン板との熱膨張差を緩衝しきれず、接合強度が低
下する憂いがあるために好ましくない。
【0012】
【試験例】以下、上記した本発明に係るセラミックスと
シリコン板との接合方法を見出した試験例を説明する。
【0013】−試験例1〜14− 10mm角で、厚さ3mmの炭化珪素セラミックス
〔(株)日本セラテック社製〕の表面に、5×10−3
Torrのアルゴン雰囲気中において、スパッタリング法に
より膜厚500、1000、或いは3000Åのシリコ
ン被膜を形成した。
【0014】次に、上記シリコン被膜が形成された炭化
珪素セラミックスの面上に、膜厚が1、2、5、10、
或いは20μmの金箔を介して、5mm角の接合面と、
引っ張り治具の取付け部とを有するシリコン板を、その
5mm角の接合面において重ね合わせ、水素の還元ガス
中、窒素,アルゴンの不活性ガス中、或いは真空中とい
った非酸化性雰囲気中において、530、600、65
0、或いは700℃で加熱することにより、上記炭化珪
素セラミックスとシリコン板とを接合した。
【0015】得られた接合体を、500℃に加熱した状
態で接合面に対して垂直方向に引っ張り、炭化珪素セラ
ミックスとシリコン板との付着強度を測定した。その測
定結果を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】−試験例15〜23−上記 シリコン被膜の形成を、5×10−6Torrの真空雰
囲気中において、電子ビーム蒸着により1000Åのシ
リコン被膜としたもの(試験15)、またスパッタリ
ング法により形成するシリコン被膜の膜厚を、500〜
3000Å以外の300、或いは3500Åの被膜とし
たもの(試験1617)、さらには、上記接合に使
用される金箔の厚みを、1μmに満たない0.8μmの
金箔としたもの(試験18)、また接合温度を、53
0〜700℃以外の380、430、480、或いは7
50℃にして行ったもの(試験1922)、さら
に、接合雰囲気が、酸化性雰囲気である大気中で成され
たもの(試験23)について、各々他の接合条件を表
2に示す条件で炭化珪素セラミックスとシリコン板とを
接合した。
【0018】得られた接合体を、上記試験1〜14
同様に500℃に加熱した状態で接合面に対して垂直方
向に引っ張り、炭化珪素セラミックスとシリコン板との
付着強度を測定した。その測定結果を表2に示す。
【0019】
【表2】
【0020】表1及び表2より、本発明の各請求項に規
定する条件で接合された炭化珪素セラミックスとシリコ
ン板とは、高温環境下においても30MPa以上の実用
強度を示すが、シリコン被膜の形成方法、形成されたシ
リコン被膜の膜厚、接合に使用される金箔の厚み、或い
は接合温度、接合雰囲気が、各請求項において規定する
条件から外れて成された接合体は、高温環境下における
付着強度が弱く、好ましくないことがわかる。
【0021】
【発明の効果】以上、説明した本発明にかかるセラミッ
クスとシリコン板との接合方法によれば、炭化珪素セラ
ミックスと、ICやLSIなどのシリコン板とを簡便
に、しかも高温環境下においても十分耐え得る高強度な
接合が可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 37/02 H01L 21/52

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化珪素セラミックス表面に先ずシリコ
    ン被膜を形成し、その面上に金箔を介してシリコン板を
    非酸化性雰囲気において530〜700℃で接合するこ
    とを特徴とする、セラミックスとシリコン板との接合方
    法。
  2. 【請求項2】 上記セラミックス表面に形成されたシリ
    コン被膜が、スパッタリング法により形成された膜厚5
    00〜3000Åのシリコン被膜であることを特徴とす
    る、請求項1記載のセラミックスとシリコン板との接合
    方法。
  3. 【請求項3】 上記接合に使用される金箔の厚みが、1
    μm以上であることを特徴とする、請求項1又は2記載
    のセラミックスとシリコン板との接合方法。
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