JP3293825B2 - 海岸から漏出油を回収するための方法および装置 - Google Patents
海岸から漏出油を回収するための方法および装置Info
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- E01H12/00—Cleaning beaches or sandboxes
- E01H12/006—Oil removal
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B09C—RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、特定媒体から流体汚染物を回収するための
方法および装置に関する。より詳しくは、本発明は、油
から揮発分が蒸発し水よりもかなり大きい密度をもつ材
料が形成される前に、海岸から漏出油を回収するための
方法および装置に関する。
方法および装置に関する。より詳しくは、本発明は、油
から揮発分が蒸発し水よりもかなり大きい密度をもつ材
料が形成される前に、海岸から漏出油を回収するための
方法および装置に関する。
発明の背景 現在、大形航洋船を含む種々の手段によって、大量の
油が産油地域から油消費地域に輸送されている。このよ
うな船舶の数及びサイズが増大すると、大量の油漏出及
びこれに付随する重大な環境的結末が起きる可能性も増
大する。このような多数の事故が起きており、このた
め、永久的な環境破壊をもたらす可能性のある海岸汚染
が生じている。
油が産油地域から油消費地域に輸送されている。このよ
うな船舶の数及びサイズが増大すると、大量の油漏出及
びこれに付随する重大な環境的結末が起きる可能性も増
大する。このような多数の事故が起きており、このた
め、永久的な環境破壊をもたらす可能性のある海岸汚染
が生じている。
海水上に漏出した大量の油の回収には大きな進歩がな
されている。一般に、漏出油は、これを収容する浮き防
索(floating boom)によって包囲される。油中の高揮
発性成分が蒸発しない限り油は海水上に浮遊し続けるの
で、次に、慣用的な真空濾過装置を用いて包囲領域から
油を除去する。油が海上に留まっており、防索が迅速に
配備され、且つ海が強く荒れていない限り、このような
努力が有効であることは実証されている。
されている。一般に、漏出油は、これを収容する浮き防
索(floating boom)によって包囲される。油中の高揮
発性成分が蒸発しない限り油は海水上に浮遊し続けるの
で、次に、慣用的な真空濾過装置を用いて包囲領域から
油を除去する。油が海上に留まっており、防索が迅速に
配備され、且つ海が強く荒れていない限り、このような
努力が有効であることは実証されている。
海岸からの油回収は、海からの油回収よりもかなり困
難である。海岸環境には、海岸上及び海岸の表面下約1
フィートの深さまでの位置に棲息する多数の生物が含ま
れている。これに対し、海洋の上層は、比較的に「死」
の生態的環境にある。従って、海岸上に打ち上げられる
漏出油は、一般に、海上にある漏出液よりもかなり大き
な生態的破壊を引き起こす。
難である。海岸環境には、海岸上及び海岸の表面下約1
フィートの深さまでの位置に棲息する多数の生物が含ま
れている。これに対し、海洋の上層は、比較的に「死」
の生態的環境にある。従って、海岸上に打ち上げられる
漏出油は、一般に、海上にある漏出液よりもかなり大き
な生態的破壊を引き起こす。
残念ながら、現在知られているいかなる技術も、生態
学的に許容できる方法で海岸から直接油を首尾よく回収
することはできない。現在、油で汚染された海岸を浄化
する最も有効な方法は漏出油を海洋に洗い流すことであ
り、このため、上記防索及び真空方法が使用される。こ
の技術は、漏出油が新鮮な場合(すなわち、揮発分が未
だ蒸発していない場合)にのみ有効である。油が蒸発し
始めると、海岸の堆積物は重いスラッジとなるが、この
スラッジは、高圧で非常に高温の水流によってのみ洗浄
できる。このような高圧の高温との組合せは、海岸を破
壊するとともに、海岸上及び海岸下に棲息する生物にと
って有害である。
学的に許容できる方法で海岸から直接油を首尾よく回収
することはできない。現在、油で汚染された海岸を浄化
する最も有効な方法は漏出油を海洋に洗い流すことであ
り、このため、上記防索及び真空方法が使用される。こ
の技術は、漏出油が新鮮な場合(すなわち、揮発分が未
だ蒸発していない場合)にのみ有効である。油が蒸発し
始めると、海岸の堆積物は重いスラッジとなるが、この
スラッジは、高圧で非常に高温の水流によってのみ洗浄
できる。このような高圧の高温との組合せは、海岸を破
壊するとともに、海岸上及び海岸下に棲息する生物にと
って有害である。
漏出油を海洋に洗い流す上記技術は、一般に高圧ホー
スを用いて行われる。この技術自体は、Cloutierの米国
特許第4,410,426号において、生態学的に有害であると
認識されている。この米国特許は、海岸の選択領域を局
部的に氾濫させて、砂上の油膜中に漏出油を懸濁させる
装置を開示している。次に、慣用的な上澄み掬い装置が
油膜を除去する。この米国特許の技術は、莫大な量の
水、大形の設備及び長い設置時間を必要とし、従って、
工業化されていない地域(油の漏出はこのような地域に
起き易い)から遠い場所での迅速配備は不可能である。
このように迅速配備ができないと、設備が到着する前に
漏出油の粘度が高くなってしまい、この米国特許の技術
は使用できなくなる。
スを用いて行われる。この技術自体は、Cloutierの米国
特許第4,410,426号において、生態学的に有害であると
認識されている。この米国特許は、海岸の選択領域を局
部的に氾濫させて、砂上の油膜中に漏出油を懸濁させる
装置を開示している。次に、慣用的な上澄み掬い装置が
油膜を除去する。この米国特許の技術は、莫大な量の
水、大形の設備及び長い設置時間を必要とし、従って、
工業化されていない地域(油の漏出はこのような地域に
起き易い)から遠い場所での迅速配備は不可能である。
このように迅速配備ができないと、設備が到着する前に
漏出油の粘度が高くなってしまい、この米国特許の技術
は使用できなくなる。
1990年3月8日付公開に係るWrobelの独国特許出願DE
−A−3209652号には、漏出油を砂上の油膜中に浮遊
(懸濁)させるべく、海岸の選択領域を局部的に氾濫さ
せる装置が開示されている。油膜を除するのに、慣用的
な上澄み掬い装置及びポンプも使用される。米国特許第
4,410,426号の装置と同様に、この独国特許出願の装置
も、過大量の水を必要とし且つ氾濫を生じさせるのに使
用される水から油を分離する能力が欠如している。従っ
て、両装置共、タンカー内に貯蔵しなければならない莫
大量の汚染水を発生し、これが、装置の作動をコスト高
にし且つ迅速配備を困難にしている。
−A−3209652号には、漏出油を砂上の油膜中に浮遊
(懸濁)させるべく、海岸の選択領域を局部的に氾濫さ
せる装置が開示されている。油膜を除するのに、慣用的
な上澄み掬い装置及びポンプも使用される。米国特許第
4,410,426号の装置と同様に、この独国特許出願の装置
も、過大量の水を必要とし且つ氾濫を生じさせるのに使
用される水から油を分離する能力が欠如している。従っ
て、両装置共、タンカー内に貯蔵しなければならない莫
大量の汚染水を発生し、これが、装置の作動をコスト高
にし且つ迅速配備を困難にしている。
海岸の汚染除去装置のより最近の開発が、Francisco.
Jr.の1993年3月9日付米国特許第5,192,435号に開示さ
れている。この装置の特徴は、粒状媒体から粘性流体を
除去するための自己浄化真空ヘッドを備えていることで
ある。この装置は互いに移動する2つの表面を有してお
り、一方の表面は、他方の表面の長いスロットを横切る
孔穿き領域を備えている。湿り真空(wet−vacuum)が
両表面に加えられる間の両表面の相対移動は、粒状媒体
を激しく泡立たせ且つタンカーに貯蔵すべく油を吸引す
る。この装置は、他の海岸汚染除去装置に比べると或る
長所を有しているけれども、油/水分離機構を備えてお
らず、従って、米国特許第4,410,426号及び独国特許出
願DE−A−3209652号の装置と同様に、貯蔵及び現場か
ら離れた場所への輸送を必要とする過大量の廃水を発生
する。
Jr.の1993年3月9日付米国特許第5,192,435号に開示さ
れている。この装置の特徴は、粒状媒体から粘性流体を
除去するための自己浄化真空ヘッドを備えていることで
ある。この装置は互いに移動する2つの表面を有してお
り、一方の表面は、他方の表面の長いスロットを横切る
孔穿き領域を備えている。湿り真空(wet−vacuum)が
両表面に加えられる間の両表面の相対移動は、粒状媒体
を激しく泡立たせ且つタンカーに貯蔵すべく油を吸引す
る。この装置は、他の海岸汚染除去装置に比べると或る
長所を有しているけれども、油/水分離機構を備えてお
らず、従って、米国特許第4,410,426号及び独国特許出
願DE−A−3209652号の装置と同様に、貯蔵及び現場か
ら離れた場所への輸送を必要とする過大量の廃水を発生
する。
上記観点から、海岸の物理的構造に大きな混乱を与え
ることなく、すなわち海岸下に棲息する生物を殺してし
まうことなく、海岸上(海岸下の表面を含む)に堆積す
る油を有効に除去できる内蔵形の迅速配備可能な装置に
対する要望が存在する。
ることなく、すなわち海岸下に棲息する生物を殺してし
まうことなく、海岸上(海岸下の表面を含む)に堆積す
る油を有効に除去できる内蔵形の迅速配備可能な装置に
対する要望が存在する。
発明の要約 本発明の目的は、海岸等の特定媒体から、この媒体の
構造を大きく混乱させることなく油を有効に除去及び処
理できる装置を提供することにある。
構造を大きく混乱させることなく油を有効に除去及び処
理できる装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、完全な内蔵形装置であって、遠
い場所にも容易に輸送できる装置を用いて上記目的を達
成することにある。
い場所にも容易に輸送できる装置を用いて上記目的を達
成することにある。
本発明の更に別の目的は、海岸の構造及び海岸下に棲
息する生物を保護すべく、海岸に与える物理的衝撃を最
小にできる装置を用いて上記2つの目的を達成すること
にある。
息する生物を保護すべく、海岸に与える物理的衝撃を最
小にできる装置を用いて上記2つの目的を達成すること
にある。
本発明のこれらの目的及び別の目的及び長所(これら
は以下の記載から明らかになるであろう)は、石油のよ
うに水より低密度の流体汚染物質で汚染された粒状媒体
の汚染除去方法及び装置を提供することによって達成さ
れる。本発明は、水で飽和された海岸を作り出すか又は
遭遇すること、及び海岸の表面を横切って且つ該表面に
対して実質的に垂直に高速空気流を付与することを頼り
にするものである。これは、局部大気圧を低下させ且つ
直立水柱を形成して、水柱の上方で且つ真空ヘッドの下
に空気、水及び流体汚染物質からなる泡に富んだヘッド
を作り出す。真空ヘッドに入ると、高速空気流が水及び
流体汚染物質の小滴を捕捉する。ひとたび真空ヘッド内
に入ると、空気流の速度が実質的に限界速度以下に低下
し、これにより、水及び流体汚染物質の小滴がサンプ内
に落下して、流体混合物として凝集する。次に、真空ヘ
ッドの外部で本発明の他のセクションにおいて処理する
ため、流体混合物がサンプから取り出される。この方法
において、真空ヘッドのみが、部分真空に耐えるのに充
分な剛性及び重量構造を必要とする装置部分に過ぎな
い。
は以下の記載から明らかになるであろう)は、石油のよ
うに水より低密度の流体汚染物質で汚染された粒状媒体
の汚染除去方法及び装置を提供することによって達成さ
れる。本発明は、水で飽和された海岸を作り出すか又は
遭遇すること、及び海岸の表面を横切って且つ該表面に
対して実質的に垂直に高速空気流を付与することを頼り
にするものである。これは、局部大気圧を低下させ且つ
直立水柱を形成して、水柱の上方で且つ真空ヘッドの下
に空気、水及び流体汚染物質からなる泡に富んだヘッド
を作り出す。真空ヘッドに入ると、高速空気流が水及び
流体汚染物質の小滴を捕捉する。ひとたび真空ヘッド内
に入ると、空気流の速度が実質的に限界速度以下に低下
し、これにより、水及び流体汚染物質の小滴がサンプ内
に落下して、流体混合物として凝集する。次に、真空ヘ
ッドの外部で本発明の他のセクションにおいて処理する
ため、流体混合物がサンプから取り出される。この方法
において、真空ヘッドのみが、部分真空に耐えるのに充
分な剛性及び重量構造を必要とする装置部分に過ぎな
い。
本発明の好ましい実施例では、真空ヘッドは、該ヘッ
ドを推進し、ヘッド内に部分真空を発生させ且つヘッド
から吸引された流体混合物を処理するための原動機を備
えた自走式車両により海岸の上方に懸架される。車両は
完全内蔵形であり、且つ海岸から回収された油及び海岸
を灌水するための初期供給水を貯蔵している。処理中、
流体混合物は、回収された油と比較的純粋な水とに実質
的に分離される。この比較的純粋な水は、真空ヘッドに
隣接する海岸の選択領域の灌水を行うため、真空ヘッド
に送り戻すことができる。回収された油は、装置内に貯
蔵するか、貯蔵設備、輸送トラック又は艀(はしけ)等
に排出することもできる。
ドを推進し、ヘッド内に部分真空を発生させ且つヘッド
から吸引された流体混合物を処理するための原動機を備
えた自走式車両により海岸の上方に懸架される。車両は
完全内蔵形であり、且つ海岸から回収された油及び海岸
を灌水するための初期供給水を貯蔵している。処理中、
流体混合物は、回収された油と比較的純粋な水とに実質
的に分離される。この比較的純粋な水は、真空ヘッドに
隣接する海岸の選択領域の灌水を行うため、真空ヘッド
に送り戻すことができる。回収された油は、装置内に貯
蔵するか、貯蔵設備、輸送トラック又は艀(はしけ)等
に排出することもできる。
飽和された海岸から空気、油及び水からなる泡に富ん
だ混合物を作り出す点での本発明の装置の有効性は、海
岸の上方の真空ヘッドの高さ;真空ヘッドを通る高速空
気流を発生するファンの速度;もしあるとすれば、真空
ヘッド内の部分真空を低下させるべき真空ヘッド内に向
けられるファンからの排出空気の量;真空ヘッドの入口
を形成する孔のサイズ;海岸の表面上での車両の速度;
灌水等への洗浄剤及び/又は乳化剤の添加を含む種々の
パラメータを調節することによって制御できる。
だ混合物を作り出す点での本発明の装置の有効性は、海
岸の上方の真空ヘッドの高さ;真空ヘッドを通る高速空
気流を発生するファンの速度;もしあるとすれば、真空
ヘッド内の部分真空を低下させるべき真空ヘッド内に向
けられるファンからの排出空気の量;真空ヘッドの入口
を形成する孔のサイズ;海岸の表面上での車両の速度;
灌水等への洗浄剤及び/又は乳化剤の添加を含む種々の
パラメータを調節することによって制御できる。
本発明の他の好ましい実施例では、真空ヘッドの先端
縁に金属オーガが設けられている。オーガは親油性であ
り、従って高速空気流中に捕捉された油の小滴(殆ど水
の小滴ではない)をオーガに付着させる。回転される
と、オーガは、これらの油小滴を、回収油リザーバ内に
堆積させる油導管に送り込み、回収油を装置から排出さ
せる。本発明の他の実施例ではオーガを使用しない。
縁に金属オーガが設けられている。オーガは親油性であ
り、従って高速空気流中に捕捉された油の小滴(殆ど水
の小滴ではない)をオーガに付着させる。回転される
と、オーガは、これらの油小滴を、回収油リザーバ内に
堆積させる油導管に送り込み、回収油を装置から排出さ
せる。本発明の他の実施例ではオーガを使用しない。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明に従って海岸等から油を回収するた
めの迅速配備装置を示す環境的斜視図である。
めの迅速配備装置を示す環境的斜視図である。
第2図は、第1図の装置の側面図である。
第3図は、本発明の装置に関連して使用される真空ヘ
ッドを示す側面図である。
ッドを示す側面図である。
第4図は、第3図の真空ヘッドの正面図である。
第5図は、真空ヘッドの底面図である。
第6図は、第4図の6−6線に沿う側断面図である。
第6A図は、第6図中の円領域6Aの拡大断面図である。
第7図は、第4図の7−7線に沿う側断面図である。
第8図は、真空ヘッドの別の実施例を示す、第6図と
同様な側断面図である。
同様な側断面図である。
第9図は、第2図の9−9線に沿う側断面図である。
第10図は、第1図の装置の積み重ねた形態を示す側断
面図である。
面図である。
第11図は、本発明の原理を示す簡単化された流体流れ
図である。
図である。
第12図は、本発明の別の実施例を示す、第11図と同様
なより詳細な流体流れ図である。
なより詳細な流体流れ図である。
第13図は、本発明の車両を推進及び操縦するための流
体装置を示す概略図である。
体装置を示す概略図である。
第14図は、本発明の真空ヘッドの昇降及び姿勢を制御
する装置の簡単化された流体図である。
する装置の簡単化された流体図である。
発明を実施するための最良の形態 第1図には、本発明の原理に従って海岸等から漏出油
を回収するための迅速配備装置の全体が参照番号20で示
されている。装置は、漏出油が新鮮な間に(すなわち、
揮発分が蒸発して環境的に健全な方法で除去することが
困難な重いスラッジを形成する前に)、遠い場所に迅速
配備できるように設計されている。装置は、12時間まで
の時間に亘って燃料補充を行うことなく独立作動でき、
且つ除荷することなく2271.3リットル(600ガロン)ま
での回収油が貯蔵できる。
を回収するための迅速配備装置の全体が参照番号20で示
されている。装置は、漏出油が新鮮な間に(すなわち、
揮発分が蒸発して環境的に健全な方法で除去することが
困難な重いスラッジを形成する前に)、遠い場所に迅速
配備できるように設計されている。装置は、12時間まで
の時間に亘って燃料補充を行うことなく独立作動でき、
且つ除荷することなく2271.3リットル(600ガロン)ま
での回収油が貯蔵できる。
装置は、特殊な地形車両(terrain vehicle)24によ
り支持、推進、懸架及び駆動される真空ヘッド22を用い
ている。
り支持、推進、懸架及び駆動される真空ヘッド22を用い
ている。
装置は、1036メートル(34フィート)の長さ、229セ
ンチメートル(7.5フィート)の幅、及び274センチメー
トル(9フィート)の高さよりも小さく、従って、C−
130固定翼形航空機に直接搭載するか、或いはChinook社
のヘリコプタの下に吊り下げられる。また、装置は、標
準形の輸送コンテナ内に入れられるように、2721.6キロ
グラム(6,000ポンド)を超える重量をもつ単一部品を
もたないモジュラ形のものである。
ンチメートル(7.5フィート)の幅、及び274センチメー
トル(9フィート)の高さよりも小さく、従って、C−
130固定翼形航空機に直接搭載するか、或いはChinook社
のヘリコプタの下に吊り下げられる。また、装置は、標
準形の輸送コンテナ内に入れられるように、2721.6キロ
グラム(6,000ポンド)を超える重量をもつ単一部品を
もたないモジュラ形のものである。
装置22は、海岸が実質的に水飽和状態にある間に、高
速空気流が、海岸表面26に対して実質的に垂直に、海岸
を横切って移動する方法を用いている。海岸は、あるが
ままの自然状態でもよいし、或いは作業者によるホース
29からの注水28及び/又は搭載灌水装置30で飽和状態を
作り出すこともできる。高速空気流が真空ヘッド22内に
導入される。真空ヘッド22は、所望条件下で水柱を発生
し、水柱には、水と油との泡に富んだ泡混合物(第6図
に参照番号32で全体を示す)が含まれている。この混合
物は、「泡のヘッド」、「水のシート」及び「バースデ
ーケーキ」として説明されている。泡は主として空気で
あるが、約10対1の比率の多量の水と油を含んでいる。
速空気流が、海岸表面26に対して実質的に垂直に、海岸
を横切って移動する方法を用いている。海岸は、あるが
ままの自然状態でもよいし、或いは作業者によるホース
29からの注水28及び/又は搭載灌水装置30で飽和状態を
作り出すこともできる。高速空気流が真空ヘッド22内に
導入される。真空ヘッド22は、所望条件下で水柱を発生
し、水柱には、水と油との泡に富んだ泡混合物(第6図
に参照番号32で全体を示す)が含まれている。この混合
物は、「泡のヘッド」、「水のシート」及び「バースデ
ーケーキ」として説明されている。泡は主として空気で
あるが、約10対1の比率の多量の水と油を含んでいる。
混合物は、約1.83メートル/秒(60フィート/秒)の
速度で真空ヘッド22に入る。この速度は、空気流中に油
及び空気の小滴を捕捉するのに充分な高速である。この
空気流の速度は、空気流の速度が急激に低下して、空気
流により小滴に付与される上向き摩擦力に重力が打ち勝
つ真空ヘッド内の位置に小滴が到達するまで、維持又は
加速される。次に、これらの小滴はヘッド内のサンプ内
に落下し、実質的に大気圧下でヘッドの外部に除去され
且つ処理される。次に、この結果生じる空気流(この空
気流は実質的にきれいな空気流である)が、ヘッドから
大気中に排出される。
速度で真空ヘッド22に入る。この速度は、空気流中に油
及び空気の小滴を捕捉するのに充分な高速である。この
空気流の速度は、空気流の速度が急激に低下して、空気
流により小滴に付与される上向き摩擦力に重力が打ち勝
つ真空ヘッド内の位置に小滴が到達するまで、維持又は
加速される。次に、これらの小滴はヘッド内のサンプ内
に落下し、実質的に大気圧下でヘッドの外部に除去され
且つ処理される。次に、この結果生じる空気流(この空
気流は実質的にきれいな空気流である)が、ヘッドから
大気中に排出される。
この技術の結果として、真空ヘッドは、大気圧とは大
きく異なる圧力で作動する装置22の単なる主要部品であ
る。従って、装置の残部は比較的軽量な材料で構成さ
れ、遠い場所への装置の輸送及び迅速配備を容易にす
る。このような迅速配備及び輸送ができることは重要な
ことである。何故ならば、装置は、汚染物質が水の密度
よりも実質的に小さく従って「泡立つ」ことがなく且つ
密度の小さい油となる点まで油の揮発分が蒸発していな
い漏出油及び海岸上で最も有効に作動するからである。
装置は、生態学的に許容できる洗浄剤、乳化剤及び/又
は酵素を搭載灌水装置30又は外部水ホース29に供給する
ことにより、高密度堆積物にも有効に使用できる。
きく異なる圧力で作動する装置22の単なる主要部品であ
る。従って、装置の残部は比較的軽量な材料で構成さ
れ、遠い場所への装置の輸送及び迅速配備を容易にす
る。このような迅速配備及び輸送ができることは重要な
ことである。何故ならば、装置は、汚染物質が水の密度
よりも実質的に小さく従って「泡立つ」ことがなく且つ
密度の小さい油となる点まで油の揮発分が蒸発していな
い漏出油及び海岸上で最も有効に作動するからである。
装置は、生態学的に許容できる洗浄剤、乳化剤及び/又
は酵素を搭載灌水装置30又は外部水ホース29に供給する
ことにより、高密度堆積物にも有効に使用できる。
第3図、第4図および第5図に最も良く示されるよう
に、真空ヘッド22は、湾曲前壁40と、略直立した後壁42
と、底板46とを有する。これらの表面は、端壁48と一緒
に閉鎖空間を形成する。底板46は、全体として約2903平
方センチメートル(450平方インチ)の断面積をもつ流
体入口49を形成する3つの孔カラム48を形成している。
真空ヘッドは、第4図に示されるように、約213センチ
メートル(7フィート)の幅、約24インチの高さ及び61
センチメートル(約24インチ)の深さを有する。
に、真空ヘッド22は、湾曲前壁40と、略直立した後壁42
と、底板46とを有する。これらの表面は、端壁48と一緒
に閉鎖空間を形成する。底板46は、全体として約2903平
方センチメートル(450平方インチ)の断面積をもつ流
体入口49を形成する3つの孔カラム48を形成している。
真空ヘッドは、第4図に示されるように、約213センチ
メートル(7フィート)の幅、約24インチの高さ及び61
センチメートル(約24インチ)の深さを有する。
流体入口49は、サンプ床52及び半円筒状オーガ壁54に
よって形成された入口チャンバ50に入る。オーガ壁54
は、第5図に最も良く示されるように、中央領域58で互
いに出合う右ねじ部及び左ねじ部を備えた長い金属オー
ガ56を包囲している。オーガ56の上面は、前壁40から5.
1センチメートル(2インチ)の距離を隔てており且つ
前壁の約3/4まで実質的に平行に立ち上がっている湾曲
内壁62によって形成される高速プレナムすなわちチムニ
60と流体連通している。内壁は、約30.5センチメートル
(12インチ)の直径従って約2903平方センチメートル
(450平方インチ)の総合断面積をもつ二重の円筒状空
気出口66から間隔を隔てた関係をなして、プレナム出口
64に終端している。
よって形成された入口チャンバ50に入る。オーガ壁54
は、第5図に最も良く示されるように、中央領域58で互
いに出合う右ねじ部及び左ねじ部を備えた長い金属オー
ガ56を包囲している。オーガ56の上面は、前壁40から5.
1センチメートル(2インチ)の距離を隔てており且つ
前壁の約3/4まで実質的に平行に立ち上がっている湾曲
内壁62によって形成される高速プレナムすなわちチムニ
60と流体連通している。内壁は、約30.5センチメートル
(12インチ)の直径従って約2903平方センチメートル
(450平方インチ)の総合断面積をもつ二重の円筒状空
気出口66から間隔を隔てた関係をなして、プレナム出口
64に終端している。
プレナム出口64は約1613平方センチメートル(250平
方インチ)の断面積を有し、一方、プレナム出口に隣接
する領域(すなわち、プレナム出口64と空気出口66との
間の領域)は約1,0323平方センチメートル(1600平方イ
ンチ)である。この幾何学的形状の結果として、孔48を
通って入口に入る空気流は、オーガ56の周囲で加速し、
プレナム60内で最大速度に到達する。プレナム出口64を
出るとき、空気流の速度は急激に低下する。空気流は、
真空ヘッドの内部空間を備えたこの領域(この領域を
「沈降」チャンバ67と呼ぶ)において幾分乱流になる。
次に、空気流は、空気出口66に到達すると、ほぼ入口49
における空気流の速度まで加速される。
方インチ)の断面積を有し、一方、プレナム出口に隣接
する領域(すなわち、プレナム出口64と空気出口66との
間の領域)は約1,0323平方センチメートル(1600平方イ
ンチ)である。この幾何学的形状の結果として、孔48を
通って入口に入る空気流は、オーガ56の周囲で加速し、
プレナム60内で最大速度に到達する。プレナム出口64を
出るとき、空気流の速度は急激に低下する。空気流は、
真空ヘッドの内部空間を備えたこの領域(この領域を
「沈降」チャンバ67と呼ぶ)において幾分乱流になる。
次に、空気流は、空気出口66に到達すると、ほぼ入口49
における空気流の速度まで加速される。
空気流は、第2図に最も良く示されるように、主導管
70、可撓性部材72及び1対の平行導管74を介して空気出
口66と流体連通している流体駆動形ファン68により発生
される。適当なファンは、米国カリフォルニア州ロスア
ンゼルスのFan Engineering社によって製造されている
モデルNo.AO−30Sである。このファンは50.8センチメー
トル(20インチ)で、396.4立方メートル/分(14,000
フィート/分)の流量を発生できる。図示し且つ上記し
た装置を使用するとき、海岸が水で充分に飽和されてお
り、ファンが、海岸の上方約10.2〜15.2センチメートル
(4〜6インチ)の好ましい高さで約283.2立方メート
ル/分で作動されるならば、ファン及び真空は、第6図
に示す空気と水と油とからなる所望の泡ヘッド32を発生
することが判明している。海岸が極めて滑らかで、約2.
54センチメートル(1インチ)の低い好適な高さにでき
るならば、ファン出力を適宜低下できる。逆に、海岸が
極めてごつごつしている場合には、ファン出力をその定
格最大限度まで増大させれば、ヘッドを約25.4センチメ
ートル(10インチ)の高さまで上昇できる。
70、可撓性部材72及び1対の平行導管74を介して空気出
口66と流体連通している流体駆動形ファン68により発生
される。適当なファンは、米国カリフォルニア州ロスア
ンゼルスのFan Engineering社によって製造されている
モデルNo.AO−30Sである。このファンは50.8センチメー
トル(20インチ)で、396.4立方メートル/分(14,000
フィート/分)の流量を発生できる。図示し且つ上記し
た装置を使用するとき、海岸が水で充分に飽和されてお
り、ファンが、海岸の上方約10.2〜15.2センチメートル
(4〜6インチ)の好ましい高さで約283.2立方メート
ル/分で作動されるならば、ファン及び真空は、第6図
に示す空気と水と油とからなる所望の泡ヘッド32を発生
することが判明している。海岸が極めて滑らかで、約2.
54センチメートル(1インチ)の低い好適な高さにでき
るならば、ファン出力を適宜低下できる。逆に、海岸が
極めてごつごつしている場合には、ファン出力をその定
格最大限度まで増大させれば、ヘッドを約25.4センチメ
ートル(10インチ)の高さまで上昇できる。
上記条件下で、流体入口49を形成する孔48に入る空気
流は、約60フィート/秒の速度を有する。これは、空気
流中に空気及び水の小滴を有効に保持するための好まし
い最小速度として経験的に決定されている。オーガ56を
回転させると、空気流はプレナム60内で約45.7メートル
/秒(150フィート/秒)の最大速度に到達するであろ
う。プレナム出口64を出て沈降チャンバ58に入るとき、
或る場所での空気流の速度はゼロに近づき且つ全体とし
て実質的に18.3メートル/秒(60フィート/秒)以下に
なる。従って、空気及び水の小滴はスクリーン78を通っ
てサンプ80内に落下し、ここで小滴は凝集して流体混合
物となる。この混合物は、慣用的な流体駆動形ポンプ84
により、流体出口82及び側壁47を通ってヘッド22から除
去される。適当なポンプは、米国カリフォルニア州サン
テーのDiscflo Corporation社から購入できる。流体ポ
ンプ84の流体混合物出力は、流体混合物導管88を介し
て、米国アラバマ州バーミンガムのGuzzler Mfg.社から
市販されているサイクロン油/水セパレータ86に移送さ
れる。油セパレータ86及びファン68は、Discflo Corpor
ation社から市販されている慣用的な流体モータにより
駆動される。
流は、約60フィート/秒の速度を有する。これは、空気
流中に空気及び水の小滴を有効に保持するための好まし
い最小速度として経験的に決定されている。オーガ56を
回転させると、空気流はプレナム60内で約45.7メートル
/秒(150フィート/秒)の最大速度に到達するであろ
う。プレナム出口64を出て沈降チャンバ58に入るとき、
或る場所での空気流の速度はゼロに近づき且つ全体とし
て実質的に18.3メートル/秒(60フィート/秒)以下に
なる。従って、空気及び水の小滴はスクリーン78を通っ
てサンプ80内に落下し、ここで小滴は凝集して流体混合
物となる。この混合物は、慣用的な流体駆動形ポンプ84
により、流体出口82及び側壁47を通ってヘッド22から除
去される。適当なポンプは、米国カリフォルニア州サン
テーのDiscflo Corporation社から購入できる。流体ポ
ンプ84の流体混合物出力は、流体混合物導管88を介し
て、米国アラバマ州バーミンガムのGuzzler Mfg.社から
市販されているサイクロン油/水セパレータ86に移送さ
れる。油セパレータ86及びファン68は、Discflo Corpor
ation社から市販されている慣用的な流体モータにより
駆動される。
オーガ56は、この装置20の作動に関し、2つの補完的
機能を有する。第1に、オーガを形成する材料(鋼)の
親油性は、真空ヘッド内の高速空気流中に捕捉される油
小滴(実質的に水小滴ではない小滴)を引き付け且つ保
持すべく機能する。オーガは、回転できるように軸90に
固定されており、軸90の両端にはスプロケット92が支持
されている。スプロケットは、駆動スプロケット96によ
って駆動されるチェーン94(第5図参照)と係合してい
る。駆動スプロケットは、オーガが停止状態から約100r
pmまで回転できるように、慣用的な流体モータ98によっ
て駆動される。
機能を有する。第1に、オーガを形成する材料(鋼)の
親油性は、真空ヘッド内の高速空気流中に捕捉される油
小滴(実質的に水小滴ではない小滴)を引き付け且つ保
持すべく機能する。オーガは、回転できるように軸90に
固定されており、軸90の両端にはスプロケット92が支持
されている。スプロケットは、駆動スプロケット96によ
って駆動されるチェーン94(第5図参照)と係合してい
る。駆動スプロケットは、オーガが停止状態から約100r
pmまで回転できるように、慣用的な流体モータ98によっ
て駆動される。
上記条件で回転されると、オーガは、分離された油小
滴を中央領域58に向けて駆動する。これと同時に油は流
体マスに凝集し且つ油導管100内に押し込まれて油出力
ポンプ110に受け入れられる。油出力ポンプ110は可変速
流体ポンプ84と同じであり、且つ油ホース114を介して
オーガにより回収された比較的純粋な油を、特殊な地形
車両24内に設けられた2つの油貯蔵袋112に直接排出す
る。
滴を中央領域58に向けて駆動する。これと同時に油は流
体マスに凝集し且つ油導管100内に押し込まれて油出力
ポンプ110に受け入れられる。油出力ポンプ110は可変速
流体ポンプ84と同じであり、且つ油ホース114を介して
オーガにより回収された比較的純粋な油を、特殊な地形
車両24内に設けられた2つの油貯蔵袋112に直接排出す
る。
第11図には、装置20を通る流体の流れの簡単化したダ
イヤグラムが概略的に示されている。油と水と空気との
泡に富んだ混合物32は、流体入口49を通って真空ヘッド
22に入る。真空ヘッド内では、比較的油分が少ない空気
が空気出口66から出て、導管74、72、70を通ってファン
68に入り、ここからファン出口116を通って大気中に排
出される。オーガ56により捕捉された油小滴は、凝集さ
れ且つ導管100を通って油ポンプ110に強制的に送られ
る。この比較的純粋な油は、次に、油ホース112を通っ
て油袋114に移送される。油袋114を連続的又は間欠的に
空にするための油排出ポンプ118が設けられている。回
転オーガ56により捕捉されなかった油小滴は、高速プレ
ナム60に連続的に通され、且つプレナム出口64を通ると
限界値以下の速度に大幅に減速される。小滴に作用する
空気流の摩擦力は、重力により打ち負かされる。小滴は
サンプ80内に落下し、ここで凝集して油と水との混合物
になる。流体混合物は、流体ポンプ84により、流体出口
82を通ってサンプから除去され、流体混合物導管88を介
して油/水セパレータ86内に導入される。
イヤグラムが概略的に示されている。油と水と空気との
泡に富んだ混合物32は、流体入口49を通って真空ヘッド
22に入る。真空ヘッド内では、比較的油分が少ない空気
が空気出口66から出て、導管74、72、70を通ってファン
68に入り、ここからファン出口116を通って大気中に排
出される。オーガ56により捕捉された油小滴は、凝集さ
れ且つ導管100を通って油ポンプ110に強制的に送られ
る。この比較的純粋な油は、次に、油ホース112を通っ
て油袋114に移送される。油袋114を連続的又は間欠的に
空にするための油排出ポンプ118が設けられている。回
転オーガ56により捕捉されなかった油小滴は、高速プレ
ナム60に連続的に通され、且つプレナム出口64を通ると
限界値以下の速度に大幅に減速される。小滴に作用する
空気流の摩擦力は、重力により打ち負かされる。小滴は
サンプ80内に落下し、ここで凝集して油と水との混合物
になる。流体混合物は、流体ポンプ84により、流体出口
82を通ってサンプから除去され、流体混合物導管88を介
して油/水セパレータ86内に導入される。
油/水セパレータ86は約90〜95%の効率であり且つ特
殊な地形車両から水を排出するための水ポンプ122に入
力するため、又は灌水導管124を通って搭載灌水装置30
にフィードバックさせるための比較的純粋な水を水出口
120で作り出す。また、油/水セパレータ86は、水ポン
プ122に入力する水と同様に、油ポンプ128に入力する比
較的純粋な油を油出口126で作り出す。油ポンプ128は、
海岸から回収した比較的純粋な油を、油ホース130を介
して油袋114に導入する。
殊な地形車両から水を排出するための水ポンプ122に入
力するため、又は灌水導管124を通って搭載灌水装置30
にフィードバックさせるための比較的純粋な水を水出口
120で作り出す。また、油/水セパレータ86は、水ポン
プ122に入力する水と同様に、油ポンプ128に入力する比
較的純粋な油を油出口126で作り出す。油ポンプ128は、
海岸から回収した比較的純粋な油を、油ホース130を介
して油袋114に導入する。
この装置では、大きな部分真空の使用を必要とする工
程が、液体取込み工程及び空気/流体混合物分離工程だ
けであることに留意することが重要である。この機能は
専用化された真空ヘッド22内で行われ、一方、油/水分
離工程は、真空ヘッド22とは物理的に別の専用化された
油/水セパレータ86内で行われる。油/水セパレータ
は、実質的に大気圧で作動し、従って、軽量にすること
もできる。この結果、装置22全体を、装置の輸送を容易
にする比較的軽量かつコンパクトなモジュール構造にす
ることができる。海岸上での物理的衝撃を最小限にする
ため、部品を輸送するための比較的コンパクトで高浮揚
性をもつ車両が設けられる。これらの2つの特徴、すな
わち迅速配備ができること及び環境衝撃が小さいこと
は、新鮮油のこぼれを収容する点及びこれから海岸を修
復する点で重要である。
程が、液体取込み工程及び空気/流体混合物分離工程だ
けであることに留意することが重要である。この機能は
専用化された真空ヘッド22内で行われ、一方、油/水分
離工程は、真空ヘッド22とは物理的に別の専用化された
油/水セパレータ86内で行われる。油/水セパレータ
は、実質的に大気圧で作動し、従って、軽量にすること
もできる。この結果、装置22全体を、装置の輸送を容易
にする比較的軽量かつコンパクトなモジュール構造にす
ることができる。海岸上での物理的衝撃を最小限にする
ため、部品を輸送するための比較的コンパクトで高浮揚
性をもつ車両が設けられる。これらの2つの特徴、すな
わち迅速配備ができること及び環境衝撃が小さいこと
は、新鮮油のこぼれを収容する点及びこれから海岸を修
復する点で重要である。
第1図及び第2図に最も良く示されるように、特殊な
地形車両24は、真空ヘッド22を支持し且つ作業者133を
囲うためのキャブセクション132を有する。キャブセク
ションは、ピン138により形成される垂直軸線の回りで
関節連結されたヒンジ機能136によりパレットセクショ
ン134に連結される。このヒンジは、建設機械に見られ
る慣用的な関節形連結部と実質的に同じものである。複
動流体ラム140、142(第2図及び第13図参照)は、車両
を操縦すべく、パレットセクションに対するキャブセク
ションの相対角度位置を制御する。パレットセクション
は、その前端部に、U形グースネック144を有してい
る。グースネックのヘッドセクションは、ヒンジ136の
ほぞ穴を形成する前方に延びた舌部146を有する。キャ
ブセクション132の後部は、ヒンジのほぞを形成する後
方に延びた対応舌部148を有する。
地形車両24は、真空ヘッド22を支持し且つ作業者133を
囲うためのキャブセクション132を有する。キャブセク
ションは、ピン138により形成される垂直軸線の回りで
関節連結されたヒンジ機能136によりパレットセクショ
ン134に連結される。このヒンジは、建設機械に見られ
る慣用的な関節形連結部と実質的に同じものである。複
動流体ラム140、142(第2図及び第13図参照)は、車両
を操縦すべく、パレットセクションに対するキャブセク
ションの相対角度位置を制御する。パレットセクション
は、その前端部に、U形グースネック144を有してい
る。グースネックのヘッドセクションは、ヒンジ136の
ほぞ穴を形成する前方に延びた舌部146を有する。キャ
ブセクション132の後部は、ヒンジのほぞを形成する後
方に延びた対応舌部148を有する。
グースネック144の後端部は、溶接等により横方向ボ
ックスビーム150に連結されている。対応する横方向の
後部ボックスビーム152は、長手方向に平行で且つ互い
に間隔を隔てたボックスビーム154、156、158(これら
の端部は横方向ボックスビームに溶接されている)と共
に、パレットセクションのベッドを形成する。床板160
及び底板162は、油袋114用の包囲体162を形成すべく、
長手方向ビームの上面及び下面に溶接されている(第9
図参照)。この包囲体の内面は、耐水隔室を形成すべく
シールされている。各油袋114は最大約11.36リットル
(300ガロン)の流体を保有し、好ましくはHypalon(登
録商標)の商標をもつ材料で作られる。装置22が海岸に
到達するとき、油袋114は、第9図の右側に示すよう
に、空になっていることに留意すべきである。油袋の上
方の空の空間は、包囲体162から油/水セパレータ120
(第11図参照)の水ポンプ122の入口側163に至る流体導
管を設けることにより灌水装置30に使用するための水を
充填することができる。また、パレットセクション134
には、横方向ビーム158、154の上縁部にそれぞれ枢着さ
れた側方ゲート164、166が設けられている。これらのゲ
ートを下降させることにより、ファン68及び油/水セパ
レータ86を、慣用的なフォークリフトで持ち上げ且つパ
レットセクション134から取り外すことができる。ま
た、パレットセクションには、灌水装置30に使用するた
めの過度の回収油、追加の水及び/又は洗浄剤、乳化
剤、酵素等、又は燃料を収容するための第1図に示すよ
うなバレル168を設けることもできる。
ックスビーム150に連結されている。対応する横方向の
後部ボックスビーム152は、長手方向に平行で且つ互い
に間隔を隔てたボックスビーム154、156、158(これら
の端部は横方向ボックスビームに溶接されている)と共
に、パレットセクションのベッドを形成する。床板160
及び底板162は、油袋114用の包囲体162を形成すべく、
長手方向ビームの上面及び下面に溶接されている(第9
図参照)。この包囲体の内面は、耐水隔室を形成すべく
シールされている。各油袋114は最大約11.36リットル
(300ガロン)の流体を保有し、好ましくはHypalon(登
録商標)の商標をもつ材料で作られる。装置22が海岸に
到達するとき、油袋114は、第9図の右側に示すよう
に、空になっていることに留意すべきである。油袋の上
方の空の空間は、包囲体162から油/水セパレータ120
(第11図参照)の水ポンプ122の入口側163に至る流体導
管を設けることにより灌水装置30に使用するための水を
充填することができる。また、パレットセクション134
には、横方向ビーム158、154の上縁部にそれぞれ枢着さ
れた側方ゲート164、166が設けられている。これらのゲ
ートを下降させることにより、ファン68及び油/水セパ
レータ86を、慣用的なフォークリフトで持ち上げ且つパ
レットセクション134から取り外すことができる。ま
た、パレットセクションには、灌水装置30に使用するた
めの過度の回収油、追加の水及び/又は洗浄剤、乳化
剤、酵素等、又は燃料を収容するための第1図に示すよ
うなバレル168を設けることもできる。
またパレットセクションの後端部には、慣用的なディ
ーゼルエンジン171を収容及び支持するエンジン隔室170
が設けられている。適当なエンジンは、米国イリノイ州
モーリンのJohn Deere Company社により製造される167.
8Kw(225馬力)エンジンがある。また、エンジン隔室
は、エンジンに対し並列に機械的に連結された75.4立方
センチメートル(4.6立方インチ)の2つの主静流体ポ
ンプ172、173(押し退け容積が電気的に制御される)を
収容している。適当なポンプは、米国ミネソタ州エデン
プレーリーのEaton Corporation社から市販されている
モデルNo.46である。第1ポンプは、ファン68の流体モ
ータ174の駆動に使用される。第2の主流体ポンプは、
フィンランド国ヘルシンキのValmet社により製造されて
いるModel No.405−160の4つのラジアルピストンモー
タ176(第13図参照)を駆動するのに使用される。2つ
のモータは、後輪180、188を独立的に駆動できるよう
に、横方向軸線上でエンジン隔室170の外部に取り付け
られている。残余の2つのモータは、前輪を駆動できる
ように、横方向軸線に沿ってキャブセクション132の両
側に配置されている。
ーゼルエンジン171を収容及び支持するエンジン隔室170
が設けられている。適当なエンジンは、米国イリノイ州
モーリンのJohn Deere Company社により製造される167.
8Kw(225馬力)エンジンがある。また、エンジン隔室
は、エンジンに対し並列に機械的に連結された75.4立方
センチメートル(4.6立方インチ)の2つの主静流体ポ
ンプ172、173(押し退け容積が電気的に制御される)を
収容している。適当なポンプは、米国ミネソタ州エデン
プレーリーのEaton Corporation社から市販されている
モデルNo.46である。第1ポンプは、ファン68の流体モ
ータ174の駆動に使用される。第2の主流体ポンプは、
フィンランド国ヘルシンキのValmet社により製造されて
いるModel No.405−160の4つのラジアルピストンモー
タ176(第13図参照)を駆動するのに使用される。2つ
のモータは、後輪180、188を独立的に駆動できるよう
に、横方向軸線上でエンジン隔室170の外部に取り付け
られている。残余の2つのモータは、前輪を駆動できる
ように、横方向軸線に沿ってキャブセクション132の両
側に配置されている。
第1図に示されるように、装置22の移動は、作業者の
キャブ191内で、右側のジョイスチック(操作棒)190に
より制御される。ジョイスチック190と車輪モータ176及
び操縦ラム140、142との相互作用を示す簡単化した概略
ダイヤグラムが第13図に示されている。全てのモータ
は、主流体ライン192、193を介して並列に連結されてお
り、主流体ラインは、エンジン171に直列に連結された
第1主流体ポンプ172に連結されている。ジョイスチッ
ク190を前方又は後方に移動させると、流体ラインから
の流体の流れが反転される。ジョイスチックを左から右
に移動させると、左側流体ラム140を、右側流体ラム142
とは反対方向に収縮又は伸長させる。かくして、伸長し
たラムの側の流体モータが収縮した側のモータと並列に
連結されていて、過回転できるようになっている間に、
流体ラムの操作により操縦が達成される。右側ジョイス
チックの慣用的な瞬間単プル双投形トリガスイッチ(mo
mentary single pull double throw trigger switch)
が、車輪モータの速度範囲を制御するソレノイド作動形
パイロット弁(図示せず)を作動する。
キャブ191内で、右側のジョイスチック(操作棒)190に
より制御される。ジョイスチック190と車輪モータ176及
び操縦ラム140、142との相互作用を示す簡単化した概略
ダイヤグラムが第13図に示されている。全てのモータ
は、主流体ライン192、193を介して並列に連結されてお
り、主流体ラインは、エンジン171に直列に連結された
第1主流体ポンプ172に連結されている。ジョイスチッ
ク190を前方又は後方に移動させると、流体ラインから
の流体の流れが反転される。ジョイスチックを左から右
に移動させると、左側流体ラム140を、右側流体ラム142
とは反対方向に収縮又は伸長させる。かくして、伸長し
たラムの側の流体モータが収縮した側のモータと並列に
連結されていて、過回転できるようになっている間に、
流体ラムの操作により操縦が達成される。右側ジョイス
チックの慣用的な瞬間単プル双投形トリガスイッチ(mo
mentary single pull double throw trigger switch)
が、車輪モータの速度範囲を制御するソレノイド作動形
パイロット弁(図示せず)を作動する。
真空ヘッド22の昇降及び姿勢は、作業者キャビン191
内の左側ジョイスチック198により操作される同様な流
体装置により制御される。第2図および第14図に最も良
く示されるように、真空ヘッド22は長いフレーム200に
枢着されている。フレームは、横軸部材210(第2図)
の下のピボット212でキャブセクション132に枢着されて
いる。対称的な複動流体ラム214、216が、真空ヘッド22
と横軸部材210との中間(作業者の近くのキャブセクシ
ョンの参照番号218で示す箇所)でフレームに枢着され
ている。これらのラムの作動により、海岸面26上での真
空ヘッドの昇降が制御される。
内の左側ジョイスチック198により操作される同様な流
体装置により制御される。第2図および第14図に最も良
く示されるように、真空ヘッド22は長いフレーム200に
枢着されている。フレームは、横軸部材210(第2図)
の下のピボット212でキャブセクション132に枢着されて
いる。対称的な複動流体ラム214、216が、真空ヘッド22
と横軸部材210との中間(作業者の近くのキャブセクシ
ョンの参照番号218で示す箇所)でフレームに枢着され
ている。これらのラムの作動により、海岸面26上での真
空ヘッドの昇降が制御される。
真空ヘッド22の姿勢は、第2の対称的複動第2ラム22
0、222の操作により制御される。流体制御ライン230、2
32は、主ラム214、216が収縮するときに第2ラム220、2
22が伸長し、これにより真空ヘッド22を海岸面と実質的
に平行な関係を維持するように、慣用的な方法でラムを
調整する。当業者ならば、この装置は、手動コントロー
ラ198の未使用ロール軸線を利用することにより昇降及
び姿勢の独立制御を行うように変更できることが理解さ
れよう。真空ヘッドの姿勢の独立制御は、作業者133
が、油を油袋114内に直接堆積すべく、オーガ56を油の
比較的深い溜まり部内に浸漬できるようにする長所があ
る。適当な制御装置は、Nachi社(日本)から市販され
ている。
0、222の操作により制御される。流体制御ライン230、2
32は、主ラム214、216が収縮するときに第2ラム220、2
22が伸長し、これにより真空ヘッド22を海岸面と実質的
に平行な関係を維持するように、慣用的な方法でラムを
調整する。当業者ならば、この装置は、手動コントロー
ラ198の未使用ロール軸線を利用することにより昇降及
び姿勢の独立制御を行うように変更できることが理解さ
れよう。真空ヘッドの姿勢の独立制御は、作業者133
が、油を油袋114内に直接堆積すべく、オーガ56を油の
比較的深い溜まり部内に浸漬できるようにする長所があ
る。適当な制御装置は、Nachi社(日本)から市販され
ている。
流体ラム214、216、220、222並びに種々の流体ポンプ
(ファン68用の流体モータ及び車輪駆動用のラジアルモ
ータ176を除く)は全て、ディーゼルエンジン171に取り
付けられた補助流体ポンプ(図示せず)により駆動され
る。適当な補助流体ポンプは、米国ミネソタ州エデンプ
レーリーのEaton Corporation社から市販されているモ
デルNo.33である。
(ファン68用の流体モータ及び車輪駆動用のラジアルモ
ータ176を除く)は全て、ディーゼルエンジン171に取り
付けられた補助流体ポンプ(図示せず)により駆動され
る。適当な補助流体ポンプは、米国ミネソタ州エデンプ
レーリーのEaton Corporation社から市販されているモ
デルNo.33である。
真空ヘッド22の全ての構成部品は、薄ゲージのアーテ
ィック鋼(Artic steel)で製造するのが好ましい。或
いは、装置20の構成エレメントは、軽量化を図り且つ捕
捉した油小滴の火花着火を防止するため、タングステン
不活性ガス溶接された軽量グレードのアルミニウム合金
で構成できる。装置が海岸26に及ぼす破壊をできる限り
小さくし、従って海岸面に対し0.414バール(6psi)を
超えない圧力を加えることが重要である。この目的のた
めの好ましいタイヤ180、182、184、186は、米国オハイ
オ州アクロンのGoodyear社から市販されているモデル28
L−60高プロフィール低圧タイヤである。これらのタイ
ヤは、車両24に、約45.7センチメートル(18インチ)の
最低地上高、懸架及び衝撃吸収性を与える。
ィック鋼(Artic steel)で製造するのが好ましい。或
いは、装置20の構成エレメントは、軽量化を図り且つ捕
捉した油小滴の火花着火を防止するため、タングステン
不活性ガス溶接された軽量グレードのアルミニウム合金
で構成できる。装置が海岸26に及ぼす破壊をできる限り
小さくし、従って海岸面に対し0.414バール(6psi)を
超えない圧力を加えることが重要である。この目的のた
めの好ましいタイヤ180、182、184、186は、米国オハイ
オ州アクロンのGoodyear社から市販されているモデル28
L−60高プロフィール低圧タイヤである。これらのタイ
ヤは、車両24に、約45.7センチメートル(18インチ)の
最低地上高、懸架及び衝撃吸収性を与える。
この装置での電気機器の使用をできる限り回避するこ
とについて大きな注意が払われている。夜間での作業を
容易にするため、補助照明装置(図示せず)を設けるこ
とができる。装置を危険で及び/又は爆発の可能性のあ
る雰囲気中で作動できるようにするため、全ての電気ス
イッチは、非反発形(debounced)及び火花抑制形にす
ることが好ましい。
とについて大きな注意が払われている。夜間での作業を
容易にするため、補助照明装置(図示せず)を設けるこ
とができる。装置を危険で及び/又は爆発の可能性のあ
る雰囲気中で作動できるようにするため、全ての電気ス
イッチは、非反発形(debounced)及び火花抑制形にす
ることが好ましい。
上記のように、この装置の可搬性は、油中の揮発分が
蒸発して、取扱いが困難な重スラッジが形成される前
に、漏出現場に到着できる点で大きな長所である。第10
図に示すように、キャブセクション132は、ファン68及
び油/水セパレータ86を取り外した場合には、車輪を取
り外して、パレットセクション134内に嵌合できる。フ
ァン及び油/水セパレータには横方向の中空脚300が設
けられており、慣用的なフォークリフトによる取扱いを
容易にしている。
蒸発して、取扱いが困難な重スラッジが形成される前
に、漏出現場に到着できる点で大きな長所である。第10
図に示すように、キャブセクション132は、ファン68及
び油/水セパレータ86を取り外した場合には、車輪を取
り外して、パレットセクション134内に嵌合できる。フ
ァン及び油/水セパレータには横方向の中空脚300が設
けられており、慣用的なフォークリフトによる取扱いを
容易にしている。
当業者ならば、本願の開示範囲内に含まれる本発明の
他の変更及び他の実施例を考えることができよう。例え
ば、油の溜まりに遭遇することが予想されない適用例に
おいては、第6図及び第7図に示すオーガ56は、第8図
の別の実施例22′に示すように省略できる。また、オー
ガに対する親和性をもたない流体汚染物を取り扱う場合
には、オーガを備えていない実施例22′が好ましい。
他の変更及び他の実施例を考えることができよう。例え
ば、油の溜まりに遭遇することが予想されない適用例に
おいては、第6図及び第7図に示すオーガ56は、第8図
の別の実施例22′に示すように省略できる。また、オー
ガに対する親和性をもたない流体汚染物を取り扱う場合
には、オーガを備えていない実施例22′が好ましい。
本発明の別の変更例および態様を考えることもでき
る。付加的な例として、真空ヘッドの各実施例に、サン
プ80の中身及び流体レベルを視覚モニタリングするため
のプレキシガラス(Plexiglass)覗きポート310を設け
ることができる。或る適用例では、サンプスクリーン78
を省略できる。更に、流体の流れ方向を第11図に示した
ものとは異ならせることができる。第12図に示すよう
に、付加的なフィードバックループを設けることができ
る。ファン68と真空ヘッド22との間に空気フィードバッ
クループ350を設け、ファン速度以外に付加的空気流量
を変化できるようにすることもできる。また、第6A図に
示すように、孔48にバタフライ形ルーバ352を設け、真
空ヘッド内の圧力差を制御することもできる。更に第12
図に示すように、洗浄剤、酵素及び乳化剤等の添加物36
0用の流路を設けて、これらの薬剤を真空ヘッド22及び
油貯蔵袋114に導くように構成することもできる。
る。付加的な例として、真空ヘッドの各実施例に、サン
プ80の中身及び流体レベルを視覚モニタリングするため
のプレキシガラス(Plexiglass)覗きポート310を設け
ることができる。或る適用例では、サンプスクリーン78
を省略できる。更に、流体の流れ方向を第11図に示した
ものとは異ならせることができる。第12図に示すよう
に、付加的なフィードバックループを設けることができ
る。ファン68と真空ヘッド22との間に空気フィードバッ
クループ350を設け、ファン速度以外に付加的空気流量
を変化できるようにすることもできる。また、第6A図に
示すように、孔48にバタフライ形ルーバ352を設け、真
空ヘッド内の圧力差を制御することもできる。更に第12
図に示すように、洗浄剤、酵素及び乳化剤等の添加物36
0用の流路を設けて、これらの薬剤を真空ヘッド22及び
油貯蔵袋114に導くように構成することもできる。
当業者には、他の変更及び態様が明らかであろう。従
って、本発明は上記説明により制限されるものではな
く、請求の範囲の記載によって制限されるべきものであ
る。
って、本発明は上記説明により制限されるものではな
く、請求の範囲の記載によって制限されるべきものであ
る。
フロントページの続き (56)参考文献 米国特許5192435(US,A) 独国特許出願公開3910228(DE,A 1) 独国特許出願公開3209652(DE,A 1) 独国特許出願公開3036505(DE,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01H 12/00 B03B 9/02
Claims (27)
- 【請求項1】石油のように水よりも低密度の流体汚染物
質で汚染された粒状媒体(26)の汚染除去方法におい
て、 粒状媒体(26)に充分な水を灌注して、媒体(26)を実
質的に飽和させる工程と、 媒体(26)の表面を横切って且つ該表面に対して実質的
に垂直に高速空気流を付与して、上方に空気、水及び流
体汚染物質の泡に富んだ混合物(32)が存在する水柱を
形成する工程と、 水及び流体汚染物質の小滴が空気流中に捕捉された状態
を維持するように、空気流の速度を限界速度以下に減速
させることなく、空気流を空気/流体分離チャンバ(6
7)内に導入する工程と、 水及び流体汚染物質の小滴が流体サンプ(80)内に落下
して、水/汚染物質流体混合物として凝集するように、
空気/流体分離チャンバ(67)内の空気流の速度を限界
速度以下に低下させる工程と、 水/汚染物質流体混合物を流体サンプ(80)から除去す
る工程とを有することを特徴とする汚染除去方法。 - 【請求項2】前記空気/流体分離チャンバ(67)とは物
理的に異なる流体汚染物質/水セパレータ(86)内のサ
ンプ(80)から水/汚染物質流体混合物を受け入れる工
程と、水から流体汚染物質を連続的に分離して、比較的
純粋な水及び比較的純粋な汚染物質を作る工程とを有す
ることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 - 【請求項3】前記比較的純粋な汚染物質を貯蔵チャンバ
(114)に移送することを特徴とする請求の範囲第2項
に記載の方法。 - 【請求項4】前記粒状媒体(26)に灌注するのに、前記
比較的純粋な水を使用することを特徴とする請求の範囲
第3項に記載の方法。 - 【請求項5】前記全ての工程は、前記媒体(26)の表面
に0.42キログラム/平方センチメートル(6ポンド/平
方インチ)以下の圧力を付与する自走形プラットホーム
(24)上で及び該プラットホーム(24)から行われるこ
とを特徴とする請求の範囲第4項に記載の方法。 - 【請求項6】前記限界速度は約18.3メートル/秒(60フ
ィート/秒)であることを特徴とする請求の範囲第1項
に記載の方法。 - 【請求項7】海岸から石油又は他の低密度液体汚染物質
を回収する方法において、 海岸の選択領域が既に実質的に飽和されていなければ、
前記選択領域に水を灌注する工程と、 空気、石油及び水の泡に富んだ混合物(32)が真空ヘッ
ド(22)内に吸引されるように、選択領域の上方に真空
ヘッド(22)を位置決めし且つ選択領域を横切って且つ
該選択領域に対して垂直に空気流を発生させる工程と、 空気流中に捕捉された水及び石油の小滴がサンプ(80)
内に落下して、該サンプ(80)内に流体混合物が、及び
真空ヘッド(22)内に比較的純粋な空気が形成されるよ
うに、真空ヘッド(22)内の空気流の速度を限界速度以
下に低下させる工程と、 真空ヘッド(22)から比較的純粋な空気を追い出し且つ
真空ヘッド(22)から流体混合物を除去する工程とを有
することを特徴とする汚染物質回収方法。 - 【請求項8】前記流体混合物を石油/水セパレータ(8
6)に導入して、比較的純粋な石油汚染物質と比較的純
粋な水とを形成する工程を有することを特徴とする請求
の範囲第7項に記載の方法。 - 【請求項9】前記比較的純粋な石油を貯蔵チャンバ(11
4)に移送する工程を有することを特徴とする請求の範
囲第8項に記載の方法。 - 【請求項10】前記全ての工程は、海岸(26)に0.42キ
ログラム/平方センチメートル(6ポンド/平方イン
チ)以下の圧力を付与する自走形プラットホーム(24)
上で及び該プラットホーム(24)から行われることを特
徴とする請求の範囲第9項に記載の方法。 - 【請求項11】前記比較的純粋な水を用いて前記選択領
域に灌注する工程を有することを特徴とする請求の範囲
第8項に記載の方法。 - 【請求項12】前記限界速度は約18.3メートル/秒(60
フィート/秒)であることを特徴とする請求の範囲第7
項に記載の方法。 - 【請求項13】親油性表面と接触する石油の小滴の大部
分が親油性表面(56)に付着し且つ空気流から除去され
るように、前記空気流中に捕捉された水及び石油の小滴
を、空気流の速度を低下させる前に、真空ヘッド(22)
内の前記親油性表面(56)上に通す工程を有することを
特徴とする請求の範囲第7項に記載の方法。 - 【請求項14】前記親油性表面(56)から石油の小滴を
実質的に除去する工程を有することを特徴とする請求の
範囲第13項に記載の方法。 - 【請求項15】前記親油性表面は、水よりも石油に対し
て大きな親和力を有する回転金属オーガ(56)であるこ
とを特徴とする請求の範囲第14項に記載の方法。 - 【請求項16】海岸上の漏出石油を回収するための迅速
応答装置において、 真空ヘッド(22)を有し、該真空ヘッド(22)が第1断
面積をもつ油/空気/水の入口を備え、該油/空気/水
の入口が、第1断面積よりも実質的に小さい第2断面積
を形成する上向きプレナム(60)に対して直列に流体的
に連結されており、前記真空ヘッドが更に沈降チャンバ
(67)を備え、該沈降チャンバ(67)が、第2断面積よ
りも実質的に大きな第3断面積を形成し且つ沈降チャン
バの底部に隣接する流体サンプ(80)及び頂部に隣接す
る空気出口(66)を備えており、 前記真空ヘッド(22)が、水で飽和され且つ油汚染され
た海岸(26)の表面から上方の好ましい高さ(76)に配
置されると、油、空気及び水の泡に富んだ混合物(32)
が真空ヘッドの下に発生されるように、且つ油及び水の
小滴が前記入口内に吸引され且つ空気流中に捕捉される
ように前記真空ヘッド(22)を通る高速空気流を発生さ
せるための、前記空気出口(66)に流体的に連結された
真空手段(68)と、 前記サンプ(80)から流体を除去すべく、該サンプ(8
0)に流体的に連結された流体除去手段(64)と、 海岸の表面から上方の好ましい高さ(76)に前記真空ヘ
ッド(22)を支持するための支持手段(24)とを更に有
することを特徴とする海岸上の漏出石油を回収するため
の迅速応答装置。 - 【請求項17】前記真空ヘッド(22)は、空気流中に捕
捉された油小滴を収集するための、前記油/空気/水の
入口(49)とプレナム(60)との間の回転可能な親油性
オーガ(56)を備え、前記真空ヘッド(22)は更に、収
集された油を真空ヘッド(22)から除去するための、前
記オーガ(56)の出口(110)に流体的に連結された油
導管を備えていることを特徴とする請求の範囲第16項に
記載の装置。 - 【請求項18】前記空気流中に捕捉された油及び水の小
滴が空気流から実質的に解放されてサンプ(80)内に落
下するように、前記第1断面積が約2903平方センチメー
トル(450平方インチ)、第2断面積が約1613平方セン
チメートル(250平方インチ)、第3断面積が約10,265
平方センチメートル(1600平方インチ)であることを特
徴とする請求の範囲第16項に記載の装置。 - 【請求項19】前記入口(49)は真空ヘッド(22)の前
縁部に隣接して配置され、前記プレナム(60)は、約5.
08センチメートル(2インチ)の実質的に一定の分離距
離をもつ上方に湾曲した1対の壁(40、62)により形成
された長い通路であり、前記沈降チャンバ(67)は、約
50.8センチメートル(20インチ)の分離距離をもつ上方
及び下方の壁で主として形成されていることを特徴とす
る請求の範囲第18項に記載の装置。 - 【請求項20】前記真空手段は、前記入口(49)での空
気流の速度が少なくとも約18.3メートル/秒(60フィー
ト/秒)であるように、少なくとも283.2立方メートル
/分(10,000立方フィート/分)の容量をもつファン
(68)を備え、前記プレナム(60)内の空気流の速度が
少なくとも約45.7メートル/秒(150フィート/秒)で
あり、前記沈降チャンバ(67)内の空気流の速度が実質
的に18.3メートル/秒(60フィート/秒)以下であるこ
とを特徴とする請求の範囲第19項に記載の装置。 - 【請求項21】前記流体除去手段(84)に流体的に連結
され、前記流体を比較的純粋な水と比較的純粋な油とに
分離するための油/水セパレータ(86)を有することを
特徴とする請求の範囲第16項に記載の装置。 - 【請求項22】前記真空ヘッドの潅水手段(30)と、前
記油/水セパレータ(86)に流体的に連結され、前記比
較的純粋な水を受入れ且つ該水を前記潅水手段(30)に
移送して真空ヘッド(22)の近くの海岸(26)を潅水す
るための水フィードバック手段(124)とを有すること
を特徴とする請求の範囲第21項に記載の装置。 - 【請求項23】前記油/水セパレータ(86)に流体的に
連結され、海岸(26)から回収された前記比較的純粋な
油を受け入れ且つ貯蔵するための回収油受容器(114)
を有することを特徴とする請求の範囲第21項に記載の装
置。 - 【請求項24】前記支持手段は、真空ヘッド(22)、油
/水セパレータ(86)、真空手段(68)及び回収油受容
器(114)を支持するための、環境的に低衝撃の自走式
車両(24)を備えていることを特徴とする請求の範囲第
23項に記載の装置。 - 【請求項25】前記車両(24)は、真空ヘッド(22)を
支持するキャブセクション(132)と、油/水セパレー
タ(86)、真空手段(68)及び回収油受容器(114)を
支持するための前記キャブセクション(132)に対して
関節連結されたパレットセクション(134)とを有する
ことを特徴とする請求の範囲第24項に記載の装置。 - 【請求項26】前記車両(24)は、海岸(26)に0.41バ
ール(6psi)以下の圧力を付与することを特徴とする請
求の範囲第25項に記載の装置。 - 【請求項27】前記車両は、約5443キログラム(12,000
ポンド)以下の乾燥重量と、前記キャブ(132)に連結
された2つの大形タイヤ(184、186)と、前記パレット
(134)に連結された2つの大形タイヤ(180、182)と
を有し、各タイヤは、装置が海岸(26)に約0.345バー
ル(5psi)以下の乾燥圧力を付与するように、約3716平
方センチメートル(4平方フィート)の踏面を有するこ
とを特徴とする請求の範囲第26項に記載の装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/864,869 US5302210A (en) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | Rapid deployment method for recovering oil from beaches |
US864,869 | 1992-04-07 | ||
PCT/US1993/003220 WO1993020287A1 (en) | 1992-04-07 | 1993-04-06 | Rapid deployment system for recovering oil from beaches |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07505457A JPH07505457A (ja) | 1995-06-15 |
JP3293825B2 true JP3293825B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=25344250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51776593A Expired - Fee Related JP3293825B2 (ja) | 1992-04-07 | 1993-04-06 | 海岸から漏出油を回収するための方法および装置 |
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Country | Link |
---|---|
US (2) | US5302210A (ja) |
EP (1) | EP0635084B1 (ja) |
JP (1) | JP3293825B2 (ja) |
KR (1) | KR100255092B1 (ja) |
AT (1) | ATE159066T1 (ja) |
AU (1) | AU664746B2 (ja) |
CA (1) | CA2133647C (ja) |
DE (1) | DE69314482T2 (ja) |
DK (1) | DK0635084T3 (ja) |
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GR (1) | GR3025754T3 (ja) |
WO (1) | WO1993020287A1 (ja) |
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