JP3293570B2 - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

Info

Publication number
JP3293570B2
JP3293570B2 JP29587798A JP29587798A JP3293570B2 JP 3293570 B2 JP3293570 B2 JP 3293570B2 JP 29587798 A JP29587798 A JP 29587798A JP 29587798 A JP29587798 A JP 29587798A JP 3293570 B2 JP3293570 B2 JP 3293570B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift
speed
hydraulic
control
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29587798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000120854A (ja
Inventor
正猛 市川
洋 筒井
久雄 山田
正雄 斉藤
正明 西田
義久 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP29587798A priority Critical patent/JP3293570B2/ja
Publication of JP2000120854A publication Critical patent/JP2000120854A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3293570B2 publication Critical patent/JP3293570B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載され
る自動変速機の油圧制御装置に係わり、詳しくは多重変
速動作における油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、図14に示すように、自動変速機
のシフトレバー100を、Dレンジにおいて1速、2
速、3速及び4速の操作ポジションに操作し得るように
構成し、自動変速機にあっても、マニュアルによる各変
速段に強制的に変速して、マニュアル変速のフィーリン
グを持たせるものがあるが、通常のDレンジにあって、
2速から3速へアップシフトの自動変速中にマニュアル
操作又はアクセル操作によるキックダウンにより2速へ
ダウンシフトする、いわゆる多重変速動作が生じる場合
がある。
【0003】こうした場合、摩擦係合要素は、図11に
示すように、変速判断が出た時点でそれまでの解放動作
から、逆の変速制御動作のトルク相制御に移行するが、
摩擦係合要素はすでにアップシフトの変速動作(解放動
作)が進んでいるために、トルク相制御開始後、変速開
始判断が出て必要なイナーシャ分のトルクを発生させる
油圧に上がる前に、イナーシャ相制御(フィードバック
制御)、終期制御に進んでしまい、図11破線で示すよ
うに、変速時間が長くなり、ガードタイマにより変速が
終了してしまう不都合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうした点を改善する
ために、図11の実線に示すように多重変速判断が行な
われた時点で入力軸の回転変化率ωを検出し、変化率ω
が負から正となって出力軸の回転が上昇に転じ、摩擦係
合要素の係合圧が十分に上昇し、該摩擦係合要素の係合
が実際開始されるのを待ってイナーシャ相制御(フィー
ドバック制御)に移動する手法も提案されている。
【0005】しかし、こうした方法では、図12及び図
13に示すように、加速時又は減速時などにおいて、出
力軸回転数が上昇又は低下する場合には、入力軸回転数
の変化率ωが必ずしもイナーシャ制御(フィードバック
制御)を開始すべき時点で正から負又は負から正へと変
化するとは限らないので、適切な変速開始時期を逃し、
変速時間が長くなってしまう不都合が生じる。特に、減
速時にあっては、出力軸回転数の変化方向と入力軸回転
数の変化方向と同方向となるため、比較的小さい減速状
態でも、上記不都合が顕在化する。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、定常時や加速
時はもちろん、減速時においても、適切に変速開始時期
を判断することが出来る自動変速機の油圧制御装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
エンジン出力軸(13)からの動力が入力される入力軸
(3)と、車輪に連結される出力軸(14)と、これら
入力軸と出力軸との間で動力伝達経路を変更する複数の
摩擦係合要素(C1〜C3、B1〜B5)と、これら摩
擦係合要素を断・接作動する油圧サーボ(29、30)
と、これら油圧サーボの油圧を制御する油圧制御手段
(SLS、SLU)と、車輌走行状況に基づく各センサ
からの信号を入力して、前記油圧制御手段へ油圧制御信
号を出力する制御部(21)と、を備えてなる自動変速
機の油圧制御装置において、前記制御部は、前記センサ
からの入力に基づき、第1の変速中に、該第1の変速と
は逆方向の第2の変速が指令されたことを判断する多重
変速判断手段(21e)と、前記多重変速判断手段によ
る第2の変速の指令の判断に基づき、前記油圧制御手段
を介した摩擦係合要素の断・接作動による前記第2の変
速の実行を開始させる変速制御手段(21a、21b、
21d)と、前記センサからの入力に基づき、前記第2
の変速が実行されて以降の前記入力軸の回転数と、前記
出力軸の回転数及び前記第1の変速の前段又は後段の減
速比から得られる回転数との間の回転数差を所定の時間
間隔で定期的に検出演算し、前記回転数差の変化方向が
逆転した時点を前記第2の変速が開始された時点と判断
する変速開始判断手段(21c)と、前記変速開始判断
手段からの変速開始判断に基づいて、前記第2の変速に
おいて、前記油圧制御手段を介した摩擦係合要素のフィ
ードバック制御による断・接作動を開始するフィードバ
ック制御手段(21a、21b)と、を有することを特
徴とする自動変速機の油圧制御装置にある。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の自動変
速機の油圧制御装置において、前記回転数差は、前記入
力軸の回転数から、前記出力軸の回転数に前記第1の変
速前段又は後段の減速比を乗じた値を差し引いた値であ
ることを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
自動変速機の油圧制御装置において、前記多重変速判断
手段が、第2の変速がマニュアルダウンであると判断し
た場合には、前記変速制御手段は、係合側の摩擦係合要
素の油圧を上昇させると共に、前記フィードバック制御
手段は、前記係合側の摩擦係合要素(B5)のフィード
バック制御を行なうことを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項1又は2記載の
自動変速機の油圧制御装置において、前記多重変速判断
手段が、第2の変速がキックダウンであると判断した場
合には、前記変速制御手段は、解放側の摩擦係合要素の
油圧を減少させると共に、前記フィードバック制御手段
は、前記解放側の摩擦係合要素(B4)のフィードバッ
ク制御を行なうことを特徴とする。
【0011】[作用]上記した構成により、本発明は、
変速開始判断手段(21c)が前記第2の変速が実行さ
れて以降の前記入力軸の回転数と、出力軸の回転数及び
第1の変速の前段又は後段の減速比から得られる回転数
との間の回転数差を所定の時間間隔で定期的に検出演算
し、ある時点の回転数差の変化方向が逆転した時点を前
記第2の変速による入力軸の回転変化が開始された時点
と判断し、フィードバック制御手段(21a、21b)
が油圧制御手段を介した摩擦係合要素のフィードバック
制御による断・接作動を開始するように作用する。
【0012】なお、上記括弧内の番号等は、図面におけ
る対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本
記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
【0013】
【発明の効果】請求項1に係る発明によると、変速開始
判断手段が第2の変速が実行されて以降の入力軸の回転
数と、出力軸の回転数及び第1の変速の前段又は後段の
減速比から得られる回転数との間の回転数差を所定の時
間間隔で定期的に検出演算し、ある時点の回転数差の変
化方向が逆転した時点を第2の変速による入力軸の回転
変化が開始された時点と判断することから、例えば図
8、図9に示すように、車両が定速走行状態の定常時や
加速時は勿論、入力軸の回転数変化率が負のままとなる
減速時においても、的確に入力軸の回転数変化を補足す
ることが出来、適切なタイミングで摩擦係合要素(例え
ばブレーキB5又はB4)のフィードバック(イナーシ
ャ)制御状態に入ることが出来る。
【0014】また、多重変速判断時点ではイナーシャ相
(フィードバック)制御に入ることは無いので、変速時
間が長くなるようなこともなく、好都合である。
【0015】請求項2に係る発明によると、入力軸の回
転数から、出力軸の回転数に減速比を乗じた値を差し引
くことにより得られる回転数から回転数差を得ることが
出来、制御を容易に行なうことが出来る。
【0016】請求項3に係る発明によると、第2の変速
がマニュアルダウンである場合に、係合側の摩擦係合要
素主体の制御を行なうことが出来る。
【0017】請求項4に係る発明によると、第2の変速
がキックダウンであると判断した場合に、解放側の摩擦
係合要素主体の制御を行なうことが出来る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0019】5速自動変速機1は、図2に示すように、
トルクコンバータ4、3速主変速機構2、3速副変速機
構5及びディファレンシャル8を備えており、かつこれ
ら各部は互に接合して一体に構成されるケースに収納さ
れている。そして、トルクコンバータ4は、ロックアッ
プクラッチ4aを備えており、エンジンクランクシャフ
ト13から、トルクコンバータ内の油流を介して又はロ
ックアップクラッチによる機械的接続を介して主変速機
構2の入力軸3に入力する。そして、一体ケースにはク
ランクシャフトと整列して配置されている第1軸3(具
体的には入力軸)及び該第1軸3と平行に第2軸6(カ
ウンタ紬)及び第3軸(左右車軸)14a,14bが回
転自在に支持されており、また該ケースの外側にバルブ
ボディが配設されている。
【0020】主変速機構2は、シンプルプラネタリギヤ
7とダブルピニオンプラネタリギヤ9からなるプラネタ
リギヤユニット15を有しており、シンプルプラネタリ
ギヤ7はサンギヤSl、リングギヤRl、及びこれらギ
ヤに噛合するピニオンPlを支持したキャリヤCRから
なり、またダブルピニオンプラネタリタリギヤ9は上記
サンギヤSlと異なる歯数からなるサンギヤS2、リン
グギヤR2、並びにサンギヤS2に噛合するピニオンP
2及びリングギヤR2に噛合するピニオンP3を前記シ
ンプルプラネタリギヤ7のピニオンPlと共に支持する
共通キャリヤCRからなる。
【0021】そして、エンジンクランクシャフト13か
らトルクコンバータ4を介して連動している入力軸3
は、第1の(フォワード)クラッチClを介してシンプ
ルプラネタリギヤ7のリングギヤRlに連結し得ると共
に、第2の(ダイレクト)クラッチC2を介してシンプ
ルプラネタリギヤ7のサンギヤSlに連結し得る。ま
た、ダブルピニオンプラネタリギヤ9のサンギヤS2
は、第1のブレーキBlにて直接係止し得ると共に、第
1のワンウェイクラッチFlを介して第2のブレーキB
2にて係止し得る。更に、ダブルピニオンプラネタリギ
ヤ9のリングギヤR2は、第3のブレーキB3及び第2
のワンウェイクラッチF2にて係止し得る。そして、共
通キャリヤCRが、主変速機構2の出力部材となるカウ
ンタドライブギヤ18に連結している。
【0022】一方、副変速機構5は、第2軸を構成する
カウンタ軸6の軸線方向リヤ側に向って、出力ギヤ1
6、第1のシンプルプラネタリギヤ10及び第2のシン
プルプラネタリギヤ11が横に配置されており、またカ
ウンタ軸6はベアリングを介して一体ケースに回転自在
に支持されている。前記第1及び第2のシンプルプラネ
タリギヤ10,11は、シンプソンタイプからなる。
【0023】また、第1のシンプルプラネタリギヤ10
は、そのリングギヤR3が前記カウンタドライブギヤ1
8に噛合するカウンタドリブンギヤ17に連結してお
り、そのサンギヤS3がカウンタ軸6に回転自在に支持
されているスリーブ軸12に固定されている。そして、
ピニオンP3はカウンタ軸6に一体に連結されたフラン
ジからなるキャリヤCR3に支持されており、また該ピ
ニオンP3の他端を支持するキャリヤCR3はUDダイ
レクトクラッチC3のインナハブに連結している。ま
た、第2のシンプルプラネタリギヤ11は、そのサンギ
ヤS4が前記スリーブ軸12に形成されて前記第1のシ
ンプルプラネタリギヤのサンギヤS3に連結されてお
り、そのリングギヤR4は、カウンタ軸6に連結されて
いる。
【0024】そして、UDダイレクトクラッチC3は、
前記第1のシンプルプラネクリギヤのキャリヤCR3と
前記連結されたサンギヤS3,S4との間に介在してお
り、かつ該連結されたサンギヤS3,S4は、バンドブ
レーキからなる第4のプレーキB4にて係止し得る。更
に、第2のシンプルプラネタリギヤのピニオンP4を支
持するキャリヤCR4は、第5のブレーキB5にて係止
し得る。
【0025】ついで、図2及び図3に沿って、本5速自
動変速機の機構部分の作用について説明する。
【0026】D(ドライブ)レンジにおける1速(1S
T)状態では、フォワードクラッチClが接続し、かつ
第5のブレーキB5及び第2のワンウェイクラッチF2
が係止して、ダブルピニオンプラネタリギヤのリングギ
ヤR2及び第2のシンプルプラネタリギヤ11のキャリ
ヤCR4が停止状態に保持される。この状態では、入力
軸3の回転は、フォワードクラッチClを介してシンプ
ルプラネタリギヤのリングギヤRlに伝達され、かつダ
ブルピニオンプラネタリギヤのリングギヤR2は停止状
態にあるので、両サンギヤSl、S2を逆方向に空転さ
せながら共通キャリヤCRが正方向に大幅減速回転され
る。即ち、主変速機構2は、1速状態にあり、該減速回
転がカウンタギヤ18,17を介して副変速機構5にお
ける第1のシンプルプラネタリギヤのリングギヤR3に
伝達される。該副変速機構5は、第5のブレーキB5に
より第2のシンプルプラネタリギヤのキャリヤCR4が
停止され、1速状態にあり、前記主変速機構2の減速回
転は、該副変速機構5により更に減速されて、出力ギヤ
16から出力する。
【0027】2速(2ND)状態では、フォワードクラ
ッチClに加えて、第2のブレーキB2(及び第1のブ
レーキBl)が作動し、更に、第2のワンウェイクラッ
チF2から第1のワンウェイクラッチFlに作動が切換
わり、かつ第5のブレーキB5が係止状態に維持されて
いる。この状態では、サンギヤS2が第2のブレーキB
2及び第1のワンウェイクラッチFlにより停止され、
従って入力軸3からフォワードクラッチClを介して伝
達されたシンプルプラネタリギヤのリングギヤRlの回
転は、ダブルピニオンプラネタリギヤのリングギヤR2
を正方向に空転させながらキャリヤCRを正方向に減速
回転する。更に、該減速回転は、カウンタギヤ18,1
7を介して副変速機構5に伝達される。即ち、主変速機
構2は2速状態となり、副変速機構5は、第5のブレー
キB5の係合により1速状態にあり、この2速状態と1
速状態が組合されて、自動変速機1全体で2速が得られ
る。なおこの際、第1のブレーキBlも作動状態となる
が、コーストダウンにより2速になる場合、該第1のブ
レーキBlは解放される。
【0028】3速(3RD)状態では、フォワードクラ
ッチCl、第2のブレーキB2及び第1のワンウェイク
ラッチFl並びに第1のブレーキBlはそのまま係合状
態に保持され、第5のブレーキB5の係止が解放される
と共に第4のブレーキB4が係合する。即ち、主変速機
構2はそのままの状態が保持されて、上述した2速時の
回転がカウンタギヤ18,17を介して副変速機構5に
伝えられ、そして副変速機構5では、第1のシンプルプ
ラネタリギヤのリングギヤR3からの回転がそのサンギ
ヤS3及びサンギヤS4の固定により2速回転としてキ
ャリヤCR3から出力し、従って主変速機構2の2速と
副変速機構5の2速で、自動変速機1全体で3速が得ら
れる。
【0029】4速(4TH)状態では、主変速機構2
は、フォワードクラッチCl、第2のブレーキB2及び
第1のワンウェイクラッチFl並びに第1のブレーキB
lが係合した上述2速及び3速状態と同じであり、副変
速機構5は、第4のブレーキB4を解放すると共にUD
ダイレクトクラッチC3が係合する。この状態では、第
1のシンプルプラネタリギヤのキャリヤCR3とサンギ
ヤS3,S4が連結して、プラネクリギヤ10,11が
一体回転する直結回転となる。従って、主変速機構2の
2速と副変速機構5の直結(3速)が組合されて、自動
変速機全体で、4速回転が出力ギヤ16から出力する。
【0030】5速(5TH)状態では、フォワードクラ
ッチCl及びダイレクトクラッチC2が係合して、入力
軸3の回転がシンプルプラネタリギヤのリングギヤRl
及びサンギヤSlに共に伝達されて、主変速機構2は、
ギヤユニットが一体回転する直結回転となる。この際、
第1のブレーキBlが解放されかつ第2のブレーキB2
は係合状態に保持されるが第1のワンウェイクラッチF
lが空転することにより、サンギヤS2は空転する。ま
た、副変速機構5は、UDダイレクトクラッチC3が係
合した直結回転となっており、従って主変速機構2の3
速(直結)と副変速機構5の3速(直結)が組合され
て、自動変速機全体で、5速回転が出力ギヤ16から出
力する。
【0031】更に、本自動変速機は、加速等のダウンシ
フト時に作動する中間変速段、即ち3速ロー及び4速ロ
ーがある。
【0032】3速ロー状態は、フォワードクラッチCl
及びダイレクトクラッチC2が接続し(第2ブレーキB
2が係合状態にあるがワンウェイクラッチFlによりオ
ーバランする)、主変速機構2はプラネタリギヤユニッ
ト15を直結した3速状態にある。一方、第5のブレー
キB5が係止して副変速機構5は1速状態にあり、従っ
て主変速機構2の3速状態と副変速機構5の1速状態が
組合されて、自動変速機1全体で、前述した2速と3速
との問のギヤ比となる変速段が得られる。
【0033】4速ロー状態は、フォワードクラッチCl
及びダイレクトクラッチC2が接続して、主変速機構2
は、上記3速ロー状態と同様に3速(直結)状態にあ
る。一方、副変速機構5は、第4のブレーキB4が係合
して、第1のシンプルプラネタリギヤ10のサンギヤS
3及び第2のシンプルプラネタリギヤ11のサンギヤS
4が固定され、2速状態にある。従って、主変速機構2
の3速状態と副変速機構5の2速状態が組合されて、自
動変速機1全体で、前述した3速と4速との間のギヤ比
となる変速段が得られる。
【0034】なお、図2において点線の丸印は、コース
ト時エンジンブレーキの作動状態(4、3又は2レン
ジ)を示す。即ち、1速時、第3のブレーキB3が作動
して第2のワンウェイクラッチF2のオーバランによる
リングギヤR2の回転を阻止する。また、2速時、3速
時及び4速時、第1のブレーキ81が作動して第1のワ
ンウェイクラッチFlのオーバランによるサンギヤSl
の回転を阻止する。
【0035】また、R(リバース)レンジにあっては、
ダイレクトクラッチC2及び第3のブレーキB3が係合
すると共に、第5のブレーキB5が係合する。この状態
では、入力軸3の回転はダイレクトクラッチC2を介し
てサンギヤSlに伝達され、かつ第3のブレーキB3に
よりダブルピニオンプラネタリギヤのリングギヤR2が
停止状態にあるので、シンプルプラネタリギヤのリング
ギヤRlを逆転方向に空転させながらキャリヤCRも逆
転し、該逆転が、カウンタギヤ18,17を介して副変
速機構5に伝達される。副変速機構5は、第5のブレー
キB5に基づき第2のシンプルプラネクリギヤのキャリ
ヤCR4が逆回転方向にも停止され、1速状態に保持さ
れる。従って、主変速機構2の逆転と副変速機構5の1
速回転が組合されて、出力軸16から逆転減速回転が出
力する。
【0036】図1は、電気制御系を示すブロック図であ
り、21は、マイクロコンピュータ(マイコン)からな
る制御部(ECU)で、エンジン回転センサ22、ドラ
イバのアクセルペダル踏み量を検出するスロットル開度
センサ23、トランスミッション(自動変速機構)の入
力軸回転数(=タービン回転数)を検出するセンサ2
5、車速(=自動変速機出力軸回転数)センサ26及び
シフトセンサ27からの各信号が入力しており、また油
圧回路のリニアソレノイドバルブSLS及びSLUに出
力している。前記制御部21は、変速制御部21eを構
成する解放側油圧を制御する解放側制御手段21aと、
係合側油圧を制御する係合側制御手段21bとを有し、
更に、入力軸回転数とギヤ比(減速比)を考慮した出力
軸回転数の差を、前記入力軸回転数センサ25及び車速
センサ26等のセンサに基づき検出演算して、該検出演
算値により変速開始時期を判断する変速開始判断手段2
1cと、変速動作中にそれまでの変速方向とは逆方向に
更なる変速動作が指示された(例えば、2速−3速への
アップシフト中に、2速へのダウンシフトが指令される
か、3速−2速へのダウンシフト中に、3速へのアップ
シフトが指令される)多重変速が行なわれた場合に、更
なる変速動作の内容に対応した制御を各摩擦係合要素に
対して行なう制御切換え手段21dと、を備えている。
【0037】図4は、油圧回路の概略を示す図であり、
前記2個のリニアソレノイドバルブSLS及びSLUを
有すると共に、自動変速機構のプラネタリギヤユニット
の伝達経路を切換えて、例えば前進5速、後進1速の変
速段を達成する複数の摩擦係合要素(クラッチ及びブレ
ーキ)を断接作動する複数の油圧サーボ29、30を有
している。また、前記リニアソレノイドバルブSLS及
びSLUの入力ポートal,a2にはソレノイドモジュ
レータ圧が供給されており、これらリニアソレノイドバ
ルブの出力ポートbl・b2からの制御油圧がそれぞれ
プレッシャコントロールバルブ31,32の制御油室3
1a,32aに供給されている。プレッシャコントロー
ルバルブ31,32は、ライン圧がそれぞれ入力ポート
31b,32bに供給されており、前記制御油圧にて調
圧された出力ポート31c,32cからの調圧油圧が、
それぞれシフトバルブ33,35を介して適宜各油圧サ
ーボ29,30に供給される。
【0038】なお、本油圧回路は、一方の摩擦係合要素
を解放すると共に他方の摩擦係合要素を係合する、いわ
ゆるクラッチツークラッチによる変速に係る基本概念を
示すものであり、各油圧サーボ29,30及びシフトバ
ルブ33,35は、象徴的に示すものであって、実際に
は、自動変速機構に対応して油圧サーボは多数備えられ
ているが、具体的には、3→2変速に際して第4のブレ
ーキB4用油圧サーボ及び第5のブレーキB5用油圧サ
ーボ、4→3変速に際しての第3のクラッチC3用油圧
サーボ及び第4のブレーキB4用油圧サーボであり、ま
た、これら油圧サーボヘの油圧を切換えるシフトバルブ
も多数備えている。また、油圧サーボ30に示すように
油圧サーボは、シリンダ36にオイルシール37により
油密状に嵌合するピストン39を有しており、該ピスト
ン39は、油圧室40に作用するプレッシャコントロー
ルバルブ32からの調圧油圧に基づき、戻しスプリング
41に抗して移動し、外側摩擦プレート42及び内側摩
擦材43を接触する。該摩擦プレート及び摩擦材は、ク
ラッチで示してあるが、ブレーキにも同様に対応するこ
とは勿論である。
【0039】既に述べたように、自動変速機1が2速か
ら3速へアップシフトする際には、図3に示すように、
制御部21からの指令に基づき、変速制御部21eの係
合側制御手段21bによりB4ブレーキが係合されると
ともに、解放側制御手段21aによりB5ブレーキは解
放される、いわゆる掴み変えによる変速動作が行なわれ
る。この時の制御部21が実行する係合側ブレーキB4
と解放側ブレーキB5の制御フローは、図10に示すよ
うに、係合側はステップS1からステップS4に示すよ
うに、ステップS1の制御開始からステップS2のサー
ボ起動制御、ステップS3のトルク相制御、ステップS
4のイナーシャ相(フィードバック)制御を経て、ステ
ップS6の終期制御からステップS7の完了制御を経、
ステップS8で制御終了となり、B4ブレーキは係合さ
れる。一方、解放側は、ステップS9の制御開始から、
通常の待機制御(ステップS10)、初期制御(ステッ
プS11)、解放制御(ステップS11)を経て制御終
了となり、B5ブレーキは解放される。なお、係合側と
解放側の各ステップの相関関係は図5及び6に示す。
【0040】この2速から3速へのアップシフト中にア
クセルペダルの踏込みによるキックダウン又はシフトレ
バー100のマニュアル変速動作により2速への変速判
断が出された場合には、制御部21の変速制御部21e
は、スロットル開度センサ23からの信号により、アク
セルペダルの踏込みによる操作によるキックダウンによ
るシフトダウンが指令されたことを、又はシフトセンサ
27からの信号によりシフトレバー100のマニュアル
操作によるシフトダウンが指令されたことを認識(多重
変速指令を認識)し、図10のステップS5で、目標ギ
ヤ段がそれまでの3速から2速に変更されたものと判断
し、直ちに、ステップS14以下の3−2変速制御のル
ーチンに入る。なお、多重変速指令が行なわれない場合
には、既に述べたように、ステップS5を通過して、ス
テップS6からS8への通常の制御動作となる。
【0041】3−2変速制御のルーチンは、基本的に
は、2−3変速制御の場合と同様で、それまでの係合側
のブレーキB4が解放側となり、解放側のブレーキB5
が係合側となるが、多重変速指令の内容により、その制
御内容が変化する。変速制御部21は、スロットル開度
センサ23または、シフトセンサ27からの信号により
制御切り替え手段21dが、図10のステップS16で
多重変速動作がキックダウンによるものかマニュアルダ
ウンによるものかを判定し、スロットル開度が小さく、
要求トルクも小さいマニュアルダウンによる変速の場合
には、新たに係合側になったブレーキB5を主体とした
制御に移行する。すなわち、図5に示すように、それま
での係合側から解放側となったブレーキB4を直ちに解
放させる完了制御に移行する(図10のステップS16
から、S18へ)と共に、それまでの解放側から係合側
となったブレーキB5の油圧サーボに油圧を供給して油
圧を上昇させ、ブレーキの係合を開始させてトルク相制
御に入る(図10のステップS16から、S20へ)。
【0042】また、スロットル開度センサ23または、
シフトセンサ27からの信号により、図10のステップ
S16で多重変速動作がスロットル開度が大きく、要求
トルクも大きなキックダウンによる変速の場合には、新
たに解放側になったブレーキB4を主体とした制御に移
行する。即ち、図6に示すように、それまでの係合側か
ら解放側となったブレーキB4の油圧をスイープダウン
させる初期変速制御に入る(図10のステップS16か
らS14を経てS15)と共に解放側から係合側となっ
たブレーキB5を、それまでの解放制御状態から係合制
御に移行させる。
【0043】こうして、入力軸回転数は、図5及び図6
に示すように、徐々に低下してゆくが、制御部21は変
速開始判断手段21cで、入力軸回転数センサ25から
入力される入力軸(タービン)回転数(inRpm )と車速
センサ26から入力される変速機出力軸回転数(outRp
m)及び減速比から、入力軸と出力軸の差回転inRpm −o
utRpm・前段の減速比(この場合2速のギヤ比)=ΔN
nを所定の時間毎にサンプリングして演算して求める。
【0044】入力軸回転数inRpm が、減少してゆく間、
一定の時間間隔で図7(a)に示すように差回転ΔN
1、ΔN2、ΔN3、ΔN4、……ΔNnを、求めると
共に、その時点で求められた、ΔNnとΔNnの直前に
求めたΔNn−1を比較し、その時点の差回転ΔNnが
直前に求めた差回転ΔNn−1よりも小さくなった場合
(ΔNn<ΔNn−1)、従って、それまでの差回転の
変化方向が逆転した時点(図7(a)の場合、差回転の
変化方向は負から正へ変化している)を入力軸の回転が
3速への変速状態から2速への変速状態に入ったものと
判断し、ブレーキB5又はB4のフィードバック(イナ
ーシャ)制御状態に入る。
【0045】この2速への変速開始判断は、図8に示す
ように、車両が定速走行状態の定常時や加速時は勿論、
入力軸の回転数変化率ωが負のままとなる減速時におい
ても、的確に入力軸の回転数変化を補足することが出
来、適切なタイミングでブレーキB5又はB4のフィー
ドバック(イナーシャ)制御状態に入ることが出来る。
また、 inRpm −outRpm・前段の減速比=ΔNn の前段の減速比を後段の減速比である3速のギヤ比とし
て計算しても、図7(a)破線で示すように、同様の結
果を得ることが出来、図9に示すように、車両が定速走
行状態の定常時や加速時は勿論、入力軸の回転数変化率
ωが負のままとなる減速時においても、的確に入力軸の
回転数変化を補足することが出来、適切なタイミングで
ブレーキB5又はB4のフィードバック(イナーシャ)
制御状態に入ることが出来る。なお、この場合、差回転
ΔNnが直前に求めた差回転ΔNn−1よりも大きくな
った場合(ΔNn>ΔNn−1)に3速の変速状態から
2速への変速状態に入ったものと判断する。
【0046】こうして、変速開始判断手段21cにより
変速開始時点が判断されたところで(ステップS14、
S21)、制御部21は、キックダウン変速の場合には
ステップS14からステップS17に入り、図6に示す
ように、解放側主体のブレーキB4のフィードバック制
御に入り、係合側のブレーキB5はブレーキB4の係合
状態に追従させる形でステップS21からS22、S2
3を経てブレーキB5の係合を完了させ、ダウンシフト
動作は完了する。
【0047】また、多重変速がマニュアルダウンの場合
には、解放側ブレーキB4は既に完了制御に入っている
ので、制御を終了させ(ステップS19)、制御の主体
となる係合側ブレーキB5は係合イナーシャ(フィード
バック)制御(ステップS22)に入り、更に、通常の
終期制御及び完了制御(ステップS23、S24)とな
り、ダウンシフトを完了させる。
【0048】なお、上述の実施例は、2速から3速にア
ップシフト中にダウンシフトが行われた多重変速の場合
について述べたが、本発明のシフトモードは2速から3
速に限らず、アップシフト中にダウンシフトが行われる
全ての場合に適用することが出来、従って、変速に際し
て摩擦係合要素の掴み変え制御を行なう対象は、ブレー
キに限らず、クラッチの場合も同様に対象となる。
【0049】また、多重変速のシフトモードは、アップ
シフト中のダウンシフトに限らず、第1の変速中に、該
第1の変速とは逆方向の変速が行われる場合に全て適用
することが出来、ダウンシフト中のマニュアル等による
アップシフトにおいても同様に適用することが出来る。
その場合には、inRpm −outRpm・後段の減速比(この場
合2速のギヤ比)=ΔNnによる、差回転の比較による
変速開始判断は、図7(b)に示すように、ある時点の
差回転が直前の差回転よりも大きくなった(ΔNn>Δ
Nn−1)となった時点が、従って、差回転の変化方向
が正から負へと変化した時点が変速開始と判断される時
点となる。なお、この場合も、後段の減速比を前段の減
速比である3速のギヤ比で計算しても同様の結果を得る
ことができ、この時は、差回転ΔNnが直前の差回転Δ
Nn−1よりも小さくなった場合(ΔNn<ΔNn−
1)に2速の変速状態から3速の変速状態に入ったもの
と判断する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる電子制御部を示すブロック図。
【図2】本発明を適用し得る自動変速機の機構部分を示
すスケルトン図。
【図3】その摩擦係合要素の作動を示す図。
【図4】摩擦係合要素の掴み変えに基づく変速に係わる
油圧回路の概略を示す図。
【図5】マニュアル操作による多重変速時のブレーキの
作動状況を示すタイムチャート。
【図6】キックダウン操作による多重変速時のブレーキ
の作動状況を示すタイムチャート。
【図7】多重変速状態の入力軸回転数と出力軸回転数の
状態を示す図。
【図8】定常時、加速時、減速時の多重変速状態の入力
軸回転数と出力軸回転数の状態を示す図。
【図9】定常時、加速時、減速時の多重変速状態の入力
軸回転数と出力軸回転数の状態を示す図。
【図10】多重変速時の各ブレーキの制御態様の一例を
示すフローチャート。
【図11】多重変速状態を示すタイムチャート。
【図12】従来の回転速度変化率による定常時、加速
時、減速時の多重変速開始判断方法を示す図。
【図13】従来の回転速度変化率による定常時、加速
時、減速時の多重変速開始判断方法を示す図。
【図14】本発明に適用されるマニュアル操作し得る自
動変速機のシフトレバー部分を示す平面図。
【符号の説明】
3 入力軸 13 エンジン出力軸(エンジンクランクシャフ
ト) 14 出力軸(車軸) 21 制御部 21a 変速制御手段、フィードバック制御手段(解
放側制御手段) 21b 変速制御手段、フィードバック制御手段(係
合側制御手段) 21c 変速開始判断手段 21d 変速制御手段(制御切換え手段) 21e 多重変速判断手段(変速制御部) 29、30 油圧サーボ C1〜C3 摩擦係合要素(クラッチ) B1〜B5 摩擦係合要素(ブレーキ) SLS、SLU 油圧制御手段(リニアソレノイド
バルブ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 正雄 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 西田 正明 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 山本 義久 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−273627(JP,A) 特開 平10−153257(JP,A) 特開 平7−54991(JP,A) 特開 平9−53715(JP,A) 特開 平8−312771(JP,A) 特開 平8−303573(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン出力軸からの動力が入力される
    入力軸と、車輪に連結される出力軸と、これら入力軸と
    出力軸との間で動力伝達経路を変更する複数の摩擦係合
    要素と、これら摩擦係合要素を断・接作動する油圧サー
    ボと、これら油圧サーボの油圧を制御する油圧制御手段
    と、車輌走行状況に基づく各センサからの信号を入力し
    て、前記油圧制御手段へ油圧制御信号を出力する制御部
    と、を備えてなる自動変速機の油圧制御装置において、 前記制御部は、 前記センサからの入力に基づき、第1の変速中に、該第
    1の変速とは逆方向の第2の変速が指令されたことを判
    断する多重変速判断手段と、 前記多重変速判断手段による第2の変速の指令の判断に
    基づき、前記油圧制御手段を介した摩擦係合要素の断・
    接作動による前記第2の変速の実行を開始させる変速制
    御手段と、 前記センサからの入力に基づき、前記第2の変速が実行
    されて以降の前記入力軸の回転数と、前記出力軸の回転
    及び前記第1の変速の前段又は後段の減速比から得ら
    れる回転数との間の回転数差を所定の時間間隔で定期的
    に検出演算し、前記回転数差の変化方向が逆転した時点
    を前記第2の変速が開始された時点と判断する変速開始
    判断手段と、 前記変速開始判断手段からの変速開始判断に基づいて、
    前記第2の変速において前記油圧制御手段を介した摩擦
    係合要素のフィードバック制御による断・接作動を開始
    するフィードバック制御手段と、 を有することを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記回転数差は、前記入力軸の回転数か
    ら、前記出力軸の回転数に前記第1の変速の前段又は後
    段の減速比を乗じた値を差し引いた値である、 請求項1記載の自動変速機の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 前記多重変速判断手段が第2の変速が
    マニュアルダウンであると判断した場合には、前記変速
    制御手段は、係合側の摩擦係合要素の油圧を上昇させる
    と共に、前記フィードバック制御手段は前記係合側の
    摩擦係合要素のフィードバック制御を行なうことを特徴
    とする、 請求項1記載の自動変速機の油圧制御装置。
  4. 【請求項4】 前記多重変速判断手段が第2の変速が
    キックダウンであると判断した場合には、前記変速制御
    手段は、解放側の摩擦係合要素の油圧を減少させると共
    に、前記フィードバック制御手段は前記解放側の摩擦
    係合要素のフィードバック制御を行なうことを特徴とす
    る、 請求項1記載の自動変速機の油圧制御装置。
JP29587798A 1998-10-16 1998-10-16 自動変速機の油圧制御装置 Expired - Fee Related JP3293570B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29587798A JP3293570B2 (ja) 1998-10-16 1998-10-16 自動変速機の油圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29587798A JP3293570B2 (ja) 1998-10-16 1998-10-16 自動変速機の油圧制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000120854A JP2000120854A (ja) 2000-04-28
JP3293570B2 true JP3293570B2 (ja) 2002-06-17

Family

ID=17826342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29587798A Expired - Fee Related JP3293570B2 (ja) 1998-10-16 1998-10-16 自動変速機の油圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3293570B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100320527B1 (ko) * 1999-12-30 2002-01-15 이계안 차량용 자동 변속기의 변속 제어 방법
JP5044260B2 (ja) * 2007-04-05 2012-10-10 ジヤトコ株式会社 自動変速機の制御装置
JP5104092B2 (ja) * 2007-07-20 2012-12-19 トヨタ自動車株式会社 自動変速機の変速制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000120854A (ja) 2000-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4432984B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP3849456B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP3301344B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP3683194B2 (ja) 車両の変速制御装置
JP3649004B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JPS6283537A (ja) 車輛用自動変速機のアイドル運転時制御方法
US6736757B2 (en) Speed shift control apparatus of automatic transmission
JP2881949B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP3478208B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP3293570B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP4066598B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP4066596B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP4003395B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP3888021B2 (ja) 自動変速機のマニュアル変速制御装置
JP2000310318A (ja) 自動変速機の制御装置
JP2791374B2 (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JP3202763B2 (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JP2947538B2 (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JPH09126313A (ja) 自動変速機の制御装置
JP2888120B2 (ja) 自動変速機
JP2001124194A (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP2004316605A (ja) 車両の制御装置
KR100221079B1 (ko) 전자제어식 자동 변속 차량의 엔진 브레이크 제어방법
JP2013167276A (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JPH06201032A (ja) 自動変速機の変速制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080405

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090405

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100405

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100405

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110405

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130405

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140405

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees