JP3293448B2 - 車両走行位置検出装置 - Google Patents

車両走行位置検出装置

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JP3293448B2
JP3293448B2 JP03654896A JP3654896A JP3293448B2 JP 3293448 B2 JP3293448 B2 JP 3293448B2 JP 03654896 A JP03654896 A JP 03654896A JP 3654896 A JP3654896 A JP 3654896A JP 3293448 B2 JP3293448 B2 JP 3293448B2
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  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両走行位置検出
装置に関し、特に、カーブ曲率が急変するような走路を
走行する場合でも、車両の走行制御の収束特性を良好か
つ安定化することができる車両走行位置検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、工場内無人搬送や無人耐久走行試
験等には自動操縦車が用いられている。この自動操縦車
を走路から外れないように走行させるためには、車両の
走路に対する位置を常時把持するように車両の操舵制御
を行う必要がある。従って、自動操縦車の制御において
は、車両の走路に対する正確な位置検出が非常に重要で
ある。
【0003】従来、車両の走路に対する正確な位置検出
を行うための磁気式走行位置センサとしては、特開平4
−288605号公報記載の車両走行位置検出装置が知
られている。
【0004】このものは、図15に示すように、走路の
両側に敷設した電流周波数の異なる2本の誘導ケーブル
102,103が形成する交流磁界を縦コイル、横コイ
ルとで一対をなす、横ずれ量を検出する磁界センサ10
4,105を、車両前端および車両後端にそれぞれ配設
して、前後横ずれ量の差と前後磁界センサとの距離とか
ら車両のヨー角を検出するものである。
【0005】このように構成された車両走行位置検出装
置によれば、一方の誘導ケーブルによる交流磁界によっ
て第一の磁界センサの縦コイルと横コイルとにそれぞれ
発生する誘導起電圧を検出し、他方の誘導ケーブルによ
る交流磁界によって第二の磁界センサの縦コイルと横コ
イルとにそれぞれ発生する誘導起電圧を検出すること
で、それぞれの磁界センサにおいて得られる2つのコイ
ルの誘導起電圧のベクトル和よりそれぞれの磁界センサ
の対応する誘導ケーブルからの距離を算出でき、この値
と走路の幅より車両の横変位を求めることができるとい
う利点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車両走行位置検出装置にあっては、前端部に配設された
磁界センサからの信号のみを用いて走行する場合、直線
走路又は曲率が一定なカーブ走路では良好な走行性能を
発揮する反面、曲率が変化するような走路では、特に、
高速走行時におけるドリフト走行状態では、車両の進行
方向と操舵角とが一致しないため、同一の横変位であっ
てもどのような進入角度によって磁石の磁力線を横切る
かを表す走行上必要な情報が欠落し、車両が蛇行すると
いった問題があった。
【0007】また、従来の車両走行位置検出装置にあっ
ては、車両前端部及び車両後端部の2カ所にコイルから
なるセンサを配設しなければならないので、この2個の
センサのために用いられるハーネス及びケースがコスト
の大半を占めるようになり製造コスト高の要因になると
いった問題があった。
【0008】さらに、一般に乗用車にヒップアップのデ
ザインが採用されることが多いので、特に車両後端部で
路面との距離が比較的小さい部位に従来の磁気式走行位
置センサを配設するにはデザイン的制約が大きいといっ
た問題があった。
【0009】本発明は上記に鑑みてなされたもので、そ
の目的としては、カーブ曲率が急変するような走路を走
行する場合でも、車両の走行制御の収束特性が良好な車
両走行位置検出装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、車線中央部に磁石または誘導
コイルが所定間隔毎に埋設されている走行路面を走行
し、自車両の車線に対する走行位置を検出する車両走行
位置検出装置であって、 車両に設けられて磁界または
電磁界を検出する検出手段と、前記磁石または誘導コイ
ルが検出手段に対して進行方向前部に位置しているとき
前記磁石または誘導コイルと前記検出手段との距離が
第1の所定距離になった場合に、前記検出手段の出力に
基づいて、車両の前部横ずれ量を演算する前部横ずれ量
演算手段と、前記磁石または誘導コイルが検出手段に対
して進行方向後部に位置しているときの前記磁石または
誘導コイルと前記検出手段との距離が第2の所定距離に
なった場合に、前記検出手段の出力に基づいて、車両の
後部横ずれ量を演算する後部横ずれ量演算手段と、前部
横ずれ量を演算した位置から後部横ずれ量を演算した位
置までの距離、前部横ずれ量及び後部横ずれ量に基づい
て前記車線に対する車両の前後軸線がなすヨー角を演算
するヨー角演算手段と、を有することを要旨とする。
【0011】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、車線中央部に磁石または誘導コイルが所定間隔
毎に埋設されている走行路面を走行し、自車両の車線に
対する走行位置を検出する車両走行位置検出装置であっ
て、車両に設けられて磁界または電磁界を検出する検出
手段と、前記磁石または誘導コイルが検出手段に対して
進行方向前部に位置しているときの前記磁石または誘導
コイルと前記検出手段との距離が第1の所定距離になっ
た場合に、前記検出手段の出力に基づいて、車両の前部
横ずれ量を演算する前部横ずれ量演算手段と、前記検出
手段が前記磁石または誘導コイルの真上位置に到達した
かどうかを判断する位置判断手段と、前記検出手段が前
記磁石または誘導コイルの真上位置に到達した場合に、
前記検出手段の出力に基づいて、車両の横ずれ量を演算
する横ずれ量演算手段と、前記磁石または誘導コイルが
検出手段に対して進行方向後部に位置しているときの
記磁石または誘導コイルと前記検出手段との距離が第2
の所定距離になった場合に、前記検出手段の出力に基づ
いて、車両の後部横ずれ量を演算する後部横ずれ量演算
手段と、前部横ずれ量を演算した位置から後部横ずれ量
を演算した位置までの距離、前部横ずれ量及び後部横ず
れ量に基づいて前記車線に対する車両の前後軸線がなす
ヨー角を演算するヨー角演算手段と、前回の横ずれ量と
今回の横ずれ量の差から車両の横すべり量を演算する横
すべり量演算手段と、を有することを要旨とする。
【0012】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記検出手段は、車両に対して高さ方向の磁界
または電磁界を検出する縦電磁界検出手段と、車両に対
して幅方向の磁界または電磁界を検出する横電磁界検出
手段と、を有する一方、前記前部横ずれ量演算手段及び
前記後部横ずれ量演算手段は、縦電磁界検出手段及び横
電磁界検出手段により検出された縦磁束または電束密度
及び横磁束または電束密度に対応させて横ずれ量に変換
する横ずれ量変換手段を有することを要旨とする。
【0013】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記検出手段は、車両前端の一カ所に設けられ
ることを要旨とする。
【0014】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
本発明によれば、前記磁石または誘導コイルが検出手段
に対して進行方向前部に位置しているときの、磁石また
は誘導コイルと磁界センサとの距離が第1の所定距離に
なった場合に、検出手段の出力に基づいて、車両の前部
横ずれ量を演算し、前記磁石または誘導コイルが検出手
段に対して進行方向後部に位置しているときの、磁石ま
たは誘導コイルと磁界センサとの距離が第2の所定距離
になった場合に、検出手段の出力に基づいて、車両の後
部横ずれ量を演算する。ここで、前部横ずれ量を演算し
た位置から後部横ずれ量を演算した位置までの距離、前
部横ずれ量及び後部横ずれ量に基づいて車線に対する車
両の前後軸線がなすヨー角を演算することで、自車両の
車線に対する走行位置を検出するようにしているので、
カーブ曲率が急変するような走路を走行する場合でも、
車両の走行制御の収束特性を良好かつ安定化することが
できる。
【0015】また、請求項2記載の本発明によれば、
記磁石または誘導コイルが検出手段に対して進行方向前
部に位置しているときの、磁石または誘導コイルと磁界
センサとの距離が第1の所定距離になった場合に、検出
手段の出力に基づいて、車両の前部横ずれ量を演算し、
磁界センサが磁石または誘導コイルの真上位置に到達し
た場合に、検出手段の出力に基づいて、車両の横ずれ量
を演算する。さらに、前記磁石または誘導コイルが検出
手段に対して進行方向後部に位置しているときの、磁石
または誘導コイルと磁界センサとの距離が第2の所定距
離になった場合に、検出手段の出力に基づいて、車両の
後部横ずれ量を演算し、前部横ずれ量を演算した位置か
ら後部横ずれ量を演算した位置までの距離、前部横ずれ
量及び後部横ずれ量に基づいて車線に対する車両の前後
軸線がなすヨー角を演算する。また、前回の横ずれ量と
今回の横ずれ量の差から車両の横すべり量を演算するこ
とで、横すべり量を横ずれ制御に用いることができ、ヨ
ー角をヨー角制御に用いることができるので、カーブ曲
線が急変するような走路を走行する場合でも、車両の走
行制御の収束特性を良好かつ安定化することができる。
【0016】さらに、請求項3記載の本発明によれば、
車両に対して高さ方向の磁界を縦磁界センサで検出する
一方、車両に対して幅方向の磁界を横磁界センサで検出
した後に、検出された縦磁束密度及び横磁束密度に対応
させて横ずれ量に変換することで、的確に横ずれ量を演
算でき、この結果に基づいてヨー角を演算するようにし
ているので、正確にヨー角を演算することができる。従
って、カーブ曲率が急変するような走路を高速で走行す
る場合でも、車両の走行制御の収束特性を良好かつ安定
化することができる。
【0017】さらにまた、請求項4記載の本発明によれ
ば、磁界センサを車両前端の一カ所に設けても、ヨー角
を求めることができるので、従来のように車両前端部及
び車両後端部の2カ所に磁界センサを配設することに起
因するハーネス及びケースによるコスト高を回避するこ
とができる。また、車両のデザイン的自由度の向上に寄
与することができる。
【0018】なお、磁石群でなく誘導コイル群を用いた
場合でも同様である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。以下、磁石群を用いた構成で説明
する。
【0020】図1は、本発明の一実施の形態に係る車両
走行位置検出装置のシステム構成を示す図である。
【0021】図1に示すように、車両のフロントバンパ
下部に路面から約15cmの高さに磁界センサケース1
が固定される。
【0022】磁界センサケース1の中には、10cmの
間隙で車両正面右側から磁界センサ2a、磁界センサ2
b、磁界センサ2c、磁界センサ2d、磁界センサ2e
が配置されている。また、磁界センサケース1の中に
は、磁界センサ2c、磁界センサ2dの間に回路基板3
も内蔵される。
【0023】一方、走行路面には所定の間隔Tとして例
えば1m間隔に磁力線4aを有する磁石4が埋設され、
磁極を垂直にかつN極を上にして埋設される。なお、図
1においては、N極を上に位置させているが、Sを上に
位置させてもよい。
【0024】次に、図2(a)及び(b)は、磁界セン
サ2a〜2eの構造を示す図であり、図2(a)は車両
前面から見た正面図、図2(b)は車両底面から見た底
面図である。
【0025】縦ホール素子5a、横ホール素子5b及び
前後ホール素子5gは近接して互いに感磁軸が直交する
ように基板7に固定される。感磁軸5c,5d,5jは
各ホール素子の感磁軸である。また、エレメント5e,
5f,5hは各ホール素子のエレメントである。なお、
縦ホール素子5a、横ホール素子5b及び前後ホール素
子5gはそれぞれ比較的低コストで、高感度かつ温度特
性に優れ、雑音の少ないインジウムアンチモンのバルク
素子を使用するのが望ましい。さらに、縦ホール素子5
a、横ホール素子5b及び前後ホール素子5gは、ガリ
ウム砒素、インジウム砒素、シリコン、ゲルマニウム等
のものや、蒸着、エピタキシャル成長等のものや、サー
チコイル、鎖交コイル、SQUID素子等を用いてもよ
い。また、磁界センサ2a〜2eはリード端子6bを基
板7に半田付けして固定されるものである。
【0026】次に、図3は、本発明の一実施の形態に係
る車両走行位置検出装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0027】磁界センサ2aを構成する縦ホール素子5
a、横ホール素子5b及び前後ホール素子5gの磁界セ
ンサ出力は差動アンプ8a、差動アンプ8b及び差動ア
ンプ8cで差動増幅された後に、演算回路部10に伝達
される。
【0028】演算回路部10は、内部にそれぞれ図示し
ないA/D変換器、オペアンプ、CPU、ROM、RA
M、クロック回路、電源回路等から構成される。
【0029】さらに、D/A変換器9aによりアナログ
信号に変換されたヨー角信号は図示しない車両制御回路
に伝達される。また、D/A変換器9bによりアナログ
信号に変換された横ずれ量信号も図示しない車両制御回
路に伝達される。
【0030】なお、磁界センサ2a〜2eには、それぞ
れ縦ホール素子5a、横ホール素子5b及び前後ホール
素子5gが内蔵されているので、ホール素子数は合計1
5個であり、各ホール素子から15系統のセンサ出力信
号が各差動アンプを経由して演算回路部10に入力され
るものである。
【0031】次に、図5〜図14を参照しつつ、図4に
示すフローチャートを用いて車両走行位置検出装置の信
号処理動作を説明する。
【0032】まず、ステップS10では、磁界センサ2
a〜2eから各差動アンプを経由して出力されるch1
〜ch15までの15系統のセンサ出力信号が演算回路
部10内のA/D変換器でデジタル信号に変換される。
【0033】次に、ステップS20では、磁界センサ2
a〜2eのうちどの磁界センサが最も磁石に近いかを判
断し、最も磁石に近い磁界センサのセンサ出力信号を以
下の手順に従って演算する。
【0034】ここで、図5を用いて磁石4に最も近い磁
界センサの判断の仕方を説明する。なお、図5(a)
は、磁石4により形成される走行ライン上を車両が通過
する様子を上面より示した図であり、磁石4が磁界セン
サに近づくと図5(b)のように、磁界センサ5a〜5
eの縦ホール素子から出力されるセンサ出力信号は変化
する。磁界センサ5a〜5eの縦ホール素子の出力電圧
を比較して最大のものが、磁石4に最も近い磁界センサ
であると判断する。ただし、磁石の極性が異なるとセン
サ出力信号の極性も反転するので、この演算処理は絶対
値で行うものとする。
【0035】次に、ステップS30では、磁界センサ2
a〜2eの磁界センサを結ぶ線から進行方向前方15c
mの位置に磁石4が来たか否かを判断する。磁石4が当
該位置に来た場合にはステップS40に進む一方、そう
ではない場合にはステップS10に進む。
【0036】ここで、図6及び図7を用いて磁石4の磁
束密度分布とマップBとの相関関係について説明する。
【0037】図6は、磁石4の磁極軸線上に所定の距離
hを介したときの磁極軸方向の磁束密度を計測する方法
を示した図である。なお、紙面に対して奥行き方向に
は、磁界センサ2a〜2eと磁石4との位置は同一であ
る。図7(a)及び(b)に示すように、距離h( 大、
中、小) が変化した場合での、横ずれ量Yと縦ホール素
子5a及び横ホール素子5bの磁束密度との関係を示
す。縦ホール素子5a及び前後ホール素子5gとの関係
も同様である。
【0038】図7(b)のように、距離hが異なる場
合、同じ横ずれ量Yでも磁束密度が異なってくる。従っ
て、距離hの変化に依存しない横ずれ量Yを求めるため
には、図8に示すようなマップを用いる必要がある。な
お、本発明では、磁石4の磁場特性の関係において、横
ずれ量Yと距離hとの関係が非線形性が強いので、マッ
プを用いて線形変換を行っているが、磁石4の磁場特性
上、横ずれ量Yと距離hとの関係が線形が強いような形
状、材質を用いた場合には、数式を用いて線形変換を行
ってもよいことはいうまでもない。
【0039】図6に示すように、横ずれ量Yに応じてA
〜Eまでの記号を付加すると、図8に示すマップAにお
いては、A〜Eへの軌跡を動く。ここで、縦ホール素子
5a及び横ホール素子5bをYX座標に取り、領域を細
分して、図8に示すように、横ずれ量Yの大きさに応じ
て0〜7までの記号を入力する。次に、縦ホール素子5
a及び横ホール素子5bからの出力電圧値に対応するア
ドレス上にこの記号を入力してROM化して記憶するよ
うにすれば、距離hが例えば大〜小に変動した場合で
も、距離hに依存しない横ずれ量Yが得られる。
【0040】図4に戻り、ステップS30での詳細な方
法を説明する。磁界センサ2a〜磁界センサ2eを結ぶ
線から進行方向前方15cmの位置に磁石4が来たか否
かを判断する方法として、図9に示すように、走行によ
り磁石4がD(右)E,F(中央)の3つの直線軌跡上
を進行方向後ろに接近した状態において説明する。
【0041】走行により磁石4がD(右)E,F(中
央)の3つの直線軌跡上を進行方向後ろに接近したと
き、縦ホール素子5a及び前後ホール素子5gの磁束密
度は、図10に示すように、2つの曲線軌跡を動く。
【0042】図9に示す区間1ではそれぞれ、D1,E
1,F1に、地点2では、D2,E2,F2、区間3で
はD3,E3,F3に位置する。磁界センサ2a〜磁界
センサ2eを結ぶ線から進行方向前方15cmの位置に
磁石4が位置したときは地点2である。縦ホール素子5
a及び前後ホール素子5gからの出力電圧値により対応
するアドレス上に進行方向前方15cmより遠い場合に
Aを、進行方向前方15cmちょうどの場合にBを、ま
た、進行方向前方15cmより近い場合にCを入力する
ようにしてROM化して記憶すれば、磁界センサ2a〜
2eを結ぶ線から進行方向前方15cmの位置に磁石4
が位置したか否かを判別することができる。
【0043】次に、図11に磁界センサ2a〜2eを結
ぶ線から進行方向前方15cmの位置に磁石4が位置し
た時のマップBを示す。図6に示す処理方法と同様の処
理方法を用いて予め作成してROMに記憶しておく。
【0044】図4に戻り、ステップS40では、図11
に示すマップBを用いて縦磁束密度及び横磁束密度をマ
ップBに投影させる。次に、ステップS50では、進行
方向前方15cmにおける横ずれ量前Yf ’を求める。
【0045】次に、ステップS60では、磁界センサ2
a〜2eから出力されるch1〜ch15までの15系
統のセンサ出力信号が演算回路部10内のA/D変換器
でデジタル信号に変換される。
【0046】次に、ステップS70では、磁界センサ2
a〜2eのうちどの磁界センサが最も磁石に近いかを判
断し、最も磁石に近い磁界センサのセンサ出力信号を
述した手順に従って演算する。
【0047】次に、ステップS80では、磁界センサ2
a〜2eの直上位置に磁石4が来たか否かを判断する。
磁石4が当該位置に来た場合にはステップS90に進む
一方、そうではない場合にはステップS60に進む。
【0048】次に、ステップS90では、図8に示すマ
ップAを用いて縦磁束密度及び横磁束密度をマップAに
投影させる。次に、ステップS100では、横ずれ量Y
newを求め、D/A変換器9a及び9bを通じてヨー角
信号及び横ずれ量信号を出力する。
【0049】なお、磁界センサ直上位置に磁石4が来た
ことを判別するための方法としては、図5(a),
(b)において、縦ホール素子5aの出力信号が最大で
あることを、一般に知られているピークホールド処理を
用いて判別してもよい。
【0050】次に、ステップS110では、磁界センサ
2a〜2eから出力されるch1〜ch15までの15
系統のセンサ出力信号が演算回路部10内のA/D変換
器でデジタル信号に変換される。
【0051】次に、ステップS120では、磁界センサ
2a〜2eのうちどの磁界センサが最も磁石に近いかを
判断し、最も磁石に近い磁界センサのセンサ出力信号を
上述した手順に従って演算する。
【0052】次に、ステップS130では、磁界センサ
2a〜2eを結ぶ線から進行方向後方15cmの位置に
磁石4が位置したか否かを判断する。磁石4が当該位置
に来た場合にはステップS140に進む一方、そうでは
ない場合にはステップS110に進む。
【0053】次に、ステップS140では、図11に示
すマップBを用いて縦磁束密度及び横磁束密度をマップ
Bに投影させる。次に、ステップS150では、進行方
向後方15cmにおける横ずれ量前Yr ’を求める。
【0054】ここで、ステップS160では、RAMに
記憶されている前回横ずれ量Yoldを呼び出す。次に、
ステップS170では、1つの磁石間隔を車両が通過す
る時間に変化した横ずれ量Yの値であるYsub を、 Ynew −Yold =Ysub という演算を行って求める。
【0055】次に、ステップS180では、 Yf =Yf ’−Ysub という演算を行う。この演算により、Yf 及びYr は磁
界センサ前後15cmにおけるそれぞれ、横ずれ量Yか
ら横すべり量ωを減じて補正した値になる。
【0056】ここで、図12(a),(b)を用いて横
すべり量ωを減じて補正する理由を説明する。
【0057】図12(a)に示すように、車両がカーブ
等の過度状態に入ると、横すべり量が0であってもヨー
角θが発生する。このとき、 Ynew =Yold ,Yf ’≠ Yr ’ となり、同時に横すべりも発生する。なお、極限状態に
おいては、車両の向きと走行車線の向きが同一でも車両
が横すべりする状態もあり得る。例えば図12(b)に
示すように、 Ynew ≠Yold ,Yf ’Yr ’ となる。また、これらの現象は車両固有のものであり、
舵角等既知手法で測定するには困難であるため補正を行
うことは不可能である。しかし、これらの過度現象は車
速が比較的高い場合に顕著であり、車速が低い場合には
無視できる程度のものである。
【0058】また、車速が高い場合には、1つの磁石間
隔を車両が走行する時間内では横すべり量は一定とみな
せるので、前回の横ずれ量Yold と今回の横ずれ量Yne
w から横すべり量ωを求めると、 Ynew −Yold =Ysub ≒ω 前回の横ずれ量Yold を今回の横ずれ量Ynew から減じ
た値Ysub を求めれば、Ysub はおおむね横すべり量ω
と同一とみなすことがきる。なお、車速が低い場合に
は、Ysub を減じなくてもよい。
【0059】また、Yf ’とYr ’との平均値を求めて
Ysub としてもよい。
【0060】図4に戻って、ステップS190では、 Yr =Yr ’−Ysub という演算を行う。
【0061】次に、ステップS200では、 Yf −Yr =Yyaw という演算を行う。
【0062】次に、ステップS210では、
【数1】 ヨー角θ=Tan−1Yyaw/L) からヨー角θを演算する。なお、Lは横ずれ量前Yf’
を演算したときの位置から横ずれ量後Yr’を演算した
ときの位置 までの距離を表わしている。
【0063】ここで、横ずれ量前及び横ずれ量後の精度
を0.5(mm)とすると、横ずれ量の精度は、
【数2】 となり、車両制御上は十分な精度となる。なお、マップ
Bの精度として、0.5(mm)程度を確保することは
容易である。
【0064】次に、ステップS220では、D/A変換
器9bからヨー角θを出力する。次に、ステップS23
0では、横ずれ量Ynew をYold に代入してRAMの記
憶内容を更新する。
【0065】以上の手順を順次に繰り返すことで、ヨー
角θを実時間で求めることが可能となる。
【0066】次に、図13(a),(b)を用いて横す
べりしない場合でのヨー角θの有無によるYf ’及びY
r ’の値の違いを補足説明する。
【0067】なお、図14(a)はヨー角制御がなく、
横ずれ制御のみの場合でのカーブ走行を示す図であり、
図14(b)はヨー角制御と横ずれ制御を行う場合での
カーブ走行を示す図である。
【0068】次に、図14(a),(b)を用いてヨー
角制御の有無による車両の走行制御の収束性を説明す
る。
【0069】ヨー角制御をOFFしている場合、図14
(a)に示すように、カーブ内(イ)では所定の定常偏
差を有して走行している。一方、カーブの曲率が急変す
るような場合、車両が直線(ロ)に入って定常偏差をな
くすよう急に右に切れ込み、そこで、磁石走行線の直上
を車両がヨー角を有して通過するが、横ずれ制御のみで
は、磁石走行線の直上であるから舵角中立に戻そうとし
て操舵ゲインを落とす。ところが、車両がヨー角を有し
ているため、すぐに磁石走行線の右側にはずれるので反
対操舵を行い、同様の制御を繰り返すので車両の走行が
左右に振動的になり、場合によっては発散状態に近づ
き、乗り心地が低下する。
【0070】一方、ヨー角制御をONしている場合、図
14(b)に示すように、カーブ内(ハ)で所定の定常
偏差を有して走行している。ヨー角制御が加わった場
合、車両が直線(ニ)に入って定常偏差をなくすように
急に右側に切れ込むが、磁石走行線に車両が接近したに
もかかわらず、ヨー角が大きいと判断するので、左操舵
に切り替えて滑らかに磁石走行線に近づくことができ、
左右の振動が極めて少なく、乗り心地が向上する。
【0071】また、車両前端1カ所に磁界センサを配設
するだけでヨー角をもとめることが可能で、ハーネスお
よびケースがコストの大半を占める磁界センサとして
は、製造コストが低くなる。また車両デザイン的自由度
が向上するという効果が得られる。
【0072】磁石群の代わりに誘導コイル群を用いた場
合は、磁気センサの代わりにアンテナコイルを用いれば
よい。他の構成、作用は同じである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る車両走行位置検出
装置のシステム構成を示す図である。
【図2】磁界センサ2a〜2eの構造を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る車両走行位置検出
装置の構成を示すブロック図である。
【図4】車両走行位置検出装置の信号処理動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図5】磁石4に最も近い磁界センサの判断の仕方を説
明するための図である。
【図6】磁石4の磁束密度分布について説明するための
図である。
【図7】磁石4の磁束密度分布とマップBとの相関関係
について説明するための図である。
【図8】縦磁束密度及び横磁束密度に対応する横ずれ量
を示すマップである。
【図9】走行により磁石4が3つの直線軌跡上を進行方
向後ろに接近した状態を説明するための図である。
【図10】縦磁束密度及び前後磁束密度に対応する前後
ずれ量を示すマップである。
【図11】磁界センサ2a〜2eを結ぶ線から進行方向
前方15cmの位置に磁石4が位置した時のマップBを
示す。
【図12】横すべり量ωを用いて補正する理由を説明す
るための図である。
【図13】横すべりしない場合でのヨー角θの有無によ
るYf ’及びYr ’の値の違いを補足説明するための図
である。
【図14】ヨー角制御の有無による車両の走行制御の収
束特性を説明するための図である。
【図15】従来の車両走行位置検出装置を示す図であ
る。
【符号の説明】
2a〜2e 磁界センサ 10 演算回路部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 21/00 - 21/36 G05D 1/00 - 1/12 G08G 1/00 - 9/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車線中央部に磁石または誘導コイルが所定
    間隔毎に埋設されている走行路面を走行し、自車両の車
    線に対する走行位置を検出する車両走行位置検出装置で
    あって、 車両に設けられて磁界または電磁界を検出する検出手段
    と、前記磁石または誘導コイルが検出手段に対して進行方向
    前部に位置しているときの 前記磁石または誘導コイルと
    前記検出手段との距離が第1の所定距離になった場合
    に、前記検出手段の出力に基づいて、車両の前部横ずれ
    量を演算する前部横ずれ量演算手段と、前記磁石または誘導コイルが検出手段に対して進行方向
    後部に位置しているときの 前記磁石または誘導コイルと
    前記検出手段との距離が第2の所定距離になった場合
    に、前記検出手段の出力に基づいて、車両の後部横ずれ
    量を演算する後部横ずれ量演算手段と、 前部横ずれ量を演算した位置から後部横ずれ量を演算し
    た位置までの距離、前部横ずれ量及び後部横ずれ量に基
    づいて前記車線に対する車両の前後軸線がなすヨー角を
    演算するヨー角演算手段と、を有することを特徴とする
    車両走行位置検出装置。
  2. 【請求項2】車線中央部に磁石または誘導コイルが所定
    間隔毎に埋設されている走行路面を走行し、自車両の車
    線に対する走行位置を検出する車両走行位置検出装置で
    あって、 車両に設けられて磁界または電磁界を検出する検出手段
    と、前記磁石または誘導コイルが検出手段に対して進行方向
    前部に位置しているときの 前記磁石または誘導コイルと
    前記検出手段との距離が第1の所定距離になった場合
    に、前記検出手段の出力に基づいて、車両の前部横ずれ
    量を演算する前部横ずれ量演算手段と、 前記検出手段が前記磁石または誘導コイルの真上位置に
    到達したかどうかを判断する位置判断手段と、 前記検出手段が前記磁石または誘導コイルの真上位置に
    到達した場合に、前記検出手段の出力に基づいて、車両
    の横ずれ量を演算する横ずれ量演算手段と、前記磁石または誘導コイルが検出手段に対して進行方向
    後部に位置しているときの 前記磁石または誘導コイルと
    前記検出手段との距離が第2の所定距離になった場合
    に、前記検出手段の出力に基づいて、車両の後部横ずれ
    量を演算する後部横ずれ量演算手段と、 前部横ずれ量を演算した位置から後部横ずれ量を演算し
    た位置までの距離、前部横ずれ量及び後部横ずれ量に基
    づいて前記車線に対する車両の前後軸線がなすヨー角を
    演算するヨー角演算手段と、 前回の横ずれ量と今回の横ずれ量の差から車両の横すべ
    り量を演算する横すべり量演算手段と、を有することを
    特徴とする車両走行位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、 車両に対して高さ方向の磁界または電磁界を検出する縦
    電磁界検出手段と、 車両に対して幅方向の磁界または電磁界を検出する横電
    磁界検出手段と、を有する一方、 前記前部横ずれ量演算手段及び前記後部横ずれ量演算手
    段は、 縦電磁界検出手段及び横電磁界検出手段により検出され
    た縦磁束または電束密度及び横磁束または電束密度に対
    応させて横ずれ量を変換する横ずれ量変換手段を有する
    ことを特徴とする請求項2記載の車両走行位置検出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、 車両前端の一カ所に設けられることを特徴とする請求項
    2または3記載の車両走行位置検出装置。
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