JP3293196B2 - 熱風消泡方法およびその装置 - Google Patents

熱風消泡方法およびその装置

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JP3293196B2 JP28399492A JP28399492A JP3293196B2 JP 3293196 B2 JP3293196 B2 JP 3293196B2 JP 28399492 A JP28399492 A JP 28399492A JP 28399492 A JP28399492 A JP 28399492A JP 3293196 B2 JP3293196 B2 JP 3293196B2
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air nozzle
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勇 永野
重信 佐藤
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  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、順次供給される上部解
放の液体収納用のカートンに液体を充填する際に発生す
る泡を、前記カートンの上部開口部がヒートシールにて
閉鎖する前に消す方法と、その装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、液体洗剤、柔軟剤などの液体を収
納したカートンを製造する工程としては、上部を解放し
た複数の前記カートンを順次搬送するライン上に、カー
トンの一部(天面板)を打ち抜いて注出口用開口を作る
打ち抜き装置、対応して供給される注出口を前記注出口
用開口に溶着する超音波溶着装置、カートンに内容物を
充填する充填装置、カートンの上部開口部をヒートシー
ルにより閉鎖するシール装置などが配置され、移動する
カートンに対して注出口用開口の打ち抜き形成、注出口
の取付、内容物の充填、カートンの頂部閉鎖を行ってい
る。また、内袋を有する構造のカートンにあってはその
内袋の底部、上部を閉鎖する装置もライン上に構成され
るようになる。
【0003】ところで上述した内容物の充填に際して泡
が発生し易く、ヒートシール部分であるカートンの上部
開口部内周面まで前記泡が上昇してその内周面を濡らす
ことがある。そして上部開口部内周面が濡れた状態でヒ
ートシールすると、シール不良を生じ易い。そこで、こ
の発生した泡を消すために、充填後にアルコールを噴霧
し泡の表面張力を低下させて消泡する方法が取られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たアルコールを噴霧する方法では可燃物であるアルコー
ルを取り扱うため高い作業安全性が要求されるととも
に、充填物に影響を与えることの無いようにしなければ
ならない。このような点から、特開昭51−90065
号公報、特開昭61−197090号公報、特公平3−
74758号公報に示されているごとく、気泡に熱風を
吹き付けて消泡する方法の採用が検討されているが、上
記したカートンの製造に際しては単に熱風を吹き付けた
だけでは、逆に泡の吹き上げを生じさせてしまい、カー
トンの上部開口部内周面を濡らす結果となっていた。
【0005】そこで本発明は上記した事情に鑑み、泡に
対して熱風を吹き付けることの高い安全性および良好に
消泡できる点に注目して、カートンに熱風を吹き付ける
に際して泡がカートン内周面に沿って吹き上げられない
ように抑え込むことを課題とし、カートンの上部シール
が適正に行えるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
考慮してなされたもので、液体収納用のカートンに液体
を充填した際に発生する泡を消すにあたり、液体充填後
の前記カートンの上部開口部に熱風ノズルを挿入配置
し、熱源により加温された熱風を、該熱風ノズルの底面
に開口された複数の底孔から下方に向けて吹き出すとと
もに、熱風ノズルの側面に開口された複数の側孔からカ
ートンの内面に向けて側方に吹き出すことを特徴とする
熱風消泡方法を提供して、上記課題を解消するものであ
る。またもう一つの発明は、液体収納用のカートンに液
体を充填した際に発生する泡を消す装置であって、送風
機より空気が送り込まれる熱源とこの熱源に断熱円筒を
介して接続されこの断熱円筒から下方に垂下した熱風ノ
ズルとからなる熱風送出部と、前記熱風送出部を上下移
動させ、熱風ノズルの下に対応位置したカートンの上部
開口部に熱風ノズルが挿入するように前記熱風送出部を
所定量降下させる昇降部とを備え、前記熱風送出部の熱
風ノズルは、その底面に、熱風を下方に向けて吹き出す
複数の底孔が設けられ、側面に、カートンの内面に向け
て熱風を側方に吹き出す側孔が設けられていることを特
徴とする熱風消泡装置であり、この熱風消泡装置を提供
して上記した課題を解消するものである。
【0007】
【作用】本発明においては、熱風ノズルの底面から下方
に向けて吹き出される熱風により泡の表面張力が低下し
て消泡されるともに、下方への熱風の吹き付けの勢いに
より吹き上げられそうになる泡を、熱風ノズルから側方
へ吹き出される熱風によって抑え込み、その泡を消すよ
うにする。
【0008】
【実施例】つぎに本発明を図1と図2に示す一実施例に
基づいて詳細に説明する。図中1はカートンを順次搬送
するライン上に構成される熱風消泡装置であり、該装置
1は熱風送出部2とこの熱風送出部3を上下移動させる
昇降部3とを備えてなるものである。前記熱風送出部2
は、図示するように、送風機4から空気が送り込まれる
ライスターヒータから構成され熱風を下方に送り出す熱
源5に、内外二重の断熱円筒6が接続され、この断熱円
筒6の内部から下方に向けて突出するように垂下した熱
風ノズル7を設けたものである。前記熱風ノズル7の挿
入端7aの底面7bには複数の底孔7cが開口されてい
るとともに、挿入端7aの側周面7dにも複数の側孔7
eが開口されており、熱風が下方と側方に向けて吹き出
されるようになる。
【0009】上記断熱円筒7には、側方に延びて一端が
開放された熱風逃がし管8が設けられている。そしてこ
の熱風逃がし管8の開放端8aには、後述するようにこ
の開放端8aを所要時に閉鎖するシャッター9が対応配
置されていて、前記シャッター9の閉鎖により熱風が熱
風ノズル7から吹き出され、シャッター9が開放端8a
から外れて開放されることにより、熱風が熱風逃がし管
8から吹き出されて熱風ノズル7からの吹き出しが止ま
るように設けられている。前記シャッター9はこれを支
持するシリンダ9aの動作により進退移動するものであ
り、後述するように熱風送出部2が所定量降下したとき
にシリンダ9aの動作によりシャッター9が開放端8a
を閉鎖し、熱風送出部2が上昇するときにはシリンダ9
aの動作によってシャッター9が後退する。
【0010】上記昇降部3は、熱風送出部2を固定支持
する支承体10とこの支承体10を上下させるシリンダ
11とから構成されており、カートンの移動タイミング
に対応するシリンダ11の所定動作により、カートンA
が熱風ノズル7の下方に対応位置したときに熱風送出部
2が所定量降下して熱風ノズル7の挿入端7aがカート
ンAの上部開口部に挿入位置するようにし、設定された
熱風送出時間の経過後には熱風送出部2を上昇させるよ
うに設けられている。
【0011】このように熱風消泡装置は、常時熱風を供
給することができる熱風送出部2を上記昇降部3にて上
下させながら所要時に熱風をカートン側に吹き出させる
ものであって、上述したように充填済みのカートンが所
定位置(熱風ノズルの下方)に供給されたとき、熱風送
出部2が所定量降下して熱風ノズル7の挿入端7aがカ
ートンAの上部開口部内に位置するとともに、熱風逃が
し管8の開放端8aがシャッター9にて塞がれるように
なる。これによって、熱風が熱風ノズル7の底孔7cか
ら内容物の上面側に向けて吹き付けられて消泡するとと
もに、側孔7eからカートン内面に向けて吹き出される
熱風が、吹き上げられそうになる泡を抑えて消泡するよ
うになり、カートンの上部開口部におけるシール部分が
濡れないようになる。なお、側方に吹き出すという点は
真っすぐ側方に吹き出されるもののみを指すのではな
く、下方向への広がりも含まれるものであって、斜め下
方にも熱風が吹き付けられるようになる。
【0012】設定された熱風送出時間の経過後(カート
ン移動前)は上述したように熱風送出部2が上昇すると
ともに、熱風逃がし管の開放端が開放されることから、
熱風ノズルからの熱風の吹き付けが停止する。上述した
動作はカートンが供給されるたびに行われて適正に消泡
され、シール部分を濡らすことのないカートンがつぎの
シール装置側に順次供給される。
【0013】なお、上記した実施例においては熱風送出
部の昇降とシャッターの移動によって熱風の吹き付け開
始、停止がコントロールされるが、本発明においての熱
風の吹き付け開始、停止はこの実施例の構成に限定され
るものではない。また、熱風の送出時間、熱風温度はカ
ートンの内面構成、内容物との対応などにより、適宜に
設定できるものである。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上説明した構成によるもので
あり、消泡するに際して、熱風が熱風ノズルの底面側下
方へ、そして側周面側から側方へと吹き出されるように
なるため、泡の吹き上がりが抑え込まれてカートンのシ
ール部分内面が濡れないようになり、シール不良が確実
に防止できるようになるなど、実用性に優れた効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱風消泡装置の一実施例を概略的に示
す説明図である。
【図2】一実施例における熱風送出部の上昇時を示す説
明図である。
【符号の説明】
1…熱風消泡装置 2…熱風送出部 3…昇降部 4…送風機 5…熱源 6…断熱円筒 7…熱風ノズル 7c…底孔 7e…側孔 8…熱風逃がし管 9…シャッター 10…支承体 A…カートン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富張 正樹 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版 印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−17268(JP,A) 特開 昭62−125897(JP,A) 特公 平3−74758(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 19/02 B67C 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体収納用のカートンに液体を充填した際
    に発生する泡を消すにあたり、 液体充填後の前記カートンの上部開口部に熱風ノズルを
    挿入配置し、熱源により加温された熱風を、該熱風ノズ
    ルの底面に開口された複数の底孔から下方に向けて吹き
    出すとともに、熱風ノズルの側面に開口された複数の側
    孔からカートンの内面に向けて側方に吹き出すことを特
    徴とする熱風消泡方法。
  2. 【請求項2】液体収納用のカートンに液体を充填した際
    に発生する泡を消す装置であって、 送風機より空気が送り込まれる熱源とこの熱源に断熱円
    筒を介して接続されこの断熱円筒から下方に垂下した熱
    風ノズルとからなる熱風送出部と、 前記熱風送出部を上下移動させ、熱風ノズルの下に対応
    位置したカートンの上部開口部に熱風ノズルが挿入する
    ように前記熱風送出部を所定量降下させる昇降部とを備
    え、 前記熱風送出部の熱風ノズルは、その底面に、熱風を下
    方に向けて吹き出す複数の底孔が設けられ、側面に、カ
    ートンの内面に向けて熱風を側方に吹き出す側孔が設け
    られていることを特徴とする熱風消泡装置。
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JP5029249B2 (ja) * 2007-09-25 2012-09-19 シブヤマシナリー株式会社 充填装置
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