JP3292938B2 - 電気化学式センサを有する電流センサデバイス - Google Patents

電気化学式センサを有する電流センサデバイス

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JP3292938B2 JP24623993A JP24623993A JP3292938B2 JP 3292938 B2 JP3292938 B2 JP 3292938B2 JP 24623993 A JP24623993 A JP 24623993A JP 24623993 A JP24623993 A JP 24623993A JP 3292938 B2 JP3292938 B2 JP 3292938B2
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ジュ イー ウー・シェラルジイ
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    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/403Cells and electrode assemblies
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小形電気化学的セルを
形成するセンサを含み、液体中の酸素還元物質の含有量
を検知または測定することを意図する電流センサデバイ
スに関する。このタイプのセンサデバイスは、専一では
ないが、特に、飲料水中の塩素含有量の測定に使用され
る。
【0002】
【従来の技術】上記目的に使用されるセンサおよびその
操作機構は、「Transducers」 誌1991
年 に発表のA.v.d.Bergらの論文に記載されてい
る(Internat-national Confer
ence on Solid State Sensor
and Actuators 、p.233)。上記論文
に記載のセンサのデザインを添付の図1および2に示し
た。
【0003】シリコン・ウエーハから適切な写真平版処
理にもとづき切出したシリコン基板2は、集積回路など
の製造に使用される技術にもとづき、プリント回路ウエ
ーハ1に固定されている。基板2は、酸化アルミニウム
(Al2O3)の如き絶縁体層4を被覆した酸化ケイ素層
3(SiO2)で覆われている。即ち、公知のセンサ
は、写真平版技術によつて絶縁層4に被覆されたストラ
イプの形に作製され、動作電極と、カウンタ電極と、基
準電極とを形成する3つの電極を有する。
【0004】電極5、6、7は、polyHEMAヒド
ロゲルなどの如き有機材料から形成した拡散膜によつて
覆われている。上記膜は、好ましくは、写真平板技術を
使用して形成、重合され、電極によつて分析すべき液体
の乱れのない均一な接触を保証するよう設計されてい
る。
【0005】上記電極は、プリント回路1に設けた接点
9に溶接ワイヤ10によつて個々に接続されており、こ
の場合、電気化学的反応を起こさせるのに必要な拡散膜
8の部分、即ち、電極5、6、7を除いて、被検液体に
対して組立体を保護するため被覆体11を上記アセンブ
リ上に設置する。ここで注意して置くが、水の塩素含有
量を測定したい場合は、電極5、6は、白金から構成
し、基準電極7は、塩化銀(AgCl)の薄層から構成
する。
【0006】「ポテンシヨスタツト」と呼ばれる回路に
接続して組合わせた上記センサを有する電流センサデバ
イスの場合、センサの動作電極5に発生した電流を測定
することによつて、液体中の酸素還元物質の含有量(例
えば、水中の塩素含有量)を測定することができる。上
記デバイスは、基本的に、満足できる態様で作動する
が、このように設計されたセンサには、ある種の欠点が
ある。
【0007】実際、写真平板技術を使用して電極の寸法
(長さは数mmに過ぎず、巾は1/10mmのオーダで
ある)を極めて正確に調整できるが、上記技術は、被覆
体の寸法には適用されない。上記被覆体11は、被検液
体に対して電極5、6、7の導電部分の非動作部分を絶
縁しなければならないので、拡散膜8を構成するヒドロ
ゲルに上記被覆体を僅かに重ね合わせるのが好ましい。
図示の実施例の場合、重畳ゾーンは、間隔dで示してあ
り、拡散膜に対する上記ゾーンの前縁12の正しい位置
は、正確に制御し難い。換言すれば、間隔dは、センサ
ごとにかなり変化することになる。この間隔は、あきら
かに、液体に露出されるゾーンの面積、即ち、電気化学
的電流が発生される動作測定表面積を決定し、従って、
上記電流の強さは、他のすべてのアスペクトが同一であ
つても、センサ相互間で異なる。
【0008】更に、適切な大きさの電気化学的電流を発
生するため、センサの所与の寸法について、上記動作表
面をできる限り大きく構成するのが望ましい。上記条件
のもとで、被覆体の前縁12はできる限り膜8の後縁1
3に近くなければならない。しかしながら、この場合、
被検液体は、上記縁の下方にまで流出し、膜8の後ろの
通常は電気化学的測定電流の生成に参加するとは考えら
れない電極ストライプ部分の間に漏れ電流を生成するこ
とになる。
【0009】更に、先行技術のデバイスの最大の欠点
は、動作電極の動作表面積を正確に定めることができな
いという点にあり、その結果、各センサを正確に較正し
なければならず、膜と被覆体との間の境界面が、擾乱の
発生源となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
従来技術の欠点を克服することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の対象
は、写真平版技術(フォトリソグラフィ・プロセス)を
用いて得られ平坦な構造体を有するセンサと、上記セ
ンサによつて発生される電気化学的電流の強さを測定す
る回路とを組合わせて有する、特に、液体中の酸素還元
物質の含有量を測定するための、絶縁性基板と、少なく
とも1つの動作電極と、1つのカウンタ電極と、1つの
基準電極とから成り、少なくとも上記動作電極を上記絶
縁性基板に設けた電極ユニツトと、上記電極の少なくと
も部分に設置した拡散膜と、上記電極を上記測定回路に
接続する接続手段と上記電極のセットを囲むよう上記絶
縁性基板に固定されたパツキンであって、上記接続手段
の露出部分はパツキンの外周の外に位置するようにされ
ているパツキンとを備え、上記絶縁性基板の表面上に置
かれた上記動作電極の動作導電部分は、その周辺部分を
含めて上記拡散膜によつて完全に覆われるようにされ
おり、上記拡散膜、作動中その全表面において被検液
体と接触するよう、完全に露出されていることを特徴と
する。
【0012】
【作用】上記特徴の結果として、動作電極の動作表面積
は、基板表面上の電極導電部分の面積のみによつて定め
られ、上記面積の寸法は、基板表面に電極を形成するた
めに実施される写真平版プロセス中に定められるので、
高精度で決定できる。更に、拡散膜が動作電極の全体と
重なり合うので、測定のために、漏れ電流を除外して、
動作電極表面に生じた電気化学的電流量を考慮できる。
本発明の別の重要な特徴によれば、上記接続手段は、上
記動作電極に接続され、上記拡散膜の周縁を越えて延長
するように上記構造体の作用表面の下を這って上記構造
体表面に移行する少なくとも1つの導体を有する。即
ち、この特徴にもとづき、センサの動作電極を形成する
部分を除いたセンサ導電部分が電気化学的電流の発生に
関与するのを避けることができ、拡散膜の周縁からセン
サの接続端子に至る接続部材を被覆体で容易に被うこと
ができ、この場合、上記被覆体が、センサの作用表面範
囲に影響をあたえることはない。本発明の別の特徴およ
び利点は、実施例を示す添付の図面を参照した以下の説
明を検討すれば明らかであろう。
【0013】
【実施例】さて、本発明の好ましい実施例にもとづき設
計した電流センサデバイスを示す図3、4を参照して説
明する。このデバイスは、第1に、センサ21自体と、
測定回路22(図3には極度に簡単化して示してある)
とを含む。センサ21の断面図である図4において、各
層の厚さは、見やすいよう誇張して示してある。センサ
21は、半導体コンポーネントの製造技術において慣用
の態様で適切な写真平版処理にもとづきシリコン・ウエ
ーハから切出した基板23、即ち、シリコン基板を有す
る。基板は、好ましくは酸化ケイ素(SiO2 )から成
る絶縁層24によつて被われている。この層は、例えば
窒化ケイ素(Si3N4)から成る別の絶縁層25によつ
て被われており、その層25には、センサ21を測定回
路22に接続する接続手段を形成する接続部材26が形
成されている。接続部材26は以下に説明する形状のポ
リシリコンの各種トラツクの形に形成されている。この
接続部材は、数個の開口28を備えた、好ましくは窒化
ケイ素(Si3N4)から成る第3絶縁層27によつて被
われており、従って、接続部材はセンサ上面の下にある
ことになる。上記開口28の各々は、所定形状を有し、
センサ電極21を構成する金属を蒸着させられている。
【0014】上記蒸着させられた第1層は、センサの、
好ましくは白金から成る動作電極29を形成する。図示
の実施例の場合、この動作電極29は、円形であり、接
続部材26のポリシリコンの接触ゾーン26aの上方で
ウエーハの中心に位置する。図3から明らかな如く、接
触ゾーン26aは、分岐26b、26cから成るポリシ
リコンのストライプに接続されており、分岐26cは第
3絶縁層27の上面に現れる接続端子26dで終わつて
いる。
【0015】好ましくは同様に白金から成る第2金属層
は、センサ21のカウンタ電極30を構成する。同じく
図3から明らかな如く、この実施例の場合、このカウン
タ電極は、ポリシリコン接触ゾーン26eの上で動作電
極29のまわりにほぼ全周に渡って延びる弧状である。
その接触ゾーンは、同じく絶縁層27の上面に現れる接
続接点26hに至る分岐26f、26gを有するポリシ
リコン導体ストライプと接触する。
【0016】最後に第3の金属蒸着が絶縁層27に形成
された第3の開口を充填してセンサ21の基準電極31
を生成している。この電極は塩化銀(AgCl)で構成
される。この基準電極はポリシリコン接触ゾーン26i
の上に配置されている。同様にこの接触ゾーン26iは
絶縁層27の上に現れる接続接点26mに至る分岐26
k、26lに接続されている。
【0017】動作電極29は、好ましくはポリヒドロキ
シエチルメタクリラート(polyHEMA)から成るヒド
ロゲルから構成された拡散膜32によつて被われてい
る。この膜の役割は、上記論文に詳細に記載されてい
る。その目的は、本質的に、動作電極29の上方におけ
る被検液体の乱れを阻止し、更に、被測液体から上記電
極上に汚れが堆積するのを阻止することにある。膜につ
いて述べた上記化学物質は単なる可能な例であり、上記
目的の達成のため別の任意の物質を使用できる。しかし
ながら、polyHEMAの場合の如く通常の写真平版技術
を使用して物質を沈積させ、光重合させることができれ
ば有利である。
【0018】本発明の本質的な特徴によれば、拡散膜3
2は動作電極29を完全に被い、更に上記電極の外周縁
と重り合い、従って、上記電極の作用表面積を正確に定
めることができる。更に、以下に示す如く、本発明に係
るセンサデバイスを使用した場合、膜32は全体が被覆
されない状態で被検液体に露出される。
【0019】更に、図3、4から明らかな如く、上述の
構成に加えて、パツキン33を絶縁層27の上面上にセ
ンサ電極ユニツトのまわりに固定することができる。こ
のパツキンは、例えば、ポリシロキサンから構成でき
る。
【0020】 特に、図3を参照して説明する。同図か
ら明かな如く、センサ21は、「ポテンショスタット」
として知られているアセンブリを形成する測定回路22
(図3に簡単化して示した)に接続してある。動作電極
29は、接点26dを介してアースされた電流測定器3
4に接続されている。基準電極31は増幅器35の反転
入力に接点26mを介して接続されている。この増幅器
の非反転入力はアースされている電圧を調整できる電源
36へ接続されている。この電源36によって、カウン
タ電極30と動作電極との間の分極電圧Upを調節でき
る。かくして、センサ21は、電気化学的マイクロセル
を形成し、測定器34を使用して、酸素還元物質の存在
にもとづく被検液体の電気化学的反応によって生じる電
気化学的電流Iを測定できる。
【0021】上述の電流センサデバイスは、飲料水の塩
素含有量の測定に特に好適であるが、センサ電極に適切
な金属および動作電極に印加する分極電圧を選択するこ
とによつて、この発明の考え方によって、水中または水
以外の液体中の塩素以外の物質を検知できるセンサデバ
イスを構成できることはいうまでもない。
【0022】図3には、電極29、30、31の円形の
配置を示した。この配置は、極めて有利である。なぜな
らば、かくして、本質的に測定電流の強さを決定するこ
とになる動作電極29の表面積を最大とするため、基板
表面23を最も良く活用できるからである。しかしなが
ら、当業者にとつて、写真平板法によつて基板23に形
成られる形状は、もちろん、動作電極29が拡散膜32
によつて完全に覆われ、拡散膜32が被検液体に完全に
露出しているという本発明の本質的な特徴があれば、図
3、4に示した形状と異なつていてよいということは、
自明である。
【0023】単なる目安であるが、下記の寸法および厚
さが、上述のセンサデバイスの構成に適切である。 基板23の寸法 :4mm×4.4mm 動作電極の表面積 :1.54mm2 カウンタ電極の表面積 :1.37mm2 基準電極の表面積 :0.16mm2 基板23の厚さ :380u 絶縁層24の厚さ :6000Å 絶縁層25の厚さ :2000Å 絶縁層27の厚さ :2000Å 電極の接続手段を形成するポリシリコン導電トラツクの
厚さ :1500Å 電極の厚さ :3000Å 拡散膜の厚さ :50u ポリシロキサン・バリヤの厚さ :200u
【0024】図3、4から明らかな如く、被検液体と接
触するのは、測定回路22に電極を接続するすべての接
続手段を除いて、測定のために使用される膜、カウンタ
電極および基準電極の表面のみである。実際、以下に示
す如く、パツキン33が設けてあるので、測定ゾーン
(即ち、電極を設置したゾーン)を基板23の残余の部
分の上方のスペースに対して、特に、センサ21を測定
回路22に電気的に接続するのに使用される露出した接
点26d、26m、26hを設置したスペースに対して
容易に密閉できる。従って、先行技術のデバイスとは異
なり、導電素子が、電流のリークまたは別の妨害原因に
もとづき、測定を妨害することはない。
【0025】図5、6、7に、電流センサの基板に使用
できる電極配位の3種類の実施例を示した。図5におい
て、基板40は、基板表面の4つのコーナに配置され、
それぞれ別個の拡散膜42a〜42dによつて覆われた
4つの動作電極41a〜41dを有する。更に、十字の
形のカウンタ電極43は、1つの基板コーナの近くに設
置された基準電極44と同様、基板上にある。このタイ
プのセンサは、図3、4に示したセンサの製造技術と類
似の技術を使用して製造され、従って、ここでは、これ
に関しては詳細に説明しない。即ち、本発明のこの実施
例の場合、別個の各膜42a〜42dは、図3、4の拡
散膜と同様に配置され、従って、この場合も、本発明に
固有の好ましい結果が同様に得られるということを述べ
るにとどめる。
【0026】図6において、基板50は、基板の1つの
縁へ向かって相互に平行に延びる歯を有する櫛状動作電
極51と、この動作電極に隣接し基板50の対向縁に沿
つて延びるカウンタ電極52と、基板の1つのコーナの
近くに設けた基準電極53とを有する。櫛状動作電極
51は、拡散膜54によつて被われている。
【0027】図7に、別の実施例を示した。この場合、
カウンタ電極および基準電極は、唯一つの動作電極61
を設けた基板60から、図3、4の場合と同様に、物理
的に別個に作製する。拡散膜62は、外縁に重畳するこ
とによつて電極61を被う。
【0028】図8、9に、本発明の電流センサデバイス
の第1の使用例を示した。図8は、同図に示した如く、
測定回路を含むハウジング(図示してない)にケーブル
71で接続させるニードル70に関する。この組立体
は、液体のガス含有量を規則的に測定するのに使用でき
る。この種の組立体は、例えば、水泳プールの水の塩素
含有量の検証のため、可搬に且つ操作し易いよう構成で
きる。
【0029】更に詳細にいえば、ケーシングをなす、例
えば、アルミニウムから成る小さいパイプ72は、一端
に、支持部材74を取付けた栓73を有する。この支持
部材には、図3、4に21で示したタイプのセンサ75
が固定してある。図9に示した如く、支持部材74は、
溶接されたワイヤ77を介してそれぞれセンサの3つの
電極に接続された3つの接続トラツク76を有するプリ
ント回路である。
【0030】図示の如く、この実施例の場合、図3、4
のパツキン33の代わりに、絶縁材料製フランジ78が
センサ基板75上に設置されており、センサ電極、特
に、拡散膜によつて被われた動作電極は、ニードル70
を被検液体に浸漬した場合、被検液体に露出される。こ
の場合、逆に、別のすべての導電部材、特に、測定回路
と結合される接点は、フランジ78によつて被われる。
アルミニウムパイプ72には、支持部材74と測定回路
(図示してない)との間にリンクを構成する三線式接続
ケーブル71が通過している。
【0031】図10に、パイプ80内を流動する液体中
の酸素還元物質の含有量を連続的にモニタするために本
発明に係る電流センサデバイスを使用する別の方法を示
した。このパイプ80には、タツプ82を含む支持部材
81が固定してあり、上記タツプを横切つて、図8、9
に示したタイプの電流センサデバイスを設置できる。測
定デバイスは、タツプ82を回転することによつて、パ
イプからの液体の流出なく、容易にパイプ内に設置で
き、あるいは、パイプから取出すことができる。
【0032】図11に、本発明に係るセンサデバイスの
別の使用法を示した。この場合、センサデバイスは、図
3、4の実施例と同様、集積回路コンポーネントに慣用
の16ピン形DILの標準形ハウジング90に受容され
ている。ハウジング90は、例えば、被検液体の導入パ
イプおよび送出パイプ(図示してない)に接続するよう
設計された導管95、96とそれぞれ接続された2つの
同心のチヤンネル93、94を有する円筒形パイプ92
を固定したブラケツト状支持部材91上に設置してあ
る。図示11から明らかな如く、外側チヤンネル94
は、センサ21の作用部分を囲むパツキン33に当接
し、一方、内側チヤンネル93の端部は、拡散膜の作用
表面に対して僅かにずれている。
【0033】従って、被検液体は、導入導管95から内
側チヤンネル93、拡散膜上方のチヤンバおよび外側チ
ヤンネル94を介して送出導管96へ連続的に流動でき
る。従って、上記条件のもとで、本発明に係る電流セン
サデバイスは、被検液体中の酸素還元物質含有量に直接
に依存する永続的信号を供給する。当該の信号は、もち
ろん、任意の適切な態様で利用でき、例えば、酸素還元
物質含有量が許容値を越えた場合に警報を発生するのに
利用でき、実際値と基準値との差に依存して酸素還元物
質含有量を制御するよう設計した調節ループにおいて実
際値として役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術にもとづき作製せる電流センサデバイ
スの略断面図である。
【図2】図1の線II−IIに沿う断面図である。
【図3】本発明のセンサデバイスを形成するため測定回
路と組合わせた電流センサの平面図である。
【図4】図3の線IV-IVに沿う略断面図である。
【図5】本発明のセンサデバイスとして使用できる3種
のセンサ形状を示す略平面図である。
【図6】本発明のセンサデバイスとして使用できる3種
のセンサ形状を示す略平面図である。
【図7】本発明のセンサデバイスとして使用できる3種
のセンサ形状を示す略平面図である。
【図8】実際のアセンブリのセンサの軸線方向略断面図
である。
【図9】図8のデバイスに使用せるセンサの図8の線IX
−IXに沿う拡大断面図である。
【図10】図8、9のセンサの実施例の図面である。
【図11】本発明のセンサデバイスの別の使用例を示す
図面である。
【符号の説明】
20・・・デバイス 21・・・センサ 22・・・測定回路 23〜25・・・絶縁性基板 26・・・接続手段 29・・・動作電極 30・・・カウンタ電極 31・・・基準電極 32・・・拡散膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーシャル・アルシュノール フランス国 エフ−69003 リヨン・ク ール ガーベット・105 (56)参考文献 特表 平4−503249(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/416

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォトリソグラフィ・プロセスを用いて
    得られる平坦な構造体を有するセンサと、上記センサに
    よつて発生される電気化学的電流の強さを測定する回路
    とを組合わせて有する、液体中の酸素還元物質の含有量
    を測定するための電流センサデバイスにおいて、上記構
    造体が、 絶縁性基板と、 少なくとも1つの動作電極と、1つのカウンタ電極と、
    1つの基準電極とから成り、少なくとも上記動作電極
    上記絶縁性基板に設けられている電極のセットと、 上記電極の少なくとも一部に堆積させた拡散膜と、 上記電極上記測定回路を接続する接続手段上記電極のセットを囲むよう上記絶縁性基板に固定され
    たパツキンであって、上記接続手段の露出部分はパツキ
    ンの外周の外に位置するようにされているパツキンとを
    備え 、 上記絶縁性基板の表面上に置かれた上記動作電極の動作
    導電部分は、その周辺部分を含めて上記拡散膜によつて
    完全に覆われるようにされており、 上記拡散膜、作動中その全表面において被検液体と接
    触するよう、完全に露出されていることを特徴とする電
    流センサデバイス。
JP24623993A 1992-09-07 1993-09-07 電気化学式センサを有する電流センサデバイス Expired - Fee Related JP3292938B2 (ja)

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