JP3292753B2 - 冷却システム - Google Patents

冷却システム

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JP3292753B2
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JP
Japan
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refrigerant
cooling system
dryer
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solid core
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信也 伊藤
誠志 中岡
秀一 薬師
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松下冷機株式会社
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  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微細な異物、微量水分
を除去するソリッドコアを内蔵したドライヤーを配設し
た冷却システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫などに使用されているクロ
ロフルオロカーボン(以下CFCと称する)の影響によ
るオゾン層破壊及び地球の温暖化等の環境問題が注目さ
れている。このような観点より、冷媒であるCFCの使
用両削減が、極めて重要なテーマとなってきている。従
来、CFCとして使用されてきた完全ハロゲン化炭素化
合物は、少なくとも水素を1個以上含むハロゲン化炭素
化合物に代替化が図られつつある。
【0003】さらに具体的には、代表的な冷媒であるジ
クロロジフルオロメタン(以下CFC−12と称する)
はCFCの代替物質であり、オゾン破壊に対する影響の
少ない水素を2個含むハロゲン化炭化化合物である1,
1,1,2−テトラフルオロエタン(以下HFC−13
4aと称する)へ代替化を図るため種々の改善取組みが
なされている。
【0004】例えば、1978年10月発行のDuPo
nt社の Research Disclosure
の記載によれば、HFC−134aは従来のどのような
油とも相溶性が悪く全ての温度域で二相分離を生じ唯一
グリコール系油にのみ溶解する。しかし、その後の研究
によりエステル系油にも溶解することが判ってきた。例
えば、米国特許 4851144号 においてエステル
系とグリコール系の混合した冷凍機油が冷媒HFC−1
34aに溶解することが示されている。
【0005】以下図面を参照しながら、従来の冷蔵庫の
一例について説明する。図2は、冷蔵庫の冷却システム
図である。図2において、1は冷却システム,2は圧縮
機,3は凝縮器,4はドライヤー,5はキャピラリーチ
ューブ,6は蒸発器となっている。
【0006】以上のように構成された冷蔵庫の冷却シス
テムについて以下その動作を説明する。
【0007】まず、冷却システム1封入される冷媒ガス
は圧縮機2で圧縮され、凝縮器3で凝縮され、ドライヤ
ー4で水分を吸着され、キャピラリーチューブ5で膨脹
され、蒸発器6で蒸発され、再び圧縮機2にもどる。
【0008】そして、ドライヤー4はビーズ9の一方に
パンチングメタル10を配置し、他方にホルダー11に
取付けた黄銅網12を配置している。
【0009】以上のように構成された冷蔵庫用ドライヤ
ーについて以下その動作を説明する。まずドライヤー4
は冷蔵庫等の冷却システム1の凝縮器3の末端に配設さ
れ、ドライヤーを通過する冷媒中の水分をビーズ9が吸
着することにより、キャピラリーチューブ5の水分チョ
ークを防止し、かつ、パンチングメタル10、及び黄銅
網12は微細な異物を捕獲し、キャピラリーチューブ5
のゴミチョークを防止する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た冷蔵庫において、圧縮機によって圧縮された冷媒は凝
縮器で液化し、ドライヤー内にある乾燥剤で脱水された
後、蒸発器で気化し冷却を行い再び圧縮機に戻ってく
る。
【0011】このような冷蔵庫の圧縮機では組立を容易
にする目的と初期潤滑性の保証のために親油性のアッセ
ンブリー油を使用している。しかしこのような親油性の
アッセンブリー油や切削油は非常に熱安定性が悪い。
【0012】また、圧縮機は、近年省スペース化を目的
として小型化される傾向にあるため放熱が悪くなり高温
で使われることが多くなっている。このため、アッセン
ブリー油や切削油は、空気や水などの不純物が共存し高
温になると化学反応を起こし冷却システムにとって有害
な物質を生成する。これらの有害な物質は従来の親油性
の高い含塩素系冷媒には比較的簡単に溶解するので問題
が顕在化しにくかった。しかしフロン問題に対応できる
ようなHFC−134aのような非塩素系冷媒の場合に
は溶解しにくい。そのためこれらの有害物質の内の重合
物は冷却システムの配管内を通過する。しかし、従来の
ドライヤー4の形状ではこれらの重合物を捕獲するため
には黄銅網12の通過面積150meshで捕獲しきれ
なく配管に詰まり冷凍不良を生じた。
【0013】本発明は上記課題に鑑み、少なくとも1個
以上の水素で置換されたハロゲン化炭素化合物からなる
冷媒と前記冷媒に溶解するような冷凍機油から組立時等
に使用するアッセンブリー油や切削油などから生じる有
害物質、有害物質から生じる重合物を除去し信頼性の高
い冷却システムを提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために本発明の冷却システムは、1,1,1,2−
テトラフルオロエタンからなる冷媒と、前記冷媒に溶解
するエステル系冷凍機油を封入した密閉型圧縮機と、吸
水性、保水性を有するアルミナ、シリカゲル、硫化カル
シウム、アルミノシリケート等で構成され、300Å以
上の通過間隔を有する成形状のソリッドコアを内蔵した
ドライヤーとを冷媒回路中に有したものである。
【0015】
【作用】本発明は上記した構成によって、ソリッドコア
を内蔵したドライヤーにより冷凍システム中に生じた有
害物質、有害物質から生じた重合物を除去することによ
って、これらによる詰まりの冷却不良をなくすことがで
きる。
【0016】
【実施例】以下、本発明による冷蔵庫の第一の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同
一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0017】図1は本発明の第一の実施例により冷蔵庫
用のソッリドコアを内蔵したドライヤーの断面図を示す
ものである。
【0018】図1において、21は蓋,25はストレー
ナー,26はソリッドコア,27は金網,28はケース
である。
【0019】ソリッドコア26は、水分を吸着する成分
であるアルミナ、シリカゲル、硫化カルシウム、アルミ
ノシリケートを一定の割合でバインダーと混合し、約5
00℃の温度で焼き固めたものである。
【0020】以上のように構成された冷蔵庫についてそ
の動作を説明する。冷却システム1内の圧縮機2で圧縮
された冷媒HFC−134aは、冷凍機油の混合状態と
なり冷却システム1内を循環する。このとき圧縮機2な
どから生じた有害物質、有害物質から生じた重合物も、
循環している。このとき凝縮器3とキャピラリーチュー
ブ3の間にもうけられたソリッドコア26を内蔵したド
ライヤー4aを通過するとき、ソリッドコア26の通過
間隔は300Å以上であるので冷媒HFC−134aや
冷凍機油は通過することができる。しかし有害物質や有
害物質から生じた重合物は通過できずに除去できる。ま
たソリッドコア26は油の酸化物や酸などの重合物の原
因となる物質を吸着することができるのでこれらの生成
をおさえることもできる。
【0021】従って、冷却システム1中の有害物質や有
害物質から生じる重合物を除去することによってそれら
が冷却システム配管中に詰まり冷却不良を生じることが
なくなる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の冷却システムは、
1、1、1、2−テトラフルオロメタンからなる冷媒
と、前記冷媒に溶解するエステル系冷凍機油を封入した
密閉型圧縮機と、吸水性,保水性を有するアルミナ,シ
リカゲル,硫化カルシウム,アルミノシリケート等で構
成され、300Å以上の通過間隔を有する成形状のソリ
ッドコアを内蔵したドライヤーとを冷媒回路中に有する
ことにより有害物質、有害物質から生じた重合物を除去
することができるので、これらによる詰まりの冷却不良
をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるソリッドコアを内蔵
したドライヤーの断面図
【図2】冷蔵庫の冷却システム配管図
【図3】従来のドライヤーの断面図
【符号の説明】
4a ドライヤー 26 ソリッドコア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−27782(JP,A) 実開 昭60−165782(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 43/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1,1,1,2−テトラフルオロエタン
    からなる冷媒と、前記冷媒に溶解するエステル油冷凍機
    油を封入した密閉型圧縮機と、吸水性、保水性を有する
    アルミナ、シリカゲル、硫化カルシウム、アルミノシリ
    ケート等で構成され、300Å以上の通過間隔を有する
    成形状のソリッドコアを内蔵したドライヤーとを冷媒回
    路中に有した冷却システム。
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DE69316149T DE69316149T2 (de) 1992-10-23 1993-10-21 Kältemittelkompressor und Kältesystem mit diesem Kompressor
KR1019930022008A KR0119960B1 (ko) 1992-10-23 1993-10-22 냉동장치
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