JP3020385B2 - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP3020385B2
JP3020385B2 JP5167999A JP16799993A JP3020385B2 JP 3020385 B2 JP3020385 B2 JP 3020385B2 JP 5167999 A JP5167999 A JP 5167999A JP 16799993 A JP16799993 A JP 16799993A JP 3020385 B2 JP3020385 B2 JP 3020385B2
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信也 伊藤
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松下冷機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気冷蔵庫、カーエアコ
ン等に使用される冷凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境汚染、特にオゾン破壊および
地球温暖化の問題から、塩素系フロン(クロロ・フルオ
ロ・カーボン、CFCと略称される)の使用が世界的に
規制されつつあり、冷蔵庫、除湿機などに内蔵される冷
凍装置に冷媒として用いられてきたフロンも対象品の一
つとしてあげられている。
【0003】そこで、冷媒用フロンの代替としては、塩
素を含まないフッ化炭素系化合物がオゾンとの反応性が
小さく、大気中での分解期間が短いことから、最も有力
視されている傾向がある。以下図面を参照しながら従来
の冷媒圧縮機および冷凍装置の代表的な構成について説
明する。
【0004】図3は特開昭62−200157号公報に
示されている従来技術の冷凍装置の代表的な構成を示す
ものである。
【0005】図3において、1は圧縮機、2は凝縮器、
3はドライヤー、4はキャピラリーチューブからなる膨
張機構、5は蒸発器であり、これらを環状に連接して冷
凍装置を構成している。
【0006】以上のように構成された冷蔵庫の冷凍装置
において、冷却システムに封入された冷媒ガスは圧縮機
1で圧縮され、凝縮器2で凝縮され、ドライヤー3で水
分を吸着され、膨張機構4で膨張され、蒸発器5で蒸発
され、再び圧縮機1に戻り圧縮される。又、その際、圧
縮機1の製造や組立ての工程で使用された鉱油や、蒸発
器5の製造工程で使用された溶剤が、含塩素系冷媒に溶
解しシステムの中を循環していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様なシステムにて塩素を含まないフッ化炭素系を主成分
とする冷媒と、前記冷媒と相溶性を有する潤滑油が使用
されると、圧縮機1の製造や組立ての工程で使用された
鉱油や、蒸発器の製造工程で使用された溶剤が、冷凍装
置の中で化学反応を起こし、フッ化炭素系を主成分とす
る冷媒に溶解しない汚染物質即ちコンタミネーションを
生成してしまう。さらにこのコンタミネーションは、冷
凍装置の中を循環する際、流量変化及び温度変化の起こ
るキャピラリーチューブに堆積し、冷凍能力の低下が発
生するという課題を有していた。
【0008】本発明は上記課題に鑑み、圧縮機の製造や
組立ての工程で使用された鉱油や、蒸発器の製造工程で
使用された溶剤が、冷凍装置の中で化学反応を起こし生
成したコンタミネーションを、キャピラリーチューブに
堆積させず冷凍能力の低下が発生しない、冷凍装置を提
供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために本発明の冷凍装置は、圧縮機、凝縮器、キャ
ピラリーチューブからなる膨張機構、蒸発器を具備して
一連の冷媒流路を形成し、塩素を含まないフッ化炭素系
化合物を主成分とする冷媒と、前記冷媒と相溶性を有す
る潤滑油が封入された冷凍装置において、前記圧縮機の
下流かつ前記膨張機構の上流の前記冷媒流路内に気孔径
が20ミクロン以下であるPTFE,PFA等の耐熱
性、耐薬品性にすぐれた高分子系化合物のフィルターを
配しているのである。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成により、圧縮機の製造や
組立ての工程で使用された鉱油や、蒸発器の製造工程で
使用された溶剤が、冷凍装置の中で化学反応を起こし生
成したコンタミネーションを、気孔径が20ミクロン以
下であるPTFE,PFA等の耐熱性、耐薬品性にすぐ
れた高分子系化合物のフィルターにより捕獲することが
でき、キャピラリーチューブに堆積させず冷凍能力の低
下の発生を防止することができる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例の冷凍装置について、
図面を参照しながら説明する。尚、従来例と同一構成は
同一符号を用いて説明し、構成、動作の同じところは省
略する。
【0012】図1において、50は冷凍装置、51は凝
縮器2とキャピラリーチューブからなる膨張機構4との
間に設けたフィルターを内蔵したストレーナーである。
【0013】図2はストレーナー51の拡大断面図で、
61はストレーナー51に内蔵された気孔径20ミクロ
ンのPTFE(ポリテトラフロロエチレン)フィルター
である。
【0014】以上のように構成された冷凍装置について
その動作を説明する。冷凍装置50内の圧縮機1で圧縮
された塩素を含まないフッ化炭素系化合物を主成分とす
る冷媒は、前記冷媒と相溶性を有する潤滑油と混合状態
になり冷凍装置50内を循環する。このとき圧縮機1中
に残存する製造や組立ての工程で使用された鉱油や、蒸
発器5の製造工程で使用された溶剤も溶解し冷凍装置5
0内を循環する。
【0015】このとき、圧縮機1の製造や組立ての工程
で使用された鉱油や、蒸発器5の製造工程で使用された
溶剤は、冷凍装置50の中で化学反応を起こし、コンタ
ミネーションを発生させ冷凍装置の中を循環している。
このとき凝縮機2とキャピラリーチューブからなる膨張
機構4の間に設けられた気孔径20ミクロンのPTFE
フィルター61により冷凍装置の中を循環しているコン
タミネーションを捕捉することができ、流量変化及び温
度変化の起こる膨張機構4に流入せず冷凍能力の低下を
防止することができる。
【0016】以上の実施例では、フィルター61は、従
来のドライヤーの位置、即ちキャピラリーチューブから
なる膨張機構4と、凝縮器2の間に設けたが、本発明は
この位置にこだわるものではなく、例えば図1に2点鎖
線で示すように、圧縮機1と凝縮器2の間59に設けて
もよい。また、フィルター61はPTFEで構成したが
PFA(ポリテトラフルオロエチレンとパーフルオロア
ルキルビニールエーテルの共重合体)等の耐熱性、耐薬
品性にすぐれた他の高分子系化合物でもよい。
【0017】従って、コンタミネーションが膨張機構4
に流入せず冷凍能力の低下を防止することができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明の冷凍装置は、圧縮
機、凝縮器、キャピラリーチューブからなる膨張機構、
蒸発器を具備して一連の冷媒流路を形成し、塩素を含ま
ないフッ化炭素系化合物を主成分とする冷媒と、前記冷
媒と相溶性を有する潤滑油が封入された冷凍装置におい
て、前記圧縮機の下流かつ前記膨張機構の上流の前記冷
媒流路内に気孔径が20ミクロン以下であるPTFE,
PFA等の耐熱性、耐薬品性にすぐれた高分子系化合物
のフィルターが配されていることにより、流量変化及び
温度変化の起こるキャピラリーチューブに堆積するコン
タミネーションが発生しても、冷凍能力の低下の発生を
防止する事となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における冷凍装置の構成を示
す冷凍サイクル図
【図2】同実施例のフィルターの拡大断面図
【図3】従来技術の冷凍装置の構成を示す冷凍サイクル
【符号の説明】
1 圧縮機 2 凝縮器 4 膨張機構 5 蒸発器 61 PTFEフィルター

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、キャピラリーチューブ
    からなる膨張機構、蒸発器を具備して一連の冷媒流路を
    形成し、塩素を含まないフッ化炭素系化合物を主成分と
    する冷媒と、前記冷媒と相溶性を有する潤滑油が封入さ
    れた冷凍装置において、前記圧縮機の下流かつ前記膨張
    機構の上流の前記冷媒流路内に気孔径が20ミクロン以
    下であるPTFE,PFA等の耐熱性、耐薬品性にすぐ
    れた高分子系化合物のフィルターが配されていることを
    特徴とする冷凍装置。
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