JPH10246521A - 冷凍・空調装置、及び冷媒回路組立方法 - Google Patents

冷凍・空調装置、及び冷媒回路組立方法

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JPH10246521A
JPH10246521A JP30844997A JP30844997A JPH10246521A JP H10246521 A JPH10246521 A JP H10246521A JP 30844997 A JP30844997 A JP 30844997A JP 30844997 A JP30844997 A JP 30844997A JP H10246521 A JPH10246521 A JP H10246521A
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refrigerating machine
compressor
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machine oil
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Takeshi Izawa
毅司 井沢
Yasuyuki Akahori
康之 赤堀
Yoshinori Shirafuji
好範 白藤
Hiroaki Makino
浩招 牧野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、冷媒としてHFC(ハイドロフルオロ
カーボン)系冷媒、冷凍機油としてアルキルベンゼン系
の油を使用する冷凍空調サイクル装置では、アキュムレ
ータ内で冷凍機油が液冷媒と二層分離して溜まってしま
い、圧縮機内の冷凍機油が枯渇して潤滑不良を起こすお
それがあった。 【解決手段】 圧縮機、四方弁、凝縮器、前段減圧装
置、レシーバー、後段減圧装置、蒸発器を冷媒配管で順
次接続した冷媒回路において、圧縮機から冷媒と共に流
出する冷凍機油の油循環率に対して、液冷媒への冷凍機
油の溶解率が上回るようにレシーバー内の温度、及び圧
力を、レシーバー前後の減圧装置によって設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】冷媒として例えばHFC(ハ
イドロフルオロカーボン)系冷媒、冷凍機油としてアル
キルベンゼン系などを使用する様な冷媒と冷凍機油が溶
解しにくい冷媒回路を有する冷凍・空調サイクル装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷凍空調サイクル装置の一例を図
13に示す。従来例えば、特開平7−208819号公
報に示されるように、HFC(ハイドロフルオロカーボ
ン)系冷媒に対してアルキルベンゼンなど弱相溶性の冷
凍機油を用いた場合、液冷媒への冷凍機油の溶解性が低
下する低圧側に設けたアキュムレータからの油戻りが、
圧縮機の信頼性上重要な課題であった。図13は、冷媒
としてHFC系冷媒、冷凍機油として弱相溶性の油を使
用する冷凍空調サイクル装置を示し、1は冷媒ガスを圧
縮する圧縮機、2は圧縮機1から吐出された高圧冷媒ガ
スを凝縮させる凝縮器、3は減圧装置、5は蒸発器、6
は冷媒の流れ方向を逆転させる機能を有する四方弁、7
は余剰冷媒を貯留するアキュムレータであり、8は圧縮
機1内に貯留し圧縮機1の摺動部の潤滑及び圧縮室のシ
ールを行う冷凍機油である。この冷凍空調サイクル装置
で使用する弱相溶性の冷凍機油、例えばアルキルベンゼ
ンはHFC系冷媒に対して、凝縮圧力及び凝縮温度条件
下における液冷媒への溶解率が0.5〜7wt%、また
蒸発圧力及び蒸発温度条件下における液冷媒への溶解率
が0〜2.0wt%の非溶解性もしくは微弱な溶解性を
有するとともに、その比重量が−20℃〜+60℃の温
度域において、同一温度とその飽和蒸気圧下における液
冷媒の比重量よりも、小さな値となる。
【0003】次に、冷凍機油の挙動について説明する。
圧縮機1により圧縮された高圧冷媒ガスは、凝縮器2に
吐出される。圧縮機の潤滑及び圧縮室のシールに用いら
れた冷凍機油8は大部分が密閉容器底部に戻るが、油循
環率で0.3〜2.0wt%程度の冷凍機油は冷媒と共
に圧縮機1から吐出される。冷媒ガスの流れる凝縮器2
の管径は、冷媒ガス流速が冷凍機油を下流へ搬送するの
に十分な流速を確保するよう設定されている。凝縮器2
の出口付近では大部分の冷媒は液化し管内流速は著しく
低下するが、冷凍機油は凝縮液冷媒に対し弱い相溶性を
有するので、液冷媒に溶解して減圧装置3へ搬送され
る。減圧装置3の下流域では冷媒の温度と圧力は著しく
低下し、冷凍機油は液冷媒に対し非相溶性もしくは微弱
な溶解性に転じる。しかし、減圧装置3の下流域で生じ
る液冷媒の一部のガス化により冷媒流速は急激に増加
し、続く蒸発器5の管径は冷媒ガス流速が冷凍機油を下
流へ搬送するのに十分な流速を確保するよう設定されて
いるため、冷凍機油はアキュムレータ7へ搬送される。
冷凍機油は蒸発圧力及び蒸発温度条件下において、液冷
媒への溶解性が無いかもしくは微弱なため、アキュムレ
ータ7内で冷凍機油81は液冷媒9の上方に分離層を形
成する。このためアキュムレータ内にあって冷媒を外部
へ導く導出管71に、アキュムレータ下端7aからの高
さが異なる複数の油戻し穴72a、72b、72c、7
2dを設けることにより、圧縮機1への油戻りを促進す
る構造となっている。
【0004】一方、従来の冷凍空調サイクル装置の他の
一例として、公開特許公報、昭64−19253号に示
される冷凍空調サイクル装置を図14に示す。1は冷媒
ガスを圧縮する圧縮機、2は圧縮機1から吐出された高
圧冷媒ガスを凝縮させる凝縮器、31は前段減圧装置、
4は余剰冷媒を貯留するレシーバー、32は後段減圧装
置、5は蒸発器、6は冷媒の流れを逆転させる機能を有
する四方弁である。
【0005】次に、この冷凍空調サイクル装置の動作に
ついて説明する。圧縮機1により圧縮された高圧冷媒ガ
スは凝縮器2を液化しながら通過し、前段減圧装置31
により減圧されてレシーバー4へ入る。ここで、レシー
バー4の前後の減圧装置を制御することにより装置の負
荷状況に応じて余剰冷媒を溜めて、性能、効率の最適
化、及び圧縮機の信頼性の確保を行う。レシーバー4か
ら出た液冷媒は、後段減圧装置32でさらに必要な蒸発
圧力まで減圧されて、続く蒸発器4を通過して、圧縮機
1に吸入される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の例として挙げ
た、図13の冷媒としてHFC(ハイドロフルオロカー
ボン)系冷媒、冷凍機油としてアルキルベンゼン系の油
を使用する冷凍空調サイクル装置では、アキュムレータ
7内に多量の余剰冷媒が貯留され液面が高くなった場合
において、以下のような問題があった。まず、液冷媒に
溶解しきれない冷凍機油81は液冷媒9と二層分離して
上方に溜まるが、アキュムレータ7内の導出管71の油
戻し穴72では下端に設けられた穴72aと比較して上
方の穴72c、72dからの吸引力が低下するため、下
方の液冷媒9のみが導出管71内に流入して上方の冷凍
機油81はほとんど流入しなくなる。したがって、冷凍
機油81はアキュムレータ7内に多量に溜まってしま
い、圧縮機1内の冷凍機油8が枯渇して潤滑不良を起こ
すおそれがあった。次に、液冷媒層の液面が高くなると
導出管71の複数個の油戻し穴から液冷媒が吸い込まれ
るため、圧縮機1に多量の液冷媒が戻り、圧縮室内に非
圧縮性の液冷媒が供給されることによる圧縮室内の急激
な圧力上昇を引き起こしたり、また圧縮室から吐出され
た液冷媒が圧縮機密閉容器内に溜まることにより、冷凍
機油8に代わって液冷媒が潤滑要素部へ供給されて圧縮
機1の軸受、圧縮要素摺動部の焼き付き等、信頼性の低
下を招くおそれがあった。また、圧縮機1に多量の液冷
媒が戻らないよう油戻し穴72の径を小さく設定する
と、冷凍機油81の戻りがさらに悪化する上、回路内の
ゴミ、不純物等が油戻し穴72につまりやすくなるおそ
れがあった。
【0007】従来の例として挙げた図14の冷凍空調サ
イクル装置では、冷媒に対して相溶性を持つ冷凍機油を
使用する場合においては問題なく運転できるが、非相溶
性もしくは弱相溶性の冷凍機油を使用した場合、油循環
率が大きい運転条件ではレシーバー4内において液冷媒
に溶解不能な冷凍機油が上方に分離して溜まってしま
い、圧縮機1内の冷凍機油が枯渇して潤滑不良を起こす
おそれがあった。
【0008】従来、冷媒としてR22を使用する圧縮機
の製造工程中に気密試験を行う際には、吐出管と吸入管
を治具で塞いで28kgf/cm2Gの圧力で行ってい
る。しかし、HFC(ハイドロフルオロカーボン)系冷
媒としてR410Aなどの高圧冷媒を使用する場合、従
来冷媒に相当する圧力はR410Aでは45kgf/c
m2Gとかなり高圧になるため、気密試験を行う際に治
具が外れやすくなるおそれがあった。
【0009】この発明は上記の問題点を解決するために
なされたもので、冷媒と冷凍機油が溶解しにくい冷媒回
路を有する場合でも冷凍機油を確実に圧縮機に戻し、か
つ多量の液冷媒が圧縮機に戻ることのないよう余剰液冷
媒を貯留できる、信頼性の高い冷凍空調装置を提供す
る。さらに、冷媒回路に流出した冷凍機油を確実に回収
できる信頼性の高い製品と安全性を確保することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の冷凍空調装置
は、冷媒回路に冷媒を貯留する液だめ手段を設け、圧縮
機から冷媒回路に運転時に流出する冷凍機油の油循環率
に対し、液だめ手段内の液冷媒への冷凍機油の溶解率が
同程度もしくは上回るように冷媒の温度及び圧力の少な
くとも一方を設定する油溶解率設定手段と、を備えたも
のである。
【0011】本発明の冷凍空調装置は、冷媒回路に冷媒
を貯留する液だめ手段を設け、圧縮機から冷媒回路に運
転時に流出する冷凍機油の油循環率が、液だめ手段内の
液冷媒が前記冷凍機油を溶解する溶解率に対し同程度も
しくは下回るように、圧縮機の内部又は圧縮機の吐出側
に油の循環率を下げる油回収手段を備えたものである。
【0012】本発明は、冷媒回路に設けられ冷媒を貯留
する液だめ手段の前後に減圧装置を設け、この減圧装置
によって、圧縮機から冷媒回路に運転時に流出する冷凍
機油の油循環率に対し液だめ手段内の液冷媒への冷凍機
油の溶解率が同程度もしくは上回るように冷媒の温度及
び圧力を設定するものである。
【0013】本発明は、液だめ手段の前後の減圧装置の
うち、少なくとも前段の減圧装置として油微細化手段を
使用したものである。
【0014】本発明は、冷媒回路から液だめ手段へ冷媒
が流入する流入管及び液だめ手段から冷媒回路へ冷媒が
流出する流出管のそれぞれの管の開口部を液だめ手段下
部に設けるとともに、流入管から直接流出管に冷媒が流
れる構成にしたものである。
【0015】本発明は、圧縮機の吐出側配管に設けられ
配管外径寸法を変化させた係合部と、を備えたものであ
る。またこの発明の冷凍機油は、冷媒に対して凝縮圧力
及び凝縮温度条件にて液冷媒への重量溶解率が0.5−
7.0%、かつ蒸発圧力及び蒸発温度条件にて液冷媒へ
の重量溶解率が0−2.0%の非溶解性もしくは微弱な
溶解性を有する
【0016】本発明の冷媒回路組立方法は、圧縮機、凝
縮器、減圧装置、蒸発器を冷媒配管で順次接続した冷媒
回路に循環する冷媒を貯留する液だめ手段を、冷媒回路
に設け、液冷媒に対し凝縮圧力及び凝縮温度条件及び蒸
発圧力及び蒸発温度条件にて非溶解性もしくは微弱な溶
解性を有する冷凍機油を冷媒回路に封入し、液だめ手段
内の液冷媒への冷凍機油の溶解率が、圧縮機から前記冷
媒回路に運転時に流出する冷凍機油の油循環率に対し、
同程度もしくは上回るように液だめ手段内の冷媒の温度
又は圧力を設定するものである。
【0017】本発明の冷媒回路組立方法は、圧縮機、凝
縮器、減圧装置、蒸発器及び冷媒を貯留する液だめ手段
を冷媒配管で接続した冷媒回路にたいし、循環する冷媒
の種類を封入された冷媒から別の冷媒へ変更するステッ
プと、圧縮機に封入された冷凍機油を冷媒を変更しても
そのまま封入続けるステップと変更された冷媒に対する
冷凍機油の溶解率が、圧縮機から冷媒回路に運転時に流
出する冷凍機油の油循環率より下回る場合、同程度もし
くは上回るように、液だめ手段内の冷媒の温度又は圧力
を設定するステップと、を備えたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、本発明に対応する実施の形態1を
図1、図2、図3にて説明する。図1は冷凍空調装置の
冷媒を循環させる冷媒回路の構成を示したもので、1は
圧縮機、2は凝縮器、4が余剰冷媒を貯留するレシーバ
ー(液だめ容器)、5は蒸発器、32は高圧側の冷媒を
減圧する減圧装置である開閉弁、100は飽和状態であ
るレシーバー4内の温度を検出するサーミスタ、101
は冷媒の流れを遅くする圧縮機1の一部であるマフラ
ー、102は凝縮器用ファンである。
【0019】図1において、冷媒回路を図2の如く空調
装置であるエアコンとすると、図2において、121は
凝縮器である熱交換器5と電気品125と圧縮機1とレ
シーバー4を内蔵した室外機、122は蒸発器である熱
交換器5と電気品126と吹出口123を有する室内
機、124は室外機121と室内機122の間の冷媒を
循環させる延長配管である。図2において(a)は室外
機121が1台に対し、室内機122が1台の普通のル
ームエアコンに対応するもので。図2(b)は室外機1
台に対し、室内機が複数設けられたマルチ式空調機の例
を示す。
【0020】圧縮機1で圧縮された冷媒は凝縮器で凝縮
され膨張開閉弁32で減圧され蒸発器5で蒸発して圧縮
機1に戻される。圧縮機1内には圧縮機の摺動部の潤滑
油として冷凍機油が貯留されている。冷媒と一緒にわず
かの冷凍機油が圧縮機から冷媒回路に流出するが、ハイ
ドロフルオロカーボンを使用した冷媒にほとんど溶解し
ない冷凍機油、例えばHFC系冷媒に対して凝縮圧力及
び凝縮温度条件下における液冷媒への重量溶解率が0.
5〜7.0%、また蒸発圧力及び蒸発温度条件下におけ
る液冷媒への重量溶解率が0〜2.0%の非溶解性もし
くは微弱な溶解性を有する冷凍機油、アルキルベンゼ
ン、鉱油、エステル油、エーテル油、等を使用すると、
冷媒の移動速度が遅くなる液だめ部、すなわち余剰冷媒
を貯留するためのレシーバーを有する冷媒回路におい
て、このレシーバーに冷媒と一緒に混合してきた冷凍機
油が貯留することになる。
【0021】上記で説明した液冷媒への冷凍機油の重量
溶解率は、冷媒と冷凍機油の種類によって変化する。H
FC系冷媒全般と、上記に列記したような数種の冷凍機
油について、様々な組み合わせを考えて上記の重量溶解
率が得られる。図3は本実施の形態のHFC系冷媒であ
る液冷媒R407Cへの冷凍機油アルキルベンゼン(粘
度グレード:VG=8〜32)の溶解率、及び油循環率
と圧縮機周波数の関係を示したものである。図3(a)
の如く冷凍機油は、凝縮温度範囲+20℃〜+70℃の
液冷媒に対し1.0〜4.0wt%の溶解率を示すが、
蒸発温度範囲−20℃〜+15℃の液冷媒に対しては
0.2〜1.8wt%の微少な溶解率となる。また、冷
凍機油の粘度が低いほど液冷媒への溶解率は大きくな
る。図3(b)の如く、一般的には圧縮機から冷媒と共
に流出する冷凍機油の冷媒との重量比である油循環率は
0.3〜2.0wt%程度の値となり、圧縮機周波数の
上昇と共に増加する傾向にある。
【0022】このように、冷媒回路内では油循環率で示
される量の冷凍機油が循環しており、レシーバー4内の
液冷媒中にはその温度における溶解率の範囲内で冷凍機
油が溶解している。しかし、ある運転条件において油循
環率が液冷媒への冷凍機油の溶解率を上回った場合、循
環する冷凍機油の量はレシーバー内の液冷媒への許容溶
解量を超えてしまうため、冷凍機油は液冷媒と分離し油
滴あるいは油層の状態となる。するとレシーバー内では
配管内に比べ冷媒流速が著しく低いため、冷凍機油が搬
送されずに大量に溜まってしまい圧縮機に戻らなくな
る。したがって、レシーバー内の冷凍機油を確実に戻す
ためには、冷凍機油を液冷媒中に溶解させることが必要
となる。
【0023】例えば、図1のような回路においてレシー
バー4内の液冷媒の温度をサーミスタ100により検知
し、液冷媒の温度が冷凍機油の溶解に必要な温度より低
くなった場合には、電磁膨張弁32を閉じる方向、また
は凝縮器2ファン102の回転数を低下することでレシ
ーバー内液冷媒の温度が上昇して、冷凍機油を溶解させ
ることができる。あるいは、レシーバー4内の液冷媒温
度を下げるためには、膨張弁32を開く方向か、また
は、凝縮器2のファン102の回転数を高くするかのい
ずれか一方または両方を行えばよく、これらの制御は図
2の室外機121内の電気品125にて行われることに
なる。なお、上記説明ではレシーバ内の冷媒温度を検知
することにより制御を行う例を示したが、レシーバ内の
冷媒がガスと液の2相状態の場合、圧力に対して温度が
一義的に決まるので、圧力センサーなどによって圧力を
検知することにより同様の制御を行っても良い。
【0024】本発明の冷凍サイクル装置は、図3に示し
たような液冷媒への冷凍機油の溶解率、及び油循環率と
圧縮機周波数の関係を踏まえたうえで、運転中常に冷凍
機油が液冷媒中に溶解した状態を保つよう、レシーバー
内の液冷媒の温度、圧力、及び冷凍機油の粘度グレード
を設定する。例えば、凝縮器と減圧装置の間にレシーバ
ーを配した冷凍サイクル装置において、粘度グレードV
G32の冷凍機油を適用した場合、図3に示すように、
圧縮機周波数が120Hzの時にはレシーバー内液冷媒
の温度を矢印で示される領域の範囲内に制御するので、
冷凍機油は液冷媒中に溶解される。したがって、冷凍機
油はレシーバーに滞留することなく、液冷媒中に溶解し
た状態で確実に搬送される。また、この冷凍サイクル装
置に粘度グレードVG8の冷凍機油を適用した場合に
は、点線で示されるように冷凍機油の溶解範囲が拡大
し、前記の油戻しの制御範囲に余裕が生じてより油戻り
が確実となる上、装置の負荷状況に応じてサブクール
(過冷却度)を制御でき冷凍空調装置の効率、性能が向
上する。サブクールを小とするためには膨張弁を開方向
にするかファン回転数を低くするのどちらか、または両
方を行えばよい。一方サブクールを大にするにはこの反
対を行えばよい。
【0025】すなわち、本発明の冷凍空調装置は、冷媒
にHFC(ハイドロフルオロカーボン)系冷媒、圧縮機
内に封入する冷凍機油として、HFC系冷媒に対して弱
相溶性を持つアルキルベンゼン等の油を使用し、余剰冷
媒を貯留するレシーバーを有する冷媒回路において、圧
縮機から冷媒と共に流出する冷凍機油の油循環率に対し
て、液冷媒への冷凍機油の溶解度が上回るようにレシー
バー内の温度又は圧力、及び冷凍機油の粘度グレードを
設定する。これにより、冷凍機油がレシーバー内に大量
に溜まり込むことはなく、液冷媒中に溶解した状態で確
実に搬送される。
【0026】実施の形態2.以下本発明に対応する実施
の形態2を図4及び図5にて説明する。図4は冷凍空調
装置の冷媒を循環させる冷媒回路の構成を示したもの
で、1は圧縮機、2は凝縮器、4が余剰冷媒を貯留する
レシーバー、5は蒸発器、32は高圧側の冷媒を減圧す
る減圧装置である開閉弁、100は温度を検出するサー
ミスタであり、100(a)は凝縮器中間、100
(b)は凝縮器出口とレシーバー4の間、100(c)
はレシーバー4、100(d)はレシーバー4と減圧装
置32の間、に設けられている。102は凝縮器用ファ
ンである。103は圧力を検出するセンサーであり、1
03(a)は圧縮機吐出管と凝縮器2の間、103
(b)は凝縮器2と減圧装置32の間、に設けられてい
る。104はレシーバー4内の冷媒を加熱するためのヒ
ーターである。また、図5は液冷媒R407Cへの冷凍
機油アルキルベンゼン(粘度グレード22)の溶解率
(a)、及び油循環率と圧縮機周波数の関係(b)、凝
縮温度とレシーバー内温度の関係(c)を示したもので
ある。
【0027】前述のようにレシーバー内の液冷媒に冷凍
機油を溶解させるためには、冷凍機油の油循環率に対し
て、液冷媒への冷凍機油の溶解率が上回るようにレシー
バー内の温度を設定する。そのためにはレシーバー内の
温度を検知し、それを制御する手段が必要となる。レシ
ーバー内の温度を検知するためには、図4に示したサー
ミスタ100(a)〜100(d)、及び圧力センサー
103(a)、103(b)の内少なくとも一つを設け
ればよい。サーミスタ100(b)〜100(d)を設
けた場合、凝縮器出口から減圧装置まで冷媒の温度は変
わらないので、レシーバー内の温度を直接的に検知する
ことができる。また、サーミスタ100(a)及び圧力
センサー103を設けた場合、冷媒の凝縮温度を検知で
きるためレシーバー内の温度を推定できる。例えば図5
(b)に示すように圧縮機周波数が120Hzの時に
は、図5(a)よりレシーバー内液冷媒の温度を矢印で
示される範囲内に制御すればよく、そのためには図5
(c)より凝縮温度を矢印で示される範囲内に制御すれ
ばよい。またレシーバー内の液冷媒の温度を制御するに
は、前述の減圧装置や凝縮器ファンを用いるほかに図4
に示すようなヒーター104にて直接加熱する方法とし
てもよい。
【0028】実施の形態3.以下本発明に対応する実施
の形態3を図5及び図6にて説明する。図6は例えば空
調機に適用される冷凍空調装置の他の一例であり、図6
において1は冷媒ガスを圧縮する圧縮機、2は圧縮機1
から吐出された高圧冷媒ガスを凝縮させる凝縮器、31
は前段減圧装置、4は余剰冷媒を貯留するレシーバー、
32は後段減圧装置、5は蒸発器、6は冷媒の流れ方向
を逆転させる機能を有する四方弁であり、8は圧縮機1
内に貯留し圧縮機1の摺動部の潤滑及び圧縮室のシール
を行う冷凍機油、9はレシーバー4に貯留された余剰液
冷媒である。また、図5は本実施の形態の液冷媒R40
7Cへの冷凍機油アルキルベンゼン(粘度グレードVG
22)の溶解率(a)、及び油循環率と圧縮機周波数の
関係(b)を示したものである。冷凍機油は、凝縮温度
範囲+20℃〜+70℃の液冷媒に対し1.3〜2.8
wt%の溶解率を示すが、蒸発温度範囲−20℃〜+1
5℃の液冷媒に対しては0.2〜1.2wt%の微少な
溶解率となる。また、圧縮機から冷媒と共に流出する冷
凍機油の冷媒との重量比である油循環率は0.3〜2.
0wt%程度の値となり、圧縮機周波数の上昇と共に増
加する傾向にある。
【0029】次に冷媒及び冷凍機油の挙動について説明
する。圧縮機1により圧縮された高圧冷媒ガスは、凝縮
器2に吐出される。圧縮機の潤滑及び圧縮室のシールに
用いられた冷凍機油8は大部分が密閉容器底部に戻る
が、油循環率で0.3〜2.0wt%程度の冷凍機油は
冷媒と共に圧縮機1から吐出され凝縮器2へ入る。冷凍
機油は十分な流速を持った冷媒ガスによって搬送され、
凝縮器2の出口付近では液化した液冷媒中に溶解して前
段減圧装置31へ搬送される。前段減圧装置31により
いわば中間圧に減圧された液冷媒はレシーバー(液だめ
容器)4へ入る。ここで、レシーバー4の前後の減圧装
置を制御することにより装置の負荷状況に応じて余剰冷
媒を溜めることができる。また、油循環率に対して、レ
シーバー4内の液冷媒9中への冷凍機油の溶解率が上回
るよう、減圧装置で中間圧を制御しレシーバー4内の温
度を設定する。例えば、図5(a)より圧縮機周波数が
120Hzの場合、図5(b)より点線で示されるよう
にレシーバー4内の液冷媒9の温度を矢印で示される領
域の範囲内で制御するので、冷凍機油は液冷媒9中に溶
解される。したがって、冷凍機油がレシーバー4内に大
量に溜まり込むことはなく、液冷媒9中に溶解した状態
で確実に搬送される。レシーバー4から出た液冷媒は、
後段減圧装置32でさらに必要な蒸発圧力まで減圧され
て温度は急激に低下するため、冷凍機油は液冷媒に対し
非相溶性もしくは微弱な溶解性に転じ、液冷媒中に溶解
しきれない冷凍機油は分離して油滴となる。しかし、後
段減圧装置32で生じる液冷媒の一部のガス化により冷
媒流速は急激に増加し、例えば続く蒸発器5の管径は冷
媒ガス流速が冷凍機油を下流へ搬送するのに十分な流速
を確保するよう設定されているため、冷凍機油は蒸発器
5内を搬送される。そして、圧縮機1に吸入された冷凍
機油は密閉容器底部に戻る。
【0030】上述の前段及び後段の減圧装置として、図
6では絞り弁である膨張弁の代わりにキャピラリーチュ
ーブを用いた例で示してある。減圧装置としてキャピラ
リーチューブを用いる場合には、どのような運転条件に
おいてもレシーバー内の液冷媒中に冷凍機油が溶解され
るようキャピラリーチューブの内径と長さを設定する。
内径が小さいほど、また長いほど減圧効果が大きいの
で、弁を閉めるのと同様の効果が得られる。毛細管によ
る減圧膨張はある温度範囲にわたって自己調整の能力を
有するので、所定の冷媒と所定の冷凍機油に応じてあら
かじめ選択し設定した領域で運転を行うことができ、確
実に冷凍機油を圧縮機に戻すことが可能となる。このよ
うにして設定されたキャピラリーチューブを冷媒回路に
適用して、所定の冷凍機油と冷媒を封入することによ
り、この冷媒回路を内蔵した冷蔵庫やエアコンのような
冷凍空調装置が組み立てられる。
【0031】図6のような本発明の冷凍空調装置は、圧
縮機、冷媒の流れ方向を逆転させる機能を有する四方
弁、凝縮器、前段減圧装置、余剰冷媒を貯留するレシー
バー、後段減圧装置、蒸発器を冷媒配管で順次接続した
構成として、圧縮機から冷媒と共に流出する冷凍機油の
油循環率に対して、液冷媒への冷凍機油の溶解率が上回
るように、レシーバー内の液冷媒の温度、及び圧力をレ
シーバー前後の減圧装置によって設定する。したがっ
て、冷凍機油がレシーバー内に大量に溜まり込むことが
なく、液冷媒中に溶解した状態で確実に搬送される。
【0032】実施の形態4.以下、本発明に対応する実
施の形態4を図7、図8により説明する。図7は例えば
空調機に適用される冷凍空調装置の一例であり、10は
油分離器、11は油分離網、12は油戻し用細管であ
る。圧縮機1から吐出された冷媒ガスは、油分離器10
の頂上部から入り油分離網11を通過して、油分離器の
中程まで差し込まれた導出管を通って凝縮器2へ向か
う。この際、冷媒ガスに含まれる冷凍機油は油分離網1
1に付着、落下し油分離器底部に溜まる。分離された冷
凍機油81は油戻し用細管12により低圧側の圧縮機吸
入管へ戻される。図8に示すように、油分離器10の効
果により油循環率は低減されるため、レシーバー4内で
冷凍機油を液冷媒9に溶解させるために行う中間圧の制
御許容範囲が広がり余裕が出る。よって、冷凍機油は液
冷媒9に容易に溶解し確実に圧縮機1に戻る上、装置の
負荷状況に応じてサブクールを制御でき冷凍空調サイク
ル装置の効率、性能が向上する。
【0033】図7では減圧装置31、32に電気式膨張
弁を使用している。レシーバー内の液冷媒温度を下げる
場合には前段の弁31を閉方向、後段の弁32を開方向
にするか、凝縮器ファンの回転数を上げるとよい。もし
液冷媒温度を上げる設定をしたい場合には、前段減圧装
置を開方向、後段減圧装置を閉方向に開度を変えるか、
あるいは凝縮器ファンの回転数を下げるとよい。もし、
単一又はR410A、407Cの様な混合HFCやHC
など各種冷媒とアルキルベンゼンや鉱油など各種冷凍機
油の種類の関係から液冷媒への冷凍機油の溶解率の条件
が変わったり、あるいは圧縮機の種類(レシプロ、ロー
タリ、スクロール)や構造の変更等により油循環率が溶
解率より大きくなる場合には、先ず膨張弁と凝縮器ファ
ンの制御方法の変更にて調整を行う。しかしながら、さ
らにヒーターを入れても油循環率が液冷媒への冷凍機油
の溶解率を上回るようであれば、回収に必要な特性を有
する油分離器を冷媒回路組立時に設けるとよい。但し冷
媒と冷凍機油の種類によっては、油循環率に対し、事前
に油回収手段を選択し必要に応じて膨張弁等の調整を行
う。油分離器としての種類を増やさないために、油循環
率の低下が必要範囲に到達しない場合は、油分離器を複
数、直列に配置するとよい。上記のような仕様決定のプ
ロセスは次のような手順によって計算、検討を行うこと
で事前に事前に決定することもできる。先ずあらかじめ
定められた仕様、運転条件、回路条件などにより冷媒の
種類と冷凍機油の種類を選択する。次に各条件における
レシーバー内の冷媒液の温度や冷媒圧力を演算し、液冷
媒への冷凍機油の溶解率が予想される油循環率より大き
いか小さいかを検討し、油分離器の必要数、ヒーターの
有無などの仕様を決めればよい。これらの設定はあらか
じめデータをインプットしてあるプログラムにて求めて
も良い。
【0034】元来油の選定には、冷媒との溶解性、潤滑
性能、電気絶縁性、対スラッジ性、水分や酸素や温度や
寿命などに対する安定性、低温流動性、環境への影響、
コストなど多くの考慮すべき要素が存在する。上記のよ
うに組立の手順として、制御における調整と油分離器を
追加することにより、冷凍機油の選択の幅が広がるため
上記にあげた各性能において優れた冷凍機油の適用が可
能となる。また環境対策等の理由により使用中の機器に
対する冷媒の種類の変更が生じた場合、新たに挿入する
冷媒と冷凍機油の相溶性が失われたり或いは油戻りに問
題が生ずるようなことがあるとしても油を交換すること
なく制御の変更によって対応が可能となる。また、圧縮
機、凝縮器、減圧装置、蒸発器及び冷媒を貯留可能な液
だめ手段を配管で接続した冷媒回路内の冷媒を途中で種
類を変える場合、冷凍機油の冷媒へ溶解する率も変化す
る。さらに例えば冷媒の密度が高くなると圧縮機から回
路へ流れ出す油の量も多くなる。すなわち油循環率が大
きくなるので冷凍機油が圧縮機に戻らなくなり問題が起
こるため、本発明のように液だめ手段内の冷媒の温度や
圧力を液だめ手段内で液冷媒へ冷凍機油が溶解するよう
に設定値を変えるように制御内容を変えればよい。な
お、このような冷媒種類の変更時には、過去のデータか
ら溶解率は簡単に知ることが出来る。一方冷媒と冷凍機
油の新しい組み合わせに基づきモデル機で実験して見れ
ばどの程度油が多く流れるようになるかを推測できる。
或いは運転させ回路内へ流出する油の量が多いことや、
圧縮機内の油量をチェックして確認し、判断して制御を
決めても良い。この問題はあらかじめ十分に仕様を検討
できる新設の場合と異なり、例えば単一冷媒を複数の種
類の冷媒に変えようとするケースもあり、今まで説明し
てきたような弱相溶の数字レベルを超えるような溶解度
を有する冷媒と冷凍機油との関係によっても発生する。
本発明はどのようなケースに対しても、油を交換するこ
となく制御によって対応できるため、環境対策などに対
し簡単に、かつ、フレキシブルに対応できる。油分離器
は圧縮機吐出口近傍に設けられるが、圧縮機の構造によ
っては内部に設けることもできる。この冷凍空調装置で
は、圧縮機内の冷凍機油の凝縮器、レシーバー及び蒸発
器への流出が抑制されるので、レシーバー内の液冷媒に
冷凍機油を溶解させるために行う制御の許容範囲が広が
り、レシーバー内の冷凍機油は確実に圧縮機に戻され
る。また、凝縮器及び蒸発器の管壁に付着する冷凍機油
が減少するため、熱交換効率が低下しない。
【0035】実施の形態5.以下、本発明に対応する実
施の形態5を図9に基づいて説明する。図9は例えば空
調機に適用される冷凍空調装置の一例であり、31はオ
リフィスにより構成された前段減圧装置である。寝込み
起動時など過渡的に圧縮機1から多量の冷凍機油が吐出
された場合、凝縮器2の出口付近では液冷媒と液冷媒中
に溶解しきれない多量の冷凍機油が流動する。しかし、
配管内で不溶解な冷凍機油は前段減圧装置31のオリフ
ィス部を通過する際に微細なミスト状となってレシーバ
ー4へ流入する。このため、冷媒より比重の小さい冷凍
機油を使用した場合においても、レシーバー4内では冷
凍機油がすぐには分離層を形成せず液冷媒中に浮遊した
状態となり、液冷媒の流れとともに冷凍機油も流出す
る。よってレシーバー4に流入してきた多量の冷凍機油
がそのまま溜まり込むことはなく、速やかに圧縮機へ戻
される。なお、油滴を微細化させるためには狭い部分を
急速に通過させればよく、例えばスラッジフィルターの
ような構造品を代用させてもよい。
【0036】実施の形態6.以下、本発明に対応する実
施の形態6を図9、図10、図11に基づいて説明す
る。図10、図11は本発明に適用される図9のレシー
バー4の構造の一例であり、41はレシーバー4への冷
媒流入管、42は冷媒流出管、43各管からレシーバー
への導通の開口である。寝込み起動時など過渡的に圧縮
機1から多量の冷凍機油が吐出された場合、液冷媒と液
冷媒中に溶解しきれない多量の冷凍機油が流動し、前段
減圧装置31を通過してレシーバー4に流入する。しか
し、図10に示す通り流入管41と流出管42が対抗す
る形状としたため、大部分の冷凍機油はレシーバー4に
溜まることなく流出し速やかに圧縮機へと戻る。また、
図11に示す例では配管とレシーバー4の間の液冷媒の
出入りは導通穴43で行われるため、冷凍機油はレシー
バー4に入ることなく配管内を流れて速やかに圧縮機へ
と戻る。液冷媒に対して比重が大きい冷凍機油を使用す
る場合は導通穴43は横向きあるいは上向き、逆に液冷
媒に対して比重が小さい冷凍機油を使用する場合は導通
穴43を横向きあるいは下向きに設ければよい。本発明
の冷凍空調装置は、レシーバー内底部で流入管開口部と
流出管開口部を対抗させる構造とし、液冷媒中に不溶解
な冷凍機油のレシーバー内への流入を抑制するので、過
渡的にレシーバー内に多量の冷凍機油が流入した場合に
おいても、流入管と流出管が対抗する形状によって大部
分の冷凍機油はレシーバーに溜まることなく流出し速や
かに圧縮機へと戻る。
【0037】実施の形態7.以下、本発明に対応する実
施の形態7を図9、図12に基づいて説明する。圧縮機
1の吐出管を密閉容器外で縮管部13を持つ構造とし
て、圧縮機の製造工程中の気密試験において吐出管を塞
ぐ治具113の爪111を縮管部13にバネ112で押
し込んで引っかける方式とした。HFC系冷媒としてR
410Aなどの高圧冷媒を使用する場合、従来R22を
使用する圧縮機においては28kgf/cm2Gの圧力
で行っていた気密試験を、R410A使用時には45k
gf/cm2Gとかなり高圧で行う必要があったが、こ
れにより高圧がかかっても治具が外れにくく安全、かつ
確実に気密試験を行うことができる。
【0038】従来は、圧縮機内を高圧にした場合、吐出
管を塞いだ治具は圧力差によって外れようとするので、
従来使用している治具は吐出管に爪を押しあて、その摩
擦力で固定されるようになっていた。一方、本発明では
図9のように圧縮機の吐出管に凹凸を設けた。吐出管に
縮管部(くびれ)があれば治具の爪が引っかかって、従
来以上に外れにくくなる。これにより、圧縮機の気密試
験を安全、かつ、確実に行える。
【0039】以上までの実施の形態の説明において、レ
シーバー4を中間圧部に設けたが、油の回収ができれば
どの位置でもよく、結局レシーバーの内部の液冷媒の圧
力・温度を、圧縮機から冷媒回路に運転時に流出する冷
凍機油の油循環率に対し、液冷媒への冷凍機油の溶解率
が上回るように設定しておけば、例え大量に一時的に油
が流出しても確実に油が戻ることになる。なお、図4の
ごとく吸入マフラー101を圧縮機の吸入側に設けて非
相溶油を採用したとしても、この内部の油は従来知られ
ている回収構造で確実に回収できる。すなわち、本発明
は望ましくは回路の上流側で油を冷媒に溶かして流すこ
とにより、例えばエアコンの室内機等へ油の固まりが流
れ、冷暖房の能力を低下させることがないし、かつ、キ
ャピラリーチューブ等での詰まりを発生させない信頼性
の高い装置が得られることになる。また、上述の液だめ
部として大形の冷凍空調装置を対象としたが、冷蔵庫の
ような小規模な回路では配管に接続するドライヤやフィ
ルター装置のように液冷媒が滞留する箇所であっても良
いことは当然である。
【0040】以上の通りの各実施の形態の構成により、
例えば本発明は装置の負荷状況に応じて行うサブクール
の制御範囲を拡大できるため、冷凍空調装置の効率・性
能を向上させる。また、装置の負荷状況に応じて余剰冷
媒を溜めることができ圧縮機に多量の液冷媒を戻さない
ため、圧縮機の信頼性を向上させる。しかも、四方弁の
切替などによる冷媒サイクルの逆転にも対応できる上、
構造が簡単で生産性、コストパフォーマンスに優れ、ゴ
ミの詰まりなどによる性能低下も起こさない。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明の冷凍空調装置
は、液だめ手段内に多量の冷凍機油を溜めることなく確
実に圧縮機へ戻すことができるため、圧縮機の圧縮要素
部の正常な潤滑及びシール機能が維持され、信頼性の高
い製品が得られる。
【0042】また、圧縮機の潤滑、シール等に使われる
冷凍機油の凝縮器、液だめ手段及び蒸発器への流出を抑
制させるため、流出した冷凍機油を確実に圧縮機に戻す
ことができるうえ、凝縮器及び蒸発器の熱交換効率を低
下させない。
【0043】また、この発明は熱交換器の効率を低下さ
せないだけでなく、制御範囲を拡大でき、効率の良い装
置が得られる。
【0044】また、この発明は油を微細化して溶解させ
るので、油を確実に回収できる。
【0045】また、過渡的に圧縮機より多量の冷凍機油
が吐出された場合においても、レシーバーに冷凍機油を
溜めることなく確実に圧縮機へ戻すことができる。
【0046】また、圧縮機の製造において、気密試験を
安全、かつ確実に行うことができる。
【0047】また、この発明は冷媒の種類と冷凍機油の
種類に応じた信頼性の高い製品を得ることが出来る。
【0048】また、この発明は液だめ手段内の液冷媒へ
の冷凍機油の溶解率が、圧縮機から冷媒回路に運転時に
流出する冷凍機油の油循環率に対し、同程度もしくは上
回るように液だめ手段内の冷媒の温度又は圧力を設定す
るので、油回収が確実な冷媒回路を簡単に組立ることが
出来る。
【0049】また、この発明は、エアコンや冷蔵庫など
のフロン対策として、冷媒だけを取り替える作業を行
い、冷凍機油を変えないで、制御装置の設定値を変える
だけで対応でき、簡単に処理することが可能な為、環境
保護へ有効な対策とすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の冷凍空調装置の構成
図である。
【図2】 本発明の冷凍空調装置の構成図である。
【図3】 本発明の液冷媒への冷凍機油の溶解率、及び
油循環率と圧縮機周波数の関係等を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態2の冷凍空調装置の構成
図である。
【図5】 本発明の実施の形態2、3による液冷媒への
冷凍機油の溶解率、及び油循環率と圧縮機周波数の関
係、及び凝縮温度とレシーバー内温度の関係を示す図で
ある。
【図6】 本発明の実施の形態3の冷凍空調装置の構成
図である。
【図7】 本発明の実施の形態4の冷凍空調装置の構成
図である。
【図8】 本発明の実施の形態4よる液冷媒への冷凍機
油の溶解率、及び油循環率と圧縮機周波数の関係を示す
図である。
【図9】 本発明の実施の形態5、6、7の冷凍空調装
置の構成図である。
【図10】 本発明の実施の形態6によるレシーバーの
構造の一例を示す図である。
【図11】 本発明の実施の形態6によるレシーバーの
構造の一例を示す図である。
【図12】 本発明の実施の形態7による装置の部分説
明図である。
【図13】 従来の冷凍空調サイクル装置の構成図であ
る。
【図14】 従来の他の例による冷凍空調サイクル装置
の構成図である。
【符号の説明】
1 圧縮機、2 凝縮器、3 減圧装置、4 レシーバ
ー、5 蒸発器、6四方弁、7 アキュムレータ、8
冷凍機油、9 冷媒、10 油分離器、11油分離網、
12 油戻し用細管、13 圧縮機吐出管の縮管部、3
1 前段減圧装置、32 後段減圧装置、41 レシー
バー流入管、42 レシーバー流出管、43 レシーバ
ー導通穴、71 アキュムレータ導出管、72 アキュ
ムレータ導出管の油戻し穴、81 冷凍機油、100
サーミスタ、101 マフラー、102 凝縮器用ファ
ン、103 圧力センサー、104 ヒーター、110
シール用Oリング、111 爪、112 バネ、11
3 治具、121 室外機、122 室内機、123
吹き出し口、124 延長配管、125 室外機電気
品、126 室内機電気品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 浩招 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を冷
    媒配管で順次接続した冷媒回路と、前記冷媒回路に循環
    する冷媒に対して凝縮圧力及び凝縮温度条件及び蒸発圧
    力及び蒸発温度条件にて液冷媒へ非溶解性もしくは微弱
    な溶解性を有する冷凍機油と、前記冷媒回路に設けられ
    前記冷媒を貯留する液だめ手段と、 前記圧縮機から前記冷媒回路に運転時に流出する冷凍機
    油の油循環率に対し、前記液だめ手段内の液冷媒への前
    記冷凍機油の溶解率が同程度もしくは上回るように前記
    液だめ手段内の冷媒の温度及び圧力の少なくとも一方を
    設定する油溶解率設定手段と、を備えたことを特徴とす
    る冷凍・空調装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を冷
    媒配管で順次接続した冷媒回路と、前記冷媒回路に循環
    する冷媒に対して凝縮圧力及び凝縮温度条件及び蒸発圧
    力及び蒸発温度条件にて液冷媒へ非溶解性もしくは微弱
    な溶解性を有する冷凍機油と、前記冷媒回路に設けられ
    前記冷媒を貯留する液だめ手段と、 前記圧縮機から前記冷媒回路に運転時に流出する冷凍機
    油の油循環率が、前記液だめ手段内の液冷媒が前記冷凍
    機油を溶解する溶解率に対し同程度もしくは下回るよう
    に圧縮機の内部又は圧縮機の吐出側に設けられ油の循環
    率を下げる油回収手段と、を備えたことを特徴とする冷
    凍・空調装置。
  3. 【請求項3】 冷媒回路に設けられ冷媒を貯留する液だ
    め手段の前後に減圧装置を設け、この減圧装置によっ
    て、圧縮機から前記冷媒回路に運転時に流出する冷凍機
    油の油循環率に対し前記液だめ手段内の液冷媒への前記
    冷凍機油の溶解率が同程度もしくは上回るように冷媒の
    温度及び圧力を設定することを特徴とする請求項1記載
    の冷凍・空調装置。
  4. 【請求項4】 液だめ手段の前後の減圧装置のうち、少
    なくとも前段の減圧装置として油微細化手段を使用した
    ことを特徴とする請求項3記載の冷凍・空調装置。
  5. 【請求項5】 冷媒回路から液だめ手段へ冷媒が流入す
    る流入管及び液だめ手段から冷媒回路へ冷媒が流出する
    流出管のそれぞれの管の開口部を液だめ手段下部に設け
    るとともに、流入管から直接流出管に冷媒が流れる構成
    にしたことを特徴とする請求項1又は2又は3又は4記
    載の冷凍・空調装置。
  6. 【請求項6】 圧縮機の吐出側配管に設けられ配管外径
    寸法を変化させた係合部と、を備えたことを特徴とする
    請求項1又は2又は5記載の冷凍・空調装置。
  7. 【請求項7】 冷凍機油は、冷媒に対して凝縮圧力及び
    凝縮温度条件にて液冷媒への重量溶解率が0.5−7.
    0%、かつ蒸発圧力及び蒸発温度条件にて液冷媒への重
    量溶解率が0−2.0%の非溶解性もしくは微弱な溶解
    性を有することを特徴とする請求項1又は2記載の冷凍
    ・空調装置。
  8. 【請求項8】 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を冷
    媒配管で順次接続した冷媒回路に循環する冷媒を貯留す
    る液だめ手段を、前記冷媒回路に設けるステップと、 液冷媒に対し凝縮圧力及び凝縮温度条件及び蒸発圧力及
    び蒸発温度条件にて非溶解性もしくは微弱な溶解性を有
    する冷凍機油を前記冷媒回路に封入するステップと、 前記液だめ手段内の液冷媒への前記冷凍機油の溶解率
    が、前記圧縮機から前記冷媒回路に運転時に流出する冷
    凍機油の油循環率に対し、同程度もしくは上回るように
    前記液だめ手段内の冷媒の温度又は圧力を設定するステ
    ップと、を備えたことを特徴とする冷媒回路組立方法。
  9. 【請求項9】 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器及び
    冷媒を貯留する液だめ手段を冷媒配管で接続した冷媒回
    路にたいし、循環する冷媒の種類を封入された冷媒から
    別の冷媒へ変更するステップと、前記圧縮機に封入され
    た冷凍機油を冷媒を変更してもそのまま封入続けるステ
    ップと前記変更された冷媒に対する前記冷凍機油の溶解
    率が、前記圧縮機から前記冷媒回路に運転時に流出する
    冷凍機油の油循環率より下回る場合、同程度もしくは上
    回るように、前記液だめ手段内の冷媒の温度又は圧力を
    設定するステップと、を備えたことを特徴とする冷媒回
    路組立方法。
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