JPH06123526A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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Publication number
JPH06123526A
JPH06123526A JP27405292A JP27405292A JPH06123526A JP H06123526 A JPH06123526 A JP H06123526A JP 27405292 A JP27405292 A JP 27405292A JP 27405292 A JP27405292 A JP 27405292A JP H06123526 A JPH06123526 A JP H06123526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
oil
filter
expansion mechanism
refrigerating cycle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27405292A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Nakaoka
誠志 中岡
Shuichi Yakushi
秀一 薬師
Shinya Ito
信也 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP27405292A priority Critical patent/JPH06123526A/ja
Publication of JPH06123526A publication Critical patent/JPH06123526A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、塩素を含まない弗化炭素系冷媒を
主成分とする冷媒を用いる冷凍サイクルにおいて、冷凍
サイクル中にフィルター目開きが30Å以上70μm以
下のフィルター部を配することにより冷凍サイクル内の
混合物質による不具合を防止することを目的としたもの
である。 【構成】 フィルター目開きが30Å以上70μm以下
のフィルター部6が、冷凍サイクル内に配設された構造
となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫,冷凍庫等の冷
凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、クロロフルオロカーボン(以下C
FCと称する)の影響によるオゾン層破壊及び地球の温
暖化等に環境問題が注目されている。このような観点よ
り、冷媒であるCFCの使用量削減が、極めて重要なテ
ーマとなってきている。従来、CFCとして使用されて
来た完全ハロゲン化炭素化合物は、少なくとも水素を1
個以上含むハロゲン化炭素化合物に代替化が図られつつ
ある。
【0003】さらに具体的には、代表的な冷媒であるジ
クロロジフルオロメタン(以下CFC−12と称する)
はCFCの代替物質であり、オゾン破壊に対する影響の
少ない水素を2個含むハロゲン化炭素化合物である1,
1,1,2−テトラフルオロエタン(以下HFC−13
4aと称する)へ代替化を図るため種々の改善取組みが
なされている。
【0004】例えば、1978年10月発行のDuPo
nt社の Research Disclosureの
記載によれば、HFC−134aは従来のどのような油
とも相溶性が悪く全ての温度域で二層分離を生じ、唯一
グリコール系油にのみ溶解する。しかし、その後の研究
によりエステル系油にも溶解することが判ってきた。例
えば、米国特許 4851144号 においてエステル
系とグリコール系の混合した冷凍機油が冷媒HFC−1
34aに溶解することが示されている。
【0005】図4は、従来の冷凍サイクル図である。図
4において、1は、低温,低圧の冷媒ガスを吸入し圧縮
する圧縮機、2は圧縮機1によって圧縮された、高温高
圧の冷媒ガスを冷却し高圧の液に液化する凝縮器、3は
水分を除去する乾燥器である。4は高温,高圧の冷媒液
を絞り効果により、低温,低圧の湿り蒸気とする膨張機
構(例えば、膨張弁またはキャピラリチューブ)で、5
は熱を吸収させる蒸発器である。
【0006】以上の様な構成により、圧縮機1により繰
り返し吸入圧縮するサイクルが繰り返される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た冷凍サイクルにおいて、圧縮機1によって、圧縮され
た冷媒は、凝縮器2で液化し、乾燥器3にて脱水され、
蒸発器4で気化し冷却を行い再び圧縮機1に戻ってく
る。
【0008】このような冷凍サイクルにおいて、冷凍サ
イクルの各構成装置の組み立てを容易にするために、鉱
物油を主体とする加工油や,切削油,防錆油を用いてい
る。
【0009】これらの親油性の高い物質は、従来の親油
性の高い含塩素系冷媒(例えば CFC−12)の場合
には、冷媒と互いに溶解するので、何ら問題が起きなか
った。
【0010】しかし、フロン問題に対応できる。塩素を
含まない弗化炭素系冷媒(例えばHFC−134a)の
場合、鉱油などとは一切溶解性を示さない為に、冷凍サ
イクルの配管や膨張機構などに詰まり冷却不良を生じ
る。
【0011】従って、本発明の冷凍サイクルは、上記点
に鑑み、塩素を含まない弗化炭素系冷媒を用いる冷凍サ
イクルにおいて、冷凍サイクル中に混入する。加工油,
切削,防錆油などを除去し信頼性の高い冷凍装置を提供
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の冷凍装置は、少なくとも、圧縮機,凝縮器,
乾燥器,膨張機構および蒸発器から構成され、塩素を含
まない弗化炭素系冷媒を主成分とする冷媒を用いた冷凍
サイクル中にフィルター目開きが30Å以上70μm以
下のフィルター部を有したものである。
【0013】
【作用】本発明は上記した構成によって、冷凍サイクル
中に、形成した、フィルター目開きが30Å以上70μ
m以下のフィルター部によって、冷媒に不溶解な物質を
除去することによって、冷凍サイクル内の配管内等で発
生する詰まりによる冷却不良をなくすことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例の冷凍サイクルにつ
いて、図面を参照しながら説明する。尚、従来例と同一
構成については同一符号を付してその詳細な説明を省略
する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施例による冷凍
サイクル図である。図2は本発明の第1の実施例による
フィルター部の断面図である。
【0016】6は、凝縮器2と乾燥器3の間に配設され
たフィルター目開きが30Å以上70μm以下のフィル
ター部である。このフィルター部6には目開きにて、3
0Å以上で、70μm以下のフィルター7が充填されて
おり、8のバネにより固定されている。
【0017】以上のように構成された冷凍装置について
その動作を説明する。圧縮機1によって圧縮された、高
温高圧の冷媒ガスを冷却し高圧の液に液化する凝縮器2
を通り、乾燥器3を経て膨張機構4で湿り蒸気となり、
蒸発器5で蒸発し再び圧縮機1に戻ってくる。
【0018】この時、冷媒HFC−134aと冷凍機油
と供に、冷凍サイクルの組み立て上、使用される。鉱物
油を主体とする。加工油や、切削油,防錆油も、冷凍サ
イクル中を循環し、フィルター目開きが30Å以上70
μm以下のフィルター部6を通過する。
【0019】この時に、フィルター7によって、冷媒H
FC−134aに不溶で分子径の大きい物質が確実に除
去される。
【0020】従って、冷凍サイクルの信頼性を確保する
うえで、一番大事な膨張機構に、冷媒HFC−134a
と溶解性を示さない物質が、循環しないことにより、高
められる。
【0021】図3は、本発明の冷凍サイクルのフィルタ
ー目開き(μm)と、冷凍サイクルの膨張機構での流量
変化率の関係を示したグラフである。図3に示したよう
にフィルターの目開きによってその効果が違ってくる。
【0022】目的に応じて、そのフィルターの目開きを
選定することにより目的は達せられる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明は、塩素を含まない
弗化炭素冷媒を主成分とする冷媒を用いる。冷凍装置に
おいて、フィルター目開きが30Å以上70μm以下の
フィルター部を配することにより、冷凍サイクル内の混
入物質による膨張機構部などの不具合を防ぐことが出
来、装置全体の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による冷凍サイクル図
【図2】本発明の第1の実施例によるフィルター部の断
面図
【図3】本発明の冷凍サイクルのフィルター目開きと冷
凍サイクルの膨張機構での流量変化率の関係を示したグ
ラフ
【図4】従来の冷凍サイクル図
【符号の説明】
1 圧縮機 2 凝縮器 3 乾燥器 4 膨張機構 5 蒸発器 6 フィルター目開きが30Å以上70μm以下のフ
ィルター部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、圧縮機,凝縮器,乾燥器,
    膨張機構および蒸発器から構成される冷凍サイクルにお
    いて、塩素を含まない弗化炭素系冷媒を主成分とする冷
    媒と、フィルター目開きが30Å以上,70μm以下の
    フィルター部とを備えたことを特徴とする冷凍装置。
JP27405292A 1992-10-13 1992-10-13 冷凍装置 Pending JPH06123526A (ja)

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JP27405292A JPH06123526A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 冷凍装置

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JP27405292A JPH06123526A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 冷凍装置

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ID=17536303

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2411712A (en) * 2004-03-05 2005-09-07 Mitsubishi Electric Corp Air conditioning apparatus
US7246498B2 (en) 1994-09-20 2007-07-24 Hitachi, Ltd. Refrigerating apparatus

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7246498B2 (en) 1994-09-20 2007-07-24 Hitachi, Ltd. Refrigerating apparatus
GB2411712A (en) * 2004-03-05 2005-09-07 Mitsubishi Electric Corp Air conditioning apparatus
GB2411712B (en) * 2004-03-05 2007-07-25 Mitsubishi Electric Corp Air conditioning apparatus

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