JP3292200B1 - 路面縦断プロファイルの測定方法 - Google Patents

路面縦断プロファイルの測定方法

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JP3292200B1
JP3292200B1 JP2001190741A JP2001190741A JP3292200B1 JP 3292200 B1 JP3292200 B1 JP 3292200B1 JP 2001190741 A JP2001190741 A JP 2001190741A JP 2001190741 A JP2001190741 A JP 2001190741A JP 3292200 B1 JP3292200 B1 JP 3292200B1
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Abstract

【要約】 【課題】 道路の縦方向の路面の平坦度を簡易にかつ精
度よく計測できる路面縦断プロファイルの測定方法を提
供する。 【解決手段】 測定ブロック10の第1及び第2連結棒
14,15が真直状態での第1ローラ11及び第3ロー
ラ13の中心間寸法を基準距離として、基準距離を複数
点に分割した複数の計測位置を決める。測定ブロックが
路面の縦方向に基準距離を通るときに第3ローラが計測
位置を順次移動する毎に、各計測位置にて第1及び第2
連結棒のなす変位角度をロータリエンコーダにより検出
する。変位角度検出値と測定ブロックが直前の計測位置
に在るときの測定ブロックにおける各計測位置での既知
の高さデータとに基づいて、無限インパルス応答フィル
タ演算法を用いて計測位置での路面の高さデータが算出
される。これにより、基準距離の単位路面プロファイル
が求められ、これを集積することにより路面の縦断プロ
ファイルが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路の路面等の凹
凸を有する平面の凹凸状態を計測する路面縦断プロファ
イルの測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、直線上にある被測定物の真直度を
測定する方法としては、特公昭61−33364号公報
に示すように(図7参照)、被測定物3に平行な直線ガ
イド5に運動可能に係合したスライド4上に二つの変位
計6,7を短いピッチで並列して被測定物3に向かって
配置し、スライド4を一ピッチ宛測定長の全長にわたっ
て一方向に一回送って各位置において二つの変位計6,
7と被測定物3の距離を各変位計6,7により各々測定
し、そのデータを処理することにより直線ガイドと共に
被測定物の真直度を求める方法(以下、逐次二点法と記
す)が知られている。この逐次二点法によれば、直線ガ
イドと被測定物両者の真直形状曲線を独立に求めること
ができ、ガイドが真直ではなくても被測定物の真直度を
正確に計測することができるので非常に便利であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記逐次2点
法では、2つの変位計を常に平行に維持しなければなら
ず、測定が非常に煩雑であるという問題がある。また、
最近の道路は、表面に細かい凹凸形状を有する排水性及
び吸音性の舗装が採用されているが、そのため、上記逐
次2点法によると、変位計のプローブが上記凹凸形状に
影響されないように配慮する必要がある。本発明は、上
記した問題を解決しようとするもので、道路の縦方向の
路面の平坦度を簡易にかつ精度よく計測できる路面縦断
プロファイルの測定方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に上記請求項1の発明の構成上の特徴は、測定車両を縦
方向に道路上を移動させて路面の縦方向の凹凸状態を計
測する路面縦断プロファイルの測定方法であって、同一
直線上に所定間隔を隔ててかつ回転方向を同一直線方向
に合わせて円盤状の第1ローラ、第2ローラ及び第3ロ
ーラを配設し、第1及び第2ローラの各回転軸に取り付
けられて第1及び第2ローラを回転自在に連結する第1
連結棒と、第2及び第3ローラの各回転軸に取り付けら
れて第2及び第3ローラを回転自在に連結する第2連結
棒と、ローラの移動距離を測定する距離測定手段と、第
1連結棒と第2連結棒が互いに真直な状態から回動した
ときの変位角度を検出する角度検出手段とを設けてなる
測定ブロックを用い、測定ブロックを測定車両に連結部
材によって路面に向けて付勢するように弾性的に取付
け、第1及び第2連結棒が真直状態での第1ローラ及び
第3ローラの中心間寸法を基準距離として、基準距離を
複数点に分割した複数の計測位置を決め、測定ブロック
が路面の縦方向に基準距離を通るときに進行方向先頭の
ローラが計測位置に順次到達する毎に、各計測位置にて
第1及び第2連結棒のなす変位角度を角度検出手段によ
り検出し、角度検出手段による変位角度検出値と測定ブ
ロックが直前の計測位置に在るときの測定ブロックにお
ける各計測位置での既知の高さデータとに基づいてフィ
ルタ演算手法を用いて各計測位置での路面の高さデータ
を算出することにより基準距離の単位路面プロファイル
を求め、路面の縦方向全体にわたって連続した単位路面
プロファイルを集積することにより路面の縦断プロファ
イルを作成するようにすることにある。
【0005】上記のように構成した請求項1の発明にお
いては、測定ブロックは、起点からスタートして路面の
縦方向に基準距離に相当する距離を通る。その際、先頭
のローラが基準距離内の予め決められた各計測位置に順
次到達する毎に、各計測位置にて第1連結棒及び第2連
結棒のなす変位角度が角度検出手段により検出される。
この角度検出手段による検出値と、この角度検出位置の
直前の計測位置での測定ブロックにおける各計測位置の
既知の高さデータとに基づいて、フィルタ演算手法を用
いることにより順次各計測位置での高さデータを算出す
ることができる。各計測位置での算出データを合せるこ
とにより、基準距離内の路面のプロファイルを、短いピ
ッチの各計測位置毎に精密に得ることができる。このよ
うに得られた基準距離における単位路面プロファイルを
路面の縦方向全体にわたって連続して集積することによ
り、路面全体の精密な縦断プロファイルを得ることがで
きる。
【0006】以下に、フィルタ演算手法の例として、無
限インパルス応答フィルタ(InfiniteImpulse Response
Filter、以下IIRフィルタと記す)を用いた方法に
ついて説明する。図3に示すように、第1及び第2連結
棒14,15(ここでは同一長さである)が真直状態で
の第1ローラ11及び第3ローラ13の中心間距離であ
る基準距離50(任意単位とする)を例えば50等分
し、各計測位置をi〜(i−50)とする。各計測位置
に対応する路面高さをy(i)〜y(i−50)とする
と、第1連結棒14と第2連結棒15のなす角度u
(i)は、下記数1で表される。
【0007】
【数1】
【0008】ただし、aは定数である。数1をy(i)
で表すと下記数2となる。
【0009】
【数2】
【0010】ここで、上記数1をz変換することによ
り、下記数3となる。さらに、数3をY(z)で表すと
数4のようになる。
【0011】
【数3】
【0012】
【数4】
【0013】数4の分母をD(z)として展開すると、
数5のようになる。さらに、数5をD(z)及びD
(z)の積で表すと、D(z)とD(z)は数6に
示すようにまとめられる。
【0014】
【数5】
【0015】
【数6】
【0016】D(z)=0の解すなわちフィルタの極P
kは、1が2個と、e[j(2π/ 25)i]各2個ず
つ(i=1〜25)、すなわち25の間の凹凸の積算に
対応する、ものである。この極Pkのふるまいは、
(i,i(Pk))であり、すべての極の絶対値が1
となり、D(z)を分母に持つフィルタ出力は、発散す
ることになる。そこで、さらに極を下記数7のように置
き換えることにより、フィルタの出力を収束させること
ができる。
【0017】
【数7】
【0018】数7に基づき上記D(z)、D(z)
の極を置き換えることにより、下記数8、数9に示すよ
うに、D′(z)、D′(z)が得られる。
【0019】
【数8】
【0020】
【数9】
【0021】さらに、D′(z)、D′(z)を掛
け合せることにより、下記数10に示すように、D′
(z)にまとめられる。
【0022】
【数10】
【0023】ここで、C〜C50は定数である。この
D′(z)を上記数4のD(z)と置き換えることによ
り、下記数11が得られ、さらに数11をU(z)で表
すことにより数12が得られる。
【0024】
【数11】
【0025】
【数12】
【0026】上記数12を逆z変換することにより、計
測位置iでの第1連結棒14と第2連結棒15のなす変
位角度U(i)を表す数13が得られる。さらに、数1
3をy(i)で表すことにより計測位置iでの路面高さ
であるy(i)を示す数14が得られる。
【0027】
【数13】
【0028】
【数14】
【0029】すなわち、IIR法を採用することによ
り、数14に示す路面縦断プロファイルの演算式を求め
ることができる。この演算式により、基準距離を複数の
区分に細分し、各計測位置での高さデータを、変位角度
U(i)と、直前の計測位置での測定ブロックの各計測
位置の既知の高さデータから求めることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を用いて説明すると、図1及び図2は同実施形
態である道路の路面Dの縦断方向のプロファイルを計測
する方法に用いる測定ブロック10の概略構成を正面図
及び平面図により示したものである。なお、道路Dの縦
断プロファイル計測位置は、路面の摩耗の最も激しいア
ウトホイールパス(OWP)といわれる車両の左車輪の
通過位置について行われる。この道路のアウトホイール
パスは、車両の70〜80%が通過する位置であること
が明らかになっている。
【0031】測定ブロック10は、図1に示すように、
進行方向に向って後中前の3個の円盤形の第1、第2及
び第3ローラ11,12,13を有している。各ローラ
11,12,13は、硬質のゴムあるいはプラスチック
製であって、同一直線上に回転方向を同一直線方向に合
わせて配列されている。第1、第2及び第3ローラ1
1,12,13の外径は、本実施形態では100mmφ
になっている。第1、第2及び第3ローラ11,12,
13には、それぞれ回転軸11a,12a,13aが貫
通固定されている。第1ローラ11と第2ローラ12の
回転軸11a,12aの両端側には、長尺板状の一対の
第1連結棒14が回転軸11a,12aが回転自在なよ
うに固定されている。また、第2ローラ12と第3ロー
ラ13の回転軸12a,13aの両端には、長尺板状の
一対の第2連結棒15が回転軸12a,13aが回転自
在なように固定されている。本実施形態では、ローラ1
1,12間及び及ローラ12,13間の距離がいずれも
250mmにされており、したがって各ローラ11,1
2,13が一直線上に配列されたときの第1ローラ11
と第3ローラ13の中心間の寸法である基準距離が50
0mmになっている。
【0032】第1連結棒14(又は第2連結棒15)に
は、いずれかのローラ11、12、13の回転数から測
定ブロックの移動距離を検出する距離測定器16が取り
付けられている。また、第2連結棒15(又は第1連結
棒14)には、第1連結棒14と第2連結棒15が互い
に真直な状態から回動した変位角度θを検出する角度検
出手段であるロータリエンコーダ18が取り付けられて
いる。
【0033】測定ブロック10は、第1連結棒14にて
連結支持棒19によって測定車Mに連結されている。連
結支持棒19は、第1連結棒14及び測定車Mに対し
て、それぞれ回動自在に取り付けられている。さらに、
連結支持棒19は、長さ方向中間位置にて、コイルバネ
19aにより測定車Mと弾性的に連結されており、コイ
ルバネ19aによって測定ブロック10を道路にわずか
に押し付ける方向に付勢されている。これにより、測定
ブロック10は、測定車Mの移動に伴って路面に軽く押
しつけられた状態で移動できるようになっている。
【0034】測定車Mには、コンピュータからなる制御
装置21が設けられている。制御装置21の記憶部に
は、上記基準距離が50区分に分割された計測位置の間
隔値(測定ピッチ)10mmが記憶されており、また上
記数14の演算式が記憶されている。そして、制御装置
21の入力側には、上記距離測定器16及びロータリエ
ンコーダ18が接続されており、出力側には図示しない
プリンタ等の記録装置が接続されている。
【0035】つぎに、上記測定系による道路の凹凸の測
定について説明する。図3に示すように、測定ブロック
10が、道路の平坦にされた初期位置に進行方向に向け
て載置され、さらに、道路のOWP位置に合せてかつ先
頭の第3ローラ13が起点Gにセットした状態にされ
る。初期位置では、角度u(0)=0、高さデータy
(0)=…=y(−250)=…=y(−500)=0
である。ここで、初期位置での高さデータを基準値とす
るために「0」とした。
【0036】測定車Mを前方(縦方向)に進行させるこ
とにより、測定ブロック10も移動する。測定ブロック
10が10mm移動して第1の計測位置に到達すると、
距離測定器16及びロータリエンコーダ18の測定結果
が制御装置21に入力される。すなわち、まず第1の計
測位置での角度u(10)の値が得られる。ここで、直
前の計測位置での既知の高さデータとしては、初期値か
らy(0)=…=y(−490)=0であるので、制御
装置21は、IIRフィルタ演算手法による上記数14
に基づいて第1の計測位置での高さデータy(10)を
算出する。以下、測定ブロック10が10mm移動する
毎に、同様にして、制御装置21により順次各計測位置
での高さデータy(20)、y(30)…y(49
0)、y(500)が求められる。
【0037】すなわち、測定ブロック10が、起点Gか
らスタートして路面の縦方向に基準距離に換算した距離
500mmを通る間に、先頭の第3ローラ13が各計測
位置に順次到達する毎に、各計測位置にて第1及び第2
連結棒14,15のなす変位角度がロータリーエンコー
ダ18により検出される。距離測定器16からの出力
と、ロータリエンコーダ18からの変位角度検出値u
(i)を受けて、制御装置21は、計測位置に対する直
前の計測位置での測定ブロック10の各計測位置での既
知の高さデータを用い、上記数14の演算式に基づいて
計測位置での高さデータを算出することができる。そし
て、各計測位置での高さデータy(i)を合せることに
より、図4に示すように、基準距離内の路面の単位路面
プロファイルを、各計測位置間の短いピッチ毎に精密に
得ることができる。このように得られた基準距離におけ
る単位路面プロファイルを路面の縦方向全体にわたって
連続して集積することにより、路面全体の精密な縦断プ
ロファイルを得ることができる。
【0038】その結果、本実施形態によれば、基準距離
内に区分された各計測位置間の短いピッチ毎に路面の精
密な凹凸データに得ることができるため、路面全体にお
いて存在する構造物ジョイント、コンクリートメジ、ポ
ットホール等の小さな凹凸物も含めて路面全体の凹凸を
精度良く検出することができる。さらに、このように得
られた路面プロファイルを、道路の段差管理に活用する
ことができる。
【0039】次に、上記縦断プロファイルに関して、そ
の平坦度を求める方法を説明する。第1の方法として、
図5に示すように、互いに平行でかつ所定間隔t(例え
ば3m)を隔てて整列された3本のプローブ31a,3
1b,31cを設けてなる測定具31を、上記方法によ
り求めた縦断プロファイルf(x)に沿ってその両側の
プローブ31a,31cを縦断プロファイルf(x)上
に接触した状態で所定間隔t単位で移動させ、各移動単
位毎に、測定具31の真中のプローブ31bの縦断プロ
ファイルf(x)からの外れ寸法hxを求め、各移動単
位での外れ寸法hxの標準偏差σを算出することにより
路面の平坦度とした。なお、通常は、このような測定処
理は、コンピュータを利用して行われ、それにより迅速
にかつ正確な結果を得ることができる。
【0040】また、縦断プロファイルに関して、その平
坦度を求める第2の方法として、国際粗さ指標iRi(int
ernational roughness index)による方法を示す。図6
に示すように、所定のばね定数の線状ばね材34の一端
に所定重量の重り35を取り付けてなる測定具33を、
線状ばね材34を上下に向けかつ重り35を上端側に配
置し、下端を縦断プロファイルf(x)に接触させた状
態で、所定速度vで縦方向に移動させ、その際の重りの
上下方向の変位を積分して、その積分値を算出すること
により路面の平坦度としている。国際粗さ指標iRiを求
める方法は、通常は、マイクロコンピュータを用いたソ
フトウエア処理により行われ、これにより、迅速にかつ
精度の良い結果を得ることができる。この国際粗さ指標
iRiによれば、道路を走行する車両の立場から、現実的
な路面の粗さを得ることができる。
【0041】なお、上記実施形態においては、測定車M
に搭載された制御装置21により、計測位置での角度検
出値等に基づいて高さデータが算出されているが、これ
に代えて、測定車Mでは計測データのみを取得するよう
にし、高さデータの算出は、この計測データに基づいて
別の場所で行うようにしてもよい。また、上記実施形態
では、測定ブロック10の第1連結棒14と第2連結棒
15の長さが同一になっているが、両者の長さを同一に
する必要はなくそれぞれの長さを変えてもよい。さら
に、距離測定器16についても上記実施形態に示したも
のに限らず、取付け位置についても連結棒に限らない。
また、角度検出手段についても、ロータリーエンコーダ
に限らず、類似の検出手段を用いることができる。
【0042】さらに、フィルタ演算手法としては、上記
無限インパルス応答フィルタ演算法IIRに代えて、高
速フーリエ変換を用いた方法等も可能である。また測定
ブロックの具体的構成についても、上記実施形態に示し
たものに限らない。その他、上記実施形態に示したもの
は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変
更して実施することが可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、基準距離内に区分され
た各計測位置間の短いピッチ毎に路面の精密な凹凸デー
タに得ることができるため、路面全体に存在する構造物
ジョイント、コンクリートメジ、ポットホール等の小さ
な凹凸物を含めて路面全体の凹凸を精度良く検出するこ
とができる。さらに、このように得られた路面プロファ
イルを、道路の段差管理に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である道路の路面の平坦度
を計測するために測定ブロックに取り付けられる測定ブ
ロックを概略的に示す正面図である。
【図2】同測定ブロックを概略的に示す平面図である。
【図3】測定ブロックにより基準距離での路面の凹凸を
測定する方法について説明する説明図である。
【図4】路面の凹凸状態と基準距離内の各計測位置にお
ける高さデータとの関係を説明する説明図である。
【図5】 路面の縦断プロファイルに基づいて路面の平
坦性を解析する方法を説明する説明図である。
【図6】 路面の縦断プロファイルに基づいて路面の平
坦性をiRi法により解析する方法を説明する説明図で
ある。
【図7】 従来例である逐次二点法による路面の平坦性
を計測する方法を説明する説明図である。
【符号の説明】
10…測定ブロック、11,12,13…第1,第2,
第3ローラ、11a,12a,13a…回転軸、14…
第1連結棒、15…第2連結棒、16…距離測定器、1
8…ロータリエンコーダ(角度検出手段)、19…連結
支持棒、19a…コイルバネ、21…制御装置、M…測
定車。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−265353(JP,A) 米国特許4858329(US,A) 米国特許6035542(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 7/04 G01B 21/00 - 21/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定車両を縦方向に道路上を移動させて
    路面の縦方向の凹凸状態を計測する路面縦断プロファイ
    ルの測定方法であって、 同一直線上に所定間隔を隔ててかつ回転方向を同一直線
    方向に合わせて円盤状の第1ローラ、第2ローラ及び第
    3ローラを配設し、前記第1及び第2ローラの各回転軸
    に取り付けられて該第1及び第2ローラを回転自在に連
    結する第1連結棒と、前記第2及び第3ローラの各回転
    軸に取り付けられて該第2及び第3ローラを回転自在に
    連結する第2連結棒と、前記ローラの移動距離を測定す
    る距離測定手段と、前記第1連結棒と前記第2連結棒が
    互いに真直な状態から回動したときの変位角度を検出す
    る角度検出手段とを設けてなる測定ブロックを用い、該
    測定ブロックを前記測定車両に連結部材によって路面に
    向けて付勢するように弾性的に取付け、 前記第1及び第2連結棒が真直状態での前記第1ローラ
    及び第3ローラの中心間寸法を基準距離として、該基準
    距離を複数点に分割した複数の計測位置を決め、 前記測定ブロックが路面の縦方向に前記基準距離を通る
    ときに進行方向先頭のローラが前記計測位置に順次到達
    する毎に、各計測位置にて前記第1及び第2連結棒のな
    す変位角度を前記角度検出手段により検出し、該角度検
    出手段による変位角度検出値と前記測定ブロックが直前
    の計測位置に在るときの該測定ブロックにおける各計測
    位置での既知の高さデータとに基づいてフィルタ演算手
    法を用いて各計測位置での路面の高さデータを算出する
    ことにより該基準距離の単位路面プロファイルを求め、
    路面の縦方向全体にわたって連続した単位路面プロファ
    イルを集積することにより路面の縦断プロファイルを作
    成するようにすることを特徴とする路面縦断プロファイ
    ルの測定方法。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ演算手法が、無限インパル
    ス応答フィルタ演算法であることを特徴とする請求項1
    に記載の路面縦断プロファイルの測定方法。
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Cited By (1)

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