JP2006071372A - 路面断面プロファイルの測定方法 - Google Patents

路面断面プロファイルの測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 測定路面の両端の一定長さが平坦でなくても測定路面の全範囲において簡易かつ精度良くプロファイル測定が可能な路面断面プロファイルの測定方法を提供する。
【解決手段】 測定ブロック10の長さの異なる第1及び第2連結棒14,15が真直状態での第1ローラ11及び第3ローラ13の中心間寸法を基準距離として、基準距離を複数点に分割した複数の計測位置を決める。測定ブロックが路面の縦方向に進行し、第3ローラが計測位置を順次移動する毎に、各計測位置にて第1及び第2連結棒のなす連結角をロータリエンコーダにより検出する。連結角検出値から路面のプロファイルを推定する。さらに、路面のプロファイルを評価する評価関数を設定し、この評価関数を共役勾配法等の演算手法を用いて最小化することにより、路面全体の精密な断面プロファイルを得ることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、道路の路面等の凹凸を有する平面の凹凸状態を計測する路面断面プロファイルの測定方法に関する。
従来、路面断面プロファイルの測定方法としては、例えば特許文献1に示すように、同一直線上に所定間隔を隔ててかつ回転方向を同一直線方向に合わせて円盤状の第1ローラ、第2ローラ及び第3ローラを配設し、第1及び第2ローラの各回転軸に取り付けられて第1及び第2ローラを回転自在に連結する第1連結棒と、第2及び第3ローラの各回転軸に取り付けられて第2及び第3ローラを回転自在に連結する第2連結棒と、ローラの移動距離を測定する距離測定手段と、第1連結棒と第2連結棒が互いに真直な状態から回動したときの変位角度である連結角を検出する角度検出手段とを設けてなる測定ブロックを用いたものが知られている。
特許第3292200号
この測定方法においては、測定ブロックを測定車両に連結部材によって路面に向けて付勢するように弾性的に取付け、第1及び第2連結棒が真直状態での第1ローラ及び第3ローラの中心間寸法を基準距離として、基準距離を複数点に分割した複数の計測位置を決め、測定ブロックが路面の縦方向に基準距離を通るときに進行方向先頭のローラが計測位置に順次到達する毎に、各計測位置にて第1及び第2連結棒のなす連結角を角度検出手段により検出する。この角度検出手段による連結角検出値と測定ブロックが直前の計測位置に在るときの測定ブロックにおける各計測位置での既知の高さデータとに基づいてフィルタ演算手法を用いて各計測位置での路面の高さデータを算出することにより基準距離の単位路面プロファイルが求められている。フィルタ演算手法の例として、特に無限インパルス応答フィルタ(Infinite Impulse Response Filter、以下IIRフィルタと記す)を用いた方法によれば、基準距離内に区分された各計測位置間の短いピッチ毎に路面の精密な凹凸データを迅速に得ることができるため、路面全体において存在する構造物ジョイント、コンクリートメジ、ポットホール等の小さな凹凸物も含めて路面全体の凹凸を精度良く検出することができ、得られた路面プロファイルを、道路の段差管理に活用することができる。
しかし、上記路面断面プロファイルの測定方法では、演算処理を行う上で、測定路面の両端の一定長さが平坦であることが必要であり、プロファイル測定の作業が煩雑である上、両端のプロファイルが測定できないという問題があった。そのため、測定すべき路面の両端を平坦にするという余分な処置が必要なことが多く、プロファイル測定の作業がさらに煩雑になっていた。
本発明は、上記した問題を解決しようとするもので、測定路面の両端の一定長さが平坦でなくても測定路面の全範囲において簡易かつ精度良くプロファイル測定が可能な路面断面プロファイルの測定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために上記請求項1の発明の構成上の特徴は、同一直線上に所定間隔を隔ててかつ回転方向を同一直線方向に合わせて円盤状の第1ローラ、第2ローラ及び第3ローラを配設し、第1及び第2ローラの各回転軸に取り付けられて第1及び第2ローラを回転自在に連結する第1連結棒と、第2及び第3ローラの各回転軸に取り付けられて第2及び第3ローラを回転自在に連結する第1連結棒と長さの異なる第2連結棒と、ローラの移動距離を測定する距離測定手段と、第1連結棒と第2連結棒が互いに真直な状態から回動したときの変位角度である連結角を検出する角度検出手段とを設けてなる測定ブロックを用い、測定ブロックを所定方向に道路上を移動させて路面の凹凸状態を計測する路面断面プロファイルの測定方法であって、測定対象となる道路について、所定の規定距離毎に複数の計測位置を決め、測定ブロックが路面を走行して進行方向先頭のローラが計測位置に順次到達する毎に、各計測位置にて第1及び第2連結棒のなす連結角を角度検出手段により検出して連結角検出値として取得し、連結角検出値に基づいて路面のプロファイルを推定し、推定したプロファイルの適性を評価する評価関数を設定し、評価関数を最小にするプロファイルを測定プロファイルとすることにある。
上記のように構成した請求項1の発明においては、測定ブロックは、起点からスタートして路面の所定方向に走行し、先頭のローラが予め決められた各計測位置に順次到達する毎に、各計測位置にて第1連結棒及び第2連結棒のなす連結角が角度検出手段により検出される。この角度検出手段による連結角検出値に基づいて、路面のプロファイルが推定される。そのため、測定路面の両端の一定長さが平坦でなくても連結角検出値に誤差が生じることはない。さらに、路面のプロファイルを評価する評価関数を設定し、この評価関数を共役勾配法等の演算手法を用いて最小化することにより、測定路面の両端の一定長さが平坦でなくても測定路面の全範囲において簡易かつ精度良く路面の断面プロファイルを得ることができる。
上記記評価関数としては、推定したプロファイルから算出される連結角データと連結角検出値との差の2乗和に対して、推定したプロファイルの傾きの2乗和に対して小さい所定の係数を乗じたものを加算したものとすることが好ましい。
この評価関数に対して、共役勾配法を用いた路面の断面プロファイルを演算により求める方法について説明する。この演算方法は、評価関数f(y)を最小にするプロファイルyを求めるものである。まず、評価関数f(y)の設定について以下に示す。
図3に示すように、測定ブロック10は、第1ローラと第2ローラが長さL[mm]の第1連結棒で連結されており、第2ローラと第3ローラが長さL[mm](<L)の第2連結棒で連結されている。連結角の測定及びプロファイルの推定は、10[mm]を1ステップとして1ステップ毎に行う。第3ローラが原点からiステップ進み、高さがy(i)にあるとき、第2ローラと第1ローラの位置はそれぞれi−L/10、i−(L+L)/10ステップにあり、路面の高さはy(i−L/10)、y(i−(L+L)/10)にある。これら3個のローラの状態から、第1連結棒14と第2連結棒15のなす角度u(i)は、下記数1で表される。さらに、数1を整理すると下記数2となる
Figure 2006071372
Figure 2006071372
さらに、上記数1を1からnステップまでまとめると、下記数3となる。数3においてMは数4のようになる。
Figure 2006071372
Figure 2006071372
数3の解yを求めるために、評価関数f(y)を下記数5とすれば、この評価関数f(y)を最小にするyの値は数3の一次方程式を満たす。したがって、共役勾配法による最適化で数3を解くことにより、測定ブロックから得られ連結角u=(u(1),u(2),…,u(n))Tから,路面高さy=(y(1−(L+L)/2),…,y(0),y(1),…,y(n))のプロファイルを求めることができる。
Figure 2006071372
しかし、数5の場合、連立方程式の数がn個に対して、未知数であるyの数がn+(L+L)/2個と多くなるため、様々な解が算出される可能性がある。そこで、数5に下記数6の項を加えることにより、n個の連立方程式からn+(L+L)/2個の未知数を求めることを考える。このことにより、候補となる解(プロファイル)の中で最も滑らかであるものを算出することができる。ここで、数6は、行列とベクトルにより数7のように表すことができ、数7のDは数8で表される。なお、数6におけるεは、非常に小さい数である。
Figure 2006071372
Figure 2006071372
Figure 2006071372
以上に説明したように、本発明における評価関数f(y)は最終的に下記数9のように改められ、この評価関数f(y)の勾配∇f(y)は下記数10のようになる。この評価関数f(y)を表す数9を最小にするyを共役勾配法により求める演算法について、図4に示す「共役勾配法演算プログラム」を用いて以下に説明する。
Figure 2006071372
Figure 2006071372
まず、ステップS31にて初期化が行われ、適当な初期点y(0)が選択され、k=0にされる。つぎに、最急降下方向の計算として、上記数9に基づいて評価関数の勾配が演算され、yを各測定位置毎の成分y(k)として数11にされる(S32)。
Figure 2006071372
つぎに、直線探索が行われ、下記数12を満たすα(k)が求められる(S33)。ここで、α(k)は数13に示すように、フレッチャー・リーブス(Fletcher−Reeves)の公式による。
Figure 2006071372
Figure 2006071372
つぎに、下記数14に示すy(k+1)が演算される(S34)。
Figure 2006071372
つぎに、d(k)=0か否かについて判定され(S35)、d(k)=0でない場合はプログラムはステップS36に移され、下記数15にしたがって探索方向の計算が行われる。ここで、β(k)は下記数16に示すように、フレッチャー・リーブス(Fletcher−Reeves)の公式である。
Figure 2006071372
Figure 2006071372
つづいて、kが「1」プラスされた後、プログラムはステップS33に戻され、上記ステップS33〜S37の演算処理が繰り返し実行される。そして、d(k)=0となると、最適となるyが求められて、プログラムはステップS38に移されプログラムの実行が終了する。これにより、路面の断面プロファイルが精度良く求められる。
なお、本発明において、測定ブロックを測定車両に連結部材によって路面に向けて付勢するように弾性的に取付け、測定車両を所定方向に道路上を移動させることにより路面の縦方向のプロファイルを計測することができる。このように、測定ブロックを測定車両に取り付けることにより、特に長い距離の路面の断面プロファイルを安定してかつ楽に得ることができる。
本発明においては、測定路面の両端の一定長さが平坦でなくてもプロファイルに誤差が生じることはなく、そのため、路面のプロファイルを評価する評価関数を設定し、この評価関数を共役勾配法等の演算手法を用いて最小化することにより、測定路面の両端の一定長さが平坦でなくても測定路面の全範囲において簡易かつ精度良く路面の断面プロファイルを得ることができる。その結果、本実施例によれば、路面において区分された各計測位置間の短いピッチ毎に路面の精密な凹凸データに得ることができるため、路面全体において存在する構造物ジョイント、コンクリートメジ、ポットホール等の小さな凹凸物も含めて路面全体の凹凸を精度良く検出することができる。さらに、このように得られた路面の断面プロファイルを、道路の段差管理に活用することができる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を用いて説明する。図1及び図2は同実施例である道路の路面Dの縦断方向のプロファイルを計測する方法に用いる測定ブロック10の概略構成を正面図及び平面図により示したものである。なお、道路Dの縦断プロファイル計測位置は、路面の摩耗の最も激しいアウトホイールパス(OWP)といわれる車両の左車輪の通過位置について行われる。この道路のアウトホイールパスは、車両の70〜80%が通過する位置であることが明らかになっている。
測定ブロック10は、図1に示すように、進行方向に向って後中前の3個の円盤形の第1、第2及び第3ローラ11,12,13を有している。各ローラ11,12,13は、硬質のゴムあるいはプラスチック製であって、同一直線上に回転方向を同一直線方向に合わせて配列されている。第1、第2及び第3ローラ11,12,13の外径は、本実施例では100mmφになっている。第1、第2及び第3ローラ11,12,13には、それぞれ回転軸11a,12a,13aが貫通固定されている。第1ローラ11と第2ローラ12の回転軸11a,12aの両端側には、長尺板状の一対の第1連結棒14が回転軸11a,12aが回転自在なように固定されている。また、第2ローラ12と第3ローラ13の回転軸12a,13aの両端には、長尺板状で第1連結棒14とは長さの異なる一対の第2連結棒15が回転軸12a,13aが回転自在なように固定されている。本実施例では、第1連結棒14の長さは250mm、第2連結棒15の長さは230mmとなっている。
第1連結棒14(又は第2連結棒15)には、いずれかのローラ11、12、13の回転数から測定ブロックの移動距離を検出する距離測定器16が取り付けられている。また、第2連結棒15(又は第1連結棒14)には、第1連結棒14と第2連結棒15が互いに真直な状態から回動した連結角θを検出する角度検出手段であるロータリエンコーダ18が取り付けられている。
測定ブロック10は、第1連結棒14にて連結支持棒19によって測定車20に連結されている。連結支持棒19は、第1連結棒14及び測定車20に対して、それぞれ回動自在に取り付けられている。さらに、連結支持棒19は、長さ方向中間位置にて、コイルバネ19aにより測定車20と弾性的に連結されており、コイルバネ19aによって測定ブロック10を道路にわずかに押し付ける方向に付勢されている。これにより、測定ブロック10は、測定車20の移動に伴って路面に軽く押しつけられた状態で移動できるようになっている。
測定車20には、コンピュータからなる制御装置21が設けられている。制御装置21は、記憶部に記憶した「共役勾配法演算プログラム」を実行するものである。また、制御装置21の記憶部には、計測位置の間隔値(測定ピッチ)10mmが記憶されており、上記数9〜数15の演算式が記憶されている。そして、制御装置21の入力側には、上記距離測定器16及びロータリエンコーダ18が接続されており、出力側には図示しないプリンタ等の出力装置が接続されている。
つぎに、上記測定系による道路の凹凸の測定について説明する。
測定車20を前方(縦方向)に進行させることにより、測定ブロック10も移動する。測定ブロック10が10mm移動して第1の計測位置に到達すると、距離測定器16及びロータリエンコーダ18の測定結果が制御装置21に入力される。すなわち、まず第1の計測位置での連結角u(10)の値が得られる。以下、測定ブロック10が10mm移動する毎に、同様にして、制御装置21により順次各計測位置での連結角データu(20)、u(30),…が求められる。
すなわち、測定ブロック10が、起点Gからスタートして路面の縦方向に進行し、先頭の第3ローラ13が各計測位置に順次到達する毎に、各計測位置にて第1及び第2連結棒14,15のなす連結角がロータリーエンコーダ18により検出される。距離測定器16からの出力と、ロータリエンコーダ18からの連結角検出値u(i)を受けて、制御装置21は、上記したように、「共役勾配法演算プログラム」を実行することにより、評価関数を最小化し、そのときのyを求めることにより、路面全体の精密な縦断プロファイルを得ることができる。
そのため、本実施例においては、測定路面の両端の一定長さが平坦でなくてもプロファイルに誤差が生じることはなく、路面のプロファイルを評価する評価関数を設定し、この評価関数を共役勾配法等の演算手法を用いて最小化することにより、測定路面の両端の一定長さが平坦でなくても測定路面の全範囲において簡易かつ精度良く路面の縦断プロファイルを得ることができる。その結果、本実施例によれば、路面において区分された各計測位置間の短いピッチ毎に路面の精密な凹凸データに得ることができるため、路面全体において存在する構造物ジョイント、コンクリートメジ、ポットホール等の小さな凹凸物も含めて路面全体の凹凸を精度良く検出することができる。さらに、このように得られた路面プロファイルを、道路の段差管理に活用することができる。
つぎに,上記実施例の具体的な測定結果について説明する
5台の測定ブロック10を用いて100mの長さの路面について測定を行い、上記実施例と、従来例であるIIR法とについてそれぞれ演算処理を行い、それぞれの演算結果(1),(2),(3),(5),(6)について、水準測量で得られたデータ(4)とを比べた。その結果の内、実施例及び従来例のそれぞれ(1)〜(3)について、図4,図5に示す。(1)〜(3)以外の測定結果については、本実施例では(5)ofs−278.110,RMSE11.368、(6)ofs−279.785,RMSE12.199、IIR法では(5)ofs−278.110,RMSE20.017、(6)ofs−279.785,RMSE60.325である。なお、ofsは、測定ブロックの各ローラの同心度のばらつきによるデータのばらつきを補正する量であり、RMSEは、水準測量データに対する演算結果の平均誤差を表す。
その結果、本実施例では、二乗平均値RMSEの平均が12.722であり、RMSEのばらつきσが1.917であった。これに対して、従来例では 二乗平均値RMSEの平均が87.563であり、RMSEのばらつきσが53.489であった。すなわち、本実施例はIIR法に比べて二乗平均値RMSEの平均が1/6.8、RMSEのばらつきσが1/27.9に改善された。
なお、上記実施例においては、測定車20に搭載された制御装置21により、計測位置での連結角検出値等に基づいてプロファイルデータが算出されているが、これに代えて、測定車20では計測データのみを取得するようにし、プロファイルデータの算出は、この計測データに基づいて別の場所で行うようにしてもよい。また、上記実施例では、距離測定器についても上記実施例に示したものに限らず、取付け位置についても連結棒に限らない。また、角度検出手段についても、ロータリーエンコーダに限らず、類似の検出手段を用いることができる。さらに、上記実施例においては、路面の縦断プロファイルが求められているが、これに限らず横断プロファイルや、スクランブル交差点での対角線状の横断歩道の断面プロファイルを求めるものであってもよい。
さらに、評価関数の設定やその最適化の演算手法としては、上記の2次形式評価関数と共役勾配法の組み合わせが好ましいが、その他に、演算速度が遅くなるがラグランジの未定乗数法や、線形計画法を用いることも可能である。また、測定ブロックの具体的構成についても、上記実施例に示したものに限らない。その他、上記実施例に示したものは一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。
本発明によれば、基準距離内に区分された各計測位置間の短いピッチ毎に路面の精密な凹凸データに得ることができるため、路面全体に存在する構造物ジョイント、コンクリートメジ、ポットホール等の小さな凹凸物を含めて路面全体の凹凸を精度良く検出することができる。さらに、このように得られた路面プロファイルを、道路の段差管理に活用することができる。
本発明の一実施例である道路の路面の平坦度を計測するために測定車両に取り付けられる測定ブロックを概略的に示す正面図である。 同測定ブロックを概略的に示す平面図である。 測定ブロックにより基準距離での路面の凹凸を測定する方法について説明する説明図である。 制御装置により実行される「共役勾配法演算プログラム」を示すフローチャートである。 共役勾配法を用いて演算した路面の縦断プロファイルの演算結果を示すグラフである。 従来のIIR法を用いて解析した路面の縦断プロファイルの結果を示すグラフである。
符号の説明
10…測定ブロック、11,12,13…第1,第2,第3ローラ、11a,12a,13a…回転軸、14…第1連結棒、15…第2連結棒、16…距離測定器、18…ロータリエンコーダ(角度検出手段)、19…連結支持棒、20…測定車、21…制御装置。

Claims (4)

  1. 同一直線上に所定間隔を隔ててかつ回転方向を同一直線方向に合わせて円盤状の第1ローラ、第2ローラ及び第3ローラを配設し、前記第1及び第2ローラの各回転軸に取り付けられて該第1及び第2ローラを回転自在に連結する第1連結棒と、前記第2及び第3ローラの各回転軸に取り付けられて該第2及び第3ローラを回転自在に連結する前記第1連結棒と長さの異なる第2連結棒と、前記ローラの移動距離を測定する距離測定手段と、前記第1連結棒と前記第2連結棒が互いに真直な状態から回動したときの変位角度である連結角を検出する角度検出手段とを設けてなる測定ブロックを用い、該測定ブロックを所定方向に道路上を移動させて路面の凹凸状態を計測する路面断面プロファイルの測定方法であって、
    測定対象となる道路について、所定の規定距離毎に複数の計測位置を決め、
    前記測定ブロックが路面を走行して進行方向先頭のローラが前記計測位置に順次到達する毎に、各計測位置にて前記第1及び第2連結棒のなす連結角を前記角度検出手段により検出して連結角検出値として取得し、該連結角検出値に基づいて路面のプロファイルを推定し、該推定したプロファイルの適性を評価する評価関数を設定し、該評価関数を最小にするプロファイルを測定プロファイルとする
    ことを特徴とする路面断面プロファイルの測定方法。
  2. 前記評価関数として、前記推定したプロファイルから算出される連結角データと前記連結角検出値との差の2乗和に対して、該推定したプロファイルの傾きの2乗和に対して小さい所定の係数を乗じたものを加算したものとすることを特徴とする前記請求項1に記載の路面断面プロファイルの測定方法。
  3. 前記評価関数を最小にするプロファイルを計算する方法として、共役勾配法を用いることを特徴とする前記請求項1又は2に記載の路面断面プロファイルの測定方法。
  4. 前記測定ブロックを測定車両に連結部材によって路面に向けて付勢するように弾性的に取付け、該測定車両を縦方向に道路上を移動させることにより路面の縦方向のプロファイルを計測することを特徴とする前記請求項1から3のいずれか1項に記載の路面断面プロファイルの測定方法。
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