JP2602052B2 - 土の締固め程度検出装置 - Google Patents
土の締固め程度検出装置Info
- Publication number
- JP2602052B2 JP2602052B2 JP5393988A JP5393988A JP2602052B2 JP 2602052 B2 JP2602052 B2 JP 2602052B2 JP 5393988 A JP5393988 A JP 5393988A JP 5393988 A JP5393988 A JP 5393988A JP 2602052 B2 JP2602052 B2 JP 2602052B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- soil compaction
- compaction degree
- soil
- compaction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (発明が属する技術分野) 本発明は土工における土の締固め程度を検出する装置
に関するものである。
に関するものである。
(発明の課題とその特徴点) 従来、土工における土の締固め程度の判定は、単位体
積重量試験により土の乾燥密度γdを求めるか、または
平板載荷試験で地盤係数K30を求めて行っていたが、こ
れらの試験は、簡単でなく、時間が掛かるので、多地点
での施工が困難であった。
積重量試験により土の乾燥密度γdを求めるか、または
平板載荷試験で地盤係数K30を求めて行っていたが、こ
れらの試験は、簡単でなく、時間が掛かるので、多地点
での施工が困難であった。
本発明は、土の締固め程度を判定する指標である前記
γdとK30の双方もしくは何れか一方を即時的、連続
的、かつ、非破壊的(単位体積重量試験のように資料の
採取により地盤に孔をあけることがなく)に測定するこ
とができる機動性に富む装置を提供することを目的とし
ているものであって、その構成上の特徴は、特許請求の
範囲に記載したとおりである。
γdとK30の双方もしくは何れか一方を即時的、連続
的、かつ、非破壊的(単位体積重量試験のように資料の
採取により地盤に孔をあけることがなく)に測定するこ
とができる機動性に富む装置を提供することを目的とし
ているものであって、その構成上の特徴は、特許請求の
範囲に記載したとおりである。
本発明者らは先に、インピーダンスヘッド(荷重計と
加速度計を具えた計測器)落下式の土の締固め程度の検
出方法、すなわち、締固め後もしくは締固め中の地盤
に、適宜高さから自由落下させた重錘を衝突させて、衝
突時における衝撃力Fと地盤の応答速度vを検出するこ
とにより、両者の比(F/v)を指標として、前記γdとK
30を即時的、連続的、かつ、非破壊的に求める方法と、
適宜高さから自由落下させた重錘を地盤面に衝突させ、
重錘に取付けたセンサで衝撃波形(衝撃力波形と加速度
波形)を測定し、この衝撃波形の処理から、衝撃力が加
速度に比例する振動数範囲での固有振動数を求めて、前
記K30に相当する数値を直接得る方法とを研究、開発し
た(特開昭63−308110号、特開昭63−307359号)。
加速度計を具えた計測器)落下式の土の締固め程度の検
出方法、すなわち、締固め後もしくは締固め中の地盤
に、適宜高さから自由落下させた重錘を衝突させて、衝
突時における衝撃力Fと地盤の応答速度vを検出するこ
とにより、両者の比(F/v)を指標として、前記γdとK
30を即時的、連続的、かつ、非破壊的に求める方法と、
適宜高さから自由落下させた重錘を地盤面に衝突させ、
重錘に取付けたセンサで衝撃波形(衝撃力波形と加速度
波形)を測定し、この衝撃波形の処理から、衝撃力が加
速度に比例する振動数範囲での固有振動数を求めて、前
記K30に相当する数値を直接得る方法とを研究、開発し
た(特開昭63−308110号、特開昭63−307359号)。
本発明装置は、前記2つの方法の双方もしくは何れか
一方により土の締固め程度を即時的、連続的かつ、非破
壊的に検出するのに必要な構成要素を台車に搭載して、
機動性を持たせたものであり、台車は適宜締固め機械
(例えばロードローラ)もしくは人力で牽引する牽引式
と自走式の何れでもよい。
一方により土の締固め程度を即時的、連続的かつ、非破
壊的に検出するのに必要な構成要素を台車に搭載して、
機動性を持たせたものであり、台車は適宜締固め機械
(例えばロードローラ)もしくは人力で牽引する牽引式
と自走式の何れでもよい。
(図面による実施例の説明) 第1図〜第3図に示す実施例において、台車1は4輪
で、前輪2,3が転向輪になっており、台車1のボディー
は例えばFRPにより軽量に構成されている。
で、前輪2,3が転向輪になっており、台車1のボディー
は例えばFRPにより軽量に構成されている。
台車1の前部には適宜締固め機械に連結するための牽
引部3が設けられ、また、中央部には支持フレーム4の
一端が軸支され、この支持フレーム4の自由端部には、
先端に荷重計と加速度計とを取付けたインピーダンスヘ
ッド5が下向きに突設されている。
引部3が設けられ、また、中央部には支持フレーム4の
一端が軸支され、この支持フレーム4の自由端部には、
先端に荷重計と加速度計とを取付けたインピーダンスヘ
ッド5が下向きに突設されている。
支持フレーム4は、カム6の1回転により、所定の上
方回動位置から自由落下状態で下方に回動して再び上方
回動位置に戻るようになっており、支持フレーム4が下
方に回動したとき、インピーダンスヘッド5の先端が地
面に衝突して所要の計測を行うようになっている。
方回動位置から自由落下状態で下方に回動して再び上方
回動位置に戻るようになっており、支持フレーム4が下
方に回動したとき、インピーダンスヘッド5の先端が地
面に衝突して所要の計測を行うようになっている。
7はカム5の回転を行うモータ、8はその電源ユニッ
トである。
トである。
計測データは台車1に搭載された演算部9に送られ、
所要の演算を行って、前述のγdとK30の双方もしくは
何れか一方を算出するが、この演算部9の作動電力も台
車1に搭載された前述の電源ユニット8から供給される
ようになっている。
所要の演算を行って、前述のγdとK30の双方もしくは
何れか一方を算出するが、この演算部9の作動電力も台
車1に搭載された前述の電源ユニット8から供給される
ようになっている。
詳細な説明は省略するが、前述のインピーダンスヘッ
ド落下式の2つの測定方法において、前者は、重錘を適
宜高さから自由落下させて地盤面に衝突させたときの衝
撃力Fと地盤の応答速度vを計測してF/v=Zを求め、
これを予め作成したZとγd(またはK30)の相関式に
代入してγd(またはK30)を求める手法のものであ
り、また後者は、重錘を適宜高さから自由落下させて地
盤面に衝突させたときの重錘に対する土の変形抵抗をば
ね定数qと定義して得られる1自由度系の振動系の固有
振動数の式に、衝突時の衝撃波形(衝撃力波形と加速度
波形)の周波数領域もしくは時間領域における処理から
得られる振動系の固有振動数の数値を対入して、qを求
め、これからK30を直接得る手法のものであり、演算部
8で行う所要の演算とは以上のようなものである。
ド落下式の2つの測定方法において、前者は、重錘を適
宜高さから自由落下させて地盤面に衝突させたときの衝
撃力Fと地盤の応答速度vを計測してF/v=Zを求め、
これを予め作成したZとγd(またはK30)の相関式に
代入してγd(またはK30)を求める手法のものであ
り、また後者は、重錘を適宜高さから自由落下させて地
盤面に衝突させたときの重錘に対する土の変形抵抗をば
ね定数qと定義して得られる1自由度系の振動系の固有
振動数の式に、衝突時の衝撃波形(衝撃力波形と加速度
波形)の周波数領域もしくは時間領域における処理から
得られる振動系の固有振動数の数値を対入して、qを求
め、これからK30を直接得る手法のものであり、演算部
8で行う所要の演算とは以上のようなものである。
カム5の前述の1回転が計測の1サイクルであり、台
車1の移動に伴いこれを間欠的に繰返すが、この作動の
制御は、台車1に搭載した作動制御部10(例えばモータ
ドライブコントローラ)で行うようになっている。
車1の移動に伴いこれを間欠的に繰返すが、この作動の
制御は、台車1に搭載した作動制御部10(例えばモータ
ドライブコントローラ)で行うようになっている。
第4図は計測部の変形例図であり、この場合は、案内
筒体11内を上下動するインピーダンスヘッド5′の上端
に突子12を設け、これに縦長の無端回転体13に設けた突
子14を係合・離脱させて、インピーダンスヘッド5′を
無端回転体13の長さで定まる所定の高さから自由落下さ
せるようになつており(なお、案内筒体11には突子12が
通るスリットが設けられている)、計測後直ちにインピ
ーダンスヘッド5′を上昇させて次の計測に備えるため
に突子14は複数設けている。
筒体11内を上下動するインピーダンスヘッド5′の上端
に突子12を設け、これに縦長の無端回転体13に設けた突
子14を係合・離脱させて、インピーダンスヘッド5′を
無端回転体13の長さで定まる所定の高さから自由落下さ
せるようになつており(なお、案内筒体11には突子12が
通るスリットが設けられている)、計測後直ちにインピ
ーダンスヘッド5′を上昇させて次の計測に備えるため
に突子14は複数設けている。
(発明の効果) 本発明装置は以上のようなものであるから、これを使
用することにより、土の締固め程度判定の指標であるγ
dとK30の値の双方もしくは何れか一方を即時的、連続
的、かつ、非破壊的に検出できるという基本的効果の
外、本発明装置は機動性に富み、締固め作業に並行して
多地点の計測を面的に行うことができ、土工の品質管理
上大いに役立つという効果が期待できる。
用することにより、土の締固め程度判定の指標であるγ
dとK30の値の双方もしくは何れか一方を即時的、連続
的、かつ、非破壊的に検出できるという基本的効果の
外、本発明装置は機動性に富み、締固め作業に並行して
多地点の計測を面的に行うことができ、土工の品質管理
上大いに役立つという効果が期待できる。
第1図は本発明の一実施例の全体平面図、第2図は同じ
く全体側面図、第3図は同じく要部説明図、第4図は本
発明の計測部の変形例図である。 1:台車、4:支持フレーム、5:インピーダンスヘッド、6:
カム、7:モータ、8:電源ユニット、9:演算部、10:作動
制御部、・・。
く全体側面図、第3図は同じく要部説明図、第4図は本
発明の計測部の変形例図である。 1:台車、4:支持フレーム、5:インピーダンスヘッド、6:
カム、7:モータ、8:電源ユニット、9:演算部、10:作動
制御部、・・。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末松 直幹 東京都台東区台東1丁目2番1号 不動 建設株式会社内 (72)発明者 川瀬 泰裕 東京都台東区台東1丁目2番1号 不動 建設株式会社内 (72)発明者 田村 徹 東京都台東区台東1丁目2番1号 不動 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−29231(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】台車上に、インピーダンスヘッド(荷重計
と加速度計を具えた計測器)を適宜高さから自由落下さ
せて計測を行う計測部と、該計測部の作動制御部と、計
測値に基いて所要の演算を行う演算部と、電源ユニット
とを、搭載したことを特徴とする土の締固め程度検出装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5393988A JP2602052B2 (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | 土の締固め程度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5393988A JP2602052B2 (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | 土の締固め程度検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01226912A JPH01226912A (ja) | 1989-09-11 |
JP2602052B2 true JP2602052B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=12956703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5393988A Expired - Lifetime JP2602052B2 (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | 土の締固め程度検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602052B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2565920Y2 (ja) * | 1991-07-03 | 1998-03-25 | 日本鋪道株式会社 | 締固め度測定装置 |
US20090214300A1 (en) * | 2005-05-25 | 2009-08-27 | Bjorn Birgisson | Devices, systems, and methods for measuring and controlling compactive effort delivered to a soil by a compaction unit |
US7628059B1 (en) * | 2006-11-22 | 2009-12-08 | The Toro Company | Mobile turf instrument apparatus having driven, periodically insertable, ground penetrating probe assembly |
US8327693B2 (en) * | 2006-11-22 | 2012-12-11 | The Toro Company | Mobile turf instrument apparatus having droppable hammer type accelerometer carried on rotating arm |
JP7175836B2 (ja) * | 2019-04-16 | 2022-11-21 | 鹿島建設株式会社 | 締固め管理方法及び締固め管理システム |
-
1988
- 1988-03-08 JP JP5393988A patent/JP2602052B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01226912A (ja) | 1989-09-11 |
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Legal Events
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