JP3292007B2 - 色素標識タンパク質複合体及びその作製方法 - Google Patents
色素標識タンパク質複合体及びその作製方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シアニン系標識色
素で標識されたタンパク質の複合体に関する。さらに詳
しくは、タンパク質複合体のアミノ基とシアニン系標識
色素のスクシンイミジル基とが反応することによって作
製される色素標識タンパク質複合体に関する。
素で標識されたタンパク質の複合体に関する。さらに詳
しくは、タンパク質複合体のアミノ基とシアニン系標識
色素のスクシンイミジル基とが反応することによって作
製される色素標識タンパク質複合体に関する。
【0002】
【従来の技術】前記式(化1)で示される化合物のよう
に、反応性に富む官能基を有するシアニン系標識色素
は、タンパク質の標識にしばしば利用されている。この
際、標識色素の官能基はタンパク質のアミノ基あるいは
カルボキシル基と反応し、1分子のタンパク質に対して
20〜50分子の標識色素が結合する。通常、タンパク質に
は数百から数千個のアミノ基あるいはカルボキシル基が
存在するが、タンパク質は3次元の立体構造を有するた
め、これらの中で反応に関与できるものは50個程度であ
ると考えられる。したがって、従来の技術では、1分子
のタンパク質に対して色素50分子の標識が限界であっ
た。
に、反応性に富む官能基を有するシアニン系標識色素
は、タンパク質の標識にしばしば利用されている。この
際、標識色素の官能基はタンパク質のアミノ基あるいは
カルボキシル基と反応し、1分子のタンパク質に対して
20〜50分子の標識色素が結合する。通常、タンパク質に
は数百から数千個のアミノ基あるいはカルボキシル基が
存在するが、タンパク質は3次元の立体構造を有するた
め、これらの中で反応に関与できるものは50個程度であ
ると考えられる。したがって、従来の技術では、1分子
のタンパク質に対して色素50分子の標識が限界であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな標識タンパク質を抗原抗体反応を利用した免疫クロ
マトに用いるには、さらなる色素標識が必要であり、こ
れを可能にする技術およびその技術によって作製された
標識物、すなわち、色素標識タンパク質複合体が要請さ
れていた。
うな標識タンパク質を抗原抗体反応を利用した免疫クロ
マトに用いるには、さらなる色素標識が必要であり、こ
れを可能にする技術およびその技術によって作製された
標識物、すなわち、色素標識タンパク質複合体が要請さ
れていた。
【0004】本発明は前記課題を解決するため、第1の
タンパク質と第2のタンパク質とが共有結合を介して結
合しているタンパク質複合体に、前記式(化1)で示さ
れるシアニン系標識色素(ただし、Xはハロゲン、Mは
水素またはアルカリ金属、nは1〜4の整数を示す。)
が結合した色素標識タンパク質複合体と、その作製方法
を提供することを目的とする。
タンパク質と第2のタンパク質とが共有結合を介して結
合しているタンパク質複合体に、前記式(化1)で示さ
れるシアニン系標識色素(ただし、Xはハロゲン、Mは
水素またはアルカリ金属、nは1〜4の整数を示す。)
が結合した色素標識タンパク質複合体と、その作製方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の色素標識タンパク質複合体は、第1のタン
パク質と第2のタンパク質とが共有結合を介して結合し
ているタンパク質複合体に、前記式(化1)で示される
シアニン系標識色素(ただし、Xはハロゲン、Mは水素
またはアルカリ金属、nは1〜4の整数を示す。)が結
合した化合物である。
め、本発明の色素標識タンパク質複合体は、第1のタン
パク質と第2のタンパク質とが共有結合を介して結合し
ているタンパク質複合体に、前記式(化1)で示される
シアニン系標識色素(ただし、Xはハロゲン、Mは水素
またはアルカリ金属、nは1〜4の整数を示す。)が結
合した化合物である。
【0006】また、本発明の色素標識タンパク質複合体
の作製方法は、リン酸緩衝液(以下PBSと略称す
る。)中で、スクシンイミジルピリジルジチオプロピオ
ネート(以下SPDPと略称する。)を用いてタンパク
質複合体を作製した後、前記式(化1)で示されるシア
ニン系標識色素を加えて撹拌することによって色素標識
タンパク質複合体を得るという構成、もしくは、PBS
中で、第2のタンパク質と前記式(化1)で示されるシ
アニン系標識色素とを混合して色素標識タンパク質を作
製した後、SPDPを用いることによって色素標識タン
パク質複合体を得るという構成を備えたものである。
の作製方法は、リン酸緩衝液(以下PBSと略称す
る。)中で、スクシンイミジルピリジルジチオプロピオ
ネート(以下SPDPと略称する。)を用いてタンパク
質複合体を作製した後、前記式(化1)で示されるシア
ニン系標識色素を加えて撹拌することによって色素標識
タンパク質複合体を得るという構成、もしくは、PBS
中で、第2のタンパク質と前記式(化1)で示されるシ
アニン系標識色素とを混合して色素標識タンパク質を作
製した後、SPDPを用いることによって色素標識タン
パク質複合体を得るという構成を備えたものである。
【0007】本発明の色素標識タンパク質複合体によれ
ば、第1のタンパク質1分子あたりに結合している色素
分子数が擬似的に従来法の約10倍になっているため、
これを免疫クロマトを利用したセンサーに導入すること
によって、従来法で作製した標識タンパク質を用いたと
きよりもはるかに高感度のセンサーを作製することがで
きる。
ば、第1のタンパク質1分子あたりに結合している色素
分子数が擬似的に従来法の約10倍になっているため、
これを免疫クロマトを利用したセンサーに導入すること
によって、従来法で作製した標識タンパク質を用いたと
きよりもはるかに高感度のセンサーを作製することがで
きる。
【0008】また、本発明の色素標識タンパク質複合体
の作製方法によれば、通常の方法では不可能である、タ
ンパク質1分子あたり数百分子の色素標識を擬似的に行
うことができ、色素標識タンパク質複合体の新規作製方
法を提供することができる。
の作製方法によれば、通常の方法では不可能である、タ
ンパク質1分子あたり数百分子の色素標識を擬似的に行
うことができ、色素標識タンパク質複合体の新規作製方
法を提供することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】色素標識タンパク質複合体は、第
1のタンパク質、例えばマウスIgGのPBS中にSP
DPを加えてピリジルジチオ標識し、この溶液に、あら
かじめジチオスレイトール(以下DTTと略称する。)
で還元した別の第2のタンパク質、例えばウシ血清アル
ブミン(以下BSAと略称する。)を2〜100等量モ
ル加えて、およそ4〜30℃で一晩撹拌した後、これに
前記式(化1)で示されるシアニン系標識色素のPBS
溶液を加え、4〜30℃でさらに一晩撹拌することによ
って得ることができる。
1のタンパク質、例えばマウスIgGのPBS中にSP
DPを加えてピリジルジチオ標識し、この溶液に、あら
かじめジチオスレイトール(以下DTTと略称する。)
で還元した別の第2のタンパク質、例えばウシ血清アル
ブミン(以下BSAと略称する。)を2〜100等量モ
ル加えて、およそ4〜30℃で一晩撹拌した後、これに
前記式(化1)で示されるシアニン系標識色素のPBS
溶液を加え、4〜30℃でさらに一晩撹拌することによ
って得ることができる。
【0010】また、色素標識タンパク質複合体は、第2
のタンパク質、例えばBSAのPBS溶液に前記式(化
1)で示されるシアニン系標識色素のPBS溶液を加
え、4〜30℃で一晩撹拌した後、これをDTTで還元
し、これにあらかじめピリジルジチオ標識した第1のタ
ンパク質、例えばマウスIgGを加えて、4〜30℃で
撹拌することによっても得ることができる。
のタンパク質、例えばBSAのPBS溶液に前記式(化
1)で示されるシアニン系標識色素のPBS溶液を加
え、4〜30℃で一晩撹拌した後、これをDTTで還元
し、これにあらかじめピリジルジチオ標識した第1のタ
ンパク質、例えばマウスIgGを加えて、4〜30℃で
撹拌することによっても得ることができる。
【0011】前記式(化1)で示される化合物に含まれ
るハロゲンとしては、例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ
素があげられる。また、前記式(化1)で示される化合
物に含まれる金属塩としては、例えば水素、リチウム
塩、ナトリウム塩、カリウム塩があげられる。
るハロゲンとしては、例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ
素があげられる。また、前記式(化1)で示される化合
物に含まれる金属塩としては、例えば水素、リチウム
塩、ナトリウム塩、カリウム塩があげられる。
【0012】以下具体的実施例をあげて、本発明をさら
に詳しく説明する。なお、本実施例の前記式(化1)で
示される化合物はXがヨウ素、Mがカリウムの例であ
り、炭素数nは2の例である。また、第1のタンパク質
がIgG、第2のタンパク質がBSAの例である。
に詳しく説明する。なお、本実施例の前記式(化1)で
示される化合物はXがヨウ素、Mがカリウムの例であ
り、炭素数nは2の例である。また、第1のタンパク質
がIgG、第2のタンパク質がBSAの例である。
【0013】(実施例1) ・IgGのSPDP標識 5mg(3.3×10-5mmol)のIgGを2mlのPBSに
溶解し、室温で撹拌しながら0.52mg(1.67×10-3mmo
l)のSPDPのエタノール溶液0.1mlを滴下した。室
温で30分間撹拌した後、セファデックスG25Mカラ
ムを用いてゲル濾過し約6mlのSPDP標識IgG
(IgG−SPDP)のPBS溶液を得た。得られた溶
液の濃度及びSPDPの結合分子数を次のように計算し
て求めた。得られた溶液を0.5ml取り、280nmでの吸
光度を測定した。吸光度は1.25であった。
溶解し、室温で撹拌しながら0.52mg(1.67×10-3mmo
l)のSPDPのエタノール溶液0.1mlを滴下した。室
温で30分間撹拌した後、セファデックスG25Mカラ
ムを用いてゲル濾過し約6mlのSPDP標識IgG
(IgG−SPDP)のPBS溶液を得た。得られた溶
液の濃度及びSPDPの結合分子数を次のように計算し
て求めた。得られた溶液を0.5ml取り、280nmでの吸
光度を測定した。吸光度は1.25であった。
【0014】次にこの溶液に0.025mlの100mMDTT
水溶液を加え、1分間静置した後343nmでの吸光度を
測定した。吸光度は0.39であった。IgGには343nm
に吸収がないので、観測された343nmの吸光はDTT
還元によって放出されたチオピリドンに由来するもので
ある。この放出チオピリドンはSPDPのピリジルジチ
オ基が還元されたもので、この濃度は抗体に結合してい
るSPDPの濃度に等しい。従ってSPDPの濃度[S
PDP]は、次のように求めることができる。ただし、
チオピリドンの343nmにおけるモル吸光係数を8.08×1
03とする。
水溶液を加え、1分間静置した後343nmでの吸光度を
測定した。吸光度は0.39であった。IgGには343nm
に吸収がないので、観測された343nmの吸光はDTT
還元によって放出されたチオピリドンに由来するもので
ある。この放出チオピリドンはSPDPのピリジルジチ
オ基が還元されたもので、この濃度は抗体に結合してい
るSPDPの濃度に等しい。従ってSPDPの濃度[S
PDP]は、次のように求めることができる。ただし、
チオピリドンの343nmにおけるモル吸光係数を8.08×1
03とする。
【0015】[SPDP] = 0.39/(8.08×103)
= 4.83×10-5(M) また、観測された280nmの吸光はIgGに由来するも
のであるが、結合しているSPDPが280nmにも吸収を
持つので、この影響を差し引いてIgGの濃度[Ig
G]を求めると次のようになる。ただし、IgGに由来
する280nmの吸光度をAb280,IgGとし、SPDPの280
nmにおけるモル吸光係数を5.1×103、IgGの280n
mにおけるモル吸光係数を2.10×105とする。
= 4.83×10-5(M) また、観測された280nmの吸光はIgGに由来するも
のであるが、結合しているSPDPが280nmにも吸収を
持つので、この影響を差し引いてIgGの濃度[Ig
G]を求めると次のようになる。ただし、IgGに由来
する280nmの吸光度をAb280,IgGとし、SPDPの280
nmにおけるモル吸光係数を5.1×103、IgGの280n
mにおけるモル吸光係数を2.10×105とする。
【0016】 Ab280,IgG = 1.25−(4.83×10-5×5.1×103) = 1.00 [IgG] = 1.00/(2.10×105)= 4.78×10-6 M したがって、IgG1分子当たりに結合したSPDPの
分子数は次のようになる。
分子数は次のようになる。
【0017】[SPDP]/[IgG] = 4.83×10
-5/4.78×10-6 = 10.1(個) ・BSAのDTT還元 110mgのBSAを10mlのPBSに溶解し、これに1
mlのPBSに溶解した77mgのDTTを加えて室温で
15分間撹拌した。速やかにセファデックスG25Mカラ
ムを用いてゲル濾過し、約24mlのBSA(SHfr
ee)のPBS溶液を得た。 ・タンパク質複合体(IgG−SPDP−BSA)の作
製 得られたBSA(SHfree)溶液は、速やかに上記
で得られたIgG−SPDPのPBS溶液(6ml)と
混合し、4℃で20時間静置した。未反応のBSAを除
くため、20L(5L×4)のPBS・Azに対して透
析し、約25mlのIgG−SPDP−BSAのPBS
溶液を得た。 ・タンパク質複合体(IgG−SPDP−BSA)の色
素標識 得られたIgG−SPDP−BSA溶液(総タンパク量
を3.18×10-4mmolとする)に、1mlのPBSに溶解し
た131.1mg(総タンパク量の400倍等量)の色素溶液
(以下SLIC3と略称する)をゆっくりと滴下した。
4℃で20時間静置した後、未反応の色素分子を除くた
め20LのPBS・Azに対して透析して、約26ml
のSLIC3標識タンパク質複合体のPBS溶液を得
た。
-5/4.78×10-6 = 10.1(個) ・BSAのDTT還元 110mgのBSAを10mlのPBSに溶解し、これに1
mlのPBSに溶解した77mgのDTTを加えて室温で
15分間撹拌した。速やかにセファデックスG25Mカラ
ムを用いてゲル濾過し、約24mlのBSA(SHfr
ee)のPBS溶液を得た。 ・タンパク質複合体(IgG−SPDP−BSA)の作
製 得られたBSA(SHfree)溶液は、速やかに上記
で得られたIgG−SPDPのPBS溶液(6ml)と
混合し、4℃で20時間静置した。未反応のBSAを除
くため、20L(5L×4)のPBS・Azに対して透
析し、約25mlのIgG−SPDP−BSAのPBS
溶液を得た。 ・タンパク質複合体(IgG−SPDP−BSA)の色
素標識 得られたIgG−SPDP−BSA溶液(総タンパク量
を3.18×10-4mmolとする)に、1mlのPBSに溶解し
た131.1mg(総タンパク量の400倍等量)の色素溶液
(以下SLIC3と略称する)をゆっくりと滴下した。
4℃で20時間静置した後、未反応の色素分子を除くた
め20LのPBS・Azに対して透析して、約26ml
のSLIC3標識タンパク質複合体のPBS溶液を得
た。
【0018】得られたSLIC3標識タンパク質複合体
の、IgG1分子あたりのSLIC3の分子数を次のよ
うに計算して求めた。得られた溶液の550nmにおける
吸光度を測定した。吸光度は77.1であった。IgG−S
PDP−BSAは550nmに吸収を持たないので、観測
された吸光は結合したSLIC3に由来するものであ
る。したがって、SLIC3の濃度[SLIC3]は次
のように求めることができる。ただし、SLIC3の55
0nmにおけるモル吸光係数を8.55×104とする。
の、IgG1分子あたりのSLIC3の分子数を次のよ
うに計算して求めた。得られた溶液の550nmにおける
吸光度を測定した。吸光度は77.1であった。IgG−S
PDP−BSAは550nmに吸収を持たないので、観測
された吸光は結合したSLIC3に由来するものであ
る。したがって、SLIC3の濃度[SLIC3]は次
のように求めることができる。ただし、SLIC3の55
0nmにおけるモル吸光係数を8.55×104とする。
【0019】[SLIC3] = 77.1/8.55×104 =
9.02×10-4(M) 溶液中のIgGの濃度[IgG]を1.06×10-6M(SP
DP標識以降の各ステップで、IgGの損失がないもの
とする。)として、IgG1分子あたりのSLIC3の
分子数を求めると次のようになる。
9.02×10-4(M) 溶液中のIgGの濃度[IgG]を1.06×10-6M(SP
DP標識以降の各ステップで、IgGの損失がないもの
とする。)として、IgG1分子あたりのSLIC3の
分子数を求めると次のようになる。
【0020】[SLIC3]/[IgG]= 9.02×10
-4/1.06×10-6 = 850.9(個) (実施例2) ・IgGのSPDP標識 実施例1で示した方法に従って、IgGのSPDP標識
を行った。全体量は6ml、IgG濃度は4.10×10
-6M、そしてIgG1分子あたりのSPDPの分子数は
11.5個であった。 ・BSA−SLIC3の作製 110mg(1.62×10-3mmol)のBSAを10mlのPBS
に溶解し、室温で撹拌しながら1mlのPBSに溶解し
た171.7mg(0.162mmol、100等量)のSLIC3をゆ
っくり滴下した。4℃で一晩撹拌した後、20L(5L
×4)のPBS・Azに対して透析し、13mlのSL
IC3標識BSAのPBS溶液を得た。溶液の濃度、お
よびBSA1分子あたりに結合しているSLIC3の分
子数を次のように計算して求めた。得られた溶液の280
nm、および550nmにおける吸光度を測定した。吸光
度はそれぞれ9.7、および55.3であった。BSAは550n
mに吸収を持たないので、観測された550nmの吸光は
BSAに結合したSLIC3に起因するものである。し
たがって、SLIC3の濃度[SLIC3]は次のよう
に求めることができる。ただし、SLIC3の550nm
におけるモル吸光係数を8.55×104とする。
-4/1.06×10-6 = 850.9(個) (実施例2) ・IgGのSPDP標識 実施例1で示した方法に従って、IgGのSPDP標識
を行った。全体量は6ml、IgG濃度は4.10×10
-6M、そしてIgG1分子あたりのSPDPの分子数は
11.5個であった。 ・BSA−SLIC3の作製 110mg(1.62×10-3mmol)のBSAを10mlのPBS
に溶解し、室温で撹拌しながら1mlのPBSに溶解し
た171.7mg(0.162mmol、100等量)のSLIC3をゆ
っくり滴下した。4℃で一晩撹拌した後、20L(5L
×4)のPBS・Azに対して透析し、13mlのSL
IC3標識BSAのPBS溶液を得た。溶液の濃度、お
よびBSA1分子あたりに結合しているSLIC3の分
子数を次のように計算して求めた。得られた溶液の280
nm、および550nmにおける吸光度を測定した。吸光
度はそれぞれ9.7、および55.3であった。BSAは550n
mに吸収を持たないので、観測された550nmの吸光は
BSAに結合したSLIC3に起因するものである。し
たがって、SLIC3の濃度[SLIC3]は次のよう
に求めることができる。ただし、SLIC3の550nm
におけるモル吸光係数を8.55×104とする。
【0021】[SLIC3] = 55.3/8.55×104 =
6.46×10-4(M) また、観測された280nmの吸光はBSAに由来するも
のであるが、結合しているSLIC3が280nmにも吸
収を持つので、この影響を差し引いてBSAの濃度[B
SA]を求めると次のようになる。ただし、BSAに由
来する280nmの吸光度をAb280,BSAとし、SLIC3の
280nmにおけるモル吸光係数を9.8×103、BSAの280
nmにおけるモル吸光係数を4.36×104とする。
6.46×10-4(M) また、観測された280nmの吸光はBSAに由来するも
のであるが、結合しているSLIC3が280nmにも吸
収を持つので、この影響を差し引いてBSAの濃度[B
SA]を求めると次のようになる。ただし、BSAに由
来する280nmの吸光度をAb280,BSAとし、SLIC3の
280nmにおけるモル吸光係数を9.8×103、BSAの280
nmにおけるモル吸光係数を4.36×104とする。
【0022】 Ab280,BSA = 9.7−(6.46×10-4×9.8×103) = 3.37 [BSA]= 3.37/4.36×104 = 7.72×10-5(M) したがって、BSA1分子当たりに結合したSLIC3
の分子数は次のようになる。
の分子数は次のようになる。
【0023】[SLIC3]/[BSA] = 6.46×
10-4/7.72×10-5 = 8.4(個) ・BSA−SLIC3のDTT還元 前述のBSA−SLIC3溶液(110mg、13ml)
に、1mlのPBSに溶解した100mgのDTT(最終
濃度50mM)を加えて室温で15分間撹拌した。速やかに
セファデックスG25Mカラムを用いてゲル濾過し、約
24mlのBSA−SLIC3(SHfree)のPB
S溶液を得た。 ・色素標識タンパク質複合体の作製 前述のBSA−SLIC3(SHfree)溶液と、前
述のSPDP標識IgG溶液とを混合し、4℃で一晩撹
拌した後、20LのPBS・Azに対して透析し未反応
のBSA−SLIC3を除いた。約30mlの色素標識
タンパク質複合体のPBS溶液を得た。
10-4/7.72×10-5 = 8.4(個) ・BSA−SLIC3のDTT還元 前述のBSA−SLIC3溶液(110mg、13ml)
に、1mlのPBSに溶解した100mgのDTT(最終
濃度50mM)を加えて室温で15分間撹拌した。速やかに
セファデックスG25Mカラムを用いてゲル濾過し、約
24mlのBSA−SLIC3(SHfree)のPB
S溶液を得た。 ・色素標識タンパク質複合体の作製 前述のBSA−SLIC3(SHfree)溶液と、前
述のSPDP標識IgG溶液とを混合し、4℃で一晩撹
拌した後、20LのPBS・Azに対して透析し未反応
のBSA−SLIC3を除いた。約30mlの色素標識
タンパク質複合体のPBS溶液を得た。
【0024】得られたSLIC3標識タンパク質複合体
の、IgG1分子あたりのSLIC3の分子数を次のよ
うに計算して求めた。得られた溶液の550nmにおける
吸光度を測定した。吸光度は29.5であった。IgGは55
0nmに吸収を持たないので、観測された吸光はBSA
に結合したSLIC3に由来するものである。したがっ
て、SLIC3の濃度[SLIC3]は次のように求め
ることができる。ただし、SLIC3の550nmにおけ
るモル吸光係数を8.55×104とする。
の、IgG1分子あたりのSLIC3の分子数を次のよ
うに計算して求めた。得られた溶液の550nmにおける
吸光度を測定した。吸光度は29.5であった。IgGは55
0nmに吸収を持たないので、観測された吸光はBSA
に結合したSLIC3に由来するものである。したがっ
て、SLIC3の濃度[SLIC3]は次のように求め
ることができる。ただし、SLIC3の550nmにおけ
るモル吸光係数を8.55×104とする。
【0025】[SLIC3] = 29.5/8.55×104 =
3.45×10-4(M) 溶液中のIgGの濃度[IgG]を8.20×10-7M(SP
DP標識以降の各ステップで、IgGの損失がないもの
とする。)として、IgG1分子あたりのSLIC3の
分子数を求めると次のようになる。
3.45×10-4(M) 溶液中のIgGの濃度[IgG]を8.20×10-7M(SP
DP標識以降の各ステップで、IgGの損失がないもの
とする。)として、IgG1分子あたりのSLIC3の
分子数を求めると次のようになる。
【0026】[SLIC3]/[IgG]= 3.45×10
-4/8.20×10-7 = 420.7(個)
-4/8.20×10-7 = 420.7(個)
【0027】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の色素標識タ
ンパク質複合体は、タンパク質1分子あたりに結合して
いる色素分子数が擬似的に従来法の約10倍になってい
るため、これを免疫クロマトを利用したセンサーに導入
することによって、従来法で作製した標識タンパク質を
用いたときよりもはるかに高感度のセンサーを作製する
ことができる。
ンパク質複合体は、タンパク質1分子あたりに結合して
いる色素分子数が擬似的に従来法の約10倍になってい
るため、これを免疫クロマトを利用したセンサーに導入
することによって、従来法で作製した標識タンパク質を
用いたときよりもはるかに高感度のセンサーを作製する
ことができる。
【0028】また、本発明の色素標識タンパク質複合体
の作製方法によれば、PBS中で、SPDPを用いてタ
ンパク質複合体を作製した後、前記式(化1)で示され
るシアニン系標識色素を加えて撹拌すること、もしくは
PBS中で、タンパク質と前記式(化1)で示されるシ
アニン系標識色素とを混合して色素標識タンパク質を作
製した後、SPDPを用いることによって、色素標識物
を作製することができ、色素標識タンパク質複合体の新
規な作製方法を提供することができる。
の作製方法によれば、PBS中で、SPDPを用いてタ
ンパク質複合体を作製した後、前記式(化1)で示され
るシアニン系標識色素を加えて撹拌すること、もしくは
PBS中で、タンパク質と前記式(化1)で示されるシ
アニン系標識色素とを混合して色素標識タンパク質を作
製した後、SPDPを用いることによって、色素標識物
を作製することができ、色素標識タンパク質複合体の新
規な作製方法を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−63756(JP,A) 特開 平6−123740(JP,A) 特開 平6−157926(JP,A) 特開 平6−66725(JP,A) 特開 平6−313116(JP,A) 特開 昭63−151839(JP,A) 特開 平9−124599(JP,A) 特開 平9−127115(JP,A) 特開 平2−191674(JP,A) 特開 平7−145148(JP,A) 特開 平4−358143(JP,A) 特開 平8−259826(JP,A) 特表 平11−511558(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09B 23/00 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (7)
- 【請求項1】 第1のタンパク質と第2のタンパク質と
が共有結合を介して結合しているタンパク質複合体のア
ミノ基と、下記式(化1)で示されるシアニン系標識色
素(ただし、Xはハロゲン、Mは水素またはアルカリ金
属、nは1〜4の整数を示す。)のスクシンイミジル基
とが反応することによって、前記シアニン系標識色素の
色素骨格と前記タンパク質複合体とが共有結合を介して
結合していることを特徴とする色素標識タンパク質複合
体。 【化1】 - 【請求項2】 前記式(化1)で示されるシアニン系標
識色素においてnが2であることを特徴とする、請求項
1記載の色素標識タンパク質複合体。 - 【請求項3】 第1のタンパク質が抗体であることを特
徴とする、請求項1または2記載の色素標識タンパク質
複合体。 - 【請求項4】 第1のタンパク質がIgGであることを
特徴とする、請求項1または2記載の色素標識タンパク
質複合体。 - 【請求項5】 第2のタンパク質がウシ血清アルブミン
であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記
載の色素標識タンパク質複合体。 - 【請求項6】 リン酸緩衝液中で、スクシンイミジルピ
リジルジチオプロピオネートを用いてタンパク質複合体
を作製した後、前記式(化1)で示されるシアニン系標
識色素を加えて撹拌することを特徴とする、請求項1〜
5のいずれかに記載の色素標識タンパク質複合体の作製
方法。 - 【請求項7】 リン酸緩衝液中で、第2のタンパク質と
前記式(化1)で示されるシアニン系標識色素とを混合
して色素標識タンパク質を作製した後、スクシンイミジ
ルピリジルジチオプロピオネートを用いることを特徴と
する、請求項1〜5のいずれかに記載の色素標識タンパ
ク質複合体の作製方法。
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JP29098495A JP3292007B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | 色素標識タンパク質複合体及びその作製方法 |
US08/745,337 US5965713A (en) | 1995-11-09 | 1996-11-08 | Dye labeled protein conjugate its preparing method and sensor using the same |
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JP29098495A JP3292007B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | 色素標識タンパク質複合体及びその作製方法 |
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JPH09132725A JPH09132725A (ja) | 1997-05-20 |
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Family
ID=17762963
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US6303759B1 (en) | 1996-11-08 | 2001-10-16 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Dye-labeled and polymerized antibody and method for preparing the same |
US6307029B1 (en) | 1996-11-08 | 2001-10-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Dye-labeled protein conjugate and method for preparing the same |
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US6300480B1 (en) | 1996-11-08 | 2001-10-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Dye-labeled protein conjugate and method for preparing the same |
CA2423806C (en) * | 2000-09-29 | 2009-12-22 | Molecular Probes, Inc. | Modified carbocyanine dyes and their conjugates |
GB0117193D0 (en) * | 2001-07-13 | 2001-09-05 | Adprotech Ltd | Protein modification reagents |
US20040132092A1 (en) * | 2003-01-03 | 2004-07-08 | Stetson Christopher M. | Determining the density of functional moieties on polymer reagents |
US20070123646A1 (en) * | 2005-09-13 | 2007-05-31 | Lele Bhalchandra S | Protein-polymer conjugates and synthesis thereof |
US20100291706A1 (en) * | 2009-05-15 | 2010-11-18 | Millipore Corporation | Dye conjugates and methods of use |
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---|---|---|---|---|
US5378634A (en) * | 1992-08-20 | 1995-01-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Labelling color for detecting methamphetamine |
US5453505A (en) * | 1994-06-30 | 1995-09-26 | Biometric Imaging, Inc. | N-heteroaromatic ion and iminium ion substituted cyanine dyes for use as fluorescence labels |
JP3253820B2 (ja) * | 1995-03-27 | 2002-02-04 | 松下電器産業株式会社 | シアニン系標識色素及びその合成方法、並びにシアニン標識タンパク質及びその作製方法 |
US5922618A (en) * | 1996-03-04 | 1999-07-13 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Dye-labeled antibody conjugate and preparation method thereof |
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- 1995-11-09 JP JP29098495A patent/JP3292007B2/ja not_active Expired - Fee Related
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1996
- 1996-11-08 US US08/745,337 patent/US5965713A/en not_active Expired - Lifetime
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