JP3291854B2 - 光伝送用プラスチック部材の製造方法 - Google Patents

光伝送用プラスチック部材の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信に用いる光伝送
用プラスチック部材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】コアも
クラッドも共にプラスチックの光ファイバは、光信号の
送受を行う例えば電子装置間において、その伝送損失が
問題とされない近距離の光伝送路として、ガラスファイ
バと比べて使いやすく低価格なために、多用されてお
り、特にLAN,ISDN等の次世代通信網構想におい
て重要となっている。
【0003】従来においては、図3に示すようにこのプ
ラスチック光ファイバ01は、コア02にPMMA(ポ
リメチルメタクリレート樹脂),PC(ポリカーボネー
ト樹脂)又はこれらの共重合樹脂等を用い、クラッド0
3にフッ素樹脂を用いてなる図3(B)に示すような屈
折率分布を有する、ステップインデックス(SI)型光
ファイバが実用化されている。
【0004】また、このSI型光ファイバに対して時間
当りの情報量を多量に送れる、図3(C)に示すような
屈折率分布を有する、グレートインデックス(GI)型
光ファイバは、例えば特公昭52−5857号,特公昭
54−30301号,特開昭61−130904号,特
公昭61−130904号等の各公報等に開示されてい
るが、製造上等の観点から種々の問題があり、未だ所望
のものが得られていない。
【0005】一方、本出願人も円筒内に屈折率差の異な
る二種の材料を注入して遠心力作用下で重合積層させる
ことを繰返して屈折率が連続的に変化するプラスチック
光ファイバ用プリフォームの製造方法について先に提案
したが(特開昭60−119509号公報参照)、所望
の設計値通りに屈折率を管理するために手間がかかり、
廉価に製造できないという問題がある。
【0006】本発明は上記問題に鑑み、所望の屈折率変
化を有し、且つ製造が簡易で廉価となる光伝送用プラス
チック部材の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明に係る光伝送用プラスチック部材の第1の製造方法
は、光反応性の活性基を有する重合体Aからなる円柱体
又は線状体を成形し、上記重合体Aと反応してなると共
にその生成物Bの屈折率(Nb)が当該重合体Aの屈折
率(Na)より低くなる化合物Cを用い、上記円柱体又
は線状体の外周からその内部にかけて上記化合物Cを拡
散させ、その外周部から中心にかけて当該化合物Cの濃
度が漸次減少した濃度分布を形成し、その後、外部より
重合体Aの光反応性の活性基を反応させ得る光を照射し
て光反応させ、生成物Bを固定することを特徴とする。
【0008】また、第2の製造方法は、光反応性の活性
基を有する重合体Aと、上記重合体Aと反応してなると
共にその生成物Dの屈折率(Nd)が当該重合体Aの屈
折率(Na)より高くなる化合物Eとを用いて、円柱体
又は線状体を成形し、次いで、上記円柱体又は線状体の
外周から上記化合物Eを揮発させ、その外周部から中心
にかけて当該化合物Eの濃度が漸次減少した濃度分布を
形成し、その後、外部より重合体Aの光反応性の活性基
を反応させ得る光を照射して光反応させ、生成物Dを固
定することを特徴とする。
【0009】また、第3の製造方法は、光反応性の活性
基を有する重合体Aと、上記重合体Aと反応してなると
共にその生成物Dの屈折率(Nd)が当該重合体Aの屈
折率(Na)より高くなる化合物Eとを用いて、円柱体
又は線状体を成形し、次いで、上記円柱体又は線状体の
外周から上記化合物Eを揮発させ、その外周部から中心
にかけて当該化合物Eの濃度が漸次減少した濃度分布を
形成すると共に、或いはその後に、上記重合体Aと反応
してなると共にその生成物Bの屈折率(Nb)が当該重
合体Aの屈折率(Na)より低くなる化合物Cを用い、
上記円柱体又は線状体の外周からその内部にかけて上記
化合物Cを拡散させ、その後、外部より重合体Aの光反
応性の活性基を反応させ得る光を照射して光反応させ、
生成物を固定することを特徴とする。
【0010】また、上記製造において、円柱体がプラス
チック光ファイバ用母材であり、線状体がプラスチック
光ファイバであることを特徴とする。
【0011】さらに、上記製造において、円柱体がプラ
スチック光ファイバ用母材であり、且つ当該光ファイバ
用母材を加熱溶融して光ファイバに線引した後、化合物
Aの光反応を行うことを特徴とする。
【0012】以下、本発明の内容を説明する。
【0013】ここで、本発明で光反応性の活性基を有す
る重合体Aとは、例えば紫外線等の熱エネルギを有する
光を照射することで活性基同志が反応し、化学的に結合
するものであり、側鎖に例えば桂皮酸残基等のα・β−
不飽和カルボニル基を含む重合体又は共重合体をいう。
具体的には桂皮酸残基を含むエチレン−P−ビニル桂皮
酸エチル(屈折率:Na=1.525)を例示できる。
【0014】上記重合体Aと反応し、得られる生成物B
の屈折率(Nb)が重合体Aの屈折率(Na)より低い
ものとなる化合物Cとは、上記重合体Aをエチレン−桂
皮酸ビニル共重合体とした場合、桂皮酸トリフルオロエ
チルエステル(屈折率:Nc=1.485)を例示するこ
とができる。
【0015】次に、プラスチック光ファイバ用母材を製
造する一例を図1を参照して説明する。
【0016】図1は本発明の方法に用いられる塗布装置
の概略図であり、同図中、符号10は円柱体、11は浸
漬タンク、12は拡散溶液を各々図示する。
【0017】本発明の第1の製造方法は、光反応性の活
性基を有する重合体Aを円柱状の円柱体10に整形し、
次いでこの円柱体10を、拡散溶液12としての化合物
Cが入れられている浸漬タンク11内に浸漬する(図1
(A)参照)。所定条件で浸漬させた後、円柱体10を
引き上げ、当該円柱体10を回転させながら、紫外線
(UV)を外部より照射する(図1(B),(C)参
照)。この結果、化合物Cの濃度分布に沿った形で、屈
折率がその中心から外部に向って漸次減少した屈折率分
布を有するプラスチック光ファイバ母材を得る。上述し
た浸漬式の塗布の他に、例えば刷毛を用いた刷毛塗りに
よっても同様に行うことができる。
【0018】図2(A)は、このようにして得られたプ
ラスチック光ファイバ母材13を示し、図2(B)はそ
のGI型の屈折率分布を示す。
【0019】上述したようにして得られた光ファイバ母
材は、通常の線引き操作、例えば当該光ファイバ母材を
鉛直状態に保持して加熱溶融し、所望のプラスチック光
ファイバを得る。
【0020】上述した方法は、所望の光ファイバ母材を
形成した後、線引して光ファイバを作製したものである
が、本発明はこれに限定されず、重合体Aで円柱体の代
りに所定の線状体を形成した後、上述した操作を同様に
して行ってもよい。その際、光反応させるには、線状体
を巻取りつつ紫外線照射を行うようにすればよい。
【0021】また、上述した第1の製造方法は、重合体
Aからなる円柱体又は線状体に化合物Cを含侵させるよ
うにしたものであるが、このような操作の外に、第2の
製造方法として、上記重合体Aと反応してなると共にそ
の生成物Dが重合体Aの屈折率(Na)より高くなる化
合物Eを用い、先ずこれら重合体Aと化合物Eとから、
円柱体又は線状体を形成する。次いで、化合物Eをその
成形体から揮発させ、化合物Eの濃度がその中心から外
周部にかけて漸次減少した濃度分布とし、その後、外部
から光を照射することで、該濃度分布に沿った形で連続
した屈折率分布を形成し、重合体Aと化合物Eとの反応
による生成物Dを円柱体又は線状体に固定するようにし
てもよい。
【0022】ここで、化合物Eとしては、重合体Aが桂
皮酸残基を有するエチレン−桂皮酸ビニル共重合体(屈
折率:Na=1.525)の場合、例えば桂皮酸エチルエ
ステルを例示することができる。
【0023】さらに、第3の製造方法として上述した2
種類の方法を併用する方法、すなわち、第2の方法によ
って化合物Eが中心から外周部にかけての連続した濃度
分布を形成し、同時に、或いはその後に、第1の方法に
よって化合物Cを用いてその内部に拡散させ、次いで外
部より光を照射することにより、反応生成物の濃度分布
を変化させその中心から外周部にかけて漸次屈折率が減
少してなる円柱体又は線状体を得るようにしてもよい。
【0024】上述した重合体A及びその具体例,生成物
B,化合物C,生成物D及び化合物Eの化学式を次記
「化1」〜「化6」に各々示す。
【0025】
【化1】
【0026】
【化2】
【0027】
【化3】
【0028】
【化4】
【0029】
【化5】
【0030】
【化6】
【0031】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を説明する。
【0032】(実施例1)前述した図1を参照して実施
例1を説明する。桂皮酸残基1 mol%を含むエチレン−
P−ビニル桂皮酸エチル(重合体A,Na=1.525)
を、100℃に加熱混練し、押出し成形により、直径1
0mm×長さ300mmの円柱体10を得た。該円柱体10
を、拡散溶液12として桂皮酸トリフルオロエチルエス
テル(化合物C;Nc=1.485)70℃の液体中に、
約4時間浸積し、該円柱体10の中央部を除いて該エス
テルを含浸している状態にした(図1(B)参照)。次
に、含浸後の円柱体を回転させつつ、その外周部より、
紫外線ランプ(1kw水銀ランプ)を用いて約20分間紫
外線照射し、該桂皮酸残基と該エステルとを光2量化反
応により化学的に結合させ、プラスチック光ファイバ母
材13を得た(図1(C)参照)。この光ファイバ母材
13を干渉顕微鏡(溝尻社製)により測定したところ、
中心部での屈折率がnD =1.523、周辺部がnD =1.
497であり、その分布はGI型の屈折率分布であった
(図2(A),(B)参照)。
【0033】(実施例2)桂皮酸残基1 mol%を含むエ
チレン−P−ビニル桂皮酸エチル(重合体A,Na=1.
525)を、100℃に加熱混練し、押出し成形によ
り、直径500μm×長さ300mの線状体を得た。該
線状体を、桂皮酸トリフルオロエチルエステル(化合物
C;Nc=1.485)40℃の液体中に、約5分間浸積
し、該線状体の中央部を除いて該エステルを含浸してい
る状態にした。次に、含浸後の線状体を線速50m/分
にて巻取りつつ、その外周部より、紫外線ランプ(1kw
水銀ランプ)を用いて紫外線照射し、該桂皮酸残基と該
エステルとを光2量化反応により化学的に結合させ、プ
ラスチック光ファイバを得た。この光ファイバを干渉顕
微鏡(溝尻社製)により測定したところ、中心部での屈
折率がnD =1.53、周辺部がnD =1.50であり、そ
の分布はGI型の屈折率分布であった。
【0034】(実施例3)桂皮酸残基1 mol%を含むエ
チレン−P−ビニル桂皮酸エチル(重合体A,Na=1.
525)85重量部と桂皮酸エチルエステル(化合物
E)15重量部とを、100℃に加熱混練し、押出し成
形により、直径10mm×長さ300mmの円柱体を得た。
該円柱体を、5mmHg減圧下、50℃にて1時間乾燥し、
該円柱体中の桂皮酸エチルエステルを一部揮発させた。
次に、揮発後の円柱体を回転させつつ、その外周部よ
り、紫外線ランプ(1kw水銀ランプ)を用いて約20分
間紫外線照射し、該桂皮酸残基と該エステルとを光2量
化反応により化学的に結合させ、プラスチック光ファイ
バ母材を得た。この光ファイバ母材を干渉顕微鏡(溝尻
社製)により測定したところ、中心部での屈折率がnD
=1.562、周辺部がnD =1.525であり、その分布
はGI型の屈折率分布であった。
【0035】(実施例4)桂皮酸残基1 mol%を含むエ
チレン−P−ビニル桂皮酸エチル(重合体A,Na=1.
525)85重量部と桂皮酸エチルエステル(化合物
E)15重量部とを、100℃に加熱混練し、押出し成
形により、直径500μm×長さ300mの線状体を得
た。該線状体を、25mmHg減圧下、50℃にて10分間
乾燥し、該線状体中の桂皮酸エチルエステルを一部揮発
させた。次に、揮発後の線状体を線速50m/分にて巻
取りつつ、その外周部より、紫外線ランプ(1kw水銀ラ
ンプ)を用いて紫外線照射し、該桂皮酸残基と該エステ
ルとを光2量化反応により化学的に結合させ、プラスチ
ック光ファイバを得た。この光ファイバを干渉顕微鏡
(溝尻社製)により測定したところ、中心部での屈折率
がnD =1.56、周辺部がnD =1.53であり、その分
布はGI型の屈折率分布であった。
【0036】(実施例5)桂皮酸残基1 mol%を含むエ
チレン−P−ビニル桂皮酸エチル(重合体A,Na=1.
525)85重量部と桂皮酸エチルエステル(化合物
E)15重量部とを、100℃に加熱混練し、押出し成
形により、直径10mm×長さ300mmの円柱体を得た。
該円柱体を、桂皮酸トリフルオロエチルエステル(化合
物C;Nc=1.485)70℃の液体中に、約1時間浸
積し、該円柱体形の該エステルを部分的にフルオロエチ
ルエステルと置換した。次に、置換後の円柱体を回転さ
せつつ、その外周部より、紫外線ランプ(1kw水銀ラン
プ)を用いて約20分間紫外線照射し、該桂皮酸残基と
該エステル及び該フルオロエステルとを光2量化反応に
より化学的に結合させ、プラスチック光ファイバ母材を
得た。この光ファイバ母材を干渉顕微鏡(溝尻社製)に
より測定したところ、中心部での屈折率がnD =1.56
3、周辺部がnD =1.499であり、その分布はGI型
の屈折率分布であった。
【0037】(実施例6)桂皮酸残基1 mol%を含むエ
チレン−P−ビニル桂皮酸エチル(重合体A,Na=1.
525)85重量部と桂皮酸エチルエステル(化合物
E)15重量部とを、100℃に加熱混練し、押出し成
形により、直径500μm×長さ300mの線状体を得
た。該線状体を、桂皮酸トリフルオロエチルエステル
(化合物C;Nc=1.485)40℃の液体中に、約3
分間浸積し、該線状体の該エステルを部分的にフルオロ
エチルエステルと置換した。次に、置換後の線状体を線
速50m/分にて巻取りつつ、その外周部より、紫外線
ランプ(1kw水銀ランプ)を用いて紫外線照射し、該桂
皮酸残基と該エステル及び該フルオロエステルとを光2
量化反応により化学的に結合させ、プラスチック光ファ
イバを得た。この光ファイバを干渉顕微鏡(溝尻社製)
により測定したところ、中心部での屈折率がnD =1.5
6、周辺部がnD =1.50であり、その分布はGI型の
屈折率分布であった。
【0038】
【発明の効果】以上、実施例と共に述べたように本発明
によれば、従来の方法では極めて困難であった屈折率分
布の制御を容易で且つ簡易な方法で、均質なGI型のプ
ラスチック光ファイバ母材を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の概略図である。
【図2】プラスチック母材とその屈折率分布図である。
【図3】(A)はプラスチック母材の概略図であり、
(B)はSI型の屈折率分布図、(C)はGI型の屈折
率分布図である。
【符号の説明】
10 円柱体 11 浸漬タンク 12 溶液 13 光ファイバ母材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 裕男 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社 横浜製作所内 (56)参考文献 特開 平5−181022(JP,A) 特開 平3−42603(JP,A) 特開 平4−86605(JP,A) 特開 昭58−163903(JP,A) 特開 昭60−181107(JP,A) 特公 昭52−5857(JP,B1) 特公 昭58−17924(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 3/00 G02B 6/00 - 6/02 G02B 6/10 G02B 6/16 - 6/22 G02B 6/44

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光反応性の活性基を有する重合体Aから
    なる円柱体又は線状体を成形し、上記重合体Aと反応し
    てなると共にその生成物Bの屈折率(Nb)が当該重合
    体Aの屈折率(Na)より低くなる化合物Cを用い、上
    記円柱体又は線状体の外周からその内部にかけて上記化
    合物Cを拡散させ、その外周部から中心にかけて当該化
    合物Cの濃度が漸次減少した濃度分布を形成し、その
    後、外部より重合体Aの光反応性の活性基を反応させ得
    る光を照射して光反応させ、生成物を固定することを特
    徴とする光伝送用プラスチック部材の製造方法。
  2. 【請求項2】 光反応性の活性基を有する重合体Aと、
    上記重合体Aと反応してなると共にその生成物Dの屈折
    率(Nd)が当該重合体Aの屈折率(Na)より高くな
    る化合物Eとを用いて、円柱体又は線状体を成形し、次
    いで、上記円柱体又は線状体の外周から上記化合物Eを
    揮発させ、その外周部から中心にかけて当該化合物Eの
    濃度が漸次減少した濃度分布を形成し、その後、外部よ
    り重合体Aの光反応性の活性基を反応させ得る光を照射
    して光反応させ、生成物を固定することを特徴とする光
    伝送用プラスチック部材の製造方法。
  3. 【請求項3】 光反応性の活性基を有する重合体Aと、
    上記重合体Aと反応してなると共にその生成物Dの屈折
    率(Nd)が当該重合体Aの屈折率(Na)より高くな
    る化合物Eとを用いて、円柱体又は線状体を成形し、次
    いで、上記円柱体又は線状体の外周から上記化合物Eを
    揮発させ、その外周部から中心にかけて当該化合物Eの
    濃度が漸次減少した濃度分布を形成すると共に、或いは
    その後に、上記重合体Aと反応してなると共にその生成
    物Bの屈折率(Nb)が当該重合体Aの屈折率(Na)
    より低くなる化合物Cを用い、上記円柱体又は線状体の
    外周からその内部にかけて上記化合物Cを拡散させ、そ
    の後、外部より重合体Aの光反応性の活性基を反応させ
    得る光を照射して光反応させ、生成物を固定することを
    特徴とする光伝送用プラスチック部材の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3において、円柱体がプラス
    チック光ファイバ用母材であり、線状体がプラスチック
    光ファイバであることを特徴とする光伝送用プラスチッ
    ク部材の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3において、円柱体がプラス
    チック光ファイバ用母材であり、且つ当該光ファイバ用
    母材を加熱溶融して光ファイバに線引した後、化合物A
    の光反応を行うことを特徴とする光伝送用プラスチック
    部材の製造方法。
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