JPH075329A - プラスチック光ファイバ母材の製造方法及び装置 - Google Patents

プラスチック光ファイバ母材の製造方法及び装置

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JPH075329A
JPH075329A JP5144677A JP14467793A JPH075329A JP H075329 A JPH075329 A JP H075329A JP 5144677 A JP5144677 A JP 5144677A JP 14467793 A JP14467793 A JP 14467793A JP H075329 A JPH075329 A JP H075329A
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refractive index
optical fiber
fiber preform
plastic optical
different
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JP5144677A
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Takeshi Nonaka
毅 野中
Toshifumi Hosoya
俊史 細谷
Takehito Kobayashi
勇仁 小林
Hiroo Matsuda
裕男 松田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D11/00Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
    • B29D11/00663Production of light guides
    • B29D11/00721Production of light guides involving preforms for the manufacture of light guides

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はGI型のプラスチック光ファイバ母
材の製造方法を提供する。 【構成】 鉛直軸回りに回転する支持棒11の下端部に
有機材料を噴霧し、堆積・乾燥させ徐々に支持棒を引き
上げてプラスチック光ファイバ母材を製造する方法にお
いて、重合体A(屈折率:Na)と、この重合体Aとは
屈折率が異なる化合物B(屈折率:Nb)とを用い、こ
れらの配合比が異なる二種以上の溶液14a,14bを
作製し、屈折率が高い溶液14aを支持棒の中心部近傍
に吹き付けると共に、順次屈折率の低い溶液の吹き付け
範囲を中心部から外周部に向って異なるようにし、光フ
ァイバ母材の中心から外径方向に向ってその屈折率を漸
次降下し、GI型屈折率分布を有するプラスチック光フ
ァイバ母材16を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック光ファイ
バ母材の製造方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】コアも
クラッドも共にプラスチックの光ファイバは、光信号の
送受を行う例えば電子装置間において、その伝送損失が
問題とされない近距離の光伝送路として、ガラスファイ
バと比べて使いやすく低価格なために、多用されてお
り、特にLAN,ISDN等の次世代通信網構想におい
て重要となっている。
【0003】従来においては、図5に示すようにこのプ
ラスチック光ファイバ01は、コア02にPMMA(ポ
リメチルメタクリレート樹脂),PC(ポリカーボネー
ト樹脂)又はこれらの共重合樹脂等を用い、クラッド0
3にフッ素樹脂を用いてなる図5(B)に示すような屈
折率分布を有する、ステップインデックス(SI)型光
ファイバが実用化されている。
【0004】また、このSI型光ファイバに対して時間
当りの情報量を多量に送れる、図5(C)に示すような
屈折率分布を有する、グレートインデックス(GI)型
光ファイバは、例えば特公昭52−5857号,特公昭
54−30301号,特開昭61−130904号,特
開昭61−162008号等の各公報等に開示されてい
るが、製造上等の観点から種々の問題があり、未だ所望
のものが得られていない。
【0005】すなわち、従来においては、反応性の差
や、ゲル効果等を利用して屈折率分布を形成するため、
所望の屈折率を得るためには、母材の大きさや、材料の
種類等が大きく制限されていた。従って、量産化が困難
であったり、伝送特性,信頼性に優れた材料を得ること
ができないという問題が生じた。また、従来においては
反応を自由に制御することが困難なため、理想的なGI
型の屈折率分布を有するファイバを歩留り良く得ること
ができなかった。
【0006】さらに、特開平2−16504号公報に
は、屈折率の異なる2種以上の重合性混合物の積層状物
を同心円状に押し出す手法が開示されているが、以下の
ような問題がある。すなわち、積層押し出し法であるた
め、10層程度の押し出しステップしか形成できず、こ
の結果得られる屈折率分布は階段状のものとなり、多く
の情報量を送ることができない。また、押し出し後に単
量体を拡散させ、連続したなめらかな屈折率分布とする
ことも提案されるが、この場合には、工程が増え生産性
が悪化し、さらに拡散という制御の困難な操作を行うた
め、理想的なGI型屈折率分布を得ることができないと
いう問題がある。
【0007】一方、本出願人も円筒内に屈折率差の異な
る二種の材料を注入して遠心力作用下で重合積層させる
ことを繰返して屈折率が連続的に変化するプラスチック
光ファイバ用プリフォームの製造方法について先に提案
したが(特開昭60−119509号公報参照)、所望
の設計値通りに屈折率を管理するために手間がかかり、
廉価に製造できないという問題がある。
【0008】本発明は上記問題に鑑み、所望の屈折率変
化を有し、且つ製造が簡易で廉価となるプラスチック光
ファイバの製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明に係る第1のプラスチック光ファイバの製造方法は、
鉛直軸回りに回転する支持棒の下端部に有機材料を噴霧
し、堆積・乾燥させ徐々に支持棒を引き上げてプラスチ
ック光ファイバ母材を製造する方法において、重合体A
(屈折率:Na)と、この重合体Aとは屈折率が異なる
化合物B(屈折率:Nb)とを用い、これらの配合比が
異なる二種以上の溶液を作製し、屈折率が高い溶液を支
持棒の中心部近傍に吹き付けると共に、順次屈折率の低
い溶液の吹き付け範囲を中心部から外周部に向って異な
るようにし、光ファイバ母材の中心から外径方向に向っ
てその屈折率を漸次降下してなる屈折率分布を形成する
ことを特徴とする。
【0010】また、第2の製造方法としては、鉛直軸回
りに回転し且つ鉛直軸と直交する平滑面を有する基板の
当該平滑面の表面に有機材料を噴霧し、堆積・乾燥させ
徐々にプラスチック光ファイバ母材を製造する方法にお
いて、重合体A(屈折率:Na)と、この重合体Aとは
屈折率が異なる化合物B(屈折率:Nb)とを用い、こ
れらの配合比が異なる二種以上の溶液を作製し、屈折率
が高い溶液を平滑面の中心部近傍に吹き付けると共に、
順次屈折率の低い溶液の吹き付け範囲を中心部から外周
部に向って異なるようにし、光ファイバ母材の中心から
外径方向に向ってその屈折率を漸次降下してなる屈折率
分布を形成することを特徴とする。
【0011】上記構成において、重合体A又は及び化合
物Bが光重合物質であると共に、エネルギ線の照射によ
り光重合してなることを特徴とする。
【0012】一方、本発明に係る第1のプラスチック光
ファイバの製造装置の構成は、支持棒を鉛直軸回りに回
転自在に把持し且つ該支持棒を鉛直方向に引き上げる引
上げ装置と、上記支持棒の下端部近傍に屈折率の異なる
二種以上の有機材料を噴霧する噴霧装置と、支持棒の下
端部に堆積した有機材料を加熱して溶媒を除去する乾燥
装置とを具備することを特徴とする。
【0013】また、第2のプラスチック光ファイバの製
造装置の構成は、鉛直軸と直交する平滑面を有する基板
を回転自在に支持し且つ該基板を鉛直方向に引き下げる
引下げ装置と、上記基板の平滑面上に屈折率の異なる二
種以上の有機材料を噴霧する噴霧装置と、基板の平滑面
上に堆積した有機材料を加熱して溶媒を除去する乾燥装
置とを具備することを特徴とする。
【0014】上記構成において、屈折率が異なる有機材
料を噴霧する複数の噴霧ノズルを有すると共に、該ノズ
ルの噴霧領域が光ファイバ母材の中心部から外周部に向
って順次異なるようにしてもよい。さらに、紫外線照射
装置を設けてもよい。
【0015】以下、本発明の内容を説明する。
【0016】図1は本発明に係る第1のプラスチック光
ファイバ製造装置の概略図である。同図に示すように、
本装置は、支持棒11を回転自在に把持し且つ該支持棒
11を鉛直軸方向に引き上げる引上げ装置(図示せず)
と、上記支持棒11の下端部11a近傍に屈折率の異な
る二種以上の有機材料を噴霧するノズル12a,12b
を有する噴霧装置12と、支持棒11の下端部11aに
堆積した有機材料を加熱して溶媒を除去する乾燥装置1
3とを具備するものである。
【0017】ここで本発明の有機材料の一種である重合
体(以下「重合体A」という)とは、メチルメタクリレ
ートの単独重合体(ポリメチルメタクリレート:PMM
A)、ポリカーボネート(PC)、及び例えば単官能の
(メタ)アクリレート類,弗素化アルキル(メタ)アク
リレート類,多官能(メタ)アクリレート類,多官能
(メタ)アクリレート類,アクリル酸,メタクリル酸,
スチレン,クロルスチレン等の単量体とメチルメタクリ
レートとの透明な共重合体をいう。
【0018】尚、上述したものの内で、代表的な重合体
Aとしては、ポリメテルメタクリレート(n=1.49
2),ポリカーボネート(n=1.59)を用いるのが好
適である。
【0019】また、上記重合体Aの屈折率(Na)と異
なる屈折率を有する化合物B(屈折率:Nb)とは、重
合体Aの屈折率(Na)よりも低い屈折率を有する材料
であっても、高い屈折率を有する材料であってもよく、
単量体に限定されることはない。
【0020】ここで、重合体Aをポリメチルメタクリレ
ート(PMMA)(Na:n=1.49)とした場合にお
ける材料の具体例としては、低屈折率の材料としては、
例えば酢酸ヘキシル(Nb:n=1.408),フタル酸
ビス(3,5,5−トリメチルヘキシル)(n=1.48
7),フタル酸ビス(2−メチルヘキシル)(n=1.4
86),酢酸ヘキシル(n=1.408)等を例示するこ
とができる。また、一方の高屈折率の材料としては、例
えばフタル酸ブチルベンジルエステル(Nb:n=1.5
36),フタル酸ブチルベンジルエステル(n=1.53
6),酢酸2−フェニルエテル(n=1.51),フタル
酸ジメチル(n=1.515),ジフェニルスルフィド
(n=1.635),安息香酸ビニル(n=1.577),
ベンジルメタクリレート(n=1.568),フタル酸ジ
アリル(n=1.518)等を例示することができる。
尚、上述したものの中で安息香酸ビニル,ベンジルメタ
クリレート,フタル酸ジアリルは重合性の材料である。
【0021】上述した本発明方法は、製造工程において
特異な化学反応を使用しないので、作製する母材の大き
さや材料の種類を任意に選定することができる。従っ
て、特性の優れた材料を使用し、生産システムに適した
大きさの母材を容易に製造でき、所望の母材の量産化が
可能となる。特に、伝送特性的に優れた非重合性の材料
を、重合体Aとは異なる屈折率を有する材料として選ぶ
ことができる点で、本製造方法は優れている。
【0022】次に、プラスチック光ファイバ用母材を製
造する一例を図1を参照して説明する。重合体Aと化合
物Bとを用い、濃度の異なる二種類の噴霧溶液を作製
し、これらの内で、屈折率の高い溶液14aを第1供給
タンク15aに、屈折率の低い溶液14bを第2供給タ
ンク15bに各々注入する。
【0023】そして、図1に示すように支持棒11の中
心側に向って屈折率の高い溶液14aをノズル12aか
ら吹き付けると共に、屈折率の低い溶液14bをノズル
12bから外周側に向って吹き付けることで、屈折率が
漸次異なる液を支持棒の下端部11a堆積させ、次いで
又は同時に、乾燥装置13によって溶媒を除去し、支持
棒11を徐々に上昇して漸次屈折率が変化した噴射原料
を堆積させ、母材の中心から外径方向に向って屈折率が
漸次降下してなる光ファイバ母材16を形成する。尚、
本実施例においては、屈折率の高い溶液14aと屈折率
の低い溶液14bとを用い、各々噴き付け範囲を重複さ
せることにより、図3(B)に示すようなみかけ上中心
から外周に亙って漸次屈折率が変化するようにしている
が、さらに複数の屈折率が異なる溶液を用いて噴霧する
ようにしてもよい。
【0024】図4(A)は、このようにして得られたプ
ラスチック光ファイバ母材16を示し、図4(B)はそ
のGI型の屈折率分布を示す。
【0025】上述したようにして得られた光ファイバ母
材は、通常の線引き操作、例えば当該光ファイバ母材を
鉛直状態に保持して加熱溶融し、所望のプラスチック光
ファイバを得る。
【0026】尚、噴霧溶液は、上述した重合体Aと、該
重合体Aと屈折率が異なる化合物Bとを、適宜組合せて
少なくとも二種類以上のものを作製すればよい。また、
噴霧位置は支持棒11の中央部近傍に高屈折率の噴霧溶
液を噴霧し、屈折率が低くなるに従ってその噴霧範囲を
一部重なりつつ外側へ順次移動させることで、屈折率が
漸次変化した堆積を行うことができる。
【0027】さらに、重合体A又は化合物Bの少なくと
も一方が光重合物質とし、紫外線等のエネルギ線の照射
によって光重合して所定の屈折率分布を固定するように
してもよい。特に、光重合させるのに用いる開始剤が光
エネルギーにより異種原子間で開裂するものであるのが
望ましい。このように光重合させた場合には、熱等に起
因する屈折率分布に経時的変化が無く、特に高温・高熱
が発生する領域内における使用に用いて好適なものとな
る。
【0028】図2は、上述した支持棒の下部に堆積させ
て母材を作る方法とは別の本発明に係る第2の堆積方法
の一例を示すものであり、同図中、符号21は鉛直方向
の回転軸を中心として回転し、軸方向に降下自在な基
板、22は該鉛直軸と直交する方向に平滑な表面で原料
を堆積する堆積面を各々図示する。尚、ノズル12a,
12b乾燥装置13及び供給タンク15a,15bは図
1のものと同様である。
【0029】上記構成において、プラスチック光ファイ
バ用母材を製造する一例を図2,図3を参照して説明す
る。重合体Aと化合物Bとを用い、濃度の異なる二種類
の噴霧溶液を作製し、これらの内で、屈折率の高い溶液
14aを第1供給タンク15aに、屈折率の低い溶液1
4bを第2供給タンク15bに各々注入する。
【0030】そして、図3(A),(B)に示すように
堆積面22の中心側に向って屈折率の高い溶液14aを
ノズル12aから吹き付けると共に、屈折率の低い溶液
14bをノズル12bから外周側に向って吹き付けるこ
とで、みかけ上図3(B)に示すような屈折率が漸次異
なる屈折率分布を有する液を堆積面22に堆積させ、次
いで又は同時に、乾燥装置13によって溶媒を除去し、
基板21を徐々に降下して漸次屈折率が変化した噴射原
料を堆積させ、母材の中心から外径方向に向って屈折率
が漸次降下してなる光ファイバ母材16を形成する。
【0031】得られたプラスチック光ファイバ母材16
は図4(B)に示すそのGI型の屈折率分布を有してい
た。
【0032】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を説明する。
【0033】(実施例1)前述した図1を参照して実施
例1を説明する。透明な重合体Aとしては、ポリメチル
メタクリレート(PMMA;屈折率(Na)=1.49
0)を用い、溶媒としては溶剤(テトラヒドロフラン:
THF)を用い、所定割合で溶解した。材料Bとしては
重合体Aより低い屈折率を有する酢酸ヘキシルエチル
(屈折率(Nb)=1.408)をTHFに溶解し、これ
らにより屈折率の異なる噴霧溶液[高屈折率の溶液15
a(屈折率na=1.449),低屈折率の溶液15b
(屈折率na=1.408)]を作製した。上記得られた
屈折率の異なる溶液14a,14bをノズル12a,1
2bから噴霧し支持棒11の下端部11aに堆積させ乾
燥した。この結果、母材の中心から外周方向に向って屈
折率が漸次降下していく、図4(A),(B)に示す、
GI型屈折率分布を有するプラスチック光ファイバ母材
16を得た。
【0034】(実施例2)実施例1と同様に、前述した
図1を参照して実施例2を説明する。透明な重合体Aと
して、ポリメチルメタクリレート(PMMA;屈折率
(Na)=1.490)を用い、この重合体Aの屈折率
(Na)より高い屈折率を有する材料として、酢酸ブチ
ルベンジルエステル(屈折率(n)=1.536)を用
い、この両者を適宜配合して噴霧溶液[高屈折率の溶液
14a(屈折率n=1.472),低屈折率の溶液14b
(屈折率n=1.449)]を得た。上記得られた溶液1
4a,14bを用い図1に示す方法にて堆積したとこ
ろ、母材の中心から外周方向に向って屈折率が漸次降下
していく、図4(A),(B)に示す、GI型屈折率分
布を有するプラスチック光ファイバ母材16を得た。
【0035】
【発明の効果】以上、実施例と共に述べたように本発明
によれば、従来の方法では極めて困難であった屈折率分
布の制御を容易で且つ簡易な方法で、均質なGI型のプ
ラスチック光ファイバ母材を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転引き上げ式堆積方法の概略図である。
【図2】回転降下式堆積方法の概略図である。
【図3】堆積方法の概略説明図である。
【図4】プラスチック母材とその屈折率分布図である。
【図5】(A)はプラスチック母材の概略図であり、
(B)はSI型の屈折率分布図、(C)はGI型の屈折
率分布図である。
【符号の説明】
11 支持棒 12 噴霧装置 13 乾燥装置
フロントページの続き (72)発明者 松田 裕男 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直軸回りに回転する支持棒の下端部に
    有機材料を噴霧し、堆積・乾燥させ徐々に支持棒を引き
    上げてプラスチック光ファイバ母材を製造する方法にお
    いて、 重合体A(屈折率:Na)と、この重合体Aとは屈折率
    が異なる化合物B(屈折率:Nb)とを用い、これらの
    配合比が異なる二種以上の溶液を作製し、屈折率が高い
    溶液を支持棒の中心部近傍に吹き付けると共に、順次屈
    折率の低い溶液の吹き付け範囲を中心部から外周部に向
    って異なるようにし、 光ファイバ母材の中心から外径方向に向ってその屈折率
    を漸次降下してなる屈折率分布を形成することを特徴と
    するプラスチック光ファイバ母材の製造方法。
  2. 【請求項2】 鉛直軸回りに回転し且つ鉛直軸と直交す
    る平滑面を有する基板の当該平滑面の表面に有機材料を
    噴霧し、堆積・乾燥させ、徐々に基板を引き下げてプラ
    スチック光ファイバ母材を製造する方法において、 重合体A(屈折率:Na)と、この重合体Aとは屈折率
    が異なる化合物B(屈折率:Nb)とを用い、これらの
    配合比が異なる二種以上の溶液を作製し、屈折率が高い
    溶液を平滑面の中心部近傍に吹き付けると共に、順次屈
    折率の低い溶液の吹き付け範囲を中心部から外周部に向
    って異なるようにし、 光ファイバ母材の中心から外径方向に向ってその屈折率
    を漸次降下してなる屈折率分布を形成することを特徴と
    するプラスチック光ファイバ母材の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、重合体A又は
    及び化合物Bが光重合物質であると共に、エネルギ線の
    照射により光重合してなることを特徴とするプラスチッ
    ク光ファイバ母材の製造方法。
  4. 【請求項4】 支持棒を鉛直軸回りに回転自在に把持し
    且つ該支持棒を鉛直方向に引き上げる引上げ装置と、上
    記支持棒の下端部近傍に屈折率の異なる二種以上の有機
    材料を噴霧する噴霧装置と、支持棒の下端部に堆積した
    有機材料を加熱して溶媒を除去する乾燥装置とを具備す
    ることを特徴とするプラスチック光ファイバ母材の製造
    装置。
  5. 【請求項5】 鉛直軸と直交する平滑面を有する基板を
    回転自在に支持し且つ該基板を鉛直方向に引き下げる引
    下げ装置と、上記基板の平滑面上に屈折率の異なる二種
    以上の有機材料を噴霧する噴霧装置と、基板の平滑面上
    に堆積した有機材料を加熱して溶媒を除去する乾燥装置
    とを具備することを特徴とするプラスチック光ファイバ
    母材の製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において、屈折率が異な
    る有機材料を噴霧する複数の噴霧ノズルを有すると共
    に、該ノズルの噴霧領域が光ファイバ母材の中心部から
    外周部に向って順次異なるようにしたことを特徴とする
    プラスチック光ファイバ母材の製造装置。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6において、母材表面へ紫外
    線を照射する紫外線照射装置を配してなることを特徴と
    するプラスチック光ファイバ母材の製造装置。
JP5144677A 1993-06-16 1993-06-16 プラスチック光ファイバ母材の製造方法及び装置 Withdrawn JPH075329A (ja)

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