JP3291241B2 - 自動車のリフトアップ支持構造 - Google Patents

自動車のリフトアップ支持構造

Info

Publication number
JP3291241B2
JP3291241B2 JP10723698A JP10723698A JP3291241B2 JP 3291241 B2 JP3291241 B2 JP 3291241B2 JP 10723698 A JP10723698 A JP 10723698A JP 10723698 A JP10723698 A JP 10723698A JP 3291241 B2 JP3291241 B2 JP 3291241B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lift
frame
cross member
vehicle body
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10723698A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11301525A (ja
Inventor
俊彦 角地
泰 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP10723698A priority Critical patent/JP3291241B2/ja
Publication of JPH11301525A publication Critical patent/JPH11301525A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3291241B2 publication Critical patent/JP3291241B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の点検整備
を行う際に車体フレームをリフトアームによりリフトア
ップする場合の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、サービス工場等において自動車
の点検整備を行う場合、リフト装置により車体全体をリ
フトアップし、この状態で車体下回りの整備作業を行う
場合がある。この種のリフト装置として、自動車の左,
右側方にそれぞれ立設された支柱に一対のリフトアーム
を昇降可能に配設し、該各リフトアームにより車体フレ
ームの下面を支持し、この状態でリフトアップする、い
わゆる2柱式リフト装置が一般的に用いられている。
【0003】このような車体フレームの前側をリフトア
ップする場合、従来、図6に示すように、車幅方向に延
びるフロアクロスメンバ50の両端部50aのロッカパ
ネル51との接合部,もしくは接合部近傍をリフトアー
ム52の支持部53により支持するのが一般的である。
また車体フレーム後側のリフトアップは、リヤサスペン
ション装置のロアアームの支持ブラケットを支持するの
が一般的である。
【0004】ところで、上記ロッカパネル51に配設さ
れたドア55の下縁部55aに飛び石等から保護するた
めにサイドストーンガード56を取付ける場合がある。
この場合、ストーンガード56がドア下縁部55aから
下方に延びることから、リフトアップ時にリフトアーム
52がストーンガード56に干渉するという問題が生じ
る。
【0005】このためクロスメンバ50の底壁50bに
ブラケット60をボルト締め固定し、該ブラケット60
をリフトアーム52の支持部53により支持することに
よりストーンガード56との干渉を回避させることが考
えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記ブラケッ
ト60をクロスメンバ50の底壁50bに設定する場
合、該底壁50bだけで車体重量を受けることになり、
しかもリフトブラケット60はサイドメンバ61より車
外側に位置することから、極端な場合にはクロスメンバ
50の端部50aが撓んだり,底壁50bが撓んだりす
るおそれがある(図6の二点鎖線参照)。
【0007】また上記従来構造では、ストーンガード5
6との干渉を回避するにはリフトブラケット60の軸長
さhを長くする必要があり、リフトアップ時の車体姿勢
が不安定になるおそれがある。
【0008】本発明は上記従来の状況に鑑みてなされた
もので、リフトアップする際の車体の支持剛性を向上で
き、かつリフトアップ時の車体支持を安定して行える自
動車のリフトアップ支持構造を提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両前後方向
に延びる左,右のサイドメンバの前部に車幅方 向に延
びるクロスメンバを結合し、平面視で大略矩形状をなす
サブフレームの左,右前端部を上記各サイドメンバの前
端部下面に、左,右後端部をクロスメンバの両端部下面
にそれぞれボルト締め固定してなる車体フレームをリフ
トアームにより支持してリフトアップするようにした自
動車のリフトアップ支持構造において、上記リフトアー
ムにより支持されるリフトブラケットを、上記サブフレ
ームの左,右後端部に配設するとともに、上記左,右の
サイドメンバの略真下に位置させ、該サブフレームとと
もに上記クロスメンバにボルトにより共締め固定したこ
とを特徴としている。
【0010】
【発明の作用効果】本発明に係る支持構造によれば、リ
フトブラケットをサブフレームとクロスメンバとの結合
部に共締め固定したので、リフトアップによる車体重量
はサブフレームとクロスメンバとで受けることとなり、
またリフトブラケットはサイドメンバの略真下に位置す
ることとなる。これにより車体剛性の最も高い部位でリ
フトアップすることとなり、支持剛性を向上でき、従来
のクロスメンバの撓みの問題を解消できる効果がある。
【0011】またリフトブラケットをクロスメンバのサ
ブフレームに配設したので、該サブフレームの上下長さ
の分だけリフトブラケットを短くでき、ストーンガード
との干渉を無理なく回避でき、またリフトアップ時の車
体の支持姿勢を安定して行える効果がある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1ないし図5は、本発明の
一実施形態による自動車のリフトアップ支持構造を説明
するための図であり、図1,図2は車体フレームのリフ
トアップ支持部分の断面図,側面図、図3は車体フレー
ムの分解斜視図、図4,図5は車体のリフトアップ状態
を示す模式側面図,平面図である。
【0013】図において、1は自動車の車体下部を構成
する車体フレームであり、該車体フレーム1は車両前後
方向に延びる左, 右のサイドメンバ2,2の前端間に車
幅方向に延びるフロントクロスメンバ3,前部間にフロ
アクロスメンバ4,後端間にリヤクロスメンバ5をそれ
ぞれ接合した概略構造のものである。
【0014】また上記左, 右のサイドメンバ2の前端面
にはフロントバンパ取付け用のフロントリインホースメ
ント6がボルト締め固定されており、各サイドメンバ2
の前端部外側壁には前輪懸架装置の緩衝器を支持するサ
スペンションタワー8,8が接合されている。また各サ
イドメンバ2とフロアクロスメンバ4との間にはリイン
ホースメント7,7が架け渡してボルト締め固定されて
おり、このリインホースメント7は衝突時のエネルギー
をクロスメンバ4に逃がすことによりサイドメンバ2の
左, 右への折れを防止するためのものである。
【0015】上記フロアクロスメンバ4は前壁部4a,
後壁部4b,底壁部4eからなる横断面ハット状のもの
であり、前壁部4a,後壁部4bの左, 右両端部には凹
部4cが切り欠き形成されている。この凹部4c内にサ
イドメンバ2が挿入されており、該サイドメンバ2には
凹部4cの周縁に形成されたフランジ4dが接合されて
いる。
【0016】またクロスメンバ4の左, 右両端部には足
載せステップ9,9が接続されており、該ステップ9の
下面には車体後方に延びるロッカパネル10が配設され
ている。このロッカパネル10はロッカインナ10aと
ロッカアウタ10bとを閉断面をなすように大略角筒状
に接合するとともに、内部に同様の角筒状のリインホー
スメント11を配設した構造のものである。
【0017】上記ロッカパネル10はドア開口の下縁を
構成しており、該ドア開口にはフロントドア12が配設
されている。なお、フロントドア12の後方にはスライ
ド式のリヤドア(不図示)が配設されている。上記フロ
ントドア12はインナパネル12aとアウタパネル12
bとを最中状に接合してなるものであり、ロッカパネル
10の前端に接合されたフロントピラー(不図示)にヒ
ンジ結合されている。また上記アウタパネル12bの下
縁部には飛び石等から保護するための樹脂製サイドスト
ーンガード13が取付け板14,クリップ15を介して
取付け固定されており、該サイドストーンガード13は
ロッカパネル10の下面より下方に延びている。
【0018】上記左, 右のサイドメンバ2,及びクロス
メンバ4の上面にはフロアパネル16が接合されてお
り、該フロアパネル16の上面には、不図示のシートが
配設され、該シートの下方にはエンジンユニットが搭載
されている。
【0019】上記左, 右のサイドメンバ2の前部下方に
はサブフレーム20が配設されている。このサブフレー
ム20は、前後方向に延びる左, 右のフレーム本体2
1,21の前端部間に前側クロスメンバ22を、後端部
間に後側クロスメンバ23をそれぞれ接合してなる平面
視で大略矩形状のもであり、該サブフレーム20には差
動歯車装置が内蔵されたデフケース25,ステアリング
ギヤ装置が内蔵されたギヤボックス26等の前輪懸架駆
動装置が搭載されている。
【0020】上記フレーム本体21は下向きに開口する
横断面ハット状のフレーム21aに板部材21bを閉断
面をなすように接合した筒状のもので、これの前端部は
上方に大きく起立して上記サイドメンバ2の前端部下面
に近接している。また後端部は上方に少し起立して上記
クロスメンバ4の左, 右両端部の底壁部4eに近接して
いる。
【0021】上記サブフレーム20の左, 右のフレーム
本体21の前端部は上記サイドメンバ2の底壁2aに弾
性ブッシュ27を介在させてボルト28により締結固定
されている。また各フレーム本体21の後端部は上記ク
ロスメンバ4の底壁4eに弾性ブッシュ30を介在させ
てボルト31により締結固定されている。
【0022】上記フレーム本体21内のフレーム21a
と板部材21bとの間には円筒状のスペーサ35が配設
されており、該スペーサ35にはボルト31が挿通して
いる。またクロスメンバ4の底壁4eの上面とナット3
1aとの間には大略皿状のリインホースメント36が介
在されており、これによりサブフレーム20取付け部に
おける面剛性を高めている。
【0023】上記左,右のフレーム本体21の後端部に
はリフトブラケット33が配設され、該左,右のリフト
ブラケット33は上記サイドメンバ2の略真下に位置し
ている。このリフトブラケット33はカップ状に形成さ
れており、該ブラケット33の底部33aにはボルト孔
33bが形成されている。そしてリフトブラケット33
の底部33aは上記フレーム本体21とともに、クロス
メンバ4にボルト31により共締め固定されている。上
記リフトブラケット33の下面は上記ストーンガード1
3の下縁より若干下方に突出している。
【0024】次に本実施形態の作用効果について説明す
る。本実施形態の自動車の点検整備を行うには、図4,
図5に示すように、2柱式リフト装置40により行うこ
ととなる。このリフト装置40は、自動車の車幅に対応
する間隔でもって2本の支柱41,14を立設し、各支
柱41,41に一対のリフトアーム42,43を昇降可
能に配設して構成されている。
【0025】そして上記支柱41,41の間に車体1a
を移動させ、各前側リフトアーム42の支持部42aを
両リフトブラケット33に合わせ、後側のリフトアーム
43の支持部43aをリヤサスペンション装置のロアア
ーム45を揺動可能に支持するブラケット46に合わせ
る。この状態でリフトアーム42,43を上昇させて車
体1aをリフトアップし、この状態で車体下回りの整備
を行う。
【0026】本実施形態によれば、上記リフトアーム4
2により支持されるリフトブラケット33を、サブフレ
ーム20の左, 右のフレーム本体21の後端部に配設
し、該フレーム本体21とともに、クロスメンバ4にボ
ルト31により共締め固定したので、リフトアップ時の
車体重量はサブフレーム20とクロスメンバ4とで受け
ることとなり、従来のクロスメンバの底壁だけで受ける
場合に比べて支持剛性を向上できる。
【0027】また上記リフトブラケット33の取付けの
略垂直上方には前後方向に延びるサイドメンバ2が通っ
ており、これにより車体剛性の最も高い部位でリフトア
ップすることとなり、この点からも支持剛性を向上で
き、従来のようなクロスメンバの撓みの問題を解消でき
る。また上記リフトブラケット33を共締めしたので、
部品点数が増えるのを抑制できる。
【0028】上記リフトブラケット33をクロスメンバ
4とサブフレーム29との結合部に重ねて配置したの
で、該サブフレーム20の厚さの分だけリフトブラケッ
ト33の軸長さh1を従来のブラケットより略1/2に
短くできる。その結果、ストーンガード13との干渉を
無理なく回避できるとともに、リフトアップ時の車体支
持を安定して行うことができる。
【0029】なお、上記実施形態では、2柱式リフトを
例に説明したが、本発明はこれに限られるものではな
く、1柱,3柱式等のリフトにも勿論適用でき、要は車
体前側をリフトアップする場合であれば本発明を適用で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による自動車のリフトアッ
プ支持構造を説明するための断面図である(図2のI−
I線断面図)。
【図2】上記車体フレームの支持部分の側面図である。
【図3】上記車体フレームの分解斜視図である。
【図4】上記車体フレームのリフトアップ状態の模式側
面図である。
【図5】上記車体フレームのリフトアップ状態の模式平
面図である。
【図6】従来のリフトアップ支持構造の断面図である。
【符号の説明】
1 車体フレーム 2 サイドメンバ 4 クロスメンバ 20 サブフレーム 31 ボルト 33 リフトブラケット 42 リフトアーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/20 B62D 21/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両前後方向に延びる左,右のサイドメ
    ンバの前部に車幅方向に延びるクロスメンバを結合し、
    平面視で大略矩形状をなすサブフレームの左,右前端部
    を上記各サイドメンバの前端部下面に、左,右後端部を
    クロスメンバの両端部下面にそれぞれボルト締め固定し
    てなる車体フレームをリフトアームにより支持してリフ
    トアップするようにした自動車のリフトアップ支持構造
    において、上記リフトアームにより支持されるリフトブ
    ラケットを、上記サブフレームの左,右後端部に配設す
    るとともに、上記左,右のサイドメンバの略真下に位置
    させ、該サブフレームとともに上記クロスメンバにボル
    トにより共締め固定したことを特徴とする自動車のリフ
    トアップ支持構造。
JP10723698A 1998-04-17 1998-04-17 自動車のリフトアップ支持構造 Expired - Fee Related JP3291241B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10723698A JP3291241B2 (ja) 1998-04-17 1998-04-17 自動車のリフトアップ支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10723698A JP3291241B2 (ja) 1998-04-17 1998-04-17 自動車のリフトアップ支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11301525A JPH11301525A (ja) 1999-11-02
JP3291241B2 true JP3291241B2 (ja) 2002-06-10

Family

ID=14453947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10723698A Expired - Fee Related JP3291241B2 (ja) 1998-04-17 1998-04-17 自動車のリフトアップ支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3291241B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009179172A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Kanto Auto Works Ltd 自動車
JP6136982B2 (ja) * 2014-02-27 2017-05-31 マツダ株式会社 車両のサイドシル構造
JP6514248B2 (ja) * 2017-02-17 2019-05-15 本田技研工業株式会社 車体の下部構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11301525A (ja) 1999-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6402172B1 (en) Suspension frame construction
KR102359711B1 (ko) 차량용 서브프레임 장치
KR100599263B1 (ko) 차량용 프론트 서스펜션의 마운팅 구조
JP3291241B2 (ja) 自動車のリフトアップ支持構造
JP3031642B2 (ja) 自動車の前部車体構造
JPS5843443Y2 (ja) 自動車の前輪支持装置
JPH06127435A (ja) リヤアンダボデー構造
KR101220372B1 (ko) 자동차 현가장치의 서브 프레임
JPH0761243A (ja) 自動車の前部構造
JPH11115821A (ja) 車両の下部車体構造
JP2528272Y2 (ja) インストルメントパネルのフレーム取付構造
JPH02117470A (ja) 車両のサスペンションアーム取付構造
JP2600445B2 (ja) 自動車のサイドシル後端部構造
JP2522798B2 (ja) 自動車のステアリング支持構造
JPH0248298Y2 (ja)
JPH0527346Y2 (ja)
JPH0518230Y2 (ja)
JPH0349985Y2 (ja)
KR20130005761A (ko) 차량용 서브프레임의 구조
JPH06278642A (ja) サスペンション用サブフレーム
JP3528355B2 (ja) リヤサスペンション取付部構造
JP2541768Y2 (ja) 自動車の下部車体構造
JP4108309B2 (ja) 自動車のサスペンションロッド支持構造
JPH09272351A (ja) 車両におけるリヤディファレンシャルの支持構造
JPH08310437A (ja) 車両用サブフレーム配設部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020312

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees