JP3291136B2 - 鍵盤楽器 - Google Patents
鍵盤楽器Info
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- keyboard
- cover
- control panel
- panel
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は鍵盤楽器に関し、詳しく
はコントロールパネルの操作に応じて楽音信号を電気的
に発生する楽音発生手段を備えた鍵盤楽器に関する。
はコントロールパネルの操作に応じて楽音信号を電気的
に発生する楽音発生手段を備えた鍵盤楽器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、コントロールパネルの操作に応じ
て楽音信号を電気的に発生する楽音発生手段を備えた鍵
盤楽器としては、例えば特開昭６２−１８２７９７号に
開示されたものが知られている。
て楽音信号を電気的に発生する楽音発生手段を備えた鍵
盤楽器としては、例えば特開昭６２−１８２７９７号に
開示されたものが知られている。
【０００３】この鍵盤楽器は、多数の鍵が配列された鍵
盤と、本体に一端部が回動自在に支持されて鍵盤を覆う
ように開閉動作する鍵盤蓋と、鍵盤蓋の裏面側に彫り込
みが形成され、その彫り込み内に取り付けられたコント
ロールパネルとから構成されている。コントロールパネ
ルには、音量や音色や音響効果等を制御するための楽音
信号を制御装置に出力すべく、制御装置に電気コードに
て接続されている。
盤と、本体に一端部が回動自在に支持されて鍵盤を覆う
ように開閉動作する鍵盤蓋と、鍵盤蓋の裏面側に彫り込
みが形成され、その彫り込み内に取り付けられたコント
ロールパネルとから構成されている。コントロールパネ
ルには、音量や音色や音響効果等を制御するための楽音
信号を制御装置に出力すべく、制御装置に電気コードに
て接続されている。
【０００４】また、実開昭６３−１０９９９４号にも同
様の鍵盤楽器が開示されている。この鍵盤楽器は、鍵盤
蓋の裏面が平坦に形成されており、そのほぼ中央部には
矩形板状のコントロールパネルが取り付けられている。
コントロールパネルには複数のシート状のスイッチが配
設されている。
様の鍵盤楽器が開示されている。この鍵盤楽器は、鍵盤
蓋の裏面が平坦に形成されており、そのほぼ中央部には
矩形板状のコントロールパネルが取り付けられている。
コントロールパネルには複数のシート状のスイッチが配
設されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のコントロールパネルはいずれも鍵盤蓋の裏面側に固
定されているため、鍵盤蓋を開閉する毎にコントロール
パネルと制御装置とを接続する電気コード等が屈曲して
変形する。このため、鍵盤蓋の開閉操作を繰り返し行う
と、電気コードが断線したりパネルに設けたスイッチの
接触が不良となったりして演奏に支障をきたすおそれが
あった。
来のコントロールパネルはいずれも鍵盤蓋の裏面側に固
定されているため、鍵盤蓋を開閉する毎にコントロール
パネルと制御装置とを接続する電気コード等が屈曲して
変形する。このため、鍵盤蓋の開閉操作を繰り返し行う
と、電気コードが断線したりパネルに設けたスイッチの
接触が不良となったりして演奏に支障をきたすおそれが
あった。
【０００６】また、演奏者が演奏中にコントロールパネ
ルのスイッチを押すと鍵盤蓋にもその力が加わるため、
誤って鍵盤蓋が閉じる方向に回動するおそれがあり、こ
の場合演奏者は指を強打する危険性があった。本発明は
上記課題に鑑みなされたものであり、演奏中にコントロ
ールパネルを操作した場合の電気的接続の安定性及び演
奏者の安全性を高めた鍵盤楽器を提供することを目的と
する。
ルのスイッチを押すと鍵盤蓋にもその力が加わるため、
誤って鍵盤蓋が閉じる方向に回動するおそれがあり、こ
の場合演奏者は指を強打する危険性があった。本発明は
上記課題に鑑みなされたものであり、演奏中にコントロ
ールパネルを操作した場合の電気的接続の安定性及び演
奏者の安全性を高めた鍵盤楽器を提供することを目的と
する。
【０００７】
【課題を解決するための手段、作用及び発明の効果】上
記課題を解決するため、本発明の鍵盤楽器は、鍵盤が配
列された楽器本体と、演奏者に対面する位置にて前記楽
器本体に固定されたコントロールパネルと、前記コント
ロールパネルに接続され、該コントロールパネルの操作
に応じて楽音信号を電気的に発生する楽音発生手段と、
両端部が前記コントロールパネルを跨いだ位置にて前記
楽器本体に回動自在に支持され、前記鍵盤に対して開閉
可能な鍵盤蓋と、前記鍵盤蓋に設けられ、該鍵盤蓋を閉
じた状態にて前記コントロールパネルを収容するパネル
収容部と、を備え、前記鍵盤蓋は、鍵盤蓋本体の下部側
に欠き落とし部が形成されるとともに、該鍵盤蓋本体の
表側に鍵盤蓋後付４２が設けられており、前記パネル収
容部は、前記欠き落とし部及び前記鍵盤蓋後付で囲まれ
た空間で形成されていることを特徴とする。
記課題を解決するため、本発明の鍵盤楽器は、鍵盤が配
列された楽器本体と、演奏者に対面する位置にて前記楽
器本体に固定されたコントロールパネルと、前記コント
ロールパネルに接続され、該コントロールパネルの操作
に応じて楽音信号を電気的に発生する楽音発生手段と、
両端部が前記コントロールパネルを跨いだ位置にて前記
楽器本体に回動自在に支持され、前記鍵盤に対して開閉
可能な鍵盤蓋と、前記鍵盤蓋に設けられ、該鍵盤蓋を閉
じた状態にて前記コントロールパネルを収容するパネル
収容部と、を備え、前記鍵盤蓋は、鍵盤蓋本体の下部側
に欠き落とし部が形成されるとともに、該鍵盤蓋本体の
表側に鍵盤蓋後付４２が設けられており、前記パネル収
容部は、前記欠き落とし部及び前記鍵盤蓋後付で囲まれ
た空間で形成されていることを特徴とする。
【０００８】かかる鍵盤楽器は、鍵盤蓋とコントロール
パネルとが独立して楽器本体に支持されているため、コ
ントロールパネルと楽音発生手段とを接続するコード等
は鍵盤蓋の開閉を行ったとしても屈曲されることはな
く、従って、鍵盤蓋の開閉を繰り返し行うことに起因す
るコード等の断線や接触不良等の不具合が解消され電気
的安定性が確保される。また、コントロールパネルを操
作したとしてもその操作力により鍵盤蓋が動くおそれは
ないため、演奏中におけるスイッチ操作も安全に行うこ
とができる。
パネルとが独立して楽器本体に支持されているため、コ
ントロールパネルと楽音発生手段とを接続するコード等
は鍵盤蓋の開閉を行ったとしても屈曲されることはな
く、従って、鍵盤蓋の開閉を繰り返し行うことに起因す
るコード等の断線や接触不良等の不具合が解消され電気
的安定性が確保される。また、コントロールパネルを操
作したとしてもその操作力により鍵盤蓋が動くおそれは
ないため、演奏中におけるスイッチ操作も安全に行うこ
とができる。
【０００９】更に、前記パネル収容部は、前記鍵盤蓋の
裏面側に設けてもよい。ここで鍵盤蓋の裏面とは、鍵盤
蓋を閉じた状態において鍵盤と対向する面をいう。この
場合には鍵盤蓋を閉じた状態で鍵盤楽器の美的外観を損
なうことがない。更にまた、前記コントロールパネル
は、パネル面が演奏者側に傾斜するように斜め上向きに
形成してもよい。この場合には演奏者は椅子に腰掛けた
状態で目線を僅かにずらすだけでパネル面を見渡すこと
ができるためパネル操作を容易に行うことができる。
裏面側に設けてもよい。ここで鍵盤蓋の裏面とは、鍵盤
蓋を閉じた状態において鍵盤と対向する面をいう。この
場合には鍵盤蓋を閉じた状態で鍵盤楽器の美的外観を損
なうことがない。更にまた、前記コントロールパネル
は、パネル面が演奏者側に傾斜するように斜め上向きに
形成してもよい。この場合には演奏者は椅子に腰掛けた
状態で目線を僅かにずらすだけでパネル面を見渡すこと
ができるためパネル操作を容易に行うことができる。
【００１０】
【実施例】図１〜図３は本発明の鍵盤楽器をグランドピ
アノ型の電子ピアノに適用した一例であり、図１は電子
ピアノの斜視図、図２は鍵盤蓋の説明図、図３は鍵盤楽
器の要部説明図である。
アノ型の電子ピアノに適用した一例であり、図１は電子
ピアノの斜視図、図２は鍵盤蓋の説明図、図３は鍵盤楽
器の要部説明図である。
【００１１】本実施例の電子ピアノ１は、ピアノ本体
２、コントロールパネル３、鍵盤蓋４、マイクロコンピ
ュータ５及び音源６等から構成される。電子ピアノ１
は、図１に示すように外観上グランドピアノと略一致し
ている。ピアノ本体２は、ここでは電子ピアノ１からコ
ントロールパネル３、鍵盤蓋４、マイクロコンピュータ
５及び電源６等を除いた残りの部分を指称するものと
し、脚部２１、ペダル部２２、側板２３、棚板２４、拍
子木２５、鍵盤２６、譜面台２７、大屋根２８等を備え
ている。このうち鍵盤２６は、ピアノ本体２の左右の拍
子木２５（図１には左側の拍子木のみ示す）の間に設け
られ、鍵盤２６の左右には側板２３が張り出している。
２、コントロールパネル３、鍵盤蓋４、マイクロコンピ
ュータ５及び音源６等から構成される。電子ピアノ１
は、図１に示すように外観上グランドピアノと略一致し
ている。ピアノ本体２は、ここでは電子ピアノ１からコ
ントロールパネル３、鍵盤蓋４、マイクロコンピュータ
５及び電源６等を除いた残りの部分を指称するものと
し、脚部２１、ペダル部２２、側板２３、棚板２４、拍
子木２５、鍵盤２６、譜面台２７、大屋根２８等を備え
ている。このうち鍵盤２６は、ピアノ本体２の左右の拍
子木２５（図１には左側の拍子木のみ示す）の間に設け
られ、鍵盤２６の左右には側板２３が張り出している。
【００１２】コントロールパネル３は左右の拍子木２５
の間に架設され、そのパネル面３１は演奏者側に傾斜す
るように斜め上向きに形成されている。鍵盤蓋４は、図
２に示すように、断面が略Ｌ字状の鍵盤蓋本体４１と、
鍵盤蓋本体４１の表側に接着された断面が略波状の鍵盤
蓋後付４２と、鍵盤蓋本体４１及び鍵盤蓋後付４２の間
を埋める略三角形状の板材である鍵盤蓋三角４３とから
構成される。
の間に架設され、そのパネル面３１は演奏者側に傾斜す
るように斜め上向きに形成されている。鍵盤蓋４は、図
２に示すように、断面が略Ｌ字状の鍵盤蓋本体４１と、
鍵盤蓋本体４１の表側に接着された断面が略波状の鍵盤
蓋後付４２と、鍵盤蓋本体４１及び鍵盤蓋後付４２の間
を埋める略三角形状の板材である鍵盤蓋三角４３とから
構成される。
【００１３】鍵盤蓋本体４１には、ピアノ本体２の左右
両側の拍子木２５と対向する部分を除いて下部側にて逆
Ｕ字型に欠き落とされた欠き落とし部４１ａが形成され
ている。この鍵盤蓋本体４１は、左右両側に張り出した
ピアノ本体２の側板２３に回動軸４５を介して取り付け
られている。このため、鍵盤蓋４は鍵盤２６に対して開
閉可能である。また、鍵盤蓋本体４１の逆Ｕ字型の欠き
落とし部４１ａ、鍵盤蓋後付４２及び鍵盤蓋三角４３に
より囲まれた空間がパネル収容部４４を構成する。
両側の拍子木２５と対向する部分を除いて下部側にて逆
Ｕ字型に欠き落とされた欠き落とし部４１ａが形成され
ている。この鍵盤蓋本体４１は、左右両側に張り出した
ピアノ本体２の側板２３に回動軸４５を介して取り付け
られている。このため、鍵盤蓋４は鍵盤２６に対して開
閉可能である。また、鍵盤蓋本体４１の逆Ｕ字型の欠き
落とし部４１ａ、鍵盤蓋後付４２及び鍵盤蓋三角４３に
より囲まれた空間がパネル収容部４４を構成する。
【００１４】この鍵盤蓋４は、図３に示すように、コン
トロールパネル３がこのパネル収容部４４に収容される
ように、換言すれば鍵盤蓋４がコントロールパネル３を
跨ぐように、ピアノ本体２の側板２３に回動自在に支持
されている。図４は電子ピアノ１の信号処理系統のブロ
ック図を示す。図４に示すように、信号処理系統は、周
知のＣＰＵ，ＲＯＭ，ＲＡＭ等からなるマイクロコンピ
ュータ５と、このマイクロコンピュータ５に対してキー
データを出力する鍵盤２６と、マイクロコンピュータ５
に対して楽音信号を出力するコントロールパネル３と、
マイクロコンピュータ５からの信号を入力する音源６
と、音源６から出力される音響信号を増幅するアンプ７
と、アンプ７からの増幅信号を発音させるスピーカ８と
から構成されている。マイクロコンピュータ５はピアノ
本体２の内部に設置され、コントロールパネル３、鍵盤
２６、音源６とは図示しない電気コードにより接続され
ている。
トロールパネル３がこのパネル収容部４４に収容される
ように、換言すれば鍵盤蓋４がコントロールパネル３を
跨ぐように、ピアノ本体２の側板２３に回動自在に支持
されている。図４は電子ピアノ１の信号処理系統のブロ
ック図を示す。図４に示すように、信号処理系統は、周
知のＣＰＵ，ＲＯＭ，ＲＡＭ等からなるマイクロコンピ
ュータ５と、このマイクロコンピュータ５に対してキー
データを出力する鍵盤２６と、マイクロコンピュータ５
に対して楽音信号を出力するコントロールパネル３と、
マイクロコンピュータ５からの信号を入力する音源６
と、音源６から出力される音響信号を増幅するアンプ７
と、アンプ７からの増幅信号を発音させるスピーカ８と
から構成されている。マイクロコンピュータ５はピアノ
本体２の内部に設置され、コントロールパネル３、鍵盤
２６、音源６とは図示しない電気コードにより接続され
ている。
【００１５】次に本実施例の作用効果について説明す
る。鍵盤蓋４を閉じた状態（図３（ｂ）の二点鎖線参
照）、即ち鍵盤蓋４が鍵盤２６を覆っている状態では、
鍵盤蓋後付４２の存在により鍵盤蓋本体４１の逆Ｕ字型
の欠き落とし部４１ａは外部から見えないため、鍵盤蓋
４は外観上何ら一般のグランドピアノと変わるところが
ない。但し、鍵盤蓋４の裏側即ち鍵盤２６と対向する側
においては、パネル収容部４４にコントロールパネル３
が収容されている。
る。鍵盤蓋４を閉じた状態（図３（ｂ）の二点鎖線参
照）、即ち鍵盤蓋４が鍵盤２６を覆っている状態では、
鍵盤蓋後付４２の存在により鍵盤蓋本体４１の逆Ｕ字型
の欠き落とし部４１ａは外部から見えないため、鍵盤蓋
４は外観上何ら一般のグランドピアノと変わるところが
ない。但し、鍵盤蓋４の裏側即ち鍵盤２６と対向する側
においては、パネル収容部４４にコントロールパネル３
が収容されている。
【００１６】演奏者が演奏する場合、まず鍵盤蓋４を回
動させて開き、鍵盤２６に対して鍵盤蓋４が所定角度と
なる位置にて停止させる（図２（ｂ）の実線参照）。こ
のとき、鍵盤蓋４にはパネル収容部４４が設けてあるた
め、鍵盤蓋４はコントロールパネル３と干渉し合うこと
なくスムーズに回動する。また、鍵盤蓋４を開いた状態
では、コントロールパネル３のパネル面３１は演奏者と
対向する。
動させて開き、鍵盤２６に対して鍵盤蓋４が所定角度と
なる位置にて停止させる（図２（ｂ）の実線参照）。こ
のとき、鍵盤蓋４にはパネル収容部４４が設けてあるた
め、鍵盤蓋４はコントロールパネル３と干渉し合うこと
なくスムーズに回動する。また、鍵盤蓋４を開いた状態
では、コントロールパネル３のパネル面３１は演奏者と
対向する。
【００１７】演奏者が鍵盤２６を操作すると、鍵盤２６
からのキーデータがマイクロコンピュータ５に出力さ
れ、マイクロコンピュータ５はそのキーデータに応じた
音階を音源６から出力させ、アンプ７を介してスピーカ
８から発音させる。また、演奏者のコントロールパネル
３を操作して例えば音色の設定、リズムパターンの設
定、自動伴奏の設定、ビブラート等の音響効果の設定等
を行うと、マイクロコンピュータ５にその楽音信号が出
力され、マイクロコンピュータ５はそれに応じた音色等
を音源６から出力させ、アンプ７を介してスピーカ８か
ら発音させる。
からのキーデータがマイクロコンピュータ５に出力さ
れ、マイクロコンピュータ５はそのキーデータに応じた
音階を音源６から出力させ、アンプ７を介してスピーカ
８から発音させる。また、演奏者のコントロールパネル
３を操作して例えば音色の設定、リズムパターンの設
定、自動伴奏の設定、ビブラート等の音響効果の設定等
を行うと、マイクロコンピュータ５にその楽音信号が出
力され、マイクロコンピュータ５はそれに応じた音色等
を音源６から出力させ、アンプ７を介してスピーカ８か
ら発音させる。
【００１８】本実施例では、コントロールパネル３が鍵
盤蓋４と独立してピアノ本体２側即ち左右の拍子木２５
の間に架設されているため、コントロールパネル３のパ
ネル面３１を演奏者が押圧したとしても鍵盤蓋４にその
押圧力が及ぶことはなく、従って誤って鍵盤蓋４が閉じ
るおそれもない。これにより、鍵盤蓋にコントロールパ
ネルを取着した従来品において問題となっていた演奏者
が指を強打するという危険性については解消し、パネル
操作の際の演奏者の安全が確保される。
盤蓋４と独立してピアノ本体２側即ち左右の拍子木２５
の間に架設されているため、コントロールパネル３のパ
ネル面３１を演奏者が押圧したとしても鍵盤蓋４にその
押圧力が及ぶことはなく、従って誤って鍵盤蓋４が閉じ
るおそれもない。これにより、鍵盤蓋にコントロールパ
ネルを取着した従来品において問題となっていた演奏者
が指を強打するという危険性については解消し、パネル
操作の際の演奏者の安全が確保される。
【００１９】また、鍵盤蓋４の開閉を繰り返し行ったと
しても、コントロールパネル３とマイクロコンピュータ
５とを接続する電気コードは何ら影響を受けることはな
い。これにより、鍵盤蓋にコントロールパネルを取着し
た従来品において問題となっていた電気コードの断線等
の不具合が発生するおそれはなく、電気的安定性が確保
される。
しても、コントロールパネル３とマイクロコンピュータ
５とを接続する電気コードは何ら影響を受けることはな
い。これにより、鍵盤蓋にコントロールパネルを取着し
た従来品において問題となっていた電気コードの断線等
の不具合が発生するおそれはなく、電気的安定性が確保
される。
【００２０】更に、パネル収容部４４は鍵盤蓋４の裏面
側に設けてあるため、鍵盤蓋４を閉じた状態で美的外観
を損なうことがない。更にまた、コントロールパネル３
のパネル面３１が演奏者側に傾斜するように斜め上向き
に形成されているため、演奏者は椅子に腰掛けた状態で
目線を僅かにずらすだけでパネル面３１を見渡すことが
できる。従って、パネル操作を容易に行うことができ
る。
側に設けてあるため、鍵盤蓋４を閉じた状態で美的外観
を損なうことがない。更にまた、コントロールパネル３
のパネル面３１が演奏者側に傾斜するように斜め上向き
に形成されているため、演奏者は椅子に腰掛けた状態で
目線を僅かにずらすだけでパネル面３１を見渡すことが
できる。従って、パネル操作を容易に行うことができ
る。
【００２１】ここで、上記実施例のマイクロコンピュー
タ５と音源６が本発明の楽音発生手段に相当する。尚、
本発明は上記実施例に何ら限定されることなく、本発明
の技術的範囲において種々の態様で実施できることはい
うまでもない。
タ５と音源６が本発明の楽音発生手段に相当する。尚、
本発明は上記実施例に何ら限定されることなく、本発明
の技術的範囲において種々の態様で実施できることはい
うまでもない。
【００２２】例えば、上記実施例では鍵盤蓋４は鍵盤蓋
本体４１、鍵盤蓋後付４２、鍵盤蓋三角４３から構成さ
せる以外に、図５に示すように、一塊の木材を加工成形
した鍵盤蓋１０４としてもよい。この場合も上記実施例
と同様のパネル収容部１４４が形成されているため、上
記実施例と同様の作用効果が得られる。
本体４１、鍵盤蓋後付４２、鍵盤蓋三角４３から構成さ
せる以外に、図５に示すように、一塊の木材を加工成形
した鍵盤蓋１０４としてもよい。この場合も上記実施例
と同様のパネル収容部１４４が形成されているため、上
記実施例と同様の作用効果が得られる。
【００２３】また、上記実施例ではパネル収容部４４は
逆Ｕ字型の欠き落とし部４１ａ、鍵盤蓋後付４２、鍵盤
蓋三角４３により囲まれる空間としたが、鍵盤蓋が開閉
する際コントロールパネルと干渉しない空間形状であれ
ば特にその形状を限定するものではない。
逆Ｕ字型の欠き落とし部４１ａ、鍵盤蓋後付４２、鍵盤
蓋三角４３により囲まれる空間としたが、鍵盤蓋が開閉
する際コントロールパネルと干渉しない空間形状であれ
ば特にその形状を限定するものではない。
【図１】 電子ピアノの斜視図である。
【図２】 鍵盤蓋の説明図であり、図２（ａ）は鍵盤蓋
の斜視図、図２（ｂ）はＡ−Ａ断面図である。
の斜視図、図２（ｂ）はＡ−Ａ断面図である。
【図３】 鍵盤楽器の要部説明図であり、図３（ａ）は
要部斜視図、図３（ｂ）はＢ−Ｂ断面図である。
要部斜視図、図３（ｂ）はＢ−Ｂ断面図である。
【図４】 信号処理系統のブロック図である。
【図５】 他の鍵盤蓋の断面図である。
１・・・電子ピアノ、 ２・・・ピアノ本
体、３・・・コントロールパネル、 ４・・・鍵盤
蓋、５・・・マイクロコンピュータ、 ６・・・音源、
２３・・・側板、 ２５・・・拍子木、
２６・・・鍵盤、 ３１・・・パネル
面、４１・・・鍵盤蓋本体、 ４１ａ・・・欠
き落とし部、４２・・・鍵盤蓋後付、 ４３・
・・鍵盤蓋三角、４４・・・パネル収容部、
体、３・・・コントロールパネル、 ４・・・鍵盤
蓋、５・・・マイクロコンピュータ、 ６・・・音源、
２３・・・側板、 ２５・・・拍子木、
２６・・・鍵盤、 ３１・・・パネル
面、４１・・・鍵盤蓋本体、 ４１ａ・・・欠
き落とし部、４２・・・鍵盤蓋後付、 ４３・
・・鍵盤蓋三角、４４・・・パネル収容部、
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G10H 1/32 G10B 3/00 G10C 3/02
Claims (2)
- 【請求項１】 鍵盤が配列された楽器本体と、 演奏者に対面する位置にて前記楽器本体に固定されたコ
ントロールパネルと、 前記コントロールパネルに接続され、該コントロールパ
ネルの操作に応じて楽音信号を電気的に発生する楽音発
生手段と、 両端部が前記コントロールパネルを跨いだ位置にて前記
楽器本体に回動自在に支持され、前記鍵盤に対して開閉
可能な鍵盤蓋と、 前記鍵盤蓋に設けられ、該鍵盤蓋を閉じた状態にて前記
コントロールパネルを収容するパネル収容部と、 を備え、前記鍵盤蓋は、鍵盤蓋本体の下部側に欠き落とし部が形
成されるとともに、該鍵盤蓋本体の表側に鍵盤蓋後付が
設けられており、 前記パネル収容部は、前記欠き落とし部及び前記鍵盤蓋
後付で囲まれた空間で形成されている ことを特徴とする
鍵盤楽器。 - 【請求項２】 前記コントロールパネルは、パネル面が
演奏者側に傾斜するように斜め上向きに形成されたこと
を特徴とする請求項１記載の鍵盤楽器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19152894A JP3291136B2 (ja) | 1994-08-15 | 1994-08-15 | 鍵盤楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19152894A JP3291136B2 (ja) | 1994-08-15 | 1994-08-15 | 鍵盤楽器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0854879A JPH0854879A (ja) | 1996-02-27 |
| JP3291136B2 true JP3291136B2 (ja) | 2002-06-10 |
Family
ID=16276172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19152894A Expired - Fee Related JP3291136B2 (ja) | 1994-08-15 | 1994-08-15 | 鍵盤楽器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3291136B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002287739A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-10-04 | Yamaha Corp | ピアノの鍵盤蓋構造 |
| JP4670648B2 (ja) * | 2006-01-12 | 2011-04-13 | ヤマハ株式会社 | 電子鍵盤楽器 |
| JP4543431B2 (ja) * | 2006-01-16 | 2010-09-15 | ヤマハ株式会社 | 鍵盤楽器 |
-
1994
- 1994-08-15 JP JP19152894A patent/JP3291136B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0854879A (ja) | 1996-02-27 |
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