JP3291029B2 - リニアモータ - Google Patents

リニアモータ

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JP3291029B2
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実 小楠
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フオスター電機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はリニアモータの改良に関
する。 【0002】 【従来の技術】リニアモータは通常のモータの出力が回
転運動であるのに対し、軸方向に運動するモータであ
る。 【0003】従来の往復運動を出力とするリニアモータ
を図2に示す。図はリニアモータ1の中心軸の上半分は
断面を示し、下半分は外観を示す図である。図におい
て、2は円筒状のリニアモータ1の内部に設けられた環
状の磁石、3は環状の磁石2の内側に設けられた環状の
コイルで、ボビン4の中空部に巻かれている。 【0004】ボビン4の中心には出力軸5がありボビン
4はコイル3及び出力軸5と共に往復運動をする。6は
磁石2とコイル3を挟む形で設けられた“コ”の字形の
断面のヨークで、磁石2から出される磁力線7は図示の
ように磁石2のN極→コイル3→ヨーク6→磁石2のS
極の経路の磁気回路を通っている。 【0005】コイル3には外部電源(図示せず)からコ
ネクタ8,リード線9及び接点10を通って電流を供給
されて、出力軸5に平行な方向への力を受けて、コイル
3とボビン4及び出力軸5に往復運動をさせる。出力軸
5はヨーク6に軸受11を介して摺動自在に固定されて
いる。 【0006】12は磁石1,ヨーク6を収容している筐
体である。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、このリニア
モータ1において、ヨーク6が磁石1の磁束の通る磁路
となっている。このヨーク6は円筒型のリニアモータ1
の円周部にあるA部と、中心部の円柱を形づくるB部
と、後端の円板状のC部とで構成されており、A部,B
部は円筒形をしていて磁気抵抗は小さいが、C部はヨー
ク6中にコイル3の動きのための空間D部を設けている
ために漏洩磁束が大きくて、磁気抵抗が大きくなる欠点
がある。 【0008】又、コイル3の内部には特異点がないた
め、リニアモータ1を停止させた時に、リニアモータ1
の停止位置が定まらず、従ってそのストローク中のどこ
に停止するかは分らないという欠点がある。 【0009】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、漏洩磁束が小さくて効率の良いリニア
モータを実現することにある。更に、他の目的はモータ
停止時に一定の位置に停止することのできるリニアモー
タを実現することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する本
発明は、半径方向に着磁された円筒状の第1の磁石と、
該第1の磁石とは着磁方向が逆の円筒状磁石であって、
前記第1の磁石と同軸上に間隔をおいて配置された第2
の磁石と、前記第1の磁石の内側に同軸的に配置された
円筒状の第1のコイルと、前記第2の磁石の内側に同軸
的に配置され、前記第1のコイルと同一形状を有し、そ
の電流方向が前記第1のコイルとは逆方向であるように
巻かれた第2のコイルと、前記第1及び第2のコイル
その外周で保持し、前記第1のコイルと前記第2のコイ
ルとの中央を切る平面にして、その両側の部分が略対
となるような形状を有し、前記第1,第2の磁石によ
り生じる磁束が前記第1,第2のコイルを通るような
路を形成し、前記第1,第2の磁石に対し円筒軸方向に
移動可能なヨークと、該ヨークに設けられた出力軸とを
具備することを特徴とするものである。 【0011】 【作用】第1,第2のコイルに電流を流すと、前記第
1,第2のコイルは第1の磁石とヨーク24と第2の磁
石との作る磁路中にあって、磁路中の磁束に直角な方向
に移動する。この移動は出力軸に伝えられて外部に対し
て仕事をする。 【0012】 【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例の断面図である。
図において、21は図2の従来のリニアモータ1の磁石
2に相当する磁石を2個設けた中の磁石A、22は磁石
A21とは逆極性に帯磁させて磁石A21に並列に設け
られた磁石Bである。23は磁石A21の磁束の方向に
ヨーク24とで作る磁路の間に設けたコイルA、25は
磁石B22とヨーク24との間に設けたコイルBで、コ
イルA23と反対方向に巻かれて接続されている。ヨー
ク24は磁石A21と磁石B22及びコイルA23とコ
イルB25間の中心点に対して対称な形をしており、磁
路は磁石A21,コイルA23,ヨーク24,コイルA
25,磁石B22及びハウジング26を経て形成されて
いる。尚、コイルA23とコイルB25はヨーク24の
上に巻かれている。 【0013】27はヨーク24の中央部を貫通して、コ
イルA23,コイルB25及びヨーク24と共に軸方向
に運動してその出力を外部に与える出力軸である。28
はコイルA23,コイルB25に電源を供給するための
リード線、29はリニアモータ30の外部にあって全体
を覆っているカバーである。31は出力軸27をカバー
29に摺動自在に結合させる軸受けである。 【0014】次に、上記のように構成された実施例の動
作を説明する。コイルA23とコイルB25にはリード
線28を経て電流が供給される。コイルA23とコイル
B25は磁石A21と磁石B22とヨーク24及びハウ
ジング26との間の磁路によりコイルA23とコイルB
25を通る磁路に直交する方向即ちコイル軸方向への力
を受けてコイル軸方向への力を発生し、ヨーク24に左
右の往復運動をさせる。出力軸27は、ヨーク24の往
復運動に伴いコイルA23,コイルB25の軸方向にカ
バー29に対し軸受31を介して往復運動をすることに
より、力を外部に与えて仕事をする。 【0015】この実施例によれば、コイルA23及びコ
イルB25への電流の供給を止めてリニアモータ30を
停止させると、磁石A21と磁石B22間の中心とヨー
ク24の中心とが磁気的に一致することからコイルA2
3とコイルB25間の中心即ちヨーク24の中心は磁石
A21と磁石B22間の中心位置まで動いて停止し、こ
の停止位置は常に一定である。又、ヨーク24は磁石A
21と磁石B22及びコイルA23とコイルB25とに
対称な形状であって、漏洩磁束が少なく磁気抵抗は小さ
く、効率の良い動作をする。 【0016】尚、本実施例では2個の極性の異なる磁石
を用いた例を示したが、1個の磁石に極性の異なる分極
着磁をした磁石又は、複数の分割磁石(C型等)で環状
にした磁石を用いてもよい。 【0017】 【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、漏洩磁束が小さく効率の良いリニアモータを得るこ
とが出来るようになり、又、リニアモータを停止させる
と常に一定の位置に停止するようになり、実用上の効果
は大きい。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例のリニアモータの断面図であ
る。 【図2】従来のリニアモータの概略構成図である。 【符号の説明】 21,22 磁石 23,25 コイル 24 ヨーク 27 出力軸

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】半径方向に着磁された 円筒状の第1の磁石(21)と、 該第1の磁石(21)とは着磁方向が逆の円筒状磁石で
    あって、前記第1の磁石(21)と同軸上に間隔をおい
    て配置された第2の磁石(22)と 、 前記第1の磁石(21)の内側に同軸的に配置された円
    筒状の第1のコイル(23)と、 前記第2の磁石(22)の内側に同軸的に配置され、
    記第1のコイル(23)と同一形状を有し、その電流方
    向が前記第1のコイル(23)とは逆方向であるように
    巻かれた第2のコイル(25)と、 前記第1及び第2のコイル(23,25)をその外周で
    保持し、前記第1のコイル(23)と前記第2のコイル
    (25)との中央を切る平面にして、その両側の部分
    略対称となるような形状を有し、前記第1,第2の磁
    石(21,22)により生じる磁束が前記第1,第2の
    コイル(23,25)を通るような磁路を形成し、前記
    第1,第2の磁石(21,22)に対し円筒軸方向に移
    動可能なヨーク(24)と、 該ヨーク(24)に設けられた出力軸(27)とを具備
    することを特徴とするリニアモータ。
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