JPH0416633Y2 - - Google Patents

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JPH0416633Y2
JPH0416633Y2 JP1986054242U JP5424286U JPH0416633Y2 JP H0416633 Y2 JPH0416633 Y2 JP H0416633Y2 JP 1986054242 U JP1986054242 U JP 1986054242U JP 5424286 U JP5424286 U JP 5424286U JP H0416633 Y2 JPH0416633 Y2 JP H0416633Y2
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【考案の詳細な説明】 〔考案の産業上の利用分野〕 本考案は、部品選別機、シリンダ等に適する磁
束均一形リニアDCブラシレスモータに関する。
〔考案の技術背景とその問題点〕
従来の小型リニアモータの多くは、回転モータ
を用いて、シヤフトを直線往復運動させるように
したもので、狭義的意味でのリニアモータではな
く構造が複雑になつていた。
また小型リニアモータとしては、リニアパルス
モータが知られているが、磁束均一形構造のもの
は製作しにくく、高価になつていた。また磁束均
一形リニアパルスモータでは、比較的ストローク
の長いものは、コスト的にも、構造的にも割に合
わないものとなつている。
また、このリニアパルスモータは、振動及びこ
の振動音が大きいこと、高速駆動ができないこ
と、重量が重いなどの欠点がある。
また磁束均一形のリニアDCモータとしては、
スピーカの原理構成と同じようになつている電機
子と単極型界磁マグネツトが対向しているボイス
コイル型リニアDCモータが知られている。
しかしながら、このボイスコイル型リニアDC
モータは、磁気回路が複雑なことから、ストロー
クの長い大型のものを得る場合には、非常に高価
になることから、一般には、小型のものにしか採
用されていないのが現況である。
ストロークの長いリニアDCモータとするには、
電機子と対向する界磁マグネツトを単極構成とす
るのではなく、界磁マグネツトをN極、S極の磁
極を交互に複数個設けると共に、電機子の形状も
変える必要がある。
すなわち、ストロークの長いリニアDCモータ
を得るには、多極マグネツトと複数の電機子コイ
ルを設ける必要がある。
尚、このような形状のリニアDCモータとして
は、現在、ほとんど市場に出回つているものはな
い。
しかるにこの形式の多くのものは、フラツト形
の磁束不均一形となつている。
この磁束不均一形とした場合、推力に寄与しな
い導体部が多く存在して、銅損が増え、効率的で
ない。
また多くの多極・多コイル型リニアDCモータ
を長寿命化するにはブラシレスモータ構造とする
必要がある。
このような観点からすると、多極・多コイル型
の磁束不均一形リニアDCブラシレスモータは、
推力に寄与しない無効導体部がほとんどないトロ
イダル巻線方式を採用するのが望ましい。
しかるに、従来のトロイダル巻線方式を採用し
た磁束均一形リニアDCブラシレスモータは、非
常に量産性に乏しく、また位置検知素子の配設も
やつかいで、更にまた各相の電機子コイルを通電
駆動するための駆動回路を合理的に内蔵すること
ができないものとなつていた。
〔本考案の課題〕
本考案の課題は、長ストローク及び大きな推力
が得られ、しかも駆動回路を合理的に内蔵できる
磁束均一形リニアDCブラシレスモータを安価且
つ容易に量産できるようにすることにある。
〔考案の課題達成手段〕
かかる本願考案の課題は、筒状の磁束均一形の
リニアDCブラシレスモータ本体にその軸線方向
に沿つてシヤフトを往復直線運動自在に支持し、
該シヤフトの外周部にその軸線方向に沿つて隣接
する磁極が異極となるように軸線方向の着磁幅が
等しく形成されたN極、S極の磁極をP個(Pは
N極、S極の両磁極を合わせた数で、2以上の整
数)備えて形成した界磁マグネツトを設け、該界
磁マグネツトと対向する上記リニアDCブラシレ
スモータ本体側に上記シヤフトと同心状に非磁性
体からなる筒体を固定して該筒体と上記リニア
DCブラシレスモータ本体間にステータ電機子収
納用空間部を形成し、両端部に鍔を有する非磁性
体ボビンの上記界磁マグネツトの一磁極幅以下の
幅に形成された凹部にリング状に電機子コイルを
巻装すると共に上記ボビンに上記電機子コイルの
ための位置検知素子及び駆動回路用の電気部品を
取り付けて位置検知素子及び駆動回路用の電気部
品付きリング状電機子コイルユニツトを形成し、
上記ステータ電機子収納用空間部内に軸線方向に
沿つて上記リング状電機子コイルユニツトを順治
挿入積層配置してコアレス構造のステータ電機子
を形成したことを特徴とする磁束均一形のリニア
DCブラシレスモータを提供することによつて達
成できる。
〔考案の実施例〕
第1図は本考案の側縦断面図、第2図は同主要
部の分解図、第3図は同一部拡大縦断面図を示
す。
以下、この第1図乃至第3図を参照して本考案
の一実施例を説明する。
2は磁性体でできた円筒状の磁束均一形リニア
DCブラシレスモータ1の本体で、この本体2の
両開口端内周部には、ゴム部材等からなる可動子
の当接時のシヨツクをやわらげるシヨツク吸収部
材3−1,3−2を装備している。該シヨツク吸
収部材3−1,3−2の中心部には、後記するシ
ヤフト5を軸線方向に滑らかに案内するために、
オイルレスメタル軸受等の軸受6を設けてもよい
が、後記する固定鍔7にオイルレスメタル等の軸
受8を形成する場合には、省略して差し支えな
い。
この場合には、シヨツク吸収部材3の軸受6部
を透孔4にしておくと良い。いずれか一方の軸受
6または8を設ければ足りるためである。
上記シヤフト5は磁性体からなり、その両端部
は軸受6または8によつてシヤフト5を軸線方向
に移動自在に支持する。シヤフト5にはラジアル
配向着極にN極、S極の磁極を有するリング状の
界磁々極9−1,……,9−4からなる界磁マグ
ネツト9を固設して、該界磁マグネツト9とシヤ
フト5とで可動子を構成している。該界磁マグネ
ツト9と微少なラジアルギヤツプ10を介して、
シヤフト5と同心状にアルミニウムやプリント基
板等の絶縁円筒11を固定している。該絶縁円筒
11の両端部は、それぞれシヨツク吸収部材3−
1,3−2に固定している。上記絶縁円筒11を
設けることで、該絶縁円筒11と本体2間に電機
子収納空隙部12を形成している。該電機子収納
空隙部12には、モータ1のいずれか一方のシヨ
ツク吸収部材3−1と固定鍔7若しくはシヨツク
吸収部材3−2と固定鍔7を本体1に固定する前
に開放された上記空隙部12に少なくとも一端が
リング状に形成されたコイルユニツト13を順次
挿入積層配置してステータ電機子14を形成して
いる。上記コイルユニツト13は、例えば第2図
(第1図及び第3図をも参照)に示すように、リ
ング状の電機子コイル18巻装用のリング状ボビ
ン本体14にホールICやホール素子等の磁電変
換素子からなる位置検知素子16を収納するため
の凹部17をその透孔部19の内面部に形成して
いる。
上記ボビン本体18の両端には、それぞれラジ
アル方向に伸びる鍔20−1,20−2を形成
し、上記鍔20−1には、更に軸方向に伸びる鍔
21を形成し、該鍔21と20−1とにより電機
子コイル18に通電駆動するための駆動回路形成
用電気回路部品23,……,26を収納配設する
ための収納用凹部22を形成している。
以上のようにボビン本体15、凹部17,2
2、鍔20−1,20−2,21、透孔部19及
び本体15、鍔20−1及び20−2とで形成さ
れる電機子コイル収納部28を備えてユニツトコ
イルボビン29を形成している。該ユニツトコイ
ルボビン29の電機子コイル収納部28に導線2
7を多数ターン巻いて第2図に示すようなリング
状に形成した電機子コイル27を本体15の外周
部に形成している。上記電気回路部品23,…
…,26及び位置検知素子16は、中央部に透孔
30を形成したリング状のプリント配線基板31
を、上記鍔20−1に図示しない手段によつて固
定することで上記収納用凹部23に収納配設して
いる。この場合、位置検知素子16は、上記凹部
17に収納できるように配設する。このため、上
記プリント配線基板31を上記凹部23に収納す
ることで、位置検知素子16を上記凹部17に収
納配設している。尚、上記プリント配線基板31
には、図示しないプリント配電用の導電パターン
が形成されている。この導電パターンには、位置
検知素子16の端子、電機子コイル18の端子及
び電気回路部品23,……,26の端子が半田付
けされて電気的に接続されると共に、この導電パ
ターンの他のコイルユニツトボビン29に装着さ
れたプリント配線基板31の導体部と電気的に接
続され、上記電気回路部品23,……,26に通
電するための通電制御回路を固定鍔7内の通電制
御回路収納部32内に内蔵している。
このようなコイルユニツト13同士の電気的接
続方法については、種々の最適なものを採用すれ
ば足りるので、その他の実施例についての説明は
省略する。
以上のようにボビン29(あるいは本体15)
に装着した位置検知素子16によつて、界磁マグ
ネツト9の各磁極9−1,……,9−4を検出す
ることで、複数の電機子コイル18に駆動回路を
介して所定方向の通電が行なわれる。
このことによつて、フレミングの左手の法則に
よつてシヤフト5と界磁マグネツト9からなる可
動子が所定方向に移動する。そして位置検知素子
16の電源極性を反転するなどして、上記可動子
を反対方向に駆動することができる。
このように操作することで、可動子は、軸線方
向に往復運動をなす。
従つて、シヤフト5の往復直線運動に連動し
て、他の装置等の被可動物体が合理的に駆動され
る。
〔本考案の効果〕
本考案のリニアDCブラシレスモータによれば、
位置検知素子及び駆動回路内蔵形のリニアDCブ
ラシレスモータをストロークの長いものから短い
ものまで、容易且つ安価に形成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例としての本考案の側縦断面
図、第2図はコイルユニツトと界磁マグネツトの
説明図、第3図はコイルユニツトの部分拡大図で
ある。 1……リニアDCブラシレスモータ、2……本
体、3−1,3−2……シヨツク吸収部材、4…
…透孔、5……シヤフト、6……軸受、7……固
定鍔、8……軸受、9……界磁マグネツト、9−
1,……,9−4……界磁々極、10……ラジア
ルギヤツプ、11……絶縁円筒、12……電機子
収納空隙部、13……コイルユニツト、14……
ステータ電機子、15……リング状ボビン本体、
16……位置検知素子、17……位置検知素子収
納凹部、18……電機子コイル、19……透孔
部、20−1,20−2,21……鍔、22……
駆動回路形成用電気回路部品収納用凹部、23,
……,26……駆動回路形成用電気回路形成用電
気部品、27……導線、28……電機子コイル収
納部、29……ユニツトコイルボビン、30……
透孔、31……プリント配線基板、32……通電
制御回路内蔵部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 下記構成要素〜を備えて形成した磁束均
    一形のリニアDCブラシレスモータ。 筒状の磁束均一形のリニアDCブラシレス
    モータ本体にその軸線方向に沿つてシヤフト
    を往復直線運動自在に支持していること。 該シヤフトの外周部にその軸線方向に沿つ
    て隣接する磁極が異極となるように軸線方向
    の着磁幅が等しく形成されたN極、S極の磁
    極をP個(PはN極、S極の両磁極を合わせ
    た数で、2以上の整数)備えて形成した界磁
    マグネツトを設けていること。 該界磁マグネツトと対向する上記リニア
    DCブラシレスモータ本体側に上記シヤフト
    と同心状に非磁性体からなる筒体を固定して
    該筒体と上記リニアDCブラシレスモータ本
    体間にステータ電機子収納用空間部を形成し
    ていること。 両端部に鍔を有する非磁性体ボビンの上記
    界磁マグネツトの一磁極幅以下の幅に形成さ
    れた凹部にリング状に電機子コイルを巻装す
    ると共に上記ボビンに上記電機子コイルのた
    めの位置検知素子及び駆動回路用の電気部品
    を取り付けて位置検知素子及び駆動回路用の
    電気部品付きリング状電機子コイルユニツト
    を形成していること。 上記ステータ電機子収納用空間部内に軸線
    方向に沿つて上記リング状電機子コイルユニ
    ツトを順治挿入積層配置してコアレス構造の
    ステータ電機子を形成していること。 (2) 上記電機子コイルユニツトは、上記ボビンの
    軸線方向の端部にプリント配線基板を配設し、
    該プリント配線基板に上記電気回路部品を装着
    したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第(1)項記載の磁束均一形リニアDCブラシレス
    モータ。
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JPS5959064A (ja) * 1982-09-29 1984-04-04 Takahashi Yoshiteru 可動マグネツト型ブラシレスリニアモ−タ

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