JP3290172B1 - 2−アミノフェノキサジン−3−オン誘導体又は3−アミノフェノキサジン−2−オン誘導体を製造する方法 - Google Patents

2−アミノフェノキサジン−3−オン誘導体又は3−アミノフェノキサジン−2−オン誘導体を製造する方法

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Abstract

【要約】 【課題】抗腫瘍活性を有する2−アミノフェノキサジン
−3−オン誘導体及び3−アミノフェノキサジン−2−
オン誘導体の合成法は、ヒト又はウシのヘモグロビンを
使用して合成されるが、原料費用が高価である等の問題
があった。 【解決手段】2−アミノフェノキサジン−3−オン誘導
体又は3−アミノフェノキサジン−2−オン誘導体は、
式I 【化1】 (ここで式I中、R1、R2は、それぞれ独立に水素原
子、炭素数1〜4の低級アルキル基、炭素数1〜4のア
シル基及び炭素数1〜4のアシルオキシ基からなる群か
ら任意に選択される)で表されるオルトアミノフェノー
ル誘導体に3価鉄を有する酸化剤を、pH5〜9で反応
させることにより製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2−アミノフェノ
キサジン−3−オン誘導体又は3−アミノフェノキサジ
ン−2−オン誘導体を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アクチノマイシンDは、腎臓肉腫などの
腫瘍に対して強い抗腫瘍活性を有する化合物である。し
かし、アクチノマイシンDは、副作用も強いことから、
現在では、DNA依存性RNAポリメラーゼの阻害剤と
して実験的に使用されるのみである。そこで、アクチノ
マイシンDの基本骨格である2−アミノフェノキサジン
−3−オン誘導体について、抗腫瘍活性が検討されてき
ている(本橋等、Potential Antitumor Phenoxazines、
Medical Research Review、(1991)、11巻、250〜254
頁)。
【0003】2−アミノフェノキサジン−3−オンの7
位が置換されたフェノキサジン誘導体、例えば2−アミ
ノ−4,4a−ジヒドロ−4a,7−ジメチル−3H−
フェノキサジン−3−オン(以下、「2−アミノ−PX
Z−3−オン」とする)は、ヒトのガン細胞に対して強
い抗腫瘍活性を示すことが知られている(特開平02−
193984号)。また、2−アミノ−PXZ−3−オ
ンは、一旦少量のエタノール(例えば、99.9%)に
溶かした後、蒸留水で希釈し使用することができる(最
終的に、0.5%のエタノールを含む1mLの水に、2
4μgの2−アミノ−PXZ−3−オンが溶解する)。
そのため、注射剤として用時に溶解して使用できること
から調剤上の観点から好ましい。さらに、2−アミノ−
PXZ−3−オンは、アクチノマイシンDと比較して、
副作用が比較的少ないという利点を有する。
【0004】2−アミノ−PXZ−3−オンの合成法と
しては、2−アミノ−5−メチルフェノールをヒト又は
ウシのヘモグロビンの存在下で、37℃で3日にわたり
反応させる方法が知られている(特開平02−1939
84号)。
【0005】しかしながら、ヒト又はウシヘモグロビン
を使用するこの合成方法は、次の欠点を有する。すなわ
ち、合成反応に大量のヒト又はウシ血液が必要であるこ
とから原料費用が高価である点、合成反応の時間が72
時間と長い点、合成された2−アミノフェノキサジン−
3−オン誘導体をヒト又はウシのヘモグロビンから精製
するための処理に2週間にもわたる長時間が必要である
ため処理費用が高価である点、狂牛病などの問題からウ
シ血液を医薬品向けの化合物の合成に使用しづらい点な
どの問題があった。
【0006】また、3−アミノフェノキサジン−2−オ
ンの8位が置換されたフェノキサジン誘導体、詳細には
3−アミノ−1,4a−ジヒドロ−4a,8−ジメチル
−2H−フェノキサジン−2−オンは、前記「2−アミ
ノ−PXZ−3−オン」と同様に、2−アミノ−4−メ
チルフェノールをヒト又はウシのヘモグロビンの存在下
で、37℃で反応させる方法が知られている(Oxidativ
e Condensation of 2-Amino-4-methylphenol to Dihydr
ophenoxazinone Compound by Human Hemoglobin、 Akio
Tomoda et. al.、J. Biochem、110巻、1004〜1007頁、
(1991年))。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これまで、2−アミノ
フェノキサジン−3−オン誘導体又は3−アミノフェノ
キサジン−2−オン誘導体の合成法において、ヒト又は
ウシのヘモグロビンの存在下で反応させて合成する方法
以外は知られていない。そこで、本発明は2−アミノフ
ェノキサジン−3−オン誘導体又は3−アミノフェノキ
サジン−2−オン誘導体を、化学的に安価でかつ短期間
に合成できる方法を提供することを目的とする。すなわ
ち、本発明は以下である。
【0008】
【課題を解決するための手段】2−アミノフェノキサジ
ン−3−オン誘導体を製造する方法であって、 式I
【化3】 (ここで式I中、 1 は、炭素数1〜4の低級アルキル
基、炭素数1〜4のアシル基及び炭素数1〜4のアシル
オキシ基からなる群から任意に選択され、R 2 は水素原
子である)で表されるオルトアミノフェノール誘導体を
塩酸水溶液で溶解し、引き続き前記溶液を3価鉄を有す
る酸化剤の存在下、pH5〜9で反応させ、ここで、前
記反応は、オルトアミノフェノール誘導体に対する前記
酸化剤のモル比が0.1以上1.0未満になる量でおこ
なわれることにより前記誘導体を製造することができ
る。また、3−アミノフェノキサジン−2−オン誘導体
を製造する方法であって、 式I
【化4】 (ここで式I中、R 1 は水素原子であり、R 2 は、炭素数
1〜4の低級アルキル基、炭素数1〜4のアシル基及び
炭素数1〜4のアシルオキシ基からなる群から任 意に選
択される)で表されるオルトアミノフェノール誘導体と
塩酸水溶液とを含む溶液を調製し、引き続き前記溶液を
3価鉄を有する酸化剤の存在下、pH5〜9で反応さ
せ、ここで、前記反応は、オルトアミノフェノール誘導
体に対する前記酸化剤のモル比が0.1以上1.0未満
になる量でおこなわれることにより前記誘導体を製造す
ることができる。
【0009】好ましくは、前記反応は、オルトアミノフ
ェノール誘導体に対する該酸化剤のモル比が0.125
〜0.8モルになる量でおこなわれる。好ましくは、3
価鉄を有する酸化剤が、ヘキサシアノ鉄(III)酸塩で
あり、より好ましくはヘキサシアノ鉄(III)酸塩が、
フェリシアン化カリウムである。好ましくは、pHが5
〜8、より好ましくはpHが6〜7.5で反応させる。
好ましくは、反応が、水又は水溶性溶媒中でおこなわ
れ、好ましくは、水溶性溶媒が、メタノール又はエタノ
ールである。好ましくは、2−アミノフェノキサジン−
3−オン誘導体を製造する方法の場合、式I中、R 1 は、
メチル基、エチル基又はアセチル基からなる群から選択
され、また、3−アミノフェノキサジン−2−オン誘導
体を製造する方法の場合、式I中、R 2 は、メチル基、エ
チル基又はアセチル基からなる群から選択される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において、2−アミノフェ
ノキサジン−3−オン誘導体又は3−アミノフェノキサ
ジン−2−オン誘導体は、オルトアミノフェノール誘導
体を開始原料として合成される。
【0011】式I
【化5】 で表される化合物は、オルトアミノフェノール誘導体を
表す。2−アミノフェノキサジン−3−オン誘導体を製
造する方法の場合、式I中、R 1 は、炭素数1〜4の低級
アルキル基、炭素数1〜4のアシル基及び炭素数1〜4
のアシルオキシ基からなる群から任意に選択され、R
は水素原子である。例えば、2−アミノ−5−メチルフ
ェノールの場合、R 1 がメチル基である。 また、3−ア
ミノフェノキサジン−2−オン誘導体を製造する方法の
場合、式I中、R 1 は水素原子であり、R 2 は、炭素数1
〜4の低級アルキル基、炭素数1〜4のアシル基及び炭
素数1〜4のアシルオキシ基からなる群から任意に選択
される。例えば、2−アミノ−4−メチルフェノールの
場合、R 2 がメチル基である
【0012】酸化剤としては、その中に3価鉄を有する
薬剤であることが好ましい。好ましくは、ヘキサシアノ
鉄(III)酸塩(式MI 3[Fe(CN)6];この式
中MIは1価の陽イオンを表す)を使用する。好ましい
Iの例には、(NH43、1/2(K3Na2)、1/
2Mg3、Mg(NH4)、1/2Ca3、CaK、1/
2Sr3、Sr(NH4)、1/2Ba3、BaK、1/
2Zn3、1/2Cd3、1/2Cu3、Ag3、Ce、Z
3、1/2Sn3、1/2Pb3、Bi、3/5Bi、
1/2Hg3が含まれる。特に好ましくは、ヘキサシア
ノ鉄(III)酸カリウム(すなわち、フェリシアン化
カリウム)である。
【0013】より詳細には、本発明による2−アミノフ
ェノキサジン−3−オン誘導体又は3−アミノフェノキ
サジン−2−オン誘導体を製造する方法は、以下の通り
である。以下は、開始原料として2−アミノ−5−メチ
ルフェノールを使用し、酸化剤としてフェリシアン化カ
リウムを使用する場合について説明するが、開始原料及
び酸化剤はこれらに限定されるものではなく、また制限
的に解されるものでもない。
【0014】上記2−アミノ−5−メチルフェノールと
フェリシアン化カリウムを下記の方法で反応せしめる。
2−アミノ−5−メチルフェノールは、溶媒に完全に溶
解させるため、塩酸水溶液を添加する。引き続き水酸化
ナトリウム水溶液を添加して、pH5〜9に調整する。
好ましくはpH5〜8、より好ましくは、pH6〜7.
5に調整する。溶媒は、水又は水溶性溶媒を使用するこ
とができる。水溶性溶媒としては、例えばメタノール、
エタノール、アセトン、アセトニトリルなどを使用する
ことができる。特に好ましくは、水溶性溶媒はメタノー
ル、エタノールである。
【0015】2−アミノ−5−メチルフェノールにフェ
リシアン化カリウムを反応させるには、pHは5〜9で
反応がおこなわれることが好ましい。pH5未満の場
合、本願の目的物質である2−アミノフェノキサジン−
3−オンの誘導体を効率よく得ることが出来ず、また合
成された化合物は抗腫瘍活性を示さない。pHが9より
上の場合、副生成物が多く生じるため好ましくない。好
ましくはpH5〜8、より好ましくはpH6〜7.5で
おこなわれる。特にpH6〜7においては、目的物質で
ある2−アミノフェノキサジン−3−オンの誘導体が純
度高く合成されることから好ましい。
【0016】前記pHが5〜9に調整された2−アミノ
−5−メチルフェノールを含む溶液をよく攪拌混合しな
がら、フェリシアン化カリウム水溶液を該溶液に少しず
つ滴下し反応がおこなわれる。なお、フェリシアン化カ
リウム水溶液を該溶液に滴下する直前に、前記pHを5
〜9に調整することが好ましい。なぜならば、pHを調
整後、長時間放置すると溶解していた2−アミノ−5−
メチルフェノールが析出し易くなり、目的物質である2
−アミノフェノキサジン−3−オン誘導体の収率及び、
純度が低下するからである。pHを調整後、フェリシア
ン化カリウム水溶液を該溶液に好ましくは30分間以内
に、より好ましくは5分間以内に滴下を開始することが
好ましい。
【0017】2−アミノ−5−メチルフェノール1モル
に対するフェリシアン化カリウムのモル比は、好ましく
は0.1〜1.0モル未満、より好ましくは0.125
〜0.8モル、さらに好ましくは0.25〜0.5モル
に設定する。2−アミノ−5−メチルフェノールに対す
るフェリシアン化カリウムのモル比が、0.1未満であ
ると反応が進みにくく、またモル比が1.0以上、すな
わち等モル以上である場合、タール状の水溶性化合物が
主に生成し、目的物質であるフェノキサジン化合物の収
率が悪くなるからである。このように、2−アミノ−5
−メチルフェノールに対するフェリシアン化カリウムの
モル比により、生じる生成物及び目的とする化合物の収
率が異なってくる。
【0018】フェリシアン化カリウム水溶液が添加され
た反応溶液は、開始原料と目的物質が分解せず、また反
応効率のよい温度で反応がおこなわれるが、好ましくは
4〜37℃、より好ましくは20〜30℃、さらに好ま
しくは23〜27℃でおこなわれる。反応時間は、好ま
しくは10分間〜2時間、より好ましくは30分間〜1
時間であってよい。
【0019】反応後、目的物質であるフェノキサジン化
合物を精製するために、以下の精製操作をおこなうこと
が好ましい。
【0020】前記反応溶液中の溶媒は、真空エバポレー
ターなどの任意の蒸留装置で処理することにより除去さ
れる。次に蒸留後の残査物にメタノールを添加すること
により、目的物質であるフェノキサジン化合物及び開始
原料である2−アミノ−5−メチルフェノールがメタノ
ールに溶解する。一方、酸化剤として使用されたフェリ
シアン化カリウムは、メタノールに不溶性のため析出す
る。該メタノール溶解液を、遠心分離器などの任意の装
置を使用することにより、析出物が沈降する。このよう
にして、目的物質及び開始原料を含む上清を、フェリシ
アン化カリウムを含むメタノール不溶析出物と分離する
ことが可能となる。
【0021】最後に、さらに目的物質の精製を行うた
め、例えばSephadex(アマルシャム・ファルマ
シア・ジャパン株式会社製、登録商標)LH−20、L
H−60などを使用し、カラムクロマトグラフィーに付
すことができる。担体は、好ましくはメタノール、エタ
ノール、水及びそれらの混合溶媒で十分に膨潤し平衡化
させる。溶出溶媒としては、同様にメタノール、エタノ
ール、水及びそれらの混合溶媒を使用することができ
る。また、順層シリカ、逆層シリカを充填したカラムク
ロマトグラフィーに付して、目的物質を精製してもよ
い。この精製操作は、上記の方法を任意に組み合わせか
つ繰り返しておこなってもよい。
【0022】このようにして得られる目的物質である2
−アミノフェノキサジン−3−オン誘導体は、1H−N
MR、13C−NMR、UV、IRなどによりその構造を
確認することができる。その結果、本発明に従い製造さ
れた化合物は、2−アミノ−5−メチルフェノールをヒ
ト又はウシヘモグロビンで反応させてできる抗腫瘍活性
を有する2−アミノ−PXZ−3−オンと比較すると、
UV、IRの吸収パターン、1H−NMR、13C−NM
Rのケミカルシフト値が一致する。
【0023】2−アミノフェノキサジン−3−オン誘導
体は、式II
【化6】 で表される(R2=Hの場合)。ここで、式II中のR1
及びR2は、開始原料であるオルトアミノフェノール又
はその誘導体に対応する官能基を表す。
【0024】例えば、2−アミノ−5−メチルフェノー
ルを開始原料とする場合、以下の式IIIに示す、2−
アミノ−4,4a−ジヒドロ−4a,7−ジメチル−3
H−フェノキサジン−3−オンが本発明の製造法により
合成される。
【化7】
【0025】3−アミノフェノキサジン−2−オン誘導
体は、式IV
【化8】 で表される(R1=Hの場合)。ここで、式IV中のR1
及びR2は、開始原料であるオルトアミノフェノール誘
導体に対応する官能基を表す。
【0026】例えば、2−アミノ−4−メチルフェノー
ルを開始原料とする場合、以下の式Vに示す、3−アミ
ノ−1,4a−ジヒドロ−4a,8−ジメチル−2H−
フェノキサジン−2−オンが本発明の製造法により合成
される。
【化9】
【0027】2−アミノフェノキサジン−3−オン誘導
体及び3−アミノフェノキサジン−2−オン誘導体は、
室温にて保存すると分解されやすいため、溶媒に溶解し
た後−20℃で冷凍保存するか又は粉末のまま−20℃
で冷凍保存することが好ましい。2−アミノフェノキサ
ジン−3−オン誘導体及び3−アミノフェノキサジン−
2−オン誘導体は、一旦少量のエタノール(例えば、9
9.9%)に溶かした後、生理的食塩水又は蒸留水など
で希釈し使用することができる。
【0028】次に2−アミノフェノキサジン−3−オン
誘導体及び3−アミノフェノキサジン−2−オン誘導体
の抗腫瘍活性は、例えばHCT−116ヒト大腸癌細胞
に対する増殖阻害効果(生存率%)を測定することによ
り検定することができる。
【0029】上記検定によると、本発明により製造され
た2−アミノフェノキサジン−3−オン誘導体及び3−
アミノフェノキサジン−2−オン誘導体は、高い抗腫瘍
活性を有することが示された。
【0030】このように本発明による製造方法により、
2−アミノフェノキサジン−3−オン誘導体及び3−ア
ミノフェノキサジン−2−オン誘導体を安価にかつ短期
間に製造することが可能となる。
【0031】以下、本発明を実施例により更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるも
のではない。
【0032】
【実施例】実施例1 (A)2−アミノ−4,4a−ジヒドロ−4a,7−ジ
メチル−3H−フェノキサジン−3−オンの合成 246mgの2−アミノ−5−メチルフェノール(粉
末、東京化成株式会社製)を、20mLの蒸留水に加え
た。引き続き90mLの塩酸水溶液(0.1規定)を添
加し、2−アミノ−5−メチルフェノールを完全に溶解
した。90mLの水酸化ナトリウム水溶液(0.1規
定)を、該溶液に少しずつ滴下し、pH7.0まで中和
した。直ちに該溶液を良く攪拌混合しながら、0.16
5重量%のフェリシアン化カリウム水溶液(330mg
のフェリシアン化カリウム(粉末、和光純薬株式会社
製)を200mLの水に溶解)200mLを、前記溶液
に少しずつ滴下した。
【0033】フェリシアン化カリウムを滴下した水溶液
を充分攪拌した後、25℃にて30分間放置し、反応を
おこなった。
【0034】引き続き、該水溶液中の溶媒を、減圧下、
真空エバポレーターで処理することにより除去した。1
00mLの99.9%メタノールを残査物に添加し、目
的とする褐色物質を抽出し、引き続き該メタノール縣濁
溶液を遠心分離器にて遠心(3000回転、10分間)
することにより、上清のメタノール溶液を回収した。
【0035】続いて該濃縮液を下記処理をしたSeph
adex(アマルシャム・ファルマシア・ジャパン株式
会社製、登録商標)LH−20が充填されたカラムカラ
ムクロマトグラフィーに付した。
【0036】SephadexLH−20の担体を、あ
らかじめ50%エタノール水溶液で十分に膨潤、平衡化
し、内径5cm、高さ30cmのオープンカラムに充填
した。
【0037】前記濃縮液を、LH−20が充填されたカ
ラムカラムクロマトグラフィーに付した後、50%エタ
ノール水溶液で溶出し、分画した。黄褐色を有するフラ
クションを回収し、該フラクションの溶媒を減圧下留去
した。引き続き、前記得られたフラクションをメタノー
ル溶液に溶解し、さらにSephadex(アマルシャ
ム・ファルマシア・ジャパン株式会社製、登録商標)L
H−20が充填されたカラムカラムクロマトグラフィー
に付し(内径2.5cm、高さ30cmのオープンカラ
ム、その他の条件は前記と同じである。)、黄褐色を有
するフラクションを回収し、該フラクションの溶媒を減
圧下留去した。
【0038】フラクション中の得られた化合物の純度は
薄層クロマトグラフィーにより確認した(逆層、Rf値
0.5、展開溶媒 クロロホルム:アセトン=4.
5:1.5(容量:容量))。その結果、茶褐色の粉末
100mg(合成物I)が得られた。このようにして得
られた合成物Iは、1H−NMR(300MHz、型番J
EOL JMNM−GX 270、日本電子株式会社
製)、13C−NMR(50.3MHz、型番Varia
n XL−200、バリアン株式会社製)、UV(型番
U−2000、日立製作所製)、IR(型番IR−70
0、日本分光株式会社製)により、構造決定をした。そ
の分析値は、以下の通りである。
【0039】1H−NMR(270MHz、DMSO−
6、25℃)δ(ppm):1.10(s,3H,−
CH3)、2.27(s,3H,Ar−CH3)、2.9
8(d,1H,J=15.6Hz,−CH2)、3.1
8(d,1H,J=15.6Hz,−CH2)、6.0
5(s,1H,=CH−)、6.36(brs,2H,
−NH2)、6.71(brs,1H,Ar−H)、
6.79(brd,1H,J=7.8Hz,Ar−
H)、7.09(d,1H,J=7.8Hz,Ar−
H)。
【0040】13C−NMR(50.3MHz、DMSO
−d6、25℃)δ(ppm):20.88(q,−C
3)、21.97(q,Ar−CH3)、49.18
(t,−CH2)、70.86(s,−C−O−)、1
05.86(d,Ar−CH)、116.48(d,=
CH−)、122.96(d,Ar−CH)、125.
42(d,Ar−CH)、132.63(s,=C
−)、136.49(s,Ar−C)、143.77
(s,Ar−C)、146.31(s,Ar−C)、1
60.70(s,N=C)、191.40(s,C
O)。
【0041】UV(λMeOH max)(nm、(ε)):2
26(15.2)、272(9.8)、403(18.
6)。なお、0.3mgの合成物Iの粉末を1mLのメ
タノールに溶解させ、さらにこの溶液0.1mLを採取
し、2mLのメタノールで希釈した後、吸収スペクトル
を測定した。図1にそのチャートを示す。
【0042】IR(λνKBr max)(cm-1):340
0、3330、3180、2930、1965、162
5、1582、1535、1490、1395、137
0、1310、1290、1270、1230、114
5、1125、1105、1060、880、855、
840、810。
【0043】1H−NMR、13C−NMR、UV、IR
の各種機器分析値より、合成物Iは、2−アミノ−4,
4a−ジヒドロ−4a,7−ジメチル−3H−フェノキ
サジン−3−オンであることが、既知の各種機器分析値
と比較することにより同定された。
【0044】(B)合成物Iの抗腫瘍活性 合成物Iの抗腫瘍活性は、以下の方法に従い測定した。
HCT−116ヒト大腸癌細胞を使用し、該細胞(5×
102個)を予めイーグル修正培養液(ギブコ社、米
国)の入っている60mmディシュに播いて培養をおこ
なった。24.2mgの合成物Iを1mLのジメチルス
ルフォオキサイドに溶解した溶液(100mM)を、合
成物Iの最終濃度が25μM、50μM及び100μM
になるように培養液に添加し、細胞の培養を開始した。
なお、比較のため、合成物Iを添加せずに細胞培養を同
様におこない、これを対照とした。
【0045】前記細胞を2週間、37℃で培養後、コロ
ニー形成数を計測した。該コロニー形成数により、以下
の式1に従い癌細胞の生存率(%)を計算した。
【0046】
【式1】((合成物Iが添加されている場合のコロニー
形成数)/(合成物Iが添加されていない場合のコロニ
ー形成数))×100
【0047】図2より、合成物Iを添加した場合の生存
率は、合成物Iの濃度が25μMの場合30%、50μ
Mの場合1%及び100μMの場合0.1%以下であっ
た。
【0048】実施例2 (A)3−アミノ−1,4a−ジヒドロ−4a,8−ジ
メチル−2H−フェノキサジン−2−オンの合成 246mgの2−アミノ−4−メチルフェノール(粉
末、東京化成株式会社製)を、20mLの蒸留水に加え
た。引き続き90mLの塩酸水溶液(0.1規定)を添
加し、2−アミノ−4−メチルフェノールを完全に溶解
した。90mLの水酸化ナトリウム水溶液(0.1規
定)を、該溶液に少しずつ滴下し、pH7.0まで中和
した。直ちに該溶液を良く攪拌混合しながら、0.16
5重量%のフェリシアン化カリウム水溶液(330mg
のフェリシアン化カリウム(粉末、和光純薬株式会社
製)を200mLの水に溶解)200mLを、前記溶液
に少しずつ滴下した。
【0049】フェリシアン化カリウムを滴下した水溶液
を充分攪拌した後、25℃にて30分間放置し、反応を
おこなった。
【0050】引き続き、該水溶液中の溶媒を、減圧下、
真空エバポレーターで処理することにより除去した。1
00mLの99.9%メタノールを残査物に添加し、目
的とする暗褐色物質を抽出し、引き続き該メタノール縣
濁溶液を遠心分離器にて遠心(3000回転、10分
間)することにより、上清のメタノール溶液を回収し
た。
【0051】続いて該濃縮液を下記処理をしたSeph
adex(アマルシャム・ファルマシア・ジャパン株式
会社製、登録商標)LH−20が充填されたカラムカラ
ムクロマトグラフィーに付した。
【0052】SephadexLH−20の担体を、あ
らかじめ50%エタノール水溶液で十分に膨潤、平衡化
し、内径5cm、高さ30cmのオープンカラムに充填
した。
【0053】前記濃縮液を、LH−20が充填されたカ
ラムカラムクロマトグラフィーに付した後、50%エタ
ノール水溶液で溶出し、分画した。暗緑色を有するフラ
クションを回収し、該フラクションの溶媒を減圧下留去
した。引き続き、前記得られたフラクションをメタノー
ル溶液に溶解し、さらにSephadex(アマルシャ
ム・ファルマシア・ジャパン株式会社製、登録商標)L
H−20が充填されたカラムカラムクロマトグラフィー
に付し(内径2.5cm、高さ30cmのオープンカラ
ム、その他の条件は前記と同じである。)、暗緑色を有
するフラクションを回収し、該フラクションの溶媒を減
圧下留去した。
【0054】フラクション中の得られた化合物の純度は
薄層クロマトグラフィーにより確認した(逆層、Rf値
0.45、展開溶媒 クロロホルム:アセトン=4.
5:1.5(容量:容量))。その結果、暗褐色の粉末
90mg(合成物II)が得られた。このようにして得ら
れた合成物IIは、1H−NMR(270MHz、型番J
EOL JMNM−GX 270、日本電子株式会社
製)、13C−NMR(50.3MHz、型番Varia
n XL−200、バリアン株式会社製)、UV(型番
U−2000、日立製作所製)、IR(型番IR−70
0、日本分光株式会社製)により、構造決定をした。そ
の分析値は、以下の通りである。
【0055】1H−NMR(270MHz、DMSO−
6、25℃)δ(ppm):1.30(s,3H,−
CH3)、2.78(s,3H,Ar−CH3)、3.2
0(d,1H,J=14.9Hz,−CH2)、3.4
0(d,1H,J=14.9Hz,−CH2)、5.8
2(s,1H,=CH−)、6.90(m,3H,Ar
−H×3)。
【0056】13C−NMR(50.3MHz、DMSO
−d6、25℃)δ(ppm):20.40(q,Ar
−CH3)、24.03(q,CH3)、51.81
(t,−CH2)、72.00(s,−C−O−)、1
01.71(d,=CH−)、117.00(d,Ar
−CH)、116.44(d,Ar−CH)、124.
72(d,Ar−CH)、125.62(s,Ar−
C)、132.16(s,Ar−C)、139.08
(s,Ar−C)、147.03(s,=C−)、15
8.79(s,N=C−)、193.66(s,C
O)。
【0057】UV(λMeOH max)(nm、(ε)):2
67(11.12)、282(9.08)、306(s
h)(8.55)、348(13.62)。なお、0.
5mgの合成物IIの粉末を1mLのメタノールに溶解さ
せ、さらにこの溶液0.1mLを採取し、2.2mLの
メタノールで希釈した後、吸収スペクトルを測定した。
図3にそのチャートを示す。
【0058】IR(λνKBr max)(cm-1):345
0、3060、2980、2930、1725、162
0、1590、1550、1460、1430、128
0、1250、1110、1060、950、890、
810。
【0059】1H−NMR、13C−NMR、UV、IR
の各種機器分析値より、合成物IIは、3−アミノ−1,
4a−ジヒドロ−4a,8−ジメチル−2H−フェノキ
サジン−2−オンであることが、既知の各種機器分析値
と比較することにより同定された。
【0060】(B)合成物IIの抗腫瘍活性 合成物IIの抗腫瘍活性は、実施例1(B)に記載の方法
と同一の方法で測定した。その結果を図4に示す。
【0061】図4より、合成物IIを添加した場合の生存
率は、合成物IIの濃度が25μMの場合18%、50μ
Mの場合0.3%及び100μMの場合0.1%以下で
あった。
【0062】
【発明の効果】本発明の製造法により、2−アミノフェ
ノキサジン−3−オン誘導体及び3−アミノフェノキサ
ジン−2−オン誘導体を安価にかつ短期間に製造するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で製造された合成物IのUVスペクト
【図2】実施例1で製造された合成物Iの抗腫瘍活性効
【図3】実施例2で製造された合成物IIのUVスペクト
【図4】実施例2で製造された合成物IIの抗腫瘍活性効
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 501250186 友田 慶一 東京都中野区鷺宮1丁目30番地4 (72)発明者 友田 ▲あき▼夫 東京都中野区鷺宮1丁目30番地4 (72)発明者 石田 良司 愛知県名古屋市天白区音聞山1037 グレ イス音聞山202 (72)発明者 荒井 貞夫 神奈川県横浜市戸塚区品濃町515−1 南の街4−405 (72)発明者 友田 慶一 東京都中野区鷺宮1丁目30番地4 (56)参考文献 特開 平2−193984(JP,A) A.Butenandt,Synth ese des Xanthommat ions,Annalen der C hemie,588巻,106−116 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 265/38 CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2−アミノフェノキサジン−3−オン誘導
    体を製造する方法であって、 式I 【化1】 (ここで式I中、 1 は、炭素数1〜4の低級アルキル
    基、炭素数1〜4のアシル基及び炭素数1〜4のアシル
    オキシ基からなる群から任意に選択され、R 2 は水素原
    子である)で表されるオルトアミノフェノール誘導体を
    塩酸水溶液で溶解し、引き続き前記溶液を3価鉄を有す
    る酸化剤の存在下、pH5〜9で反応させ ここで、前記反応は、オルトアミノフェノール誘導体に
    対する前記酸化剤のモル比が0.1以上1.0未満にな
    る量でおこなわれるところの前記 方法。
  2. 【請求項2】3−アミノフェノキサジン−2−オン誘導
    体を製造する方法であって、 式I 【化2】 (ここで式I中、R 1 は水素原子であり、R 2 は、炭素数
    1〜4の低級アルキル基、炭素数1〜4のアシル基及び
    炭素数1〜4のアシルオキシ基からなる群から任 意に選
    択される)で表されるオルトアミノフェノール誘導体を
    塩酸水溶液で溶解し、引き続き前記溶液を3価鉄を有す
    る酸化剤の存在下、pH5〜9で反応させ、 ここで、前記反応は、オルトアミノフェノール誘導体に
    対する前記酸化剤のモル比が0.1以上1.0未満にな
    る量でおこなわれるところの前記方法。
  3. 【請求項3】3価鉄を有する酸化剤が、ヘキサシアノ鉄
    (III)酸塩であることを特徴とする請求項1又は2
    のいずれか一つに記載の方法。
  4. 【請求項4】ヘキサシアノ鉄(III)酸塩が、フェリ
    シアン化カリウムであることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか一つに記載の方法。
  5. 【請求項5】pHが、6〜7.5で反応させることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の方法。
  6. 【請求項6】反応が、水又は水溶性溶媒中でおこなわれ
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載
    の方法。
  7. 【請求項7】水溶性溶媒が、メタノール又はエタノール
    であることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】式I中、 1 は、メチル基、エチル基又はア
    セチル基からなる群から選択されることを特徴とする請
    求項1及び3〜7のいずれか一つに記載の方法。
  9. 【請求項9】式I中、R 2 は、メチル基、エチル基又はア
    セチル基からなる群から選択されることを特徴とする請
    求項2〜7のいずれか一つに記載の方法。
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